F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:S字

近年は運営や開催することも危ぶまれているGPがいくつかあります。その反面、F1を誘致したい国やサーキットもチラホラ見られ、面白いものです。新たなサーキットがカレンダーに入ることはある程度予想や噂があったものの、新興国は当分ないんだろうななんて思っていた矢先、先日F1自体が初めて開催される国の発表がありましたね。もう皆さんももうご存知「ベトナムGP」です。タイは噂があったのにまさかのベトナムは意表を突かれた感じ。まだサーキットは整備されていませんし、開催は2020年とまだ少し先ですが、わかる限りの範囲で下見してみましょう。
FullSizeRender

IMG_5772
ベトナムは日本からも近いアジアの国。先日行われたシンガポールや昨年限りで消滅したマレーシアよりも日本に近い位置となります。フォーやパクチーなどに代表される料理は得意不得意が分かれるところですが、物価が安く観光などで日本も交流が多くあります。行かれたことある方も多いでしょう。ちなみにmiyabikunベトナム料理はそう苦手というわけではなく、たまーに食べたくなります。ただ実際に渡航したことはありません。
IMG_5771
ベトナムはホーチミンという地名はよく耳にすると思います。首都は中国にも近い北部の都市ハノイで、F1はその市街地で行われます。緯度的には香港と同じくらいの位置にあります。まあ細かなウンチクは開催される直前くらいまでとっておきましょう(それまでこのブログが続いていれば、、、)
IMG_5769
ハノイは首都だけあってなかなか立派な街です。都心の東側に国立競技場があり、周辺の一部手付かずの空き地があるココを整備してサーキットが開設されるそうです。公式発表があったサーキットを参考に、最近暇を持て余すようになったミヤビマン・ティルケに依頼、地図に落とし込んでもらいました。

IMG_5774
こんな感じだそうです。あくまでイメージから察した、まだ不確定な部分もあるものの、スケール感や要所は押さえられたかなと思っている、と申しております(笑)

IMG_5830
《ベトナムGPの基本情報》(仮)
    ハノイ市街地
        全長           :5.565km× - 周=計 - km(55周?)
        コーナー数:22箇所
        高低差        : - m(見る限りあまりなさそう)
        最高速度    :335km/h
        DRS区間数: - 箇所(一般的な2,3箇所?)

FullSizeRender
空き地の部分にピットやコントロールタワーが建設されるようです。正しく土地の有効活用ですね。既存の大通りとロータリー交差点を使って漢字の「上」というよりかは「人」みたいな三又で反時計回りのレイアウト。監修はミヤビマン、、いや本家のヘルマン・ティルケとのこと。またか!
FullSizeRender
長いストレートにクルリと回るコーナーはティルケらしい感じがしますね。新設されるエリアはアメリカのCOTAと同様に世界の名物コーナーのオマージュのようですね。
FullSizeRender
FullSizeRender
FullSizeRender
確かに終盤セクションはmiyabikunも大好き鈴鹿の複合S字に似ている。やっぱりココ面白いもん、ミヤビマン・ティルケも選んでいたし。
FullSizeRender

FullSizeRender
高低差やDRS区間長なども含め、ディテールがわかりませんが、わかり次第コースレイアウトに盛り込んでいきたいと思います。

最後に皆さんお馴染みの鈴鹿サーキットと北上同縮尺の想定で並べてみました。
IMG_5775
スケール感は似たような感じですが、既存の通りを目一杯使ったストレートの長さに圧倒されてしまいますね。まだ2020年のレースカレンダーのどのあたりに組み込まれるかも明らかにはなっていませんが、この年ならばまだ日本GPも開催されるはずですので、中国と連ねる春開催なのか、シンガポールや日本などの秋開催かも注目ですね!くれぐれも日本GPの「体育の日」は外れませんように。集客面でもmiyabikunのような中年以降のサラリーマンファンにとっても、それ、重要なことですから。

近くて安いベトナムなら、近い将来に生観戦できそうな気がします。ストレートじゃつまらないから、観るならロータリー区間の進入あたりかな。
https://youtu.be/z7CvkGNtHTs
https://youtu.be/Z8vGfM9BZsU

