先日までに第2回の合同テスト4日間が無事に終了しました。各チームは充分な比較検討やタイヤとの相性など、ある程度確認できて終えられたでしょうか。今回も前回と同じくくりでグラフに制してみましたのでご覧下さい。
《走行距離》
第2回4日間の日別周回数です。色分けは前回と同じチームカラーをイメージしています。
今回は10チーム全てが初日から参加しており、4日間の全てで1,100周以上に達しています。4日間の総周回数は4,502周、最多周回数は2日目の1,156周でした。全チーム参加ではあるけど、いくつか出っ張り引っ込みがみられます。これらをチーム毎に分解して掘り下げてみましょう。
なるほど、フェラーリの2日目はベッテルによる40周。レッドブルは最終4日目のフェルスタッペンによるたったの29周か、これじゃあレースの半分じゃん。報道でご存知の方も多いと思いますが名誉のために補足すると、フェラーリについては2日目にベッテルがホイールのリムの破損でクラッシュし、レッドブルは最終日の前日3日目に走行したガスリーのクラッシュでギヤボックスにトラブルを抱えて距離を稼げませんでした。チーム別の1日最多は3日目にハミルトン85周とボッタス96周をこなしたメルセデスの181周でした。斬新な形状のパーツを入れて距離を稼ぎますねー。単独最多はフェラーリ、レッドブルを抑えて出遅れウィリアムズの3日目ラッセルによる140周をこなしています。頑張れラッセル!
チーム単位で合体!すると前回に続く1位のメルセデスはさておき、ルノーやハース、ウィリアムズは足りなかった分を稼げました。フェラーリ、レッドブルも今回は上記理由もあって少なめ。そして前回に続いてレーシングポイントは少ないです。82周、88周、103周、104周の合計が377周なので、1日あたりでみて極端に少ないわけでもないけど、一際多いわけでもない。
今回もエンジンメーカー別でカウントしています。前回稼げなかったメルセデスM10 EQ Power+が1,435周で1チーム平均478周に到達しました。数は少なくてもルノーE-Tech 19が平均すると同程度こなしたことになります。ワークス自ら距離を稼ぎましたね。一方でフェラーリやレッドブルが低調な分、数を伸ばせませんでした。タイムはそこそこいいラップしていたのであくまで「量より質」ってことで。
《タイヤ別チーム別最速ラップタイム》
今回のチーム別タイヤ別の最速ラップです。
C1:リカルド(ルノー) 1分19秒367
C1平均 1分19秒367
C2:ハミルトン(メルセデス) 1分18秒097
C2平均 1分19秒365
C3:フェルスタッペン(レッドブル)1分17秒709
C3平均 1分18秒682
C4:サインツ(マクラーレン) 1分17秒145
C4平均 1分18秒250
C5:ベッテル(フェラーリ) 1分16秒221
C5平均 1分17秒468
IM:
W :
なお先日1回目4日間で各タイヤの最速ラップはこんな感じでしたね。
《走行距離》
第2回4日間の日別周回数です。色分けは前回と同じチームカラーをイメージしています。
今回は10チーム全てが初日から参加しており、4日間の全てで1,100周以上に達しています。4日間の総周回数は4,502周、最多周回数は2日目の1,156周でした。全チーム参加ではあるけど、いくつか出っ張り引っ込みがみられます。これらをチーム毎に分解して掘り下げてみましょう。
なるほど、フェラーリの2日目はベッテルによる40周。レッドブルは最終4日目のフェルスタッペンによるたったの29周か、これじゃあレースの半分じゃん。報道でご存知の方も多いと思いますが名誉のために補足すると、フェラーリについては2日目にベッテルがホイールのリムの破損でクラッシュし、レッドブルは最終日の前日3日目に走行したガスリーのクラッシュでギヤボックスにトラブルを抱えて距離を稼げませんでした。チーム別の1日最多は3日目にハミルトン85周とボッタス96周をこなしたメルセデスの181周でした。斬新な形状のパーツを入れて距離を稼ぎますねー。単独最多はフェラーリ、レッドブルを抑えて出遅れウィリアムズの3日目ラッセルによる140周をこなしています。頑張れラッセル!
