F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:2019年

12/31今年最後のブログアップとなります。今年も色々ああでもないこうでもないとF1に少しでもまつわるあれこれを書かせて頂きました。年の最後は恒例となっている「2019年の印象ベスト5」で締めくくりたいと思います。

5.復活を予感させる新生マクラーレンの台頭
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ちょうどmiyabikunがF1と出会った30年前、ホンダはもちろんのこと「マクラーレン」は白と赤をまとったカウルにセナとベルガーというトップドライバーが乗るF1の中心を張るチームでした。その頃からマクラーレンに注目し、隙を伺うウィリアムズと名前と色だけは有名だけどF1では3番手チームのフェラーリが追うという構図がmiyabikunの中のF1で長らく続きました。そこからハッキネンやライコネン、ハミルトンといった世代交代がいくつかありつつも「優勝はおろか表彰台にすら手が届かない」という時代が訪れることになるとは予想だにしませんでした。何が原因かははっきり答えられませんし言いません。ただプライベーターゆえトップチームであってもワークスに比べたら「スポンサー頼み」にもなるし、どうにか「名門」という名だけでトップドライバーを引き抜いて再建を図るのが精一杯だったのも理解はできます。一般的には身を売りF1から撤退する道を選ぶプライベーターもこのマクラーレンだけは耐えました。
再建にあたっては「徹底的な体質改善」を図るという比較的明瞭で、我々ファンもある程度想定の範囲内の動きを今シーズンからようやく採りました。ドライバーは若手成長株のサインツをエースとして置き、今までのマクラーレンとしてはレアケースでもある最年少の新人ノリスを起用して「プライドやしがらみを捨て、一からチャンピオンシップに取り組む」という姿勢が伺えました。若手ということもあり不安はありつつも予選からワークス(ルノー)を上回る位置につけ、決勝でも若さあふれる攻めの走りと堅実な入賞圏フィニッシュを続けて、これによりようやく久々の表彰台登壇とコンストラクター4位を確定させ、続いた暗黒時代から抜け出したと言っていいと思っています。元マクラーレンファンとしては嬉しい出来事です。
再来シーズン2021年からは再びメルセデスエンジンを搭載することを発表し、運気もいい流れに向いてきました。「F1四強」なんて呼ばれていた時代への復帰を予感させる一年を過ごせました。

4.F1の明るい未来!久々の新人当たり年
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制定70年、1,000戦目を迎えたF1。長く続く歴史もこれがなければ衰退してしまいます「未来を担うF1ドライバーの出現」です。ハミルトンやベッテルに続く若手としては近年フェルスタッペンを筆頭に今シーズン開花したルクレールなど、徐々にではありますが若手の台頭がみられています。これらに続き今シーズンはアルボンやノリスといったF2あがりの1年生が非常に活躍し、チャンピオンシップを盛り上げてくれました。
まだまだF1で日の浅い若手のガスリーの低迷により夏休み明けから急遽レッドブルへ昇格することになったアルボンは移籍序盤こそ手探りな様子がみられたものの、慣れてくれば予選最低限な位置である「6番手以内」を守り、第18戦メキシコGPではボッタスを上回る5番手に座りました。決勝においても皆が注目する第17戦日本GPで最高位となる4位フィニッシュ。そして第20戦ブラジルGPでは表彰台を惜しくも逃しましたが、エースのフェルスタッペンに負けないファイティングスピリットを見ることができました。またノリスは再建真っ盛りのマクラーレンで予選から奮闘し、先輩サインツには一歩及ばずも決勝ではアグレッシブに攻め、ポイントを積み重ねました。時折みせる「先輩にまくし立てられる姿」も健気でしたね。実は新人3人の中では最も期待が高かったラッセルはマシンやチームの事情により1年目から真の実力を評価するには難しい内容となりましたが、ベテランのチームメイトのクビカ圧勝して来シーズンは下積み2年目に入ります。
これまで2006年のロズベルグ、2007年のハミルトン、2008年のベッテルなど単発的に優秀な若手はみられましたが、優勝こそないもののこれだけ好評かつ安定した新人が集まる年も久しくありませんでした。この前となると2001年加入のモントーヤ、ライコネン、アロンソまで遡ることになりそうですね。ハミルトンやベッテルの時代は近い将来に終わりを迎えます。もちろんフェルスタッペンやルクレールが立ちはだかりますが臆することなく優勝や表彰台を奪い、いつの日かチャンピオンを獲得することを楽しみにしています。

3.白かはたまた黒か?!疑惑つきまとう紅の抵抗
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F1にはグレーな技術、グレーな裁定、後から考えてみればあれは違反だったんじゃないかと思えるものは数多くあります。皆が憧れる深紅のチーム「フェラーリ」においても例外ではなく、むしろ歴史が長い分、それも多く存在します。F1は「厳しいレギュレーションで管理されている」一方で「限られた部分においてオリジナリティを加えることができる」という一面もあって、このようなモヤモヤや疑惑を抱かせる部分もあります。ライバルが強過ぎるが故に、またチーム間で優劣がはっきりしないが故に、このような「ギリギリライン」な手を使わざるを得ないのも正直理解できます。レギュレーション範囲内で優秀な製品が生み出されれば、それに越したことはないし、それも実力のうちだし、バレなければバレない間はシレッと使っていようという考えはよくないし、それが明るみに出た時に「どうにか丸めてしまおう」とできてしまうのが問題であり、スポーツかつビジネスでもあり、エンターテインメントであるF1にあってはならないことだと思います。
実際にフェラーリの採った行動、技術がどうだったかはmiyabikunではわかりませんし、答えられません。しかし、皆が憧れF1を代表するコンストラクターが「グレー」を使うというのはいささか納得ができません。母体もしっかりしているし、ドライバー2人も非常に強力で優秀であるにも関わらずですから。フェラーリについては「ドライバー間の問題」「レース中の采配や戦略」にもしっくりこない部分があります。来シーズンは大幅なレギュレーション変更もドライバーラインナップもありません。仲間内で揉めたり、疑わしき技術でどうにかしようというのではなく、正々堂々と取り組み、ガチで手強きライバルに立ち向かってほしいと切に願っています。

2.目標に一歩及ばずも合格点をあげたいホンダ
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我らがホンダが今シーズンから強豪レッドブルにエンジン供給することとなり、その目標は「5勝」と掲げられました。第四期で1勝もできないできているエンジンで果たしてそこまでハイレベルな結果を満足できるのか、シーズン前まではハラハラ見守っていました。きっとこれでコケるようでは第四期も撤退することとなるでしょうし、下手したらF1自体に二度と絡めないのではないかとも思いました。当初は優れたレッドブルのシャシーで今までに無い底上げをしてもらうことに期待してしまっていた部分は多くありました。
蓋を開けてみれば開幕戦オーストラリアGPでフェルスタッペンが3位表彰台を獲得して第四期最高位を更新。その後もフェルスタッペンにおいては第5戦スペインGPでも3位、第9戦オーストリアGPでは繰り上げ2番手スタートから優勝。さらに荒れた第11戦ドイツGPと第20戦ブラジルGPも制してシーズン3勝を記録するなど、目標には2勝足らずとなりましたが、フェラーリよりも早い時期で優勝することに成功しました。もっと言えばレッドブルだけではなくトロ・ロッソでもドイツGPのクビアト、ブラジルGPでガスリーが表彰台を獲得するなど「ホンダエンジンでも優勝や表彰台は充分に狙える」という証明もしてくれました。この結果は想像以上の出来栄えであると共に、ホンダエンジンであろうとも「乗る人が乗れば、結果は出せる」ことも知らしめてくれた嬉しい結果でした。やっぱりね、文句ばかり言う様では、機械も言うことを聞かんのだよ(笑)それも実力のうちです。
一つ苦言を呈すのであれば、ホンダエンジンのみならずレッドブルの好成績の鍵を握っているのは総じてフェルスタッペンに委ねられている点。フェルスタッペンは非常に切れ味鋭く、近年稀にみる攻撃性の高いドライバーです。優秀であることに異論はありませんが、フェルスタッペンのキャラクターあっての結果であることも忘れてはなりません。レッドブルにはアルボンという若手成長株もいますし、やっぱりトロ・ロッソで落ち着くガスリーやキマれば速いベテランのクビアトもいます。フェルスタッペン=ホンダではない結果が2020年に求められてきます。準備は整いつつあります。あとは目指せ「王者狩り」!

