F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:鈴鹿

今回も日曜決勝のみの現地観戦となりました。土曜予選は過去に何回か観戦歴があるものの、なかなか金曜や木曜から現地入りは難しいです。いつかゆっくりと趣味にどっぷり浸かれる機会が設けられるかな。おじいちゃんくらいにならないと難しいかな。その頃F1は続いているのかな。鈴鹿サーキットでやってるのかな。日本GPはあるのかな。それ以前にmiyabikunは生きていられるのかな。なーんて考えていたら悲しくなるから止めよう(笑)大丈夫、いつかは観られるさ。

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関東もだいぶ桜が咲いていますが、三重はもっとしっかり咲いていました。何よりすごく暑かったです。駅からいつものように歩く前に、半袖シャツに着替えてウォーキング、いい汗かけました。晴れてよかった。
今回も昨年同様にいつもと違う席を取りました。座席からスマートフォンの望遠モードでこんな写真が撮れました。
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結構近いでしょう。ヘルメットやカーナンバーも肉眼でしっかり見えました。昨年のシートもなかなか近かったのですが、今までの生観戦で一番近かったように感じます。速度域は高くないけど、パッシングもそこそこあったし、メインゲートからもそう遠くないし、悪くない。
ただ現地観戦はビジョンや場内放送があってもなかなか全貌や詳細を把握できませんので、帰宅してからテレビ録画観て復習しました。

いつも通りスタートタイヤを確認しましょう。IMG_2617
白のハードタイヤ履きはいませんが、赤のソフトが後方寄りの8台、黄色のミディアムが前寄り12台と分かれました。抜き難い鈴鹿で5番グリッド発進のアロンソは蹴り出しいいソフトをチョイス、母国入賞を目指す角田はリカルドと共にミディアムでスタート。

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フェルスタッペンは順調な加速をみせ、その背後にいた奇数側3番グリッドのノリスが4番グリッドのサインツに並ばれていく。
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ノリスは何とか耐えたかな。レッドブル2台は早々とギャップを築いていますね。このまま逃げちゃうのかな。そうなると、、あはは(笑)
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順調なスタートかと思いきや、S字内側のタイヤバリアにウィリアムズの23番車(アルボン)が突き刺さる。リヤ付近にもう一つリヤウィングとタイヤが見えます。
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VISA、、レーシングブルズじゃん。どちらだ?!IMG_2626
アルボン車からのカメラ。前方に2台のレーシングブルズが見えます。右側イン側が10番手の角田、アウト側が11番手のリカルドです。アルボンは14番手発進ですので、2人ともスタートで出遅れたのか。
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イン側の角田がターン1でスッと前に出て、リカルドがアルボンの左斜め前方にいます。リカルドがイン側に寄って、アルボンの進路がだいぶ狭まる。
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アルボンがマシン2/3ほどトラック外にはみ出た瞬間にアルボンの左フロントとリカルドの右リヤタイヤが接触して両者制御不能となり、タイヤバリアへ。
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角田でなくリカルドだったんですね。よかった(なんて仮に思ったとしても言ってはいけない)
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こちらは16番スタートだったストロールのカメラです。右前方に見えるのがリカルドです。ストロールは外側縁石に乗るくらいはみ出していたんですね。それからそれから、、
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次に訪れる左コーナーのターン3に進入するため、リカルドもストロールもトラック右寄りにシフトしていく。
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ストロールからは全く見えませんが、リカルドの右後方にアルボンがおり、接触。
後方にいたアルボンが引くべきという見解やリカルドがアルボンを視認できていなかったなど様々な見解がありますが、両者にはペナルティは無し。スタート直後でまだ隊列が整っておらず、ただでさえトラック幅員が狭いクラシカルな鈴鹿ですから、これは仕方が無い気がします。
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身体は無事でぶん殴り合いもしていないからよかった。レースは赤旗中断となり、バリアの修復とマシン撤去、生き残る18台は「セクター1通過時の順位」をもって再スタートとなります。

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こちらが赤旗中にタイヤ交換を行った者とそのコンパウンド、再スタート順位になります。0周の者がタイヤ交換を行っています。角田はミディアムから皮剥き程度の中古ソフトに履き替えています。
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何だ?!シグナルの下付近に見える白のハース、ヒュルケンベルグが全く加速せず。そのすぐ後ろにいた角田はピットウォール側からそれをパス。
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早速フェルスタッペンはズバ抜けてしまってまったく、、それはそうと、何で角田は17位なんだ?!決勝モタモタのヒュルケンベルグを抜いたはずだけど?

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中古のソフトで再スタートに臨んだ角田はラッセルに抜かれて10位に後退すると、8周目にハードに履き替え、ボッタスの後ろ16位で復帰しています。
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12周目に3位走行のノリス、翌13周目には相方ピアストリが早めにミディアムを捨ててハードに履き替えています。再スタート前に履き替えなかった2人ですが、気温が高い鈴鹿ではミディアムでもキツかったか。

現地観戦をしている当時、どうしてそうなったのか分からなかったのが2つあります。1つ目はこちら。
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14周目に同じタイヤチョイスに同じ走行履歴でメルセデスのハミルトンとラッセルのスイッチ。チームからの指示の前にハミルトン自身で入れ替えを提案していました。ハミルトンはスタート直後にルクレールとコンタクトしてマシンを傷めていたんですね。知りませんでした。てっきりやる気が出ないものとばかり(笑)

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16周目に2位ペレス、3位浮上のサインツが同時にピットへ。
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順位の入れ替えは無くトラックインしていきますが、ペレスは先にタイヤ交換していたノリスの後ろで戻っています。ノリスのアンダーカット大成功です。
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ノリスはハードタイヤがマッチし、なかなかいいペースを築いています。これは危ういと感じたか、レッドブル陣営もフェルスタッペンに対してピットインの指示が飛ぶ。
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さすがに届かないか。フェルスタッペンはラッセルの後ろとなる暫定3位で復帰。17周目にラッセルをかわし、20周目にはタイヤ交換を引っ張るルクレールをかわして定位置に戻っていきましたとさ。

