ハンガリーGPが終わる頃、例年であればF1はシーズンを半分近く消化し、大方の勢力図がわかり「シーズン前半戦を総括」して短い夏休みを迎える頃でしょうか。ただ今シーズンは実のところ忙しくまだ3戦を終えたばかりです。サーキットにしてたった2つですので、各チーム、ドライバーの勢力図を読むのはなかなか難しいかもしれません。ただテレビ放送をご覧になっている方なら、どこが速いとか誰が速いとか、色々頭の中に思い描いていることと思います。その時間が何とも楽しいんですよね!まだたったの3戦に過ぎませんが、シーズンひと時の休息、ドーバー海峡移動中に「開幕3戦から勢力図」を考えていこうと思います。
まだF1の開幕延期すら予想だにしていなかったシーズン開幕前合同テスト後の3/10に書いた「miyabikunの勢力予想」をおさらいしてみます。
《2020年シーズン開幕前の勢力予想》
1 メルセデス・M
2 レッドブル・H
3 フェラーリ・F
4 マクラーレン・R
5 レーシングポイント・M
6 ルノー・R
7 アルファタウリ・H
8 ハース・F
9 アルファロメオ・F
10 ウィリアムズ・M
こんな具合に書いていました。昨年2019年のコンストラクターズランキングを基本とし、そこから開幕前合同テストで好調をみせたレーシングポイントを上げ、逆にイマイチであったフェラーリとアルファロメオを少し下げたような順位付けとなっています。近年でみてもマクラーレンが一時期より台頭してきた以外はさほど変わらない順列ですね。大きく奇をてらったものではありません。
しかし異例のオーストリアでの開幕を迎えるとこの比較的テッパンの順位付けにいくつかの差や違和感がありました。
・フェラーリエンジン勢が軒並み遅い
・レッドブルのドライバー2人の差が大きい
・マクラーレンは変わらず好調でノリスが元気
・噂以上にレーシングポイントは速そう
・ウィリアムズがテールエンダー脱出か?!
などなど、細かい相違をあげればキリがありませんが、やはり本戦になるとテストだけではわかり得ない事実が多く明らかになりますね。
まず上位では抜きん出たメルセデスは想定内としても、フェラーリとレッドブルは期待外れなシーズン開幕を迎えてしまいました。レッドブルはまだフェルスタッペンの底力もあって予選や決勝を上位で終えられているものの、フェラーリはベッテル、ルクレールをもってしても予選の速さが無さ過ぎます。第1戦、第2戦のパワーサーキットはてんでダメでしたね。昨年あれほどパワーをウリにしていたエンジンだと思えませんでした。決勝になると接触事故により入賞もままならないという、不甲斐無さは近年稀にみる状況です。これはかなり重症。
予選の速さより決勝の戦略的追い上げ基調のレッドブルとはいえ、アルボンはレースペースでフェルスタッペンに離され過ぎです。あのバケモノと全く同じようにしろとは言えないけど、離れてしまっては戦略が組み辛いです。アルボンなりに背伸びして、攻撃的に挽回しようものなら、先日のハミルトンとの接触のように負の流れを呼んでしまうこともしばしば。あと予選時点で速さが足りません。それはアルファタウリをみていてもわかりますが、要はホンダエンジンの熟成が足りてないことを意味しています。ドライバースキルは昨年と変わらないはずなのに、マクラーレンはおろかルノーにすらついていけていないのですから、認めざるを得ません。
続いて「いい方の話」をしていきます。ご存知の通り、第1戦ではマクラーレンのノリスが時間いっぱいの走りで初表彰台をもぎ取り、続く第2戦も最終盤に4位浮上と、確実な進化をみせています。サインツは予選こそノリスに負けることはあっても、しっかり3戦全戦入賞を果たしています。来シーズンはエンジンをルノーからメルセデスにスイッチすることでさらなる化学反応に期待したいのですが、ここまで築き上げたサインツのチーム離脱、移籍が今から心配です。
今シーズンの目玉と一つとして「レーシングポイントは銀かピンクか?!」という話題もありますね。不思議なことにレッドブルリンクではその全貌がみえませんでしたが、前戦ハンガロリンクでストロールが驚異的な予選を披露しました。残念ながら決勝はズルズルと後退してしまい、久々の表彰台登壇とはいきませんでしたが、この先に予定されているのはパワー重視のサーキットが続きます。おそらく最後になるであろう「レーシングポイント」の名を歴史に刻めるのではないかという大きな期待があります。
