F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:GP

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ぱっと見「過去の名車シリーズ」とか「過去のレースシリーズ」みたいな入り方ですよね。一応今回は決勝観戦記です。タイヤに違和感があるけど、このマシンは懐かしい。歴代のフェラーリの中でも最強クラスのマシンです。今と同様にシーズンがつまらなくなるくらい、めちゃくちゃ強かったよなぁ。乗っていた方は元気なのでしょうか。
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今回も時系列でダラダラ書くのは不適切と感じたため、ご覧になっていない方には伝わり難いかもしれませんが、レースの出来事をピンポイントに絞って振り返りたいと思います。

《二度あることは三度ある。三度目の正直》
初開催となるムジェロサーキットはかねて「高速度レイアウトであり、追い抜きも困難である」予想が立てられていましたね。その分スタートの位置、スタートダッシュは重要とされ、少しでもライバルをかわしておくことがレース攻略のカギでもありました。
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他を引き離すメルセデスのフロントロウで迎えた1回目、本来の「レースのスタート」です。
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ポールスタートのハミルトンが珍しく出遅れて、一瞬3番手スタートのフェルスタッペンに並ばれる。結果的には逆転したわけですが、波乱は中団にありました。
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ターン2でストロールに触れたサインツはバランスを崩して、後ろから追うベッテルのフロントウィングを踏み抜き破壊。
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その後ろでは前戦の覇者ガスリーがライコネンとグロージャンの「元ロータスコンビ」に挟まれ行き場を無くして上に飛び、
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ライコネンはレッドブルに追突してグラベルに追いやる。
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えっ、ところでどうしてこんなところにフェルスタッペン?!
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紅のメルセデスによるセーフティカーに6周もご厄介になります。
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7周目のローリングスタート。上位は順調な加速をみせますが、後方が何やら散らかっている様子。
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こりゃ「わや」だ。スクラップになったマシンがあらゆる方向を向いちゃっていますね。当然コントロールライン上で散らかってしまったので、モンツァに引き続き、ムジェロでも赤旗中断になります。そういえばモンツァもマグヌッセンが絡んでいましたね。今回のハースにしては「小ネタ」で済まない大ごとになってしまいました。散らかり過ぎているので、この後再度取り上げて検証してみたいと思います。
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赤旗を経た10周目はスタンディングスタートが採られます。1周目は失敗をかましたハミルトンはブレーキがバキバキに仕上がっていますね。一方でボッタスはおとなしい。
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スタート!ハミルトンはボッタスの背後に隠れ
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ターン1でスッとアウトに振り、ボッタスを容易くかわす。ボッタスまたやらかした。どちらにせよ、トップがメルセデスからメルセデスに、ハミルトンはスタート順にすんなりと戻ったということ。抜くのに手を焼きそうなムジェロですからね、これで勝負あったかな。
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もう終わりかなと目が半分棒になりかけた終盤の43周目。連続3位を狙うストロールが眠気も吹き飛ぶ一発!
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こちらもド派手にいったなぁ。身体は無事そうだけど、表彰台から一気にリタイヤに転落。そりゃあ目も染みるでしょう。
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47周目のスタンディングスタート。3回もスタートが観られるレースも珍しいぞ!トップのハミルトンは危なげなくダッシュを決め、
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もう一台の「黒」は3位に繰り上がった黄色いリカルドにやられています。3回中2回の失敗。二度あることは三度あるって?!これじゃあ何レースあっても勝てないって。通常は1回キリのスタートが今回はスタンディングで3回、ローリングで1回も行われたのはなかなか異例の出来事でした。

《スタート抜群、その後すこぶる悪し》
再スタートの回でだいぶ時間を費やしてしまいましたが、この動きもまたムジェロでの初レースで目につきましたよね。初めに少し触れた「フェルスタッペンの位置」
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1周目のスタートは確かにハミルトンに一度並びかけて好スタートをみせてくれました。
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しかし中間加速が伸びない、というか群衆に呑まれていく。これ、レコノサンスラップ前にチェックしていた不具合なのか!?
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結果的に大混雑の中団特有の被害を受けて、敢えなくリタイヤに終わりました。フェルスタッペンの問題ではなく、マシン側の都合です。非常にもったいない。
ならば予選で「最低ライン」を突破したアルボンに託すしかないわけですが、こちらはこちらで思わしくない。スタートで「あの」ルクレールにかわされています。
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おまけに多重クラッシュ明けの再スタートではレーシングポイント2台とリカルドに先行を許して4番手から7番手まで後退。結果的にはストロールの離脱もあって初表彰台を獲得する運びにはなったものの、レッドブルの蹴り出しの悪さが露呈してしまいました。

《ルール通りやろう!》
F1がスポーツであることを語る以上、レギュレーションやルールを守って成立します。他カテゴリーに比べ、F1における「再スタート直後のクラッシュ」はそうそう起きるものではありません。ただ今回は一気に4台を失うクラッシュが起きてしまいました。「お咎め無し」の裁定が出たため、敢えて犯人探しが目的ではありません。ただ、明らかにルールに反する動きをした者がいた結果起きていますから「今後の教訓、認識」という意味でおさらいしておきます。
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確かにセーフティカーのライトが消灯するタイミングがギリギリ過ぎたり、それをみてペースを決めた当時トップを走るボッタスの遅さなど物議もある中、一番問題だったのはこの一連の動きでしたね。ローリングスタートの規則は「コントロールラインを通過してから追い抜きを開始できる」とあります。
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ところが14位のジョビナッツィがコントロールライン手前で急加速を始め、
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前方12位でスロー走行していたマグヌッセンに追突。13位ラティフィや15位サインツと絡んで多重クラッシュに至りました。これは初開催だとか抜き辛いとかのムジェロのせいではなく、この件は「モラル」の問題。
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大きな怪我が無かったのが幸いではあるものの、レースが仕切り直しになり、多数のリタイヤを生み出すレースは何とも後味も悪いです。もちろんドライバーだけでなく、運営側も際どいルールは見直さなければならないという危機を感じたのではないでしょうか。

