F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:走行距離

今日明日は世界全体で年内最後のイベントとなるクリスマスですね。ドライバーやF1関係者、そして我々ファンも各自クリスマスを楽しみ、ゆっくり寛いでいることと思います。皆さんの中にはこれから「サンタさん」される方もいるのかな?!miyabikunからも予定より大幅に遅れたクリスマスプレゼント「2023シーズン後半戦決勝の振り返り」と題して、寒さも吹き飛ぶようなグラフの応酬を懲りずにお送りします。

《優勝者》
 第13戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第14戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第15戦 サインツ    (フェラーリ・F)
 第16戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第17戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第18戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第19戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第20戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第21戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 最終戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 ※中止となった第6戦以降の付番は繰り上げています

〈勝率〉
 1 9勝 フェルスタッペン(90.0%)
 2 1勝 サインツ    (10.0%)

miyabikun、いくらコピペが楽だからって、そんなフェルスタッペンを続けなくてもいいでしょう。いやいや、miyabikunがしたくて連ねているのではない!フェルスタッペンしか勝っていないじゃないですか(笑)皆さんもご存知の通り、サマーブレイク明け後半戦の第13戦以降、レッドブルのフェルスタッペンとフェラーリのサインツ以外、本戦決勝で表彰台の中央に立った者はいません。そのシェアはフェルスタッペン9回、サインツ1回というとんでもない結果でしたね。本当にとんでもない。本来ではあってはならないことです。
もちろん誉め称えるべきは連勝を続けたレッドブルとフェルスタッペンであり、情けないのはライバル9チーム18人(19人とも)の方です。ただその情けないライバルも勝てるレースがあったかと問われたら「無かった」という表現が正しいでしょう。先日後半戦の予選編でポールポジションと他順位をおさらいしました。フェルスタッペンは必ずしもポールポジション発進だったわけではなく、その半数はフェラーリの2人が押さえていたはずです。しかし結果はこうなった。レースを観ていればその理由は明白ですが、フェラーリをはじめ他ライバル達もレースペースが圧倒的に違っていました。フェルスタッペンの強みは今に始まったわけではなく「ポールポジションからでなくてもレースで勝てる(抜ける)」ところにあります。今シーズンのフェルスタッペンに勝つにはフェルスタッペンに不測の事態が起きた時に限ってしまっていました。その不測の事態もそう起こるものでもなく、強いてあったといえば第15戦シンガポールGPしかありませんでした。それを制したのがサインツです。
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サインツは華やかさ、スター性でいえば申し訳ないけどルクレールほどキラキラしていませんが、それは今シーズンどころかフェラーリに移籍してくる前からの話。デビューのトロ・ロッソでもルノー(現 アルピーヌ)でも、マクラーレンでもそうでした。ただいずれにおいても総じて言えるのは「大きくブレない安定感」が強みでしょうか。派手さは無くとも実に堅実。そして最近はチームに対しても物怖じせず意見をしているあたりもベテランになった証拠です(チームがはっきり言わないから、情けないからでもあるが)チャンピオンになる逸材はどこかキラキラしていたり、尖った一面があってもいいと思うので、サインツにはもう少し自信を持って、もう少し尖り輝く面を出していいと思います。

《ファステストラップ獲得者》
 第13戦 アロンソ     56周目/72周
 第14戦 ピアストリ    43周目/51周※
 第15戦 ハミルトン    47周目/62周
 第16戦 フェルスタッペン 39周目/53周
 第17戦 フェルスタッペン 56周目/57周
 第18戦 角田裕毅     56周目/56周
 第19戦 ハミルトン    71周目/71周
 第20戦 ノリス      61周目/71周
 第21戦 ピアストリ    47周目/50周
 最終戦 フェルスタッペン 45周目/58周
 ※12位完走で入場圏外のためポイント付与無し

〈ファステストラップ獲得率〉
 1 3回 フェルスタッペン(30.0%)
 2 2回 ハミルトン   (20.0%)
      ピアストリ   (20.0%)
 4 1回 アロンソ    (10.0%)
              角田裕毅    (10.0%)
     ノリス      (10.0%)

ファステストラップ獲得者とそのタイミング、回数になります。ドライバー最多はフェルスタッペンの3回(日本GP、カタールGP、アブダビGP)で6人で10戦を分け合っている形となっています。チームでみるとマクラーレンがピアストリ2回、ノリス1回の合計3回が最多で、チーム2人とも獲得している唯一のチームです。確かにマクラーレンは予選一発の速さだけでなく、決勝レースのロングランもトップを走るフェルスタッペンに大きく離れ過ぎることなく食らいついていけるようになったかなという印象がありました。まあフェルスタッペンがペース管理して抑えていたこともあるのでしょうが。
そしてそして何と角田がアメリカGPで自身初、日本人として3人目となるファステストラップ獲得者の仲間入りを果たしました。優勝やポールポジションと同様に、しっかりと記録の目立つところに残る偉業として名を刻むことになります。

《決勝平均順位》
決勝の平均順位です。算出方法はリタイヤ、決勝不出走、失格などは「20位扱い」として取り扱いますので、悪気はないのですが印象より低く出ちゃう傾向にあります。
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グラフの帯の長さ、悪気はないのですがフェルスタッペンは1人で1位台です(誉め言葉です)10戦終えた決勝の平均は1.40位。2位より1位に近い1位。それもそのはず、9戦の1位と1戦の5位しかない。当然の数値です。2位のノリスを大きく大きく引き離しています。ノリスはというと後半10戦のみでいえばランキング上位のペレスやハミルトン、アロンソ、ルクレールを上回る水準でした。前半戦の出遅れが本当に悔やまれます(ちなみにハミルトンとルクレールをフォローするならば、第18戦アメリカGPは「失格20位」として評価し、数値が後退しています)逆に前半戦の好調さから苦戦に転じたアロンソが10番目にあたる平均9.90位となりました。アロンソあたりまでが後半戦の入賞圏内確約範囲内にありました。
アロンソのすぐ下には平均12位台に5人が肩を並べてひしめき合っています。同率は名前の順に並べましたが、代走復帰リカルド、オコン、ストロール、代走の代走でデビューしたローソン、アルボンです。リカルドやローソンと同じチームからフル参戦した角田と単純比較するのは可哀想ですが、代走としてはなかなか健闘した戦績だと思います。
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こちらは先日の予選編でも作成した「前半戦の決勝から後半戦の決勝でどのくらいゲイン(ロスト)しているのか」を示すグラフです。見方は予選と同じ、左側のマイナスに触れている方が優れています。
予選編と同様に決勝編もマクラーレン2人が大きく平均順位を下げています。最大値は-4.40位のノリスでした。意外な点としてはアルピーヌのガスリーも平均-2.35位と移籍後のチームとマシンに馴染んだのか。ウィリアムズもマクラーレンほどではないものの、2人揃って尻上がりのシーズンになりました。
平均順位を下げた側はまんまと前半戦上位にいた 3人が目立ってしまっています。◯レスや◯ングはともかく、◯ロンソが全ドライバー最大のロストとなる平均5.48位という結果でした。相方のお坊ちゃまよりだいぶ健闘していたのに、前半戦の好調さが仇となってしまったケースです。miyabikunイジワルなグラフ作っていますね(笑)「この、GP2ブログ!」と無線で叫ばれそ。。
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ドライバー別平均順位グラフでもう一つ。こちらは「後半戦の決勝平均順位から予選平均順位を差し引いたもの」になります。前半戦の決勝編でも取り扱いました。予選より決勝が上位、いわゆるマイナス側の戦績だったのは10人、逆のプラス側は11人というほぼ半々という内訳です。
この集計は単純に決勝順位から予選順位を引いた差に過ぎないので、決勝下位スタートはマイナス側、上位スタートはトラブルやペナルティによりプラス側への順位変動が多くなる傾向があります。グラフをみる限り下位スタートメンバーは確かに微減(マイナス側)しているのが確認できるものの、大きなゲインは多くなく、最大はアストンマーティンのストロールによる-3.00位です。一方プラス側には上位スタート者であるルクレールが最大の5.30位、ラッセルは4.50位と大きく順位を落としています。ルクレールについては第18戦アメリカGPでの「抜き打ち検査の末の失格」があるものの、予選よいよい決勝遅いのフェラーリらしさを象徴する結果が表れています。ルクレール、ラッセルの相方もプラス側に振る中、チャンピオンチームであるレッドブルはチャンピオンも、でない方もマイナス側と、決勝での追い上げも可能という結果となっています。

