F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:過去

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近年の最終戦に定着するアブダビGP。2009年から数えて今シーズンで11回目もシーズンを締めくくるトワイライトレースとして設定されています。本来この最終戦が「チャンピオン決定の舞台」であれば、シーズンを通して緊迫したレースを観られるわけですし、ドライバー達も決して息を抜けませんが、先日フォーカスした通りなかなかそうもいかない勢力図が続いています。
このブログで過去を振り返る際は「5年以上経過して懐かしさを感じるもの」そして世相と合わせて「特筆すべき印象に残るもの」とルール付けして選定しています。なかなか「面白さ」を感じにくいアブダビGPの中で、今回は2014年のレースを選択しました。まだまだ最近の事のようにも感じますが、2015年の開幕戦から開始したこのブログでリアルタイムで取り上げる直前のレースであり、ギリギリで5年も経過します。何より「ある人の健気な眼差し」がmiyabikunの中ではとても印象に残っていて、いつか必ず振り返ろうと、5年の経過を心待ちにしていました。
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2014年は現パワーユニット元年となるシーズンで、F1界に様々な変化をもたらす出来事が多くありましたね。トップチームのフェラーリに所属したアロンソはチャンピオン獲得にあと一歩届かず、チームを離れる決断をしました。
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そのフェラーリの後任には2010年から13年まで4年に渡って「絶対王者」として君臨し、このシーズンでまさかの陥落となったベッテルに白羽の矢が立ちます。地元の偉大な先輩M・シューマッハの系譜を辿る事に。
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そして貴重な貴重な日本人F1ドライバーの小林可夢偉も奇跡のF1復帰を果たすも、またもや危うい立場で未練無き参戦を誓っています。

チャンピオン争いは最強レッドブルを引きずり下ろす事に成功したメルセデスの2人がこの最終戦までもつれる形となりました。このレースはF1史上初「ポイントどん!さらに倍!」キャンペーンを導入、優勝には何と50ポイントも与えられるというレースでした。アブダビGPを前に2回目チャンピオンのチャンスとなるハミルトンは334ポイントでトップ、対する初戴冠を狙うチームメイトのロズベルグは前戦ブラジルGPで優勝して317ポイントと17ポイント差となっています。ロズベルグは自身が優勝(50pts)してハミルトンが3位以下(30pts)で終えた場合にチャンピオンとなり、ハミルトンは仮にリタイヤしてもロズベルグが6位以下(16pts)となればチャンピオンに輝けます。倍であろうが無かろうが、ロズベルグはかなりの窮地に立たされています。
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予選のロズベルグがQ3の1本目からハミルトンに前を絶対に明け渡さない姿勢を見せて、気合い充分!
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ハミルトンは、まあまあそう騒がずともチャンピオンはイケるでしょうと、無難に2位に腰を据えて決勝を待ちます。
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トップから久々の失墜を味わうレッドブルは5番手リカルド、6番手ベッテルともフロントウィングの「たわみ」が問題となりペナルティで予選結果を抹消されています。レッドブルにとって踏んだり蹴ったりのシーズンでしたね。小林可夢偉は参戦20人中チームメイトには勝つ19番手(17番手スタート)で「現時点の日本人ドライバーラスト予選」を終えています。
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《予選結果》
 1 N・ロズベルグ(メルセデス・M)
 2 L・ハミルトン(メルセデス・M)
 3 V・ボッタス (ウィリアムズ・M)
   ※タイヤはピレリのワンメイク

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「僕にはもう勝つしか手立ては無いんだ」
ハミルトンの順位も気になりますが、ボッタスでも4番手繰り上げマッサでも誰でもいいから間にさえ入ってくれたら希望が繋がります。
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スタートはせっかくのポールスタートのロズベルグが大失敗!イン側スタートのハミルトンにいとも簡単に「必要不可欠位置」をプレゼント。ハミルトンにそれをやっちゃあお終いよ。
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その後もロズベルグの調子が良くない。ブレーキングミスでオーバーラン。ますますハミルトンとチャンピオンの獲得が遠退いていく。
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挙げ句の果てにはレース半分を迎える前に、さらなる厳しい裁定が下る。
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「パワーが無い」
現パワーユニットで肝心な後押しとなるERSを失って、ロズベルグは完全に勝機も失いました。
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レース折り返しの27周目にはかつての名門、そして同じパワーユニットを搭載する格下ウィリアムズのマッサの餌食になっていく。
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33周目に若手のボッタスにも簡単にあしらわれて、観ているこちらも痛々しい。