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_4619
先日バラバラに抜き出したサーキットのコーナーや区間たち。今回はこれをミヤビマン・ティルケによって繋げて個人的空想「ドリームサーキット」を組み立てていこうと思います。さすがに全てを一つに結ぶことはできないため、いくつかを抜粋してちょうどいい感じに仕立て上げてみました。完成品第一号はこちらです。
IMG_4526
なんだか子供の塗り絵みたいに見えます。ゴルフ場にも見えますが、黒いラインがサーキット本線として、わざと区間で切っています。このレイアウトは以前からある程度頭にあり、本当はmiyabikunの「m」にしちゃおうかなと思ったのですが、全長が伸びてしまうため「n」または日本の武士の象徴である「刀」っぽくもみえます。どれがどこから拝借したかわかりますか?!
IMG_4525
答えはこちらです。先日の「ハミルトンのサーキット」には各セクションを調整しているものがありましたが、今回のコレは抜き出したそのもののみで繋いでいます。
ピットロードはいつもの黒細破線、本線際のオレンジは速度低下とショートカットによるゲイン調整のグラベル(砂、砂利)、薄緑のエリアはグリーン(芝生)そしてオマケに観客席も設定してみました。どの位の収容人数かはわかりませんが、これで少し長めの6.610kmあります(地図ソフトによる机上実測)
IMG_4527
縦断勾配は実際と異なるものの、こちらもある程度設定してみました。真っ平らでは面白みも無いし、マシン特性の差別化も腕の差も表れませんもんね。白がベースとなるグラウンドレベル(GL)で色が黄味がかり、茶色に近付くにつれて10m単位で高くなる等高線のように表現。コース後半が急激に高くなります。位置は日本のどこかを想定しています。日本といえば四方で海に面し、火山からなる山岳と狭隘な平野で成り立つ地形です。川と山に挟まれた限られたスペースをうまく活用しています。

IMG_4524
《サーキット概要》
        名称       :Mドリームサーキット(仮)
        全長       :6.610km × 47周 = 310.670km
  コーナー数  :24(複合コーナー各頂点を含む)
      高低差     :45m
設定最高速度:350km/h
    DRS区間   :2箇所(500mと800m)

ハミルトンとライコネンに搭載したオンボードカメラをお借りして右回り(時計回り)のコースを見ていきたいと思います。

《セクター1》2.11km
IMG_4567
コントロールラインを通過してすぐに軽い右折れが入り、ターン2の進入ラインを狭めます。
image
ターン3は河口近くに設けられた右コーナー「ポート」で小さく180°向きを変え、川に沿って緩く登りながら「リバーサイド」をDRS開放で加速していきます。
IMG_4568
ストレート終端にスピードトラップを設置。と同時にコース最高速となる350km/hに到達すると高速で右コーナー「180」に進入します(英訳ではそうならないのですが敢えて某日本車と同様の「ワン・エイティ」と読みます)
IMG_4566

《セクター2》2.70km
これまで右コーナー慣れしていると、林の中に掴みどころの無い複合左コーナーで日本独自の表現と感覚を表す「わびさび」が待ち構えています。一見質素なようで攻略には奥が深いコーナー。ココで前車から離れると、次に控える下りシケインで攻めにくくなってしまいます。
IMG_4569
次なる右転回は先程の高速な「180」に相対して、入りは下り、出は上り勾配となる鋭角右ターンになります。ここぞという勝負の判断、刃の上のような限られたラインを読まなければ、タイム向上もパッシングのチャンスも失うことになります。斬るか斬られるか、斬れ味がモノをいうその名も「武士道」です。
image
その後は右へ左へと異なる横Gが入り乱れる日出ずる国の「サンライズ」で山登り。本家は一部下り勾配が入りますが、こちらは1kmで40m上昇する4%の上りがダラダラ続く構成です。
IMG_4570

《セクター3》1.80km
「サンライズ」の先にも上りがあります。このコース最頂部に君臨する鋭角「富士山(ふじやま)」エイペックスは見辛いですよ、飛び込むなら気を付けてくださいね、と。どこの県に設置するかまで考えていないけど、日本一だし線対称な勾配イメージだし海外ウケもよいから富士山(ふじやま)で!(笑)
IMG_4571
上りがあれば下りも当然訪れます。ここから一気に下り坂のオンパレードです。まずは右螺旋?いや左螺旋だとこちらもライン採りには注意な「カラクサ」
IMG_4572
IMG_4573
先程の「サンライズ」の横は削って絶壁の掘割にしていないため、コース図の薄い区間はトンネルとなります。モンテカルロ市街地では実際に建物の下を通過するトンネルがありますが、いざという時の救助も事故処理などもできないし、予期せぬトラブルを考えると実際にサーキットでトンネル区間を計画するのは橋梁や立体交差と同様に設置の認可は降りないでしょうね。
IMG_4574
「カラクサ」から1.25kmで45mをトンネル出口まで3.6%で下り切り、明かり区間に戻ると右シフトのシケインが突如登場。ドライバーは動体視力とともに明順応にも対応しておいて下さい。眩しい言ってたらインをさされ、出口外側では懐の浅いウォールに接触してしまいます。ちなみに直進側がピットロードとなります。ピット出口では本線を走るライバルが右手に見えますが、くれぐれも信号無視や白線跨ぎはしないように!
image