《メモリアルレースで今回もフルボッコ!》
トスカーナGPは先日のイタリアGPより重みのある「メモリアルGP」だったことは、GPタイトルやイベントからも重々伝わってきます。批判の多いフェラーリも予選はルクレールが「今できる最大限」を出し切り、好位置からのスタートを獲得しました。
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荒れたレース中、一時期は3位まで浮上して選ばれしファン達の見守る目の前で表彰台に登壇できる位置を走行していました。しかし残念なことにレースが始まると16周目のストロールに始まり
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19周目はリカルド
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20周目はアルボン、21周目にペレスとわずか5周で一気に7位まで順位を落とす。予選も精一杯なら決勝も精一杯。数限られたファンの前で見るに痛々しい状況を晒すこととなりました。近年で最も不調はドライバーを一人入れ替えるくらいでは到底賄えないところまできています。

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《決勝結果》
 1 ハミルトン(メルセデス・M)
 2 ボッタス (メルセデス・M)
 3 アルボン (レッドブル・H)

れっきとしたレースなのに、ネガティブな要素ばかり目がいく残念な初開催となってしまいました。そんな中でも救いなのは、何度も何度もチャレンジしては阻まれ続けたアルボン念願の初表彰台が叶ったことでしょうか。近年は決まり切った優勝やポールポジションが続きつつも、確実に若手が表彰台に登壇し始めています。マンネリの中のフレッシュな結末は大歓迎ですね!

《ファステストラップ》
 ハミルトン (メルセデス・M) 1分18秒833
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 リカルド  (ルノー・R)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ラッセル  (ウィリアムズ・M)

嬉しい初表彰台、アルボンおめでとう!でも残念だけど今回のmiyabikunそこではない。持ち上げつつ、一気に落とす(笑)陰ながら奮起するラッセルの成長を楽しみにしているファンも多いかと思います。頑なに守る「予選におけるチームメイトからの完勝」さらには決勝でどうにか入賞を目指す姿は、レース中盤から優勝争いそっちのけで見守ってきました。バタバタとリタイヤするライバルの助けもあって、10位走行を続けていましたが、終盤でペナルティを抱えるライコネンに及ばず、今回も11位完走に終わりました。そろそろ彼も報われていい頃。立て続く同期の大成に追いつく日はそう遠くないとmiyabikunは信じています。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ムジェロでのF1

レイアウトや立地など、miyabikunは嫌いではありません。ただ、高速で難易度の高いサーキットではありましたが、噂通り幅員は狭く、追い抜きもターン1の飛び込み以外はハラハラして見ていられませんでした。全てがサーキットのせいではないにしても、予定外の開催、初開催、メモリアルなどの重荷を背負うことになったムジェロは現代のF1マシンには不適格なサーキットだったんだなというのが印象に強く残ります。
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先日のモンツァもそうですが、10年近く前にフィレンツェにも立ち寄ったことがあります。生で見たことのあるこの風景がF1中継での中に映し出されるとは想像もしていませんでした。miyabikun個人的には懐かしく感じつつも、残念ながら「今年に限って」ということとなるでしょう。

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《第9戦トスカーナGPのポイント》
・ムジェロは現代F1規格ではない
・ローリングスタートのルールを守ろう
・レッドブルはスタートの加速が悪過ぎる
・アルボン、初表彰台おめでとう!

結果だけ見ちゃうとなんて事無いメンバーに落ち着いていますが、前戦モンツァに引き続き、今回も荒れました。晴れていたのに本当に長かった。ある程度想定内だったけど、重かった。

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おー赤い服を着た観客がいる!これは金曜フリー走行の様子ですが、久々の観客入りのGPです。だいぶ人数制限ありのポツリポツリではあるものの、やっぱりスポーツ観戦は生がいい!ムジェロでの初開催トスカーナGPは何と言ってもこれがある。
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フェラーリF1参戦1,000戦目。ほか実に輝かしい戦績で現在のF1を支えています。今シーズンはWinsやTitlesを増やすには厳しい状態にありますが、参戦数は確実に増えていきます。歴代の偉大な先輩達が積み上げてきた歴史に恥じぬ予選や決勝になるといいですね!
この週末に入る直前に来シーズンのシートについて動きがありましたね。レーシングポイントのペレスが離脱し、大方の予想通りベッテルが入れ替わりで加入、アストンマーチンのシートにおさまることとなりました。さらにペレスは予選を前にフリー走行でライコネンと交錯した件により1グリッド分の降格が決まっています。ペレスにとっては二重苦。残された来シーズンのシートも限られた数になりましたが、今のF1には貴重なベテランドライバーの一人です。より「大きな財布」を手に、最後まで諦めず就活にも励んでもらいたいですね。