残り2周、ハミルトンのラップダウンにもなり13位まで落ち、もう走る意味を失ったロズベルグに対してチームは無線で投降を提案。
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しかしロズベルグは抵抗します。
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「最後まで走りたい」
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最終戦ですのでマシンを労る必要もありませんし、かといってチャンピオンはおろか入賞もありませんから、いわば「消化試合中の消化ラップ」です。でもロズベルグは直面しているトラブルやスタートミスも受け入れ、最後までハミルトンと戦う姿勢を貫こうとします。トワイライトレースのアブダビGPは、ドライバーの使用するバイザーも通常の物と異なり、ドライバーの表情や視線もよく伝わります。悔しくて悔しくて堪らない、でも向き合うロズベルグの目が何とも言えない感情を生みます。とても感動したのを覚えています。

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《決勝結果》
 1 L・ハミルトン(メルセデス・M)
 2 F・マッサ  (ウィリアムズ・M)
 3 V・ボッタス (ウィリアムズ・M)

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一時期はチャンピオン争いで険悪でピリピリムードにもなったけど、歳もほぼ同じで幼い頃からライバル関係やチームメイト関係を過ごしてきた2人が再び身を寄せて、表彰式前の控え室でお互いのシーズンの戦いを讃えます。これもとても印象的でいいシーンですね。
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ハミルトンは無事に6年振りに2回目チャンピオンを獲得、ロズベルグは愛する妻にチャンピオン獲得の再挑戦を誓います。

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今回のブラジルGPは2005年を取り上げます。2005年を振り返るのは8回目となりました。多いですね。何せ近年稀にみる「勢力図大変革」の年で面白かったですもんね。荒れに荒れて印象に強い年は必然的に振り返る頻度も上がります。このブラジルGPは全19戦中の第17戦に位置しており、これまでのシーズン序盤開催から2004年以降はシーズン終盤に移動してきたことで「チャンピオン決定の重要な舞台」を担うようになりました。
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チャンピオン争いは6回連続8回目のM・シューマッハはF1史上最低「ミシュランゲート」のあった第9戦アメリカGPの1勝に留まり、完全に脱落。代わってF1で4年目、24歳のアロンソが6勝でランキングトップ。F1で5年目、当時25歳のライコネンも同じく6勝ではあるものの、シーズン中盤までのノーポイントレースがたたりランキング2位の状態です。アロンソとライコネンのポイント差は25。このブラジルGPでアロンソが6ポイント、つまり3位表彰台を獲得すれば、ライコネンが優勝を含め残りでいかなる順位になろうとも到達しない得点域に達します。あの無敵シューマッハをようやく引きずり下ろして「最年少チャンピオン」が誕生します。仮に表彰台に乗れなくてもこの後に日本と中国の2戦を残していますので余裕です。
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またホンダエンジンを搭載するB・A・RはGP開始前の会見で、翌2006年は日本人唯一のドライバー佐藤琢磨に代わってバトンとフェラーリのバリチェロを起用することを発表。
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GP直後にBAT(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)の株式を取得したホンダは2006年から純正ホンダワークスとして参戦が決まりました。日本としては純正ホンダになることも助けとなってどうにかならなかったのかなと悔しい気持ちになりますし、佐藤自身も無念さは語りますが「絶対に諦めないC」とどこか自信ありげな表情にも見てとれます。実は水面下で何かが動き出していたのかな?!
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前置きが長くなりましたが、前戦の結果によって出走順の決まる予選は後半になり復調をみせるマクラーレンのモントーヤが牽引しています。後に走ったルノーのフィジケラを抑えて、次はチャンピオン決定がかかるアロンソの番。
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モントーヤ超えに成功、前戦ベルギーGP優勝のライコネンの走りを待ちます。
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ターン1進入のブレーキングで左フロントをロックさせ、計測開始2秒でライコネンの予選は終わりました。ここのブレーキングは難しい。4位に沈み、軽タンクのアロンソは脅威のマクラーレンを従えて安全圏内に身を置きます。佐藤はベルギーGPで接触したM・シューマッハに頭を引っ叩かれるアクシデントのペナルティを受け、20人中19番手。でも諦めないC。

