F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:1ピットストップ

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ドライバーを苦悩させた路面。雨があがっての決勝となりますが、新しい路面に残る水がレースを困難にしていきます。画像からもわかる油に浮いた水。我々が使用する一般道でも虹色に浮かび上がるこの光景をよく見かけますよね。水も捌けないし、見るからにネチネチしていそう。
決勝前のレコノサンスラップでアルファロメオのジョビナッツィやウィリアムズのラッセルがクラッシュしていました。低速度であってもそれだけこの路面が厄介だということがわかりますね。レース前にウィリアムズの2台がピットスタートを選択し、アルファタウリのガスリーがパーツ交換によって後方スタートとなっています。
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注目のスタート、イスタンブールパークは走行ライン外となるイン側偶数列が不利とされてきました。それ以上に、今回は加速しない。
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2番手のフェルスタッペン、4番手アルボンは笑ってしまうくらい鈍い。3番手のペレスは労せず前に出て、レーシングポイントがワンツー体制を築くことに成功します。
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毎回混戦が起きる下りの左ターン1でルノーのリカルドがオコンに触れて同士討ち。
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チャンピオン獲得の可能性を微かに残すボッタスはそれに触れてもいないのにビビってつられてスピン。前でなく後ろの先頭に立っています。これでほぼほぼ終わたな、お疲れす。

スタート直後のドタバタ劇により3位に浮上し「チャンピオン内定」に近付いたハミルトンですがペースがよくなく、好スタートを決めたベッテルと悪スタートのフェルスタッペンにまくし立てられています。最近のハミルトンは序盤でややもたつくんですよね。結果的に勝っちゃうから問題ないんだけど。
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ターン12でオーバーラン。その隙にベッテル、フェルスタッペン、さらにはアルボンにまでかわされて、ハミルトンはスタート位置の6位に戻されています。
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ベッテルの-8はすごい。このレースから「鬼」がいないからかな。
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レーシングポイント2台はいつものメルセデスかの如くファステストラップで逃げていく。面白い。

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7周目に下位で低迷するルクレールが深溝ウェットを捨て、浅溝インターミディエイトに履き替えていく。このラップタイムをうけ、ベッテル、ハミルトンといった上位もつられてインターミディエイトにシフトしています。
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12周までウェットを引っ張ったフェルスタッペンでしたが
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レーシングポイントの壁は厚し。オーバーカットなりませんでした。

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またもハミルトンはベッテルを狙っていきます。ハミルトンとベッテルのバトル、何だか懐かしいです。
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インからアウトに転じてターン12へ。
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またもオーバーラン。今回はアルボンがオマケでパッシング。キング7回チャンピオン獲得へのあくなき挑戦は続く。

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先程オーバーカットに失敗したフェルスタッペンはペレスに対してトラックで勝負を挑んでいく。
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こりゃ近い。粘着走行できないっていうのに大丈夫か?!
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ほらやった。ガッツは評価に値するが、これは薄々想像ついた。

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ずっと逃げ逃げ体制だったストロールもいつの間にかペレスに捉えられる位置に迫っています。
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インターミディエイトに替えてからパリッとしませんでしたね。たまらずピットに回避。初優勝がかかったストロールですが、この後浮上することはありませんでした。次はいつ来るかわからないけど、次回に期待しましょう。
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ストロールだけではなく、ペレスにとってもこの荒れたトルコで初優勝のチャンスです。しかしベッテルのタイヤ交換、アルボンのごっつぁんスピンを手にした黒い影が徐々に近付いてきています。タイヤはハミルトンの方が少し使い込んでいますが、
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かわしてトップへ。何だ、あんなにスロースタートだったのに、結局こうなるの?!タイヤ交換はたったの一度キリ。58周レースでインターミディエイトを52周使っています。このタイヤ、そんなに保っちゃうのか。
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インターミディエイトでファステストラップを連発してベッテルをかわしたルクレールはベッテルに代わってペレス崩しを図ります。
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止まれな、、いー
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ルクレールを忠実に追尾していたベッテルが3位を取り返す。今回は予選から決勝までベッテルに軍配カナ。ようやくようやくのシーズン初表彰台。
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《決勝結果》
 1 ハミルトン(メルセデス・M)
 2 ペレス  (レーシングポイント・M)
 3 ベッテル (フェラーリ・F)

2位と3位の国旗が逆だよ(笑)

《ファステストラップ》
 ノリス  (マクラーレン・R)1分36秒806
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ベッテル (フェラーリ・F)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ハミルトン(メルセデス・M)