1.弱点無き最強王者
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2019年の栄えある1位に選んだのは、、選ばないわけにはいかないでしょう3年連続6回目を獲得したキングことハミルトンですね。正直な話、選びたくないですよ。普通過ぎるしいつも通りだし(笑)
シーズン前テストはどうでもいいとして、今シーズンはmiyabikun個人的に「メルセデスは速いには速いが、一際速く感じないんだけど」というのが第一印象でした。結果的には勝っているし、ちゃんとポールポジションも獲れるマシンではあるのに、どこか特別感は感じませんでした。しかし「底力」という点でやはりメルセデス、さすがハミルトンというシーンは数多くありましたね。今シーズンから復活した「ファステストラップポイント」は最後の最後でタイヤをフレッシュにして挑む流れが定着していましたが、ハミルトンは使い古しのタイヤでヒョイとやってのける。元々タイヤの扱いには定評のあるドライバーではあるものの、いとも簡単にそれをやられてしまうと、他のドライバーが何をしようとも太刀打ちできないことが想像できてしまう。まさに完全無欠の敵無し状態を築いてしまいました。一触即発のフェルスタッペンや情緒不安定なベッテルの状態ではとても敵いません。またポールポジションからの逃げ切りを得意とする走りも、2番手やセカンドロウからも優勝に導ける様になりました。どの程度スタート位置を下げて優勝できるのかがみてみたくなります。
ハミルトンの憧れにはセナの名が度々出てきます。もちろん亡くなった者と単純比較することは出来ないし、数字的にはほぼ上回ってはいますが、印象の面でももう上回っていると言っていいと思います。あと記録的に上回るとしたらM・シューマッハを残すだけとなりました。チャンピオンの数はあと1つで並び、優勝数は7つで並びます。来シーズンで満たす確率は高まってきました。

といった感じで2019年シーズンの印象ベスト5を挙げました。今までならココでお終いにしていましたが、今年は予選、決勝時に独自でやっていた「miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ」の一覧とポイントを付与して「ドライバー・オブ・ザ・イヤー」を決定したいと思います。予選、決勝時に選定したドライバーは以下の様になっています。

《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ予選編》
 開幕戦オーストラリアGP   ノリス
 第2戦バーレーンGP            ルクレール
 第3戦中国GP                       ボッタス
 第4戦アゼルバイジャンGP ペレス
 第5戦スペインGP               ボッタス
 第6戦モナコGP                   ハミルトン
 第7戦カナダGP                   ベッテル
 第8戦フランスGP               ノリス
 第9戦オーストリアGP        ルクレール
 第10戦イギリスGP             ノリス
 第11戦ドイツGP                 フェルスタッペン
 第12戦ハンガリーGP         フェルスタッペン
 第13戦ベルギーGP             ルクレール
 第14戦イタリアGP             ストロール
 第15戦シンガポールGP      ルクレール
 第16戦ロシアGP                ルクレール
 第17戦日本GP                    ベッテル
 第18戦メキシコGP            フェルスタッペン
 第19戦アメリカGP            ボッタス
 第20戦ブラジルGP            フェルスタッペン
 最終戦アブダビGP             ボッタス

《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ決勝編》
 開幕戦オーストラリアGP   ボッタス
 第2戦バーレーンGP            ルクレール
 第3戦中国GP                      アルボン
 第4戦アゼルバイジャンGP ボッタス
 第5戦スペインGP               ハミルトン
 第6戦モナコGP                   ハミルトン
 第7戦カナダGP                   ベッテル
 第8戦フランスGP               ノリス
 第9戦オーストリアGP        フェルスタッペン
 第10戦イギリスGP             ボッタス
 第11戦ドイツGP                 ベッテル
 第12戦ハンガリーGP         ハミルトン
 第13戦ベルギーGP             ルクレール
 第14戦イタリアGP             ルクレール
 第15戦シンガポールGP      ベッテル
 第16戦ロシアGP                アルボン
 第17戦日本GP                    ストロール
 第18戦メキシコGP             ハミルトン
 第19戦アメリカGP             ボッタス
 第20戦ブラジルGP            アルボン
 最終戦アブダビGP             ボッタス

予選は1ポイント、決勝には2ポイントを与えてその数によって順位を付けます。

《獲得ポイント》予選1ポイント、決勝2ポイント
   1 ボッタス                14pts(22.2%)
 2 ルクレール            11pts(17.5%)
 3 ハミルトン              9pts(14.3%)
 4 ベッテル                  8pts(12.7%)
 5 アルボン                  6pts(9.5%)
    フェルスタッペン   6pts(9.5%)
 7 ノリス                     5pts(7.9%)
 8 ストロール              3pts(4.8%)
 9 ペレス                     1pt(1.6%)

結果は14ポイント獲得したボッタスがドライバー・オブ・ザ・イヤーに選ばれました!ん、そうなの?何だか腑に落ちないって?(笑)
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一応公平を期すためにポイント制にしたらこうなりました。ちなみに決勝を1ポイントとした場合でも、1位はボッタスでした。まあ来シーズンも頑張れ、miyabikunは頑張りを評価しているぞという意味で、今回はご理解下さい!

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2019年も残り数時間となりました。皆様にとって2019年はどんな年でしたでしょうか。この一年は元号が変わり、天災も多かった年でしたが、大きな怪我や病気もなく迎えられたのがよかったことでした。またこの一年も多くの方にご覧頂き、コメント頂いたことも嬉しく思います。至らない部分、定期的なネタのアップが出来なかったなど、反省点もありますが、お付き合い頂きありがとうございました。よいお年をお過ごし下さい。
miyabikun

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年越し前にまだやり残していたことがありました。毎予選前の「予選順位予想」ならびに予選後の「決勝表彰台予想」の答えあわせです。私事で申し訳ありませんが、今年もやらせていただきます。

《予選順位予想》
 開幕戦オーストラリアGP    4人正解 正解率20%
 第2戦バーレーンGP             8人正解 正解率40%
 第3戦中国GP                       3人正解 正解率15%
 第4戦アゼルバイジャンGP  1人正解 正解率5%
 第5戦スペインGP              10人正解 正解率50%
 第6戦モナコGP                   4人正解 正解率20%
 第7戦カナダGP                   3人正解 正解率15%
 第8戦フランスGP               6人正解 正解率30%
 第9戦オーストリアGP        3人正解 正解率15%
 第10戦イギリスGP             4人正解 正解率20%
 第11戦ドイツGP                 3人正解 正解率15%
 第12戦ハンガリーGP         3人正解 正解率15%
 第13戦ベルギーGP             7人正解 正解率35%
 第14戦イタリアGP             2人正解 正解率10%
 第15戦シンガポールGP      4人正解 正解率20%
 第16戦ロシアGP                 3人正解 正解率15%
 第17戦日本GP                     6人正解 正解率30%
 第18戦メキシコGP             5人正解 正解率25%
 第19戦アメリカGP             4人正解 正解率20%
 第20戦ブラジルGP             1人正解 正解率5%
 最終戦アブダビGP              7人正解 正解率35%

ドライバー全20人で延べ420人で正解者は91人なので平均4.33人、平均正解率21.7%でした。振り返ると2018年76、2017年64人でしたので、増加傾向です。しかしながら2016年104人には及ばず。こればかりは鍛えようにも鍛えられるものではありません。もう少しフリー走行の出来栄えをみて、マシンとサーキットの相性を先読みできるようにしなければなりませんね。以下で掘り下げてみてみましょう。

《正解が多かったGP》
  10人 スペインGP
 8人 バーレーンGP
 7人 ベルギーGP、アブダビGP
 6人 フランスGP、日本GP

《正解が少なかったGP》
 1人 アゼルバイジャンGP、ブラジルGP
 2人 イタリアGP
 3人 中国GP、カナダGP、オーストリアGP、
     ドイツGP、ハンガリーGP、ロシアGP

最多は参戦の半数にあたる10人正解となったスペインGPでした。半数は気持ちいいですね!2番目は8人正解のバーレーンGP、7人正解がベルギーGPと最終アブダビGPの2箇所でした。共通点もないし、当たった根拠はわかりませんね(笑)今シーズンは正解0人は無かったものの、アゼルバイジャンGPはクビアト、ブラジルGPはアルボンのたった1人正解もありました。危ない危ない!

《正解が多かったドライバー》
  12回 クビカ
  11回 ラッセル
 8回 ハミルトン
 6回 アルボン、ルクレール、ストロール

《正解が少なかったドライバー》
 1回 マグヌッセン、ライコネン、

             ヒュルケンベルグ
 2回 グロージャン
 3回 ジョビナッツィ、サインツ、リカルド、
     フェルスタッペン

こちらはドライバーくくりでみた場合の正解数です。最多はクビカ12回、ラッセル11回のウィリアムズコンビ。この2人には本当に助けてもらいました。ストロールも定位置が決まりつつありましたから正解率も高めです。上位もある程度固定化されていましたから、ハミルトン8回にルクレール6回で多い部類でした。GPくくりだけでなくドライバーくくりでも0回はなく、マグヌッセン、ライコネン、ヒュルケンベルグ3人の1回が最小でした。ライコネンは中団以下になると正解率が下がってしまいました。グロージャンのいるハースは本当に読み辛かったなぁ。


