12/31今年最後のブログアップとなります。今年も色々ああでもないこうでもないとF1に少しでもまつわるあれこれを書かせて頂きました。年の最後は恒例となっている「2019年の印象ベスト5」で締めくくりたいと思います。
5.復活を予感させる新生マクラーレンの台頭
ちょうどmiyabikunがF1と出会った30年前、ホンダはもちろんのこと「マクラーレン」は白と赤をまとったカウルにセナとベルガーというトップドライバーが乗るF1の中心を張るチームでした。その頃からマクラーレンに注目し、隙を伺うウィリアムズと名前と色だけは有名だけどF1では3番手チームのフェラーリが追うという構図がmiyabikunの中のF1で長らく続きました。そこからハッキネンやライコネン、ハミルトンといった世代交代がいくつかありつつも「優勝はおろか表彰台にすら手が届かない」という時代が訪れることになるとは予想だにしませんでした。何が原因かははっきり答えられませんし言いません。ただプライベーターゆえトップチームであってもワークスに比べたら「スポンサー頼み」にもなるし、どうにか「名門」という名だけでトップドライバーを引き抜いて再建を図るのが精一杯だったのも理解はできます。一般的には身を売りF1から撤退する道を選ぶプライベーターもこのマクラーレンだけは耐えました。
再建にあたっては「徹底的な体質改善」を図るという比較的明瞭で、我々ファンもある程度想定の範囲内の動きを今シーズンからようやく採りました。ドライバーは若手成長株のサインツをエースとして置き、今までのマクラーレンとしてはレアケースでもある最年少の新人ノリスを起用して「プライドやしがらみを捨て、一からチャンピオンシップに取り組む」という姿勢が伺えました。若手ということもあり不安はありつつも予選からワークス(ルノー)を上回る位置につけ、決勝でも若さあふれる攻めの走りと堅実な入賞圏フィニッシュを続けて、これによりようやく久々の表彰台登壇とコンストラクター4位を確定させ、続いた暗黒時代から抜け出したと言っていいと思っています。元マクラーレンファンとしては嬉しい出来事です。
再来シーズン2021年からは再びメルセデスエンジンを搭載することを発表し、運気もいい流れに向いてきました。「F1四強」なんて呼ばれていた時代への復帰を予感させる一年を過ごせました。
制定70年、1,000戦目を迎えたF1。長く続く歴史もこれがなければ衰退してしまいます「未来を担うF1ドライバーの出現」です。ハミルトンやベッテルに続く若手としては近年フェルスタッペンを筆頭に今シーズン開花したルクレールなど、徐々にではありますが若手の台頭がみられています。これらに続き今シーズンはアルボンやノリスといったF2あがりの1年生が非常に活躍し、チャンピオンシップを盛り上げてくれました。
まだまだF1で日の浅い若手のガスリーの低迷により夏休み明けから急遽レッドブルへ昇格することになったアルボンは移籍序盤こそ手探りな様子がみられたものの、慣れてくれば予選最低限な位置である「6番手以内」を守り、第18戦メキシコGPではボッタスを上回る5番手に座りました。決勝においても皆が注目する第17戦日本GPで最高位となる4位フィニッシュ。そして第20戦ブラジルGPでは表彰台を惜しくも逃しましたが、エースのフェルスタッペンに負けないファイティングスピリットを見ることができました。またノリスは再建真っ盛りのマクラーレンで予選から奮闘し、先輩サインツには一歩及ばずも決勝ではアグレッシブに攻め、ポイントを積み重ねました。時折みせる「先輩にまくし立てられる姿」も健気でしたね。実は新人3人の中では最も期待が高かったラッセルはマシンやチームの事情により1年目から真の実力を評価するには難しい内容となりましたが、ベテランのチームメイトのクビカ圧勝して来シーズンは下積み2年目に入ります。
これまで2006年のロズベルグ、2007年のハミルトン、2008年のベッテルなど単発的に優秀な若手はみられましたが、優勝こそないもののこれだけ好評かつ安定した新人が集まる年も久しくありませんでした。この前となると2001年加入のモントーヤ、ライコネン、アロンソまで遡ることになりそうですね。ハミルトンやベッテルの時代は近い将来に終わりを迎えます。もちろんフェルスタッペンやルクレールが立ちはだかりますが臆することなく優勝や表彰台を奪い、いつの日かチャンピオンを獲得することを楽しみにしています。
