F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:RA620H

名前とシャシー名をガラリと変えたわけですが、結局のところドライバーをはじめ中身は普通にトロ・ロッソです。まだパッと聴くと「赤ワインのおっちゃん」がコンマ2くらい過ります。違う違う、そっちじゃなくて青い方だ。今シーズンから青ではなくて白だ。白を連想したらまた戻っちゃいそうですね(笑)気になるシャシー名は頭文字からAT01と命名されました。

《設計》
(エイドリアン・ニューウェイ)
 ジョディ・エギントン
 ジョナサン・エドルズ

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《外見》
初めにカラーリングから見てみます。昨年miyabikunはロゴマークの色使いから白と黒になるのではないかと予想していました。白は正解ですが、黒ではなく濃紺とのツートンカラーになりました。miyabikunは色盲なので濃紺や深緑が黒に見えてしまうのですが、確かにマシンは濃い紺ですね。昨年のロゴマークから実は黒ではなく濃紺だったのかな。目が疑わしい。。

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定着していた「カンカン」カラーから変更をしてきました。今までこのブログではマシンをイメージし易い色をグラフに使うようにしてきました。レッドブルは紺や紫、トロ・ロッソは水色や青でした。これを見直さないといけませんね。この紺の色は純白と相まってなかなかシックですよね。いいじゃないですか。個人的にトロ・ロッソの色使いは歴代でレッドブルよりカッコいいと思います。サイドの「HONDA HYBRID」は低い位置ながらもホンダらしい赤で映えます。これでノーズのHまで赤にしたら、ちょっと目立ち過ぎちゃうかな。
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次にマシンをぼんやりとみてみる。
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うん、なるほど。
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ん?首傾げちゃったりなんかして、これって、、
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見覚えがある。色が違うから騙されているだけかもしれないが、これって昨年のレッドブルRB15じゃない?
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ちょうどいい写真があったので拝借しました。そうそう、これこれ!似てますよね。ノーズ中腹のサスペンション付け根の屈曲具合といい、ノーズの絞り方は昨シーズンのSTR14や一昨日RB14にあったような中絞りだ。そりゃグループチームだし速いし、優秀なデザイナーもいるし、キーもどこかに無くしてしまったのでアリかもしれないけど、いいのかこれで(笑)

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レッドブルと違うところを探してみましょう。とても複雑なノーズコーンを採るレッドブルに対して、アルファタウリはよく見かけるとてもシンプルなディテールですね。ココはレッドブル印でないと真似できないか。他も色合いのせいか非常にスッキリした印象を受けます。本戦では当然付加物が増すでしょうが。
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サイドポンツーンも基本はレッドブル型ではあるけど、コクピット上端からテールランプに向かって斜めに「折り目」が目立って、STR14よりもややふくよかになったようにもみえます。RB15もあんなのあったかなぁ。白だから余計に膨張して見えます。


IMG_1988《シャシー》
AT01
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:746kg(ドライバー含む)
 最大燃料重量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク・パッド:
 ホイール:
 サスペンション:フロント プッシュロッド
          リヤ     プルロッド

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《エンジン》
ホンダ RA620H
 V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力
 燃料・潤滑油:

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《ドライバー》
 No.26 ダニール・クビアト(ロシア)
 No.10 ピエール・ガスリー(フランス)

いずれもレッドブルから追わ、、いやトロ・ロッソで結果を出しているれっきとした表彰台経験者です。またいつかは、、まあ、レッドブルでなくても優勝や表彰台には乗れるしね。F1に乗れりゃどこでもいいんだ、ぶっちゃけた話。長年乗っても芽が出なかった人もいるわけだし、乗れているだけでも大したものだ。
クビアトは中堅からベテランの領域に差し掛かってきました。昨シーズンも相変わらず予選がピリリとしませんでしたが、決勝になると「ぶつけさえしなければ」アクシデントなんかもスルリスルリとかい潜って入賞圏内フィニッシュをしてきます。先日のレッドブルも含め、最近の塾生は一貫して予選が課題ですね。Q3進出が難しいのならせめてQ2の上位にはつけておきたい。キャリアの長さや速さならマクラーレン連中に引けを取らないのだから。あとクビアトは「塾生最高の大先輩」と似て、速さはあっても散らかったりアタフタすることもあるので、チャンピオンの義理の息子になったし父親にもなったので落ち着いてほしいですね。
ガスリー、やっぱりこっちの方がいいじゃん。いいんだよ、トレードした相手はまだ登壇もないし、ランキングは3ポイント勝ったよ。上級クラス日数はガスリーの方が多かったけど(笑)予選もクビアトに比べたらシーズン終盤で好位置にいました。ガスリーは2016年の「隣の先輩」がきっかけでF1昇格を果たすものの、どこか輝きもイマイチなまま「レッドブルの穴埋め」で運良く昇格してしまった感が否めませんでした。もちろんF1昇格前の実績はあるし速いには速いのも知っていますよ、でもレッドブル昇格前後は消化不良感もあった。昨年のトロ・ロッソ復帰後のガスリーはマシンの扱い方やレースの組み立て方などを習得したのか、安心して応援できるドライバーになったと思います。


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母体もドライバーラインナップも変わらず、名称を変えて一からのスタートとなります。弟分だ妹分だそんなの関係ない。今シーズンは昨年の表彰台登壇数をお互い増やすことを目指し、新たな歴史を刻んでいきましょう!

