イタリアGPの行われるモンツァサーキットは1922年9月3日に開業し、今年で100周年を迎えます。地元フェラーリはマシンやレーシングスーツに特別色をあしらうとのこと。それは決して悪いことでも何でもないのですが、おたくはそれよりも戦うための戦略や立ち振る舞いをする方が、地元ファンを喜ばせることになると思うのですが、、フェラーリだし、まあいっか(笑)
全長 :5.793km×53周=計307.029km 開催回数 :72回目 コーナー数:11箇所 高低差 :12.8m DRS区間数:2箇所 母国レース :フェラーリ、アルファタウリ
《イタリアGP個人的印象》 ・周りは緑、スタンドは真っ赤っか! ・昔よりはウィングがぺったんこでなくなった? ・ずっと直線か、ずっと右に曲がっているか ・伝統と速度はあるが、見どころは始めだけ?
F1カレンダー屈指の高速サーキットです。「高速=面白い」が成り立つかはわかりませんが、73年のF1の歴史において、カレンダーから外れたのは1980年のたった一度。「速い自動車レース=F1」の顔的存在でヨーロッパラウンドの終盤レースを担っています。
《過去5年のポールポジション》 1分19秒307 2018年 ライコネン(フェラーリ) 1分19秒119 2017年 ハミルトン(メルセデス) 1分35秒554 ※2021年のポールポジションはフェルスタッペン
《ポールポジションレコードタイム》
《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン) 7回 ハミルトン 2回 アロンソ (2007,10) 1回 ルクレール (2019)
記憶にもまだ新しい昨年2021年は「スプリント予選」が行われたため「1ラップのファステスト=ポールポジション」ではない結果となっています。そのため、ポールポジションはフェルスタッペンですが、予選1ラップは木曜日に記録したボッタスになります。
《過去5年の優勝者》 2018年 ハミルトン(メルセデス) 2017年 ハミルトン(メルセデス)
《現役歴代優勝者と回数》 5回 ハミルトン(2012,14★,15★,17★,18★) 3回 ベッテル (2008,11★,13★)
今年からF1をご覧になった方、驚かれないように。昨年の優勝者はリカルドです。それも今と同じマクラーレン時代に挙げたものになります。今やマシン自体が優勝から程遠く、チームメイトのノリスに対して大きく水を開けられたリカルドです。
《過去5年のファステストラップ獲得者》 2018年 ハミルトン(メルセデス) 2017年 リカルド (レッドブル)
《現役ファステストラップ獲得者と回数》 7回 ハミルトン 2回 リカルド (2017,21)
昨年のファステストラップもリカルドでした。今シーズンのファステストラップ獲得者は比較的バラけており、トップを走る者以外からもちらほら獲得者が現れています。ランキングトップのフェルスタッペンは大きな差を築いてしまっているため、獲られても痛くもかゆくもないでしょうが、それ以外の方は喉から手が出るほど1ポイントがほしいでしょうから「レース中の追い上げ」で頑張って獲得してほしいと思います。
《使用されるタイヤコンパウンド》
赤:ソフト (C4)
黄:ミディアム(C3)
白:ハード (C2)
このイタリアGPも多くの交換ペナルティによるグリッド降格者が明らかとなりました。miyabikunが聞く限りではフェルスタッペン、ペレス、サインツ、ハミルトン、ボッタス、角田の6人ですが、見落としている方はいますでしょうか。予選前の土曜フリー走行でさらに増えたりするのでしょうか。現時点で把握している限りでいつも通りの予選順位予想をしていきます(上記6人に加え、オコン、マグヌッセン、シューマッハの3人を追加して計9人を9/11修正)
《イタリアGPの個人的予選予想》
《イタリアGPの基本情報》
モンツァサーキット 2021年 ボッタス (メルセデス)※
1分19秒555
2020年 ハミルトン(メルセデス)
1分18秒887
2019年 ルクレール(フェラーリ) 2020年 ハミルトン(メルセデス)
1分18秒887(一周5.793km)
(★はその年のチャンピオン)