そしてこちらも手に持つライブタイミングがバグったんじゃないかと思える出来事が。2つ目の不思議現象です。
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23周目に中団でマグヌッセンを先頭に連なっていた5台、マグヌッセン、ボッタス、サージェント、角田、ストロールが一気にビットへとなだれ込んでいます。
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で、ピットアウトすると角田が先頭になっている。
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一体どういうこと?!
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中団下位の5チームがそれぞれ同時にピットインとなったわけですが、レーシングブルズのピットが実に迅速で、前3台を一気抜き。14位から11位に浮上しています。前を走る10位ヒュルケンベルグはもう一度タイヤ交換をするはずですから、角田はスターティンググリッドと同じ10位入賞の有力候補となります。珍しくレーシングブルズのピットタイミングとその動きはGood jobでした。
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その後角田は34周目のS字から逆バンクの区間でヒュルケンベルグをアウト側からパス。自力で10位に浮上しています。応援席から近いところというのも粋ですね!

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27周目にノリスの2回目はルクレールの1回目に合わせ込む形でピットに入り、34周目にペレス、35周目にフェルスタッペン、そして37周目にサインツが上位で最後のタイヤ交換を終えています。ここから粘りのサインツの猛追は面白かったです。
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2回目ピット以降、ルクレールに前を抑えられ勢いが止まってしまったノリスを追いかける。
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44周目にパス。これでフェラーリはスリーフォーフィニッシュ確定。ただサインツはこれでは飽き足らない。
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チームメイトを射程圏内に捉えています。
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46周目の第1コーナー進入でアウトからズバッと。お見事!今年の味方は来年の敵。

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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 サインツ    (フェラーリ・F)

予選はギリギリも決勝はタイヤをセーブしながら賢く冷静に勝つ。フェルスタッペンが早々と表彰台の中央に戻ってきてしまいました(笑)2位は「本来いるべき位置」に戻ったペレスとなり、おらくるれっどぶるれーしんぐがシーズン3回目のワンツーフィニッシュ。
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角田はスタートこそ順位を下げますが、再スタートでのリカバーとミラクルピットの後押しもあり自力でプラマイゼロの10位入賞、母国で初ポイントをゲットしています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分33秒706 50周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール   (フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(17台フィニッシュ)
 規定周回:9台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

候補は時系列で変化しました。序盤はノリス、中盤はピットストップを我慢して上位で耐え抜いた本家で選出のルクレール、ただ終盤になるとサインツのペースがよく、1戦欠場しながら全戦表彰台を獲得しているサインツが光っていたため、miyabikunはサインツを選定します。
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サインツは来シーズンの契約が無いことが逆にカンフル剤となり、肩の力を抜きつつも巧みさが光っています。フェラーリはサインツを捕まえておかなくて本当によかったのか?!もったいないと心底思います。チャンピオン級かと問われれば、あと一皮剥けてほしい気もしますが、サインツを欲しがるチームはいくつかあると思います。誰が追放されるだ、反旗を翻すだ関係無く、これからも勝てるチームに進み、チャンピオン争いに混ざっていってほしい人材です。
次点は現地で当時観ていてよくわからなかったけど、ミラクルピットを決めて角田の入賞を後押しできたレーシングプルズのクルーと本線上でパッシングをみせた角田。あとは上記で選定できなかったルクレールでした。いつもながら優勝争いより入賞争いで存分に楽しませてもらいました。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

スタート直後のリカルドとアルボンの接触は判定のし難いものだと思います。スチュワードの判定もペナルティ無しですし、スタート直後の位置獲り合戦によるもので片付けた方がよさそう(個人的にはリカルドの急激なイン寄せはアルボンの存在を確認していなかったものと考えています、が)
あとテレビで観るまでもなく、上位ではメルセデスが、後方ではアルピーヌのレースペースのイマイチさはよく分かりました。バカスカ抜かれていましたよね。失礼ながらアルピーヌの位置が最後尾かなという目印として毎ラップ観ていました。メルセデスはともかく、アルピーヌは深刻です。

《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 77pts
   2  ↑  ペレス      64pts(-13pts)
   3  ↓  ルクレール       59pts  (-5pts)
   4 → サインツ        55pts  (-4pts)
   5  ↑  ノリス         37pts(-18pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル     141pts
   2 → フェラーリ     120pts(-21pts)
   3 → マクラーレン      69pts(-51pts)
   4 → メルセデス       34pts(-35pts)
   5 → アストンマーティン   33pts   (-1pt)

ドライバーズポイントはペレスとルクレールが入れ替わり、サインツは1戦足りないながらもルクレールの至近距離となっています。角田はポイントを7とし、単独のランキング11位としています。コンストラクターズは順位変動は一つも無く、ポイントを取れるチームがそれぞれ上乗せしたまで。ランキング4位のメルセデスのすぐ後ろまでアストンマーティンが迫っています。前絶対王者も落ちるところまで落ちたか。

《第4戦日本GPのポイント》
・フェルスタッペンは危なげ無く定位置復帰
・フェラーリは何だかんだでサインツに勢いあり
・鈴鹿は狭いので、ちゃんとミラー見て無理せずに
・角田、母国入賞を自力&チームの助けでゲット

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桜満開に囲まれた春鈴鹿。チャンピオン争いという観点からは縁遠くなりましたが、気候的にはこちらの方がいい気もしました。日本の桜を世界中に見せられるいい機会かもしれません。来シーズンは桜もGP開催ももう少し早まるのかな。

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年々桜の開花が早まり、関東は昔入学式シーズンに満開なんてことがよくあったのですが、今年はややスローに入ってくれたのか、ちょうどいいタイミングで開花してくれたと思います。日本GP史上初となる春開催。チャンピオン決定の場は無くなっちゃったけど、チャンピオン獲得の重要さは変わりません。
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頑張ってくれよ、エース!日本中、いや世界中が期待しているぞ!