Q1はいつものように新生ウィリアムズ2台から始まります。長い直線がウリでもあるムジェロのメインストレートの「うねり」は撮り方によってこのように見えます。
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結構うねっていますよね。また結構な高低差は画面からもよく伝わってきます。その先のターン2を見ると
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確かにマシン2台ちょっとくらいの幅員ですからかなり狭いことがわかります。こりゃ噂通り現代のF1では追い抜きが厳しそうだ。
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早々にメルセデス2台もトラックイン。特に今回のボッタスは3回のフリー走行全てでトップタイムをマーク。ボッタスはたまにしくじりもやるけど、たまにキレキレ回もある。初開催のムジェロで名を刻めるか?!
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ハミルトン、ボッタスの順の走行でボッタスが画像に映っていないけど、1分15秒749をたたき出し暫定トップへ。2004年のフェラーリ、バリチェロの非公式タイムを大きく上回っています。
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このGPから「ウィリアムズ」のチームでなくなった新生ウィリアムズのラティフィが2本目で先輩ラッセルを上回る14番手に。腐ってもパワーのメルセデスか。
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一揃いしたところ、残り5分の途中経過です。非常に僅差のメルセデスを先頭に、少し離れてレッドブル のフェルスタッペン、さらに離れてレーシングポイント勢が続き、暫定5番手ペレスから19番手のグロージャンまでが0.6秒でひしめき合っています。初開催だと経験の差も無く、あとはセッティングとセンスにかかってくる。
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ラッセルのQ1ファイナルアタック。ラティフィに上回られ力が入ったか、ターン8の進入でインにマシンを落とす。
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完全にトラック外だけどね(笑)ただ思いの外、タイムロスを最小限に抑え、ラティフィを上回り面目を保つ。ウィリアムズのエースの座は譲らない!
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Q2のメルセデスも早めに入る。両者とも赤のソフトタイヤを選択。
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うーんボッタス、今回はハミルトンに僅差負け。まあまだQ2だから。敵はハミルトンしかいないし焦らず。
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フェラーリ代表のルクレールはまた姿が見えなくなってしまっているけど、ベッテルに0.6秒近く差をつけつつ、ひとまず順位は5番手。それにしても、今回のコントロールラインのカメラワーク、下手くそ。
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ハースのQ2はグロージャン一人で戦っています。予想以上に健闘していましたよね。来シーズンのシート争いで尻に火がついたかな。ノーポイントのままではノーシートだぞ!
フェラーリエンジン勢でQ3進出に安泰なのはルクレールだけ。今回のベッテルは?!
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いいんだいいんだ。1,000戦目なんぞ知ったこっちゃあない。もうボクの気持ちは既に他所へ向いている。
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前戦は終始好調をみせつつも、波乱の決勝は悔しい2位表彰台に終わったマクラーレンのサインツはQ2突破まであと2つ順位を上げる必要が
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ギリギリの10位フィニッシュで相方ノリスを上回ってきます。
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セクター1の遅れが響きました。決勝追い上げに期待しましょう!
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Q3に入るとまず先にハミルトンがQ2での自身のトップタイムを削り、ボッタスのタイムを待ちます。
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対するボッタスはセクター1は最速だったものの、以降は逆転されて僅差の2番手。マズい、ポールを獲得して全て一番時計の完成が危ういぞ?!
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プラス1の借金を抱えるペレスはタイム的にはチームメイトのストロールを上回って5番手に。メモリアルフェラーリは一人それを上回って久々の5番手に浮上してきました。ようやくフェラーリのいるべき位置に戻った感じ。メルセデスの2本目はどうか?!セクター1に黄旗が振られているぞ?!
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《予選結果》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)1分15秒144
 2 ボッタス    (メルセデス・M)1分15秒203
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分15秒509

結局ボッタスは黄旗によりタイムアタックを諦めざるを得ない状況で終わりました。得意なセクター1で踏めないとなるとキツいですよね。オコンのヤツー!!

《先日の予選予想との答え合わせ》
3番手フェルスタッペン、9番手サインツ、12番手クビアト、17番手ジョビナッツィで4人正解でした。まさか5番手に浮上したルクレール、そしてまさか16番手で終えたガスリーは意外でした。フェラーリ系エンジンユーザーはQ1落ち2人、Q2落ち3人、Q3進出1人と低調ながら予想していたよりは健闘したと思います。本当はこんな位置で誉めちゃいけないんだけどね(笑)

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《Q3トップのハミルトンと各チームの差》 
 メルセデス(ボッタス)は0.06秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.3秒落ち※
 ルノー(リカルド)は1.1秒落ち※
 フェラーリ(ルクレール)も1.1秒落ち
 レーシングポイント(ストロール)も1.1秒落ち※
 マクラーレン(サインツ)が1.4秒落ち※
 アルファタウリ(クビアト)は1.7秒落ち
 アルファロメオ(ライコネン)も1.7秒落ち
 ハース(グロージャン)が1.9秒落ち※
 ウィリアムズ(ラッセル)は2.1秒落ち

予選順位によらない、あくまでチーム最速タイムとハミルトンとのタイム差になりますので、順位が一部入れ替わっています。全体でも2.1秒の差におさまり、1秒差台に7チームがひしめき合っています。今回の予選はQ3よりもQ2が最速だったドライバーもいくつかありました。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ルクレール(フェラーリ・F)

初開催ポールを獲得したハミルトンもすごかったし、Q1で一瞬ラッセルを上回ったラティフィもよかった。予選を初めから終わりまで全てしっかり観たわけですが、ただ今回「これこそは!」とmiyabikunが唸ってしまうドライバーやチームは見当たりませんでした。そこで半ば無理矢理捻り出した結果、ルクレールを選ぶことにしました。ダメだダメだと言われる今シーズンのフェラーリではあるものの、このGPはフェラーリのメモリアルレースです。順位やタイムはまだまだ誉めるべきの位置にはありませんが、マシンが整わないのかうわの空の先輩を大きく引き離した予選でした。少なからず観客も入っていますしね、フェラーリのエースとして胸を張って決勝に備えてほしいです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 オコン(ルノー・R)

こちらも上記と同様に特別悪かったドライバーもいません。今シーズンからこのコーナーを設けた以上、何かを挙げないと企画倒れになってしまうので、強いて言ってルノーのオコンにしました(笑)ムジェロのポールはボッタスの一択でくると思われた週末で、Q3の2回目のはみ出し黄旗が振られ、ボッタスのラストアタックが台無しになってしまいました。オコンからしてみたら「そんなこと知ったこっちゃないよ」と言われそうだけど、チームメイトのリカルドと比較するとノータイムで負けているわけで、、。今シーズンは「ルノー」の名の最終年、スピードだけはあるマシンなんですから、来年はエース面でいられるよう、せめてリカルドには勝てるように精進しましょう!

