F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:英語

今回はF1からちょっと離れつつ遠からずの息抜き回にしたいと思います。
去る5/6にイギリスのチャールズ国王(前 皇太子)の戴冠式が行われました。miyabikun個人的には、過去にあれこれあってあまりいいイメージが無い方のですが(なんて書いたばかりに、国際指名手配とかにならないよね?パスポートは無くしていないから、ドバイとかに逃げておいた方がいい?!)これからはエリザベス女王に続いて「イギリスの顔」となっていかれるのでしょう。F1に顔を出したりもするのかな。その戴冠式の少し前、4/28にアップした「アゼルバイジャンGP予選予想」の時にmiyabikunこのブログでルクレールのことを珍しくファーストネームの「チャールズくん」と呼びました。我々日本人にはあまり想像付かないことですが、海外の名前は国によって様々な綴りや読み方に変化するものがあります。ルクレールの名前は日本において一般的にはフランス読みのCharles「シャルル」と呼んでいますが、綴りを読もうと思えば「チャールズ」と読めなくもない。今回は「国によって読み方が変わる人名についてみていこうと思います。

以下にアルファベットの頭文字順でよく聞くファーストネームを英語を基本に、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語を連ねていきます。カタカナで読み方も記していますが、当然ながら日本語でバチっと充てられないものもありますので、参考程度ということで。

Andrew:アンドリュー(英語)
André:アンドレ(フランス語)
Andreas:アンドレアス(ドイツ語)
Andrea:アンドレア(イタリア語)

Arthur:アーサー(英語)
Arthur:アルテュール(フランス語)
Arthur:アルトゥール(ドイツ語)
Arturo:アルトゥーロ(イタリア語)

Bernard:バーナード(英語)
Bernard:ベルナール(フランス語)
Bernhard:ベルンハント(ドイツ語)
Bernardo:ベルナルド(イタリア語)

Clara , Clare:クララ , クレア(英語)
Claire:クレール(フランス語)
Klara:クララ(ドイツ語)
Chiara:キアーラ(イタリア語)

Charles:チャールズ(英語)
Charles:シャルル(フランス語)
Karl:カール(ドイツ語)
Carlo:カルロ(イタリア語)
Carlos:カルロス(スペイン語)

ココが今回のネタのキッカケとなったチャールズ国王とルクレールくんの共通点になります。イギリスでチャールズと呼ぶ名はフランスではシャルル、ドイツではイニシャルがCからKに変わりカール、イタリアではカルロ、そしてスペインではカルロスになるそうです。ん、待てよ。シャルルとカルロスが英語でいうチャールズに値するって、そうなったら現フェラーリドライバーの2人はイギリスに行くと2人ともチャールズになっちゃうの?! 
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ほー、君ら同名になっちゃうのね。初耳でした。この前は兄弟みたいにイジっちゃったけど、下の名前が同じならば兄弟にならないじゃん(笑)
もっと言えば、ふた昔前くらいのオーストリア人F1ドライバーにKarl Wendlinger(カール・ヴェンドリンガー)がいました。カールがチャールズのドイツ語読みならば、ルクレールもサインツもヴェンドリンガーもみんなチャールズということになるのか。

Ferdinand:ファーディナンド(英語)
Ferdinand:フェルディナン(フランス語)
Ferdinand:フェルディナント(ドイツ語)
Ferdinando:フェルディナンド(イタリア語)
Fernando:フェルナンド(スペイン語)

Frederick:フレデリック(英語)
Frédéric:フレデリック(フランス語)
Friedrich:フリードリヒ(ドイツ語)
Federico:フェデリコ(イタリア語)

George:ジョージ(英語)
Georges:ジョルジュ(フランス語)
Georg:ゲオルグ(ドイツ語)
Giorgio:ジョルジョ(イタリア語)
Jorge:ホルヘ(スペイン語)

Henry:ヘンリー(英語)
Henri:アンリ(フランス語)
Heinrich:ハインリヒ(ドイツ語)
Enrico:エンリコ(イタリア語)
Enrique:エンリケ(スペイン語)

James:ジェームス(英語)
Jacques:ジャック(フランス語)
Giacomo:ジャコモ(イタリア語)
Jaime:ハイメ(スペイン語)

1997年のドライバーズチャンピオンを獲得したジャック・ヴィルヌーブはカナダ人でもフランス語を主とする方です。英語でいうジェームスに該当。あまりジェームスって感じではないかなー(笑)やっぱりジャックが一番しっくりくる、というか慣れというか。

John:ジョン(英語)
Jean:ジャン(フランス語)
Johann , Johannes:ヨハン , ヨハネス(ドイツ語)
Giovanni:ジョヴァンニ(イタリア語)
Juan:ファン(スペイン語)

F1のジャンといえばフランス人のアレジ。ファンといえば、近年ではファン・パブロ・モントーヤでしょうか。モントーヤはコロンビア人ドライバーですが、コロンビアの公用語はスペイン語を使います。アレジとモントーヤのお名前は同じ。

Laurence:ローレンス(英語)
Laurent:ローラン(フランス語)
Lorenz:ローレンツ(ドイツ語)
Lorenzo:ロレンツォ(イタリア語)
Lorenzo:ロレンソ(スペイン語)