《Q1》
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昨シーズンの最下位転落から、また今シーズン競争力を少し取り戻したハース。マグヌッセンを一番最初にトラックに送り込んでいます。
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小松代表にとっても母国です。堅実かつ奇抜な戦略でも入賞、ポイントゲットを目指し中団復帰へ奔走しています。
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マグヌッセンの地固めからしばらくの時を経て、残り14分を切ってからゾロゾロと各車入場。
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絶対王者が計測開始!
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1本目から1分28秒中盤までもっていく。Q1は一発で終えておきたいところか。ほかライバルはどうか。
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レッドブルに続くのはフェラーリのルクレールでなく、やっぱりサインツ。ルクレールより乗れています。
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さあ角田がアタック開始ですよっとと、第2デグナーでバランスを崩す。
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フェルスタッペンから0.8秒落ちの暫定8番手ならまずまずの位置付け。フリー走行の好調さを継続中。
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Q1終盤になると路面も向上。ハースの予選屋ヒュルケンベルグもQ1突破に名乗りを挙げる。
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低迷アルピーヌのガスリーはダメでもオコンは角田超え。そろそろワークスの意地みせないとね!
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シーズン序盤からシートに黄色信号が点り出した高給取りのリカルドは角田を上回る。キャリアはまだまだ角田より上ですからね、そろそろ先輩面してもらないと困ります。
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おーボッタス!居たんだ?!(笑)それは冗談だけど、久々にシングルグリッドで過去にイジメられてきたハミルトンを超えてきたぞ!
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Q1は五強の一角であるアストンマーティンのストロール、ガスリー、マグヌッセン、壊され屋のの後の壊し屋サージェント、次戦は念願の母国GP予定の周が脱落しています。先日の予選予想と順番は異なりつつも、概ねメンバーは予想通りかな。

《Q2》
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Q2から早めに出てくる絶対王者。このあたりも最近の流れになりつつありますね。
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フェルスタッペンがQ1トップタイムを引き上げてきます。この出し方、まだまだ余裕あるぞ。今回の予選も盤石かな。
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アロンソが一度レッドブルに続く3番手につけますが、その直後にマクラーレンのノリスが3番手を奪取。Q1は相方ピアストリの後塵に拝しますが、やっぱり先輩。
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角田の1本目はフェルスタッペンからだいぶ離されつつもハミルトンに続く7番手を確保。今回もQ3進出の期待を持たせてくれています。
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ルクレールはマクラーレンとアロンソに及ばぬ暫定6番手。どうも元気が無い。この後走るサインツにさっくり前を獲られている。今シーズンのマシンにまだマッチしていないのかな。
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いつものヒュルケンベルグが来たぞー。ギリギリの10番手でQ2突破を狙っています。
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それをリカルドが上回る。今回のレーシングブルズ、鈴鹿に合っていそう。角田は一度14番手に落ちるものの、リカルドに対してマイナスでセクター2を通過。
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上回る。エースは最早角田なのだ!
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似てる。お姉ちゃんかな。ニッコリ!
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ボッタスも健闘しましたがフェルスタッペンから0.853秒落ちの13番手で残念ながらQ2脱落。リカルド、ヒュルケンベルグ、アルボン、オコンと中団下位の片割れ達がここまで。

《Q3》
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Q3に入り、フェルスタッペンが本気モードを解放。1分28秒前半をマーク。やっぱり引き出しに隠していたのね。
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サインツはレッドブルを上回れず3番手。一列目の壁が厚いか。
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ノリスがレッドブルの隙間をこじ開ける。ペレスを蹴り落として0.248秒落ちの2番手へ。
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角田はタイヤに限りある未出走ルクレールの前にタイムアタックに入り、ひとまず9番手。
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ルクレールよ、一発勝負!ポール屋さんの意地を見せてみろ!
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7番手か、、今回は隅っこでそっと小さくしておいてあげる(笑)決勝の飛躍に期待しているよ!
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ペレスがフェルスタッペンの0.023秒落ちまで迫り、変な噂をかき消す2番時計。
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でもねでもね、まだまだ速く走れるよ!ほら!
わかったわかった。も、もういいよ(笑)
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《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分28秒197
 2.ペレス     (レッドブル・HRB)
  1分28秒263 +0.066秒
 3.ノリス     (マクラーレン・M)
  1分28秒489 +0.292秒

フロントロウはレッドブルが獲り3位以下とのギャップを引き離しています。セカンドロウはノリス、サインツの仲良しコンビでスタート直後のターン1は平和に入るか、いやバチバチバトルするか。注目の角田はこの面々の中では10番手が限界か。9番手ラッセルとのタイム差は大きいですが、入賞可能な位置を確保しています。

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのフェルスタッペン、10番手の角田、17番手ガスリー、18番手マグヌッセンの4人正解でした。母国の奇跡は起きず。。惜しいのは多いのに。角田をドンピシャ当てられたのはよかった。

《予選最速タイム》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  1分28秒197 Q3 ポールタイム

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 レッドブル(ペレス)     +0.066秒
 マクラーレン(ノリス)    +0.292秒
 フェラーリ(サインツ)    +0.485秒
 アストンマーティン(アロンソ)+0.489秒
 メルセデス(ハミルトン)   +0.569秒
 レーシングブルズ(角田)   +1.216秒
 ハース(ヒュルケンベルグ)  +1.297秒※
 キックザウバー(ボッタス)  +1.396秒※
 ウィリアムズ(アルボン)   +1.517秒※
 アルピーヌ(オコン)     +1.614秒※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

