先日は2010年代から5問出題した「F1コレどのGP」ですが、えーご好評につきまして(?!いやーそうでもない)今回も引き続き2010年代に行われた印象的なレースやシーンから5問出題します。どの年のGPかをどしどしお考え下さい。
Q①
「わーいわーい!がんばれふぇらーり!」
どこからどう見てもフェラーリファン、小さなティフォシです。フェラーリは強い時も強くない時もF1の代名詞。イタリアのみならず世界各国にたくさんのファンがいます。
「ウチのスタートは2、4番手。この期待に応えねば」
シーズン序盤のヨーロッパラウンド初戦。首脳陣も決勝スタートを静かに見守る。
スタート!2番手のベッテルがいい!トップでターン1に進入。4番手ライコネンのアウト側にはレッドブルのフェルスタッペンが並びかけていく。
接触!ライコネンの左フロントタイヤは内側に折れ、タイヤスモークを上げながらストップ。トラック外でマシンを止め、0周リタイヤ。。
「うーーっ。。ぶつかっちゃったよう。。」
先程の笑顔から一転、顔をくちゃくちゃにして泣く表情に。ベッテルはトップに浮上していますから、この表情からして明らかにライコネンファンということが判明しました。一方で隣のお兄さんは唇をかむ。ハミルトンも順位を落としてしまいましたから、スタートではファンそれぞれの思いが表れてきます。
(マズった。。少年の思いを台無しにした。。)
普段はひょうひょうとしているライコネンもオープニングラップでのリタイヤは虚しさしか残らず。背中が寂しい。
(よし、レースは終わっちまったし、待ってろよ)
ライコネン、動きます。
「ほらよ。ありがとな。いいか、もう泣くなよ」
「えへへ、やった!」
先程スタンドで悔し涙を流した少年はフェラーリのモーターホームに呼ばれ、生ライコネンと一緒にレース観戦をしましたとさ。ライコネンはパパになったばかりですから、ステアリングを置けば子供は可愛くみえるでしょう。だいぶ丸くなったなぁ。
Q②
予選終了直後の写真撮影の風景になります。立ち位置からわかるようにメルセデス2人に打ち勝ったレッドブルのリカルドがポールポジションを獲得した模様。近年はレースでの追い抜きが難しくなり、スターティンググリッドはかなり重要です。特にこのサーキットで勝つにはその要素が最重要。
決勝のスタートは雨。ただでさえランオフエリアが限られ、ガードレールに囲われるサーキットですから危険度も増します。しばらくはセーフティカー先導でレースが進行します。レースが進むにつれ路面は乾き、各車ウェットからインターミディエイト、さらにインターミディエイトからドライへとタイヤを替えていく。
32周目にトップのリカルドがドライタイヤへの交換のためピットインすると、
左リヤが無い。来ない。まだか?!
何と静止時間13.6秒!1回目のインターミディエイトに交換した時の3.6秒から考えれば、10秒、4倍近いロスをしでかしたことになります。問題はそのロスをもってどのタイミングでトラック復帰できるか。
ハミルトンの後ろ、2位。。レースはまだ前半ではありますが、ココはモ◯コ、モ◯テカ◯ロ。果たしてトラック上でかわせるものか?!