今までのドライバー単位をコンストラクター(チーム)単位に集約した決勝平均順位です。後半戦の「強さ」の勢力図がみえてきます。
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平均順位順に並べたグラフでは、レッドブルが決していい数字ではないものの、平均4.65位でトップ(フェルスタッペンは1.40位でペレスが7.90位)。2位チームには平均7.35位のマクラーレンが入りトップチームであるフェラーリ、メルセデスを凌駕しています。前半戦12戦で平均7.46位をマークし、メルセデスに続く3番チームだったアストンマーティンの後半10戦は平均11.05位まで順位を落とし、フェラーリやマクラーレンはおろかアルピーヌにまで僅差で敗れています。移籍は成功と思われたアロンソも後半戦は入れ替わりとなったガスリーに負け、相方のストロールはオコンと同率となってしまいました。ビリチームはウィリアムズでもアルファロメオでもなく、前半戦と同様にハースが僅差で敗れています。いぶし銀2人投入も、若手に勝てず。
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前半戦との平均順位比較です。マイナス側はマクラーレンの元気さが目立ちます。前半戦に比べで平均4位近く飛躍すれば、全くの別チームかのような飛躍っぷり。レッドブルから唯一優勝をもぎ取ったフェラーリもマイナス側ではあるものの、他で相変わらずダラついたりマシンの不備があったため、大したゲインとなりませんでした。
プラス側は先程から書いているアストンマーティンを筆頭にメルセデス、レッドブル、アルファロメオの4チームがいます。レッドブルも何だかんだでチーム単位でみれば後半戦でやや勢いが衰えているんです。鬼門となった第15戦シンガポールGPあり、1位連発の「相方」が大低迷でした(ちなみにレッドブルの前半戦は平均2.71位)
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平均順位グラフ最後はをコンストラクター(チーム)単位の後半戦決勝−予選比較になります。グラフの上限値下限値は先程のグラフに合わせた-5位〜5位にしたため、マイナス側がスカスカですが、マイナス側は7チーム、プラス側は1つあたりが大きくプラスの3チームとなりました。フェラーリとメルセデスはどの指標もプラス側が目立ちます。オレンジフレッシュ軍に完全に押されたな。

《ドライバー別グループ別決勝順位変遷》
決勝のドライバー別、グループ別順位を予選編と同様のグループ分けでプロットしています。まず上位3チームの6人のグラフからみていきます。
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紺実線の方は第15戦シンガポールGPを除いてスコーンと1位の高さを走っています。年間のグラフが見たい?!わかりきった結果ではありますが、そちらもちゃんとやりますのでお楽しみに!
トップグループなので、当然ながらピンク地の表彰台圏内の奪い合いになるはずが、2位や3位のレベルがこちらもスコーンと空いています。みんな遠慮しているのでしょうか。もう察しがつくと思いますが、この答えはこの後出てきますのでそちらもお楽しみに!このグループでチャンピオン以外で登壇したのはイタリアGPとラスベガスGPのペレスが2回。イタリアGPとアメリカGPそしてシンガポールGPで記念すべき勝利を挙げたサインツは3回。メキシコシティGPとラスベガスGP、最終戦アブダビGPのルクレールも3回。メルセデス勢は最も少なく、ラッセルはアブダビGPのみ、ハミルトンはシンガポールGPとメキシコシティの2回に止まります。ハミルトンもルクレールも、あの抜き打ち検査の失格はイタかったですね。
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中団と数える3チーム6人です。
さっきのトップグループの2位3位を奪ったのは言わずと知れたマクラーレン2人の下剋上によるものでした。最多はノリス先輩の5回。内訳はシンガポールGP、日本GP、アメリカGP、サンパウロGPの2位とカタールGPは3位となっており、トップチームのお兄様方よりも数と質は上回ります。新人(って感じはしないけど、一応ルーキーです)ピアストリは日本GPがキャリア初表彰台で続くカタールGPは2位までキャリア最高位を引き上げています。
マクラーレン以外にも登壇者はおり、アロンソがオランダGPとサンパウロGPの計2回、アロンソの後任としてアルピーヌ入りしたガスリーが同じくオランダGPで移籍後初登壇となりました。こう言うと古巣のファンには失礼になってしまいますが、アロンソもガスリーも移籍はひとまず成功といってよいのでしょうか。
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最後は下位の4チームの8人プラス1人の計9人です。前半戦のデ・フリースとリカルド同様に、後半戦のローソンとリカルドもちゃんとグラフで分けました。線とプロットの色も切って区別しました。
残念ながらこのグループからの登壇はありませんが、上位入賞はいくつかあります。ウィリアムズのアルボンはイタリアGPの7位入賞を最上位に4回の入賞、相方サージェントはペナルティによる繰り上げ扱いではあるもののアメリカGPで10位初入賞。アルファロメオのボッタスはカタールGPの8位ほか1回の計2回、周はカタールGPでボッタスに次ぐ9位入賞。ハースのマグヌッセンはシンガポールGPでギリギリの10位(あれ、ヒュルケン氏は?!)アルファタウリはリカルドが怪我からの復帰2戦目メキシコシティGPで今シーズンのチーム最上位となる7位入賞、リカルドの代走ローソンはデビュー3戦目のシンガポールGPで9位、そしてチームのエースの角田は後半戦の後半アメリカGPとまだ記憶に新しい最終戦アブダビGPで8位、サンパウロGPで9位の計3回の入賞でポイントランキング引き上げに貢献しています。

《決勝走行周回数》
後半戦のドライバー別れん走行周回数となります。後半戦の全走行周回数は601周です。
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全周回走破者は2人。9割の勝率を誇るフェルスタッペンとその元相方で現アルピーヌのガスリーでした。リタイヤ無し、周回遅れ無し、優秀でした。2位はハースのヒュルケンベルグが9周足らずの592周で消化率98.5%とやや離れています。若手の初優勝争奪戦を演じるマクラーレン2人は周回数までイーブンのバチバチ。一方でフェルスタッペンとバチバチやってもらわなければならないフェラーリのルクレールがフル参戦最少の443周に止まります。速いんだけど、まだ何かが足りない。
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チーム単位で合算すると、こういう並びになります。ガスリーはドライバー単位でフルマークでしたが、オコンを合算すると単独1位に躍り出ます。オールフレンチで臨んだ初シーズンはやや地味に終えたように感じます。ガスリーもオコンも実力派のベテランの領域に入りますので、来シーズンも引き続き仲良く、上位でバトルできるようになるといいですね!パワーユニット別でみると上手くバラけているようで、フェラーリパワーユニットのチームの距離が稼げていませんね。

《決勝チーム内対決》
決勝編も最後はチーム内対決です。両者リタイヤは引き分けとしますが、後半戦は全10戦のため、五分五分はあり得ます。
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大きな差がついたのは10対0のレッドブル、8対1ウィリアムズと8対2のマクラーレンでした。いずれも先輩格が上位を占め、若手1年生が敗北する形と、、いうわけでもなさそうですが、まあいいか今回は言わんでも。言わずと知れてるし(笑)どうしてもピアストリに期待を寄せてしまいがちですが、あの冷静さもまだ1年生なんですよね。本当に忘れてしまいそうになります。予選こそノリスに食らいつきましたが、決勝となるとやはりタイヤの使い方、レースペースにはまだまだ鍛錬が要ります。
近い勝敗数となったのがフェラーリとアルピーヌで5対5というバチバチのイーブン。このにチームについては年齢、キャリアともさほど離れた2人ではありませんし、仲が悪いわけでもありませんしね。オコンとガスリーはずっ友(古っっ!久々に聞いたわ)ほか、メルセデスとアルファタウリの「角田VS代走連合軍」も接戦でした。

今年も残り1週間。早いですね。ようやく2023年と言うのに慣れた頃、もう2024年に変わる。年明けしばらく慣れないんだろうなぁ。
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Happy Christmas!

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この夏のお盆は台風に振り回されましたね。近年は航路はもちろん、鉄道や高速道路といった交通インフラは計画的に運休や減便、通行止めを告知し、事前予防対策が講じられる時代となりました。コロナ禍から明け、帰省や行楽などのタイミングにかち合ってしまったのは残念ですが「何か起きてから」「強行してしまった」時の対応はもっと大変。相手は我々人間では到底太刀打ちできない「自然」ですから、地球に住まわせてもらっている以上、知恵のある人類がそれらに賢く対応していくしかありません。まだ夏から秋も台風や大雨は続きますので、注意を払って生活していきましょう。
今シーズンのF1界も「あるチームとあるドライバー」が猛威を振い、ライバルが到底太刀打ちできない状況で進行していますから、その予防策や対策を、、これに関しては見当たらない。。強いて言えば「シンプルにライバルが上回る」か最早「神頼み」なんて状況。正直結果はわかっているし、考察も何も無い、やるだけ無駄。。といってしまえばそれまでですが、まあまあそうは言わず、開幕戦バーレーンGPから第12戦ベルギーGPまでの決勝レースにまつわるデータ整理、一応やりましたのでお付き合い下さいな。

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《優勝者》
 開幕戦  フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第2戦 ペレス     (レッドブル・RBH)
 第3戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第4戦 ペレス     (レッドブル・RBH)
 第5戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

 第6戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第7戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第8戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第9戦 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第10戦   フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第11戦   フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 第12戦   フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 ※中止となった第6戦以降の付番は繰り上げています

〈勝率〉
 1  10勝 フェルスタッペン(83.3%)
 2 2勝 ペレス     (16.7%)