現代のF1におけるローレンスといえばストロールのパパ。すごーく昔のドライバーにはロレンツォ・バンディーニがいました。miyabikunは二輪競技はあまり詳しくありませんが、以前MotoGPで活躍したスペイン人チャンピオンのホルヘ・ロレンソならば知っています。3人とも同じ名前(ただしロレンソは姓)

Lewis:ルイス(英語)
Louis:ルイ(フランス語)
Ludwig:ルートヴィヒ(ドイツ語)
Ludovico:ルドヴィーコ(イタリア語)
Luis:ルイス(スペイン語)

昔、バッグブランドのルイ・ヴィトンの綴りは「ロイス」なのになぜ「ルイ」と読むのか疑問に思っていました。フランス読みだとルイスはルイになるんですね。ハミルトンがフランスに行くと「ルイ・ハミルトン」になるの?!高級バッグに高級腕時計!(笑)
ルートヴィヒの語尾「〜ッヒ」というのがドイツ語っぽいし、語尾が「〜ィーコ」となると確かにイタリアっぽくなりますね。

Luke:ルーク(英語)
Luc:リュック(フランス語)
Lukas:ルーカス(ドイツ語)
Luca:ルカ(イタリア語)
Lucas:ルカス(スペイン語)

Mary:メアリー(英語)
Marie:マリー(フランス語)
Maria:マリア(ドイツ語)
Maria:マリーア(イタリア語)

Michael:マイケル(英語)
Michel:ミシェル(フランス語)
Michael:ミハエル(ドイツ語)
Michele:ミケーレ(イタリア語)
Miguel:ミゲル(スペイン語)

この名もF1においては有名な変換。日本で多く呼ばれるミハエル(ミヒャエル)・シューマッハは英語圏ではマイケル・シューマッハになります。彼をマイケルと呼ぶ方もたまにいますよね。マイコー!

Paul:ポール(英語)
Paul:ポール(フランス語)
Paul:パウル(ドイツ語)
Paolo:パオロ(イタリア語)
Pablo:パブロ(スペイン語)

今度はパブロが出てきました。ポールのスペイン語読みになります。モントーヤを英語読みすると「ジョン・ポール・モントーヤ」になるのかな。モントーヤも英語式では違うものに変換されそう。
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Peter:ピーター(英語)
Pierre:ピエール(フランス語)
Peter:ペーター(ドイツ語)
Pietro:ピエトロ(イタリア語)
Pedro:ペドロ(スペイン語)

フランス人のピエールといえば、現役でガスリーがいます。英語でいうピーターに該当。ペーターもいますね。スイス出身でザウバー(現 アルファロメオ)チーム創始者のペーター・ザウバー。ピエトロはなかなかレギュラードライバーになれないエマーソンの孫、ピエトロ・フィッティパルディがいますし、ペドロは90年代を代表する「ペイドライバー」ペドロ・ディニスや名前に「・」がいっぱいのスペイン人ペドロ・デ・ラ・ロサを連想します。ペドロ・デラロサではありませんよ、デ・ラ・ロサですからね!

Richard:リチャード(英語)
Richard:リシャール(フランス語)
Richard:リヒャルト(ドイツ語)
Riccardo:リッカルド(イタリア語)
Ricardo:リカルド(スペイン語)

現在F1浪人中のリカルドについて、リチャードやリチャルドと呼ばれているのは知っていますが、miyabikun昔もう一つ気になっていることがありました。
レッドブル在籍時代の2015年から16年の前半にチームメイトにダニール・クビアトがいました。ダニエルとダニールって綴りこそ違いますがどこか似ていませんか?!調べてみると、クビアトはロシア人ではありますが、ロシアの西側、東欧エリアのスラブ圏では「ダニエルがダニールに変化した」という経緯があるようです。ということは、当時のレッドブルは「2人のダニエルがいた」という解釈もできます。その昔、グループ内に「3人のセバスチャンがいた」ということもありましたね。たまたまだとは思いますが、希少な偶然。
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Robert:ロバート(英語)
Robert:ロベール(フランス語)
Robert:ロベルト(ドイツ語)
Roberto:ロベルト(イタリア語)

William:ウィリアム(英語)
Guillaume:ギヨーム(フランス語)
Wilhelm:ヴィルヘルム(ドイツ語)
Guglielmo:グリエルモ(イタリア語)
Guillermo:ギリェルモ(スペイン語)

フランス語にしても、ドイツ語にしても、イタリア語にしても、何だか「っぽい感じ」に変換されていますよね。下に並べた言語ほど、クセが強く出ている様にも感じます。

まだまだ調べればたくさんあると思いますが、F1や日常生活で耳にしそうな代表的なものを挙げてみました。言語によってこのような変化があるとわかっていれば、聞く人が聞けば、国籍を聞かずしても出身地や地方にあたりがつけられるというわけか。確かに日本の姓名に関しても地域性のあるものや、「なかじま」と書いても中島さんや中嶋さんがいたり「中島」と書いてもなかじまさんやなかしまさんがいるなど、結構奥深いものがありますよね。人名と地名は本当に難しい。

チャールズ国王がきっかけで思いついた今回のこの企画、調べてみて驚いたこともありつつ、なかなか勉強になりました。
でも今回一番驚いたのはやっぱり君ら2人かな。
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まさか同じ名前だったとは、、。(断言はできませんが)