《表彰台予想》
  左側が予想     右側が実際の順位
 開幕戦オーストラリアGP    2/3正解
  1 ボッタス     → 1 ボッタス ◯
  2 ハミルトン    → 2 ハミルトン ◯
  3 ベッテル     → 3 フェルスタッペン
 第2戦バーレーンGP            0/3正解
  1 ルクレール    → 1 ハミルトン
  2 ベッテル     → 2 ボッタス
  3 ハミルトン    → 3 ルクレール
 第3戦中国GP                       1/3正解
  1 ボッタス     → 1 ハミルトン
  2 ハミルトン    → 2 ボッタス
  3 ベッテル     → 3 ベッテル ◯
 第4戦アゼルバイジャンGP  0/3正解
  1 ハミルトン    → 1 ボッタス
  2 フェルスタッペン → 2 ハミルトン
  3 ボッタス     → 3 ベッテル
 第5戦スペインGP                 0/3正解
  1 ボッタス     → 1 ハミルトン
  2 ハミルトン    → 2 ボッタス
  3 ベッテル     → 3 フェルスタッペン
 第6戦モナコGP                     1/3正解
  1 ハミルトン    → 1 ハミルトン ◯
  2 ボッタス     → 2 ベッテル
  3 フェルスタッペン → 3 ボッタス
 第7戦カナダGP                     1/3正解
  1 ベッテル     → 1 ハミルトン
  2 ハミルトン    → 2 ベッテル
  3 ルクレール    → 3 ルクレール ◯
 第8戦フランスGP                 3/3正解
  1 ハミルトン    → 1 ハミルトン ◯
  2 ボッタス     → 2 ボッタス ◯
  3 ルクレール    → 3 ルクレール ◯
 第9戦オーストリアGP          0/3正解
  1 ルクレール    → 1 フェルスタッペン
  2 フェルスタッペン → 2 ルクレール
  3 ハミルトン    → 3 ボッタス
 第10戦イギリスGP               1/3正解
  1 ボッタス     → 1 ハミルトン
  2 ハミルトン    → 2 ボッタス
  3 ルクレール    → 3 ルクレール ◯
 第11戦ドイツGP                   1/3正解
  1 フェルスタッペン → 1 フェルスタッペン ◯
  2 ハミルトン    → 2 ベッテル
  3 ボッタス     → 3 クビアト
 第12戦ハンガリーGP           0/3正解
  1 フェルスタッペン → 1 ハミルトン
  2 ハミルトン    → 2 フェルスタッペン
  3 ボッタス     → 3 ベッテル
 第13戦ベルギーGP               0/3正解
  1 ベッテル     → 1 ルクレール
  2 ルクレール    → 2 ハミルトン
  3 ハミルトン    → 3 ボッタス
 第14戦イタリアGP               1/3正解
  1 ルクレール    → 1 ルクレール ◯
  2 ハミルトン    → 2 ボッタス
  3 ベッテル     → 3 ハミルトン
 第15戦シンガポールGP        0/3正解
  1 ルクレール    → 1 ベッテル
  2 ベッテル     → 2 ルクレール
  3 ハミルトン    → 3 フェルスタッペン
 第16戦ロシアGP                   0/3正解
  1 ルクレール    → 1 ハミルトン
  2 ベッテル     → 2 ボッタス
  3 ハミルトン    → 3 ルクレール
 第17戦日本GP                       1/3正解
  1 ベッテル     → 1 ボッタス
  2 ルクレール    → 2 ベッテル
  3 ハミルトン    → 3 ハミルトン ◯
 第18戦メキシコGP               1/3正解
  1 ルクレール    → 1 ハミルトン
  2 ベッテル     → 2 ベッテル ◯
  3 フェルスタッペン → 3 ボッタス
 第19戦アメリカGP               2/3正解
  1 ボッタス     → 1 ボッタス ◯
  2 ベッテル     → 2 ハミルトン
  3 フェルスタッペン → 3 フェルスタッペン ◯
 第20戦ブラジルGP              1/3正解
  1 フェルスタッペン → 1 フェルスタッペン ◯

  2 ハミルトン    → 2 ガスリー
  3 ベッテル     → 3 サインツ
 最終戦アブダビGP               3/3正解
  1 ハミルトン    → 1 ハミルトン ◯
  2 フェルスタッペン → 2 フェルスタッペン ◯
  3 ルクレール    → 3 ルクレール ◯
 3/3:2回 2/3:2回 1/3:9回 0/3:8回

予選結果を踏まえて予想した決勝の表彰台予想と現実の比較です。延べ63人の表彰台登壇者のうち、正解が19人で正解率30.2%でした。金銀銅の3連単全問正解は第8戦フランスGPと最終戦アブダビGPの2つ。3人を選ぶくらい、今のF1の勢力図で考えたら簡単だよ。と思う方も多いでしょうが、ところがどっこい。やってみるとなかなか難しいんですよ!スタートした瞬間に順位を下げたり、接触から緊急ピットインしてラップダウンすることだってありますもんね。最近は一緒に予想に参加頂ける方もいて嬉しく思います。F1を様々な角度から少しでも楽しめるよう、皆さんもよかったら来シーズンから始めてみてはいかがでしょうか?!
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予選編、決勝編までみて、周回数やポイント争いがまだ残っています。今回も長丁場ですよー?途中で戦線離脱せず、斜め読みでもいいから最後までついてきて下さいねー。

《サーキット別完走数/完走率と同一周回順位》
 開幕戦オーストラリアGP   完走17台 / 85.0%
  1位ボッタスに対し6位までが同一周回
 第2戦バーレーンGP            完走16台 / 80.0%
  1位ハミルトンに対し11位までが同一周回
 第3戦中国GP                       完走17台 / 85.0%
  1位ハミルトンに対し6位までが同一周回
 第4戦アゼルバイジャンGP 完走16台 / 80.0%
  1位ボッタスに対し9位までが同一周回
 第5戦スペインGP                完走18台 / 90.0%
  1位ハミルトンに対し16位までが同一周回
 第6戦モナコGP                   完走19台 / 95.0%
  1位ハミルトンに対し11位までが同一周回
 第7戦カナダGP                   完走18台 / 90.0%
  1位ハミルトンに対し5位までが同一周回
 第8戦フランスGP               完走19台 / 95.0%
  1位ハミルトンに対し6位までが同一周回
 第9戦オーストリアGP        完走20台 / 100%
  1位フェルスタッペンに対し5位までが同一周回
 第10戦イギリスGP             完走17台 / 85.0%
  1位ハミルトンに対し13位までが同一周回
 第11戦ドイツGP                  完走14台 / 70.0%
  1位フェルスタッペンに対し13位までが同一周回
 第12戦ハンガリーGP          完走19台 / 95.0%
  1位ハミルトンに対し4位までが同一周回
 第13戦ベルギーGP              完走18台 / 90.0%
  1位ルクレールに対し10位までが同一周回
 第14戦イタリアGP              完走17台 / 85.0%
  1位ルクレールに対し8位までが同一周回
 第15戦シンガポールGP       完走17台 / 85.0%
  1位ベッテルに対し17位までが同一周回
 第16戦ロシアGP                  完走15台 / 75.0%
  1位ハミルトンに対し15位までが同一周回
 第17戦日本GP                      完走17台 / 85.0% ※
  1位ボッタスに対し5位までが同一周回
 第18戦メキシコGP               完走18台 / 90.0%
  1位ハミルトンに対し8位までが同一周回
 第19戦アメリカGP               完走18台 / 90.0%
  1位ボッタスに対し7位までが同一周回
 第20戦ブラジルGP              完走16台 / 80.0%
  1位フェルスタッペンに対し15位までが同一周回
 最終戦アブダビGP               完走19台 / 95.0%
  1位ハミルトンに対し6位までが同一周回

 ※ルノー2台は完走するも失格の裁定のため除外
  平均完走17.4台 / 86.9%

各GPで完走扱いとされた数とトップと同一周回でフィニッシュできた数をまとめたものになります。平均完走台数は昨シーズンの16.4台から1台分増えた17.4台完走となりました。近年の印象として以前に比べてマシン同士の接触が減りつつあり、パワーユニットを労る走りと耐久性を求められているため、この手の数値の向上に期待しています。本来であればもっと貪欲に攻めたバトルをしてほしいですが、変にペナルティをもらうのも本意ではないし、完走者が増えることは嬉しいことです。
最も完走台数が少なかったのは荒れた第11戦ドイツGPでした。グチャグチャで様々な波乱を生みました。優勝者と同一周回できたGPで最も少ない台数となったのは第12戦ハンガリーGPでした。ココはサーキット全長が短く、周回遅れになる台数も多めです。同一周回はフェルスタッペン、ベッテル、ルクレールの4位までとなります。三強チームではガスリーとボッタスの2人は周回遅れフィニッシュでした。

《ファステストラップのタイミング》全21回
 開幕戦オーストラリアGP ボッタス57周目/58周
 第2戦バーレーンGP ルクレール38周目/57周
 第3戦中国GP ガスリー55周目/56周
 第4戦アゼルバイジャンGP ルクレール50周目/51周
 第5戦スペインGP ハミルトン54周目/66周
 第6戦モナコGP ガスリー72周目/78周
 第7戦カナダGP ボッタス69周目/70周
 第8戦フランスGP ベッテル53周目/53周
 第9戦オーストリアGP フェルスタッペン60周目/71周
 第10戦イギリスGP ハミルトン52周目/52周
 第11戦ドイツGP フェルスタッペン61周目/64周
 第12戦ハンガリーGP フェルスタッペン69周目/70周
 第13戦ベルギーGP ベッテル36周目/44周
 第14戦イタリアGP ハミルトン51周目/53周
 第15戦シンガポールGP マグヌッセン58周目/61周※
 第16戦ロシアGP ハミルトン51周目/53周
 第17戦日本GP ハミルトン45周目/52周
 第18戦メキシコGP ルクレール53周目/71周
 第19戦アメリカGP ルクレール44周目/56周
 第20戦ブラジルGP ボッタス43周目/71周※
 最終戦アブダビGP ハミルトン53周目/55周
  ※入賞圏内完走でないため、ポイントは無し

先日の決勝編は「ファステストラップ回数」について取り上げました。今回はもう少し掘り下げて、どこのGPで誰がいつマークしたかを整理しています。
「いつマークしたか」に着目してみると、その多くが「ファイナルラップかその直前」であることがわかります。一般的にファステストラップはレース2周目など序盤にマークされるものではなく、ガソリンも軽くなり路面が出来上がった終盤にマークされるものでその点の不自然さはないのですが「その出し方」に違和感や疑問を感じました。今シーズンから10位以内フィニッシュの入賞者のファステストラップに1ポイントを与えられることとなりました。貴重な1ポイントですから、もちろんそれを狙い、躍起になってもいい。でもレースをご覧になっていた方なら覚えていると思います。ファステストラップの多くは逃げを打つ手段、前を捉えんばかりの必死な走りではなく「ギャップやタイヤに余裕があるから、片手間で遊んで出した」感覚にみえました。言い方、捉え方の差かもしれません。結果的にファステストラップで違いはないけど、そもそもファステストラップポイントの目的や意味って、そういうことだったの?!1ポイントを重要とするドライバー層が獲れていない。そのドライバー層は敷居でもある「10位以内」に入るのが精一杯、もしくは圏外にいる。ファステストラップを獲れるドライバーはトップチームがほとんどであり、それらは1ポイント程度では大した優劣差にならない。何だか意味のないイベントになったなと感じています。

