F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:F1

今のF1の日本代表はレーシング・プルズで4年目を迎えた角田裕毅が1人で支えています。今回春開催となる第4戦日本GPではフリー走行で岩佐歩夢がステアリングを握ることも注目されますね。
ひと昔、いやふた昔前まではドライバーやドライバー以外にも様々な日本代表がいました。今回はF1に日本が色濃く貢献していた時代、今から22年前となる2002年最終戦日本GPを振り返りたいと思います。
2002年は全17戦で争われ、日本GPはその最終となる17戦目に行われました。

前戦第16戦アメリカGP(インディアナポリス)までの獲得ポイントとランキングで戦績を簡単に振り返っておきます。


《前戦までのドライバーズランキング》
   1 M・シューマッハ  134pts ★
   2 R・バリチェロ     71pts(-63pts)
   3 J・P・モントーヤ   47pts(-24pts)
   4 R・シューマッハ    42pts  (-5pts)
   5 D・クルサード     41pts  (-1pt)

《前戦までのコンストラクターズランキング》
   1 フェラーリ  205pts ★
   2 ウィリアムズ   89pts(-116pts)
   3 マクラーレン   61pts  (-28pts)
   4 ルノー      22pts  (-39pts)
   5 ザウバー     11pts  (-11pts)

当時の絶対王者は言わずと知れたフェラーリのM・シューマッハでした。なかなかチャンピオンや勝利に身を結ばないフェラーリを立て直し、1990年代末に復調をみせたマクラーレンとハッキネンを2001年に失脚させた末、ここまで16戦で10勝、3年連続5回目のチャンピオンを獲得。同じマシンを操るバリチェロに対して2倍近くのポイント差を築いています。M・シューマッハの取りこぼした6回はバリチェロが4勝のランキング2位、ウィリアムズのR・シューマッハが第2戦マレーシアGPで1勝のランキング4位、そしてマクラーレンのベテランであるクルサードが第7戦モナコGPで1勝しランキング5位につけています。ランキング3位のモントーヤは未勝利ながらF1参戦2年目でこの位置にいるのは立派ですが、いずれにしてもM・シューマッハの勢いを止められる者はいません。

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この年の日本代表といえば、モータースポーツ遅咲きながら、ホンダをバックボーンにみるみる才能を開花させた佐藤琢磨がジョーダンからフル参戦デビュー。またそのジョーダンとB・A・Rの2チームにエンジンを供給したホンダ。そして忘れてはならないのがこちら。
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日本を代表する自動車会社トヨタがワークスチームとしてデビュー。さらにはブリヂストンがタイヤサプライヤーを続けており、ドライバーやエンジン意外にも日本ブランドが随所に貢献していました(細かいものを挙げたらもっとたくさん)ドライバーズチャンピオンはとうの昔、第11戦フランスGPで決定。コンストラクターズチャンピオンも既に決まってしまっているわけで、いわば消化試合もいいところの状態で迎えた「一年で最後」の予選は衝撃的な状況から始まります。IMG_2486
トヨタをドライブするマクニッシュが130Rでスピンしタイヤバリアに激突。マクニッシュは無事も衝撃は凄まじく、ガードレールを突き破ってマシンが大破してしまいます。これによりマクニッシュは大事をとり決勝を欠場。トヨタの初母国凱旋はエースのサロ1人に託すこととなりました。IMG_2488
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これがF1でのマクニッシュの最後の姿(今も生きています)

ポールポジションは、、確認するまでも無くM・シューマッハがシーズン6回目、キャリア50回目、日本GPでは5年連続の獲得となり、チャンピオンを獲っても手を緩める様子は一切無く。。
トヨタ同様に初母国凱旋となる佐藤はチームメイトのフィジケラを上回る7番グリッドを獲得。グリッドは4列目までフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、ジョーダンが綺麗に並んでいます。

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《予選結果》
P.P.M・シューマッハ
 (フェラーリ ブリヂストン)
  1分31秒317
 2 R・バリチェロ
 (フェラーリ ブリヂストン)
  1分31秒749(+0.432秒)
 3 D・クルサード
 (マクラーレン・メルセデス ミシュラン)
  1分32秒088(+0.771秒)

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決勝を前に佐藤の相方フィジケラはホンダエンジンが根を上げ、急遽Tカー(予備車)での出走を強いられます。
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佐藤は大丈夫!自身最高位の7番グリッドから自信ある走りを。

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スタートは混乱無く、M・シューマッハはスムーズに第1コーナーに滑り込む。
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黄色い佐藤は青のルノー2台の標的になっています。上位スタートの洗礼にどこまで耐え抜けるか。

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ラップ毎に2位以下を引き離すM・シューマッハ。鈴鹿を得意とする5回チャンピオンはチャンピオンを防衛しても容赦無し。