ポールポジションはいつも通りのフェルスタッペンではあったものの、タイム的には1人突出したものではなく、チームメイトのペレスが僅差に迫る形となりました。同じマシンに乗るわけですからこれが本来あるべきの立ち位置ですし、リズムに乗って走ることが必須の鈴鹿でよくここまでの僅差でまとめられたと思います。レーシングプルズの角田は今回も中団下位の中で唯一となるQ3進出と健闘したものの、やはりトップチームの壁は厚く、直近のメルセデス(ハミルトン)に0.647秒離されています。逆にハースやキックザウバーが僅差ですので、予断を許さないこともわかります。ハース(ヒュルケンベルグ)はいつもながら、キックザウバー(ボッタス)の飛躍に驚きました。チームメイトの周が最下位で終えたことを考えると、上位チームで培った経験と速さ、鈴鹿での優勝歴は伊達じゃありません。さすがです。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ボッタス(キックザウバー・F)

連続ポールポジション獲得のフェルスタッペンをはじめ、リカルドやヒュルケンベルグを抑えて母国でQ3進出の角田はありつつも、今回は個人的にキックザウバーのボッタスのQ1、Q2が光りましたので選出しました。
メルセデスを離れて以降、最近のボッタスはすっかりキャラ変し、中団下位にどっぷり浸かってチームメイトに肉薄される位置に定着してしまっていますが、ボッタスは若手の頃から一発の速さに定評がありました。近年のF1はマシン依存度が高く、ライコネンやベッテルをみていてもわかるように、チャンピオンや優勝経験者とて、マシンの出来に相殺されてしまいます。ボッタスがキックザウバーのエースでいる理由は今回のような「チームを牽引し、マシンのポテンシャル以上の結果をもたらすこと」にあります。今シーズンは下から数えた方が早いような位置を強いられていますが、ボッタスがそもそも持ち合わせている速さを存分に感じられるものでした。チームは未だポイント獲得がありません。13番手は上位の状況如何でポイント獲得の可能性がある位置です。最下位集団から脱出できる可能性は充分ありますので「ボッタスの男気」みせてほしいです。
次点はQ1はやや控えめに、Q2から速さを解放してレッドブルに迫ったノリス。第3位は母国GPで家族が見守る中、しっかり存在感を示してQ3進出を果たした角田。第4位は珍しく神経質なサーキットレイアウトでフェルスタッペンに僅差でペレスです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

予選セッションにおいて派手めなヤラカシはありませんでしたので、こちらは気持ちよく該当無し!
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強いて挙げるならばチームメイトとの差を大きく開けられたストロール。サインツに押され気味のルクレールが心配というくらいでしょうか。ポール屋ルクレール、どうした?!来シーズンはサインツ居なくなるから、悲しくなっちゃったん?!

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ノリス     (マクラーレン・M)

サーキットレイアウトは一級品。でも追い抜きとなると細心の注意とテクニックを要します。バトルが随所でみられれば何よりですが、上位表彰台争いは特にスターティンググリッドの順位のまま大差がついてしまいそうです(この前みたいに怪我しない程度に何か起きないかな、、コラコラ)
角田予想は、、10位そのまま!前から落ちてくる者もいれば、戦略とレースペースでもしかしたら1人2人は、、でも結果的にはプラマイゼロで無事入賞、こんな感じはいかがでしょう?!

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ギリギリになりましたが、これから決勝レース観戦してきます!決勝観戦記は帰宅後テレビ録画を観てからネ。

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初開催となる「春の鈴鹿」無事に開幕しましたね!ちょっと空模様に不安はあるけど、決勝は日本を代表する花「桜」と満開が重なりそうです。
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《日本GPの基本情報》
 鈴鹿サーキット
  全長   :5.807km×53周=計307.771km
  開催回数 :34回目
  コーナー数:18箇所

  高低差       :40.4m
  DRS区間数:1箇所
  母国GP      :角田裕毅

《日本GPの個人的印象》
 ・ファンのみならずドライバーからも高評価
 ・抜きにくく下手に抜きにかかると簡単に接触
 ・ままある雨がレースを変貌させる
 ・「マシンの総合力が問われる、、」第一弾

前回の開催からわずか半年という短期間でF1が行われるのには感謝です(この前やったばかりという感覚もあるけど)かといって、次回開催が一年半空いてしまうというわけなので、そこは有り難いですね(噂では来シーズンはもう少し前倒しするとの案も?!)
我々日本のファンはもちろんのこと、海外のファンも各チームもよく知り、そしてドライバーも皆F1で走ったことのある「極東のドライバーズサーキット」です。幅員の狭さと抜きどころの少なさは玉に瑕だけど、ここを速く走れるものこそがF1のトップドライバーですし、セクター1をスムーズにまとめられたら気持ちがいいと思います。miyabikunはゲームの中での想像でしかないけど(笑)

《過去5年のポールポジション》

 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分28秒877
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分29秒304
 2019年 ベッテル    (フェラーリ)
    1分27秒064
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分27秒760
 2017年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分27秒319

《ポールポジションレコードタイム》

 2019年 ベッテル (フェラーリ)
    1分27秒064(一周5.807km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
 2回 ハミルトン   (2017★,18★)
   フェルスタッペン(2022★,23★)

昨年は2年連続となるレッドブルのフェルスタッペンがポールポジションを獲得。ラップタイムも現マシンレギュレーション下において縮めてきました。近年の最速となっている2019年の「日曜予選」でベッテルがマークしたファステストにはまだ少し離れてはいますが、確実に近付きつつあります。並ぶ頃、レギュレーションがまた変わっちゃうかな。

《過去5年の優勝者》

 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ボッタス    (メルセデス)
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
 2017年 ハミルトン   (メルセデス)

《現役歴代優勝者 回数》
 4勝 ハミルトン   (2014★,15★,17★,18★)
 2勝 
フェルスタッペン(2022★,23★)
 1勝 アロンソ    (2006★)
   ボッタス    (2019)