などなど、様々な現実を汲み取り、2020年シーズン序盤での勢力図を組み直してみました。あくまでmiyabikun個人的な考えで並べていますのでハズても恨みっこ無し、また異なった見解があればやんわりとご意見頂ければと思います。
《2020年シーズン3戦を終えての個人的勢力予想》
→ 1 メルセデス・M
↑ 2 マクラーレン・R
↓ 3 レッドブル・H
↑ 4 レーシングポイント・M
↓ 5 フェラーリ・F
→ 6 ルノー・R
→ 7 アルファタウリ・H
↑ 8 ウィリアムズ・M
↓ 9 ハース・F
↓ 10 アルファロメオ・F
メルセデスは厳密には「→」でなく「↑」を付けてもいいくらい。ハンガロリンクはお宅じゃないだろうというツッコミも全く無意味「メルセデスのハンガロリンク」でした。もっと言えば「ハミルトンのハンガロリンク」が正しいか。世界中に「ハミルトンの、、、」がいくつあることやら、、。昨シーズンから唯一と言っていいほど、正常進化がみえるのはメルセデスエンジンユーザーの3チームです。嬉しいことに、あのウィリアムズがガチの予選でライバルにちゃんと勝てています。朗報じゃないですか!Mの3チームはアゲですね。
第2グループは予選、決勝、それも2人ともそつなく安定した速さをみせたマクラーレン、表彰台登壇数だけは多いレッドブル(というよりフェルスタッペン)、速いと思われるマシンでハンガロリンクの飛躍をみせたレーシングポイントの3チームで非常に悩みました。このグループはサーキット特性によって多分に上下すると思います。メルセデス一強ではチャンピオン争いも何もありませんが、広い意味でF1を楽しむのなら、このエンジン違いの各チームが2位争奪戦をやってくれれば盛り上がります。
フェラーリは、、この辺かな。ドライバーの力で何とか第2グループに混ざるけど、マシンや戦略をみれば、ルノー(リカルド)に対しても勝てているのか怪しい感じ。先程のM勢がアゲならば、F勢は総じてサゲ。ガンはパワーユニットか?!アルファタウリは、、扱いがようわからん(笑)アルファタウリのドライバーの問題というより、Hのパワーユニットは失礼ながらこの辺りなのかなと思っています。レッドブルグループはフェルスタッペン一人が奮起している、昨年と状況はあまり変わりません。
今後はシルバーストン、スパ・フランコルシャン、モンツァといったF1界でもハイスピードと評されるパワーサーキットが続きます。このままの構図でいくと、メルセデス勢優位は変わらず、フェラーリ勢はさらなる苦戦が予想されます。このままで終わってしまっては、F1界は盛り上がりません。番狂わせや大逆転は大歓迎!劣勢が予想される諸君の奮起に期待したいですね。
また話は変わって、先日新たに第9戦、第10戦の開催が発表されました。既に終えた3戦分含めて並べてみました。
《2020年シーズンF1カレンダー(発表分)》
第1戦 オーストリアGP 7/5 → 当初予定通り
レッドブルリンク
第2戦 シュタイアーマルクGP 7/12 → 二開催
レッドブルリンク
第3戦 ハンガリーGP 7/19 → 8/2から移動
ハンガロリンク
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
第4戦 イギリスGP 8/2 → 7/19から移動
シルバーストン
第5戦 F1 70周年記念GP 8/9 → 二開催
シルバーストン
第6戦 スペインGP 8/16 → 5/10から移動
カタロニア
第7戦 ベルギーGP 8/30 → 当初予定通り
スパ・フランコルシャン
第8戦 イタリアGP 9/6 → 当初予定通り
モンツァ
第9戦 トスカーナGP 9/13 → 新設初開催
ムジェロ
第10戦 ロシアGP 9/27 → 当初予定通り
ソチ・オリンピックパーク