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第2デグナーで土煙を上げる1台。ザウバーからF1デビューしたマッサです。デグナーでのはらみ出しも鈴鹿あるあるですね。
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将来が期待される新人。この先鈴鹿で勝てる日が来るかな?!(残念ながら鈴鹿では1勝も出来ませんでした)以降、ドライバーズサーキット鈴鹿は各マシンに試練を与え始めます。
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7周目に3番グリッド発進のクルサードがスローダウン。そのまま四角いガレージにアタマから四角く突っ込む形でリタイヤ。
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ジョーダンに続いてB・A・Rにもマシントラブルが発生。パニスが8周で離脱。アンラッキーストライク。
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ここまで順調に入賞圏内に浮上してきた佐藤の1回目のピットストップ。ピットアウトすると
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ルノー2台が本線を通過していく。レースはまだ前半戦ですが、当時は今と異なり入賞は6位まで。まだまだ諦めず食らいつきたい。

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こちらはフィジケラを追うB・A・Rのヴィルヌーブ。ホンダエンジン対決です。例え腐ってもれっきとした現役チャンピオン経験者です。ピタリと130Rで背後につけ、カシオトライアングルで仕掛ける魂胆か。
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27周目の最終コーナーで白煙を上げて、B・A・Rはレースの折り返しを迎えること無く店終い。完全にアンラッキーストライク。
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一方で佐藤をかわすことに成功したルノーの一角、トゥルーリは32周目にマシントラブルでスローダウン。ヘヤピンを前に佐藤にかわされていく。これで佐藤は自動的に6位復帰。とにかく今回の日本GPは次から次へとリタイヤ者が出てきます。

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そして佐藤は2回目のピットを迎えます。
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佐藤を見守るジョーダン首脳陣。貴重な入賞がかかっています。チームのため、佐藤のため、そしてエンジン母国のホンダのためにも。
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よし、大丈夫!
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黄色い観客も一安心。

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37周目。えー!ジョーダンのマシンから白煙!佐藤かフィジケラのどっちだ?!
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フィジケラでした。佐藤は元気に6位を守っています。

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レース終盤の49周目。3位を走行していたウィリアムズのR・シューマッハもマシン後方から白煙が見えます。このレースはとにかく白煙がよく上がります。
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F1で2年目、先輩のハッキネンに代わりマクラーレンのシートに座ったライコネンがかわしていく。R・シューマッハは一応最後尾11位の完走扱いで2002年を締めくくりました。
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(よしよし、これでタクマはP5だ。2ポイント)

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優勝は、、ご覧の方です(笑)

《決勝結果》
 1 M・シューマッハ
 (フェラーリ ブリヂストン)
 2 R・バリチェロ
 (フェラーリ ブリヂストン)
 3 K・ライコネン
 (マクラーレン・メルセデス ミシュラン)

《ファステストラップとそのタイミング》
 M・シューマッハ(フェラーリ)
  1分36秒125 15周目/53周

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早々とチャンピオンを決めたM・シューマッハ、バリチェロのコンビがワンツーフィニッシュを決め、3位はライコネンが4回目の表彰台登壇を果たしています。エントリーは20台、出走は19台でフィニッシュできたのは11台。なかなかのサバイバルレースとなりました。
それはそうと、今回のレースは表彰式よりこちらに注目が集まります。
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5位初完走!これから戻ってきますよ!
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ED「おめでとう!今日はジョジョエンで宴じゃ」
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まるで優勝でもしたかのような騒ぎです。この年なかなか入賞に届かない苦しい戦いが続きましたが、最終戦の母国で無事にF1初入賞。ライバルのリタイヤとはいえ、6位でなく5位は大金星です。

《レース後ドライバーズポイントランキング》
   1 → M・シューマッハ  144pts ★

   2 → R・バリチェロ     77pts(-67pts)
   3 → J・P・モントーヤ   50pts(-27pts)
   4 → R・シューマッハ    42pts (-8pts)
   5 → D・クルサード     41pts (-1pt)

《レース後コンストラクターズポイントランキング》
   1 → フェラーリ  221pts ★
   2 → ウィリアムズ   92pts(-129pts)
   3 → マクラーレン   65pts  (-27pts)
   4 → ルノー      23pts  (-42pts)
   5 → ザウバー     11pts  (-12pts)

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今シーズン4年目を「チームのエース」として迎える角田。初の春開催となる鈴鹿でもうワンランク上の花、咲かせてほしいですね!

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「予選チャンピオンシップ」第3戦オーストラリアGP編です。3回目の予選グランプリはどのような結果になったでしょうか。

《第3戦オーストラリアGPの予選順位》
P.P.   フェルスタッペン 25pts
 2 サインツ     18pts
 3 ペレス      15pts ※
 4 ノリス      12pts
 5 ルクレール    10pts
 6 ピアストリ      8pts
 7 ラッセル          6pts
 8 角田裕毅       4pts
 9 ストロール      2pts
  10 アロンソ       1pt
  11 ハミルトン
  12 アルボン
  13 ボッタス
  14 マグヌッセン
  15 オコン
  16 ヒュルケンベルグ
  17 ガスリー
  18 リカルド
  19 周冠宇
 -    サージェント
Fast   フェルスタッペン   1pt

 ※予選時他車走行妨害により、決勝3グリッド降格

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ポールポジション及び最速ラップはQ3のラストアタックで唯一の1分15秒台をマークしたフェルスタッペンでしたね。三戦連続。2番手のサインツとの差は0.27秒とまあまあ大きな差を築いています。速過ぎる。。
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レーシングブルズの角田はというと、Q1はトップから0.625秒落ちの8番通過、Q2はトップから0.602秒落ちの9番通過、そしてQ3はポールポジションのフェルスタッペンの0.873秒落ちとなりつつも各セッションのラップタイムを向上させて8番手で終えます。二戦連続の予選ポイントをゲット!