《予選結果》
   1 F・アロンソ    (ルノー・R・MI)
   2 J・P・モントーヤ(マクラーレン・M・MI)
   3 G・フィジケラ   (ルノー・R・MI)
   ※MIはミシュラン

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上位は順調にスタートを切っていきますが、中団の1台の向きがおかしいです。レッドブルのクルサード、ウィリアムズの2台ウェバーとピッツォニアの3台が絡むアクシデントが発生。処理のため早々の2周目にセーフティカーが入ります。
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JM「再開はローリングスタートね。俺様に持ってこいだ。アロンソなど簡単にぶち抜いてやるよ」
 3周目にレースが再開されます。アメリカ仕込みのモントーヤがアロンソの動きをしかと観察。マクラーレンから離れたくて逃げていくはず。
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ターン1でアウトラインに出たアロンソは「エス・ド・セナ」へ苦しい角度で進入することに。
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JM「しめた!やはり焦ったか。まだまだ青いのう」
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バックストレート「レタ・オポスタ」でインに並ぶモントーヤは簡単に仕留めてトップへ。アロンソの背後には早くも最大のライバルである4番手スタートのライコネンがつけています。
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FA「大丈夫、マクラーレンと争ってはいるけど、今は争わない。欲しいのは3位。仮に4位でもこの後に日本と中国が控えている」

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軽タンクでポールを獲りにきたアロンソは22周目に22周分のガソリンを積んで堅実な2ピットストップが確定します。暫定6位で復帰。モントーヤは28周目にピットインして暫定2位へ。
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暫定トップとなったライコネンはこうなれば十八番のファステストラップで目の前にいないモントーヤとのギャップを詰めにいく。アロンソのような余裕は一切無し。優勝するしか首の皮を繋ぎ止める方法は無い。ライコネンっていつもこういう立場ですよね。
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31周目まで引っ張り、復帰するとモントーヤの後ろ。逆転はならず。

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44周目にB・A・Rのバトンにフェラーリのバリチェロが移籍発表直後初のコンタクト。来年はよろしくと地元のバリチェロがエス・ド・セナでのパッシングにてご挨拶。

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ライコネンは残り12周で2回目ピットを終えてデジャヴのようにまたまたモントーヤの後ろ。アロンソが3位に居座る以上、ライコネンに1位を譲る必要も無し。マクラーレンは今更ながら「シーズン初」のワンツー体制で気持ちを切り替え、コンストラクターズチャンピオンを目指すのみ、というわけです。
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《決勝結果》
   1 J・P・モントーヤ(マクラーレン・M・MI)
   2 K・ライコネン  (マクラーレン・M・MI)
   3 F・アロンソ    (ルノー・R・MI)

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パルクフェルメに戻ると、有名な雄叫びシーン。
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MS「あらいっぱい叫んでスッキリしちゃったのボクちゃん」
FA「ニヒ」
あたかも恋人かのような距離感で祝福するM・シューマッハ。6年連続8回チャンピオンの阻止に成功したのは、一年の浪人の経験もしたスペイン人初となるアロンソでした。シーズン2戦残しのチャンピオン獲得です。さらには1972年にブラジル人として初のチャンピオンを獲得したE・フィッティパルディの最年少25歳を33年振りに更新する快挙を成し遂げたことになります。
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FA「いつも支えてくれたのは3、4人」
えーそんな卑屈にならなくても。そんなことぁ無いだろ(笑)スペイン国王からも電話で祝福されたし、そんなこと言うとチームスタッフを敵に回すことになるぞ。 3、4人のうち一番の味方になったのはF・ブリアトーレでしょう。アロンソにとってはこの方の存在はとてもとても大きかった。
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兎にも角にも、よくぞ「紅い壁」を突破してくれました。2005年はほとんどトップで映されることがなかったフェラーリ。これがなければ、いつまで続いたことやら。。
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ティレルを駆る中嶋悟がバンクを有する最終コーナー「ペラルターダ」をターンしていきます。この区間は現在改良されており、スタジアムセクションに隠れつつもいまだに面影を残しています。前年1989年の5月末開催からこの年は6月末にズレて雨もチラつく1990年第6戦メキシコGPです。
GPエントリーは現代では想像もつかない35人に及びました。決勝は26台しか出走できないため、予選の前に「予選に出るための予選」である「予備予選」を設けて段階的にふるいにかけ、落とされます。
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先日の「ホンダネタ」の際にチラッと話題に出したスバル製エンジンF1マシン、コローニのB・ガショーは健闘虚しく予備予選で敗退。3.5ℓの排気量をスバルお得意の水平対向12気筒で仕立て上げるも、結局開幕戦から第8戦イギリスGPまで一度も予備予選を通過することなくエンジンサプライヤーから撤退しています。