カッコ書きでコンストラクター(チーム)を記しているものの、2戦目から下まで「〃」としても間違いでは無い。さらには第6戦以降の優勝者も「〃」できちゃう。シンプル!歴然!最強!退屈。。(他は何やっとんねん、情けない!)
昨年久々となるダブルチャンピオンを獲得したレッドブルは、勢いそのままに開幕戦から12戦全勝、昨年の最終戦アブダビGPから数えると13連勝となっています。ラップリーダーこそライバルに明け渡すこともありますが、トップのチェッカーフラッグは13戦連続、9ヶ月間ライバルに奪われていません。すごいです。。内訳はご存じの通り、序盤はフェルスタッペンとペレスが交互に優勝を奪い合う形で進行しますが、最近は、、フェルスタッペンしか勝っていません。「あれ、F1って、フェルスタッペンしか勝っちゃいけない(しか勝てない)レースなんだっけ?!」なんて勘違いしていまいそうになります。ドライとウェットでの違いは?!市街地が得意か不得意か?!ストレートが長い方が有利?!そんな比較もできず、ここまでの12戦の優勝者について書くと、こうとしか書けぬ。語彙力が乏しくお恥ずかしい限り。。

《ファステストラップ獲得者》
 開幕戦  周冠宇      56周目/57周※
 第2戦 フェルスタッペン 50周目/50周
 第3戦 ペレス      53周目/58周
 第4戦 ラッセル     51周目/51周
 第5戦 フェルスタッペン 56周目/57周

 第6戦 ハミルトン    33周目/78周
 第7戦 フェルスタッペン 61周目/66周
 第8戦 ペレス      70周目/70周
 第9戦 フェルスタッペン 71周目/71周
 第10戦  フェルスタッペン 42周目/52周
 第11戦   フェルスタッペン 53周目/70周
 第12戦   ハミルトン    44周目/44周
 ※16位完走で入場圏外のためポイント付与無し

〈ファステストラップ獲得率〉
 1 6回 フェルスタッペン(50.0%)
 2 2回 ペレス     (16.7%)
    2回 ハミルトン   (16.7%)
 4 1回 ラッセル      (8.3%)
    1回 周冠宇       (8.3%)

ファステストラップについてもレッドブルが多数を占める中、優勝者に比べてややバラエティに富んでいます。
レッドブルの8回に続いたのはメルセデス2人による3回(ハミルトン2回、ラッセル1回)でした。ハミルトンは引き続きブーたれている割に、この辺はちゃんと押さえてこれています。その他、残念なことに入場圏外のノーポイントながら、しっかり開幕戦で獲得したのはフェラーリ、、パワーユニットを搭載するアルファロメオの周が1回獲得しています。周ってまだ2年目ながら、ファステストラップを獲得するのは2回目なんですよね。1回目は昨年雨でぐちょんぐちょんとなった第18戦日本GP。その時も16位フィニッシュの入賞圏外。

《決勝平均順位》
決勝の平均順位です。算出方法はいつも通り、リタイヤ、決勝不出走、失格は「20位扱い」として取り扱います。先日の予選編と同様に、アルファタウリでドライバースイッチとなったデ・フリースとリカルドは別々にグラフを描きました。
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フェルスタッペンは、な、な、何と平均1.17位ですと?!ほぼほぼ1位じゃないか。そりゃそうですよね、12戦中優勝10回、ほか2位2回なわけですから。2位集団にはペレスが4.25位、ハミルトンが4.33位、アロンソが4.42位で横並びとなっており、ここまでが辛うじて表彰台常連圏内。表彰台獲得がさらに遠退く5位争いにサインツ、ラッセル、ルクレールが続いています。上から8番目に位置する平均10.00位のノリス、その下の平均10.50位のストロールあたりまでが入賞圏内常連で、ガスリー以下で残り一枠を奪い合う、といった具合でしょうか。3人ひと塊をなす上位に比べ、下位は各々群れず似ること無く、綺麗に順位付けされているかのよう。
予選編でみたように「チーム内格差」が小さいのはフェラーリ、アルピーヌ、アルファロメオ、ハースの4チームであり、不思議とフェラーリパワーユニット3チームが揃っています。アルファロメオの周以外は中堅からベテランキャリアばかりのラインナップであり、マシン特性云々、レースペース云々、タイヤのデグラデーションの差はありつつも、このグループは「各ドライバーがマシンの限界まで捻り出してこの順位」なのかなと読み取れます。この後出てくるコンストラクターズ別の平均値からもわかりますが、フェラーリは表彰台獲得自体が遠く、アルピーヌは入賞が危うい順位にいるということになります。
一方でチーム内格差が大きくみられるのはレッドブル、アストンマーティン、アルファタウリ、ウィリアムズの4チームで、マクラーレンについてはノリスとピアストリの差が平均2.67位と4チームに比べてやや小さめです。リカルドはまだ分母少ない2回の平均値のため確度は落ちますが、リカルドやデ・フリースの平均順位からみれば、角田はだいぶ健闘していることがよくわかります。

こちらは前半戦の予選から決勝でどのくらいゲインしているのか、平均値を単に引き算してグラフ化したものになります。グラフの左側(マイナス側)に振れているドライバーは予選平均順位より決勝平均順位が低い(ゲイン)ことを示し、右側に振れているドライバーは予選より決勝が高い(ロスト)ことを示します。
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ドライバーの並びを今回からコンストラクター順から決勝平均順位に並び替えると、あることに気付きます。下位が予選より決勝で順位を上げることはあまり不思議ではない(多かれ少なかれリタイヤ者がいる)ものの、平均順位上位のドライバーも予選よりゲインしている者がいます。最大飛躍を示したペレスは当然ながら(そもそも予選が悪過ぎる)トップのフェルスタッペンをはじめ、ハミルトンやアロンソもしっかり順位を削ることができています。これができるのが、速いだけではなく「強いドライバー」であり、チャンピオンを獲れるドライバーだと思います。相変わらずフェラーリ2台のロストがデカいなぁ。またヒュルケンベルグはどうても「予選屋」の例えが抜け出せなそうだ。。
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先程少し触れたコンストラクター(チーム)単位の決勝平均順位です。決勝レースにおけるざっくりとした勢力図とみてよさそうですね。レッドブルは2位メルセデスに大きな差を築き、フェラーリとマクラーレンの間にある差が後半戦はもう少し近付くことになるかもしれません。アルファタウリはポイントこそ最下位にいますが「ポイント付与(入賞)圏外の差、評価」で最下位は免れています。繰り返し、ココが「角田の頑張り」です。

《ドライバー別グループ別決勝順位変遷》
決勝のドライバー別、グループ別順位になります。予選編と同様のグループ分けで上位3チームの6人のグラフからみていきます。
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フェルスタッペンのみ唯一全戦表彰台登壇となっており、相方ペレスも決勝レースは健闘していますが、第6戦モナコGPでややリズムを失ったようにみえます。ほか、リタイヤ者がちらほらある中、意外としぶとい(笑)のがエメラルドグリーンの破線で示すハミルトンです。リタイヤ無し、全戦入賞、たまに表彰台、という手堅い戦績。誉めたくないけど、さすが。
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中団と数える3チーム6人の決勝戦績グラフになります。目立つのは緑の破線アロンソ様。前半戦の前半は表彰台登壇を続け、レースでレッドブル2人に何かあれば、久々にワンチャンあるぞという大きな期待が寄せられました。後半のヨーロッパラウンドで勢力を失ったところに割って入ったのがオレンジラインの若きマクラーレン2人。アロンソに代わってノリスが第10戦イギリスGP、第11戦ハンガリーGPで連続表彰台を獲得しました。ほかはアルピーヌのオコンがモナコGPで3位表彰台。ストロールとピアストリはあと少しのところにつけています。
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下位の4チーム9人です。最上位は第3戦オーストラリアGPのヒュルケンベルグと第8戦カナダGPのアルボンによる7位。角田は序盤に10位11位の入賞ラインギリギリをさまよう惜しい内容が続き、第12戦ベルギーGPで3回目の10位となり、3ポイント(=コンストラクターズポイント)を獲得しています。全20人(21人)で未入賞、ノーポイントはアルファタウリのリカルド(デ・フリース)とウィリアムズのサージェンの2人(3人)です。

《決勝走行周回数》
こちらは決勝レースでの走行周回数となります。この前半戦の全走行周回数は724周です。
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ポイントランキング上位に位置するフェルスタッペン、ハミルトン、アロンソの3人は全周回走破100%。さすが現役チャンピオン経験者。2周足らずのペレスとの大きな差か?!(笑)一人頑張る角田はノリスと5位タイとなる720周を消化。ノーポイントでも今のところリタイヤ無し。腐らずしっかり完走を続けています。ちなみに相方デ・フリースとリカルドの消化率は「出走レースのみ」で計上しています。デ・フリースは92.0%と並程度の位置付けですが、リカルドは99.1%(ハンガリーGPで1周足らず)と考えればまあまあ壊れず完走はできています。ただただマシンが遅いのと、戦略がフニャフニャなだけか。
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チーム単位に並べると、最多はレッドブルの1,446周で消化率99.9%。フェルスタッペン個人は724周のフルマークですので、足りないのはペ◯スの分。2つの「アルファ」はスピードは無くても信頼性はまだマシ。フェラーリとハースは予選よいよい決勝不安でどことなく似ています。アルピーヌは9位ウィリアムズに対して、54周も差が付くダントツのビリ。(当人由来ではない)同士討ちが2回(オーストラリアGPとハンガリーGP)などもありましたよね。オコンはチームの先輩として貴重な表彰台登壇を果たしますが、移籍直後から「ペナルティポイント」とも戦ったガスリーは、それが晴れつつある今もまだノリ切れていない様子。