第3戦オーストラリアGP終了時点の予選ポイントランキングは以下のようになりました。

《予選ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 77pts
 2 → ルクレール    47pts(-30pts)
 3 → ペレス      40pts  (-7pts)
 4  ↑  サインツ     30pts(-10pts)
 5  ↓  ラッセル     27pts  (-3pts)
 6 → ノリス         26pts  (-1pt)
 7  ↓  ピアストリ    22pts  (-4pts)
 8  ↓  アロンソ     21pts  (-1pt)
 9 → ハミルトン      6pts   (-6pts)
        ↑  角田裕毅       6pts    (0pts)

《予選コンストラクターズポイントランキング》
 1 → レッドブル・HRB      117pts
 2 → フェラーリ・F        77pts(-40pts)
 3 → マクラーレン・M      48pts(-29pts)
 4 → メルセデス・M       33pts(-15pts)
 5 → アストンマーティン・M   24pts  (-9pts)
 6 → レーシングブルズ・HRB    6pts(-18pts)
 7 → ハース・F            1pt    (-5pts)
 -    ウィリアムズ・M        0pts
 -    キックザウバー・F        0pts
 -    アルピーヌ・R          0pts

フェルスタッペンはたったの三戦目にして77ポイントを獲得。一つの予選で獲得できる最大値は26ポイントですから、ここまでの最大は78。開幕戦の最速1ポイントを失ったのみということです。以下に本来のポイントランキング上位10人を載せていますが、第3戦オーストラリアGPがノーポイントだったため、こちらは51ポイントに止まります。もし決勝で
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これが無ければ、予選ポイントに近い数字になっていたかもしれません。恐るべし。。
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他のドライバーズは予選2番手を獲得したフェラーリのサインツが30ポイントとなり、ランキング4位浮上。角田は4ポイントを加えたことにより、腑抜けキングと並ぶ9位タイとなりました。
コンストラクターズは今回も五強+レーシングブルズのポイント獲得で順位変動は無し。依然として3チームがノーポイント(Q3進出無し)となっています。

以下は参考までに「本来の」ポイントである決勝のポイントランキングです。

参考《ドライバーズポイントランキング》
 1 → フェルスタッペン 51pts
 2  ↑  ルクレール    47pts  (-4pts)
 3  ↓  ペレス      46pts  (-1pt)
 4  ↑  サインツ     40pts  (-6pts)
 5 → ピアストリ    28pts(-12pts)
 6  ↑  ノリス         27pts (-1pt)
 7  ↓  ラッセル     18pts  (-9pts)
 8  ↓  アロンソ     16pts  (-2pts)
 9  ↑  ストロール      9pts  (-7pts)
  10  ↓  ハミルトン      8pts  (-1pt)

参考《コンストラクターズポイントランキング》
 1 → レッドブル・HRB      97pts
 2 → フェラーリ・F      93pts  (-4pts)
 3 → マクラーレン・M    55pts(-38pts)
 4 → メルセデス・M     26pts(-29pts)
 5 → アストンマーティン・M 25pts  (-1pt)
 6  ↑  レーシングブルズ・HRB  6pts(-19pts)
 7  ↓  ハース・F          4pts  (-2pts)
 -    キックザウバー・F      0pts
 -    ウィリアムズ・M      0pts
 -    アルピーヌ・R       0pts

この企画、頭はあまり使わないが、初歩の足し算の鍛錬にはなります(笑)この計算をしている人、他にいないはず。だって、無意味だし架空のポイントランキングだから(それを言っちゃあお終いよ)

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新旧オーストラリア人ドライバーが並ぶ。新はまだまだ修行中の身で飛躍の期待を持ち合わせていますが、優勝経験もある旧の方はお手本と言いたいところが、、こちらも研鑽が必要かな(笑)わ、笑い事じゃあないぞ。

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スタートタイヤは三種全てがお目見えしています。黄色いミディアムタイヤが大多数を占める中、10番手アロンソと16番手ヒュルケンベルグ が逆ストラテジーとなる白のハード、Q2落ちを喫した11番手ハミルトンと後方のリカルド、周の計3人が蹴り出し重視の赤のソフトをチョイスしました。また、予選でヒュルケンベルグの走行を妨害したとして、3番手を獲得したペレスは3グリッド降格となる6番グリッドとなります。決勝は自らの「ハードルを上げて」フェルスタッペンを追うことに。