妙に空くスペースは「お休み週」を示しています。かなりの連戦ですね。イタリアはモンツァに続いてイモラかななんて噂がチラホラありましたが、結局ムジェロで「トスカーナGP」と名付けられた一国二開催の運びとなりました。ベテランのF1ファン、特にフェラーリファンであれば昔から「フェラーリのプライベートテストサーキット」として知られていますね。基本情報と共に少し予習しておきましょう。
《新設初開催のムジェロサーキットとは》
新設と書いたものの、今回のために「新たに建設」したわけではなく、「新たに設定された」の意味の新設です。
北西にミラノ、北東にヴェネチア、少し離れた南南東に首都のローマがあり、ボローニャとフィレンツェに挟まれたイタリア北部にサーキットがあります。ちなみにイタリアGPの舞台はミラノ北部、サンマリノGPが行われたエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ(イモラ)は地図上のムジェロの「ェ」の上あたりにあります。
ムジェロ
所在地 :トスカーナ州フィレンツェ県
開業 :1974年
一周距離 :5.245km
コーナー数:15箇所
高低差 :41.2m
最速ラップ:1分18秒704(2004年テスト)
F1GP開催 :無し
DRS箇所数:未発表
在宅勤務で悶々としているミヤビマン・ティルケを久々に呼び出して、在宅で作図させました。どこかで見たことがあるような無いような、って感じですね。コントロールラインのある長いストレート、また高低差は意外とあります。F1はフェラーリのプライベートテストくらいしか印象にないですが、MotoGPは「イタリアGP」としてミサノサーキットと並んで多く使用されています。MotoGPは全く詳しくはないのですが、M・ドゥーハンやV・ロッシといった名ライダーが連勝したことで有名です。果たしてF1でどんなバトルが繰り広げられるのか注目ですね。
2020年シーズンはまだ始まったばかり。先行き不透明な面もありつつ、ヨーロッパを中心に今後も続いていきます。どんな展開が待っているのか、どんな記録や感動を生むのか、イギリスGPを楽しみに待ちましょう。
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ハンガリーGPが終わる頃、例年であればF1はシーズンを半分近く消化し、大方の勢力図がわかり「シーズン前半戦を総括」して短い夏休みを迎える頃でしょうか。ただ今シーズンは実のところ忙しくまだ3戦を終えたばかりです。サーキットにしてたった2つですので、各チーム、ドライバーの勢力図を読むのはなかなか難しいかもしれません。ただテレビ放送をご覧になっている方なら、どこが速いとか誰が速いとか、色々頭の中に思い描いていることと思います。その時間が何とも楽しいんですよね!まだたったの3戦に過ぎませんが、シーズンひと時の休息、ドーバー海峡移動中に「開幕3戦から勢力図」を考えていこうと思います。
まだF1の開幕延期すら予想だにしていなかったシーズン開幕前合同テスト後の3/10に書いた「miyabikunの勢力予想」をおさらいしてみます。
《2020年シーズン開幕前の勢力予想》
1 メルセデス・M
2 レッドブル・H
3 フェラーリ・F
4 マクラーレン・R
5 レーシングポイント・M
6 ルノー・R
7 アルファタウリ・H
8 ハース・F
9 アルファロメオ・F
10 ウィリアムズ・M
こんな具合に書いていました。昨年2019年のコンストラクターズランキングを基本とし、そこから開幕前合同テストで好調をみせたレーシングポイントを上げ、逆にイマイチであったフェラーリとアルファロメオを少し下げたような順位付けとなっています。近年でみてもマクラーレンが一時期より台頭してきた以外はさほど変わらない順列ですね。大きく奇をてらったものではありません。
しかし異例のオーストリアでの開幕を迎えるとこの比較的テッパンの順位付けにいくつかの差や違和感がありました。
・フェラーリエンジン勢が軒並み遅い
・レッドブルのドライバー2人の差が大きい
・マクラーレンは変わらず好調でノリスが元気
・噂以上にレーシングポイントは速そう
・ウィリアムズがテールエンダー脱出か?!