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フェルスタッペンファン、ホンダファンの方々、お待たせ致しました!日本のみならず世界中に多く散在するファンの期待を担うレッドブルの最新型が思いの外早く発表されました。今シーズンはダミー色も無し!レッドブルRB16です。

《設計》
 エイドリアン・ニューウェイ
 ロブ・マーシャル

《外見》
レッドブルは先っぽから改良の手が入っています。タコ口を扁平に分断し、上部に「鋭利な豚鼻」が付きました。

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レッドブルのノーズコーン形状は毎回個性的で複雑な形状をしますよね。昨年のメルセデスやマクラーレンのように幅の狭いノーズです。またウィングステーも前後方向で短くなり、側面の「赤い牛」下部には前作RB15に無かった下方中央に気流を導くようなフィンを取り付けています。セクシーなカーブをなしています。
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フロントサスペンションの付け根、ノーズの角度の変わる位置のSダクト排出口は狭くした一方で、2008年のBMWザウバーを思い出させる「生えかけのホーンウィング」のようなフィンも付けてきました。あたかもマシンに「ブルの角(耳?)」があるかのよう。ノーズ上部やサスペンションアームによる乱流の制御でしょうか。関わっているのがニューウェイ先生ですから、空力をさらに突き詰めた表れなのでしょう。フェラーリはエアインテーク後方だったけど、今シーズンは何だか懐かしいアイテムが復活しているみたいですね。年々複雑化しているディフレクター(バージボード)付近をみていると、色合いからもノコギリクワガタの鍬みたい。
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余談ですがトロ・ロッソと違い、ホンダの「H」マークが申し訳ない程度に入っていたレッドブルは、このマシンでなかなか大きなものに変わっています。これはホンダファンにとってはかなり嬉しい変更ですよね。認められた、と思ってよいのかしら。
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レッドブルの特徴でもあるサイドポンツーンからエンジンカバーに向かう断面形状は上部(消火装置「Eマーク」の下付近)がさらに絞られたことが「Red Bull」の文字の歪みからも確認できます。冷却に秀でたホンダエンジンならではの改良なのでしょう。ますますスリム化するエンジンカバー、このペースでいくと将来はどんだけ絞れたウエストになっちゃうんでしょうか。フロアパネルがあるからあまり実感はありませんが、想像するとなかなか気持ち悪い造形になってきました(笑)
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レッドブルはこれまでリヤウィング中央のステーは1本でした。それがこのRB16から2本にし、ライバルと同様にエキゾーストパイプを挟み込む形を採っています。

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《シャシー》
RB16
 全長: - mm
 全幅: - mm

 全高: - mm
 最低車体重量:746kg(ドライバー含む)
 最大燃料重量:110kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク・パッド:ブレンボ
 ホイール:OZ
 サスペンション:フロント プッシュロッド
          リヤ    プッシュロッド

IMG_1947
《エンジン》
ホンダ RA620H
 V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力
 燃料・潤滑油:エクソンモービル

5003
《ドライバー》
 No.33 マックス・フェルスタッペン(オランダ)
 No.23 アレクサンダー・アルボン(タイ)

フィックスとなるフェルスタッペンの相方はアルボンの継続起用におさまりました。レッドブル塾はブレることなく徹底して「塾生」を起用してきます。その与えられた1,2シートの椅子取り合戦をみているのも面白いし、日々のレースや走りも気を抜けません。若いし浅いけど、アルボンの継続でよかったと思います。日々の進化がありますし、ムラも少なく堅実です。
毎度のことながらフェルスタッペンの「パンチ力」は健在で、ホンダエンジンのコンビネーションで3勝を挙げたことには感謝です。エンジンの工夫と進化はもちろんですが「フェルスタッペンだから勝ちにもっていけた」点も忘れてはなりません。レッドブルと他トップ2チームとの違いとして「ドライバー2人の成績の差」があります。昨年のガスリーとアルボンは成長過程にあり、いきなりフェルスタッペンと同等の成績にもっていけ!というのも酷な話ではあるものの「フェルスタッペン一人がチームを担う」状況では、コンストラクターズチャンピオンはおろかドライバーズでも不利になります。仮にフェラーリは食えても、メルセデス食いにはまだだいぶ遠くなります。

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より空力を追求した新車発表と共に、早速実走も披露してくれたレッドブル。昨シーズン幸いにもメカニカルトラブルは少なめでしたし、戦略もどこぞよりかは賢く面白い戦略を採れるチームです。ドライバー側が「予選から2人で上位につける」「決勝の攻め引きは今一度冷静に」という姿勢でシーズンに取り組んでほしいと思っています。

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