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スタートは派手な接触も無く、各車比較的スムーズにタイトラインのターン1に滑り込んでいく。2周目に入る段階の順位はこうなりました。
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ペレス、角田、アロンソ、アルボンが順位を落としています。角田はまだ入賞圏内にいますぞ!ハミルトンとアロンソに警戒を。

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DRS使用可能となる2周目に2位サインツがフェルスタッペンの背後にピタリ。
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獲ったりー!サインツこのオーストラリアGPは相変わらず元気あるなぁ。こう、溜まっていたものを、ドバッと。フェルスタッペンも今後DRSを使ってすぐさま反撃に出るはずですから、サインツは何周トップを保てるかに注目ですね。
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ん?フェルスタッペンのリヤから白煙が出ているけど、オイル漏れかな。
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なかなか止むこと無く、ペースダウン。後続に次々と抜かれていく。
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右リヤのブレーキからか。ストップアンドゴーレイアウトとはいえ、まだ走り始めだし壊れるには早過ぎやしない?!
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部品を撒き散らし抜かれるだけ抜かれてピットレーンに避難すると、黒煙と共にとうとう爆発。
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こりゃダメだ。レッドブルにしては珍しい。最強フェルスタッペンでもマシントラブルとなればどうしようも無し。
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もう1台の紺の前に紅、オレンジが交互に入る。サインツは救われましたね。フェルスタッペンには悪いけど、面白い展開になってきた!

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8周目にソフト履きのハミルトンがハードタイヤに履き替えると、翌9周目終わりにはミディアムの3位ルクレール、4位ピアストリが同時ピットへ。
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両者迅速なタイヤ交換で順位変動無し。
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15周目にノリスがハードに履き替えてピットアウトすると、
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先に替えたピアストリが前となり、チームメイトをアンダーカットする形となります。チームはエースより母国の若手を重んじたか?!

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17周目にハミルトンがリタイヤし、路肩にマシンを止めるもバーチャルセーフティカーが適用されます。ハードタイヤスタートとアロンソとヒュルケンベルグ、ミディアムタイヤスタートのガスリーの3人がまだタイヤ交換を終えていません。
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アロンソとヒュルケンベルグは当然ながらこのタイミングでピットに向かう。得しましたねー。

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先程しれっとアンダーカットする形となったマクラーレンのピアストリはノリスの方がペースがいいため、29周目にポジションチェンジの指示が飛ぶ。
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仕方無いよね。チームとしては一つでも順位を上げたいし、元サヤに。レースペース維持はピアストリにとって今後の命題です。

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2位を走行していたルクレールが35周目に2回目のタイヤ交換に向かいます。
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ピットアウトすると、本線上に黄色いくちばしのレッドブルが。当然ペレスです。
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得したアロンソ共々、前にいかれたら厄介。ルクレールどうにか前を死守。今回のレッドブル(ペレス)はフェラーリに太刀打ちできていません。
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暫定2位に浮上したノリスはそのルクレールとのギャップはただ今18.5秒。ノリスにもこの後タイヤ交換が控えていますから、もう少しペースを上げないと、ルクレール討伐は成立しません。
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40周目に後方のピアストリが先にタイヤ交換を終え、翌周いよいよノリスの番。ギャップを拡げるどころか、16.1秒まで詰め寄られています。
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届きませんでした。フェラーリのワンツーは確定的。1回目と同様にタイヤ交換を引っ張るのは賢明ではなかったか。

最終周にビックリするクラッシュがありましたね。
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ラッセルは単独クラッシュ。この止まり方!
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すごいな。酔っ払って足がもつれてそのまま倒れちゃったみたいな。。ラッセルの身体は無事、一応完走扱いもポイント獲得とマシンは無惨に散りました。

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フェルスタッペンがマシントラブルで消えたことにより、いつもと違う色のワンツーフィニッシュ。新鮮!

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《決勝結果》
  1 サインツ (フェラーリ・F)
  2 ルクレール(フェラーリ・F)
  3 ノリス  (マクラーレン・M)

病み上がり初戦のサインツが今シーズン初勝利、キャリア3勝目を上げ、フェラーリが久々のワンツーフィニッシュを果たしました。3位ノリス、4位ピアストリとなり、唯一チャンピオンチーム代表は、、5位でした。ここで勝たずにいつ勝つ(笑)
レーシングブルズの角田は8位で終え、無事に今シーズン初入賞を果たしますが、レース後に「最終周のラッセルのクラッシュは6位で終えたアロンソが危険走行でハメたもの」とされ20秒のタイム加算ペナルティ。結果的に角田はもうワンランク上の7位昇格、6ポインツゲットー!