現役の鈴鹿最多勝はメルセデスがバキバキに速かった頃にマークしたハミルトンの4回。今でも所属は変わりませんが、近年は勝つ予感すら感じられない位置となってしまいました。常勝時代はいつまでも続かないものなんですね。近年は完全にフェルスタッペンの時代。きっと今年もそうなることがかなり有力でしょうが、これもずっと続くものではないと信じたい(笑)初優勝は期待し難いものの、上記メンバー以外の優勝する可能性のある者に狙ってほしいなぁ。

《過去5回のファステストラップ獲得者》

 2023年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2022年 周冠宇     (アルファロメオ)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
 2018年 ベッテル    (フェラーリ)
 2017年 ボッタス    (メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者 回数》
 3回 ハミルトン   (2014★,15★,19★)
 1回 アロンソ    (2006★)
   ボッタス    (2017)
   
周冠宇     (2022)
   フェルスタッペン(2024★)

《ファステストラップレコードタイム》
 2019年 ハミルトン(メルセデス)
    1分30秒983(一周5.807km

昨シーズンはポールポジション、優勝、ファステストラップのいずれもフェルスタッペンという三冠でした。ファステストラップならば、他のドライバーも狙える可能性があると思います。フェルスタッペンを観に行くファンは多いでしょうがごめん、狙えるところはライバルに獲らせたい。母国凱旋ドライバー、頑張れ!

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト    (C3)
 黄:ミディアム(C2)
 白:ハード    (C1)

タイヤは昨年と同様のタイヤコンパウンドが採用されました。
今シーズンのF1はマシン、ドライバーに大きな変化が無いものの、サーキット時代の開催時期がまるで異なることで、どのような予選、決勝レースになるのかmiyabikun個人的に注目しています。春開催となったことにより、私ごとながら誕生日に近い開催となります。今年はまだ祝ってもらえていないので「いい内容のレース」というサプライズプレゼント、無いかしら(笑)

《日本GPの個人的予選予想》
 〜Q3〜
 P.P. フェルスタッペン(レッドブル)
  2.サインツ    (フェラーリ)
  3.ペレス     (レッドブル)
  4.ルクレール   (フェラーリ)
  5.ラッセル    (メルセデス)
  6.ハミルトン   (メルセデス)
  7.ピアストリ   (マクラーレン)
  8.ノリス     (マクラーレン)
  9.アロンソ    (アストンマーティン)
   10.角田裕毅    (レーシングブルズ)
 〜Q2〜
   11.ストロール   (アストンマーティン)
   12.アルボン    (ウィリアムズ)
   13.ヒュルケンベルグ(ハース)
   14.リカルド    (レーシングブルズ)
   15.ボッタス    (キックザウバー)
 〜Q1〜
   16.オコン     (アルピーヌ)
   17.ガスリー    (アルピーヌ)
   18.マグヌッセン  (ハース)
   19.周冠宇     (キックザウバー)
   20.サージェント  (ウィリアムズ)

ポールポジションは連続過ぎて飽き飽きしてしまいますが、マシン特性、ドライバーの勢いと安定からしてフェルスタッペンが大差でポールポジションを獲ってくることでしょう。そこは決定的だし、諦めています(笑)上位の面々も他のサーキットと例外無く、上位5チームで占められるのも想像できます。がしかし!その上位5チーム10人の枠に食い込める期待が出来そうなのが1人。レーシングブルズと名を変え母国凱旋する角田くん、大いにあると思います。順位は控えめに10番手としましたが、もちろんより上位グリッドを獲得出来れば何より。サーキットを、またテレビの前で観戦する全世界のF1ファンを驚かせ、盛り上げてほしいです。
Q1、Q2脱落メンバーも必然的にいつもと同様になってしまうものの、近代サーキットと異なり、両側グラベルでトラックに余裕が無いチャレンジングなドライバーズサーキットに果敢に挑戦し、タイムバトルで少しでも上位グリッドを目指しましょう!ココは基本、決勝レースでバカスカ抜けないよ?!(笑)

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今のF1の日本代表はレーシング・プルズで4年目を迎えた角田裕毅が1人で支えています。今回春開催となる第4戦日本GPではフリー走行で岩佐歩夢がステアリングを握ることも注目されますね。
ひと昔、いやふた昔前まではドライバーやドライバー以外にも様々な日本代表がいました。今回はF1に日本が色濃く貢献していた時代、今から22年前となる2002年最終戦日本GPを振り返りたいと思います。
2002年は全17戦で争われ、日本GPはその最終となる17戦目に行われました。

前戦第16戦アメリカGP(インディアナポリス)までの獲得ポイントとランキングで戦績を簡単に振り返っておきます。


《前戦までのドライバーズランキング》
   1 M・シューマッハ  134pts ★
   2 R・バリチェロ     71pts(-63pts)
   3 J・P・モントーヤ   47pts(-24pts)
   4 R・シューマッハ    42pts  (-5pts)
   5 D・クルサード     41pts  (-1pt)

《前戦までのコンストラクターズランキング》
   1 フェラーリ  205pts ★
   2 ウィリアムズ   89pts(-116pts)
   3 マクラーレン   61pts  (-28pts)
   4 ルノー      22pts  (-39pts)
   5 ザウバー     11pts  (-11pts)

当時の絶対王者は言わずと知れたフェラーリのM・シューマッハでした。なかなかチャンピオンや勝利に身を結ばないフェラーリを立て直し、1990年代末に復調をみせたマクラーレンとハッキネンを2001年に失脚させた末、ここまで16戦で10勝、3年連続5回目のチャンピオンを獲得。同じマシンを操るバリチェロに対して2倍近くのポイント差を築いています。M・シューマッハの取りこぼした6回はバリチェロが4勝のランキング2位、ウィリアムズのR・シューマッハが第2戦マレーシアGPで1勝のランキング4位、そしてマクラーレンのベテランであるクルサードが第7戦モナコGPで1勝しランキング5位につけています。ランキング3位のモントーヤは未勝利ながらF1参戦2年目でこの位置にいるのは立派ですが、いずれにしてもM・シューマッハの勢いを止められる者はいません。