《決勝チーム内対決》
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決勝編も最後はチーム内対決。こちらのチーム内格差最大差なったのはアストンマーティンの11対1(ストロールの1勝は第6戦スペインGP)。続いてレッドブルとウィリアムズは10対2。メルセデス、マクラーレン、アルファタウリが9対3(角田に対し、デ・フリース2勝、リカルド1勝の内訳)
逆に僅差となったのは決勝でタイヤがとにかく早くヘタる悲惨な軍団ハースが「予選屋とアニキ」でイーブン。フランス色をさらに高め幼馴染コンビを並べたアルピーヌは不慮の同士事故もあり、思ったような前半戦となりませんでした。終盤は競争力を身に付けたマクラーレンがすごい勢いで離れていきました。チーム内での優劣以前にミスやトラブルによる順位喪失は避けたいところです。

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予選編に続き、決勝編です。シーズンが閉幕したことをいいことに、ワールドカップをチラチラよそ見しながら、miyabicはゆるりとやってるなあ。そんな悠長にやっていて、年内にちゃんと終われる?!年またぎだけはやめてね(笑)

《優勝者》
 第14戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 第15戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 第16戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 第17戦 ペレス     (レッドブル・RBH)
 第18戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 第19戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 第20戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 第21戦 ラッセル    (メルセデス・M)
 最終戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)

〈勝率〉
 1 7勝 フェルスタッペン(77.8%)
 2 1勝 ペレス     (11.1%)
    1勝 ラッセル    (11.1%)

後半戦全9戦の優勝者と勝率です。2回チャンピオンに輝いたフェルスタッペンが9戦で7勝、勝率77.8%はまさに圧巻です。昨年や今シーズン前半は激戦を繰り広げていた印象があったものの、後半戦は文句のつけようの無い横綱相撲ならぬ「横綱レース」になったと思います。
どうしてもフェルスタッペンばかりが目立ってしまう今シーズンですが、後半戦もしっかりと相方ペレスが1勝。フェルスタッペンが7位に沈んだ第17戦シンガポールGPでチームをカバーしました。そしてフレッシュな話題も一つ、メルセデスのラッセルが第21戦サンパウロGPでチームのシーズン初にもなる初優勝を見事に挙げましたよね。ハミルトンのシーズン未勝利はともかく、メルセデスのシーズン未勝利はどうにか免れました。
そういえば前半戦で4勝を挙げた紅いチーム、いませんね。どこに行っちゃったんでしょう?!


《ファステストラップ獲得者》
 第14戦 フェルスタッペン 32周目/44周
 第15戦 フェルスタッペン 62周目/72周
 第16戦 ペレス      46周目/53周

 第17戦 ラッセル     54周目/59周

 第18戦 周冠宇      20周目/28周※

 第19戦 ラッセル     56周目/56周

 第20戦 ラッセル     71周目/71周

 第21戦 ラッセル     61周目/71周
 最終戦 ノリス      44周目/58周
 ※16位完走で入場圏外のためポイント付与無し


〈ファステストラップ獲得率〉
 1 4回 ラッセル    (44.4%)
 2 2回 フェルスタッペン(22.2%)
 3 1回 ペレス     (11.1%)
    1回 周冠宇     (11.1%)
    1回 ノリス     (11.1%)

決勝にはファステストラップでもポイントが得られる時代になりました。こちらの最多はラッセルの4回。ラッセルは2020年のサクヒールGPで代走した際に獲得しているため、これで通算5回目になります。開幕直後はメルセデスがファステストを獲る状況をあまり想像できませんでした(ハミルトンが2回獲っていますが)それでも復調をみせるメルセデスは終盤にはフリーストップを得られるまでの走りが可能となりました。メルセデスはメルセデスでも、ハミルトンでなくラッセルというのがいい!こちらにもハミルトンの姿はありません!(笑)
3年振りの開催となった日本GPでは雨で延び、そして荒れた中、アルファロメオの周くんが獲得したのもビックリでした。残念ながら入賞圏外フィニッシュのため、ポイント付与はありませんが、近年のファステストラップは「上位チーム、ドライバーが余裕しゃくしゃくの状態でレース終盤にダメ押しで記録する」ような位置付けになってしまってしまいましたので、中団や下位チームからの計上は困難になりつつあります。荒れレースとはいえ、その中での獲得は立派だと思います。
そういえば前半戦は2人で5回記録した紅いチーム、いませんね。どこに行っちゃったんでしょうね?!(2回目)

《決勝平均順位》
決勝の平均順位です。算出方法はいつも通り、リタイヤ、決勝不出走、失格は「20位扱い」とカウントします。予選編と同様に、ウィリアムズからスポット参戦となったデ・フリースも仲間に入れてあげています。
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フェルスタッペンが表彰台確約レベルの平均2.22位でトップとなりました。ん、フェルスタッペンが2.22位って、どっかで見たことがあるような、、この後少し触れます。
2位はルクレールの平均3.44位、3位はペレスの3.67位、4位がラッセル、5位はハミルトン、6位がサインツ、7位ノリスとドライバーズランキングに似た並びになっています。ということは、後半戦が今シーズンの縮図みたいな形で勢力図が確立されているともいえます。ポイントランキングでハミルトンとサインツは入れ替わっていますが、最終戦まで僅差でバトルしたルクレールとペレスの順列も満更ではないのかなと合点がいきます。
10位以内の入賞圏内常連クラスは9番目のオコン(デ・フリースを除くと8番目)あたりまでで、ラストイヤーのベッテルやマシントラブルが続いたアロンソのチャンピオン経験者は「その日による」感じでしょうか。奇しくもアルピーヌから移籍するアロンソとアルピーヌに移籍するガスリーが平均12.11位で並びました。これがつまり等価交換?!なんて言ったらmiyabikunも2%しか仕事していないじゃないかなんてアロンソからチクチク言われそう(笑)
今シーズン限りで(ひとまず)F1を離れる3人のうち、ハースのシューマッハは平均順位だけでみればマグヌッセンに勝っています。大差で負ける他の2人よりは惜しい感じもしますが、この後「チーム内対決」でもう一度結果をみてみましょう。
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こちらは先日の予選平均順位でも行った「後半戦が前半戦からどれだけ平均順位を上げたか(下げたか)」をみるもので、数字は赤にはしましたがグラフ左側(マイナス側)に触れている方が進化していることを示します。
ちょっと興味深いなと思ったのはボッタスの突き抜け方、、ではなく、二強4人全員がマイナス側に振れている点。特に先日の予選編はルクレールのみが平均0.94位落としているのに対し、決勝編は逆に-3.63位削っているのです。これは算出方法のイタズラともいえますが「前半戦はリタイヤが3回(20位扱い)に対して、後半戦はリタイヤが無く、全て入賞圏内で終えているため」です。フェラーリお決まりのチョンボはありつつも、ルクレール自身は決勝で結構取り戻せているんです。一方、同じくマイナス側ではあるけどチームメイトのサインツは前半戦で4つ、後半戦は日本、アメリカで連続の序盤リタイヤをかましてしまったため、それが薄まってしまいました。
で、やっぱり目立つのはボッタスのプラス3.70位、ハミルトンの2.37位です。考えてみれば昨年のチャンピオンチームの2人ですね。後半戦に復調がみられたハミルトンは第14戦ベルギーGPの0周リタイヤと最終戦アブダビGPの18位完走扱いがイタかったし、ボッタスは予選編に引き続きビリトップ。サマーブレイクで遊び過ぎたか。
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似たようなグラフのこちらは後半戦の予選から決勝でどのくらいゲインしているのかをグラフ化したものになります。さっき書いたサインツの2回のリタイヤがこう悪い風に表れてきてしまいます。あと同国の先輩アロンソも予選はいい位置につけるものの、2%しか仕事をしなかった祟りかマシントラブルが多発し3回のリタイヤによりプラス側となっています。ボッタスは予選そのものがよくなかったため、この集計では思いの外目立ちません。
マイナス側については、ウィリアムズで1レースしか走っていないものの、その1レースでウィリアムズのマシンでも4つ順位を削って9位入賞の2ポイントをもぎ取ったデ・フリースが堂々のトップ。しっかり爪痕を残して来シーズンのシートにこぎ着けました。そして後半戦は世界中のファンが一戦一戦を見守ったアストンマーティンのベッテルがフル参戦ドライバーでトップとなる-3.00となりました。後半戦は予選はもちろんのこと、決勝もF1での16年間をしみじみと感じるような丁寧にドライブができていました。それをもう少し早くから始めてもらい、かつマシンも競争力あるものであったらよかったのになぁ。
先程言いかけたフェルスタッペンの決勝平均順位ですが、実は先日行った予選平均順位と全く同じなんです。計算ミスかなと何回か見直したのですが、おそらく大丈夫。寸分狂わず予選決勝でプラマイゼロというのも不思議というか、すごい。
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ここでようやくコンストラクター(チーム)単位の決勝平均順位です。この順列は細かなデータ云々というよりかは、後半戦の走りや結果そのままが表れているように思います。2人して表彰台登壇の手堅い位置にいたレッドブル、少し離れてチョンボ癖の抜けないフェラーリとそのフェラーリを捕まえる勢いのメルセデス。中団にはアルピーヌ2人とノリスが一進一退の激闘を繰り広げ、急に元気になったアストンマーティン。可も無く不可も無いアルファタウリが前半戦の貯金を使い果たしたアルファロメオとハースを抜き、アルボン頼みのウィリアムズは1人マイペース、といった感じ。