残念ながら順位は変わらず。予選でポールポジションを獲れば、優勝するのに絶対的有利と言われるココで、チームの失態によりその権利を失う。ニコニコ笑顔がトレードマークのリカルドは2位ではうかばれず「無」になっています。
Q③
スタンドには綺麗なマスゲーム。黒に赤に金か。この国の国旗でしょうか。かなりのヒントになりそうです。
ポールポジションはフェラーリのベッテル。表情はやや険し目。それもそのはず、現在ポイントランキングも1位で久々のチャンピオン返り咲きに向けて集中モード。ここでポールトゥウィンとなれば、チャンピオン争いもだいぶ有利になります。
逃げるベッテル。18周目は2位ボッタスに対して4.7秒の差を付け、チャンピオン獲得をより確実なものにしたい。
レース中盤にレーダーが小さいながら雨雲の接近が映し出されています(右側のレーダーの中心にはGPのヒントとなる形が見えています)
ザウバーのルクレールらは45周目にインターミディエイトに履き替える。順位に影響がありそうです。
あーやっちまった、、。ベッテルは52周目のスタジアムセクションでコントロール不能に陥り、グラベルにハマる。
悔しい悔しい!ベッテルはステアリングを叩くわグラベルを蹴るわ、自らのミスを悔やむ。ベッテルのその後はどうなったか。ベッテルはフェラーリ時代にチャンピオンを獲得していないということから、以降逆転されたということ。このレースを落としたのはかなり痛手でした。
Q④
スターティンググリッドの風景です。フロントロウはメルセデス、セカンドロウはレッドブルの模様。この時代はメルセデスがフロントロウをガチガチに占めていましたね。メインスタンドの屋根は膜を使ったなかなか奇抜なもののようですね。
回り込むターン1で接触!見辛いですが、スタートダッシュが効いたベッテルの左フロントがロズベルグの右リヤを突く形で回転させてしまいました。この回り込むコーナーは「某大手レンタカー会社」のロゴマークのような線形をしています。これもGP決定の手がかりになりそう。
ニコが後退すれば、こちらとしては儲けモン。逃げるハミルトンは一人旅を続けています。こりゃ楽なレース展開になったもんだなあ。と余裕をかましていると、、
あら珍しい。パワーユニットから白煙が上がっています。無敵を誇るメルセデスとて、こうなってしまえば何も出来ない。逆を言えば、こうでもなってくれないとライバルはなかなか捕まえることができませんでしたよね。いつだかの時代、レースと同じだなぁ。
メルセデスの2台、そしてフェラーリの速い方が消えてくれれば、主役は僕らだ。レッドブルがワンツーフィニッシュをおさめ、チームクルーも大喜びです。3位はというと
うわ、まさかのメルセデス。ロズベルグしぶとく生き残っていたのね。後退したと思いきや、やっぱりチャンピオンマシン。3位でしっかりフィニッシュできちゃうメルセデスでした。
Q⑤
あるレースの5位6位対決になります。レッドブル2台がコーナーの出口外側でホイールトゥホイールのバトルを繰り広げています。ホイールトゥホイールというより、もう完全に触れ合ってタイヤスモークを上げていないか?!大丈夫か、チーム内バトル。ちなみにアウト側が先輩リカルドで、イン側が若手のフェルスタッペンになります。
リカルドに対して、フェルスタッペンは容赦無く食らい付き、またも両者ハードブレーキングでタイヤスモークを上げてバチバチです。
「ねえ、アイツ生意気よ。パパ」「うーん、だな」
サーキット屈指のロングストレートで今回はフェルスタッペンが前でリカルドが後ろ。リカルドは0.5秒のギャップをDRSを使って仕留めるつもりか。気を付けてよ?
うわ、やった。。前のフェルスタッペンは頑なにラインを譲らず、リカルドはこじ開けにかかるも、直列繋ぎのようにリカルドのノーズがフェルスタッペンのリヤを浮き上がらせてターン1へ。
「言わんこっちゃ無い。全くくだらん」
トップ争いでは無かったものの、レースはこれで残り10周を残して同士討ち。この後のガレージでどんな会話が繰り広げたものか。
以上、今回も2010年代から印象的な5レースの抜粋して出題しました。言われてみれば、どこか見覚えあるシーンばかりだったのではないでしょうか。
AA「なあ、一番右の先輩。真面目に解いてるらしい」
LN「マジで?!相変わらず真面目やなぁー」
miyabikunこれでも真面目に出題しているんだから、君らも是非参加して下さいよ!産まれていない時代じゃないわけだし。君らF1に関するクイズよ。
よろしいでしょうか?!答え合わせいきますよ?