3.白かはたまた黒か?!疑惑つきまとう紅の抵抗
F1にはグレーな技術、グレーな裁定、後から考えてみればあれは違反だったんじゃないかと思えるものは数多くあります。皆が憧れる深紅のチーム「フェラーリ」においても例外ではなく、むしろ歴史が長い分、それも多く存在します。F1は「厳しいレギュレーションで管理されている」一方で「限られた部分においてオリジナリティを加えることができる」という一面もあって、このようなモヤモヤや疑惑を抱かせる部分もあります。ライバルが強過ぎるが故に、またチーム間で優劣がはっきりしないが故に、このような「ギリギリライン」な手を使わざるを得ないのも正直理解できます。レギュレーション範囲内で優秀な製品が生み出されれば、それに越したことはないし、それも実力のうちだし、バレなければバレない間はシレッと使っていようという考えはよくないし、それが明るみに出た時に「どうにか丸めてしまおう」とできてしまうのが問題であり、スポーツかつビジネスでもあり、エンターテインメントであるF1にあってはならないことだと思います。
実際にフェラーリの採った行動、技術がどうだったかはmiyabikunではわかりませんし、答えられません。しかし、皆が憧れF1を代表するコンストラクターが「グレー」を使うというのはいささか納得ができません。母体もしっかりしているし、ドライバー2人も非常に強力で優秀であるにも関わらずですから。フェラーリについては「ドライバー間の問題」「レース中の采配や戦略」にもしっくりこない部分があります。来シーズンは大幅なレギュレーション変更もドライバーラインナップもありません。仲間内で揉めたり、疑わしき技術でどうにかしようというのではなく、正々堂々と取り組み、ガチで手強きライバルに立ち向かってほしいと切に願っています。
2.目標に一歩及ばずも合格点をあげたいホンダ
我らがホンダが今シーズンから強豪レッドブルにエンジン供給することとなり、その目標は「5勝」と掲げられました。第四期で1勝もできないできているエンジンで果たしてそこまでハイレベルな結果を満足できるのか、シーズン前まではハラハラ見守っていました。きっとこれでコケるようでは第四期も撤退することとなるでしょうし、下手したらF1自体に二度と絡めないのではないかとも思いました。当初は優れたレッドブルのシャシーで今までに無い底上げをしてもらうことに期待してしまっていた部分は多くありました。
蓋を開けてみれば開幕戦オーストラリアGPでフェルスタッペンが3位表彰台を獲得して第四期最高位を更新。その後もフェルスタッペンにおいては第5戦スペインGPでも3位、第9戦オーストリアGPでは繰り上げ2番手スタートから優勝。さらに荒れた第11戦ドイツGPと第20戦ブラジルGPも制してシーズン3勝を記録するなど、目標には2勝足らずとなりましたが、フェラーリよりも早い時期で優勝することに成功しました。もっと言えばレッドブルだけではなくトロ・ロッソでもドイツGPのクビアト、ブラジルGPでガスリーが表彰台を獲得するなど「ホンダエンジンでも優勝や表彰台は充分に狙える」という証明もしてくれました。この結果は想像以上の出来栄えであると共に、ホンダエンジンであろうとも「乗る人が乗れば、結果は出せる」ことも知らしめてくれた嬉しい結果でした。やっぱりね、文句ばかり言う様では、機械も言うことを聞かんのだよ(笑)それも実力のうちです。
一つ苦言を呈すのであれば、ホンダエンジンのみならずレッドブルの好成績の鍵を握っているのは総じてフェルスタッペンに委ねられている点。フェルスタッペンは非常に切れ味鋭く、近年稀にみる攻撃性の高いドライバーです。優秀であることに異論はありませんが、フェルスタッペンのキャラクターあっての結果であることも忘れてはなりません。レッドブルにはアルボンという若手成長株もいますし、やっぱりトロ・ロッソで落ち着くガスリーやキマれば速いベテランのクビアトもいます。フェルスタッペン=ホンダではない結果が2020年に求められてきます。準備は整いつつあります。あとは目指せ「王者狩り」!
