F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:第21戦

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相変わらず演出が大袈裟。ぱっと見モータースポーツを観にきているのか、エンターテイメントを観にきているのかわからなくなります。何もかもが初。いい部分も悪い部分も色々洗いざらい見えたGPだったように思います。最終戦ではありません。まだ最終戦一戦前であることを忘れてはなりません。

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スタートタイヤは大多数の15人が黄色のミディアムをチョイス。ほかQ2落ちを喫して11番手改め10番グリッドとなったハミルトンに加え、アルファロメオの周とマクラーレンのピアストリのF1若年者の 3人が逆戦略の白のハード。最後尾からどうにか1台でもかわしたいアストンマーティンのストロールとアルファタウリの角田が赤のハードを履いています。抜かれることはありません。抜くのみ!

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スタートダッシュでポールのルクレールは早速フェルスタッペンに並ばれていないか?!
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並んでるじゃん。イン側にフェルスタッペン、アウト側がルクレール
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トラックとは異なる曲率半径で旋回する2人。意地の張り合いで仲良くはみ出す。
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その後ろでは、あーあ。アロンソとサインツのスペインコンビが離れたところでくるりんぱ。路面が冷えてグリップしないのか。
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路面のデブリ除去のため、早速バーチャルセーフティカー発動でミディアムタイヤを履く中団のペレスがハードタイヤにスイッチしています。
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トップは強引にインを指したフェルスタッペンに入れ替わっています。あれはオープニングラップとはいえ、力業過ぎやしないか?!アレが許されたらなんでもアリ。さすがにダメだろ。
ほか、上位にいたアロンソがドカンと順位を落としたため、多くがゲインしています。ウィリアムズのアルボンやソフトタイヤを履くアストンマーティンのストロールが-10、角田も-9となっています。

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再開して早々に下位スタートのノリスが単独スピンからのクラッシュ。今回のノリスは予選、決勝ともパッとしませんでしたね。こんな日もあるか。この処理にはバーチャルでは無くリアルセーフティカーが発動。
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その間に今回はソフトタイヤのストロールやターン1のスピンで落ちるところまで落ちたフェラーリのサインツがタイヤ交換を行っています。

スタートの困難を上手くかい潜って入賞圏内に手をかける角田ですが、4周目にソフトタイヤを捨てたストロールに対して、角田はステイアウト。
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7周目にハードタイヤ履きのピアストリ抜かれて11位へ。
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続く8周目に同じくハードタイヤのハミルトンにも抜かれる。角田はその後11周目でミディアムタイヤに履き替えることとなりますが、同じタイヤでセーフティカーに合わせ込んだストロールに比べてだいぶ順位をロスしてしまっています。

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やはりフェルスタッペンのスタートでのパッシングは「押し出し」とみなされ、5秒ペナルティが下ったフェルスタッペンはルクレールに差を付けるどころか、1秒以内に迫られています。
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今シーズンのフェラーリは予選こそ速さがあるものの、決勝となるとフェルスタッペンのペースについていくのが不可能でした。ただ今回のルクレールは違う。しっかり追尾できています。フェルスタッペンのペナルティによらず、抜けるなら抜いちゃってほしい。
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フェルスタッペンはチームからピットストップの指示。直接抜かれるのを避けるか。
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いや、その前に抜く。ラスベガスの最速はフェルスタッペンでなくこの僕なんだ。ルクレールが15周振りにトップへ。
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フェルスタッペンは17周目に5秒+2.2秒のピットを終えてラッセルの後ろとなる11位で復帰。