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この年の日本代表といえば、モータースポーツ遅咲きながら、ホンダをバックボーンにみるみる才能を開花させた佐藤琢磨がジョーダンからフル参戦デビュー。またそのジョーダンとB・A・Rの2チームにエンジンを供給したホンダ。そして忘れてはならないのがこちら。
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日本を代表する自動車会社トヨタがワークスチームとしてデビュー。さらにはブリヂストンがタイヤサプライヤーを続けており、ドライバーやエンジン意外にも日本ブランドが随所に貢献していました(細かいものを挙げたらもっとたくさん)ドライバーズチャンピオンはとうの昔、第11戦フランスGPで決定。コンストラクターズチャンピオンも既に決まってしまっているわけで、いわば消化試合もいいところの状態で迎えた「一年で最後」の予選は衝撃的な状況から始まります。IMG_2486
トヨタをドライブするマクニッシュが130Rでスピンしタイヤバリアに激突。マクニッシュは無事も衝撃は凄まじく、ガードレールを突き破ってマシンが大破してしまいます。これによりマクニッシュは大事をとり決勝を欠場。トヨタの初母国凱旋はエースのサロ1人に託すこととなりました。IMG_2488
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これがF1でのマクニッシュの最後の姿(今も生きています)

ポールポジションは、、確認するまでも無くM・シューマッハがシーズン6回目、キャリア50回目、日本GPでは5年連続の獲得となり、チャンピオンを獲っても手を緩める様子は一切無く。。
トヨタ同様に初母国凱旋となる佐藤はチームメイトのフィジケラを上回る7番グリッドを獲得。グリッドは4列目までフェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズ、ジョーダンが綺麗に並んでいます。

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《予選結果》
P.P.M・シューマッハ
 (フェラーリ ブリヂストン)
  1分31秒317
 2 R・バリチェロ
 (フェラーリ ブリヂストン)
  1分31秒749(+0.432秒)
 3 D・クルサード
 (マクラーレン・メルセデス ミシュラン)
  1分32秒088(+0.771秒)

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決勝を前に佐藤の相方フィジケラはホンダエンジンが根を上げ、急遽Tカー(予備車)での出走を強いられます。
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佐藤は大丈夫!自身最高位の7番グリッドから自信ある走りを。

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スタートは混乱無く、M・シューマッハはスムーズに第1コーナーに滑り込む。
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黄色い佐藤は青のルノー2台の標的になっています。上位スタートの洗礼にどこまで耐え抜けるか。

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ラップ毎に2位以下を引き離すM・シューマッハ。鈴鹿を得意とする5回チャンピオンはチャンピオンを防衛しても容赦無し。

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第2デグナーで土煙を上げる1台。ザウバーからF1デビューしたマッサです。デグナーでのはらみ出しも鈴鹿あるあるですね。
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将来が期待される新人。この先鈴鹿で勝てる日が来るかな?!(残念ながら鈴鹿では1勝も出来ませんでした)以降、ドライバーズサーキット鈴鹿は各マシンに試練を与え始めます。
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7周目に3番グリッド発進のクルサードがスローダウン。そのまま四角いガレージにアタマから四角く突っ込む形でリタイヤ。
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ジョーダンに続いてB・A・Rにもマシントラブルが発生。パニスが8周で離脱。アンラッキーストライク。
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ここまで順調に入賞圏内に浮上してきた佐藤の1回目のピットストップ。ピットアウトすると
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ルノー2台が本線を通過していく。レースはまだ前半戦ですが、当時は今と異なり入賞は6位まで。まだまだ諦めず食らいつきたい。

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こちらはフィジケラを追うB・A・Rのヴィルヌーブ。ホンダエンジン対決です。例え腐ってもれっきとした現役チャンピオン経験者です。ピタリと130Rで背後につけ、カシオトライアングルで仕掛ける魂胆か。
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27周目の最終コーナーで白煙を上げて、B・A・Rはレースの折り返しを迎えること無く店終い。完全にアンラッキーストライク。
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一方で佐藤をかわすことに成功したルノーの一角、トゥルーリは32周目にマシントラブルでスローダウン。ヘヤピンを前に佐藤にかわされていく。これで佐藤は自動的に6位復帰。とにかく今回の日本GPは次から次へとリタイヤ者が出てきます。

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そして佐藤は2回目のピットを迎えます。
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佐藤を見守るジョーダン首脳陣。貴重な入賞がかかっています。チームのため、佐藤のため、そしてエンジン母国のホンダのためにも。
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よし、大丈夫!
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黄色い観客も一安心。

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37周目。えー!ジョーダンのマシンから白煙!佐藤かフィジケラのどっちだ?!
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フィジケラでした。佐藤は元気に6位を守っています。

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レース終盤の49周目。3位を走行していたウィリアムズのR・シューマッハもマシン後方から白煙が見えます。このレースはとにかく白煙がよく上がります。
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F1で2年目、先輩のハッキネンに代わりマクラーレンのシートに座ったライコネンがかわしていく。R・シューマッハは一応最後尾11位の完走扱いで2002年を締めくくりました。
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(よしよし、これでタクマはP5だ。2ポイント)

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優勝は、、ご覧の方です(笑)

《決勝結果》
 1 M・シューマッハ
 (フェラーリ ブリヂストン)
 2 R・バリチェロ
 (フェラーリ ブリヂストン)
 3 K・ライコネン
 (マクラーレン・メルセデス ミシュラン)

《ファステストラップとそのタイミング》
 M・シューマッハ(フェラーリ)
  1分36秒125 15周目/53周

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早々とチャンピオンを決めたM・シューマッハ、バリチェロのコンビがワンツーフィニッシュを決め、3位はライコネンが4回目の表彰台登壇を果たしています。エントリーは20台、出走は19台でフィニッシュできたのは11台。なかなかのサバイバルレースとなりました。
それはそうと、今回のレースは表彰式よりこちらに注目が集まります。
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5位初完走!これから戻ってきますよ!
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ED「おめでとう!今日はジョジョエンで宴じゃ」
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まるで優勝でもしたかのような騒ぎです。この年なかなか入賞に届かない苦しい戦いが続きましたが、最終戦の母国で無事にF1初入賞。ライバルのリタイヤとはいえ、6位でなく5位は大金星です。