A①:2017年第5戦スペインGP
(観戦記は17/5/15掲載)
A②:2016年第6戦モナコGP
(観戦記は16/5/30掲載)
A③:2018年第11戦ドイツGP
(観戦記は18/7/23掲載)
A④:2016年第16戦マレーシアGP
(観戦記は16/10/3掲載)
A⑤:2018年第4戦アゼルバイジャンGP
(観戦記は18/4/30掲載)
今回も参考として、当ブログのリアルタイム観戦記のタイミングを載せておきました。5レース全てが対象。配点は「年5点」「GP5点」の50点満点です。
いかがでしたでしょうか。50点満点だった人は手を挙げて、、。。今回はやや年代が固まってしまっていますが、前回含め、2010年代後半から10問出題しましたので、後半は今回でおしまい。次は2010年代前半から出題しようかな(miyabikun刻むなぁ)
MV「ボク全問正解」LN「ウソ、それは絶対ウソ」
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Q①
「わーいわーい!がんばれふぇらーり!」
どこからどう見てもフェラーリファン、小さなティフォシです。フェラーリは強い時も強くない時もF1の代名詞。イタリアのみならず世界各国にたくさんのファンがいます。
「ウチのスタートは2、4番手。この期待に応えねば」
シーズン序盤のヨーロッパラウンド初戦。首脳陣も決勝スタートを静かに見守る。
スタート!2番手のベッテルがいい!トップでターン1に進入。4番手ライコネンのアウト側にはレッドブルのフェルスタッペンが並びかけていく。
接触!ライコネンの左フロントタイヤは内側に折れ、タイヤスモークを上げながらストップ。トラック外でマシンを止め、0周リタイヤ。。
「うーーっ。。ぶつかっちゃったよう。。」
先程の笑顔から一転、顔をくちゃくちゃにして泣く表情に。ベッテルはトップに浮上していますから、この表情からして明らかにライコネンファンということが判明しました。一方で隣のお兄さんは唇をかむ。ハミルトンも順位を落としてしまいましたから、スタートではファンそれぞれの思いが表れてきます。
(マズった。。少年の思いを台無しにした。。)
普段はひょうひょうとしているライコネンもオープニングラップでのリタイヤは虚しさしか残らず。背中が寂しい。
(よし、レースは終わっちまったし、待ってろよ)
ライコネン、動きます。
「ほらよ。ありがとな。いいか、もう泣くなよ」
「えへへ、やった!」
先程スタンドで悔し涙を流した少年はフェラーリのモーターホームに呼ばれ、生ライコネンと一緒にレース観戦をしましたとさ。ライコネンはパパになったばかりですから、ステアリングを置けば子供は可愛くみえるでしょう。だいぶ丸くなったなぁ。
Q②
予選終了直後の写真撮影の風景になります。立ち位置からわかるようにメルセデス2人に打ち勝ったレッドブルのリカルドがポールポジションを獲得した模様。近年はレースでの追い抜きが難しくなり、スターティンググリッドはかなり重要です。特にこのサーキットで勝つにはその要素が最重要。
決勝のスタートは雨。ただでさえランオフエリアが限られ、ガードレールに囲われるサーキットですから危険度も増します。しばらくはセーフティカー先導でレースが進行します。レースが進むにつれ路面は乾き、各車ウェットからインターミディエイト、さらにインターミディエイトからドライへとタイヤを替えていく。
32周目にトップのリカルドがドライタイヤへの交換のためピットインすると、
左リヤが無い。来ない。まだか?!
何と静止時間13.6秒!1回目のインターミディエイトに交換した時の3.6秒から考えれば、10秒、4倍近いロスをしでかしたことになります。問題はそのロスをもってどのタイミングでトラック復帰できるか。
ハミルトンの後ろ、2位。。レースはまだ前半ではありますが、ココはモ◯コ、モ◯テカ◯ロ。果たしてトラック上でかわせるものか?!