《ドライバー別決勝走行周回数》(全1,262周)
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  1 ハミルトン   1,262周(100%)
  2 アルボン    1,245周(98.7%)
  3 ガスリー    1,234周(97.8%)
  4 ボッタス               1,233周(97.7%)
  5 ライコネン           1,224周(97.0%)
  6 ストロール           1,211周(96.0%)
     ジョビナッツィ    1,211周(96.0%)
  8 クビアト               1,194周(94.6%)
  9 マグヌッセン        1,187周(94.1%)
10 ヒュルケンベルグ 1,182周(93.7%)
     ラッセル               1,182周(93.7%)
12 フェルスタッペン 1,180周(93.5%)
13 クビカ                   1,179周(93.4%)
14 ベッテル               1,178周(93.3%)
15 ペレス                   1,169周(92.6%)
16 ルクレール            1,156周(91.6%)
17 サインツ               1,133周(89.8%)
18 リカルド               1,120周(88.7%)
19 ノリス                   1,102周(87.3%)
20 グロージャン        1,043周(82.6%)

《コンストラクター別決勝走行周回数》(全2,524周)
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  1 メルセデス・M               2,495周(98.9%)
  2 アルファロメオ・F         2,435周(96.5%)
  3 トロ・ロッソ・H            2,432周(96.4%)
  4 レッドブル・H                2,421周(95.9%)
  5 レーシングポイント・M 2,380周(94.3%)
  6 ウィリアムズ・M            2,361周(93.5%)
  7 フェラーリ・F                2,334周(92.5%)
  8 ルノー・R                       2,302周(91.2%)
  9 マクラーレン・R             2,235周(88.5%)
10 ハース・F                        2,230周(88.4%)

ドライバー別、コンストラクター(チーム)別の決勝の周回数です。全21戦の完走周回数は1,262周(日本GPを52周とした場合)であり、コンストラクター単位はその倍数の2,524周となります。
ドライバー単位の最多は唯一の100点満点だったキングです。チャンピオンに相応しい結果です。第11戦ドイツGPではコントロール不能からクラッシュし、あわや入賞圏外かと(期待)しましたが、幸運にもグレーにもピットインができてこの結果となりました。チームチェンジのあった2人も色々言われつつも高完走率でシーズンを終えています。ランキングは下位に沈むストロールやジョビナッツィもトータルで1,211周で仲良く並び、周回数は比較的に上位で終えました。
コンストラクター単位ではさすがのメルセデスもボッタスの未達が響き、29周足らずの2,495周でした。速いし強いし賢いし、2位のアルファロメオとは1レース分に匹敵する60周の差がありますから何も問題ありません。復調の兆しをみせるマクラーレンは速さはあれど周回数でみれば実はあまり高くありません。2,235周は10チーム中9番目、ワークスルノーと共に「ドライバー以外の何か」が起因しているのかな?!

《パワーユニット使用数》
こんなの本音は無くてもいいんだけど、このルールは今のF1には切っても切れない関係となっています。何回か使っている棒グラフにて、ドライバー単位、エンジンサプライヤー単位、各コンポーネント単位の使用数をまとめました。細くて非常に見辛いかもしれません。数も入念にチェックしたはずなのですが、誤りがあればお知らせ下さい。
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左から緑がメルセデスユーザー、赤がフェラーリエンジン、黄色のルノーユーザー、右端の青がホンダユーザーです。またグラフは左寄りのICE、TC、MGU-Hの三種がシーズン3基まで使用可。右寄りのMGU-K、ES、CEの三種はシーズン2基を超えると降格ペナルティが下ります。
規定通りの基数でおさまったのはハミルトンと何とグロージャンの2人のみ。それ以外は何らかで規定数をオーバーしています。ハミルトンすごいな、同じマシンのボッタスと比べても2基少ない。工業製品は手作りとはいえ当たり外れがあります。ボッタスだけがハズレ?!(笑)ご存知の通りコンポーネント自体が故障しなくても、クラッシュや別の外的要因で交換を余儀なくされますので、必ずしもハズレを引いていたとは限りません。ただ丁寧に扱えば、それだけ労われますから、その点で優劣が表れるかもしれませんね。
ザッとみると、怪しい紅色のエンジンのところは案外少ない。あとホンダはホンダでも、トロ・ロッソはやけに多いですね。バージョンアップをちぐはぐに投入したり、また戻したりと忙しくしていましたよね。ストロールはなぜかESとCEを2基まで使っていません。どうして、パパが買ってくれなかったのかな。

《シーズン終了時ペナルティポイントランキング》
  1 ベッテル               7pts
     リカルド               7pts
  3 クビアト               5pts
  4 マグヌッセン        4pts
     フェルスタッペン 4pts
     ジョビナッツィ     4pts
  7 ハミルトン            3pts
     ストロール            3pts
  9 クビカ                   2pts ●
     ルクレール            2pts
     ライコネン            2pts
     グロージャン        2pts
13 ヒュルケンベルグ 1pt ●
     アルボン                1pt
     ラッセル                1pt
     ペレス                    1pt
     サインツ                1pt
     ガスリー                1pt
 -  ボッタス                0pts
 -  ノリス                    0pts
 ※12ポイントで1戦出場停止、1年間有効
 ●は来シーズンのF1不出走ドライバー

おーベッテルがポイントランキングでトップではないか!いやいや、こちらはペナルティポイント、高い方がダメなやつです。ベッテルの7ポイントの内訳は第7戦カナダGPで「ハミルトンの前にワッと戻った件」で2、第10戦イギリスGPは「フェルスタッペンに抜かれた直後に後ろから刺し違えた件」で2、そして第14戦イタリアGPで「単独スピンから復帰する際にストロールをビビらせ、結果的にガスリーをもビビらせた件」でさらに3ポイントを積み重ねました。荒れていましたねー、ベッテルは。シーズン終盤に暴れたりズレちゃうのもお決まりとなりつつありますが、今シーズンは序盤から挙動不審でした。ちなみにカナダGPパルクフェルメの「セバスチャン建設 順位看板移設工事」の件はおとがめ無し。
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同ポイントは同格を示しますが、実は細かに優劣を含ませています。ペナルティポイントは1年で失効するため、先にポイントが減る者を下に表記しました。●印の方は基本的に気にする必要ありませんが、もし急に代走を仰つかることがあれば継続されていますので、その時はくれぐれも注意して下さい。

《ドライバーズポイントランキング》
  1 → ハミルトン(メルセデス)     413pts
  2  ↑  ボッタス(メルセデス)      326pts
  3  ↑  フェルスタッペン(レッドブル)  278pts
  4  ↑  ルクレール(フェラーリ)     264pts
  5  ↓  ベッテル(フェラーリ)      240pts
  6  ↑  サインツ(マクラーレン)       96pts
  7  ↑  ガスリー(トロ・ロッソ)    95pts
  8      アルボン(レッドブル)        92pts
  9  ↓  リカルド(ルノー)          54pts
10  ↓  ペレス(レーシングポイント)     52pts
11      ノリス(マクラーレン)        49pts
12  ↓  ライコネン(アルファロメオ)     43pts
13      クビアト(トロ・ロッソ)      37pts
14  ↓  ヒュルケンベルグ(ルノー)   37pts
15  ↑  ストロール(レーシングポイント)21pts
16  ↓  マグヌッセン(ハース)     20pts
17      ジョビナッツィ(アルファロメオ)14pts
18  ↓  グロージャン(ハース)       8pts
19      クビカ(ウィリアムズ)         1pt
20      ラッセル(ウィリアムズ)        0pts