《ファステストラップとそのタイミング》
 ルクレール(フェラーリ・F)
  1分19秒813 58周目/58周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(16台フィニッシュ)
 規定周回:9台

アロンソにハメられたラッセルは一応完走扱いの17位で終え、不出走1人、チャンピオン経験者2人がリタイヤという結果となっています。そういえばアロンソもチャンピオン経験者ですね。昔は「カマをかける」なんてことはザラでしたが、今は通用しませんね。クリーンになったようで、泥臭さはますます減ります。巧み過ぎが仇か。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

病から明けて、今回の出走も懸念されていましたが、フリー走行、予選の好調そのままに、朽ち果てる前のフェルスタッペンをトラック上でしっかりパス。危なげ無い走りでトップチェッカーを受けました。終始力強かったですよね、本家の選出に異論無しです。フェルスタッペンにトラブルはあったものの、自力で勝ち得たと自信を持ってほしいです。驚きなのは昨シーズンから今日まで、レッドブル以外で勝利を挙げたのはサインツだけ。さらにサインツは来シーズンに乗るマシンが決まっていないこと。速さが目立つフェラーリのマシン、ルクレールの速さは目を見張るものがあるものの、フェラーリのようなチームはサインツのような地道で安定し、チームに物怖じしないキャラクターが必要な気がしますが。チームは後悔していない?!(笑)
次点は上位のペナルティ降格による繰り上げもありつつ、今季初の入賞を挙げた7位角田。チームメイトやライバルにアンダーカットされながら、安定した速さでライバルを追尾できるノリスでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ペレス(レッドブル・HRB)

予選でしでかしたヒュルケンベルグへの走行妨害により3グリッド降格を強いられたペレス。マシントラブルでフェルスタッペンが消えた時こそが絶好のチャンスだったのに、全く活かせませんでした。フェラーリやマクラーレンに埋もれてしまい、存在感は全く無し。今シーズンも無敵マシンかなと思った中東での序盤2戦。ただ今更ながら(薄々分かってはいたけど)レッドブルが強いのは、決してマシンのおかげではないということを露呈したレースだったように感じます。マシン単体はもしかしたら今回登壇した2チームと遜色無い、むしろそちらの方が競争力あったりして。
あとキックザウバーの「ホイールナットぐずぐず」も続いています。ボッタスはメルセデス時代にもイタい目に遭ったのも記憶にしっかりありますが、今回はボッタスのチームとして貴重な貴重な入賞がかかっていました。繰り返しの出来事で本当もったいない。ドライバー側ではどうしようもできない事案。チームは早急に是正すべきです。

《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 51pts
   2  ↑  ルクレール       47pts  (-4pts)
   3  ↓  ペレス      46pts  (-1pt)
   4  ↑  サインツ        40pts  (-6pts)
   5 → ピアストリ       28pts(-12pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル     97pts
   2 → フェラーリ     93pts  (-4pts)
   3 → マクラーレン    55pts(-38pts)
   4 → メルセデス     26pts(-29pts)
   5 → アストンマーティン 25pts   (-1pt)

ドライバーズランキング2位はペレスに代わり、2回目の登壇を果たしたルクレールがフェルスタッペンに4ポイント差で追っています。
コンストラクターズは上位5チームに変動は無いものの、こちらもフェラーリがレッドブルに4ポイント差となりました。ドライバーズはともかく、コンストラクターズはフェラーリも勝負出来そうですね。下位グループはレーシングブルズが角田の大量ポイントにより6ポイントのランキング6位、ハースはダブルポイントを得て4ポイントの7位で続いています。ノーポイントチームはウィリアムズ、キックザウバー、アルピーヌの3チームになりました。

《第3戦オーストラリアGPのポイント》
・サインツ終始力強く、レッドブルキラー完成か
・フェルスタッペンを止められるのはトラブルだけ
・1人上位グループの仲間入り見えてきたか角田
・キックザウバーのピットミスいい加減にせい!

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GS「やあカルロス!ウチのチームに来んか?!」
CS「いやいや、もう無いっしょ。ボス」

F1が日本に来るぞー!今は東南アジアあたりを北上中かー?(笑)

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日本に近付きつつあるF1は今回「日本より2時間早く時を刻む」オーストラリアGPです。毎年のことながら、この予選はリアルタイムに観ることができず、ヨーロッパラウンドタイムと同じ夜に観戦しました。決勝レースもとっくに終わってしまいましたが、まずはこの予選から書いていきます(現時点でまだ決勝結果は知りません)