残念ながら順位は変わらず。予選でポールポジションを獲れば、優勝するのに絶対的有利と言われるココで、チームの失態によりその権利を失う。ニコニコ笑顔がトレードマークのリカルドは2位ではうかばれず「無」になっています。
Q③
スタンドには綺麗なマスゲーム。黒に赤に金か。この国の国旗でしょうか。かなりのヒントになりそうです。
ポールポジションはフェラーリのベッテル。表情はやや険し目。それもそのはず、現在ポイントランキングも1位で久々のチャンピオン返り咲きに向けて集中モード。ここでポールトゥウィンとなれば、チャンピオン争いもだいぶ有利になります。
逃げるベッテル。18周目は2位ボッタスに対して4.7秒の差を付け、チャンピオン獲得をより確実なものにしたい。
レース中盤にレーダーが小さいながら雨雲の接近が映し出されています(右側のレーダーの中心にはGPのヒントとなる形が見えています)
ザウバーのルクレールらは45周目にインターミディエイトに履き替える。順位に影響がありそうです。
あーやっちまった、、。ベッテルは52周目のスタジアムセクションでコントロール不能に陥り、グラベルにハマる。
悔しい悔しい!ベッテルはステアリングを叩くわグラベルを蹴るわ、自らのミスを悔やむ。ベッテルのその後はどうなったか。ベッテルはフェラーリ時代にチャンピオンを獲得していないということから、以降逆転されたということ。このレースを落としたのはかなり痛手でした。
Q④
スターティンググリッドの風景です。フロントロウはメルセデス、セカンドロウはレッドブルの模様。この時代はメルセデスがフロントロウをガチガチに占めていましたね。メインスタンドの屋根は膜を使ったなかなか奇抜なもののようですね。
回り込むターン1で接触!見辛いですが、スタートダッシュが効いたベッテルの左フロントがロズベルグの右リヤを突く形で回転させてしまいました。この回り込むコーナーは「某大手レンタカー会社」のロゴマークのような線形をしています。これもGP決定の手がかりになりそう。
ニコが後退すれば、こちらとしては儲けモン。逃げるハミルトンは一人旅を続けています。こりゃ楽なレース展開になったもんだなあ。と余裕をかましていると、、
あら珍しい。パワーユニットから白煙が上がっています。無敵を誇るメルセデスとて、こうなってしまえば何も出来ない。逆を言えば、こうでもなってくれないとライバルはなかなか捕まえることができませんでしたよね。いつだかの時代、レースと同じだなぁ。
メルセデスの2台、そしてフェラーリの速い方が消えてくれれば、主役は僕らだ。レッドブルがワンツーフィニッシュをおさめ、チームクルーも大喜びです。3位はというと
うわ、まさかのメルセデス。ロズベルグしぶとく生き残っていたのね。後退したと思いきや、やっぱりチャンピオンマシン。3位でしっかりフィニッシュできちゃうメルセデスでした。
Q⑤
あるレースの5位6位対決になります。レッドブル2台がコーナーの出口外側でホイールトゥホイールのバトルを繰り広げています。ホイールトゥホイールというより、もう完全に触れ合ってタイヤスモークを上げていないか?!大丈夫か、チーム内バトル。ちなみにアウト側が先輩リカルドで、イン側が若手のフェルスタッペンになります。
リカルドに対して、フェルスタッペンは容赦無く食らい付き、またも両者ハードブレーキングでタイヤスモークを上げてバチバチです。
「ねえ、アイツ生意気よ。パパ」「うーん、だな」
サーキット屈指のロングストレートで今回はフェルスタッペンが前でリカルドが後ろ。リカルドは0.5秒のギャップをDRSを使って仕留めるつもりか。気を付けてよ?
うわ、やった。。前のフェルスタッペンは頑なにラインを譲らず、リカルドはこじ開けにかかるも、直列繋ぎのようにリカルドのノーズがフェルスタッペンのリヤを浮き上がらせてターン1へ。
「言わんこっちゃ無い。全くくだらん」
トップ争いでは無かったものの、レースはこれで残り10周を残して同士討ち。この後のガレージでどんな会話が繰り広げたものか。
以上、今回も2010年代から印象的な5レースの抜粋して出題しました。言われてみれば、どこか見覚えあるシーンばかりだったのではないでしょうか。
AA「なあ、一番右の先輩。真面目に解いてるらしい」
LN「マジで?!相変わらず真面目やなぁー」
miyabikunこれでも真面目に出題しているんだから、君らも是非参加して下さいよ!産まれていない時代じゃないわけだし。君らF1に関するクイズよ。
よろしいでしょうか?!答え合わせいきますよ?
A①:2017年第5戦スペインGP
(観戦記は17/5/15掲載)
A②:2016年第6戦モナコGP
(観戦記は16/5/30掲載)
A③:2018年第11戦ドイツGP
(観戦記は18/7/23掲載)
A④:2016年第16戦マレーシアGP
(観戦記は16/10/3掲載)
A⑤:2018年第4戦アゼルバイジャンGP
(観戦記は18/4/30掲載)
今回も参考として、当ブログのリアルタイム観戦記のタイミングを載せておきました。5レース全てが対象。配点は「年5点」「GP5点」の50点満点です。
いかがでしたでしょうか。50点満点だった人は手を挙げて、、。。今回はやや年代が固まってしまっていますが、前回含め、2010年代後半から10問出題しましたので、後半は今回でおしまい。次は2010年代前半から出題しようかな(miyabikun刻むなぁ)
MV「ボク全問正解」LN「ウソ、それは絶対ウソ」
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