F1ドライバーはこれを積み重ねるためにやっている「ドライバーズポイント」です。順位の隣の矢印は昨年比を示しています。近年のF1は一つのカテゴリーであるにも関わらず、その中で2つ、さらには3つに分かれる傾向にあります。あまりいいことだと思いませんが、今回も2つのグループ分けでグラフを作成しました。まず上位8人が「F1-1」
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見慣れたエメラルドグリーンの実線が第5戦スペインGP以降は誰に関することもなく一人で突き進んでしまいました。この点について今までの各種データからも読み取れるように、楽勝なシーズンとなったことに異論はありません。正直、つまらないですね(笑)一番つまらないと思っているのは我々よりキング自身かもしれません。全戦において隙が全く無かったわけではありませんでした。しかし如何なる者も食らいつくにはスピード、レースペース、ピットタイミング、タイヤの使い方などなど、全ての要素が足りていませんでした。結果的に21戦で413ポイントに達し、歴代最多ポイントを獲得しました。また今シーズンの他のトップライバルと比較すると、ボッタスの326ポイントはハミルトンでいう第16戦ロシアGP時点と近似。フェルスタッペンの278ポイントはハミルトンの第14戦イタリアGPあたり。ルクレールの264ポイントは第13戦ベルギーGPに近く、ベッテルに至っては夏休み前の第12戦ハンガリーGP時点のハミルトンに追いついていません。ハミルトンは歴代のハミルトンと比較した方が見応えのある対比ができそうです。
ガスリーとアルボンの「レッドブル境界線」も入れてみました。サインツも含めこの「F1-1-2」グループの争いは終盤まで熾烈に繰り広げられました。トップ争い「F1-1-1」グループよりも、よっぽどこのグループを見つめた方が楽しいですね。アルボンはレッドブル初戦となるベルギーGPから傾きを上げ、第19戦アメリカGPまでにランキング6位に浮上してきました。続く第20戦ブラジルGP決勝も初表彰台獲得に向けた好位置につけたものの、ハミルトンとの悲劇的な交錯により入場圏外に陥落。皮肉にもランキングを争うガスリーとサインツに初表彰台を献上する形となりました。もしブラジルGPも健全なフィニッシュを迎えられていたら、サインツやガスリーを上回る「最低条件」のランキング6位は獲得できたはずです。ガスリーはトロ・ロッソにいわば左遷されたわけですが、予選ではそこそこな速さをみせ、先程の幸運も味方に最終的にはアルボンの飛躍を制しています。またマクラーレンのサインツも中団から頭一つ飛び出し、名門の復活と確実なポイント獲得で成長がみられました。来シーズンのさらなる飛躍に期待できます。
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残る12人「F1-2」グループのランキンググラフです。無事にこのグループを卒業したサインツを除くと、最上位は54ポイントのリカルドが制しました。リカルドとしてはこの位置に甘んじるのは想定内?!だったかもしれませんが、フラストレーションの残るシーズンだったと思います。全体的にドイツGPとブラジルGPで飛躍したドライバーが見受けられ、序盤戦で存在を感じにくかったレーシングポイントのペレスが後半戦で盛り返してきました。ペレスに反してライコネンの序盤は「さすがベテラン」と思わせる予選や決勝の走りをみせてくれたものの、後半に入ると足踏みし、若手にもどんどん食われてしまう内容となりました。三百戦錬磨、チャンピオン経験者とはいえ、マシン開発が滞ると成績に跳ね返ってものなんだなということを改めて気付かされました。
ウィリアムズのラッセルは20人のドライバーのうち、唯一のノーポイントで終えることになりました。いつもならグラフに掲載しませんが、今回は敢えて仲間に入れてあげました。大丈夫、腐らず与えられた環境で耐え抜けば、近い将来に仲間と競り合う位置に並べるから。

《コンストラクターズポイントランキング》
  1 → メルセデス・M               739pts
  2 → フェラーリ・F                504pts
  3 → レッドブル・H                417pts
  4  ↑  マクラーレン・R            145pts
  5  ↓  ルノー・R                         91pts
  6  ↑  トロ・ロッソ・H              85pts
  7 → レーシングポイント・M   73pts
  8 → アルファロメオ・F            57pts
  9  ↓  ハース・F                           28pts
10 → ウィリアムズ・M                 1pt

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コンストラクターズランキンググラフはいつもの三強と中団以下の二種類で作成しています。三強は交わることなく各々の傾きでポイントを積み重ねました。グラフの波形だけみれば、でっこみ引っ込みの無いレッドブルが一番順調ではありました。強いて言えば、重ね重ねになりますがレッドブルは「一人で」チャンピオン争いに取り組む状態が苦しいです。来シーズンもアルボンが継続参戦することになりましたから、2年目で大変だと思うけど加わってほしいですね。
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中団以下はドライバーズランキングと似たギザギザ感になりました。トロ・ロッソのドイツGPとブラジルGPの飛躍がすごい。チャンスをモノにできました。中団の争いが熾烈かと思いきや、後半戦になると少しずつでも確実にポイントを稼げるところと、てんでダメなところが明確になり、結果として動きがあったのはルノー、トロ・ロッソ、レーシングポイントの3チームだけだったんだなということがわかります。

《GP別ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得者と回数》
 開幕戦オーストラリアGP    ボッタス
 第2戦バーレーンGP            ルクレール
 第3戦中国GP                       アルボン
 第4戦アゼルバイジャンGP ルクレール
 第5戦スペインGP               フェルスタッペン
 第6戦モナコGP                   フェルスタッペン
 第7戦カナダGP                   ベッテル
 第8戦フランスGP               ノリス
 第9戦オーストリアGP        フェルスタッペン
 第10戦イギリスGP             ルクレール
 第11戦ドイツGP                 フェルスタッペン
 第12戦ハンガリーGP         フェルスタッペン
 第13戦ベルギーGP             ノリス
 第14戦イタリアGP             ルクレール
 第15戦シンガポールGP      ベッテル
 第16戦ロシアGP                 ベッテル
 第17戦日本GP                     ボッタス
 第18戦メキシコGP             フェルスタッペン
 第19戦アメリカGP             アルボン
 第20戦ブラジルGP            フェルスタッペン
 最終戦アブダビGP             ヒュルケンベルグ

《ドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数》全21回
  1 フェルスタッペン 7回(33.3%)
  2 ルクレール           4回(19.0%)
  3 ベッテル               3回(14.3%)
  4 アルボン               2回(9.5%)
     ノリス                   2回(9.5%)
     ボッタス               2回(9.5%)
  7 ヒュルケンベルグ 1回(4.8%)

最後はポイント争いには関係ないけど、大切な大切な我々ファンから得票となるドライバー・オブ・ザ・デイです。全世界で様々なファンがいて、ひいきのドライバーや好みなレース運びもあるだろけど、たまに「何でコイツなのかな」と思うことがあります(よってmiyabikunはこのブログで別途独自に決めているわけですが)レース終了までに投票しなければならないから、最終結果が急遽ひっくり返ってしまうこともありますよね。第9戦オーストリアGPだかでウィリアムズのクビカが獲得と報道された時には驚きました(もちろんクビカが獲得してもおかしくはない)
最多はシーズンの1/3のGPで獲得したフェルスタッペンでした。もちろんアツい走りをしてくれる現代F1のキーマンではあるけど、これ単に人気票も入ってない?!ダメよ、むやみにフェルスタッペンでいいや的な投票は。某アイドルのCDとは違うんだからね?!(笑)まあこのような公平性に疑いがある方式は、ファステストラップポイントのような昇格は難しそうですね。
あと興味深いのはラインナップにある人が一度も選ばれていません。誰だ?!そう、キングです。優勝があれだけ多いのに、圧倒的なチャンピオン防衛なのに票がないというのは、やはりあの勝ち方や結果をよく思わない、飽き飽きしているファンが多いということでしょうか。よかった、miyabikunだけじゃなくて。ん、miyabikunがハミルトン嫌いなだけじゃない?!いやいや、嫌いとは言っていませんよ!miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイはちゃんとハミルトンを選んでいるし、すごいと思うところや走りはちゃんと評価していますよー。

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というわけで書く方も読む方もきっと疲れるであろう「数字でみる2019年シーズン」はこれにて閉幕します。ここまでちゃんと読んでくれた方、ありがとうございました(笑)残りあとわずかですが、メリークリスマス!

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予選編に続いて、今回は決勝にまつわる数字とグラフでまとめています。ダラダラ長くなりますがしばしお付き合い下さいませ。

《優勝回数》全21回
  1 ハミルトン             
11回(52.4%)
  2 ボッタス                  4回(19.0%)
  3 フェルスタッペン    3回(14.3%)
  4 ルクレール               2回(9.5%)
  5 ベッテル                  
1回(4.8%)

今シーズンも昨シーズンと同様の5人の優勝者を生み出しました。フェラーリドライバーのライコネンとルクレールの入れ替わりです。早くも第2戦バーレーンGPで初ポールポジションを獲得してそのまま初優勝かと思われましたが、残念ながらパワーユニット不調によりペースダウン。結果的に第13戦ベルギーGPまでお預けとなりました。F1デビューして1年半、34戦目ですから現役ドライバーでは決して早過ぎるわけではありませんが、なかなか健闘したのではないかと思います。翌戦イタリアGPでもティフォシを前に連勝して、心をグッと掴みました。
最多勝はシーズンの半分以上となる勝率52.4%をマークしたハミルトンの11回。何度も言っていますが、ポールポジションはたったの5回でした。ポールポジションからの逃げ切りではなく、スタートや戦略を駆使して賢く勝つ。スピードはもちろんのことタイヤへの労り、そしてラウダを彷彿とさせる賢さもしっかり継承して「抜け目の無い」ドライバーの地位獲得を感じたシーズンでした。チーム単位の内訳はメルセデス15勝、レッドブルとフェラーリが3勝となりました。不安視されていたレッドブルとホンダのタッグの初年度はひとまず成功と言っていいと思います。フェルスタッペン様々ですね。ただフェラーリの3勝は全く褒められません。理由は言うまでもない。ベッテルはハミルトンから5勝分くらい分けてもらうといい(笑)強過ぎて怪しまれるならまだしも、結果が出なくてさらに怪しまれるってのも、ねぇ。怪しまれたりチャチャを入れたりするのは珍しいことではありませんが、ファンとしては萎えてしまいます。名門なんだし誰もが憧れるフェラーリなんですから、正々堂々と規範になる立ち振る舞いを!劣勢ならば謙虚に、蓄積されたデータと経験で賢く!頼みますよ。

《表彰台回数》全21回 延べ63人
  1 ハミルトン            17回(81.0%)
  2 ボッタス                15回(71.4%)
  3 ルクレール             10回(47.6%)
  4 フェルスタッペン    9回(42.9%)
     ベッテル                  9回(42.9%)
  6 ガスリー                  1回(4.8%)
     クビアト                  1回(4.8%)
     サインツ                  1回(4.8%)