オーストラリア人ドライバーは近年1人の時代が続いていました。
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昨シーズンデビューながら、シーズン中盤から一気に才能を開花させ、上位チームに恥じない走りと成長を続けるピアストリと
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昨シーズン突然現れたそのピアストリにより居場所を追われつつも、古巣に拾われてベテランのノウハウ教授に期待が寄せられるリカルドです。アジア勢ドライバーが厚くなりつつありますが、貴重な南半球出身のオーストラリア勢も負けてはいられません。
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また、注目はこちらにも注がれます。金曜フリー走行で修復不能のマシン大破をしてしまう窮地から、チームメイトの理解(契約?!)を経て予選に参戦することとなったウィリアムズのアルボンです。マシンに小さく「withサージェント」って書いてあげたいくらいですね。アルボンヌ、責任重大よ。
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《Q1》
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フェルスタッペンが珍しくセッションの早い段階からタイムアタックを行っています。トップタイムは当然ながら、そのタイムは1分17秒台中盤と特別速いラップというわけではありません。
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前戦サウジアラビアGPは病欠し、今シーズン2戦目となるフェラーリのサインツがフェルスタッペンを上回ります。フリー走行からまずまずのタイムで走れていましたよね。もうちょう子は戻ったと思っていいのかな。その直後にチームメイトのルクレールがそのサインツを上回り、フェラーリはココでも速さがあることを証明しています。
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アストンマーティンのアロンソが1分16秒台でトップに立つと、フェルスタッペンは2本目のアタックに入ります。アロンソから0.238秒落ちでまだ1分17秒台を彷徨っています。こんなモンじゃないでしょ、わかってるよ、君と君のマシンの本気は。
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注目のアルボンのQ1ラストアタックです。セクター1は暫定トップのサインツを上回るペース。間違いなく現状の17番手からは飛躍できそう。
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来た来た、5番手!まだセッションの時間は残されているけど、まさか貴重なチャンスを貰いながら、Q1落ちで終わるわけにはいかんよね。
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レーシングブルズの角田はアルボンに続ぐ暫定7番手。ひとまず安全圏内。
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今回は19人の出走で、下位4人がQ1敗退となります。ちょっぴり意外のハースの2人と苦戦続くアルピーヌのガスリー、キックザウバーの周が敗退となりました。オコンはギリ突破です。と思いきや、、
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ん?リカルドが12番手から18番手に後退して、Q1落ちじゃん。。
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トラックリミット違反か。ココ、地元だよね、大丈夫?!

《Q2》
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Q2で真っ先にタイムアタックに入ったのはサインツでした。1分16秒671と自身のQ1トップタイムをさらに削る。やる気と自信に満ち溢れている感じ。
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すると直後に同期同門のフェルスタッペンが1分16秒台前半に引き上げる。画面の字幕スーパーは計測を始めたばかりですが、アタックは終えています。
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地元ピアストリが自分の相方やフェルスタッペンの相方に目もくれず続く。1人ダメでも、これからの1人はようやっとる。
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サインツはまたもやフェルスタッペンを上回り、タイムシートのトップをマークしています。予選を得意とするルクレールはフェルスタッペンを上回れずにいることからも、このオーストラリアGPはサインツの方が乗れていそう。
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角田のラストアタックはサインツの0.6秒落ちながら、メルセデス2台を上回って暫定8番手。あとはストロール次第で、Q2も突破できそう。
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何とストロールが角田を超えるところまで浮上したことにより、ハミルトンが11番手脱落。ほかボッタス、マグヌッセン、オコンとさらに「替え玉出走」のアルボンが12番手止まりとなり、Q2突破ならずでした。
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《Q3》
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Q3のセッション開始。これまでのセッションをトップ通過するこのサインツがいつも以上にたくましく見えます。
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サインツの1本目はQ2タイムにやや届かずも、入りとしては悪くありません。面白くなってきた!
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そうなのよ、今回はルクレールでなくサインツなのよ。サインツは必死なのよ。
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フェルスタッペンが1分16秒を切る手前まで来たぞ。今回はフェルスタッペンVSサインツのガチンコタイムバトルかな。
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紅いフェルスタッペンのラストアタック?!
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フェルスタッペンが上書きしたセクター1最速をサインツが僅差で上回っています。
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セクター2でサインツ遅れる!大丈夫、食らい付け!
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フェルスタッペンが先にラストアタックを終え、1分15秒台に突入。サインツのセクター3は?!
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あー遅れたー、、。ポール獲れたら100%今日のドライバー・オブ・ザ・デイ確定だったのに。。クソぅ!
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1本目の入りでマシンをグラベルに落とし、ノータイムでラストアタックに臨んだアロンソはアウト側から
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コントロールラインでピットのあるイン側にグッと接近し、
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チリを飛ばしながらまたアウト側の走行レーンに戻る。何だ?!わざわざ遠回りするなんて、チームへの当て付けかお礼か分からん挙動だな。ストロールに敗れて10番手確定。
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《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分15秒915
 2.サインツ    (フェラーリ・F)
  1分16秒185 +0.270秒
 3.ペレス     (レッドブル・HRB)
  1分16秒174 +0.359秒

ポールポジションは三戦連続となるフェルスタッペンが唯一の1分15秒台に入る速さで獲得。2番手はルクレールでもペレスでもなく、病み上がりのサインツが続いています。
角田はアストンマーティンを上回る8番手を獲得。レースペース如何で今回こそ入賞可能か?!