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予選はセナでもプロストでもなく、マクラーレンのベルガーが好調でした。セナは3番手に落ち着きますが、フェラーリは高地メキシコの出力不足で絶不調でした。マンセルが4番手
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プロストに至っては13番手に沈みました。2人してこの表情。他、日本勢はティレルの中嶋悟が9番手、ローラの鈴木亜久里はヒヤヒヤものの予選通過を経て19番手となりました。

《予選結果》
   1 G・ベルガー (マクラーレン・H・GY)
   2 R・パトレーゼ(ウィリアムズ・R・GY)
   3 A・セナ   (マクラーレン・H・GY)
   ※GYはグッドイヤー

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スタートは2番手パトレーゼの蹴り出しがよくグングン加速し、長いストレートを活かしてベルガーを簡単に料理していきます。
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ただ早くも2周目にマクラーレン包囲網がパトレーゼのテールをしっかり捉えて、まずはセナからパトレーゼをかわして前に。一方4番手のマンセルは7位まで降格しています。フェラーリは完全に蚊帳の外。

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スタートで接触して順位を下げた中嶋は11周目に鈴木と接触。貴重な日本人ドライバー2人が同時にリタイヤするというほろ苦い内容のレース序盤となりました。
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レース中盤になると、じわりじわりとフェラーリ2台が復調をみせ、タイヤチョイスに失敗したパトレーゼに襲いかかります。
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69周レースの23周時点はセナ、ベネトンのピケ、ウィリアムズのブーツェン、マンセル、パトレーゼ、プロスト、7位にベネトンのナニーニというラインナップ。

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ポールスタートのパトレーゼは著しくペースが悪く、マクラーレンに抜かれ、マンセルに抜かれてようやくタイヤ交換の決断が下りました。パトレーゼ同様にスタートからペースがよくないベルガーもタイヤ交換のためさらに順位こそ落としていますが、外側と内側で異なるコンパウンドで調整したことで安定したペースに戻りました。さすがに現代のレギュレーションでは採れないチョイスではありますが、いつの時代もタイヤ選びってとても重要です。

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2周目からトップを走り、タイヤ交換を引き延ばすセナですが、こちらもタイヤについて不具合を訴えるも、R・デニスの指示は「走り続けろ」でした。背後には予選よりもハイペースで走るマンセルとプロストが迫っています。
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追われるセナ、追うフェラーリ2台。
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まずプロストからセナ狩り開始。ストレート出口までに確実に仕留める。13番手スタートから一躍トップです。
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プロストと同じ場所でマンセルも当然狙う。
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「あはは、ザマないぜ」
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フェラーリに抜かれると63周目にセナのタイヤはとうとう限界を迎えます。右リヤタイヤがバースト。どうにかピットまでは戻り、タイヤを交換したにも関わらずセナはマシンを降りてしまいました。序盤から逃げ切りと思われた優勝候補はみるも無残なリタイヤを自ら選択します。
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GB「ならば私がマクラーレンの面目を保つ!」
タイヤバランスがマッチして息を吹き返したベルガーはマンセルだけでもとタイヤを犠牲にインから敵討ち。
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NM「今日はオタクらの出番はないよ」
マンセルは冷静にベルガーをアウトからたしなめる。今日はフェラーリの日。予選順位はポイント争いに関係ない、とにかく決勝で勝ちゃあいいんだ。
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《決勝結果》
   1 A・プロスト(フェラーリ・F・GY)
   2 N・マンセル(フェラーリ・F・GY)
   3 G・ベルガー(マクラーレン・H・GY)

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予選13番手も何のその。スタートでも無理をせず淡々とペースを上げ、前のタイヤがヨレヨレになる頃をチャンスとみて追い込む。プロストらしい勝ち方でした。第2戦ブラジルGPに続く2勝を挙げ、その後のフランスとイギリスと3連勝でチャンピオン防衛に向かっていきます。結果的にはセナとの第15戦日本GP「第1コーナーの接触」のあっけない幕切れでチャンピオンが決定してしまうわけですが、大事なことなのでもう一度言います。チャンピオンを狙うのなら「決勝で勝ちゃあいい」これがF1を4回制したプロストを体現するキーワード。