個人的に抜きどころは2コーナーの飛び込みから3コーナー「ポート」でのクロスライン、リバーサイドストレートエンド、「武士道」の飛び込み、「富士山」の飛び込み、トンネルから最終シケインの飛び込みあたりで想定しています。ストップアンドゴーになり過ぎず、ストレートのみに偏らないテクニカルなものを取り入れたので、多用するブレーキの扱いと適切なライン採りも重要となります。
といった具合の空想ドリームサーキット第一弾でした。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_4402
皆さんはF1サーキットで好きなコーナーや思い入れのある区間はありますか?サーキット単位で好き嫌いがある方は多いと思いますが、より細かいコーナーや区間となると、なかなかマニアックな話。数多くあるサーキットのうち、個人的に好きなコーナーがいくつかあるので、その一部を抜き出してみたいと思います。

IMG_4385
鈴鹿(日本GP)
3,4,5,6,7コーナー
「S字→逆バンク→ダンロップ」
日本人でなくても、この区間がチャレンジングで好き(逆に苦手)と思うドライバーは多いと思います。一つには絞れず、セットでノミネートしました。この複合中速コーナーは単なるジグザグでなく、アップダウンを伴いながら徐々に振幅が大きく変化し、コーナー外側が高くなるバンク(カント)が無い点にさらなる難関を与えます。シルバーストンの「マゴッツ、ベケッツ、チャペル」も有名ですが、個人的にココには敵わないと思っています。

レッドブルリンク(オーストリアGP)
3コーナー
「レムズ」
元祖ティルケサーキット。数少ないコーナー数の中で最も鋭角なコーナーのレムズ。スピードに乗りつつココは勾配の頂点にあるため、下手なパッシングでは接触を伴います。過去にマクラーレンのハッキネンとクルサードも同士討ちしました。近年の若いドライバーで上手くパッシングできる者は限られているでしょう。

マニ・クール(フランスGP)
5コーナー
「アデレイドヘヤピン」
レムズよりもっと鋭角、ぶっ込み系のタイトコーナーです。レムズと同様にスピードに乗り切ってからの突っ込みとなり、ブレーキを頑張り過ぎればオーバーラン、出口のラインを考えないとクロスラインで以降逆転されるという「当たればラッキー、外せば大損」のリスキーさがいいです。今シーズン開催されていれば、リカルド向き?!

エンツォ・エ・ディノ・フェラーリ(サンマリノGP)
11,12コーナー
「ヴァリアンテ・アルタ」
タンブレロでもトサでもリヴァツァでもありません。高速シケインのヴァリアンテ・アルタを選びました。昔から名前の響きも好きです。一度坂を上って、下りながらからの縁石、ストロールちゃまのお勉強の成果がココで出ちゃいます。縁石でボーンと跳ね上ったら最後。。

IMG_4386
ホセ・カルロス・パーチェ(ブラジルGP)
13,14,15,1,2コーナー
このサーキットでのF1は個人的にあまり好きではないのですが、この最終から序盤のセクションは好きです。鈴鹿と同様に欲張って5コーナーをセットにしています。ずっとずっと半径の異なる左曲がり、バンクや縦断勾配もありつつ下りながらの1コーナー、そして最後のエス・ド・セナは逆に右に切り返します。下りながらのブレーキングはオーバースピードにタイヤスモーク、接触がみられます。ショートカットはダメ!

モンテカルロ市街地(モナコGP)
10,11コーナー
「ヌーベルシケイン」
モナコはどこをとっても絵になる。ただいつも通過をハラハラして見守るのは1コーナーのサン・デボーテとココ。タダでさえ追い抜きの困難なGPですから、ここで攻めなきゃどこで攻める、とトンネルで加速して一気に突っ込み、ブレーキをかけて曲がり切ります。よく止まれますよね。先程のヴァリアンテ・アルタとも似ている。ショートカットは当然禁止。縁石の内側を右へ左へローリングしながら高速スレスレで駆け抜けるからこそ、F1ドライバー!

