大阪の27階から書き込みます。大阪の皆さん、お邪魔しています。今回は先日の続き「初優勝の舞台と記録」の第2弾です。少しだけ視点を変えてみていきます。
《初優勝を生んだサーキットランキング》
1 10人 インディアナポリス ※ -5.00
(インディアナポリスGP)
2 9人 モンテカルロ市街地 -3.78
(モナコGP)
3 7人 モンツァ -2.14
(イタリアGP)
4 6人 ジル・ヴィルヌーブ -2.83
(カナダGP)
5 4人 エステルライヒリンク(※) -6.75
《初優勝を生んだサーキットランキング》
1 10人 インディアナポリス ※ -5.00
(インディアナポリスGP)
2 9人 モンテカルロ市街地 -3.78
(モナコGP)
3 7人 モンツァ -2.14
(イタリアGP)
4 6人 ジル・ヴィルヌーブ -2.83
(カナダGP)
5 4人 エステルライヒリンク(※) -6.75
(オーストリアGP)
ザントフォールト ※ -1.00
ザントフォールト ※ -1.00
(オランダGP)
シルバーストン -1.50
(イギリスGP)
スパ・フランコルシャン -4.75
(ベルギーGP)
ニュルブルクリンク ※ -0.50
(ドイツGP、ヨーロッパGP)
ハンガロリンク -1.25
(ハンガリーGP)
ワトキンズ・グレン ※ -3.25
(アメリカGP)
12 3人 ホセ・カルロス・パーチェ -5.67
(ブラジルGP)
キャラミ ※ -3.00
(南アフリカGP)
ディジョン・プレノワ ※ -3.00
(フランスGP)
15 2人 10サーキット
25 1人 16サーキット
※は現在は行われていないサーキット
上位のインディアナポリス、モンテカルロ市街地、モンツァ、ジル・ヴィルヌーブまでは先日のGP別と似通った並びです。上位にいたフランスGPは前回6人を輩出したGPでしたが、サーキット単位にしてしまうと2人ずつになってしまい、たまたま感があります。
ニュルブルクリンクの4人のうち、172のコーナーを有する北コース(22.810km)で初優勝したのはA・アスカリとJ・サーティースの2人でいずれも後にチャンピオンを獲得する逸材でした。また、今は名称とヘルマン・ティルケによる線形改良が施されたオーストリアのエステルライヒリンク(現 レッドブルリンク)は起伏に富んだ超高速サーキットで平均6.75人抜きの初優勝を生むパッシングも多さで、危険度も高いサーキットでした。ちなみに以前に書いた、初優勝の条件を外すとエステルライヒリンクは平均2.67人抜きで優勝しており、改良したレッドブルリンク(A1リンク)でみると平均1.50人抜きで減ってしまいました。ヘルマン・ティルケ改良失敗?!
サーキット別でみたら何か初優勝の決め手が見つかるか試してみましたが、正直あまりよくわからないですね。同じサーキット一途でたくさんやってれば自然と上位にきちゃうし、ミヤビマン・ティルケはまた企画失敗?!(笑)
《サーキット別の初優勝率ランキング》
1 100% セブリング ※ 1人/1回
ツェルトヴェク ※ 1人/1回
3 90.9% インディアナポリス ※ 10人/11回
4 50.0% ディジョン・プレノワ ※ 3人/6回
ラスベガス ※ 1人/2回
6 40.0% ルーアン ※ 2人/5回
7 33.3% アンデルストープ ※ 2人/6回
8 25.0% ソチ・オリンピックパーク1人/4回
モンジュイック・パーク ※ 1人/4回
10 22.2% エステルライヒリンク(※) 4人/18回
11 20.0% エイントリー ※ 1人/5回
ブレムガルテン ※ 1人/5回
13 18.2% ランス ※ 2人/11回
14 15.8% ジル・ヴィルヌーブ 6人/38回
15 15.0% キャラミ ※ 3人/20回