今回も2人で迷いました。対象はハミルトンとベッテルです。どちらが先かわかりませんが、ダメダメ戦略にダメダメマシン、さらにはベッテル自身のつまらぬミスと、F1キャリアが危ぶまれる「暗黒のシーズン」にもがき苦しんでいるのは周知の事実です。そんな中、攻略が難しいトルコで絶好のスタートを決めて、ライバルからの攻撃も耐え抜き、一度抜かれた相方に対して最後の最後に順位を取り返し、久々の表彰台を獲得しました。miyabikun個人的に今シーズンは絶望的だと思われた表彰台に登壇できて一安心というか、本当はまだまだF1ドライバーとしてやる気や闘争心が感じられる走りがみれて嬉しく思いました。また奇しくもチーム代表が来シーズンに目を向けた最中に登壇するというのもどこか皮肉です。ベッテルについてはその結果や期待も込められてか「本家」でしっかり受賞しているため、こちらには迷ったハミルトンを挙げることにしました。
フリー走行や予選時点では「さすがのメルセデスとハミルトンは今回大苦戦か」という予感と若干の「喜び」もあったわけですが、レース序盤の流れからまさか逆転優勝をもぎ取るあたりは「7回チャンピオン」に相応しい締めくくり方でした。やっぱりこの方を敵に回すと恐ろしいし、この難解コンディションでタイヤが擦り切れるまで走り切れることこそ、最強ドライバーである証明だと思います。まだシーズンは終わっていませんが、ハミルトンのシーズンであったことに何ら異論はありません。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ストロール(レーシングポイント・M)

ワーストって言い切るのは可哀想だけど、とにかくガッカリです。一日前の天国から一転して、苦いレースをしてしまいました。レース1/3くらいまではギャップも築けたし、ポールトゥウィンもアリかななんてハラハラしつつ見守っていたのに、レース終盤はズルズルし出して結果いつも通りの順位に落ち込んでしまいましたね。miyabikun期待していたんですよ。ただ同じシチュエーションの相方ペレスは無理矢理タイヤを労って、表彰台は堅持してのけました。ココがペレスとの差であり、ストロールの今後の課題だと思います。来シーズンも競争力があるであろうマシンでドライブすることでしょうし、ポールポジションも自信になったと思いますので、引き続き頑張りましょうね!

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《第14戦トルコGPのポイント》
・インターミディエイトって、あんな保つの?!
・ストロールはまだタマじゃないか、、残念
・予選決勝とも舗装に翻弄され予想不能
・ハミルトン、チャンピオン獲得おめでとう!

チャンピオン争いは無事に?終わりました。でもレースは続きます。初ポールに初優勝、絶賛募集中!

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今日は仕事で東北新幹線に乗り、久々に日本最速の320km/hを体感しました。ある程度「のぞみ慣れ」しているmiyabikunですが320km/hともなると車窓や走行音が格段に速いのがわかります。Gフォースはないものの、速度だけは擬似F1体験できますね。あれを一人ぼっち、狭い幅員の道で抜きつ抜かれつ、ぶつけつつぶつけられつつやるんだからすごいですよね。

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そしてようやくメキシコGPの決勝に辿り着きました。だいぶ時差が生まれてしまいましたね。その罰として、今回もポイントウォッチで書いていきます。乗っけは色々ありましたが、後半はまあまあ、我慢比べというかまったりというか。振り返りましょう。

《またもスタートで交錯。問題はそこではない》
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スタート直後のターン2で今回はハミルトンとフェルスタッペンがニアミスし、フェルスタッペンが大きく順位を落とすシーンから始まりました。
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このハミルトンの角度は一人だけ見るからにおかしいです。これからの復帰の際にフェルスタッペンはグリーンに逃げ、ハミルトン自身も曲がり切れず、ターン3をカットしていました。この件についてフェルスタッペンは「ハミルトンのペナルティ無し」が腑に落ちないと発言しています。気持ちはわかります。それもそのはず、自身は土曜日のファステストラップを誰とも触れず、シレッと出したのを取り消しになり、さらにペナルティで降格したばかりですもんね。チャンピオン獲得を目前にハミルトンはピリついて、ちょっとがめつくいき過ぎたかな、なんて考えたりもしましたが、ハミルトンはハミルトンでスタート直後にこんなことがありました。
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おー、ベッテルがガッツリ外に追いやっテル。これでハミルトンは出遅れて降格フェルスタッペンと交錯したわけですね。ならば事の発端はベッテル?!(笑)それは飛躍しすぎだけど、最近のF1はスタート直後に一悶着起こるのが続いています。また鈴鹿もそうでしたが、その共通してフェルスタッペンが絡んでいるのは興味深い。
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今シーズン序盤は冷静でおとなしく、中盤はフェルスタッペンの腕をもってチームの成績の底上げに成功しました。が、終盤戦になると、また絡み出した。「一昔前のフェルスタッペン」に戻ってしまったかのよう。速いライバルに食らいつかんと、やれる最大限を懸命に引き出すあまりのリスクでしょうか。かといってmiyabikunは立て続くスタート直後のフェルスタッペンだけを責めているわけではありません。そもそも今シーズンは「裁定の是非」も一際議論に挙がっています。昔も今もF1のスタートはとてもリスクを伴いますし、時には力技であったり接触を生むこともあります。観ているファン、そしてプレイするドライバーも納得できるような裁定内容と時期にしてほしいと強く思いました。
その隙に漁夫の利を得たアルボンとサインツはあっぱれ(笑)