モンツァ(イタリアGP)
11コーナー
「パラボリカ」
高速モンツァの最後の砦。サーキットは様々に進化、新たに現れては無くなり、を繰り返す中で、ほとんどの歴代F1ドライバーは昔も今も変わらずココを通過していますね。入りはキツく強烈な横Gに耐えながら徐々に曲率半径が変化、マシンの向きが180°変わればまた直線に解き放たれます。
余談ですが、miyabikunは首都高速中央環状品川線の内回り品川地下を走っている時に、このパラボリカを一人で連想してニヤけています(笑)

ジル・ヴィルヌーブ(カナダGP)
13,14,1,2コーナー
個人的にぶっ込み系ヘヤピンが好きな傾向があるため、10コーナーもいい、後半のストレートも捨てがたいと思いつつ、苦渋の決断で最終盤の「ひょっこりガッシャン」シケインと、スタート直後の陣取り合戦の慌ただしい区間を抽出しました。カナダは大抵何かが起きます。燃費もキツいしパワーも欲しいし度胸も図太さも必要と、どこを取ってもなかなか面白いサーキットだと思います。ピットロードの進入も出口も独特ですよね。出口でライバルがチラついても、焦って信号無視や白線を踏んだりしてはいけないのだ。

IMG_4384
イスタンブール・パーク(トルコGP)
8コーナー
「ターン8」
エイペックスは4つあっても、名前は1つ扱いです。月並みですが、やっぱりこのコーナーは面白いです。オンボードカメラからでしか想像はできませんが、辛さや難しさもさることながら、走っていても面白いんだろうと思います。キマればすごく気持ちよさそう。それもGPで少数派の左回り(反時計回り)です。得意だったマッサもいないし、開催されないのが残念です。真似っこのCOTAはやっぱり違うんですよね。監修者が同じでも、走らすドライバーが同じでも同じになることはない、唯一無二の存在です。

上海国際(中国GP)
1,2,3,4コーナー
漢字の「上」の字、カンフーの型にも見えるレイアウトのちょうど頭のあたりに位置する回り込む複合コーナーはティルケサーキットの中でも何気に気に入っています。ライン採りで順位を奪うことができるテクニカルさが絶妙です。さらにこの区間は2コーナーがサミットの上り下りです。下りで勢い余ってしまうとコーナー外側に持っていかれてしまう。確固たる意志でラインを守り、隙を見せたらすぐにライバルは飛び込んでくるでしょう。成長著しいフェルスタッペンはそこを見逃しません。

スパ・フランコルシャン(ベルギーGP)
6コーナー
「ケメル」
16,17,18コーナー
「スタブロー→ブランシモン」
旧19,20,21,22コーナー
「旧 バスストップシケイン」
走るのが大変とか、難しいというのはあるだろうけど、嫌いっていう方は少ないんじゃないでしょうか。あらゆる目線から圧倒的な支持を誇るキングオブF1サーキットだと思います。選ぶのは1サーキット1区間にしようと決めていましたが、3箇所選んでしまいました。でもお決まりのオー・ルージュ→ラディオンは敢えて除外しています。
やることやり切って、でもまだ息つく暇を与えてくれないのが、微妙に屈曲するケメルストレート。やることやりきれないと、ココでやられてしまいます。スタブローから旧レイアウトに戻ると、流れるようにブランシモンまで高速区間。ぶっ込み系ばかり選ぶのでは退屈してしまいますもんね。ここまで急いで山登り、山下りして最後に「本当に停車して休み易そうな」今はなき旧バスストップに到達します。ホッと油断していると緩んだ脇腹をズバッと差されてしまいますよ!スパはスパでも、ここのスパに休めるところは一つもありません。

というわけで中途半端な11サーキット、13区間、34コーナーになります。この他にも迷ったものや思いつくところがまだまだいくつかあります。最後は今回の面々を案の定ぶつ切りにしてみました。
IMG_4383
やっぱりゴミみたいで名前を消したらわからなくなりそうですね。ぶつ切りにした理由。せっかく抽出しただけでは面白くない、次のステップでこれらをミヤビマン・ティルケに頼んで繋げてみようと思います。いくつか左回りがあったり、高低差まで考慮できないかもしれませんが、あまり考えると難しくなっちゃうのであくまで平面的に繋げます。他にもオススメのコーナーがありましたら、是非教えて下さい。

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