ならばと開催回数から初優勝者の割合を算出してみました。ほとんどが※マークのつく過去のサーキットとなっており、さっきのランキングとは逆に、開催回数が少ない方が上位になりそうです。このランキングでもインディアナポリスGPでみると何と90.9%、アメリカGPを含めても全19回で52.6%と上位にきます。インディアナポリスは11回開催で1953年と54年のB・ヴコヴィッチが唯一2勝して、他10人の初優勝者を輩出しています。2017年までF1インディアナポリスGPが続いていれば佐藤琢磨もこの中含まれていたことでしょう。
シルバーストン -1.50
(イギリスGP)
スパ・フランコルシャン -4.75
(ベルギーGP)
ニュルブルクリンク ※ -0.50
(ドイツGP、ヨーロッパGP)
ハンガロリンク -1.25
(ハンガリーGP)
ワトキンズ・グレン ※ -3.25
(アメリカGP)
12 3人 ホセ・カルロス・パーチェ -5.67
(ブラジルGP)
キャラミ ※ -3.00
(南アフリカGP)
ディジョン・プレノワ ※ -3.00
(フランスGP)
15 2人 10サーキット
25 1人 16サーキット
※は現在は行われていないサーキット
上位のインディアナポリス、モンテカルロ市街地、モンツァ、ジル・ヴィルヌーブまでは先日のGP別と似通った並びです。上位にいたフランスGPは前回6人を輩出したGPでしたが、サーキット単位にしてしまうと2人ずつになってしまい、たまたま感があります。
ニュルブルクリンクの4人のうち、172のコーナーを有する北コース(22.810km)で初優勝したのはA・アスカリとJ・サーティースの2人でいずれも後にチャンピオンを獲得する逸材でした。また、今は名称とヘルマン・ティルケによる線形改良が施されたオーストリアのエステルライヒリンク(現 レッドブルリンク)は起伏に富んだ超高速サーキットで平均6.75人抜きの初優勝を生むパッシングも多さで、危険度も高いサーキットでした。ちなみに以前に書いた、初優勝の条件を外すとエステルライヒリンクは平均2.67人抜きで優勝しており、改良したレッドブルリンク(A1リンク)でみると平均1.50人抜きで減ってしまいました。ヘルマン・ティルケ改良失敗?!
サーキット別でみたら何か初優勝の決め手が見つかるか試してみましたが、正直あまりよくわからないですね。同じサーキット一途でたくさんやってれば自然と上位にきちゃうし、ミヤビマン・ティルケはまた企画失敗?!(笑)
《サーキット別の初優勝率ランキング》
1 100% セブリング ※ 1人/1回
ツェルトヴェク ※ 1人/1回
3 90.9% インディアナポリス ※ 10人/11回
4 50.0% ディジョン・プレノワ ※ 3人/6回
ラスベガス ※ 1人/2回
6 40.0% ルーアン ※ 2人/5回
7 33.3% アンデルストープ ※ 2人/6回
8 25.0% ソチ・オリンピックパーク1人/4回
モンジュイック・パーク ※ 1人/4回
10 22.2% エステルライヒリンク(※) 4人/18回
11 20.0% エイントリー ※ 1人/5回
ブレムガルテン ※ 1人/5回
13 18.2% ランス ※ 2人/11回
14 15.8% ジル・ヴィルヌーブ 6人/38回
15 15.0% キャラミ ※ 3人/20回
ならばと開催回数から初優勝者の割合を算出してみました。ほとんどが※マークのつく過去のサーキットとなっており、さっきのランキングとは逆に、開催回数が少ない方が上位になりそうです。このランキングでもインディアナポリスGPでみると何と90.9%、アメリカGPを含めても全19回で52.6%と上位にきます。インディアナポリスは11回開催で1953年と54年のB・ヴコヴィッチが唯一2勝して、他10人の初優勝者を輩出しています。2017年までF1インディアナポリスGPが続いていれば佐藤琢磨もこの中含まれていたことでしょう。
《予選からの平均アップ数が高い初優勝サーキット》
1 -10.50 ホッケンハイムリンク ※ 2人
2 -10.00 モンジュイック・パーク ※ 1人
3 -9.00 セブリング ※ 1人
4 -8.50 ランス ※ 2人