などなど、細かい相違をあげればキリがありませんが、やはり本戦になるとテストだけではわかり得ない事実が多く明らかになりますね。
まず上位では抜きん出たメルセデスは想定内としても、フェラーリとレッドブルは期待外れなシーズン開幕を迎えてしまいました。レッドブルはまだフェルスタッペンの底力もあって予選や決勝を上位で終えられているものの、フェラーリはベッテル、ルクレールをもってしても予選の速さが無さ過ぎます。第1戦、第2戦のパワーサーキットはてんでダメでしたね。昨年あれほどパワーをウリにしていたエンジンだと思えませんでした。決勝になると接触事故により入賞もままならないという、不甲斐無さは近年稀にみる状況です。これはかなり重症。
予選の速さより決勝の戦略的追い上げ基調のレッドブルとはいえ、アルボンはレースペースでフェルスタッペンに離され過ぎです。あのバケモノと全く同じようにしろとは言えないけど、離れてしまっては戦略が組み辛いです。アルボンなりに背伸びして、攻撃的に挽回しようものなら、先日のハミルトンとの接触のように負の流れを呼んでしまうこともしばしば。あと予選時点で速さが足りません。それはアルファタウリをみていてもわかりますが、要はホンダエンジンの熟成が足りてないことを意味しています。ドライバースキルは昨年と変わらないはずなのに、マクラーレンはおろかルノーにすらついていけていないのですから、認めざるを得ません。
続いて「いい方の話」をしていきます。ご存知の通り、第1戦ではマクラーレンのノリスが時間いっぱいの走りで初表彰台をもぎ取り、続く第2戦も最終盤に4位浮上と、確実な進化をみせています。サインツは予選こそノリスに負けることはあっても、しっかり3戦全戦入賞を果たしています。来シーズンはエンジンをルノーからメルセデスにスイッチすることでさらなる化学反応に期待したいのですが、ここまで築き上げたサインツのチーム離脱、移籍が今から心配です。
今シーズンの目玉と一つとして「レーシングポイントは銀かピンクか?!」という話題もありますね。不思議なことにレッドブルリンクではその全貌がみえませんでしたが、前戦ハンガロリンクでストロールが驚異的な予選を披露しました。残念ながら決勝はズルズルと後退してしまい、久々の表彰台登壇とはいきませんでしたが、この先に予定されているのはパワー重視のサーキットが続きます。おそらく最後になるであろう「レーシングポイント」の名を歴史に刻めるのではないかという大きな期待があります。
などなど、様々な現実を汲み取り、2020年シーズン序盤での勢力図を組み直してみました。あくまでmiyabikun個人的な考えで並べていますのでハズても恨みっこ無し、また異なった見解があればやんわりとご意見頂ければと思います。
《2020年シーズン3戦を終えての個人的勢力予想》
→ 1 メルセデス・M
↑ 2 マクラーレン・R
↓ 3 レッドブル・H
↑ 4 レーシングポイント・M
↓ 5 フェラーリ・F
→ 6 ルノー・R
→ 7 アルファタウリ・H
↑ 8 ウィリアムズ・M
↓ 9 ハース・F
↓ 10 アルファロメオ・F
メルセデスは厳密には「→」でなく「↑」を付けてもいいくらい。ハンガロリンクはお宅じゃないだろうというツッコミも全く無意味「メルセデスのハンガロリンク」でした。もっと言えば「ハミルトンのハンガロリンク」が正しいか。世界中に「ハミルトンの、、、」がいくつあることやら、、。昨シーズンから唯一と言っていいほど、正常進化がみえるのはメルセデスエンジンユーザーの3チームです。嬉しいことに、あのウィリアムズがガチの予選でライバルにちゃんと勝てています。朗報じゃないですか!Mの3チームはアゲですね。
第2グループは予選、決勝、それも2人ともそつなく安定した速さをみせたマクラーレン、表彰台登壇数だけは多いレッドブル(というよりフェルスタッペン)、速いと思われるマシンでハンガロリンクの飛躍をみせたレーシングポイントの3チームで非常に悩みました。このグループはサーキット特性によって多分に上下すると思います。メルセデス一強ではチャンピオン争いも何もありませんが、広い意味でF1を楽しむのなら、このエンジン違いの各チームが2位争奪戦をやってくれれば盛り上がります。