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皆さん、ゴールデンなウィークを有意義にお過ごしですか?!お仕事の方はお疲れ様です。理系出身のくるマニアmiyabikunの英文法講座の12回目です。前回のLesson 11はボロボロでしたね。遅ればせながら修正しました。毎回ウソの英語ばかり配信してしまい、お恥ずかしい限りです。。今回は以前Lesson 1で少し触れた「関係代名詞と関係副詞」をやります。その前に前回の解答をいつもの様に。

《前回の内容の確認テストの解答》
①__ the circuit as soon as possible.
    サーキットに早く入りなさい
    →Enter
    • ②__ __ this engine is!
          このエンジンはなんて力強いんだ!
          →How powerful
      ③I __ my parents __ __ __.
          親が金持ちならよかったのに
          →wish , had been rich

②は当初の意図した解答にならない出題者側の勝手なひっかけ問題になってしまっていました。空欄は2つの方でした。


《関係代名詞》
前に一度触れました。疑問詞を使って、代名詞と接続詞の2つの働きで2つの文を1つに繋げます。先行詞と呼ばれる対象が人か物かによって、使用する疑問詞(代名詞)が異なります。

①主格関係代名詞
主格の関係代名詞の場合、以下の疑問詞(代名詞)を用います。
    先行詞が「人」の場合は who,that
    先行詞が「物」の場合は which,that

・I have a friend.
    私は友達がいる
               +
・He plays badminton.
    彼はバドミントンをしている
                ↓
・I have a friend and he plays badminton.
                ‖
・I have a friend who plays badminton.
    私はバドミントンをする友達がいる
    (先行詞はa friendなので「人」)

・I have the trophy.
    私はトロフィーを持っている
               +
・Hamilton got the trophy last year.
    ハミルトンは昨年トロフィーを手に入れた
                ↓
・I have the trophy which Hamilton got last year.
    私はハミルトンが昨年手に入れたトロフィーを持っている
    (先行詞はthe trophyなので「物」)

疑問詞を用いるので疑問文になると一見惑わされてしまいます。
(関代)Do you know the man who won the race?
              あなたはレースで勝った人を知っていますか?
(疑問)Do you know who won the race?
              あなたは誰がレースで勝ったか知っていますか?
上の文にはthe manという「人の先行詞」が入っており、その直後に関係代名詞whoがあります。この場合はwhoのお決まり文句「誰が〜」にはなりません。注意が必要です。なお、thatは先行詞が人でも物でも使用することができます。便利ですが、注意点というか通例がありますのでそれは後ほど。

②目的格関係代名詞
目的格の関係代名詞の場合は以下の疑問詞(代名詞)を用います。
    先行詞が「人」の場合は whom,that
    先行詞が「物」の場合は which,that

・That is the man.
    あれは男だ
               +
・I saw him at the circuit.
    私はサーキットで彼に会った
                ↓
・That is the man whom I saw at the circuit.
    あれは私がサーキットで会った男だ
    (先行詞the manと接続し、重複するhimを省略)

主格と同様にthatは先行詞が人でも物でも使用することができます。ただ、目的格の関係代名詞は省略されることが多いため、あまり一般的に見かけることはないようです。the manという名詞の後にまた(代)名詞が続いた文は関係代名詞と見ることができます。

・That is the man(whom)I saw at the circuit.
→That is the man I saw at the circuit.

③所有格関係代名詞
所有格の関係代名詞の場合は先行詞によらず疑問詞whoseを用います。
    先行詞が「人」の場合は whose
    先行詞が「物」の場合も whose

・I know the man.
    私は男を知っている
               +
・His father is a famous racing driver.
    彼の父は有名なレーシングドライバーだ
                ↓
・I know the man whose father is a famous racing driver.
    私は父が有名なレーシングドライバーである男を知っている
    (先行詞the manと接続し、重複するhisを省略)

④関係代名詞what
今回改めて勉強していて、学生中には記憶がない(習ったけど忘れていた)関係代名詞がありました。whoやwhich, that以外のwhatです。

・This is not the thing which I need.
    これは私が必要なことではない

先行詞はthe thingなので「物」であり、関係代名詞はwhichを用います。これを

・This is not the thing which I need.
→This is not what I need.

このように「〜すること」という先行詞と関係代名詞the thing whichをwhatに書き換えて短縮することもできます。

例文の前に、どちらにも使える便利屋thatは以下のタイプの場合、先行詞が人でも物でもthatを用いるケースが多いです。
・先行詞にthe+最上級、the firstなどの序数、
    the last , the only , the same などが付く場合
・先行詞にall , everything , nothing などが付く場合
・先行詞が「人と物」のどちらもある場合

では関係代名詞の例文です。
・This team has young drivers who can boldly attack.
    このチームには果敢に攻める若手ドライバーがいる
・An F1 car is a car that turns very fast.
    F1マシンはとても速く曲がれる車だ
・Do you know the woman whom he brought to the pit garage?
    あなたは彼がピットガレージに連れてきた女性を知っていますか?