1.弱点無き最強王者
2019年の栄えある1位に選んだのは、、選ばないわけにはいかないでしょう3年連続6回目を獲得したキングことハミルトンですね。正直な話、選びたくないですよ。普通過ぎるしいつも通りだし(笑)
シーズン前テストはどうでもいいとして、今シーズンはmiyabikun個人的に「メルセデスは速いには速いが、一際速く感じないんだけど」というのが第一印象でした。結果的には勝っているし、ちゃんとポールポジションも獲れるマシンではあるのに、どこか特別感は感じませんでした。しかし「底力」という点でやはりメルセデス、さすがハミルトンというシーンは数多くありましたね。今シーズンから復活した「ファステストラップポイント」は最後の最後でタイヤをフレッシュにして挑む流れが定着していましたが、ハミルトンは使い古しのタイヤでヒョイとやってのける。元々タイヤの扱いには定評のあるドライバーではあるものの、いとも簡単にそれをやられてしまうと、他のドライバーが何をしようとも太刀打ちできないことが想像できてしまう。まさに完全無欠の敵無し状態を築いてしまいました。一触即発のフェルスタッペンや情緒不安定なベッテルの状態ではとても敵いません。またポールポジションからの逃げ切りを得意とする走りも、2番手やセカンドロウからも優勝に導ける様になりました。どの程度スタート位置を下げて優勝できるのかがみてみたくなります。
ハミルトンの憧れにはセナの名が度々出てきます。もちろん亡くなった者と単純比較することは出来ないし、数字的にはほぼ上回ってはいますが、印象の面でももう上回っていると言っていいと思います。あと記録的に上回るとしたらM・シューマッハを残すだけとなりました。チャンピオンの数はあと1つで並び、優勝数は7つで並びます。来シーズンで満たす確率は高まってきました。
といった感じで2019年シーズンの印象ベスト5を挙げました。今までならココでお終いにしていましたが、今年は予選、決勝時に独自でやっていた「miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ」の一覧とポイントを付与して「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」を決定したいと思います。予選、決勝時に選定したドライバーは以下の様になっています。
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ予選編》
開幕戦オーストラリアGP ノリス
第2戦バーレーンGP ルクレール
第3戦中国GP ボッタス
第4戦アゼルバイジャンGP ペレス
第5戦スペインGP ボッタス
第6戦モナコGP ハミルトン
第7戦カナダGP ベッテル
第8戦フランスGP ノリス
第9戦オーストリアGP ルクレール
第10戦イギリスGP ノリス
第11戦ドイツGP フェルスタッペン
第12戦ハンガリーGP フェルスタッペン
第13戦ベルギーGP ルクレール
第14戦イタリアGP ストロール
第15戦シンガポールGP ルクレール
第16戦ロシアGP ルクレール
第17戦日本GP ベッテル
第18戦メキシコGP フェルスタッペン
第19戦アメリカGP ボッタス
第20戦ブラジルGP フェルスタッペン
最終戦アブダビGP ボッタス
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ決勝編》
開幕戦オーストラリアGP ボッタス
第2戦バーレーンGP ルクレール
第3戦中国GP アルボン
第4戦アゼルバイジャンGP ボッタス
第5戦スペインGP ハミルトン
第6戦モナコGP ハミルトン
第7戦カナダGP ベッテル
第8戦フランスGP ノリス
第9戦オーストリアGP フェルスタッペン
第10戦イギリスGP ボッタス
第11戦ドイツGP ベッテル
第12戦ハンガリーGP ハミルトン
第13戦ベルギーGP ルクレール
第14戦イタリアGP ルクレール
第15戦シンガポールGP ベッテル
第16戦ロシアGP アルボン
第17戦日本GP ストロール
第18戦メキシコGP ハミルトン
第19戦アメリカGP ボッタス
第20戦ブラジルGP アルボン
最終戦アブダビGP ボッタス
予選は1ポイント、決勝には2ポイントを与えてその数によって順位を付けます。
《獲得ポイント》予選1ポイント、決勝2ポイント
5.復活を予感させる新生マクラーレンの台頭