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《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)
 2 ボッタス    (メルセデス・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)

前戦のモンツァで衝撃的に荒れたこともあり、今シーズンの勢力図の記憶がぶっ飛んでしまいそうになりますが、冷静な、真っ当な内容でいけばコレが現実的かなと思います。やはりムジェロは現代のF1マシンからみたら幅員が狭く、高速コーナーが続くレイアウトからしても、追い抜きは困難そうですよね。スタートダッシュを決めるか、またはタイヤとの相性やピット戦略か。特に上位勢の大きな順位変動は無いと予想します。

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F1で久々、正真正銘の初開催サーキットでのGPがやってきました。速いけど狭いし抜き辛い、なんて前評判を耳にしますが、未知である点は非常に楽しみです。先日のイタリアGPのように波乱があるといいのになぁ。
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《トスカーナGPの基本情報》
 ムジェロサーキット
  全長           :5.245km×59周=計309.455km
  開催回数 :1回目
  コーナー数:15箇所
  高低差       :41.2m
  DRS区間数:1箇所
  母国レース :ジョビナッツィ
        フェラーリ、アルファタウリ

《トスカーナGP個人的印象》
 ・フェラーリの極秘テストコース
 ・MotoGPのV・ロッシの「庭」
 ・紙をまとめるクリップにちょうど良さそう
 ・長いストレートは微妙に真っ直ぐではない

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イタリア中部の都市フィレンツェからも近いサーキットです。周辺を見渡すと盆地のような土地にあり、サーキット自体も実に起伏に富んでいます。観る側もきっと乗る側も平坦よりかは起伏がある方が楽しいはず。miyabikunは起伏のあるドライブが好きだから、きっとそう(笑)
このサーキットはフェラーリが所有するプライベートテストやイベント、それからMotoGPを継続開催してきた地。フェラーリはこのレースが1,000戦目にあたるため、マシンもレーシングスーツも深みのある赤を限定色として採用します。
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アルファロメオとはまた違う重厚さを感じるカラーリングではありますが「躍動感ある跳ね馬の動脈」というよりかは「今までの体内の『膿』を出し切る静脈流」のような色合いにも見えてきてしまいます。こじつけかな。
レイアウトを見る限り、長いストレートに目がいきます。先日のモンツァにも匹敵する全開率とハイスピードなコーナリングを見ることができそうですね。先日描きあげたレイアウトを加工して、コーナー名とセクターを区切る作業を経て再貼り付けしてみました。一応頑張ってサーキットをトレースしたつもりなのですが、このサーキットに限らず、貼り付けたり加工する度に上下方向(南北方向)が潰れていっている気がします。やっぱりCADで描かないと正確ではなくなりますね。
今回はいつも並べるデータ関連が全くありません。このまま予選予想に進んでは芸がないため、何らかの「豆知識的なこと」をまとめてみました。

《ムジェロにおけるカテゴリー別最速タイム》
 F1    1分18秒704 バリチェロ(2004)
 F3000   1分38秒361 ザナルディ(1991)
 MotoGP   1分45秒519 マルケス (2019)
 人間  16分16秒  マウリシオ

時代はバラバラ、規格やタイヤの数まで異なる「各カテゴリー最速タイム」になります。MotoGPを詳しく知らないのですが、レースシーンやオンボード映像を観る限りとてもダイナミックで速く感じるんだけど、タイム的に比べるとF1とかなり差があるんですね。F1の参考タイムはフェラーリがバキバキに強かった時代、でも非公式ですから、あくまで参考程度に。今年の予選タイムが本当の意味で「F1初タイム」であり「F1最終タイム」になっちゃうのかな。
オマケのように入れた「人間のランキング最速タイム」5kmを16分というタイムは陸上競技経験者が聞けば、1kmを3分ちょいのペースでしょう。速いには速いけど無茶苦茶速いものでもないかな、なんて思いますよね(ちなみに陸上5,000mの世界記録が12分35秒36、高校生男子の日本記録は13分36秒89です)ただこのムジェロサーキットは高低差が41.2mもあります。マンションに例えれば14階に相当。ココは平坦な陸上トラックなんかではない、そう考えれば結構速い。どこの誰だかさっぱりわからんが、すごいぞマウリシオ!

《初開催を制した現役ドライバー》
 予選ポールポジション
  ヤスマリーナ      ハミルトン
  COTA          ベッテル
  ブッダ国際       ベッテル
  韓国国際        ベッテル
  イスタンブールパーク  ライコネン
  ソチオリンピックパーク ハミルトン
 決勝優勝
  ヤスマリーナ      ベッテル
  COTA          ハミルトン
  ブッダ国際       ベッテル
  イスタンブールパーク  ライコネン
  ソチオリンピックパーク ハミルトン

「初」を獲るって、何においてもメモリアルだし嬉しいですよね。トスカーナGPの予想には直接関係はしませんが、現役ドライバーによる初ポールと初優勝を抜粋してみました。大抵は予選と決勝が「対」になるのが基本ですが、韓国GPは優勝がアロンソのため除外され、一つだけズレが生じます。顔ぶれは不思議とチャンピオン経験者に限られていますね。アロンソも含め、やはり初を制するものは強者。チャンピオンになる資質を兼ね備えたドライバーということですね。こうしてみると、ベッテルは初に強い(強かった)ようです。果たしてマシン依存か実力か。この先行われることは今のところ考えにくいムジェロでのF1。ポールポジション獲得や優勝は確実に歴史的インパクトが与えられます。これらチャンピオンクラス以外から出れば、統計的に将来はチャンピオン確定か?!
以前に「ドライバーの初優勝」についてクローズアップしたことがありましたが「サーキット初優勝」という観点からデータ整理してみても面白そうですね。今度「初好きドライバー」を探ってみたいと思います。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C3)
 黄:ミディアム(C2)
 白:ハード  (C1)

