いよいよこの季節がやってきました。今までにだいぶ2018年型のマシンが登場していますね。目にした順に書いていきたいと思います。まずは中堅ドライバーを引っさげてそろそろ安定した結果を重ねていきたいハース「VF-18」になります。
毎年のことながら、技術的な難しい考察や見解は書けません。見た目とその印象で見ていくことをご了承下さい。データや情報に誤りや最新の情報が入ったら修正します。

とその前に、念のため昨シーズンからの主なマシン絡みのレギュレーション変更点を確認すると
・エンジン本体(ICE)、ターボチャージャー(TC)、
    MGU-H(熱用発電機)の年間搭載数
    →4基から3基に減少
・MGU-K(運動用発電機)、コンピューター(CE)、
    蓄電器(ES)の年間搭載数
    →4基から2基に減少
・新たに頭部保護装置「ハロ」搭載
・シャークフィン廃止とそれに伴うTウィングの廃止
・エギゾーストパイプ上後方に設けられたウィング
    通称「モンキーシート」の廃止
・オイルを「燃料の一部」として使用は禁止
・トリックサスペンションの使用禁止
・タイヤ種類の追加
    ハイパーソフトタイヤ:ピンク
    スーパーハードタイヤ:オレンジ
となっています。ハロは目新しい一番のデバイスですが、他はどちらかというと厳格化されたわけで、各マシンは2017年から大幅な変更は伴いません。
では改めて、もはや出どころがどこからなんだかわからない、横行した画像たちをお借りしてみていきます。

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《設計》
ロブ・テイラー

《外見》
うーん、正面からは、、全体が暗過ぎてディテールがわかりませんな。わかるのは先っぽはいつも通りで変わらずで色が白から赤に変化か。フロントウィングは真っ黒。。
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横から見ると、あ、色が変わった。ベタ塗りグレーから白に変更だ。HAASのロゴは赤く、初代のVF-16に似たカラーリングに回帰しています。ところでこれ、ハロ載ってる?!
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黒だから目立たないわけか。黒ズルい。そしてコクピット周りのアップを見ていくと、どこかで見たことある形を連想します。
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そう、サイドポンツーン開口がウィング類で昨シーズンのフェラーリSF70Hのような造形に見える。とはいうものの、やっぱり黒だからこの画像ではどこまで近いかはわからん。これ、初お披露目だから大事なところを黒で隠しているのか、ハースの色使いで黒いのか、どちらなんでしょうね。シャークフィンも廃止とはいえ、見辛いですが抜け穴を使ってたてがみ程度の黒いフィンは残っています。そこに識別用のカーナンバー表記をしています。明るく画像修正すればもっとよくわかるのに、クソーど素人の目を欺く作戦だな?!
あと、これはハースに限らず、サイドポンツーンは各車若干後退し、フロントタイヤからは離れて空間を拡げている傾向です。
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エンジンは昨年から当然変わらずフェラーリ製の新型を搭載します。形式がTipo063にはならずTipo062 EVOとのことで注意です。改良してないわけではなかろうな?!どれだけEVOlutionされているかが楽しみです。
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《エンジン》
フェラーリ Tipo062 EVO
V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
排気量:1,600cc(推定)
最高回転数:15,000回転(制限)
最大馬力: - 馬力
燃料・潤滑油:シェル
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《シャシー》
VF-18
全長: - mm
全幅:2,000mm
全高: - mm
最低車体重量:733kg(ドライバー含む)
燃料タンク容量:105kg(制限)
ブレーキキャリパー・パッド: - 
ブレーキディスク: - 
ホイール:OZ
サスペンション:フロント プッシュロッド
                                 リヤ    プルロッド

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《ドライバー》
No.8   ロマン・グロージャン
No.20 ケビン・マグヌッセン
(ユニフォームは昨シーズンのものです)

昨シーズンに引き続き、ベテランの領域に入りつつある2人です。マシンのせいか、はたまた性格の問題か、昨シーズンは荒れ狂う面もチラホラみられました。周りを走っていると何かに巻き込まれそうで怖い。。
2人とも表彰台経験はあるものの、以降は優勝はおろか表彰台からも遠ざかりつつあります。「第2フェラーリ」はなかなか第1に近付くこともできなくなっています。期待はしたいけどハースでの飛躍よりかは上位チームのシートの隙を奪う方が近道に思ってしまいます。前後のライバルチームは少しだけ体制やパワーユニットに変更を伴いますのですので、そこは変わらぬ体制を強みに中団確実キープに勤しんでもらいたいところですね。