《ドライバー別グループ別決勝順位変遷》
決勝のドライバー別、グループ別順位になります。予選編と同じグループ分けで三強6人のグラフからみていきます。
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後半戦の予選でようやく予選マスターのルクレールを上回ったサインツも、2回のリタイヤで台無しになってしまいました。ほか、エメラルドグリーンの2人がたまに墜落している様子もうかがえますが、紺色のレッドブル2人と赤の破線ルクレールは堅調に後半戦をこなしました。
最多勝の期待がかかったフェルスタッペンはシンガポールとサンパウロでつまずきはしましたが、結果的にシーズン最多勝を更新しましたし、この2戦はあってよかったのではないかなとmiyabikun思っています。ファンの方にとっては悔しいところかもしれませんが、これ以上勝ち続けられるとある意味とんでもない後半戦になったでしょうし、たまにはチームメイトや初優勝誕生も無いと、ね。
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中団4チーム8人です。このグループ分けは前半13戦から引きずっているものになりますが、後半戦だけをみれば、アルファロメオとハースは次の下位グループに属し、代わりにアストンマーティンとアルファタウリにスイッチした方がいいのかもしれません。
前半戦ではこのグループ唯一表彰台に登壇したマクラーレンのノリスはシンガポールGPでの4位が最上位となり、後半戦での登壇はなりませんでした。来シーズンはようやく胸を張ってエースを担当するオコンも日本GPで4位と健闘しています。せっかくサンパウロGPで初ポールを獲得したマグヌッセンはスプリントで8位まで落ち、決勝は瞬殺0周リタイヤで立ちんぼでした。ファステストラップだけでなく、ポールポジションポイントもほしいよね。
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(前半戦で決めてしまった)下位3チーム6人です。最高位はシンガポールGPでのストロールと日本GPでのベッテルが共に6位と緑実線のベッテル、緑破線のストロールの元気のよさがよくわかります。その直後のアメリカGPではあわや同士討ちになるところでしたね。来シーズンも「自分のチーム」で継続参戦するストロールはまた周囲を見ない癖が出始めてしまっています。自分のシートは安泰かもしれないけど、自分の命やライバルの命を奪う危険性もあるので、そこはマジで気を付けてほしいです。
前半戦に比べてやや鳴りを潜める形となったアルファタウリはドライバーというよりチームの戦略やタイヤへの適応に課題が残った印象です。ドライバーがいくら頑張っても、そちらがパッとしないようではライバルに太刀打ちできませんし、いい人材も他所に目を向けたくなります。来シーズンは若手(年齢はもちろん、F1キャリアという意味でも)2人で戦う必要がありますから、若い芽を潰さないようまい進してほしいです。

《決勝走行周回数》
ここから決勝ならではの評価基準の一つ、走行周回数です。後半戦の決勝9戦の全走行周回数は日本GPでの減算もあって、フルマークは512周となりました。
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全周回走破は21人中3人います。レッドブルの2人とルクレールの「ポイントランキング上位3人」になります(並びがおかしいだろうというご意見があるかもしれませんが、集計上C、M、Sのイニシャル順のままになってしまいました)ポイントランキング上位にいるということは、リタイヤが無く周回を重ねないとなし得ません。
次点は2周足らずの510周でラッセルとガスリーでした。ラッセルはシンガポールGPで2周遅れ、ガスリーはメキシコシティとアブダビでそれぞれ1周ずつとなっています。その次508周をこなしたシューマッハまでがリタイヤ無しで、それ以下はどこかでリタイヤしたGPがありました(ただし最下位のデ・フリースはリタイヤ無し)
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チーム単位に並べると、フルマークのレッドブルを筆頭にメルセデス、アルファタウリとハースが同率で続いています。RBPTは走行距離の観点ではなかなかの上位にいます。繰り返しアルファタウリがもう少し戦える位置にいれば、、と悔やまれますね。

《決勝チーム内対決》

決勝編の最後はチーム内対決です。決勝編も単純にフィニッシュした順位で勝敗を決め、両者リタイヤで終えた場合は引き分け扱いとなります。
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チャンピオンチームでもレッドブルはやはり大差がついてしまいます。ただ同じ大差でも予選編と同様にマクラーレンとウィリアムズも敗れた方に来シーズンのシートがありません。
拮抗しているのは、アルピーヌとアストンマーティン、アルファロメオとハースの4チームですが、ハースについては平均順位、周回数、チーム内対決も勝ったシューマッハもシートを喪失してしまいました。前半戦はド派手なクラッシュをかましたシューマッハも後半戦だけでは来シーズンのシート確保に繋がらなかったのは惜しい限りです。

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これまで、後半戦の決勝編おさらいでした。

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今回はシーズン前半戦の決勝の戦績を振り返っていきます。ダラダラ長くなりましたので、飽きない程度に休み休みお読み下さい。

《優勝者》
 開幕戦 ルクレール   (フェラーリ・F)
 第2戦  フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第3戦  ルクレール   (フェラーリ・F)
 第4戦  フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第5戦  フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第6戦  フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第7戦  ペレス     (レッドブル・RBPTH)
 第8戦  フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第9戦  フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第10戦 サインツ    (フェラーリ・F)
 第11戦 ルクレール   (フェラーリ・F)
 第12戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)
 第13戦 フェルスタッペン(レッドブル・RBPTH)

〈勝率〉
 1 8勝 フェルスタッペン(61.5%)
 2 3勝 ルクレール   (23.1%)
 3 1勝 ペレス        (7.7%)
    1勝 サインツ       (7.7%)

予選で速さをみせるルクレールは開幕戦を制し、以降も前年チャンピオンのフェルスタッペンとがっぷり四つの戦いになるとばかり思っていました。が、結果はご承知の通りです。フェラーリは決勝になると「ごく普通のいつものフェラーリ」になってしまい、戦略ミスにマシントラブル、ドライバーのミスを立て続け、今のところ「予選では抜群に速くも、決勝で敗れる」構図が続いてしまいました。ルクレールは7回のポールポジションのうち、2回のポールトゥウィンと1回の「ポールによらない」優勝の3勝に止まっています。
一方連覇をかけて戦うレッドブルのフェルスタッペンはポールポジション3回でルクレールに及びませんが、開幕戦バーレーンGPと第3戦オーストラリアGPでつまずいた以外の11戦で入賞を重ね「予選で負けても決勝で勝つ」構図を確立しています。もちろんフェルスタッペンのレースペース、チームメイトの支援、チームの冴えた戦略の賜物ですが「前のフェラーリが勝手にコケる」こともかなりの支えになっています。予選と決勝の内容はルクレールとまるで逆、13戦で8勝(スプリントは2勝)を積み重ねて連覇直前のところに到達しています。昨シーズンもハミルトンに対して最終戦で辛勝し、初のチャンピオンを獲得したわけですが、内容的に今シーズンの方がバトルあれど接触も無く、無茶をせずライバルより前のフィニッシュを続けるあたりに勝手に「強み」を感じます。ルクレール(フェラーリ)との違いは「既にチャンピオンを経験している点」でしょうか。まさに横綱相撲といった印象でした。
前半戦の優勝者はほか2人。それぞれのチームメイトであるペレスとサインツです。結局レッドブルとフェラーリ以外からは優勝者は生まれていないということになります。ペレスは遅咲きながら一昨年、昨年、そして今年と「年イチペース」で第7戦モナコGPを制しました(1勝だけど価値は3勝分?!)そしてポールポジションに続いて念願の初優勝を達成したサインツも喜ばしい話題でしたね。ペレスは歴代最遅の192戦目の優勝でしたが、サインツは歴代2番目となる151戦目での初優勝となります。150戦も参戦できないドライバーが多い中、様々なチームを渡りこれまでよく絶えたと思います。やっぱり一度優勝すると一皮剥けるのか、第10戦イギリスGP以降のレースはイキイキと速さの切れ味が一段階上がったようになりましたよね。「経験済み」は違う。
今シーズン前半戦は未だにメルセデス&ハミルトンに勝利がありません。warubikunの密かな野望「ハミルトンが未勝利に終わるシーズン」計画は今のところ順調なり(ハミルトンファンの皆さま、すみません。miyabikunハミルトンを憎んでいるわけではありません)