《関係副詞》
関係副詞とは副詞の役割をなして名詞を修飾する用法です。こちらも用途に応じて疑問詞を使って文を繋いでいきます。

・  時  :when    先行詞はtime , day , year など
・場所:where   先行詞はplace , city , store など
・理由:why      先行詞はreason
・方法:how      先行詞はthe way ※

先に関係副詞の例文を挙げます。
・Spain is the country.
    スペインは国です
               +
・They used to live there.
    彼らはそこに住んでいた
                ↓
→Spain is the country where they used to live.
    スペインは彼らが住んでいた国だ
    (先行詞はthe countryでwhereを用いる)

・Please inform me the place where you punctured the tire.
    あなたがタイヤをパンクさせた場所を報告してください
    (先行詞はthe placeでwhereを用いる)

・Do you remember the day when you first won?
    あなたが初めて優勝した日を覚えていますか?
    (先行詞はthe dayでwhenを用いる)

※関係副詞howは先行詞the wayに伴います。
   ただし、他と異なり先行詞the wayとhowは
   同時に使用しません。いずれかで表現します。

・This is how I overtook him.
=This is the way I overtook him.
    こうやって私は彼を追い抜いた

上記のhowと同様に、先行詞と関係副詞の関係が明らかな場合はwhenやwhereの場合もいずれかを省略することも可能です。

こうしてみていくと、先程の関係代名詞とこの関係副詞って、疑問詞で接続するし、どことなく似ていますよね。こんな関係が成り立ちます。

       前置詞+関係代名詞            =  関係副詞
in which , on which , at which = when , where
                 for which                  = why

関係副詞、また先程の関係代名詞も同様に継続用法(非制限用法)というものがあります。それは疑問詞の前にand there を入れたり、カンマ「, 」を入れて区切ることで先行詞を直接修飾しない表現にできます。

・I went to Suzuka, where I enjoyed watching an F1 race.
=I went to Suzuka and there I enjoyed watching an F1 race.
   私は鈴鹿に行き、そこでF1レースを楽しんだ
・He is a boy who can speak English.
   彼は英語を話すことができる少年だ
→He is a boy, who can speak English.
   彼は少年ですが、その彼は英語を話すことができる

こうすると。また少しニュアンスの異なる文にすることができますね!
これでLesson 12「関係代名詞、関係副詞」を終わります。


あれ、お約束の次回までの確認テストは?!
今回はありません。なぜなら、長きに渡ってやってきた「F1から学ぶ英文法講座」は今回で最終回だからです。やったー!(笑)まだまだやり足りていないものもあるかもしれませんが、基礎的な英文法はざっとやれたかなと思っています。今のmiyabikunの力量ではこれ以上の応用編はできません。
無理矢理例文や確認テストなどF1にまつわる文に仕立てて少しでも苦手克服になれたらなと思い企画しました。無力なばかり、ミスや間違いも多い、あまり参考にならなかったと思いますが、これをきっかけに学生時代に習った英文法を再認識し、興味を持ってもらえたら幸いです。
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次回からは「F1から学ぶドイツ、いやスペイン、、」やらんやらん!(笑)
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英文法講座11回目になります。自問自答しながらやっているわけですが、習ったはずなのに忘れていること、習ったことすら思い出せないものなど、英語にいかにちゃんと取り組んでこれていなかったことにこの歳になって改めて認識させられています。と同時に公共の場、F1の場を借りていい機会だと思っています。基本事項までにはなりますが、この講座も佳境に入りつつあります。あと少しだけお付き合い下さいませ。

《前回の内容の確認テストの解答》
①An F1 is __ __ by FIA.
    F1はFIAによって運営されている
    →is managed
②I __ __ __ recent race contents.
    最近のレース内容に飽きた
    →was tired of
③The tire __ __ __ natural rubber.
    タイヤは天然ゴムで作られている
    →is made of

前回の確認テストでした。結果はいかがでしたでしょうか?例文が短めですね、ビビってますね(笑)今回は「命令文」「感嘆文」「仮定法」について触れていきます。


《命令文》
日常生活やF1などスポーツシーンでもよく使われる指示される文「Vしなさい」というやつ。構造はとてもわかりやすいものです。

・動詞(V)の原形 〜.
    Vしなさい

主語が無くなります。なぜなら「あなたに命令している」わけですから、言うまでもなく主語はYouであり、それを省略しています。もちろん個人名や三人称に命令しているシーンもあるわけですが、それを第三者的に表現するため命令文からは外れてきます。be動詞を用いる文はそれが文頭にきます。時制や人称にかかわらず、その時のbe動詞は原形の「Be」となります。

命令文に表現の仕方でいくつかに分かれます。
①命令
・V 〜. =You must V 〜.
    Vしなさい(Vしなければならない)
②禁止
・Do not +V 〜. =You must not V 〜.
    Vしないでください(Vしてはいけません)
③勧誘
・Let us +V 〜. =Shall we V 〜?
    Vしませんか?
④依頼
・Please V 〜.(V 〜,please.)=Will you V 〜?
    どうぞVしてください(Vしてくれませんか?)

Vはいずれも動詞の原形です。助動詞の回(Lesson 6)でも触れたように、各助動詞を用いることで主語を置く場合の書き換えが可能です。回りくどくみえますが、こうすることで例えば複数人いる中の誰かに命令文を用いる際に有効となります。また命令文にはこんな使い方もあります。

・V 〜,and you will V’… .
    Vしなさい、そうすればV’…
・V 〜,or you will V’… .
    Vしなさい、そうしないとV’…

単なる命令文に理由や結末を未来形で加えるものです。単に命令されるだけでなく、こうしてもらえば危機感や納得できますよね。ということで例文をいくつか挙げます。
● Do not approach the preceding car.
    前の車に近付くな
・Please overtake me.
    私を追い越して下さい
・Win the race, or you will be no contract next year.
    レースに勝ちなさい、でないと来年の契約は無いだろう

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《感嘆文》
日本人にもたまにオーバーな物言いをする方がいますが、英語では日本語よりもこのような表現をよく用います。

・How 形容詞(副詞)+S+V!
    Sはなんと「形容詞(副詞)」Vだろう!
・What a 形容詞+名詞+S+V!
    Sはなんと「形容詞」な「名詞」Vだろう!