表彰台登壇者は8人でした。近年は決まったドライバーとチームで占領してしまい、この敷居がとても高いものになってしまっています。昨年は三強6人+ペレスで7人登壇だったのが、今シーズンは2.5強の5人+3人となり、トロ・ロッソの2人とマクラーレンの新エースとなったサインツが加わりました。ガスリーは「レッドブルではなく、出戻りトロ・ロッソ」での初表彰台となりましたね。いいんですよ、どのチームからでも乗ってしまえば。表彰台を経験すれば自ずと自信やその時の感触を糧に次のチャンスも近付きます。サインツの「ちゃんとした表彰式」見てみたいですね。今のペースと位置ならば2回目もそう遠くないはずです。
表彰台に乗れる延べ人数は21戦× 3人=63人となります。内訳はメルセデス32、フェラーリが19、レッドブルはフェルスタッペンの9、トロ・ロッソが2、そしてマクラーレンが1でトータル63です。コンストラクター順位から考えると、トロ・ロッソは頑張りましたね。ホンダエンジンでカウントすれば11となり、獲得率は17.5%でした。ちなみにルノーエンジン勢は1.6%也。

《入賞回数》全21回 延べ210人
  1 ハミルトン            21回(100%)
  2 ボッタス               19回(90.5%)
     フェルスタッペン 19回(90.5%)
  4 ルクレール            18回(85.7%)
  5 ベッテル                16回(76.2%)
  6 ガスリー                14回(66.7%)
  7 アルボン                13回(61.9%)
     サインツ                13回(61.9%)
  9 ペレス                    11回(52.4%)
     ノリス                    11回(52.4%)
11 クビアト                10回(47.6%)
     ヒュルケンベルグ 10回(47.6%)
13 ライコネン              9回(42.9%)
14 リカルド                  8回(38.1%)
15 ストロール              6回(28.6%)
16 ジョビナッツィ       4回(19.0%)
     マグヌッセン           4回(19.0%)
18 グロージャン           3回(14.3%)
19 クビカ                     1回(4.8%)

決勝で10位以内完走の入賞ですね。エントリーは10チーム20人なので、半数が入賞する権利を得ます。昔に比べたらだいぶ敷居は下がりました。20人中19人が入賞してポイントを得ています。ウィリアムズはあれだけ予選と決勝で凌駕してきたラッセルだよね、と思いきやクビカの方でしたね。第11戦の荒れたドイツGP、それもアルファロメオ2台がペナルティ降格してくれた結果の「天からの恵み」でした。クビカにとってはF1で最後の入賞になるのかな?!ラッセルはこれからも入賞のチャンスはあり得ますし、miyabikunの心の中では入賞しているから大丈夫!
入賞数ランキングはみるまでもなくポイントランキングに似た順番となってきます。堂々の1位はキングの21回、唯一の入賞率100%です。チャンピオンは抜かりありません。これが「チャンピオン」なのです。

《完走回数》全21回
  1 ハミルトン            21回(100%)
  2 アルボン                20回(95.2%)
     ガスリー                20回(95.2%)
     ジョビナッツィ     20回(95.2%)
  5 ボッタス               19回(90.5%)
     フェルスタッペン 19回(90.5%)
     ルクレール            19回(90.5%)
     ベッテル                19回(90.5%)
     ペレス                   
19回(90.5%)
     ライコネン            19回(90.5%)
     ストロール            19回(90.5%)
     マグヌッセン        
19回(90.5%)
     ラッセル               19回(90.5%)
     クビカ                   19回(90.5%)
15 サインツ               18回(85.7%)
     クビアト               18回(85.7%)
     ヒュルケンベルグ 18回(85.7%)
18 ノリス                   17回(81.0%)
19 リカルド               
16回(76.2%)
20 グロージャン        14回(66.7%)

完走となればさすがに20人全てがランキングに入ります。これができなければ、F1ドライバーは即クビですね。
全21戦のうち21戦完走がキング1人、20戦完走は3人、19戦完走10人、18戦が3人、17戦がノリス1人、16戦がリカルド。一番完走が少ないのはグロージャンの14回でした。1人だけ20年以上前の完走率みたいだ。グロージャンはね、何回も言うけど本当は速いんですよ。本当はね。キャリアもベテランの域に達したドライバーなんですが、昔から変わらずは「接触が多い」ここがあまり進歩していません。もちろんグロージャン自身ではどうしようもできないマシントラブルやアクシデントもあるけど、中団や下位スタートが多くなれば、接触やインシデント、アクシデントはつきものです。あとは一番やってはいけない「同士討ち」これも減らしたいですね。後味も悪くくだらない結末。

《ファステストラップ回数》全21回
  1 ハミルトン            6回
  2 ルクレール            4回
  3 ボッタス               3回
     フェルスタッペン 3回
  5 ベッテル               2回
     ガスリー               2回
  7 マグヌッセン        1回 ※
  ※入賞圏内完走でないため、ポイントは無し

今シーズンかやファステストラップ獲得者には 1ポイントのポイント付与がありました。ファステストラップについては別でもう少し掘り下げてみていく予定をしていますので、今回は回数だけに絞ることとします。最多はこちらもハミルトンの6回です。ファステストラップポイント推奨派のmiyabikunではありますが、今シーズンの結果を受け、感じたことがあります。次の機会に書きたいと思います。
ラインナップは表彰台獲得者に似ていますね。クビアト、サインツに代わってハースのマグヌッセンが第15戦シンガポールGPで獲得しました。しかし、※印にある通りファステストラップは獲得できても、入賞圏内でフィニッシュしないとポイント付与がなく、マグヌッセンは17位だったため、ポイント付与はありません。

《個人決勝平均順位》リタイヤ、失格は20位扱い
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  1 ハミルトン             2.38 予選比 0.10
  2 ボッタス                4.33  予選比 1.33
  3 フェルスタッペン  5.10  予選比 0.52
  4 ルクレール             5.71  予選比 1.67
  5 ベッテル                 6.52  予選比 2.14
  6 アルボン                 9.38  予選比-1.67
  7 ガスリー                 9.48  予選比-0.14
  8 サインツ               10.10  予選比-0.24
  9 ペレス                   10.86  予選比-2.48
10 ノリス                   11.43  予選比 2.00
11 ライコネン            12.76  予選比-0.10
12 クビアト               12.00  予選比-1.62
     ヒュルケンベルグ 12.00  予選比 0.90
14 リカルド               12.33  予選比 1.76
15 ストロール            12.81  予選比-2.95
16 マグヌッセン        13.86  予選比 2.14
17 ジョビナッツィ     13.95  予選比 0.67
18 グロージャン        15.29  予選比 3.24
19 ラッセル               15.95  予選比-2.43
20 クビカ                   17.24  予選比-2.38

個人決勝平均順位です。リタイヤを20位扱いしていることもあって、先日の予選平均順位と比べると格差はさほど現れませんでした。
ハミルトンが唯一の2位台に入り、表彰台獲得に手堅い位置を確保しています。7位に位置するガスリーまでが入賞圏内。8位サインツ以下15位のストロールあたりまでは混戦です。ここに入らないと、残り2、3枠の入賞圏内でフィニッシュできません。フェラーリ、ルノーはチームメイトで並んでいますが、レッドブル、トロ・ロッソ、レーシングポイント、アルファロメオあたりはチーム内格差がみられます。大抵がキャリアの浅い若手が下位となるのが多い中、トロ・ロッソは先輩クビアトがアルボンやガスリーから離されています。表彰台にも乗るクビアトの決勝運とここ一番の速さは評価できるものの、今シーズンは予選、決勝とも劣勢でした。チームメイトのガスリーもようやくF1の表彰台を経験するドライバーに仲間入りしました。もう言い訳は許されない立場ですから、来シーズンの活躍に期待しましょう。

昨年と同様にドライバーの横に「予選比」なる数字を記載しました。これは予選から決勝で平均でどれだけ順位向上したかを示しています。プラスだと「決勝で順位を落とす」傾向を示し、マイナスであれば「予選順よりもあげている」ことを示します。予選ランキングと決勝ランキングで多少順位が異なるため、これに限りコンストラクター順に並べ替えています。
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一般的には予選に比べ、決勝はリタイヤがあるため予選よりも決勝は嫌でも下がるはずです。しかし上位スタートは「抜くライバルが無く、抜かれる方が多い」ため、優秀な戦績であってもプラス表示となる点はご了承下さい。
上位のプラス表示はさておき、ランクアップが大きかったのはレーシングポイントの2人でした。予選位置がよくなく、そこからライバル離脱の間隙を縫って耐え抜いたことで数値はマイナスを示しました。上位でマイナス表示となったのはレッドブルのアルボンただ1人。先輩達の中で予選順位がよくなかった分、決勝ではセオリー通り順位を上げています。ウィリアムズ2台もしっかりマイナスできていますが、こちらもセオリー通り、抜かれる相手がいないため完走できれば順位は上がります。

