何だよ何だよ、引っ張るだけ引っ張って結局そうなるんだから。と無事に?キングの単年契約が決まり、コンビネーションも5年目に突入する無敵艦隊、メルセです。みんなみんな気になりますよね。最強チームの作り上げるさらなる最強マシンを。miyabikunは2015年シーズン開幕からライブドアでブログを書いているわけですが、ずっとこのメルセデスがチャンピオンを獲り続けているということ。正直そろそろ他のチームやドライバーがチャンピオン獲得してほしいものデス。
今シーズンはWの数字は一つ増え、綴りは一文字短くW12 E Performanceとなりました。いいパフォーマンスね、よく日本語をわかっていらっしゃる。間違いなく近年のF1において年々いいパフォーマンスをみせていることに全く異論はありません。フロントのDASは禁止になったけど、今年はリヤのキャンバーでもいじってきちゃう?!はたまた可変ホイールベースとか?!(笑)今時点でどんな隠し球を搭載しているかわかりません。ただわかること「見ただけで強そう」デス。

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《設計》
 ジェームス・アリソン

《外見》
気になるカラーリングからです。というか、今シーズンは各チーム例年に比べて画像が少ない気がします。ほしい角度がなかなか見られないというか、当然ながら隠しますよね。この後出てくる画像の多くはブラックバックだし。どうせ合同テストや開幕では違うパーツを載せてくるのにねぇ。ケチい(笑)明るく車体が見られるうちに見ちゃうしかない。
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昨シーズンでブラックセール終了かと思いきや、2年連続のブラック。。カッコはいいけど、メルセデスの今後はクロセデスになるのか。シルバーやゴールドも上回るのがブラックですね。ノーズ下からサイドを這うように波打つエメラルドグリーンのラインの上にはシルバーのラインもなぞられ、ここにメルセデスのアイデンティティを一応ほんのり感じます。
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真紅に塗られた中のINEOSロゴは変わらずも、エンジンカバーは無数のスリーポインテッドスターから無数のAMGに変わりました。アルファベットはややうるさめな印象を受けます。ただmiyabikunのような庶民はAMGのロゴを見ただけで高級感がプンプン香ってきます。シャークフィンにかけてブラックからシルバーに転じるグラデーションはハイセンス。
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前後ウィングのフィンはエメラルドグリーンに染められました。ブラックが基調のマシンでさらにはブラックバックに置かれると存在感が増します。ざっとカラーリングの印象だけみてもライバルが近付き難い存在感と重厚さ、高級感に誇りがにじみ出ていますね。IMG_8417
ノーズから分かる範囲でディテールを見ていくと、ノーズコーンは現在のトレンド呼んでいい形状から変えた様子はみられません。フロントのブレーキダクトの形状はユニークで、ダクト上部より下部に拡がりがみられ、あたかも耳たぶのようになっています。フロントウィングによってはね上げられた気流をブレーキダクトによって阻害されることなくモノコック側部に流すような措置が採られています。IMG_8444
そして先日のアストンマーティンAMR21にみられたエンジンカバー側部の膨らみが本家メルセデスW12存在します。後先が逆となりましたが、パワーユニットの改良を伴いながらエンジンカバーがいかに極限まで絞られているかを象徴するようなディテールですね。そしてマクラーレンやこれからみる予定のウィリアムズにはないアストンマーティンの「そっくりさ」が垣間見れます。IMG_8420
メルセデスもリヤセクションにトークンを充てたと言われています。が、画像からはどこにどう充てたかよくわかりません。まだナイショと言っていますしね。様子をみましょう(笑)

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《シャシー》
F1 W12 E Performance
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:752kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク・パッド:カーボンインダストリー
 サスペンション:フロント プッシュロッド
          リヤ  プルロッド
 ホイール:OZ
 タイヤ:ピレリ

《エンジン》
 メルセデスF1 M12 E Performance
  V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力
 燃料・潤滑油:ペトロナス

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《ドライバー》
 No.44 ルイス・ハミルトン(イギリス)
 No.77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)

こちらも今シーズン少数派のドライバーラインナップ変更無しということで、走る前からチーム内序列もわかっちゃってるって?!いやいやまだ決めつけちゃっちゃあ面白くない。今年はやってくれるカモしれません。
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昨シーズンは歴代の最多系記録更新のオンパレードでした。その中でもキングの最多優勝と最多チャンピオン獲得タイはなかなか更新が難しい偉大な記録でした。恐ろしいのは今シーズンもほぼ同じ環境下にあるため、それらの記録をさらに上乗せできる可能性を充分に秘めています。誰か止められないのでしょうか。チームも変わらず、軽微なマシンレギュレーション変更くらいでは覆せないものなのでしょうか。予選の速さはもちろんのこと、キングの強さは決勝レースの組み立て方、タイヤの扱い方、タイミングの判断の絶妙さなど、あらゆる面でライバルの付け入る隙を作らないこと。加えて、対抗になり得る強豪が自らチャンスを逃したりあれよあれよと消えてくれるモンだから、さらに楽勝な状況を招く。それがずっと続いています。この体制が今シーズンも続き、前人未到を続けるのか、逆にキングがこのマシンで現役の間に誰が打ち破れるのかに注目が集まります。
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で、その相方です。速さという点では、瞬発的にキングの上をいくポテンシャルを兼ね備えていますし、クソが付くくらい素直で真面目。きっと人としていいヤツに違いありませんが、戦いの世界、ことにF1において「お人好しが正義」というシナリオは必ずしも生みません。ただ与えられたチャンス、タイミングを度々逃して苦汁をなめるというのも、その者のセンスであり運命なのかもしれません。同じようなシチュエーションにおいて、前任者は頭脳戦、心理戦を用いて隙をついた試しがありました。この方もそれらをうまく使えるところまで近付き、追い越す策しか無いと思います。柄ではないかもしれませんが、やはり今までのような甘くぬるいレースとはきっぱり決別し、恨みを買うくらいの「悪人」になる必要があるかもしれません。怪我人さえ出さなければ、悪人でもヒールでもいいと思うんです。要は結果的に勝てればいいのだから。キャラや走りが180°変わっちゃうくらいのシーズンとなればこの上なく面白い。
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ここまで本文にドライバーの名前を出さずに書き切った!(笑)繰り返しになりますが、近年のF1はこのチームがいかに強くいつまで絶対的王者でいられるか、反してこのチームやドライバーを誰がいつ打ち勝てるかに尽きると思います。見た目からして負ける気を感じないこの猛者がどんなものか、開幕が恐ろしく、また楽しみです。

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これまで10チーム中7チームまで見てきました。残るは何かと怪しげな3チームとなりますね。新車はここらで一休み。

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