無理やり当てはめるとぎこちない訳になりますが、とにかくどちらも感情を露わに伝える言い回しです。文頭のHowとWhatの違いは「名詞があるか無いか」によります。こうして見てみると、F1からはさらに離れますが、上にある先日終了した長寿バラエティ番組のサブタイトル「what a cool we are!」は感嘆文のようで違うんじゃないかなと気付いたりします。まあ終わっちゃったバラエティ番組だし、変に名詞を入れるより語呂は確かにcoolだけど。
いずれも文頭に入れるとぱっと見疑問文と似ています。

(感)How 形容詞(副詞)+S+V!
(疑)How 形容詞(副詞)+V+S?

見分け方は「主語と動詞の位置」です。「?」と「!」の付け間違いに気を付けましょう。
また工夫するHow感嘆文とWhat感嘆文の書き換えをすることもできます。

・How well Hamilton drives!
    ハミルトンはなんて上手に運転するんだ!
=What a good driver Hamilton is!
    ハミルトンはなんて上手いドライバーなんだ!

これは個人的な感覚の問題ですが、wellって言われるよりgoodと言われる方が誉められた感があるのは私だけでしょうか。以下に感嘆文も簡単文でいくつか。
● What a fast machine an F1 car is !
    F1マシンはなんて速いんだろう!
● What a cute woman your wife is !
    君の妻はなんて可愛らしいんだ!
・How slow it is!
    なんて遅いんだ!

《仮定法》
今回はもう一単元ねじ込みます。このブログでも何回か取り扱っているスポーツにはご法度な「タラレバ」な話をする時に使う構文です。仮定法をいくつかのグループに分けてみていきます。

①仮定法過去
・If +S+Vの過去形 〜, S +助動詞の過去形 +V’の原形 … .
    もしSがVすれば、SはV’(助動詞)なのに

単にIfを使った文は「、」の文節は事実を伝えます。ただし今回の仮定法過去は「現在の事実の実現性が低い(事実に反する)」場合に用います。過去と呼びつつ現在のタラレバになります。

(単純If文)
・If you win this race, you will become a champion.
    このレースに勝てば、チャンピオンになれるだろう
    (なれる事実を話している)
(仮定法過去)
● If you won this race, you would become a champion.
    このレースに勝てば、チャンピオンになれるのに
    (なれる仮定で話している)

②仮定法過去完了
・If +S+had+Vの過去分詞形 〜, S +助動詞の過去形 +have+V’の過去分詞形 … .
    もしSがVだったら、SはV’(助動詞)だったのに

仮定法過去完了は「過去の事実の実現性が低いを想定した(事実に反した)」場合に用います。過去に完了してしまったことへのタラレバです。人間よく言っちゃう惜しみ文句(笑)

● If Senna hadn’t died, he would have become a champion.
    セナは死んでいなければ、チャンピオンになれたはず

③仮定法未来
・If +S+were(was)to +V 〜, 仮定法過去
   もしSがVするなら、「仮定法過去」?
   ※過去形を使うので見る限り未来系に見えませんが、
       仮定法過去にwouldを用いて未来を仮定しています。

● If you were to become an F1 driver, what would you do first?
    もしあなたがF1ドライバーになれたら、何を初めにする?

④それ以外の慣用表現
・I wish + 仮定法    (現実に反する願望)
    「仮定法」だったらいいのに
・as if(as though)+仮定法過去
    まるで「仮定法」であるかのように
・as if(as though)+仮定法過去完了
    まるで「仮定法」であったかのように
・If it were not for 〜
    もし(今)〜がなければ
・If it had not been for 〜
    もし(あの時)〜がなかったら
・It is time for + 仮定法過去
    「仮定法」する時間だ
・as it were
    いわば

最後に仮定法の代表格「if」がない場合を例にします。国語にも用いる倒置表現から判定できます。

・If you had been there, you would have been shocked.
    →Had been there, you would have been shocked.
    もし君がそこにいたら、ショックだっただろう
    (If youを省略して動詞が文頭に来ている)

仮定法の例文です。
● If you could drive a Mercedes car, you become a champion.
  もしあなたがメルセデスの車を運転すれば、あなたはチャンピオンになれる
● If the safety car were not adopted , he would have won the race.
    セーフティカーが採用されなければ、彼はレースに勝てたはずだ
・I wish I could drive a Mercedes car.
    メルセデスの車を運転できたらいいのに
    

《今回の内容の確認テスト》
①__ the circuit as soon as possible.
    サーキットに早く入りなさい
    • ②__ __ this engine is!
          このエンジンはなんて力強いんだ!
      ③I __ my parents __ __ __.
          親が金持ちならよかったのに

      単にお金持ちってだけではF1ドライバーにはなれませんが、きっと今とは異なった人生を歩んでいることでしょう。

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開幕直前でまだこんなことやってるー、、シーズンオフで終われませんでした。目標到達点まではあと少しかかってしまいます。でも、必ずやろうと思っていた範囲はやり切るのだ!