《ファステストラップ獲得者》
 開幕戦 ルクレール    51周目/57周
 第2戦   ルクレール    48周目/50周
 第3戦   ルクレール    58周目/58周
 第4戦   フェルスタッペン 55周目/63周
 第5戦   フェルスタッペン 54周目/57周
 第6戦   ペレス      55周目/66周
 第7戦   ノリス      55周目/64周
 第8戦   ペレス      36周目/51周
 第9戦   サインツ     63周目/70周
 第10戦 ハミルトン    52周目/52周
 第11戦 フェルスタッペン 62周目/71周
 第12戦 サインツ     51周目/53周
 第13戦 ハミルトン    57周目/70周

〈ファステストラップ獲得率〉
 1 3回 フェルスタッペン(23.1%)
    3回 ルクレール   (23.1%)
 3 2回 ペレス     (15.4%)
    2回 サインツ    (15.4%)
    2回 ハミルトン   (15.4%)
 6 1回 ノリス       (7.7%)

決勝には入賞以外にファステストラップでもポイントが貰える。ということで各GPのファステストラップ獲得者とそのタイミング、回数と獲得率を整理しました。13戦で6人獲得しており、その13回全てが入賞圏内フィニッシュを果たしているため、全てに1ポイント付与されています。
ルクレールとフェルスタッペンが仲良く最多の3回を獲得していること。いずれのGPでも最終周を含めたレース終盤に獲得していることについては特に不思議も疑い様も無いことですが、ちょっと面白いと思ったのは「優勝者が獲得しないケースが多い」という点です。一昔前のファステストラップといえば、トップを走るものがレース終盤まで大きなギャップを築いて、いわば「片手間でダメ押しで獲りにいく」パターンが多く感じられたものですが、今シーズン序盤のルクレールと第5戦マイアミGPのフェルスタッペンを除けば、他は優勝者以外が獲得しています。ラップタイムや前後のギャップ、タイヤの状態などを細かに見返してはいない「感覚的な物言い」にはなりますが、意外にも2位や3位が優勝目指して追従したり、4位がどうにか表彰台を狙いに諦めること無く追いかけるようなケースでみられました。今までの独走逃げ切りが容易に行えず、各ドライバー各チームが優勝するのに必死で「混戦のシーズン」になっているように感じます。こうなれば、たとえ1ポイントであってもチャンピオン争いや順位争いが活性化されて有益なものになると思います。加えて近年は「スプリントレースポイント」もありますから、ポイント獲得のチャンスは増えています。スプリントの結果についてはまた別の回で振り返りたいと思います。
優勝者ではみられなかった「二強チーム以外の獲得者がいる」という点も面白いですね。ハミルトンは地元イギリスGPとクネクネハンガリーGPでの獲得。マクラーレンのノリスはここぞとばかりのモナコGPで獲得しています。マクラーレンのマシンにもう少し速さがあればより面白いシーズンになったのだろうに。。

《決勝平均順位》
決勝の平均順位に入ります。いつものようにリタイヤ、決勝不出走、失格は「20位扱い」として容赦無くいきます。
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トップはフェルスタッペンの平均4.54位でした。もっと上位にきてもいいと思った方、リタイヤは20位扱いですから、第3戦は20位、開幕戦は周回不足ながら完走扱いの19位となります。こういう時に「miyabikun算定法」はイタズラに効いてきます。トップのフェルスタッペンは納得でも、平均順位2位と3位はレッドブルでもフェラーリでもないのが驚きますよね。何とメルセデスの2人がほぼ同じ5.08位で並んでいます。一応年功序列でハミルトンを上に表現しているわけですが、ラッセルがあのキングとタイ記録ですよ、すごいじゃないですか。予選平均はハミルトンに0.69位勝ったわけですし、予選チームメイト対決も予選は7対6で勝ち、この後出てくる決勝対決も先に答えを言ってしまえば7対6で勝ち越しています。前にもチラッと書いたことがありますが、ラッセルってF1参戦前から輝かしい戦績でステップアップしつつも、ウィリアムズ時代はやや過大評価され過ぎなんじゃないかとmiyabikun個人的には思ったことが正直ありました。ただ今シーズンから念願のメルセデスワークスに移籍し、ハミルトン相手にようやく真価がわかると思いきや、フタを開けてみればマシンが大幅変更になったことがありつつもハミルトンよりも堅実な位置と順位に毎回いるじゃないですか。これがラッセルなのか、すごいと言われていた所以をようやく理解できたように思います。まだトップとは若干距離があり、サーキットや路面環境に左右される不安定さはありつつも、徐々に王者の風格が戻りつつあるメルセデスですから、シーズン後半戦も決して侮れません。
ラッセルが長くなりましたが、メルセデス以下は1人ペレス、フェラーリ、1人ノリス、アルピーヌあたりまでは平均値の入賞圏内となります。レッドブル、メルセデス、フェラーリ、アルピーヌらはチームメイトとも比較的近しい平均順位に入っていますが、マクラーレンやアルファロメオの独りぼっちは何とも寂しいですね。アルファロメオは予選同様に仕方無しで許されるけど、マクラーレンは、、こちらも予選同様に何も言えねぇ(笑)とにかく頑張れ!予選ではまるで存在感の無いアストンマーティン勢は決勝になればボッタスの後ろ、リカルドの前に2人揃って入ってきます。これには実はカラクリというか「隠れた努力」があってこの位置に結びついています。それについてはこの後改めて少し触れたいと思います。
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こちらは先日の予選平均順位から決勝でどのくらいゲインしているのか、をグラフ化したものです。過去にも何回か出しているので説明不要だと思いますが、例えば予選4番手、決勝2位フィニッシュならば「-2」といったように、決勝平均順位から予選平均順位を引いて出しています。もちろん各ドライバーの頑張りを評価するために作っていますが「上位スタート上位フィニッシュ」より「下位スタート中団フィニッシュ」の方が数値が高くなりますから、それを踏まえてみて下さい。
まず「いい方」に着目すると、上位にメルセデスの2人がいます。ドライバーの頑張りはもちろんのこと「とある出来事」によりビッグチャンスをモノにするケースがだいぶ助けになっています。先ほど話題に出したアストンマーティンやウィリアムズは「下位スタート中団フィニッシュ」率が高いので、これについてはだいぶいい評価になります。あと中団では何気にオコンもマイナス側に触れています。それはこう「過去のチャンピオンだか去年の恩義だか知らないが、今日のチームメイトは明日の敵」みたいな。いいんです、F1は草レースではなく四輪最高峰のショービジネス。仲良しこよしでは将来の自信のシートが危うくなる。でも観ている側は、特に日本気質の我々からすると「たまには立てろよ。長い目でみようよ」という気にならないわけでもない。
逆にプラス側に振っちゃったドライバーをフォローも入れつつみていくと、レッドブルの2人はまあスタートが上位ですから、決勝はちょいマイナスか下がるしかないので仕方がないところ(ペレスはもっと頑張らなきゃダメ)紅の1チームは飛ばして、オレンジのマクラーレンは今シーズンのマシン自体がややハズレ。ノリスですらプラスですから、リカルドもそうなります。先程のオコンの裏返しでアロンソ様は大きめに順位を落としてしまっています。マシンのトラブルもありましたし、シーズン序盤が尾を引いています。まさかこの状況あって、緑のチームに鞍替えを決めたわけではないよね?!(笑)アルファタウリの2人も予選の当たり外れと決勝の戦略とレースペースが不安定でプラス側になりました。アルファロメオのボッタスは予選こそ速さがあるものの、決勝のダラダラ感はメルセデス時代とあまり変わらずか。問題は上の方の紅い2人!
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そんな苦い顔してもダメ!
前半戦で均しても共に4つ以上順位を落としています。予選だけが速くてもダメ。ポールポジションにはポイントは付きません。ドライバーにミスがあるにしても、まあまずまず頑張ってはいる。としてもレース戦略は相変わらずのチグハグの時既に遅しが抜けません。これではとてもフェルスタッペンと戦えません。後半戦は速さ以上の賢さ、冷静さ、前半戦の深刻さを打破すべし!あとはその一派ともいえるハースのマグヌッセン、推し過ぎる。。ボッタスとも予選は非常に出来がいい。それをつまらぬミスで台無しにしてる!限られた資金に復帰直後であまり無理は言えないけど、ちゃんとやれば速いんだから落ち着いて!
誉める方より叱る方がどうしてもアツくなっちゃう(笑)F1に乗ったこともないおっちゃんが毎回偉そうにごめんね。ファンの1人として「期待」しているんです。
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引き続きましてコンストラクター(チーム)単位の決勝平均順位です。予選平均順位が「速さの勢力図」ならば、こちらは「チームの総合的な強さの勢力図」といったところでしょうか。最上位はレッドブルではございません、一応チャンピオンチームのメルセデスが僅差で勝っています。理由はフェルスタッペンの頑張りをチームメイトが絶妙に中和しているというか、、初ポールやエースのサポートに関しては評価大かもしれないけど、やっぱり頑張らなきゃダメですよ。速さ自慢のフェラーリに関しては2人揃ってもメルセデスの安定感には遠く及ばず、ウカウカしているとピンクのワークスに捕まえられてしまいます。4番手アルピーヌ以降は綺麗な間隔で並んでアルファタウリは下から3番目。グラフにするとアストンマーティンからも結構離されているのがわかります。リタイヤしちゃうと、miyabikunのこの手のグラフではいいことありません(miyabikunのさじ加減だろといわれてしまいそうだけど、どのチームも評価法は同じ。変なひいきはしません)