ムジェロでは最も硬いアロケーションが組まれました。って、初開催だから何もかもがわからないし書き様も無いため、F1とは全く関係ない余談を織り交ぜてつつ何とかここまで引っ張りました(笑)勘でしかないトスカーナGPの予選予想を立ててみます。

《トスカーナGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.ラティフィ   (ウィリアムズ)
 19.グロージャン  (ハース)
 18.マグヌッセン  (ハース)
 17.ジョビナッツィ (アルファロメオ)
 16.ラッセル    (ウィリアムズ)
〜Q2〜
 15.ベッテル    (フェラーリ)
 14.ライコネン   (アルファロメオ)
 13.ルクレール   (フェラーリ)
 12.クビアト    (アルファタウリ)
 11.ストロール   (レーシングポイント)
〜Q3〜
 10.ガスリー    (アルファタウリ)
   9.サインツ    (マクラーレン)
   8.オコン     (ルノー)
   7.ペレス     (レーシングポイント)
   6.ノリス     (マクラーレン)
   5.アルボン    (レッドブル)
   4.リカルド    (ルノー)
   3.フェルスタッペン(レッドブル)
   2.ハミルトン   (メルセデス)
  P.P.ボッタス    (メルセデス)

今シーズンのQ3進出メンバーも概ね決まりつつあります。メルセデスは別格として、それに続くフェルスタッペンとここまでは大方安定していて、以下がマクラーレンの2人、ルノーのリカルド、アルファタウリのガスリー、レーシングポイントのペレスのあたり。あとは彼らがどういう順列となるか、ですね。決勝レースでは「2人揃って」とはいかないルノーは予選だけは抜群な速さを示しています。また予選も決勝も安定してそつなく速いマクラーレンはノリスが前で今回も予選通過と読みました。前戦は奇跡の優勝を果たしたガスリーもクビアトを置いてきぼりにQ3進出が期待できます。
中団勢は「問題ありげ」なチームが固まってきます。マシンの「心臓」に手を焼くフェラーリ勢はライコネンの好走が期待できそう。前戦イタリアGPの後半レースはズルズルと順位を落とし、惜しくも入場圏外へ押し出されてしまったものの、あのマシンをもってしての「フェラーリ超え」を可能にするのはおっちゃんでしか出来ない業。もう気持ちは他所にあるベッテルを食って、今シーズン初入賞を目指してもらいたいところです。ラッセルくんもまたQ1突破できるといいなぁ。

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先日あれだけホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)でのブラジルGP予選をみてきたっていうのに、今回振り返るのは1982年第2戦ジャカレパグア(のちのネルソン・ピケ)で行われたブラジルGPです。ブラジルGPには間違いないけど、繋がってなーい(笑)今シーズンはブラジルGPも無いことだし、何でもアリ。
1982年は先日オランダGPで初めて取り扱いました。今回は2回目で「過去のレース」シリーズで現時点での最古のレース更新となります。キャラミでの開幕戦南アフリカGPは前年チャンピオンのピケがリタイヤする一方、ターボが自慢のルノーがポールトゥウィンを飾ってこの第2戦を迎えています。シーズンはまだ始まったばかり。当時はマシンに「グラウンド・エフェクト」いわゆる地面効果に依ったマシンが主流となっていました。マシンフロアに飛行機の翼をひっくり返したような形状を採り、飛行機とは逆に地面に押さえつけるような原理でダウンフォースを得るという画期的な技術ではありましたが、マシンがひとたび挙動を乱したりすると、一気にリセットされて浮き上がってしまうというリスクと紙一重の特性もありました。

予選は開幕戦に続いてルノーのプロストがポールポジションを獲得。2番手もターボエンジンを積むフェラーリのG・ヴィルヌーブが獲り、ターボ車がフロントロウを占めています。ノンターボ(NA)車の最上位はウィリアムズで3番手のK・ロズベルグ、続いてマクラーレンのラウダが4番手となっています。キャラミよりは低速基調のジャカレパグアでもターボ勢が猛威を振るうのか?!

《予選結果》
 1 A・プロスト  (ルノー・R・MI)
 2 G・ヴィルヌーブ(フェラーリ・F・GY)
 3 K・ロズベルグ (ウィリアムズ・Fo・GY)
 ※MIはミシュラン、GYはグッドイヤー
  Foはフォード

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決勝のスタート!画像があまり良くないので、見辛いかもしれませんが、とにかく路面が酷いです。4回に分けて舗装したかのような継目が遠目のカメラでもはっきり見て取れます。一般道であれば車線毎に打ち継ぐのはよくあることですが、ここはサーキットですからね。規格が非常に良くない。スタートでモタつく黄色いプロストに代わって、フェラーリのエースとして名高いヴィルヌーブがトップに立ちます。
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ロズベルグの攻撃も何のその。
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プロストからの攻めも怖くない!さすがフェラーリのチャンピオン獲得を託された男です。