(2009,12,14★,15★,16,17★,20★)
3回 ベッテル (2008,11★,13★) フェルスタッペン(2021★)
チームやドライバーは変われど、ポールポジションはやはりその年のパワーマシンやチームメイトやライバルのスリップストリームをうまく使った者がポールポジションを獲得しています。今シーズンのパワーマシン、ハイスピードマシンといえば、、
2021年 リカルド (マクラーレン)
2020年 ガスリー (アルファタウリ)
2019年 ルクレール(フェラーリ)《現役歴代優勝者と回数》
2回 アロンソ (2007,10)
1回 ルクレール(2019) ガスリー (2020)
リカルド (2021)
昨年はトップ争いにある出来事があったため波乱を呼んだ形となりましたが、基本的には大きな順位変動が期待し難いサーキットですので、予選位置、スタート位置はかなり重要。今シーズンのマシンでのモンツァは初ですから、少しでもそのイメージや特性を払拭してくれるとレースは盛り上がるはずです。
2021年 リカルド (マクラーレン)
2020年 ハミルトン(メルセデス)
2019年 ハミルトン(メルセデス)《現役ファステストラップ獲得者と回数》
(2011,13,14★,15★,18★,19★,20★)
3回 アロンソ (2007,10,16)《使用されるタイヤコンパウンド》
赤:ソフト (C4)
黄:ミディアム(C3)
白:ハード (C2)
このイタリアGPも多くの交換ペナルティによるグリッド降格者が明らかとなりました。miyabikunが聞く限りではフェルスタッペン、ペレス、サインツ、ハミルトン、ボッタス、角田の6人ですが、見落としている方はいますでしょうか。予選前の土曜フリー走行でさらに増えたりするのでしょうか。現時点で把握している限りでいつも通りの予選順位予想をしていきます(上記6人に加え、オコン、マグヌッセン、シューマッハの3人を追加して計9人を9/11修正)
《イタリアGPの個人的予選予想》
〜Q1~
20.ラティフィ (ウィリアムズ)
19.ベッテル (アストンマーティン)
18.ストロール (アストンマーティン)
17.角田裕毅 (アルファタウリ)● 後
16.マグヌッセン (ハース)● +15
〜Q2〜
15.ボッタス (アルファロメオ)● +15
14.シューマッハ (ハース)● +15
13.アルボン (ウィリアムズ)
12.周冠宇 (アルファロメオ)
11.ガスリー (アルファタウリ)
〜Q3〜
10.リカルド (マクラーレン)
9.オコン (アルピーヌ)● +5
8.アロンソ (アルピーヌ)
7.ハミルトン (メルセデス)● 後
6.ペレス (レッドブル)● +10
5.ノリス (マクラーレン)
4.ラッセル (メルセデス)
3.サインツ (フェラーリ)● 後
2.ルクレール (フェラーリ)
P.P.フェルスタッペン(レッドブル)● +5
●はグリッド降格者とその加算順位(9/11修正)
※スターティンググリッドではありません
例えグリッド降格があろうが無かろうが、レッドブルが得意としているタイプのサーキットだと思います。よって予選のポールポジションはフェルスタッペンとし、スリップストリーム大作戦を行使しながら数少ないコーナーとシケイン立ち上がりでフェラーリがどうにか僅差に詰め寄る、という戦いを想像します。その後ろでは虎視眈々とメルセデス勢と一人頑張るマクラーレンのノリスが前を伺い、ペレスはまあまあいつものマイペース位置かなと。速さに自信のありそうなアルピーヌもQ3には揃って入ってくるでしょう(と思いたい。案外アルピーヌも期待はずれになることがある)
中団は予選で元気なアルファロメオの周やチーム期待の星アルボンがここぞとばかりチームメイトを出し抜き、周のチームメイトでペナルティ降格を抱えるボッタスはQ2進出の状況により走行取り止めの15番手狙い。
後方は最近チームメイトにやられがちで元気空回りのマグヌッセンを筆頭に、どうあがいても最後尾確定の角田くん、なかなか読み辛いアストンマーティンの2人とお決まりラティフィのラインナップとしました。
発煙筒はオレンジ以外ならいいわけではありません。赤もダメ!