チーム単位で合体!すると前回に続く1位のメルセデスはさておき、ルノーやハース、ウィリアムズは足りなかった分を稼げました。フェラーリ、レッドブルも今回は上記理由もあって少なめ。そして前回に続いてレーシングポイントは少ないです。82周、88周、103周、104周の合計が377周なので、1日あたりでみて極端に少ないわけでもないけど、一際多いわけでもない。
今回もエンジンメーカー別でカウントしています。前回稼げなかったメルセデスM10 EQ Power+が1,435周で1チーム平均478周に到達しました。数は少なくてもルノーE-Tech 19が平均すると同程度こなしたことになります。ワークス自ら距離を稼ぎましたね。一方でフェラーリやレッドブルが低調な分、数を伸ばせませんでした。タイムはそこそこいいラップしていたのであくまで「量より質」ってことで。
《タイヤ別チーム別最速ラップタイム》
今回のチーム別タイヤ別の最速ラップです。
C1:リカルド(ルノー) 1分19秒367
C1平均 1分19秒367
C2:ハミルトン(メルセデス) 1分18秒097
C2平均 1分19秒365
C3:フェルスタッペン(レッドブル)1分17秒709
C3平均 1分18秒682
C4:サインツ(マクラーレン) 1分17秒145
C4平均 1分18秒250
C5:ベッテル(フェラーリ) 1分16秒221
C5平均 1分17秒468
IM:
W :
なお先日1回目4日間で各タイヤの最速ラップはこんな感じでしたね。
C2:ストロール(レーシングP) 1分19秒664
C2平均 1分20秒572
C3:ルクレール(フェラーリ) 1分18秒046
C3平均 1分19秒647
C4:ハミルトン(メルセデス) 1分17秒977
C4平均 1分18秒781
C5:ヒュルケンベルグ(ルノー) 1分17秒393
C5平均 1分17秒690
参考 昨年テスト8日間の最速ラップはこちら。
C2(M) :1分18秒825
C3(S) :1分19秒189
C4(US):1分18秒400
C5(HS):1分17秒182
ルノーでC1による計上をしてくれたおかげで、ドライタイヤ全てで最速タイムが記録されました。1回目と比較して当然ながら各タイヤでタイム向上がみられます。昨年のハミルトンのスーパーソフトタイヤ(現在は該当なし)による予選最速レコード1分16秒173には及ばないものの、C3から約3秒差、C4に充てがって2.3秒程の開きがいわゆる「今シーズンのマシンレギュレーション」によるタイム低下なのかなと想像します。ガソリン搭載量が定かではないのであくまで参考程度です。詳しくは後日クローズアップできたらいいなと考えています。
昨年上位チームはC3タイヤをベースとしたラップで最速を記録し、下位チームはC4やC5タイヤによったタイムなので一概に比較はできません。しかしながら各日上位に下位チームが上位にくれば楽しみを掻き立てられます。最終4日目のメルセデス、フェラーリ2チームによるC5の僅差も「シーズン最速」を予感させるものでした。
タイム差については一発タイム、レースシミュレーションなどの用途別までは取り込めていませんが、ひとまずこれにてカタロニアサーキットでの8日間のシーズン前合同テストが終了しました。2019年シーズン開幕まで2週間を切り、開幕戦オーストラリアGPではどのようなマシンを持ち込むのか。またヨーロッパラウンドまでにどのような改良パーツを改良し投入してくるのか、開幕戦に向けて楽しみですね!miyabikunでは以降、残された開幕戦までの間にこの2回のテストの総括と勢力予想などをmiyabikunなりにやっていく予定です。
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C2平均 1分20秒572
C3:ルクレール(フェラーリ) 1分18秒046
C3平均 1分19秒647
C4:ハミルトン(メルセデス) 1分17秒977
C4平均 1分18秒781
C5:ヒュルケンベルグ(ルノー) 1分17秒393
C5平均 1分17秒690
参考 昨年テスト8日間の最速ラップはこちら。
C2(M) :1分18秒825
C3(S) :1分19秒189
C4(US):1分18秒400
C5(HS):1分17秒182
ルノーでC1による計上をしてくれたおかげで、ドライタイヤ全てで最速タイムが記録されました。1回目と比較して当然ながら各タイヤでタイム向上がみられます。昨年のハミルトンのスーパーソフトタイヤ(現在は該当なし)による予選最速レコード1分16秒173には及ばないものの、C3から約3秒差、C4に充てがって2.3秒程の開きがいわゆる「今シーズンのマシンレギュレーション」によるタイム低下なのかなと想像します。ガソリン搭載量が定かではないのであくまで参考程度です。詳しくは後日クローズアップできたらいいなと考えています。
昨年上位チームはC3タイヤをベースとしたラップで最速を記録し、下位チームはC4やC5タイヤによったタイムなので一概に比較はできません。しかしながら各日上位に下位チームが上位にくれば楽しみを掻き立てられます。最終4日目のメルセデス、フェラーリ2チームによるC5の僅差も「シーズン最速」を予感させるものでした。
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