2018年のドライバーズチャンピオンは無事にハミルトンに決まりました。決定は昨年と同じメキシコGPでしたね。ただ今シーズンはコンストラクターズが決まっていませんのでまだまだ消化試合ではありませんよ!昨年もこのタイミングで同じようなことを書いたのですが、今年も残り2戦も楽しく観戦できるよう記録関係を整理してみました(1つ2つ数字がズレていたりミスっていたら教えて下さい)

IMG_5357
※データは第19戦メキシコGP終了時点

《優勝回数》
・ライコネン            21勝(歴代単独15位)
・リカルド                 7勝(歴代37位タイ)
・フェルスタッペン   5勝(歴代47位タイ)
・ボッタス                 3勝(歴代56位タイ)

今シーズンはハミルトン、ベッテル、ライコネン、リカルド、フェルスタッペンの5人で優勝を分け合っています。なお、ハミルトン、ベッテル、アロンソについては、すぐ上の数まで開きがあり、今シーズン中に歴代順位を上回れないため除外しました。
先日のアメリカGPで歴代最ブランクとなる113戦目で久々優勝を果たしたライコネン。母国の先輩ハッキネンを上回るフィンランド人最多優勝ドライバーとなりました。次の22勝でD・ヒルと並ぶ歴代14位タイ記録。もう一つ勝ったりすると、N・ロズベルグ(子)、ピケ(父)と同じ歴代12位に浮上することができます。彼自身は全く興味はないでしょうが、さすがベテラン、なかなかな記録づくめです。
リカルドとフェルスタッペンは昨年も挙げました。今のところそこから2つ数を伸ばして着実に名ドライバーに仲間入りしてきています。リカルドは特に今シーズン中に勝っておきたいですね。今時点でもよくない流れに入ってしまっているので見込みにくいですが。
昨年優勝をおさめたボッタスは今シーズンはまだ勝ててはいません(勝たせてもらえなかったものもある?)フィンランド国歌斉唱は先輩に取られてしまいました。ハミルトンがチャンピオンを獲得する=腑抜けになる、そのチャンスでまだ勝てる可能性は残しています。

IMG_5038
《高齢優勝》
・ライコネン            39歳
(アブダビGPで勝てばロイテマンを上回る)

アメリカGPでの勝利は39歳の誕生日を迎えた4日後(現地日)となり、それまでピケの記録していた38歳289日を上回る歴代13位の高齢記録でした。この手の記録はF1初期のベテランドライバーが多く挙げているため、1位になるまではあと13年近くドライブすることになります。さすがのライコネンでも、それを超えることはないでしょう。近代ドライバーの中での最年長は歴代7位となるマンセルの41歳97日で、ザウバーと2年契約を踏まえても2020年シーズン以降も契約することがない限り、こちらも困難と予想されます。今シーズンの最終戦アブダビGPでもし優勝することがあれば、ロイテマンの39歳35日を上回る歴代12位まで上昇できます。チャンピオンシップは終了しましたから、フェラーリに在籍する間にこちらも更新してほしいですね。意外とザウバーでヒョコっと勝てたりして(笑)

FullSizeRender
《最年少ポールポジション》
・フェルスタッペン 21歳
・ルクレール            21歳
(現在の最年少はベッテルの21歳72日)

ぼくチンは1997年9月30日生まれの21歳。昨年と似た話になっていましたが、先日のメキシコGPは近年のレッドブルには貴重な得意サーキットの一つで惜しいところまでいけましたよね。何回か書いているようにmiyabikunとしては「一度もポールポジションを獲得せず優勝やチャンピオンを獲得する」というヘンテコ記録保持者を彼に託したいのですが、自身は早くポールポジションを獲得したいですよね(笑)
現在21歳と1ヶ月程のフェルスタッペンはレッドブルの大先輩の持つこの記録を抜くのにあと40日ほど、つまり今シーズン中にこなさないと更新できなくなりました。昨年はまだ猶予が1年と言っていたのに、あっという間にここまで来てしまいました。
フェルスタッペンの他には誕生日が近いルクレールにもチャンスはあります。よい子にはよい子だし、将来期待されるドライバーの1人ではあるけど、今シーズン中となると厳しそうだなぁ。もしその2人がダメなんてことになれば、あとは来シーズン開幕デビュー直後のラッセル、あれでも一応3年目のストロールや新人ノリスらに託すことになります。

IMG_5395
《初表彰台》
・ヒュルケンベルグ 現在156戦
・サインツ               現在78戦
・オコン                   現在48戦
・ガスリー               現在24戦
・ルクレール           現在19戦
(現在はM・ブランドル96戦目が最遅。
    現役未勝利ではK・マグヌッセンが1戦目、
    ストロールが8戦目、グロージャンが11戦目、
    ペレスは20戦目で登壇)