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レースが進行するにつれ、予選7番手に甘んじたチャンピオン、ピケのペースが上がっていきます。ココは俺の地元だよ、と。ノンターボのブラバムでターボのルノーをあおる。
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次なる標的はいよいよトップをひた走るヴィルヌーブです。
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NP「おい。兄ちゃんもターボだよな。見てな」
ロズベルグも復調をみせ、ピケとセットでヴィルヌーブ狩りに向かいます。
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スーッと近付いて
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インに追いやる。ヴィルヌーブは左側を脱輪して制御できず
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スピンしながら外側へ。
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NP「ふん、あいつビビってやんの。可愛いな」
ピケとヴィルヌーブのマシンは触れ合っていません。ピケの巧み勝ち。今でこそこのような「プレッシャーによるバトル」はだいぶ減ってしまいましたが、昔はこうした駆け引きや揺さ振りでライバルを追い込んでいく手段は定石でした。

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こちらは同じブラバムでも、ピケの相方パトレーゼの方です。マシンを半分グリーンに落として、何やら様子がおかしいです。
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あー回っちゃうー
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ほぼトラックを横断する形のスピン。リオ・デ・ジャネイロの暑さとこの酷い路面により、意識朦朧になってしまいました。トラック復帰しようと試みるもimage
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あらら真っ直ぐに走れず、また同じようにくるくるしちゃっています。よくこの状態で自力帰還できたなぁ。コクピット内でほぼ死んでいる。。image

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ヴィルヌーブをかわした後、順調にラップを重ねるピケは初の母国優勝がみえてきました。1975年のC・パーチェ以来の快挙で観客も大賑わい。image
あーあ、トラックにまでこんなに飛び出しちゃって。喜ばしいことだけど、後続も来るんだし危ないよ!
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《決勝結果》
 1 N・ピケ   (ブラバム・Fo・GY)
 2 K・ロズベルグ(ウィリアムズ・Fo・GY)
 3 A・プロスト (ルノー・R・MI)

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表彰式はピケ嬉しい嬉しいシーズン初優勝、母国初優勝のはずなのに、こちらも様子がおかしいですね。2位のロズベルグ、3位のプロストも異変を感じる。image
おっとっと、、、
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喜ぶどころか、立っていられずグニャリと力尽きる。パトレーゼ同様にさすがのピケも限界だったんですね。出走26台中、完走は12台とかなりサバイバルなブラジルGPとなりました。
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しかし、このレースはこれで終わりではありませんでした。トップ2台はフィニッシュ後にブレーキ冷却水を足して、最低車体重量をクリアしたとのタレコミがあり審議。後日裁定が下りました。

《後日最終結果》
  失格 N・ピケ   (ブラバム・Fo・GY)
  失格 K・ロズベルグ(ウィリアムズ・Fo・GY)
  1 A・プロスト (ルノー・R・MI)
  2 J・ワトソン (マクラーレン・Fo・MI)
  3 N・マンセル (ロータス・Fo・GY)

優勝のピケと2位ロズベルグが失格。3位以下が繰り上がりとなりました。これを不服としたFOCA(Formula One Constructors Association の略で現在でいうFOTAに相当)系に属するチームが第4戦サンマリノGPの出走を辞退し、26台中14台の参戦、完走はたった5台という非常にシラけたレースを行うまでに発展してしまいました。1982年シーズンはご存知の通りK・ロズベルグによるフィンランド人初、わずかシーズン1勝でのチャンピオン獲得となりましたが、もしこのブラジルGPの失格やサンマリノGPの不参加が無ければ、チャンピオン争いも異なる結果になっていたかもしれません。

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今週末はF1では有名、でも本戦では未開催となるムジェロでのトスカーナGPです。しかし未開催ということはいつものコレができないわけで、となれば「本来は行われるはずであったサーキット」に代わりを頼むしかありません。今回は9月初頭には馴染みがないブラジルGPの舞台であるホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)の歴代ポールポジションタイムをみていきます。開催されないってのにどうにか隙間みて差し込むなんて、miyabikunは頑なよね(笑)だって可哀想じゃないですか、一時期はF1大国といわれたブラジルは今や現役ドライバー0人。おまけにココだっていつまで開催されるか分からなくなってきたし。ここが終われば、今シーズン予定だったアメリカ大陸系のGPは終わり、対象もだいぶ減ってきます。

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《ホセ・カルロス・パーチェの基本情報》
    全長   :7.960km(1973〜77)
       7.874km(1979,80)
       4.325km(1990〜96)
       4.292km(1997,99)
       4.309km(2000〜)
 コーナー数:15箇所(2000〜)
   開催回数  :37回

サンパウロの近く、東西を湖で挟まれた間にあるサーキットです。サーキット自体は1936年開業と非常に古く、F1が初めて開催されたのはそのだいぶ後、73年からになります。当初は「湖の間」という意味のインテルラゴスという名称で呼ばれていましたが、開催3年目の75年にここで優勝を挙げ、のちに飛行機事故で命を落とした英雄、カルロス・パーチェの名前に改称され今に至ります。メキシコGPが行われるエルマノス・ロドリゲスの存在により、さほど目立たなくなってしまいましたが、標高800mの土地にあるため、他のサーキットに比べると空気が薄いといわれる時代もありました。
レイアウトは数回の変更を経ていますが、大きく分けると2種類に分類されます。
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 ・1973〜77年 7.960km 赤色(オリジナル)
 ・1979,80年 7.874km
 ・1990〜96年 4.325km(ショートレイアウト)
 ・1997,99年 4.292km
 ・2000〜現在 4.309km 黒色

miyabikun横着して、前に描いた2つのままです。ごめんなさい。でも凡そこの2つを押さえておけば説明できます。右側の黒が現レイアウトの馴染みがあるもの。左側の赤が旧レイアウトです。似ているけど、赤がとても複雑にみえます。重ねてみると、違いがよくわかります。
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現サーキットが一回り内側にありますね。ちょうどターン2,3に位置する「エス・ド・セナ」で内側にシフトし、旧レイアウトを逆走するような形になります。そしてサーキット後半にあたる低速のインフィールド区間手前で再び旧レイアウトに戻っていきます。
旧レイアウトと現レイアウトの間に9年の空白期間があります。78年の1年を含めた10シーズンはリオ・デ・ジャネイロにあるネルソン・ピケ(旧 ジャカレパグア)サーキットにブラジルGPが移されたためです。また、こちらも今でこそ珍しくなくなりましたが、かつてはGPサーキット少数派となる「反時計回り(左回り)」のサーキットとしても有名でしたね。開催は開幕に近い夏から秋の1月〜4月、2003年からは閉幕に近い春にあたる10月や11月に行われています。今のような9月はまだ冬。南半球ですから日本と季節も逆。