《レース後ドライバーズポイントランキング》
   1 → M・シューマッハ  144pts ★

   2 → R・バリチェロ     77pts(-67pts)
   3 → J・P・モントーヤ   50pts(-27pts)
   4 → R・シューマッハ    42pts (-8pts)
   5 → D・クルサード     41pts (-1pt)

《レース後コンストラクターズポイントランキング》
   1 → フェラーリ  221pts ★
   2 → ウィリアムズ   92pts(-129pts)
   3 → マクラーレン   65pts  (-27pts)
   4 → ルノー      23pts  (-42pts)
   5 → ザウバー     11pts  (-12pts)

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今シーズン4年目を「チームのエース」として迎える角田。初の春開催となる鈴鹿でもうワンランク上の花、咲かせてほしいですね!

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昨年はサーキットに着いてから雨。走っているドライバーはもちろん、会場で観ている我々にとってもなかなか辛い決勝レースでした。今年は大丈夫!秋晴れ!
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今回の観戦は鉄道と徒歩で鈴鹿入りしたのですが、帰ってきたら足にマメが2つ、スマートフォンの歩数計の距離は16.1km、上った階数は17階との表示。本当か?!毎年のことながら、かなり疲れました。。

予選観戦記でも最後にチラッと書きましたが、今年の決勝は今までに座ったことのない席からの観戦となりました。眺望はこんな感じ。
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どーこだ?!あ、わかりやすい(笑)あそこです。メリットとしては「トラックまで比較的近く、バトルが多く観られたこと」逆に「前後左右のシートピッチが狭い」ので、いつも観てきたスタンドに比べて窮屈だったこと。次は早くも半年後。また違う席から観戦してみようかな。

まずは現地観戦ではよくわからなかったスタートタイヤチョイスの確認を。
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13人が王道の黄色いミディアムタイヤをチョイス。また9番スタートの角田を先頭に10番手アロンソ、11番手ローソンと後方のボッタス、ストロール、ヒュルケンベルグ、周が赤のソフトタイヤで抜き難い鈴鹿のスタートダッシュを狙います。予選でクラッシュしたウィリアムズのサージェントはピットレーンスタートとなりました。

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スタートでポールのフェルスタッペンはイン側2番スタートのピアストリを警戒し、イン側に寄っていく。
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ただ3番スタートのノリスの前がガラ空きとなり、スムーズな加速をみせます。フェルスタッペンはノリスの存在をはたと思い出したかのように、アウト側にマシンを振る。
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ノリスが若干前で第1コーナーに滑り込む。その後ろでは鈍いペレスに7番スタートのハミルトンがアウトから並んでトラックからマシンを落として土煙。
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マグヌッセンのオンボードカメラではボッタスとアルボンが交錯するシーンが捉えられ、アルボンが飛び跳ねる。
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そのさらに後ろにいた周はその大きめなデブリをモロに食らう。早速デブリ除去のためセーフティカー発動。今回の決勝は第1コーナーまでにイベントが多過ぎる。
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決勝レースからだいぶ時間が経ってしまったのと、今回の日本GPはいくつかの「キーとなる出来事」があるため、ポイントを絞ってレースを振り返ることとします。

〈飽く無きチーム内対決〉
この日本GPは各所でチームメイトが前後で並んだり、バトルを仕掛けるシーンをよく見かけたように感じます。セッティングの軽微な差はあれど、同じ性能のマシンを同等レベルのドライバーが操る以上、予選順位やロングランペースも似たようなものになるわけで、至極当然なこと(稀にチーム内格差が大きいチームがなくもないですが)
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スタート直後とレース後半は長らくこの順列が続きましたね。アルファタウリのローソンVS角田。お互いにソフトタイヤスタートでジャンプアップを狙いましたが、前方の混乱もあってローソンと角田が入れ替わり、一時期は角田が前に立つスティントはあったものの、角田が31周目に2回目のピットでハードタイヤに履き替えると
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以降は再びローソンの後ろでのレースを強いられました。角田は母国での入賞が期待されていただけに悔しい内容。

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マクラーレンは非常にハイレベルな位置でのチーム内バトル。スタートでうまく前に出たノリスでしたが、18周目に1回目のピットを終えると、ピアストリが前となりアンダーカットされた形となります。
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ただ4周分引っ張ったノリスのタイヤの状態はよく、26周目にはピアストリに追い付く。そこでノリス先輩からの無線が飛び
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ノリスが前に。ペースはノリスの方がよく、スタートでも自力で前にいたわけだしね。先輩に言われちゃしゃーないか、ピアストリよ。

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序盤と終盤のバトルといえば、この方達でもみられました。ハミルトン、ラッセルのメルセデス勢。5周目あたりから8位ラッセルが7位ハミルトンを突いています。スターティンググリッドで前にいたペレスが墜落していったのに、2人してスターティンググリッドと変わらないのは、2人してアロンソに先行されたから。
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ラッセルが何とか前に立ったかと思えば
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ハミルトンも容赦無し。部品を吹き飛ばしながらサイドバイサイドへ。この後ハミルトンが再び7位を取り返す。
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16周目。まだやってる。
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スプーンではハミルトンはアウト側にはみ出ながらラッセルをさらに外へ追いやる。これにはラッセルも「我々は誰と戦いたいの?!」とこぼす。
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レース終盤もこんなことがありました。ラッセルはミディアムを引っ張り、ハードに1回だけ履き替えるという戦略を採り、42周目にピアストリ、45周目はルクレール、49周目にはハミルトンに立て続けにかわされて、最早ボッコボコ状態のラッセル。
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一応ハミルトンはラッセルにDRSを使えるように間合いを見計らってあげたようですが、
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やっぱりタイヤは若い方がいいに越したことは無い。サインツにまでやられて、1回ピット戦略は大失敗というオチに。