個人順位でもうひとネタ。予選編でも登場したグループ別の時系列順位グラフです。見方は同じ。表彰台範囲を赤帯、入賞圏内が黄帯、入賞圏外が青帯でリタイヤは20位に集約しました。また6位には「三強ライン」を落としてあります。
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上位は予選編と同じ7人でグループを組みました。5位までは大抵三強メンバーで落ち着いていますが、ボーダーラインとなる6位の落ち着きがありません。前半はガスリーのフィニッシュが安定なく、後半は三強メンバーの順位にもバラつきがあり、この後登場してくる中位メンバーが食い込んできています。そもそもがこのようなグループ分けにおさまってしまうことが問題であり、もっとバラけてくれることがmiyabikunとしての願いです。リタイヤに値するグレーの20位や入賞圏外に赤とオレンジライン、つまりフェラーリが多く入っています。一方で緑系のメルセデスはドイツとブラジルのボッタスを除けばほぼ入賞圏内でフィニッシュしています。チャンピオンを獲れるチームと獲れないチームの違いですね。
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続いて中位に位置する7人です。こちらにはマクラーレンとルノーの2チーム4人とトロ・ロッソで残ったクビアト、アルファロメオのライコネン、レーシングポイントのペレスを選定しました。6位の壁よりもさらに上、表彰台に達したクビアト、ガスリー、サインツが際立ちます。イタリアのリカルド、ブラジルのライコネンとベテラン2人も表彰台まであと一歩の4位につけました。さすが昨年まで表彰台登壇常連だっただけあります。さすがです。
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下位は予選編と同様に6人選定しました。ハースの2人、ストロール、ジョビナッツィ、そしてウィリアムズの2人です。先程も触れた大荒れのドイツGPはストロールは4位に達し、クビカは10位入賞を獲得するなどウィリアムズまでもがグッとグラフを引き上げています。黒いグロージャンもこのドイツが今シーズン最高位となる7位でした。

《コンストラクター決勝平均順位》
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  1 メルセデス・M                3.36
  2 フェラーリ・F                 6.12
  3 レッドブル・H                 6.38
  4 マクラーレン・R            10.76
  5 トロ・ロッソ・H            11.60
  6 レーシングポイント・M 11.83
  7 ルノー・R                       12.17
  8 アルファロメオ・F         12.86
  9 ハース・F                        14.57
10 ウィリアムズ・M            16.60

ドライバー単位の次はコンストラクター単位の決勝平均順位です。一見コンストラクターランキングにみえますが、実は若干異なります。どこでしょうか?!ルノーがランキング5位なのに、こちらでは7位になっている点です。ポイントランキングはあくまで「入賞した順位に応じてポイント付与」されますが、miyabikunの評価は全ての順位でみており、下位フィニッシュ、リタイヤすると数値が高くなるためです。miyabikunイジワルですね(笑)
レッドブルはあと少しでフェラーリを捕まえられそうな順位でした。フェルスタッペンはベルギーと日本で手痛いリタイヤを喫していますが、それ以外は悪くても8位以内で入賞してきました。課題はセカンドドライバーの活躍にかかっています。つまりアルボン、あなたです。大丈夫、来シーズンは初表彰台はみられるはず。

《決勝チーム内対決》全21回
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 メルセデス・M
  ◯ ハミルトン 15 対 6 ボッタス
 フェラーリ・F
  ◯ ベッテル 12 対 9 ルクレール
 レッドブル・H
  ◯ フェルスタッペン 16 対 5 ガスリー&アルボン
 ルノー・R
 (2分け)
   ヒュルケンベルグ 8 対 11 リカルド ◯
 ハース・F
 (1分け)
   グロージャン 9 対 11 マグヌッセン ◯
 マクラーレン・R
  ◯ サインツ 13 対 8 ノリス
 レーシングポイント・M
  ◯ ペレス 16 対 5 ストロール
 アルファロメオ・F
  ◯ ライコネン 17 対 4 ジョビナッツィ
 トロ・ロッソ・H
  ◯ クビアト 11 対 10 アルボン&ガスリー
 ウィリアムズ・M
 (1分け)
   クビカ 3 対 17 ラッセル ◯

ようやく決勝編もここまで辿り着きました。チーム内対決です。予選は右側にオレンジのサブ格ドライバーの健闘がみられましたが、決勝となればさすが先輩、エースということで左側水色の勢力が上回ってきます。ルクレールに押され気味のベッテルも決勝となれば面目を保てたか。同様にクビアトも実はチーム勝敗だけでみれば辛勝でした。
ルノーにレース巧者のリカルド加入することでヒュルケンベルグの真価が試されるシーズンとなりましたが、結局表彰台は遠く、ポイントランキングでも予選、決勝のチーム内対決でもリカルドに負け、とうとう今シーズン限りでF1を離れることになりました。早々に表彰台に登壇する者もいる中でチャンスをモノにできないというのも「実力のうち」なのかなと感じてしまいます。

決勝編も長くなりました。2019年シーズンのまとめ、あと1回やらせて下さい。

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ようやくこのネタに辿り着きました。2019年シーズンを締めくくる「数字でみる2019年」の予選編です。いつもまとめてきた数字やデータを使って分析比較してみます。

《トップタイムと各チーム最速タイムとの差》
予選終了後にみてきたトップタイムと各チームの最速タイムとの差をシーズン通しでみてみます。
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チーム毎のイメージカラーで表現して、グチャついているのは相変わらずですが、中団を除けば決して目で追えないほど絡まっているわけではないですよね。速いチームはどこでも速いし、遅いチームはいつまでも遅かったです。最遅をほしいままにしたウィリアムズは遅いながらも平均3.5秒〜4.0秒あたりで推移していますが、中団はシーズンが進行していくにつれてバラけ解れていってるようにみえますよね。特に黒いハースのまとまりの無さには残念というかガッカリでした。本当は速くていいし、速くいなければおかしいドライバーラインナップなんですが、笑いのネタばかりを提供してくれていました。ハースで4コママンガ作れそうだもんなぁ、オチは毎回同じだけど(笑)
真っ黒ハースに対して、マクラーレンはシーズンを通して中団で安定した速さを確立できていました。低調な頃とどこが違うか考えると、違うところが多過ぎて、そもそもの原因が何だか分からなくなってしまいますが、理由はどうであれ名門がQ3常連、入賞確実、表彰台に手がかかる位置まで復調し、それも若手でやってのけるという話題は今シーズンのF1の「嬉しい話題」だと思います。そこのエンジンワークスはベテランを並べて対抗したものの、それに勝てなかったのだから、マクラーレンの飛躍、ドライバーの健闘は評価に充分値しますね。

見やすくするために、トップタイムから0.5秒〜3.0秒で抜き出し、中団以下で構成された「第二F1グランプリ予選編」はこうなります。
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中団のトップタイムのみタイム差をカラー表現しています。ルノーが最多となる8GP、ハースが序盤4戦とブラジルの5GP、マクラーレンも5GP、アルファロメオがオーストリアとドイツの2GP、そして意外にも市街地大得意レーシングポイントがアゼルバイジャンで1GPとなっています。呼ばれていないのはー、、どこか飛んでいっちゃいそうなウィリアムズは当然ながら、あとはトロ・ロッソか。予選についてはパッとしませんでしたね。中団に埋もれてしまった原因の一つと言えます。イマドキのF1で予選位置は決勝順位の1/3くらい重要なファクター。
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順序が逆になりましたが、トップチームの様子をみてみようと思います。三本線でスペースがありますので、トップを除く全GPのタイム差を表現しました。トップ三強はギャップが狭く、0.0秒〜1.2秒でひしめき合っています。 1周距離や平均速度は様々あれど、速いフェラーリ、強いメルセデスとは言われつつ、レッドブル(ほぼフェルスタッペン)もいい線までいっていたと言っていいと思います。トップタイムと2番手の最大差はメルセデスとフェラーリによる第5戦スペインGPの0.886秒でした。スペインのメルセデスはテストの速さなんてクソ食らえと言わんばかり、めちゃんこ速かった。
夏休み前の最終戦ハンガリーGPのフェルスタッペンはそんなマンネリ混沌としてきたシーズンを力でもぎ取った「ギリギリ初ポール」でしたね。なかなか獲れないと待ちわびて、一度獲れば終盤のメキシコとブラジルでポンポンと獲っちゃいました(メキシコGPはグリッド降格)シーズン前は「ホンダはレッドブルに見合う速さと信頼性があるのか」という懸念がありつつも、結果として速さにムラはありつつも念願の初ポール獲得となったし、複数回獲れたし、乗る人が乗れば速いということは証明できたのではないでしょうか。

《ポールポジション回数》全21回
 1 ルクレール            6回(28.6%)
 2 ハミルトン            5回(23.8%)
    ボッタス               5回(23.8%)
 4 フェルスタッペン 3回(14.3%)
 5 ベッテル               2回  (9.5%)

GP最速が決まる「ポールポジション獲得回数」です。初ポールはフェルスタッペンだけではない、F1で2年目トップチーム1年目のルクレールがキングを抑えて堂々の最多6回を記録。スポンサーロゴの自粛をはじめ「紅ではなくグレー」な噂はありつつも最速マシンを冷静かつ上手く操り、前評判通りの速さを知らしめました。一方で意外にも今シーズンのキングは適切な表現ではありませんが「たったの5回」に止まり、得意なポールトゥウィンの形を採らない勝ち方で結果的にチャンピオンシップを制しました。近年はポールトゥウィンの傾向が強い中「ポールポジションからでなくても年間で制する」というまさに鉄壁な状態までも身に付けています。マシン差以外の要素でキングを上回るにはどうしたらいいのでしょうね。
他、キングの相方ボッタスもタイの5回で並び、ベッテルは予選もイマイチの2回が精一杯でした。となると、メルセデスはトータルで10回、フェラーリは8回となり、予選においてもメルセデスが勝ちとなります。これがF1でいう今流行の「ONE TEAM」というやつですね。