《ホセ・カルロス・パーチェの予選P.P.タイム変遷》
 73 7.960km 2分30秒500 ピーターソン
 74 7.960km 2分32秒970 Eフィッティパルディ
 75 7.960km 2分29秒880 ジャリエ
 76 7.960km 2分32秒500 ハント
 77 7.960km 2分30秒110 ハント
 78 
 79 7.874km 1分23秒070 ラフィ
 80 7.874km 1分21秒400 ジャブイユ

 90 4.325km 1分17秒277 セナ
 91 4.325km 1分16秒392 セナ
 92 4.325km 1分15秒703 マンセル
 93 4.325km 1分15秒866 プロスト
 94 4.325km 1分15秒962 セナ
 95 4.325km 1分20秒081 Dヒル
 96 4.325km 1分18秒111 Dヒル
 97 4.292km 1分16秒004 Jヴィルヌーブ
 98 4.292km 1分17秒092 ハッキネン
 99 4.292km 1分16秒568 ハッキネン
 00 4.309km 1分14秒111 ハッキネン
 01 4.309km 1分13秒780 Mシューマッハ
 02 4.309km 1分13秒114 モントーヤ
 03 4.309km 1分13秒807 バリチェロ
 04 4.309km 1分10秒646 バリチェロ
 05 4.309km 1分11秒988 アロンソ
 06 4.309km 1分10秒680 マッサ
 07 4.309km 1分11秒931 マッサ
 08 4.309km 1分12秒368 マッサ
 09 4.309km 1分19秒576 バリチェロ
 10 4.309km 1分14秒470 ヒュルケンベルグ
 11 4.309km 1分11秒918 ベッテル
 12 4.309km 1分12秒458 ハミルトン
 13 4.309km 1分26秒479 ベッテル
 14 4.309km 1分10秒023 Nロズベルグ
 15 4.309km 1分11秒282 Nロズベルグ
 16 4.309km 1分10秒736 ハミルトン
 17 4.309km 1分08秒322 ボッタス
 18 4.309km 1分07秒281 ハミルトン
 19 4.309km 1分07秒508 Mフェルスタッペン

空白期間の81〜89年は省略しました。そのタイミングでサーキットも大幅改良されていますのでちょうどいいですね。
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旧レイアウト時代は8km弱を2分30秒かけて走破していました。ドイツやベルギーなどと同様にオールドサーキットは一周距離が長いため、現代の1分台で走破する時代からみるとだいぶ長く感じます。グラフをみても大人と子供の差のようで全く比較になりません。
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そこでいつものように近代サーキットのみを抜粋して再作図しました。これでだいぶ見易くなります。ざっと見る限り、時代変化とともに少しずつ綺麗にタイム低下しているようですね。3.0ℓV10末期の2004年あたりまで順調にタイムを削り、2.4ℓV8になると一度タイムが遅れ、現パワーユニットになり急激に速くなっています。
以前に「過去のレース」で振り返ったこともある95年、ウィリアムズのヒルが記録した1分20秒081は前年のセナの記録から4秒近く遅れています。これは雨絡みではあるものの、ハーフウェットコンディションによるタイムではあるものの、このレース自体のタイムが低調でした。これは前年の「重大事故」以降のマシンレギュレーション変更により、ダウンフォースが削られたためです。
続いて2.4ℓV8時代に着目すると、中間期にあたる09年や10年が遅めとなっています。これは言うまでもなくウェット路面による影響になります。さらにいうと、09年シーズンは前年まで続いた「ウィング類の排除」に伴い、再びダウンフォースの大幅な低下を余儀無くされました。外周の高速区間はともかく、インフィールド区間でのダウンフォース低下はタイムに大きく影響します。ちなみに09年はフリー走行2回目が最も速く、当時フェラーリのアロンソが1分12秒314で走破。翌10年のフリー走行2回目はレッドブルのベッテルが1分11秒968となっていますが、それを前後のドライ予選に当て込んでも横ばいな感じですね。13年の振り切れているグラフも雨です。ブラジルは雨が絡むと決勝は非常に危険なレースとなります。
グラフでいうオレンジの帯、現在使用される一周全長4.309kmレイアウトは2000年から20年に渡って変更されていません。ということは、大きく3種類の異なるパワーユニットの比較ができるということ。タイム編の〆は3.0ℓV10、2.4ℓV8、そして現在の1.6ℓV6ハイブリッドターボのセクター別最速タイム比較をしてみたいと思います。

・ブラインドコーナーを流れるようにセクター1
 04バリチェロ  06マッサ  18ハミルトン
    17秒883      18秒014       17秒454
・クネクネと上り下りイライラのセクター2
 04バリチェロ  06マッサ  18ハミルトン
    36秒071      35秒375      34秒122
・左へ左へ、とにかく踏め踏めセクター3
 04バリチェロ  06マッサ  18ハミルトン
    16秒692       17秒139      15秒601
● 1周ポールポジションタイム※
 04バリチェロ  06マッサ  18ハミルトン
 1分10秒646  1分10秒680  1分07秒281