〈赤ちゃん返りならぬ「若手返り」かペレス〉
これはレースの全貌が分かり難い現地でも、リアルタイムで手に取るように感じられたこと。このレースでまさしく「ドライバー・オブ・ザ・デイの逆」をやってしまったのがペレスでした。下の兄弟ができると、上の子に「赤ちゃん返り」なんて現象が起きたりしますが、ペレスの日本GPは若かりし「荒ぶる時代のペレス」を垣間見る行動にみえました。
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スタートダッシュで鈍ってハミルトンを押し出し、自らのマシンを傷付けてしまったことに始まる。セーフティカー先導中のピットで
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最後尾になるのは仕方無いにしても、、
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えー、抜くの?!シレッと抜いてるよ。こちらはこの後順位を戻していて問題にはなりませんでしたが、問題はピットに入る前。セーフティカー先導中に前を走るアロンソを一瞬抜いたとして5秒のタイムペナルティ。
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それでもコツコツ順位を上げ、11周目にハースのマグヌッセンとコンタクトするところまで戻ってきています。
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スプーンではみ出したりして、相当カリついているなぁ。本来はこんな位置で走っている場合じゃないって?!
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えっと、1位のフェルスタッペンと13位走行のペレスとの差は25、、い、いいからそういう情報。要らんこと言うなって!(笑)
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12周目のヘヤピン手前。インから攻めるペレス。
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マグヌッセンは回転し
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ペレスは置き去りに。いつもはぶつけにいくことが多いマグヌッセンもこれはさすがに可哀想。。これでまたペナルティ。この件はペレスの突っ込み方は無理があり、走りにもヤケクソ感が伝わっていました。
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まあ何はともあれ、勝ったのはこの方でした。IMG_0924
通常営業に戻る。それも今回はコンストラクターズチャンピオン獲得というお土産付き。

《決勝結果》
 1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
 2 ノリス     (マクラーレン・M)
 3 ピアストリ   (マクラーレン・M)

表彰台は予選上位の3人が立ち、2位と3位が入れ替わっただけでした。フェルスタッペンの速さはもちろん、大きなやらかしがない限り、順位はそうそう変わるものではありません。今シーズンの新人王最有力のピアストリはF1初表彰台獲得。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)1分34秒183
 39周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ   (マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:15台(15台フィニッシュ)
 規定周回:10台

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ(マクラーレン・M)

スタートで意表をついたノリスも大変頑張り、ちょっと揺らぎましたが、今回は予選決勝ともフェルスタッペンに食らいついたピアストリに本家同様に一票投じたいと思います。先程も触れたノリスからの無線もあって、譲る形となったのは残念でしたが、無事に表彰台にも登りました。こうなると、回数はともかくノリスと同じ「優勝はどちらが先に?!」状態になるんですよね。まだ一発の速さやレースでの巧みさはノリスが上にいますが、意外や意外、ピアストリの方が先に優勝を決めてしまったりして。ウカウカしていられんぞ、ノリス。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ペレス  (レッドブル・HRB)

調子悪い時に名指しで申し訳ないのですが、今回はペレスが悪目立ちしてしまっていました。今回というか、最近は本当に荒れている。さっき散々取り上げてしまったので、これ以上出すのも何ですが、ペレスにまつわることではもう一つ不可解というか、理由はわかるんだけど、そこまでやるんかいという出来事がありましたね。
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27周目にマシンを降りることとしたペレスは
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トップが40周目に入ったところでトラックイン。ふた昔前くらいまでは、早々にリタイヤしたマシンを時間かけて直し、スポンサーのために復帰する、みたいなシーンがたまにあったりしましたが、近年はだいぶというか、ほとんど無くなりました。ペレス復帰の理由は「ペナルティ未消化を解消する」ため。次戦カタールGPでのペナルティを持ち越さないためです。気持ちはわかるし、レギュレーション上は「ダメ」としているわけじゃないから、ダメと言えないけど、チャンピオンチームのくせにやることがコスい。
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お帰りなさい。この判断、行動についてはペレスを責められないけど、元はといえばペレスの撒いた種。やっぱり日本GPはしっちゃかめっちゃかでしたな。

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 400pts
   2  → ペレス      223pts(-177pts)
   3  → ハミルトン    190pts  (-33pts)
   4  → アロンソ     174pts  (-16pts)
   5  → サインツ        150pts  (-24pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     623pts ★
   2  → メルセデス     305pts
   3  → フェラーリ     285pts  (-20pts)
   4  → アストンマーティン 221pts  (-64pts)
   5  → マクラーレン    172pts  (-49pts)

ご承知の通り、レッドブルは2年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。2位以下のポイント差をみると、メルセデスとフェラーリの差が20。アストンマーティンとマクラーレンの差が49となっており、残るレース数やチームやドライバーの勢いをみるとひっくり返せない数字でもなくなってきています。2位以下はまだまだ楽しめます。ドライバーズについても、2位のペレス以下も最終戦まで不動とは言い切れなさそうな差です。こちらも2位以下を楽しみましょう!

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《第16戦日本GPのポイント》
・高温の秋鈴鹿、ハードタイヤ使いが吉
・初登壇ピアストリはポール獲ればノリスと同格か
・「若手返り」のペレス、最近特に散らかり過ぎ!
・レッドブル、コンストチャンピオンおめでとう!

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帰りのゲートで見かけた「来年の開催まで196日」4月開催ですから、わずか半年しかありません。早く観られるのは嬉しくて仕方ありませんが、もうチケットを買う準備をしておかなければなりません。もっといいスタンド、いけるかな(Eスタンドも決して悪くないです)

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