ちょうどmiyabikunがF1と出会った30年前、ホンダはもちろんのこと「マクラーレン」は白と赤をまとったカウルにセナとベルガーというトップドライバーが乗るF1の中心を張るチームでした。その頃からマクラーレンに注目し、隙を伺うウィリアムズと名前と色だけは有名だけどF1では3番手チームのフェラーリが追うという構図がmiyabikunの中のF1で長らく続きました。そこからハッキネンやライコネン、ハミルトンといった世代交代がいくつかありつつも「優勝はおろか表彰台にすら手が届かない」という時代が訪れることになるとは予想だにしませんでした。何が原因かははっきり答えられませんし言いません。ただプライベーターゆえトップチームであってもワークスに比べたら「スポンサー頼み」にもなるし、どうにか「名門」という名だけでトップドライバーを引き抜いて再建を図るのが精一杯だったのも理解はできます。一般的には身を売りF1から撤退する道を選ぶプライベーターもこのマクラーレンだけは耐えました。
再建にあたっては「徹底的な体質改善」を図るという比較的明瞭で、我々ファンもある程度想定の範囲内の動きを今シーズンからようやく採りました。ドライバーは若手成長株のサインツをエースとして置き、今までのマクラーレンとしてはレアケースでもある最年少の新人ノリスを起用して「プライドやしがらみを捨て、一からチャンピオンシップに取り組む」という姿勢が伺えました。若手ということもあり不安はありつつも予選からワークス(ルノー)を上回る位置につけ、決勝でも若さあふれる攻めの走りと堅実な入賞圏フィニッシュを続けて、これによりようやく久々の表彰台登壇とコンストラクター4位を確定させ、続いた暗黒時代から抜け出したと言っていいと思っています。元マクラーレンファンとしては嬉しい出来事です。
再来シーズン2021年からは再びメルセデスエンジンを搭載することを発表し、運気もいい流れに向いてきました。「F1四強」なんて呼ばれていた時代への復帰を予感させる一年を過ごせました。
4.F1の明るい未来!久々の新人当たり年
制定70年、1,000戦目を迎えたF1。長く続く歴史もこれがなければ衰退してしまいます「未来を担うF1ドライバーの出現」です。ハミルトンやベッテルに続く若手としては近年フェルスタッペンを筆頭に今シーズン開花したルクレールなど、徐々にではありますが若手の台頭がみられています。これらに続き今シーズンはアルボンやノリスといったF2あがりの1年生が非常に活躍し、チャンピオンシップを盛り上げてくれました。
まだまだF1で日の浅い若手のガスリーの低迷により夏休み明けから急遽レッドブルへ昇格することになったアルボンは移籍序盤こそ手探りな様子がみられたものの、慣れてくれば予選最低限な位置である「6番手以内」を守り、第18戦メキシコGPではボッタスを上回る5番手に座りました。決勝においても皆が注目する第17戦日本GPで最高位となる4位フィニッシュ。そして第20戦ブラジルGPでは表彰台を惜しくも逃しましたが、エースのフェルスタッペンに負けないファイティングスピリットを見ることができました。またノリスは再建真っ盛りのマクラーレンで予選から奮闘し、先輩サインツには一歩及ばずも決勝ではアグレッシブに攻め、ポイントを積み重ねました。時折みせる「先輩にまくし立てられる姿」も健気でしたね。実は新人3人の中では最も期待が高かったラッセルはマシンやチームの事情により1年目から真の実力を評価するには難しい内容となりましたが、ベテランのチームメイトのクビカ圧勝して来シーズンは下積み2年目に入ります。
これまで2006年のロズベルグ、2007年のハミルトン、2008年のベッテルなど単発的に優秀な若手はみられましたが、優勝こそないもののこれだけ好評かつ安定した新人が集まる年も久しくありませんでした。この前となると2001年加入のモントーヤ、ライコネン、アロンソまで遡ることになりそうですね。ハミルトンやベッテルの時代は近い将来に終わりを迎えます。もちろんフェルスタッペンやルクレールが立ちはだかりますが臆することなく優勝や表彰台を奪い、いつの日かチャンピオンを獲得することを楽しみにしています。
3.白かはたまた黒か?!疑惑つきまとう紅の抵抗
F1にはグレーな技術、グレーな裁定、後から考えてみればあれは違反だったんじゃないかと思えるものは数多くあります。皆が憧れる深紅のチーム「フェラーリ」においても例外ではなく、むしろ歴史が長い分、それも多く存在します。F1は「厳しいレギュレーションで管理されている」一方で「限られた部分においてオリジナリティを加えることができる」という一面もあって、このようなモヤモヤや疑惑を抱かせる部分もあります。ライバルが強過ぎるが故に、またチーム間で優劣がはっきりしないが故に、このような「ギリギリライン」な手を使わざるを得ないのも正直理解できます。レギュレーション範囲内で優秀な製品が生み出されれば、それに越したことはないし、それも実力のうちだし、バレなければバレない間はシレッと使っていようという考えはよくないし、それが明るみに出た時に「どうにか丸めてしまおう」とできてしまうのが問題であり、スポーツかつビジネスでもあり、エンターテインメントであるF1にあってはならないことだと思います。