※セクター最速タイムを記載しているため、
 各セクター合算とポールタイムに差があります

三者比較するとハミルトンが記録した18年の歴代最速タイムが一際目立ちますね。マシンはそこそこ重たいはずなのに、全セクターで頭一つ速いです。僅差となる04年の「二代目」バリチェロと06年の「三代目」マッサの違いとしては、ストレート基調のセクター1や3の部分の遅れをクネクネなセクター2で帳消しにしている点。 2年の違いでパワーはかなり低下しましたが、回転数を20,000回転近くまで回し、空力的にも向上させました。どんなサーキットでもパワーがあるに越したことはありませんが、先程も書いたように、このサーキットはセクター2のインフィールド区間で如何にしてロスしないか、これが重要だと思います。
IMG_5889

《ホセ・カルロス・パーチェの予選P.P.平均速度変遷》
 73 7.960km 190.4km/h 100%    ピーターソン
 74 7.960km 187.3km/h   98.4% Eフィッティパルディ
 75 7.960km 191.2km/h 100.4% ジャリエ
 76 7.960km 187.9km/h   98.7% ハント
 77 7.960km 190.9km/h 100.3% ハント
 78 
 79 7.874km 198.1km/h 104.1% ラフィ
 80 7.874km 200.5km/h 105.3% ジャブイユ

 90 4.325km 201.5km/h 105.8% セナ
 91 4.325km 203.8km/h 107.0% セナ
 92 4.325km 205.7km/h 108.0% マンセル
 93 4.325km 205.2km/h 107.8% プロスト
 94 4.325km 205.0km/h 107.6% セナ
 95 4.325km 194.4km/h 102.1% Dヒル
 96 4.325km 199.3km/h 104.7% Dヒル
 97 4.292km 203.3km/h 106.8% Jヴィルヌーブ
 98 4.292km 200.4km/h 105.3% ハッキネン
 99 4.292km 201.8km/h 106.0% ハッキネン
 00 4.309km 209.3km/h 109.9% ハッキネン
 01 4.309km 210.3km/h 110.4% Mシューマッハ
 02 4.309km 212.2km/h 111.4% モントーヤ
 03 4.309km 210.2km/h 110.4% バリチェロ
 04 4.309km 219.6km/h 115.3% バリチェロ
 05 4.309km 215.5km/h 113.2% アロンソ
 06 4.309km 219.5km/h 115.3% マッサ
 07 4.309km 215.7km/h 113.3% マッサ
 08 4.309km 214.4km/h 112.6% マッサ
 09 4.309km 194.9km/h 102.4% バリチェロ
 10 4.309km 208.3km/h 109.4% ヒュルケンベルグ
 11 4.309km 215.7km/h 113.3% ベッテル
 12 4.309km 214.1km/h 112.4% ハミルトン
 13 4.309km 179.4km/h   94.2% ベッテル
 14 4.309km 221.5km/h 116.3% Nロズベルグ
 15 4.309km 217.6km/h 114.3% Nロズベルグ
 16 4.309km 219.3km/h 115.2% ハミルトン
 17 4.309km 227.0km/h 119.2% ボッタス
 18 4.309km 230.6km/h 121.1% ハミルトン
 19 4.309km 229.8km/h 120.7% Mフェルスタッペン

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平均速度での比較です。旧レイアウト込みのグラフになりますが、先程のタイムグラフのような「突き抜け」に対し、速度変換をするとさほど違和感なく右肩上がりの速度向上に落ち着きます。ただ70年代のマシンとなると、初代となる紫帯の7.960km時代最速が191.2km/h、次の水色帯7.874km時代の最速は200.5km/hと200km/hがやっとな感じでした。レイアウトを見てわかるように、当時を知らない者からするとちょっとクネクネし過ぎているんですよね。同じような景色を度々見て、パッとオンボード画像を見せられても、どこにいるんだか分かり辛そう。助手席に乗せられたら確実に車酔いしちゃうだろうな。
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こちらも90年以降を抽出しています。マシンレギュレーションに翻弄される開幕戦となった95年、そして雨に翻弄された09年が200km/h以下となり、旧レイアウト相当の落ち込みとなりましたが、他は年々順調に速度を上げ、18年は230km/hを超えるまでになりました。今までみてきたサーキットでも同様なことを書いていますが、近年はマシン時代の最高速度自体は一時期に比べれば上昇を止めています。しかしタイムは特にこの2、3年で急激に向上しています。ということは「ストレートで速いだけではなく、コーナー通過も速い」ことでタイムが向上していることが明らかです。コーナーがコーナーでないような扱いになっているということになります。ここのインフィールド区間はまだブレーキングを必要とする中低速、中速クラスの半径が続くものの、それらを速く通過できるようになったからこそ、このようなゲインがみられます。タイムや速度とは関係ない余談ですが、ポールシッターの面々をみていると、何かに気付きませんか?!フィッティパルディにはじまり、セナ、バリチェロ、マッサと地元ブラジル人ドライバーが多く、それも複数回ポールポジションを獲得していますね。やっぱり母国は他には無い力が生まれてくるのでしょうか。とは言いつつ、有名なブラジル人チャンピオンの名が珍しく見当たらないけど(笑)

一昔前のこのサーキットはどちらかといえば中低速のサーキットという印象が強くありました。ところがマシンが進化するにつれ、速度も徐々に上がり、タイム向上だけでなくドライバーへの体力的負荷も確実に大きくなっていきます。今シーズンは残念ながら開催しませんから、その進化具合を目の当たりにはできません。次回開催されることになったら、またどれだけタイムが向上してくるのか、またどこが限界点なのか興味深いところですね。また冒頭にも書いた通り、ブラジルGPの移転開催の噂もチラホラ耳にします。危険だとか治安が悪いとか、悪名も聞かれるサーキットではありますが、長いこと行われてきたサーキットが使われなくなるのもどこか寂しさを感じます。

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