《先日の予選予想との答え合わせ》
12番手アルボン、、3回くらい確認したけど、アルボン1人みたいです。くぅぅ、前戦サウジアラビアGPで使い切ってしまったか。
まずポールポジションは結果的にフェルスタッペンが獲ったわけですが、その対抗馬はフェラーリのルクレールではなく、終始サインツでしたね。手術明けでまだ本調子ではないだろうに、だいぶ健闘したと思います。タイム差はデカいなぁ。

《予選最速タイム》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分15秒915 Q3 ポールタイム

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 フェラーリ(サインツ)    +0.270秒
 レッドブル(ペレス)     +0.359秒
 マクラーレン(ノリス)    +0.400秒
 メルセデス(ラッセル)    +0.809秒
 アストンマーティン(アロンソ)+0.795秒※
 レーシングブルズ(角田)   +0.873秒
 ウィリアムズ(アルボン)   +1.215秒※
 キックザウバー(ボッタス)  +1.425秒※
 ハース(マグヌッセン)    +1.512秒※
 アルピーヌ(オコン)     +1.702秒※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

今回のフェルスタッペンもズバ抜けていましたね。ペレスをレッドブルとしてみれば、フェラーリやマクラーレンも決して届かないギャップではありませんが、フェルスタッペンだけはちょっと次元が違います。
最終順位は角田がアストンマーティン勢を上回る8番手を獲得しましたが、タイム差的にはアストンマーティンはストロールのQ3、ではなくQ2で6番手を獲得したアロンソの1分16秒710が最速であり、これを仮にQ3で実現できれば、アロンソは7番手のラッセルを上回ることが可能でした。また、Q2を12番手で終えた「替え玉」アルボンはQ1タイムが最速でした。こちらはQ2に当てはめても11番手ハミルトンに及ばず。
Q1は突破しつつもQ2はQ1よりタイムを落としたアルピーヌのオコン。オンボード映像からも乗り辛そうでしたね。ドツボにハマってしまっていて、痛々しい。。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 角田裕毅(レーシングブルズ・HRB)

普段はサーキット使用が無く、路面向上が顕著なココで各セッションしっかりとタイムを出し、Q3進出。さらには五強の一角をなすハミルトン離脱のオマケQ3ではなく、しっかりとアストンマーティン2台を上回る結果を残せたのはあっぱれです!決勝レースは「入賞圏内」からスタート出来ます。後方にはそのアストンマーティン勢やハミルトンが控えているものの、どうにか被害を最小限に食い止め、例え10位フィニッシュでもいい、入賞を果たしてほしいと思います。
次点はQ1、Q2といい感じに来て「あわや」を期待させてくれたサインツ。チームメイトには最終的には及ばずも地元で抜きつ抜かれつの切磋琢磨をみせてくれたピアストリでした。サージェントのマシンを借りてチームの期待を一手に背負ったウィリアムズのアルボンも頑張ってはいたけど、もう一絞りほしかったですなぁ。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 リカルド(レーシングブルズ・HRB)

無しでいいかなとも考えましたが、方やチームメイトが、方や若手の同郷が健闘していると申し訳ないけど目に入ってしまう。軽微でなく大きなトラックリミット違反により、Q1突破をフイにする。残念です。チームはリカルドのキャリアを買って角田の隣に座らせているわけで、そのシートも決してタダではない。ちょっとしっかりしてほしいです。
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あと、ココでのポールポジションは過去8回
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相方はレッドブル、フェラーリ、マクラーレンに続く7番手をしっかり獲得できています。どうしたキング?!早くも来シーズンに目が向いていて、気が入らぬか?!

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 サインツ    (フェラーリ・F)

決勝レースはすでに終わっているタイミングではありますが、miyabikun決勝レースを観ずにこの予選観戦記、決勝表彰台予想を書いています。
予選では2番手を獲得したサインツですが、サインツそのものの仕上がり云々ではなく、決勝レースとなれば前戦サウジアラビアGPと同様の理由でペレスが浮上、レッドブルのワンツーフィニッシュと考えるのが妥当だと思います。悔しいけど。本意ではないけど、これが今シーズンにも引き続く現実。サインツは今シーズン出来上がっています。こんな妥当を打ち砕く攻めの走りに期待したいです。
角田は願わくば10位入賞必死!あとはマシンの機嫌とそれを遂行するためのチームの力添え。チームよ、頼んます!

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F1は中東から一度離れ、日本と時差の少ないエリアに入ります。日本GPにグッと近くなりました。貴重な南半球GPの一つ、そして日本とは真逆の秋開催となるオーストラリアGPです。
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《オーストラリアGPの基本情報》
 アルバートパークサーキット
  全長           :5.278km×58周=計306.124km
  開催回数 :27回目
  コーナー数:14箇所
  高低差       :2.5m
  DRS区間数:4箇所
  母国レース :リカルド、ピアストリ

《オーストラリアGPの個人的印象》
   ・路面がチリで汚れており滑りやすい
   ・起伏なく平坦でコンクリートウォールは近め
   ・走っては右、走っては右のストップ&ゴー
   ・コーナー改良に続きDRS区間増でさらに高速へ

ストップアンドゴーレイアウトは変わらずも、平均速度やラップタイムは速くなりました。ただでさえ平和で済まされないアルバートパークサーキットは予選前からさらに何やらザワザワしていますね。昨シーズンはピアストリ1人が母国GP扱いでしたが、今シーズンはリカルド先輩も参戦しますので、母国ドライバーは2人となります。リカルドを追い出したことによりF1のシートを得たピアストリ。因縁はないようですが、バトルするまでの位置関係とならぬか。

《過去5年のポールポジション》

 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分16秒732
 2022年 ルクレール   (フェラーリ)
    1分17秒868
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分20秒486※
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分21秒164※
 2017年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分22秒188※
 ※は
一周5.303km時代の記録

《ポールポジションレコードタイム》

 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分16秒732(一周5.278km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
  (★はその年のチャンピオン)
 8回 ハミルトン
  (2008★,12,14★,15★,16,17★,18★,19★)
 1回 ルクレール   (2022)
   フェルスタッペン(2023★)

昨年まで名前が無かったポールシッターの中にとうとう(いよいよ)フェルスタッペンが仲間入りしています。8回のポールシッターは今シーズンも正直言って蚊帳の外。順当にいけばフロントロウは共に1回同士が並び、ポールポジション争奪戦になりそうでしょうか?