《久々に見た、お粗末ピットワーク》
スタートと並んで「レースのアクション」に数えられるピットワーク。パッシングの要素が少なくなったのも寂しい風潮です。
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4番手チームをほぼほぼ確立した「新生マクラーレン」ノリスくんが13周目にボロボロのソフトタイヤからハード履き替える。
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モタついた挙句、ばってんマークってもしや、、
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ノリスは本線合流直前にお預けを食らう。そして、クルーが走る!
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たまにこんな画をF1で見かけますが、これを見る度に頭の中でmiyabikunは「ドリフのテーマ」が流れます。どんなテーマ曲か感づく方はなかなかなお兄さんお姉さんなはず(笑)
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色は違えど、マクラーレンですよ。名門ですよ。ブルースが泣いてますよ、しっかりしてくださいよ!新生なんだからカリカリするなって?!
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こちらも、、
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リヤがグニャンって、何やっとんねん。。ハマる前にシグナル出すなって!またジョビナッツィがミスったと思っちゃうじゃん。ペーターさんが泣いてますよ!ただでさえ抜き辛くなったと言われるF1で、ピットでわざわざライバルにチャンスを与えるなんて御法度です。中堅チームはご愛敬、でも、ココは、、
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と、とにかくこのメキシコはピットワークの不手際が目立ちましたね。

《2人のフェラーリを1人で相手するキング》
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チャンピオンが目前のキングは予選も決勝スタートもほろ苦い。アルボンとサインツに奪われた順位は取り返してちょっと早めの24周にミディアムタイヤからハードへシフト。
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さっさと交換したルクレールに反して、ベッテルは戦略を変えて引っ張って
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引っ張ってせっかくハミルトンの前を走っていたのに、抜かれずして負ける?!
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準ポールのルクレールも他人事ではないですぞ!ピットストップが1回多いんだから、綺麗なタイヤでプッシュプッシュ!
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こちらも抜かれずして負ける。ルクレールはさっきのピット時のロスはあったにせよ、ベッテル共々無傷だったはずなんですが、蓋を開ければハミルトンが前を走る。戦略には半信半疑ながらも、文句をブツブツ言いつつ勝つ。さすがキングです。スタートでドンガラがっしゃんしないでよかったですね!

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《決勝結果》
   1 ハミルトン  (メルセデス・M)
   2 ベッテル   (フェラーリ・F)
   3 ボッタス   (メルセデス・M)

《ファステストラップ》
   ルクレール   (フェラーリ・F)1分19秒232
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   フェルスタッペン(レッドブル)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ハミルトン   (メルセデス)

今回は捻くれず、先程書いた通り腐らず惑わされず耐え抜いてフェラーリを負かしたキングに一票を投じます。ベッテルはスタートタイヤを温存し、ハードタイヤでハミルトンを追えればカッコよかったのですが、終盤は地味ボッタスに突かれてしまっていました。ちょっぴり期待ハズレ。

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《第18戦メキシコGPのポイント》
 ・スタートとピットにアクションを委ねるF1
 ・2人がかりの異なる戦略もキングは崩れず
 ・今どきピットのロスとミスなんて恥ずかし
 ・腐るなフェルスタッペン、オトナが悪いんだ

《第18戦までのドライバーズランキング》
 1 363 → ハミルトン   (メルセデス・M)
 2 289 → ボッタス    (メルセデス・M)
 3 236 → ルクレール   (フェラーリ・F)
 4 230  ↑  ベッテル    (フェラーリ・F)
 5 220  ↓  フェルスタッペン(レッドブル・H)

ハミルトンとボッタスのポイント差は74。デッドラインだった78ポイント未満でしたのでチャンピオン決定は次戦以降に持ち越しです。第19戦アメリカGPでボッタスがいかなる順位になろうとも、ハミルトンが4ポイント(8位以内)を獲得した瞬間にハミルトンのチャンピオンが決定します。そんなケチくさい事言わず、アメリカ大好き大得意なハミルトンに有終の美を飾ってもらいましょう。

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