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続いてルクレールの番。21周目チームからピットの指示が飛んでいます。ここまで実質順位を争っている7位のフェルスタッペンとの差は27.8秒。何事も無ければルクレールが前でトラックインできます。
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戻ればサインツの前となる暫定3位。宿敵フェルスタッペンまではサインツ、アロンソ、ラッセルといった速さあるレース巧者を挟む。心強い。FullSizeRender
その壁が0.2秒間隔の僅差で重なる。
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まず23周目に緑の壁アロンソが決壊。フェルスタッペンは6位浮上。
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続いて翌24周目はサインツがラッセルにかわされて、ルクレールにしてみればちょっとストーリーが変わってくる。
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そんなことフェルスタッペンにすれば何ら関係無い。一枚ずつ壁を蹴破るだけ。
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紅い壁サインツはアウトの壁際まで寄せられて案外さっくりやられる。薄っすい壁(笑)さあ次!
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ラッセルはどのくらい耐えられるかな。ルクレールを易々と逃がすわけにはいかない。フェルスタッペンはいつでも討伐できる所存。
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インラインを強引にこじ開ける。
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接触!デブリが飛び散る。一瞬フェルスタッペンの強引さが原因かと思いましたが、スチュワードらラッセルに5秒のタイムペナルティを課しています。デブリ除去のため、2回目のセーフティカー発動へ。

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暫定トップだったペレスをはじめ、上位を走るほとんどのドライバーがタイヤ交換に向かっています。ステイアウトを選んだのはルクレールやガスリー、ピアストリら。ルクレールはまだ替えてそう走っていませんものね。
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セーフティカーストップの幸運を得たペレス。後ろからもっと速いのが刻一刻と近付いてはくるけど、ひとまずこのラスベガスで一番速そうなルクレールを抜けたら、外野からやいのやいのうるさいこと言われる確率も減るかな。
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やっぱりタイヤをフレッシュに替えておくべきだったか。ルクレールはペレスにやられてトップ陥落。
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その後ろではフェルスタッペンがガスリーに続いてピアストリを討伐し、残るはルクレールとペレスの2人。
先程はペレスにやられたルクレールでしたが、レースを決して諦めたわけではありません。
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35周目、フェルスタッペンに捕らえられるどころか、ペレスを再度抜き返す。この週末のルクレールは一味違う。速さだけではなく、どこか自信に満ち溢れているように感じます。
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「ちょっとチェコ、何やってるの?!退いてよ!」
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見かねた3回チャンピオンは直々にルクレール討伐に向かわれます。
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37周目。インからフェルスタッペン
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前に出る。勝負アリか。
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おールクレール粘る!今回のルクレールはいつもと一味違って、、
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結局フェルスタッペンが前。ルクレール、初代ラスベガスGPのポールトゥウィンならず。

《決勝結果》
  1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  2 ルクレール   (フェラーリ・F)
  3 ペレス     (レッドブル・HRB)

いい感じできていたのですが、結局フェルスタッペンが6戦連続となるシーズン18勝目を挙げ、ペレスは3位でレッドブルのワンスリーフィニッシュで幕を下ろしました。日本代表の角田は長らく18位を走行していたものの46周目にマシンを止め、18位完走扱いでラスベガスGPを終えています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ピアストリ(マクラーレン・M)1分35秒490
 47周目/50周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール(フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:19台(17台フィニッシュ)
 規定周回:17台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール(フェラーリ・F)

今回のラスベガスGPは公式にもあるように終始上位に名前を残したルクレールにあげたいと思います。最近は速さこそあれど、決勝になるとサインツに話題を持っていかれてしまったり、チームとの連絡不行き届きや考え方の違いが露呈されるなど、やや負のループに陥ってしまっていました。そもそものルクレールはピカイチの速さにクレバーな走りを兼ね備えたスター性のあるキャラクターです。もっと派手に、キラキラと輝いていた方が絵になる。フェラーリのどっち贔屓とは言いませんが、F1を代表する看板チームを引っ張っていけるよう、自身の集中力はもちろんのこと、周りのスタッフも上手く演出してあげてほしいものです。今のフェラーリのラインナップは、現ドライバーの中でみても見劣りしない、適切なチョイスだと思います。輝けルクレール!
次点はペナルティこそもらいましたが、それまではラッセルもいい走りをしていましたし、今回は本編で触れることができなかったものの、アルピーヌのオコンも粘り強い走りで上位4位フィニッシュを果たしましたよね。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