《過去5年の優勝者》

 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2022年 ルクレール   (フェラーリ)
 2019年 ボッタス    (メルセデス)
 2018年 ベッテル    (フェラーリ)
 2017年 ベッテル    (フェラーリ)

《現役歴代優勝者と回数》

 2勝 ハミルトン   (2008★,15★)
 1勝 アロンソ    (2006★)
   ボッタス    (2019)
   ルクレール   (2022)
   
フェルスタッペン(2023★)

過去5年に未だにベッテルの名が残っています。
現役最多はハミルトンが2勝でアタマ一つ。ほか古い順でアロンソ、ボッタス、ルクレール、フェルスタッペンが1勝ずつ並んでいます。出来ればフェルスタッペン以外から、このメンバーの中ではルクレールあたりが最有力かな。もちろんこれら以外からの優勝も大歓迎!

《過去5年のファステストラップ獲得者》

 2023年 ペレス  (レッドブル)
 2022年 ルクレール(フェラーリ)
 2019年 ボッタス (メルセデス)
 2018年 リカルド   (レッドブル)
 2017年 ライコネン(フェラーリ)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 2回 リカルド (2016,18)
 1回 アロンソ (2005★)
   ハミルトン(2015★)
   ボッタス (2019)
   ルクレール(2022)
   ペレス  (2023)

《ファステストラップレコードタイム》
 2023年 ペレス(レッドブル)
    1分20秒235 53周目/58周


オーストラリアGPはコロナ禍により2年開催出来ていませんでした。過去5年をみると2017年にフェラーリ時代のライコネンが(笑)
昨年はレッドブルのペレスがレース終盤にマークし、それがサーキット高速化後ということもあり最速になっています。ちょうど高速化前のポールポジションタイムに近い感じ。最多はさすが地元のリカルドの2回。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

タイヤは昨年に比べて柔らかい側の三種が採用されています。
前戦サウジアラビアGPは最近のmiyabikunの中では多めに当てることができました。果たしてそれをさらに上乗せできるのか、数が相殺されちゃうのか。

《オーストラリアGPの個人的予選予想》
 〜Q3〜
 P.P. ルクレール   (フェラーリ)
  2.フェルスタッペン(レッドブル)
  3.サインツ    (フェラーリ)
  4.ラッセル    (メルセデス)
  5.ハミルトン   (メルセデス)
  6.ノリス     (マクラーレン)
  7.ピアストリ   (マクラーレン)
  8.アロンソ    (アストンマーティン)
  9.ペレス     (レッドブル)
   10.ストロール   (アストンマーティン)
 〜Q2〜
   11.角田裕毅    (レーシングブルズ)
   12.アルボン    (ウィリアムズ)
   13.リカルド    (レーシングブルズ)
   14.ボッタス    (キックザウバー)
   15.ヒュルケンベルグ(ハース)
 〜Q1〜
   16.ガスリー    (アルピーヌ)
   17.オコン     (アルピーヌ)
   18.周冠宇     (キックザウバー)
   19.マグヌッセン  (ハース)

咲夜までに作っていた下書きから一部変更を加えることとしました。昨夜までは角田はQ3進出の一枠を得て、モヤモヤのハミルトンはQ2落ちとしていましたが、土曜フリー走行の要素をチラッと盛り込むと、ハミルトンは盛り返してきたと思います。よって今回もQ3進出10人は5チームからの輩出となり、角田には惜しい惜しいQ2ギリ敗退のラインに下がってしまいました。
ポールポジションは今回フェルスタッペンから変えました。フェラーリが来る!ルクレールが来る!サインツと共にレース序盤のフェルスタッペンはフェラーリとのバトルで「1人抜け駆け」を阻止してもらいましょう(レースが進めば、いつも通りと思いますが)
ウィリアムズのアルボンは金曜フリー走行でマシンを大破させ、予選は罰として「自らの足」で走っていただく予定でしたが、チームは「やっぱり1ポイントを狙えるチャンスはアルボンじゃね?」ということで、サージェントのマシンをアルボンに譲り、サージェントはマシン無し不出走という非常に残念な結果となりました。何でチームはスペアカー用意しないでフライアウェイ戦に挑んだんじゃい?!我がチームはスピードはともかく、マシンを壊すことはないって?!というわけで、予選を前に出走は19台、最後尾は19番手ということになります(サージェントは20番手ではありません)

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