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日本GPを終えるとアジアを離れてアメリカ大陸に戦いの場を移すわけですが、今シーズンは例年のアメリカGPではなく、メキシコGPです。日本からみたら、このシーズン終盤のアメリカ大陸決戦3連戦、メキシコ、アメリカ、ブラジルは「時差との戦い」でもありますよね。それもメキシコとアメリカは2週連続開催ですから、miyabikunの歳でもリアルタイム観戦がキツいGPです(笑)今回は先に2002年にインディアナポリスで行われた第16戦アメリカGPを振り返ります。
今まで95戦のレースを振り返ってきましたが2002年はほとんど取り扱ってきませんでした。想像がつくと思いますが、なぜなら「つまらない」からです。前回振り返った2001年でベテランドライバーのハッキネン、アレジが引退し、世代交代とM・シューマッハの独壇場となりました。勢力図に変化があり、若手の台頭はみられるものの、アメリカGPまでの15レースで第2戦マレーシアGPのR・シューマッハ、第7戦モナコGPのクルサードを除いた残り全てはフェラーリが優勝。ドライバーズチャンピオンは第11戦フランスGP時点でM・シューマッハに、コンストラクターズチャンピオンも第12戦ドイツGPで決定してしまいました。このアメリカGPもいわゆる「消化試合」と呼ばれる期間に行われたもので、レース自体はとてつもなく退屈なものの一つですが「2002年シーズンの縮図」ともいえるレース内容と結果にみえるため選定しました。

予選はフェラーリのM・シューマッハが全く危なげなく唯一の1分10秒台のポールポジションを獲得し、2番手は0.268秒遅れのバリチェロ。3番手以降はマクラーレンのクルサードとウィリアムズのモントーヤがトップから0.62秒遅れとなり、一強+一人+一人と今シーズンにも似たような三強のパワーバランスとなっています。ジョーダン・ホンダからF1デビューの佐藤琢磨は先輩フィジケラからだいぶ遅れた予選は15番手でした。
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《予選結果》
   1 M・シューマッハ(フェラーリ・F・BS)
   2 R・バリチェロ (フェラーリ・F・BS)
   3 D・クルサード (マクラーレン・M・MI)
   ※BSはブリヂストン、MIはミシュラン

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インディ500の舞台でもあるインディアナポリスはF1の場合インディ500とは逆の左回り(時計回り)で行われます。後方のお相手はバリチェロに任せ、 M・シューマッハはそんなことお構い無しにスムーズな加速を決めます。

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F1には鬼門となる最終バンクを抜け、2周目はF1参戦前に「逆走で優勝したことがある怪獣」と「レースの先頭もF1シーズンも独走する人の弟」のウィリアムズ対決が勃発します。
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弟はブレーキを粘り過ぎて接触、リヤウィングをプラモデルのように綺麗に破損。
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シンプルだけど無いとやっぱり寂しいです。大昔のF1マシンはありませんでした。P・ヘッドは呆れる。
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リヤウィングを破損すると修復不能かと思いきや、綺麗に壊せばフロントウィングのように交換は可能なのを知りました。リヤウィングを壊す時は大抵他の大切なセクションまでダメージがありますもんね。

フェラーリ2台は遠くあさっての方角に逃げてしまいました。序盤のウィリアムズ対決に続くはこの年デビューのトヨタ、サロとマクニッシュです。
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同じ戦闘力のマシン、トップが遠く離れ、シーズンも終盤の消化試合ともなると、ライバルはチームメイトということになります。サロとマクニッシュの2人はこのシーズンを最後にF1を離れています。

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F1とインディカーは同じオープンホイールの最高峰と言われつつも勝手は異なります。ただ、オーバルを走るコツは共通している部分があるのかもしれません。1995年にインディ500を制し、97年にはF1も制したBAR・ホンダのヴィルヌーブが2年目にしてマクラーレンのシートに座るライコネンを12周目のバンク出口で捉えて
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腐っても、薄くなってもチャンピオン経験者。
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ライコネンには矢継ぎ早にさらなる試練が続きます。2000年のインディ500を制して同じく01年からF1に道場破りをかけたモントーヤも16周目のバンクでロックオン
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すぐに近付く。
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インディカーにはF1と異なる良さや魅力がある。F1にはインディカーと異なる良さや魅力があります。2年生、頑張れ!