実際にフェラーリの採った行動、技術がどうだったかはmiyabikunではわかりませんし、答えられません。しかし、皆が憧れF1を代表するコンストラクターが「グレー」を使うというのはいささか納得ができません。母体もしっかりしているし、ドライバー2人も非常に強力で優秀であるにも関わらずですから。フェラーリについては「ドライバー間の問題」「レース中の采配や戦略」にもしっくりこない部分があります。来シーズンは大幅なレギュレーション変更もドライバーラインナップもありません。仲間内で揉めたり、疑わしき技術でどうにかしようというのではなく、正々堂々と取り組み、ガチで手強きライバルに立ち向かってほしいと切に願っています。
2.目標に一歩及ばずも合格点をあげたいホンダ
我らがホンダが今シーズンから強豪レッドブルにエンジン供給することとなり、その目標は「5勝」と掲げられました。第四期で1勝もできないできているエンジンで果たしてそこまでハイレベルな結果を満足できるのか、シーズン前まではハラハラ見守っていました。きっとこれでコケるようでは第四期も撤退することとなるでしょうし、下手したらF1自体に二度と絡めないのではないかとも思いました。当初は優れたレッドブルのシャシーで今までに無い底上げをしてもらうことに期待してしまっていた部分は多くありました。
蓋を開けてみれば開幕戦オーストラリアGPでフェルスタッペンが3位表彰台を獲得して第四期最高位を更新。その後もフェルスタッペンにおいては第5戦スペインGPでも3位、第9戦オーストリアGPでは繰り上げ2番手スタートから優勝。さらに荒れた第11戦ドイツGPと第20戦ブラジルGPも制してシーズン3勝を記録するなど、目標には2勝足らずとなりましたが、フェラーリよりも早い時期で優勝することに成功しました。もっと言えばレッドブルだけではなくトロ・ロッソでもドイツGPのクビアト、ブラジルGPでガスリーが表彰台を獲得するなど「ホンダエンジンでも優勝や表彰台は充分に狙える」という証明もしてくれました。この結果は想像以上の出来栄えであると共に、ホンダエンジンであろうとも「乗る人が乗れば、結果は出せる」ことも知らしめてくれた嬉しい結果でした。やっぱりね、文句ばかり言う様では、機械も言うことを聞かんのだよ(笑)それも実力のうちです。
一つ苦言を呈すのであれば、ホンダエンジンのみならずレッドブルの好成績の鍵を握っているのは総じてフェルスタッペンに委ねられている点。フェルスタッペンは非常に切れ味鋭く、近年稀にみる攻撃性の高いドライバーです。優秀であることに異論はありませんが、フェルスタッペンのキャラクターあっての結果であることも忘れてはなりません。レッドブルにはアルボンという若手成長株もいますし、やっぱりトロ・ロッソで落ち着くガスリーやキマれば速いベテランのクビアトもいます。フェルスタッペン=ホンダではない結果が2020年に求められてきます。準備は整いつつあります。あとは目指せ「王者狩り」!
1.弱点無き最強王者
2019年の栄えある1位に選んだのは、、選ばないわけにはいかないでしょう3年連続6回目を獲得したキングことハミルトンですね。正直な話、選びたくないですよ。普通過ぎるしいつも通りだし(笑)
シーズン前テストはどうでもいいとして、今シーズンはmiyabikun個人的に「メルセデスは速いには速いが、一際速く感じないんだけど」というのが第一印象でした。結果的には勝っているし、ちゃんとポールポジションも獲れるマシンではあるのに、どこか特別感は感じませんでした。しかし「底力」という点でやはりメルセデス、さすがハミルトンというシーンは数多くありましたね。今シーズンから復活した「ファステストラップポイント」は最後の最後でタイヤをフレッシュにして挑む流れが定着していましたが、ハミルトンは使い古しのタイヤでヒョイとやってのける。元々タイヤの扱いには定評のあるドライバーではあるものの、いとも簡単にそれをやられてしまうと、他のドライバーが何をしようとも太刀打ちできないことが想像できてしまう。まさに完全無欠の敵無し状態を築いてしまいました。一触即発のフェルスタッペンや情緒不安定なベッテルの状態ではとても敵いません。またポールポジションからの逃げ切りを得意とする走りも、2番手やセカンドロウからも優勝に導ける様になりました。どの程度スタート位置を下げて優勝できるのかがみてみたくなります。
ハミルトンの憧れにはセナの名が度々出てきます。もちろん亡くなった者と単純比較することは出来ないし、数字的にはほぼ上回ってはいますが、印象の面でももう上回っていると言っていいと思います。あと記録的に上回るとしたらM・シューマッハを残すだけとなりました。チャンピオンの数はあと1つで並び、優勝数は7つで並びます。来シーズンで満たす確率は高まってきました。
といった感じで2019年シーズンの印象ベスト5を挙げました。今までならココでお終いにしていましたが、今年は予選、決勝時に独自でやっていた「miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ」の一覧とポイントを付与して「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」を決定したいと思います。予選、決勝時に選定したドライバーは以下の様になっています。
