発表会は早かったのに、クローズアップするのは最後になってしまいました。理由は言うまでもなくお察し頂けると思います。何なのあの発表会。あれじゃ単なるトークショーじゃん。決まり事ではないけど、毎年この時期にやるってわかっているでしょう。テストでガラリとマシンを変えてくるチームもある中で、まず「モノ」がない。テストが始まってもカラーリングもはっきりしないままでした。大丈夫?!メインである市販車の新車発表もそんな感じでやっているのかな。他のチームやマシンを先行して取り扱って時間稼ぎし、限られたソースから引っ張り出しました。miyabikunの中でまだ全然しっくり来ていないR.S.20が2020年型新車10台の〆となります。

《設計》
 ニック・チェスター
 レミ・タファン

《外見》
ニック・チェスターは昨シーズンでチームを離れ、今シーズンはマクラーレンからパット・フライ、ウィリアムズからディア・ダ・ビアが入り、技術陣の強化が図られます。
これが2/12の発表会です。
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ドライバー2人はあたかも今初めて見るかのように振り返りながらスクリーンを見たりして、記者を集めてこれじゃあネット公開と変わらないというか、それよりより酷い。
シーズン前合同テストでお目見えした実際のマシンはこちらでした。
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現地で見れていないmiyabikunは画像と動画が頼りであり、カラーリングも真っ黒なカラスみたいで詳細がよくわかりませんね。miyabikun昨年「一度真っ黒にして出直したら?!」なんて言ったけど、どうやら届いた模様(笑)ちなみにカラーリングはこんな感じなんでしょうか。
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チラ見せ。もっと早くお披露目すりゃいいのに、焦らしたりして。まあまあ、いつもの蛍光黄色に黒と「遮断機カラー」には違いない。
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マシンはこのオコン車の画像が一番見やすいかもしれません。ノーズは細身でやや上に凸のカーブがかかっています。先っぽは何とメルセデス型。「Castrol」のあたりが括れています。
エアインテークはルノー独特の扁平な横置きカプセル型。投影面積は10チームで一番小さそうですね。サイドポンツーン開口もR.S.19と同じような、、うーん、黒過ぎてよくわからないや。黒くてノーズコーンが低いと何だか90年代前半にあったウィング直付けのローノーズに見えてしまう。
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《シャシー》
R.S.20
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:746kg(ドライバー含む)
 最大燃料重量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク・パッド:
 ホイール:OZ
 サスペンション:フロント プッシュロッド
          リヤ    プルロッド

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《エンジン》
ルノー E-Tech 20
 V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力
 燃料・潤滑油:カストロール

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《ドライバー》
 No.3   ダニエル・リカルド(オーストラリア)
 No.31 エステバン・オコン(フランス)

優勝の可能性を秘めるレッドブルを逃げるように離れて、昨シーズンから籍を移したニコニコなリカルド。そして優勝の可能性を秘めたドライバーと接触してそれを台無しにしてしまったニヤニヤのオコンがニコニコに代わって今シーズンから復帰します。日本のファンを何かと逆撫しがちな2人が並びましたね(笑)たまたまだとは思いますが、希望ナンバーとチームメイトの関係って相通ずるものがあると思いませんか?!ナンバーを自由に選んだり、チームを移籍したりするはずなのに、このルノーは3と31だったり、先日のウィリアムズは6と63、レッドブルは23と33だし。メルセデスは44と77で2人ともゾロ目です。似た考えや縁が結ばれる?!3が大人気(ただしヨーロッパでは13が忌み数)
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リカルドはルノーに移籍しても速さは健在で「堅実な」走りをするヒュルケンベルグを昨シーズン終盤で一気に突き離しました。速いマシンを与えられれば「性能を上乗せ」も期待できるのですが、今のところココには無いんですよね。速いには速いけど中途半端でした。予選だけは速いチームの先輩がいましたので、なかなか「ファーストドライバー」と絞り辛かった部分もあるかと思います。今シーズンの相方は浪人明けの若手ですし、リカルド自身も「思うがままに走れる」ことに飢えていた上の移籍だったと思いますので、チームも現在のドライバーラインナップで限られた貴重な「優勝請負人」を有しているということを自覚してほしいです。
オコンね。。皆さんはやっぱりまだ嫌い?!(笑)クドいけどmiyabikunは期待していますよ。1年の浪人の間に優秀な若手は増えましたが、将来を楽しませてくれる速さある若手の1人でもありますから。同士討ちに周回遅れでの接触?!まだその話をネチネチ恨みますか?!レースをやっていれば一瞬の判断ミスや不利益をもたらすことなんてザラです。思い返せば過去の名うてのドライバーにもありましたよね。セナプロもシューマッハも、アーバインやらクルサードだってやったし、辞めても最強と揶揄されるアロンソもチームメイトやポイント剥奪にまで及ぶエグいやつ、いくつもあったでしょう。現役ではハミルトンやベッテルもやってきて今があります。もちろん怪我や順位変動に影響してしまうのはいいことではないけど、きっと本人も「あの時はやり過ぎてしまったな」と心の中で思っていることでしょう。今は貴重なシートを得て復帰していますから、純粋な速さと威勢のいい走りを見守りましょうよ。
ドライバー2人よりよっぽどチームの姿勢や発言がよくない!虚勢を張ったり威嚇するのは悪いことではない。ただ、結果が伴わずスベるととても恥ずかしい。一応最高峰のF1に携わる巨大ワークスですから。

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以上、前後半の5台ずつに分けて参戦10チームの新車(仮)をみてきました。今の時点であれば、全車にチャンスと期待を寄せられますね。シーズン前合同テストも後半に入りました。今回のテストは2日短縮され、たったの6日となってしまいました。開幕戦オーストラリアGPまでの限られた期間にマシンの最終セットアップを行い、20台が競争力ある健全な状態でグリッドに並ぶのを楽しみに待ちましょう!