母国GPの無いモントーヤにとっては、ココが半分故郷みたいなサーキット。4位で落ち着いた31周目に突如ピットイン。慌てるピットクルー
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「な、なんなんだ、アイツ、、、」
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「おい、入ることは聞いとったのか?」
「いえ、、、あ、はい、聞いておりました」
無線やりとりの不行き届きだったとのことですが、俺のペースがチームのペースとも言わんばかりがモントーヤらしいです。順位を落としますが、フィニッシュまでにしっかり4位を取り返しています。

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スタートからぶっち切りのフェラーリ2台はピットインで順位を一度落としますが、それはあくまでチーム内での話。他のチームと干渉することなくファイナルラップへ。
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バリチェロがM・シューマッハの背後にみるみる近付いてくる。
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サイドバイサイド、とはちょっと違うか、2台が横並びに。
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「さあ来るぞ!優勝はウチのもの。どっちだ?」
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2台が並んだままチェッカーフラッグが振られました。

《決勝結果》
   1 R・バリチェロ (フェラーリ・F・BS)
   2 M・シューマッハ(フェラーリ・F・BS)
   3 D・クルサード (マクラーレン・M・MI)

優勝は0.011秒差でバリチェロの手に渡りました。これでバリチェロがシーズン4勝目となり、チームとしては16戦を終えて14勝となりました。
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RB「いいの?本当に本当にぃー?!」
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MS「いいよーいつも世話かけて、悪いしね」

チームからの指示だったのかと詰め寄られるR・ブラウン
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シューマッハに聞いてみないと、、とはぐらかす。

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近年はメルセデスが勝ち続けていますが、ここまで極端な内容には至っていないと思いたいです(シーズン序盤はヒヤヒヤしましたね)当時はチームオーダーが禁止されており、このレース展開や勝者の操作は物議となりました。 F1として速いマシンと強いドライバーを目にすることができるのは嬉しい限りですが、1チームが独占してしまったり、このようにライバルをあざ笑うかのようなレース展開と勝者決定は望ましいものではありません。エンターテイメントでもあり、スポーツです。そこをうまく制御するのはチームやドライバーではなく、主催者側の責任でもあります。一つ突出するものを抑制すれば実力や努力は実らなくなりますし、方ややりたい放題させてしまうと、お金や政治がモノをいう格差が生まれてきます。エンターテイメントとスポーツ、両立するのは永遠の課題です。

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レーシングスーツ着て浮き輪にビーチボールとラケット?!クルサードをはじめ色んな人に囲まれていじられているハッキネンはこのレースをもってF1活動を休止します。2001年最終戦の日本GPです。
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この時代に熾烈なバトルを繰り広げた長年のライバルもどこか寂しそう。このシーズンは第13戦ベルギーGPでチャンピオンを決めており、以降もハッキネンが離れて無敵になると思えば気は楽ですが、スポーツは対等なライバル関係があるからこそ盛り上がります。それは観ている我々も競うプレイヤーも同じですね。特にこの2人はライバルであっても非常に良好な関係を保ってきました。
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F1ラストランはハッキネンだけではありません。1989年のスポット参戦から数えて13年、200戦超えのアレジもステアリングを置き、若手にシートを譲る決断を発表しました。チャンピオンは2年連続4回目のM・シューマッハに決まり、消化レースにはなったけど、日本で人気の高かった2人のベテランの「卒業式」のようで、ある意味印象に強く残っています。

予選はチャンピオン防衛のM・シューマッハがウィリアムズのモントーヤを大きく引き離し、唯一の1分32秒台に乗せて圧倒的な速さをみせます。マクラーレンに代わってウィリアムズ2人が2,3番手を獲得し、ハッキネンはバリチェロに続く5番手、ジョーダンのアレジは急成長中の若いザウバーに挟まれた11番手からのスタートとなりました。

《予選結果》
   1 M・シューマッハ (フェラーリ・F・BS)
   2 J・P・モントーヤ(ウィリアムズ・B・MI)
   3 R・シューマッハ  (ウィリアムズ・B・MI)
   ※BSはブリヂストン、MIはミシュラン、
  BはBMW