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ予選編》
開幕戦オーストラリアGP ノリス
第2戦バーレーンGP ルクレール
第3戦中国GP ボッタス
第4戦アゼルバイジャンGP ペレス
第5戦スペインGP ボッタス
第6戦モナコGP ハミルトン
第7戦カナダGP ベッテル
第8戦フランスGP ノリス
第9戦オーストリアGP ルクレール
第10戦イギリスGP ノリス
第11戦ドイツGP フェルスタッペン
第12戦ハンガリーGP フェルスタッペン
第13戦ベルギーGP ルクレール
第14戦イタリアGP ストロール
第15戦シンガポールGP ルクレール
第16戦ロシアGP ルクレール
第17戦日本GP ベッテル
第18戦メキシコGP フェルスタッペン
第19戦アメリカGP ボッタス
第20戦ブラジルGP フェルスタッペン
最終戦アブダビGP ボッタス
《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ決勝編》
開幕戦オーストラリアGP ボッタス
第2戦バーレーンGP ルクレール
第3戦中国GP アルボン
第4戦アゼルバイジャンGP ボッタス
第5戦スペインGP ハミルトン
第6戦モナコGP ハミルトン
第7戦カナダGP ベッテル
第8戦フランスGP ノリス
第9戦オーストリアGP フェルスタッペン
第10戦イギリスGP ボッタス
第11戦ドイツGP ベッテル
第12戦ハンガリーGP ハミルトン
第13戦ベルギーGP ルクレール
第14戦イタリアGP ルクレール
第15戦シンガポールGP ベッテル
第16戦ロシアGP アルボン
第17戦日本GP ストロール
第18戦メキシコGP ハミルトン
第19戦アメリカGP ボッタス
第20戦ブラジルGP アルボン
最終戦アブダビGP ボッタス
予選は1ポイント、決勝には2ポイントを与えてその数によって順位を付けます。
《獲得ポイント》予選1ポイント、決勝2ポイント
1 ボッタス 14pts(22.2%)
2 ルクレール 11pts(17.5%)
3 ハミルトン 9pts(14.3%)
4 ベッテル 8pts(12.7%)
5 アルボン 6pts(9.5%)
フェルスタッペン 6pts(9.5%)
7 ノリス 5pts(7.9%)
8 ストロール 3pts(4.8%)
9 ペレス 1pt(1.6%)
結果は14ポイント獲得したボッタスがドライバー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました!ん、そうなの?何だか腑に落ちないって?(笑)
2 ルクレール 11pts(17.5%)
3 ハミルトン 9pts(14.3%)
4 ベッテル 8pts(12.7%)
5 アルボン 6pts(9.5%)
フェルスタッペン 6pts(9.5%)
7 ノリス 5pts(7.9%)
8 ストロール 3pts(4.8%)
9 ペレス 1pt(1.6%)
結果は14ポイント獲得したボッタスがドライバー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました!ん、そうなの?何だか腑に落ちないって?(笑)
一応公平を期すためにポイント制にしたらこうなりました。ちなみに決勝を1ポイントとした場合でも、1位はボッタスでした。まあ来シーズンも頑張れ、miyabikunは頑張りを評価しているぞという意味で、今回はご理解下さい!
2019年も残り数時間となりました。皆様にとって2019年はどんな年でしたでしょうか。この一年は元号が変わり、天災も多かった年でしたが、大きな怪我や病気もなく迎えられたのがよかったことでした。またこの一年も多くの方にご覧頂き、コメント頂いたことも嬉しく思います。至らない部分、定期的なネタのアップが出来なかったなど、反省点もありますが、お付き合い頂きありがとうございました。よいお年をお過ごし下さい。
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2019年も残り数時間となりました。皆様にとって2019年はどんな年でしたでしょうか。この一年は元号が変わり、天災も多かった年でしたが、大きな怪我や病気もなく迎えられたのがよかったことでした。またこの一年も多くの方にご覧頂き、コメント頂いたことも嬉しく思います。至らない部分、定期的なネタのアップが出来なかったなど、反省点もありますが、お付き合い頂きありがとうございました。よいお年をお過ごし下さい。
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