昨年挙げた3人は今のところまだ登壇できていません。今回は来シーズンの期待も込めて、ガスリーとルクレールも追加しました。近年は3チーム6人がガチガチ過ぎて、滅多なことがないと他から表彰台に登壇する機会もありません。年に1人か2人出るかどうかですね。
ファンの方に怒られてしまうだろうけど、予選屋ヒュルケンベルグはここまで来ると、、ずっと無い気がします。それよりも来シーズンにトップチームでドライブすることが決定したガスリーやルクレールの方が早そう。ちなみに、ヒュルケンベルグはブランドルの最遅記録を大きく塗り替えて、優勝未経験の登壇者の中で最多出走となるチェザリスの213戦へ真っしぐらに向かっています。果たしてヒュルケンベルグはそこまで粘れるのでしょうか。そう考えると初戦で登壇したハミルトンやマグヌッセン、8戦目のアゼルバイジャンでアルハラ一気飲みを食らわされたストロールってすごいな。


《ドライバーズランキング》
   優勝25ポイント、2位18ポイント
   連続優勝50、連続2位36

  1 ハミルトン            358 ★
  - - - - - - - - - - -
  3 ライコネン            236
  4 ボッタス               227(-9)
  5 フェルスタッペン 216(-11,-20)
  - - - - - - - - - - -
  7 ヒュルケンベルグ   69
  8 ペレス                     57(-12)
  9 マグヌッセン          53(-4,-16)
10 アロンソ                 50(-3,-7,-19)
11 オコン                     49(-1,-4,-8,-20)
12 サインツ                 45(-4,-5,-8,-12,-24)
  - - - - - - - - - - -
13 グロージャン          31
14 ガスリー                 29(-2)
15 ルクレール              27(-2,-4)
  - - - - - - - - - - -
16 バンドーン              12
17 エリクソン                9(-3)
18 ストロール                6(-3,-6)
19 ハートレイ                4(-2,-5,-8)
20 シロトキン                1(-3,-5,-8,-11)

トップは決まってしまったけど、3位以下はまだまだ変更の余地があるドライバーズランキングです。現実的に獲得できそうなポイントから、勝手ながら破線でグループ分けさせて頂きました。
フェルスタッペンだって、数字上はランキング3位を狙えない位置ではありません。ドライビングには未だに賛否はあるけど、信頼性抜群のエンジンさえ与えれば、ベッテルよりもハミルトン撃破最有力の勢いは秘めています。残念ながら6位にランクインするリカルドは146ポイントで5位のフェルスタッペンから70ポイント離れて三強の最下位が決定しています。
第3グループはルノーとフォース・インディアが2人、ハースとマクラーレンから1人ずつノミネート。新人揃いの第4グループのグロージャンが本当は第3グループに混ざってもいいはずですが、それはほじくらないようにしておきましょう。今シーズンでF1を降りるアロンソがこの位置にいるのは、マシンのお陰でもエンジンのお陰でもなく、自身の腕一本で登りつめたもの。最近は低迷していますが、シーズン序盤の結果が助けになりましたね。
最後の第5グループはシートを買う方や今シーズンで降りられる方が固まっております。ただし、みんな大好きハートレイの去就は今現在も明らかになっていません。

《コンストラクターズランキング》
   優勝25ポイント、2位18ポイント
   1レース最大43、2レース最大86
  
  1 メルセデス・M                    585
  2 フェラーリ・F                     530(-35)
  - - - - - - - - - - -
  4 ルノー・R                            114
  5 ハース・F                              84(-30)
  - - - - - - - - - - -
  6 マクラーレン・R                   62
  7 フォース・インディア・M     47(-15)
  - - - - - - - - - - -
  8 ザウバー・F                           35
  9 トロ・ロッソ・H                   31(-4)

最後はまだチャンピオン争いで目が離せないコンストラクターズランキングです。こちらも現実的な獲得ポイントからグループ分けしました。決勝もちゃんとやれの2チームをはじめ、各チームはこのままの順位で決まっちゃいそうな気がしないでもない。ちなみに、二分割のフォース・インディアは足し合わせると106ポイントでハースより上です。決勝もちゃんとやらない黄色いチームのことを食っていたことでしょう。

IMG_5291
まだ来シーズンのラインナップが決まっていないチームがいくつかありますが、大きな人事異動を控えています。今のチームとドライバーラインナップでのF1も残り2戦。記録系はいつまでも有効なものと期限付きなものと様々です。清々しい争いで楽しく無事に締めくくってほしいですね!次のブラジルも時差タップリです。頑張って勇姿を見守りましょう。