モナコは晴れた方が気持ちいい。復活のバトンはフリー走行1回目で14番手、2回目と3回目で12番手と思ったより乗れています。さらには前回ガッシャンしてペナルティ承知のバンドーンはさらに上位につけてました。師匠がいない方がノビノビやれるのかしら?!(笑)ただし残念なことにバンドーンのみならずバトンもパワーユニット交換ペナルティが決定しています。
大抵はドライであれば路面が少しでも整う遅めの空間でアタックしたいたいもの。ただモナコは他車との空間以上に路面温度上昇を懸念してか、真っ先にタイムだけは出しにいきたいという姿勢がみられます。開始直前に信号前が渋滞しています。
地味に結果を出すフォース・インディアのオコンはフリー走行3回目でマシンを壊して何とかQ1終了10分前に出走。物議の名前表記もシャークフィンにしっかりと。
終了直前の最後のアタックでザウバーのエリクソンは左リアタイヤを壊して終了です。昔ミニ四駆やってた頃、こんな感じになったのを思い出します。Q1はフェルスタッペンを筆頭に3番手ライコネンまでの差が0.04秒におさまっています。ハミルトンはひとまず10番手。
Q2開始前もこんな列が。サービスデー開店前のパチンコ屋みたいです。1回目の出走を終えてハミルトンは14番手!こやつ今回はマシンがキマってないな?!タイヤを替えて2回目のアタック前に抜き打ち車検に引っかかります。時間がだんだん無くなっていく。
ペナルティ分をグリッド位置で少しでも補っておきたいバンドーンはプールサイドシケイン出口内側のガードレールをミニ四駆走りして右フロントを破損、クラッシュ黄旗。
バンドーンは一応タイムだけはQ2も突破しています。後ろから焦るハミルトンがあおりを食って14番手のまま終了。悔しいが面白い。
Q3の1回目を終えてライコネンが2番手を0.7秒も引き離す暫定1位です。この前も出たこの表示。
2008年の第8戦フランスGP以来のポールに期待がかかります。2回目も持ちこたえてくれ、おっちゃん!
2回目はさらにタイムを削って相方ベッテルも振り切ってライコネンがそのままポール獲得!バトンも9番手となり、最年長37歳コンビが揃ってQ3まで残ってくれて、同い年として少し誇りに思いました。頑張ったな、おっちゃん達!
《予選結果》
1 ライコネン(フェラーリ・F)
2 ベッテル (フェラーリ・F)
3 ボッタス (メルセデス・M)
《予想との答え合わせ》
5番手リカルド、13番手マグヌッセン、17番手パーマーの3名正解。いやぁハミルトンがあんな位置で終わるとは予想できませんでした。あとは健闘したマクラーレン2台、そしてフリー走行があんなに好調だったクビアトもハミルトン同様の「バンドーン効果」の被害者でした。クビサゲです。
メルセデス(ボッタス)が0.05秒落ち
レッドブル(フェルスタ)は0.32秒落ち
トロ・ロッソ(サインツ)が1.0秒落ち
F・インディア(ペレス)は1.15秒落ち
ハース(グロージャン)が1.17秒落ち
マクラーレン(バトン)は1.43秒落ち
ルノー(ヒュルケンベルグ)が1.5秒落ち
ウィリアムズ(マッサ)が1.6秒落ち※
ザウバー(ウェーレイン)は2.0秒落ち
※マッサはQ1タイムからの計上
《決勝の表彰台予想!》
1 ライコネン (フェラーリ・F)
2 ベッテル (フェラーリ・F)
3 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)
シケイン出口はこうやって走るのよ、とさっきの2年生に対して経験豊かな15年生のポール獲得者がガードレール「指一本分のクリアランス」をみせます。今シーズン2回目のフロントロウスタートのフェラーリは勢いそのままにおっちゃんの久々優勝にかけてみます。この調子のモナコで勝たないと、以降はお得意ベルギーあたりまでチャンスはないぞ?!