《ドライバー別グループ別決勝順位変遷》
長くなりましたがまだまだ続きます。決勝のドライバー別、グループ別順位です。予選編と同じグルーピングで三強6人のグラフから。
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予選編と異なり、決勝はリタイヤするとグラフの底に真っ逆さまに落ちますから、時には線が上下に暴れます。三強6人で上位を奪い合えば、表彰台登壇の赤いゾーンはほぼほぼこれら6人のうちの3人で埋まります。第4戦エミリア・ロマーニャGPの3位だけ空席が一つ。ココを奪ったのは誰でしょうか?!
フェラーリばかりディスるとイタリアから苦情が来そうですが、紅いラインは定期的にズドンと奈落の底に落ちていますね。紺色も序盤にチラホラ。エメラルドグリーンは序盤に実線のエースの方が屈辱的に下がり、破線の若手が母国イギリスで辱められていまっているものの、紅や紺に比べて何とか黄色の入賞圏内に止まっていますよね。ココが先程のチーム平均順位の高さで表れてきます。開幕前に急遽カラダを絞り過ぎて、ストレートの縦揺れにだいぶ悩まされていますが、こうしてみるとやはりメルセデスはチャンピオンチームなんですね。
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続いて中団の5チーム10人の決勝戦績です。エミリア・ロマーニャGP3位の答えはマクラーレンのノリスくんでした。さすがです。マシンのグレードさえ昨シーズンと変わらなければ、、もったいない限り。序盤はそのノリスが、中盤はボッタスが健闘し、終盤はピンクの実線アロンソが台頭してきています。残りは少なくなりましたが、ピンクの破線の方とは仲良くやって下さい。ヨーロッパ第二ラウンド直後のイギリス、オーストリアあたりはハースのシューマッハも勢いがありました。やはり「初」を経験すれば、止められないんだこりゃ。
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下位3チーム6人は意図せずも寒色系のグラフですね。入賞圏外の青がそれをまた助長します。最高位は色が変わって見辛くなってしまっていますが、青実線のガスリーが第8戦アゼルバイジャンGPで5位、同じく緑実線のベッテルが6位を獲得し、ほかはエミリア・ロマーニャGPで角田くんが7位入賞を果たしています。ストロールとウィリアムズのアルボンは地味に入賞ギリギリを行ったり来たりしています。アルボンはウィリアムズのマシンでかなり背伸びをして頑張っていますね。それが今後の複数年契約に結びついたわけです。ちなみに今シーズンのレギュラードライバーで唯一入賞できていないのは、その相方ラティフィただ1人です。いよっ、赤旗マスター!(笑)ウソウソ!

《決勝走行周回数》
予選にはなくて決勝にはある視点。走行周回数です。前半戦の決勝13戦の全走行周回数は782周となります。
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ん、781周ですと?!惜しい!前半戦の「一番走ったで賞」はキングでした。1周足らず。どこだ?!13位完走に終わったエミリア・ロマーニャGPが規定の63周に対して、1周遅れの62周でした。でもすごいですよね、それ以外は表彰台に乗れずとも規定周回をこなしているわけですから。距離だけみれば紛れもない「キング」ですよ。ただmiyabikunは密かに「未勝利シーズン」を願っている悪いヤツ(笑)2位は先程言いかけて後回しにした「隠れた努力」アストンマーティンのストロールです。10周足らずながら消化率98.7%で何と一度もリタイヤはしていません。リタイヤしていないことを知っていましたか?!miyabikun今回整理するまで全く気付きませんでした。「リタイヤが無い=20位評価にならない」わけですから、平均順位が極端に下がらないのです。すごいぞちゃま、miyabikun評価法を上手くかいくぐったな。でも平均順位は入賞圏外の12.08位なんだけどね(笑)ベッテルが去る前に盗める技術は盗んでおこうぜ!
それにしてもサインツの604周はキツいな。。
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だからその顔してもダメだってば。
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チーム単位でまとめるとメルセデスが落ち、マクラーレンがしれっと浮上してきます。順位こそしょっぱいですが、ノリスのみならずリカルドもまあまあ周回数を重ねています。まさか狙ったわけではないだろう、2人揃っての763周×2=1,526周でした。あと、チーム単位にしてわかるのはフェラーリパワーユニット3チームがこぞって下位に並ぶ形となりました。フェラーリはもちろんアルファロメオ(ボッタス)もハース(マグヌッセン)も予選は速い。ただ、決勝になると朽ち果てたりミスしたり、、「速い=強い」でないことをパワーユニット単位で証明してくれているかのようです。逆に上位3チームはメルセデスパワーユニット勢が揃うというのもまた不思議というか、興味深いところ。ルノーとレッドブル(ホンダ)はちょうど中間?!

《決勝チーム内対決》
ここまで長い時間お付き合い頂きありがとうございます。決勝編の最後もチーム内対決で〆ます。決勝編も単純にフィニッシュした順位で勝敗を決め、両者リタイヤで終えた場合は引き分け扱いとします。IMG_5001
最も優劣差が出たのは10勝3敗のウィリアムズ。続いて10勝2敗1引き分けのアルファロメオでした。ボッタスはアルファロメオに移籍して本当にイキイキしていますね。戦績は落ちたけど、やりがいと楽しさに満ち溢れているように感じます。前任のライコネンもそうでしたが、やはりギスギスしたトップチームで全方位から厳しい評価をされるより「ムーミン谷の森の中にある静かなサウナ」の方がのびのびと生活できるんでしょう。F1未開の地の新人に対してしっかりお手本になっています。なかなか見られない遠慮がちなボッタスのほころぶ笑顔が表彰台で見られる日が来るといいですね。
優劣差といえばレッドブル。意外なことにフェルスタッペンが9勝に対してペレスは何気に4勝しています。優勝を挙げた第7戦モナコGPをはじめ、ダブルリタイヤ(ダブル完走扱い)で終えた開幕戦バーレーン、フェルスタッペンが離脱しつつも2位表彰台を掴んだ第2戦オーストラリアGP、散らかってしまったイギリスGPも2位表彰台を獲得して上回る結果を手にしています。ガチンコで戦ったら勝てない(勝たせてもらえない)でもダメになった時にチャンスとしてしっかり上位フィニッシュする。これがコンストラクターズチャンピオンを獲得する上で重要なことです。どこぞのチームのように、仲良く6勝6敗1引き分けのイーブンで来られると、確かにチームはどちらに舵を切っていいか悩んでしまうのも事実。そこは後半戦でしっかり割り切り「チームとして意志を持って戦いに臨む」姿勢でないと、早々とシーズンが終結してしまいますから頑張ってほしいです。

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この表情、何て穏やかなんだ。。今シーズンのベッテルってどこかずっと遠くを見ている気がしました。やはり別のことを考えたくなる時期を迎えていたのかな。
以上、大変長くなりましたが前半戦の決勝編まとめでした。早くしないとベルギーGP始まっちゃうー!

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予選編に続いて、後半戦の決勝まとめです。今年も残り少なくなってきましたので、テンポよくいきましょう!

《優勝者》
 第12戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 第13戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 第14戦 リカルド    (マクラーレン・M)
 第15戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第16戦 ボッタス    (メルセデス・M)
 第17戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 第18戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)

 第19戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第20戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 第21戦 ハミルトン   (メルセデス・M)
 最終戦 フェルスタッペン(レッドブル・H)

後半戦11戦の各優勝者になります。前半戦は初優勝を生むことになりましたが、後半戦はそれには至らず、よくある顔ぶれが並んでいます。内訳はフェルスタッペンが5勝、ハミルトンが4勝、ボッタス1勝、そしてマクラーレンのリカルドが久々の1勝を挙げています。今シーズンのマクラーレンとなれば、勢いあるノリスの方が優勝に近いと思いきや、移籍後イマイチと思われたリカルドが来ました。いい意味で意外でした。久々過ぎて軽く忘れてしまっていた「シューイ」ありましたね。miyabikunもやるかと誘われてもあまりやりたくはないのですが、「やったらポイントが倍貰える」と言われるのなら考えます(笑)リカルドとボッタスの久々以外は結局フェルスタッペンとハミルトンが分けあった形となり、終盤戦はそのイベント自体がハラハラのドキドキもの。特に最終盤二戦は物議でドロドロでした。単独最多王者VS初王者をかけてのレースですし、決して誉められるものではありませんが、お互いにそれだけ必死だったんですよね。