  • 《前回の内容の確認テストの解答》
    ①__ __ a rival in the back?
        後ろにライバルはいますか?
        →Is there
    ②Red Bull team has a __ __ __ Toro Rosso team.
        レッドブルはトロ・ロッソより古い
        →longer career than
    ③Hulkenberg is __ __ __ the team.

        ヒュルケンベルグはチームで最も背が高い

        →the tallest in

    ②がズルです。ご指摘頂いた通りレッドブルが「お年寄りの車」では困ってしまいますもんね。リカルドとハートレイの2人ならちょっぴりお年寄りだけど。(後日③もご指摘頂き、修正しました)
    今回は忘れていたわけではないけど今更になってしまった受動態から入ります。


《受動態》
こんな基礎的なことをまだやっていませんでした。別名「受け身」と呼ばれる英語だけでなく普段の日本語でも当たり前のように使う「Vさせる(られる)」というやつですね。受動態とは逆の表現は能動態となります。構造は単純で、今まで何回か登場してきた過去分詞形が活躍します。

・be動詞+ 動詞(V)の過去分詞形(+by)〜.
    (〜によって)Vされている

be動詞を用いる場合も用いない場合も以降に動詞の過去分詞形がきます。過去分詞形の作り方については昨年9/24に書いた「Lesson 3」の完了形を参照下さい。規則動詞はともかく不規則動詞や「変化しない」動詞には気を付けましょう。過去分詞形をしようしても、過去形ではありません。もちろん過去形や未来形の受動態もありますので、その時はbe動詞で時制を表現します。否定文や疑問文もbe動詞のものと作り方も答え方も同じです。

(能動態)Miyabikun writes this blog.
                  みやびくんはこのブログを書く
(受動態)This blog is written by Miyabikun.
                  このブログはみやびくんによって書かれる
   →意味は同じ。みやびくん目線なのかブログ目線
      なのかで表現が異なるだけです。

過去分詞形の後の前置詞by「〜によって」という表現で使用します。特定していない場合は省略することもできます。またbyを使用しない言い回しもあります。

・English is spoken at motor home.
    モーターホームでは英語が話されている
    (spoken の後ろの「by them」は省略)
・be bone:生まれる(byを使用しない)
・be killed:亡くなる(byを使用しない)

byではない前置詞を使用する表現もいくつかあります。主に状態や感情を表すものです。

    be surprised at 〜:〜に驚く(驚かされる)
    be pleased with 〜:〜に喜ぶ(喜ばされる)
    be interested in 〜:〜に興味がある
    be disappointed with 〜:〜にガッカリする
    be tired of 〜:〜に飽きる
    be satisfied with 〜:〜に満足する
    be known to 〜:〜に知られている
    be filled with 〜:〜でいっぱいになる
    be covered with 〜:〜で覆われている
    be made from +(原料)〜:(原料)で作られる
    be made of +(材料) 〜:(材料)で作られる
    be made into 〜:(加工されて)〜になる

面白い用法として第4文型「S+V+IO+DO」の受動態については2通りの表現ができます。

(能)Williams team offered Sirotkin seat of this year.
          ウィリアムズはシロトキンに今年のシートを提供した
→(受)Sirotkin was offered seat of this year by Williams team.
              シロトキンは今年のシートをウィリアムズに提供された
    (受)Seat of this year was offered Sirotkin by Williams team.
              今年のシートはシロトキンがウィリアムズに提供された

注意点として、受動態となるのは他動詞のみとなります。ここまでの受動態の例文はまとめて一気に。

・I was chased after him for two laps.
    私は2周に渡って彼に追いかけられた
・I was scolded by the team manager.
    私はチーム監督に叱られた
● He was interested in the endurance race since long ago.
    彼は昔から耐久レースに興味があった
・Sena's name is known to many F1 fans.
    セナの名は多くのF1ファンに知られている
・Suspension of an F1 car is made of carbon.
    F1マシンのサスペンションはカーボンでできている


《分詞》
これまで現在分詞、過去分詞が出てきましたので、分詞というくくりでおさらいをします。

現在分詞:現在進行形     be + V ing          Vしている
                  形容詞的用法 V ing + 名詞       Vしている名詞
過去分詞:受動態            be + V ed など   Vされた
                  形容詞的用法 V ed など+名詞  Vされた名詞

今回は分詞の形容詞的用法についてみていきます。

①現在分詞の形容詞的用法
    単語を修飾する場合
        V ing + 名詞:Vしている名詞
    語句を修飾する場合
        語句 + V ing:Vしている語句

②過去分詞の形容詞的用法
    単語を修飾する場合
        V edなど + 名詞:Vされた名詞
    語句を修飾する場合
        語句 + V edなど:Vされた語句

・The driver dancing on the podium is my husband.
    表彰台で踊るドライバーは私の夫だ
・He keeps driving with the broken car.
    彼は壊れた車で走り続ける

分詞を使うことで文を追加補足したり、単語を少し省略することができます。それが「分詞構文」というものです。動作の後の動作も表現したり、同時に起きる動作、原因や理由も一文で説明するときに最適です。