フェラーリは、、この辺かな。ドライバーの力で何とか第2グループに混ざるけど、マシンや戦略をみれば、ルノー(リカルド)に対しても勝てているのか怪しい感じ。先程のM勢がアゲならば、F勢は総じてサゲ。ガンはパワーユニットか?!アルファタウリは、、扱いがようわからん(笑)アルファタウリのドライバーの問題というより、Hのパワーユニットは失礼ながらこの辺りなのかなと思っています。レッドブルグループはフェルスタッペン一人が奮起している、昨年と状況はあまり変わりません。
今後はシルバーストン、スパ・フランコルシャン、モンツァといったF1界でもハイスピードと評されるパワーサーキットが続きます。このままの構図でいくと、メルセデス勢優位は変わらず、フェラーリ勢はさらなる苦戦が予想されます。このままで終わってしまっては、F1界は盛り上がりません。番狂わせや大逆転は大歓迎!劣勢が予想される諸君の奮起に期待したいですね。
また話は変わって、先日新たに第9戦、第10戦の開催が発表されました。既に終えた3戦分含めて並べてみました。
《2020年シーズンF1カレンダー(発表分)》
第1戦 オーストリアGP 7/5 → 当初予定通り
レッドブルリンク
第2戦 シュタイアーマルクGP 7/12 → 二開催
レッドブルリンク
第3戦 ハンガリーGP 7/19 → 8/2から移動
ハンガロリンク
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
第4戦 イギリスGP 8/2 → 7/19から移動
シルバーストン
第5戦 F1 70周年記念GP 8/9 → 二開催
シルバーストン
第6戦 スペインGP 8/16 → 5/10から移動
カタロニア
第7戦 ベルギーGP 8/30 → 当初予定通り
スパ・フランコルシャン
第8戦 イタリアGP 9/6 → 当初予定通り
モンツァ
第9戦 トスカーナGP 9/13 → 新設初開催
ムジェロ
第10戦 ロシアGP 9/27 → 当初予定通り
ソチ・オリンピックパーク
妙に空くスペースは「お休み週」を示しています。かなりの連戦ですね。イタリアはモンツァに続いてイモラかななんて噂がチラホラありましたが、結局ムジェロで「トスカーナGP」と名付けられた一国二開催の運びとなりました。ベテランのF1ファン、特にフェラーリファンであれば昔から「フェラーリのプライベートテストサーキット」として知られていますね。基本情報と共に少し予習しておきましょう。
《新設初開催のムジェロサーキットとは》
新設と書いたものの、今回のために「新たに建設」したわけではなく、「新たに設定された」の意味の新設です。
北西にミラノ、北東にヴェネチア、少し離れた南南東に首都のローマがあり、ボローニャとフィレンツェに挟まれたイタリア北部にサーキットがあります。ちなみにイタリアGPの舞台はミラノ北部、サンマリノGPが行われたエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ(イモラ)は地図上のムジェロの「ェ」の上あたりにあります。
ムジェロ
所在地 :トスカーナ州フィレンツェ県
開業 :1974年
一周距離 :5.245km
コーナー数:15箇所
高低差 :41.2m
最速ラップ:1分18秒704(2004年テスト)
F1GP開催 :無し
DRS箇所数:未発表
在宅勤務で悶々としているミヤビマン・ティルケを久々に呼び出して、在宅で作図させました。どこかで見たことがあるような無いような、って感じですね。コントロールラインのある長いストレート、また高低差は意外とあります。F1はフェラーリのプライベートテストくらいしか印象にないですが、MotoGPは「イタリアGP」としてミサノサーキットと並んで多く使用されています。MotoGPは全く詳しくはないのですが、M・ドゥーハンやV・ロッシといった名ライダーが連勝したことで有名です。果たしてF1でどんなバトルが繰り広げられるのか注目ですね。
2020年シーズンはまだ始まったばかり。先行き不透明な面もありつつ、ヨーロッパを中心に今後も続いていきます。どんな展開が待っているのか、どんな記録や感動を生むのか、イギリスGPを楽しみに待ちましょう。
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