《決勝平均順位》
決勝の平均順位はいつものように「リタイヤ、不出走、失格は20位扱い」として算出しています。
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1位は新チャンピオンに輝いたレッドブルのフェルスタッペンが3.18位、2位は0.46位の差でハミルトンとなりました。やはり2人が抜きん出ていますね。一方でそれらの相方はというと、ボッタスが7位ちょうどで5番目、ペレスは6番手ではあるも、平均順位はボッタスとはやや離れた8.45位でした。これでは自身のチャンピオン獲得は夢のまた夢、チームメイトのサポートに回ってほしいと頼まれたら断れないような差でした。無論、この後半戦に入る前の時点でチャンピオン争いは概ね上位2人に絞られてしまいましたので、その2人より好成績になるわけはありません。一昔前だと「露骨に順位を譲る(譲らされる)」なんてシーンがみられたものの、この2人に関していえば予選時点、もしくはレース序盤で入れ替わっちゃいますから、そこまでエグいシーンにはなりません。
それはともかく、それよりも問題というか嬉しい出来事としては、二強の一角に「紅い2人」が揃って上回ったことです。フェラーリの再建に奔走するサインツとルクレールの2人。フェラーリの直接のライバルは昨年ランキング3位を獲得したマクラーレンでした。フェラーリのランキングは6位で終え、失意の一年を過ごしました。ところが今シーズンは中堅で「F1渡り鳥」のサインツを迎え、優勝はなくともコンスタントに表彰台を獲得。後半戦で失速気味だったマクラーレン2人を捉えて、コンストラクターズランキングも追い抜き3位で終えています。大成功の大健闘でした。
一部イレギュラーなチームはあるものの、平均値とすると大体似通った数値におさまったのが何とも面白いです。フェラーリ、マクラーレン、アルピーヌ、アストンマーティン、アルファロメオ、そしてお決まりのハースが並んでいます。逆に離れてしまっているのがレッドブル、メルセデス、アルファタウリ、ウィリアムズの4チームです。アルファタウリの角田くんは言っても新人、仕方無し。ウィリアムズは何といっても来シーズンはチャンピオンチーム加入が決まったラッセルですから、仕方無し。レッドブルとメルセデスの2人は、、うーん、先程書いたように、仕方無しで。
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予選と同様に、前半の決勝平均順位からの進化(退化)をみるための簡単な指標を作成しました。左側のマイナス側は「前半戦より順位がよくなったドライバー」で右側は「順位が悪くなったドライバーとなります。混沌とした終盤のチャンピオン争いを制したフェルスタッペンは頑張りましたね。またサインツを誉めがちなmiyabikunですが、ルクレールも前半戦なゆり成績は向上しています。ルクレールももちろん頑張った!一方で元気な前半戦が目立ったノリスは後半戦の元気の無さがグラフにもよく表れています。一時期はランキング3位に名乗りを挙げていたのですが、結果はフェラーリ2人にも抜かれたランキング6位。来シーズンに期待しましょう。角田くんもこの後登場するグラフから、シーズン最終盤の好成績がようやく表れた結果がみられます。同じく来シーズンに期待ですね。

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コンストラクター(チーム)単位の決勝平均順位になります。概ねドライバー編と同じような並びとなり、2人揃って9.91位のアルピーヌは当然チームでも平均9.91位です。このあたりまでが決勝の入賞圏内の常連で、残念ながらアルファタウリはアルピーヌから2位程度離されてしまっています。ランキング争いに敗れてしまいました。先程のドライバー別の「後半戦の進化」をみても、アルピーヌは2人とも調子を上げたのに対し、アルファタウリはガスリー一人で戦わざるを得ないのは辛かったでしょう。新人をチームに招くことはこういうことでもあります。仕方がありません(全て「仕方が無い」という言葉で片付けしまいました)

《ドライバー別グループ別決勝順位変遷》
決勝のドライバー別、グループ別順位です。まずは二強4人のグラフから。

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第14戦イタリアGP、同士討ち。共にノーポイントだったからよかったものの、後半戦のノーポイントは非常にイタい出来事でした。そのチャンスをモノにしたのはペレスでもボッタスでもなく、マクラーレンのリカルドでした。フェルスタッペンもハミルトンもそのレース以外は表彰台圏内を確保しつつも、第16戦トルコGPのホンダ総出の「ハミルトン包囲網」の4位は痛手でした。つまり、フェルスタッペンのチャンピオン獲得はフェルスタッペンの頑張りはもちろんのこと、レッドブルグループの助けもあってなし得たと言えますね。
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中団の5チーム10人です。マクラーレンによるイタリアGPのワンツーが今シーズンのチームのクライマックスとなりました。ただそれを最後に入賞圏内も下位で終えることが続くと、フェラーリが上位フィニッシュで堅実にポイントを稼ぎました。接戦の後半戦はフェラーリのサインツが3位2回、ルクレールが4位3回で完全にマクラーレンを追い越しています。サインツの他に表彰台に立ったのはアルピーヌのアロンソでした。初開催のカタールGPの3位はさすがベテランという走りがみられましたね。マシンに慣れれば若手と対等にやり合えるということを証明しています。
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下位の3チーム6人の戦績はこんな感じです。第12戦ベルギーGPは予選の順位のままウィリアムズが大量得点となり、3チームの中で頭一つ飛び出した地位を獲得。その後、イタリアGPとロシアGPでもラッセルはポイントを獲得して、3年所属したチームにランキング8位という「置き土産」をしていきました。終盤は気が抜けてしまったかのような結果が続きましたが、来シーズンはメルセデスで今までの我慢を一気に放出して大成してくれることでしょう。ウィリアムズの他はアルファロメオの2人が下位入賞を果たしますが、残念ながらハースは後半戦でも入賞圏内フィニッシュなりませんでした。

《決勝走行周回数》

後半戦の決勝11戦の走行周回数は、ベルギーGPの「赤旗切り上げ」を加味して合計600周でした。全11戦の総周回数は697周となります。ライコネンの代走を担ったクビカを含めたドライバー21人の周回数はこうなりました。
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全周回をこなした者はおらず、周回率99.7%の598周でフェラーリの2人が並びました。それに続くのがノリスの596周、ボッタスの589周とチャンピオン争いをしていない上位が名を連ね、肝心なチャンピオン争いをした2人は仲良く572周という(笑)全周回から28周足りません。イタリアGPが53周レースの25周目に同士討ちで28周足らず、それか。それが無ければ、おそらく全周回走行ができていたかな。いやいや、わからんぞ(笑)
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チーム単位でまとめるとこうなります。今シーズンがラストシーズンとなったライコネンは病気により2戦欠場してしまったので仕方がありませんが、アルファロメオ勢が珍しく少なめでした。それ以上に、同じアルファでもアルファタウリも周回数が少ないです。マシントラブルがたまにありましたね。毎度ながら予選はいいのに、決勝の戦略、レースペースなど残念な要素です。ハースは経験浅い、速くない、走れていないの「ないの三冠王」となっています。まあそれも、仕方無いか(笑)

《ファステストラップ獲得者》
 第12戦 該当者無し
 第13戦 ハミルトン   (メルセデス・M) 72/72周

 第14戦 リカルド    (マクラーレン・M)53/53周

 第15戦 ノリス     (マクラーレン・M)39/53周

 第16戦 ボッタス    (メルセデス・M) 58/58周
 第17戦 ハミルトン   (メルセデス・M) 41/59周
 第18戦 ボッタス    (メルセデス・M) 69/71周
 第19戦 ペレス     (レッドブル・H) 71/71周
 第20戦 フェルスタッペン(レッドブル・H) 57/57周
 第21戦 ハミルトン   (レッドブル・H) 47/50周

 最終戦  フェルスタッペン(レッドブル・H) 39/58周

ポイント付与のあり方に毎回難癖付けてるmiyabikunですが、今シーズンこそココが役に立ったシーズンは無いのではないでしょうか。後半戦だけの話をすると、ハミルトンが3つ、フェルスタッペンが1つの状態で「最終戦の同点対決」が実現しました。ファステストラップを記録したタイミングをみると、ベルギーGPを除いた10戦中、5回が最終周と戦略的なものが多いです。いいんだよ、それが戦略なんだよ。そうか(笑)最終盤にフリーストップ出来ないくらいの僅差ならなぁ。。ちなみに、チャンピオンを争っていない方々の獲得者はボッタスが2回、ノリス1回、ペレスが1回ずつっス。あ、あと忘れちゃイカルド、リカルドが1回でした。

《決勝チーム内対決》
決勝編の最後もチーム内対決です。決勝編もフィニッシュした順位で勝敗を決め、両者リタイヤで終えた場合は引き分け扱いとします。
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miyabikunが結果をパッとみた限り「だよな」と納得できる部分と「そうなの?!」と思う部分の2種類がありました。メルセデスやレッドブル、アルファタウリ、ハース、ウィリアムズは想像通りの結果だったのですが、意外にもフェラーリはルクレール、アルファロメオはジョビナッツィの方がチームメイトに対しては勝っていました。ポイントはサインツやライコネンの方が稼いだのですが、順位的な比較となると、ルクレールやジョビナッツィの方がよかったということです。もちろん後半戦だけをみるのではなく前半戦も評価しなければならないですし、もっと言えば1レース毎の「内容」も掘り下げて評価すると、いわばポイントランキングの順位がそのままの成績として残るわけです。サインツもルクレールは来シーズンも変わらずフェラーリドライバーが続くので安心ですが、ジョビナッツィは結果的にシートを得られずF1から去ることとなりました。チームメイトに「順位だけ勝っても」なかなか高評価は得られないものなんだなと改めて感じました。

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後半戦11戦をかいつまみながらの決勝編のまとめでした。

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