・As I felt happy, I smiled at Emilia.
    私は嬉しかったのでエミリアに微笑んだ
image
なかなか笑わないボッタスが嬉しさあまり妻のエミリアに向けて微笑んだとします。「微笑んだ」理由を「嬉しく感じた」からと一文で説明しています、素直に書けば上記のように表現できますが、これをもう少しシンプルになるよう分詞構文としていきます。まず接続詞asを消すことができます。そして主語が主節の主語と同一の場合はそちらを統合してしまいます。最後に動詞feelを現在分詞にすれば完成です。
image
→Feeling happy, I smiled at Emilia.
   私は嬉しかったのでエミリアに微笑んだ

こうすればmiyabikunもちょっとは英語できそうでカッコいいでしょう?!エミリアはmiyabikunにも微笑んでくれそうだ(笑)

最後に分詞構文にする場合の注意点を3つ。
①notやneverなどの否定は分詞の直前に置く
・Not hearing the team radio,I can’t go back to the pit.
    チーム無線が聞こえないため、ピットに戻れない
②主語と主節の主語が異なる場合は残す
・The tire being damaged, I decided to go back to the pit.
    タイヤが傷んだので、私はピットに戻る決心をした
③受動態の分詞構文のbe動詞は省略可能
・Eaten with rice, it’s very good.
    ご飯と一緒に食べると、それはとても美味しい


《今回の内容の確認テスト》
①An F1 is __ __ by FIA.
    F1はFIAによって運営されている
    • ②I __ __ __ recent race contents.
          最近のレース内容に飽きた
      ③The tire __ __ __ natural rubber.
          タイヤは天然ゴムで作られている

      How many times will this project end?(smile)

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最近コンスタントにこなしているでしょう?!焦ってるんです、年末にサボったスローペースのツケが。。F1ネタではない赤っ恥企画でも、意外と読んで頂けていることに感謝しています。「miyabikunなんてショボい英語力だなぁ」なのか「おお、昔習ったけど忘れていたっけ」なのか、どちらでしょう。実は後者の方も多いんじゃないでしょうか〜?!(笑)いいですよ、内緒に皆さん大好きなF1を題材に一緒に英語を思い出していきましょうよ!

  • 《前回の内容の確認テストの解答》
    ①It is important __ __ lower category race.
        下位カテゴリーレースを経験することは重要だ
        →to experience
    ②I __ __ __ the limit button.
        リミットボタンを押し忘れた
        →forgot to press(push)
    ③I __ __ the last attack of qualifying.
        私は予選で最後の挑戦するのを止めた
        →stopped doing

    今回も③でzurubikunになりました。そろそろグリッド降格では済まず、出走停止を食らうかもしれん。既に何でもアリになってきてます。ライターもmiyabikunならルールブックもmiyabikunなのです(笑)
    今回も2つ「There is 構文」「比較」の二本立て。早くしないとシーズン始まっちゃう。ペースアップ、ペースアップ!
    IMG_5183

《There is(are)〜 構文》
今更感はありますが、これやっていませんでした。すごーく基本、そして使い勝手もいいやつです。相手が「そのものを知らない」場合、教えてあげるかのような指し示しで使うものです。
    There is(are)S +(ある場所).
    (ある場所に)S がいる(ある)
Thereの単語の意味は「そこ」ですが、この構文では「そこ」とは訳しません。be動詞の後が実は主語となります。be動詞の使い分けとしてはisが「主語Sが単数」の時でareは「複数」となります。細かいニュアンスの話、さっき訳した「S が」となる場合はこの構文を用いることが多く、一方で「S は」の場合にはあまり用いないようです。過去形はbe動詞を過去形にしてあげるだけだし、未来形も助動詞willを付けてbe動詞を原形のままにすれば良いだけです。
この構文の否定文、疑問文は主語としてのThereではないものの、be動詞の時と同じ用法を使います。notの短縮も使用可です。
・There was(were)S +(ある場所).
    (ある場所に)S がいた(あった)
・There will be S +(ある場所).
    (ある場所に)S がいるだろう(あるだろいう)
・There is not(are not)S +(ある場所).
    (ある場所に)S がいない(ない)
・Is(Are)there S +(ある場所)?
    (ある場所に)S がいますか?(ありますか?)
        →Yes, there is(are).
           No, there is not(are not).

簡単に便利に相手に対して使えるこの構文は注意点もあります。相手が知らないものをザックリ指し示す時には使えますが、特定した「主語S」には使いません。
特殊な使い方として、数量などを尋ねる時にもこの構文は使います。
・How many(S 複数主語)are there(ある場所)?
    (ある場所に)S がどの位いますか(ありますか?)

例文はまとめて一気にいっちゃいましょう。
・There is debris in the DRS section.
    DRS区間に破片があります
● Is there an F1 car?
    そこにあるのがF1マシンですか?
    →Yes,there is.
        はい、そうです
・How many champions of the past were there?
    歴代のチャンピオンは何人いますか?