《個人予選平均順位》交換ペナルティ降格は含まず
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  1 ハミルトン              2.29  Q1通過21 Q2通過21
  2 ボッタス                 3.00  Q1通過21 Q2通過21
  3 ルクレール              4.05  Q1通過20 Q2通過20
  4 ベッテル                 4.38  Q1通過20 Q2通過20
  5 フェルスタッペン   4.57  Q1通過20 Q2通過19
  6 ノリス                     9.43  Q1通過20 Q2通過14
  7 ガスリー                 9.62  Q1通過19 Q2通過13
  8 サインツ               10.33  Q1通過18 Q2通過13
  9 リカルド               10.57  Q1通過18 Q2通過11
10 アルボン               11.05  Q1通過18 Q2通過9
11 ヒュルケンベルグ 11.10  Q1通過18 Q2通過9
12 マグヌッセン        11.71  Q1通過18 Q2通過9
13 ライコネン            11.86  Q1通過17 Q2通過9
14 グロージャン        12.05  Q1通過15 Q2通過9
15 ジョビナッツィ     13.29  Q1通過16 Q2通過3
16 ペレス                   13.33  Q1通過14 Q2通過4
17 クビアト               13.62  Q1通過14 Q2通過4
18 ストロール            15.76  Q1通過7  Q2通過1
19 ラッセル               18.38  Q1通過0  Q2通過0
20 クビカ                   19.62  Q1通過0  Q2通過0

予選平均順位ランキングの全21戦版になります。ペナルティ降格は含まず前の純粋な予選順位で割り出してはいますが「ペナルティ降格が決まっているため、予選は程々に」の順位は含まれてしまっています。またチームカラー毎に色分けしている中で、ガスリーとアルボンの2人については以前にもやったことがあるグラデーション仕上げとしました。
回数こそルクレールにトップは譲ったメルセデス2人が平均値ではフロントロウを獲得する形となりました。ポールは足りずとも「悪い結果にもならなかった」という安定感を示しています。ポールシッター5人までが4位台に入り、その次となると大きく離れた9位台にノリスとガスリーがようやく現れます。ノリス、やるじゃないか!サインツ先輩が1つ前の7番手を陣取るイメージが強いが、交換ペナルティが助けになって平均値では上回ったぞ。新人賞だ!ガスリーは前半のレッドブル時代はだいぶ矢面に立たされてきたけど、トロ・ロッソに出戻ってからも先輩よりかはQ3進出率も高かったですね。予選においての「ガス・アル」対決は1.43位差でガスリーの勝ちでした。
昨年と同様にQ1とQ2突破数も記載しました。昨年はドライバー20人全員がQ1を突破し、2人を除いてQ2突破していました。しかし今シーズンはウィリアムズの2人がQ1すら突破できないという厳しい現実を突き付けられています。クビカの過去は輝かしい戦績があるし、今シーズンは、、だけど、ラッセルのポテンシャルをもっと正当に評価してあげたいですよね。何せF1に昇格する前のカテゴリーではノリス君やトップチーム昇格のアルボンを上回る戦績を持っています。あと一年じっと「浪人」して、キングが椅子を離れることがあればその時がチャンスかな?!

こちらも昨シーズンから導入した「個人予選順位」を時系列でグラフにし、上位中位下位の3グループに分けて表現したものです。青いゾーンがQ1止まり、黄色がQ2止まり、そして赤いゾーンはQ3進出範囲としています。まず上位三強7人の順位グラフです。
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明瞭に分かれる「6番手と7番手に立ちはだかる壁」三強はココを陣取るのが最低限の命題ですね。あとこのグループは夏休み明けの第13戦ベルギーGPよりレッドブルのドライバーチェンジがありました。その辺の効果があったかどうか判別するために、破線で区切っています。概ね6番手以内にはおさまっているようですが、水色ラインのガスリーが上に下に不安定でしたね。まあまあ、序盤は慣れていないこともあるし、シーズン前テストでド派手にかましてしまったこともあって仕方がない部分もあります。ガスリーの最上位はシーズン折り返しの第11戦ドイツGPの4位でした。地元ベッテルが降格、ルクレールも離脱してくれたことが助けにはなりましたが、比較対象となるフェルスタッペンがガッチリ2番手を獲得したことを考えると、完敗。ガスリーがフェルスタッペンを上回ったのはQ2脱出に間に合わなかった第7戦カナダGPの1戦のみでした。ではアルボンはどうだったのよというわけでみてみると、序盤2戦はまあまあ、上級マシンに慣れるまでの準備期間として、3戦目のシンガポールGPでは6番手獲得。続くロシアは攻めたターン14でクラッシュするも、第17戦日本GPからは6番手以内を守れています。よってレッドブルのマシンにはアルボンの方が合っていたかな。逆にガスリーはトロ・ロッソ復帰以降もレッドブル時代とさほど変わらない順位を保てていることを考えたら、ガスリーも結果オーライとみるのがよさそうですね。
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中位もちょこっと半端な7人で区切りました。ルノーの2人、マクラーレンの2人、ハースの2人とライコネンです。中団で上位に顔を覗かせそうな面々で、Q2出走は常連、Q3進出はそこそこに、6番手以内で偉業、マシンが風邪気味だとたまにQ1落ちといった感じ。偉業に当たる6番手以上はリカルドとマグヌッセン3回、グロージャン、サインツ、ノリスが2回、ヒュルケンベルグとライコネンが1回でした。ライコネンに「偉業」なんて言うのは失礼かもしれないけど、本人は関係ないか(笑)
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下位は残ったジョビナッツィ、クビアトにレーシングポイント2人とウィリアムズ2人の合計6人になります。ペレスとクビアトはポイントランキングから考えれば、中位に入るべきドライバーだと思いますが、ペレスのグラフを見てわかるようにQ3進出回とQ1落ち回を行ったり来たりで予選については安定しませんでした。それだけマシンが熟していなかったことでしょう。前半戦はストロール、ラッセル、クビカの順がテッパンになっていましたが、後半戦からは違います。ストロールが元気になっていますね。このメンバーは6番手こそ第4戦アゼルバイジャンGPでのペレスとクビアトに止まるものの、Q3にもちょこちょこお目見えしています。先程の繰り返しになりますが、Q3を知らないのはウィリアムズの2人のみです。安定の最下位を張るクビカがひょこっと持ち上がっているGPはご存知の通りの「タイムを出していないドライバーがある時」となります。

《コンストラクター(チーム)別予選平均順位》
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  1 メルセデス・M                 2.64
  2 フェラーリ・F                  4.21
  3 レッドブル・H                  6.48
  4 マクラーレン・R              9.88
  5 ルノー・R                       10.83
  6 ハース・F                        11.88
  7 アルファロメオ・F         12.57
  8 トロ・ロッソ・H            12.95
  9 レーシングポイント・M 14.55
10 ウィリアムズ・M            19.00

コンストラクター(チーム)単位の予選平均順位です。概ねドライバー単位とイメージは当然似通ってきますね。ドライバーのと比べて、こちらの順位が下がっていれば、誰かが平均値を下げているということです。今回は決勝ではなくあくまで予選順位でのランキングですので、ポイントランキングとイコールではありませんが、参考までに比較すると、ポイントランキング6位のトロ・ロッソは予選平均8番目。方やポイントランキング9位のハースは予選だけ切り取れば6番目の速さがあるとみられます。トロ・ロッソは予選より決勝忍耐派でハースは決勝クラッシュ派という傾向はレースを観ていればもちろんのこと、数字だけ取り出してもうかがえます。ウィリアムズの19位ピッタリとは何とも歯切れのいい明確な順位だこと(笑)

《予選チーム内対決》全21回
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 メルセデス・M
  ◯ ハミルトン 14 対 7 ボッタス
 フェラーリ・F
   ベッテル 9 対 12 ルクレール ◯
 レッドブル・H
  ◯ フェルスタッペン 19 対 2 ガスリー&アルボン
 ルノー・R
   ヒュルケンベルグ 8 対 13 リカルド ◯
 ハース・F
   グロージャン 8 対 13 マグヌッセン ◯
 マクラーレン・R
   サインツ 10 対 12 ノリス ◯
 レーシングポイント・M
  ◯ ペレス 18 対 3 ストロール
 アルファロメオ・F
  ◯ ライコネン 12 対 9 ジョビナッツィ
 トロ・ロッソ・H
   クビアト 8 対 13 アルボン&ガスリー ◯
 ウィリアムズ・M
   クビカ 0 対 21 ラッセル ◯

最後はお決まりのチーム内対決です。グラフ左手がエース格、右手のオレンジはサブ格と公然の事実に加えmiyabikunの独断で並べています。予選は引き分け無し、ペナルティ降格は後回しのデータになります。
結果は見ての通りであることはもちろんのこと、miyabikunが感じた「予選頑張ったで賞」は4回王者食いの2年目ルクレール、『対価』を活力に予選屋を追い詰めたリカルド、最年少でも果敢に先輩に食らいついたノリス、そして優勝経験者を完封する秘めたる原石ラッセルの4人です。及第者はその裏返しではありますが、ベッテルとクビアトの2人は説教部屋行きですね。ベッテルはある程度覚悟はしていたことでしょうが、まさかここまでヤツが早期に速さをみせてくると思わなかったのではないでしょうか。当然として「結果」の無いルクレールに対して、ベッテルの方が格付けは未だ上です。堂々と貫禄と経験を見せ付ければいい。ただ予選の結果、予選の戦略や指示出し、決勝の太々しさなどに取り乱して、良からぬ予期せぬ方向ばかりに向いてしまっていました。ベッテルは元々ハミルトン同様に「ポールトゥウィン」を得意としていましたので、この予選の順位や戦績ではチャンピオン復帰は遠退いてしまいます。

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まだまだ書きたいこと、気になる点、突っ込みたいこと様々ありますが、予選編はこれくらいに。

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