5 -6.75 エステルライヒリンク(※) 4人
6 -6.00 セパン 1人
ツェルトヴェク ※ 1人
8 -5.67 ホセ・カルロス・パーチェ 3人
9 -5.00 アルバート・パーク 1人
インディアナポリス ※ 10人
鈴鹿 1人
12 -4.75 スパ・フランコルシャン 4人
13 -4.00 アンデルストープ ※ 2人
ヘレス ※ 1人
ポール・リカール ※ 1人
1位のホッケンハイムリンクの2回は改修前のハイスピード時代です。ココは誰の改修か?!ヤツです(笑)全パッシング回数はさすがに調べていませんが、こちらも同様に昨年調べた結果でいうと改修してからの優勝者は10回中6回のポール・トゥ・ウィンで平均0.50人抜きでしたので改修によって「優勝争いが激化したか」と問われたら、激化していないということが数字から表れてしまいます。
近年、オーストリアGPの「再エステルライヒリンク化」が噂されています。過去の映像を観るとハイスピードでスリリングなレースが行われていました。もし再改修で復元となれば、事故の危険性は上がりますが、少なくとも現レイアウトよりはバトルがみられ、初優勝者も出しやすくなりそうです。義父のバーニー・エクレストンもF1界から退いた事だし、ティルケサーキットの見直しを図っていいかもしれません。
1 0人抜き 24人
N・ロズベルグ、S・ベッテル ●、
L・ハミルトン ●、F・マッサ ●、
F・アロンソ ●、A・セナ、N・ピケ ほか
2 2人抜き 17人
V・ボッタス ●、M・シューマッハ、
N・マンセル、A・プロスト、
G・ヴィルヌーブ、J・スチュワート ほか
3 1人抜き 15人
R・クビカ、H・コバライネン、D・ヒル
J・ヴィルヌーブ、R・パトレーゼ、
J・ワトソン、D・ピローニ、G・ヒル ほか
4 3人抜き 10人
M・フェルスタッペン ●、J・バトン、
G・ベルガー、C・ロイテマン、
M・アンドレッティ、D・ハルム ほか
5 4人抜き 9人
M・ハッキネン、J・ハーバート、
J・アレジ、P・タンベイ
R・ピーターソン、F・セベール ほか
6 5人抜き 8人
D・リカルド ●、E・アーバイン、
T・ブーツェン、A・ナニーニ、
R・アルヌー、C・パーチェ ほか
7 6人抜き 6人
K・ライコネン ●、E・デ・アンジェリス、
L・バンディーニ、M・ホーソーン ほか
8 7人抜き 5人
G・フィジケラ、K・ロズベルグ、
J・ラフィー、V・ブランビラ ほか
9 13人抜き 3人
O・パニス、A・ジョーンズ ほか
10 10人抜き 2人
J・マス、P・ゲシン
11人抜き 2人
J・クラーク、G・バゲッティ
12 8人抜き 1人
M・トランティニャン
9人抜き 1人
B・マクラーレン
12人抜き 1人
S・ハンクス
17人抜き 1人
R・バリチェロ
●は現役ドライバー
最後は初優勝のアップ数です。名前は新しい優勝者順、現役を優先に、他は著名ドライバーを例に挙げています。やっぱりF1はポールポジションが有利には違いありません。全107人の22.4%がポールポジションの順位そのまま、35.5%がフロントロウからの初優勝となります。また、先日のボッタスと同じ3番手スタートも意外と優勝に近く、1人抜きの2番手スタートより初優勝者が多い点が面白い。これは何度も言っていますが、●印の現役は特に予選上位からの初優勝が多めです。現役ではリカルドが予選6番手からの初優勝、ライコネンは予選7番手からの初優勝でした。最近はスタートで順位を落としがちなライコネン、若かりし頃は中団スタートからもファステストラップでガンガン追い抜いて優勝にこぎつけたものです。今シーズンのマシンはパワーもドライバビリティも優れていて、優勝するに充分なものです。ベッテルとの比較されても仕方がない、年齢的な劣化が露わになっています。
2回に渡って初優勝をデータからクローズアップしてみました。恥ずかしながら明瞭な結果やキーポイントを見出せない「企画倒れ」感がありましたね(笑)
初優勝108人目は誰の手に?!