IMG_5181
《比較》
F1はスポーツです。さらには時間や速度でライバルとの差をどうしても比較されてしまいます。そんなのを表す時に使う表現です。比較されるのって嫌ですよね。優勢側ならいいけど劣勢側だと悔しいしカチンときます。比較は3階級あります。いずれも形容詞や副詞を変化させて階級を付けていきます(「カッコ内」は形容詞、副詞の位置を示します)

①原級    :AとBが同じくらい
                  比較対象のAとBが同じくらい時に
                  「同じくらいだよ」と比較しています
                  同等であることの比較もあまり嬉しい
                  ものではないですよね(笑)
・A as +「原級」+ as + B.
    Aと同じくらいBは「形容詞、副詞」だ
・A not as +「原級」+ as + B.
    AはBほど「形容詞、副詞」ではない

AとBの両者を比較し、同じくらいか同じではないかということを表します。ちなみにAの部分は主語Sとbe動詞が来ますので忘れずに。
・Ocon is as young as Verstappen.
    オコンはフェルスタッペンと同じくらい若い
● McLaren car isn’t as slow as F2.
    マクラーレンのマシンはF2ほど遅くはない

上記より原級っぽくないけど比較する構文があります。
・A 〜 times as +「原級」+ as + B.
    AはBの〜倍「形容詞、副詞」だ
・as +「原級」+ as S can.
                     またはas possible.
    出来るだけ「形容詞、副詞」

・Raikkonen is about twice as old as Verstappen.
    ライコネンはフェルスタッペンの約2倍歳を取っている
・Please enter the circuit as soon as possible.
    出来るだけ早くサーキットに入って下さい

②比較級:Aの方がBよりももっと
                  いよいよ来ました、言われるとムカッと
                  来ちゃうやつ(笑)AとBの2つの比較を
                  して優劣を表現するものです。
                  ただし、必ずしもAがBより劣るわけでは
                  ありません。悪さ具合を比較する時は
                  逆にBの方がいい時もあります。
・A +「比較級」+ than + B.
    Aの方がBよりももっと「形容詞、副詞」だ

形容詞、副詞の比較級は「原級(原形)」+er とします。そして「よりも」を表す than を加えてあげれば完成です。AとBといった特定の比較でない場合に than を用いないこともあります。もう少し差を出したい場合は比較級の前に much を付けることで盛れます。反対にほんの少しの差であれば a little を付けます。
また比較級の疑問文は2つを比較して「どちらが〜?」となるため、Which で選んでもらいます。
・「比較級」+ than any other + 単数名詞.
    他のどの「単数名詞」よりも「形容詞、副詞」だ
・「比較級」+ and +「比較級」
    ますます「形容詞、副詞」になって
・Which is +「比較級」, A or B?
    AとBのどちらが「形容詞、副詞」?
・Which do S V better, A or B?
    SはAとBのどちらがV?

● Mercedes car was faster than Ferrari car.
    メルセデスの方がフェラーリより速かった
・Soft tires are softer than medium tires.
    ソフトタイヤはミディアムタイヤより柔らかい
・Schumacher has won more than any other driver.
    シューマッハは他のどのドライバーよりも勝っている
・Rain falls more and more.
    雨がますます強くなった
・Which is faster, Renault engine or Honda engine?
    ルノーエンジンとホンダエンジンはどちらが速いですか?

③最上級:Aが最も(一番)
                  3つ以上ある中で最も上であることを
                  表すものです。F1でもよく使われる
                  表現です。
・the+「最上級」+in(of)+(場所、範囲など).
    (場所、範囲)の中で最も「形容詞、副詞」だ

形容詞、副詞の最上級は「原級(原形)」+est とします。比較級と同様に「ずば抜けて一番」というように強調したい場合は最上級の前に much や by far を付けてパワーアップできます。inとofの使い分けは
    in + 単数名詞:集団、範囲、場所の最上級
    of + 複数名詞:ある数の中の最上級
となります。比較級と同じように疑問文は複数や範囲の中から一番を尋ねるため「何が一番〜?」となり、What を用います。

・Schumacher won the most in the driver.
    シューマッハはドライバーで最も多く勝った
・Ricciardo recorded the fastest lap in this race.
    リカルドがこのレースで最も速いラップを記録した
・FW38 recorded the fastest speed in F1 race.
    FW38はF1レースで最も高い速度を記録した
・What is the strongest of the 10 teams?
    10チームのうち一番強いチームは何ですか?

例文で気づかれた方もいると思いますが、比較級や最上級で結局同じ意味をなすため書き換えられるものがあります。
・A not as +「原級」+ as + B.
    =B +「比較級」+ than + A.
・「比較級」+ than any other + 単数名詞.
    =the+「最上級」+in(of)+単数名詞.
・逆の形容詞、副詞を用いた比較級の書き換え
    high ⇄ low , quick ⇄ slow , far ⇄ near
    smooth ⇄ rough, clean ⇄ dirty , hot ⇄ cold など

最後に原級、比較級、最上級が不規則変化なものの代表を挙げます。
    原級 , 比較級 , 最上級
    good,better,best                 :よい
    bad(ill),worse,worst       :悪い
    much(many),more,most:多い
    little,less,least                     :少ない
    old,older,oldest                   :高齢な
    old,elder,eldest                   :若齢な
    late,later,latest                    :時間が遅い
    late,latter,last                      :順序が遅い
    far,farther,farthest               :距離が遠い
    far,further,farthest               :程度が離れた

もう一つやっちゃおうかなと思ったけど、疲れたから今回はここまで。こんなことやってないで時期的にそろそろアッチについて書いていかなきゃですもんね。

《今回の内容の確認テスト》
    • ①__ __ a rival in the back?
          後ろにライバルはいますか?
      ②Red Bull team has a __ __ __ Toro Rosso team.
          レッドブルはトロ・ロッソより古い

      ③Hulkenberg is __ __ __ the team.

          ヒュルケンベルグはチームで最も背が高い


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