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M・シューマッハはアウト側のスタート位置からすっとインを閉めてウィリアムズの鼻先を押さえていきます。あとは、突き離していくのみ。鈴鹿の戦い方を心得ています。近年の3年に渡りハッキネンとのフロントロウを演じてきましたが、今日は隣にいない。余裕しゃくしゃく。
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トップはさておき、2位以下の争いは熾烈でした。3位に浮上し2周目のバックストレッチでモントーヤの尻尾を捕まえたバリチェロ。
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ウチはチャンピオンチームなんだ、最後は2位がほしい。シケインをインから飛び込んで、ワンツー体制を築く。
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と思ったのも束の間、第1コーナーで新人らしくないF1新人モントーヤが取り返す。アツい南米対決!

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こちらも1年生です。12番手スタートから9位に浮上してきたザウバーのライコネンが6周目のダンロップ出口で突如挙動を乱しています。走行中に左サスペンションアームを折損。
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危ない!後ろは黄色のジョーダン。
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いやいや全く冗談では済まない、速度もそこそこのもらい事故です。
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リヤセクションはバラバラですが、ライコネンは何とか無事で自力で脱出。前にいるジョーダンは?!
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ラストアレジ。こちらも無事ですが後ろを見てこれは間違いなくお叱りが、、怖いぞー。
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JA「怖かったろ、大丈夫か?未来ある若者よ」
KR「ん?」
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JA「礼は要らないよ。取っておけ。じゃあな若者」
アレジのF1最後の最後はリタイヤでした。どこか満足げな表情にも見え、去り際が清々しい。ここはクミコの国ですもんね。

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上向き調子で上位フィニッシュを目指すR・シューマッハがシケインをショートカットしています。 130Rでスピードに乗ってからブレーキングを頑張っちゃったりすると、シケインをオーバーランすることもしばしば。
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ただし速度抑制が目的のシケインですから、ショートカットには当然ペナルティが下ります。
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29周目に触れてはならぬ10秒のピットストップペナルティを受けると、レース序盤に熾烈な3位争いを繰り広げた「王の家来」2回目のピットと重なります。
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バリチェロは出遅れちゃったもんだから出口で「王の弟」と交錯。弟、イケイケで白線またぎ。
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ガレージでいいか悪いかの議論中。やっちゃったことを国際映像でバッチリ捉えられてしまったらクロ以外にごまかし様も無いんだけどね。
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バリチェロが32周目のシケインをインからさす。
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弟はまたもやショートカット。だからそれはダメだってさっき怒られたばかりじゃん!そこ、トラックではないからね?!気持ちはわかるが、学習能力が無い。
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ただ成敗される位置が変わっただけ(笑)

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ハッキネンは最終盤47周目に3位を走行しています。2回のチャンピオンをこの鈴鹿で獲得して、思い出もあるでしょう。ところが48周目に入るコントロールラインで4位を走るクルサードを待っています。
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まだ先の長い相方に3位表彰台を献上。そうです、ハッキネンにはもう重圧や競争心は無く、今後は自由な世界に解き放たれていくのです。
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「今日は許すわ。お疲れ様、あなた」
この仁王立ちを見られるのも、このレースが最後となりました。

《決勝結果》
   1 M・シューマッハ (フェラーリ・F・BS)
   2 J・P・モントーヤ(ウィリアムズ・B・MI)
   3 D・クルサード  (マクラーレン・M・BS)

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トップに触れる機会がほとんどありませんでした。F1ステップアップ前からのライバル関係で、この鈴鹿では常に1列目から戦ってきた一人が勝ち、一人がF1を離れていきます。シーズン終盤に設定されていたことも助けとなって、この日本の舞台で手に汗握るクリーンなバトルを度々みせてくれたことに感謝します。この当時の発表ではハッキネンはあくまで「休養」として、マクラーレンのシートをライコネンに明け渡したわけですが、miyabikunはもうこの時点でハッキネンはもう戻ることなくそのまま「F1引退」となる想像と覚悟はしていました。
この先、F1界はM・シューマッハの独壇場になるわけですが、この2001年はモントーヤをはじめアロンソやライコネンなどの「新人当たり年」でもありました。F1に大きな「穴」は開きつつ、将来は決して暗いものではありません。
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出会いがあれば別れもあり。F1はこうして世代交代が行われ、今までもこれから先も続いていきます。長きに渡りF1を支えてきた2人、ありがとう!
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そして、お疲れ様でした。
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