予選編ではドライバーやチームではなく「ラスベガスGP主催者」に苦言を呈しました。決勝はそれほど落ち度は見当たらなかったものの(ただしオープニングラップのターン1のスピンは「ドライバーズパレードの際のオイル漏れ」起因という噂も)そもそもの開催時間は見直した方がよさそうだと思いました。いくらパリピの街とはいえ、やはり深夜のセッションは非常識。日本にとっては良心的な時間帯にはなったものの、ヨーロッパ様を敵に回すわけにはいかないか。遠方の観戦者よりも現地観戦、ドライバー、チームスタッフのことを最優先でスケジューリングしてあげてほしいですね。あと、サーキットレイアウト、あまり面白くない(笑)

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 549pts ★
   2  → ペレス      273pts
   3  → ハミルトン    232pts (-41pts)
   4   ↑  サインツ     200pts (-32pts)
   5   ↓  アロンソ        200pts     (0pts)
   6   ↓  ノリス         195pts   (-5pts)
   7  → ルクレール       188pts   (-7pts)
   8  → ラッセル        160pts  (-28pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 14   ↑  角田裕毅       13pts (-14pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     822pts ★
   2  → メルセデス     392pts
   3  → フェラーリ     388pts    (-4pts)
   4  → マクラーレン    284pts(-104pts)
   5  → アストンマーティン 273pts   (-11pts)
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   8  → アルファタウリ     21pts   (-7pts)

ドライバーズランキング2位のペレスは3位ハミルトンに対して最大の26ポイントを上回る41ポイントの差が付いたため、2位が確定。またハミルトンも4位に浮上したサインツとのポイントが32となったため、3位が確定しています。ランキング4位〜7位が僅差です。
コンストラクターズランキング上位は順位に変更は無いもののフェラーリが大量得点だったため、メルセデスとのポイント差は4まで接近。逆にマクラーレンは珍しくピアストリ1人の2ポイント加算に止まったためフェラーリとの差は拡大、5位アストンマーティンとの差は11に縮まり、最終戦までどうなるかわかりません。

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《第21戦ラスベガスGPのポイント》
・LEDの夜景でなく、古きネオンの夜景な感じ
・久々にみられた焦りか荒レスタッペン
・速さと自信に満ち溢れたルクレール
・街並み完璧も設備、時間帯、運営は再考すべき

優勝はアルファタウリ、2位3位でフェラーリが挟むってか?!違うか(笑)

F1はいよいよ最終局面を迎えます。毎年ダラつきがちでまた暗がりでのレースとなりますが、ポイントで競っているドライバーは決して気の抜けないレースとなります。2023シーズンを気持ちよく締めくくってほしいです。一路アブダビへ。

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派手!ナイトレースを行うところは大抵似たり寄ったりでキラキラ煌びやかではあるものですが、ココは一味違う。キラキラの中に色がある。これがラスベガスなのか、、miyabikunには縁遠いなあ。プライベートでココを目がけて行くことは無いんだろうなあ。

前回F1が行われた1982年は最終戦とはいえ9/25の昼間。今回は最終戦ではなくとも日付が11/18に変わったばかりの夜中で、気温や路面温度の低さが不安視されていました。
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予選開始直前の状況は気温14℃、路面温度16℃、湿度62%の晴れです。聞いていたよりは寒くない印象。日本の関東も昨夜は一桁台まで冷え込んでいますもんね。

《Q1》
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Q1開始。いつも以上に夜景に色があるでしょう。
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まずはチーム3回目の母国GPとなるハースのマグヌッセンから計測が始まっています。ハースは今回マグヌッセンとヒュルケンベルグでマシンのバージョンが異なるという面白いアプローチをしてきました。マグヌッセンが新型でヒュルケンベルグが旧型。親分の指示ではなく、組員それぞれの選択とのこと。組別階級は最下位になってしまったし、先日けしかけた抗争も棄却されました。来シーズンの組員が既に決まっていることだけが、この組の強み。
中団下位がアタックの中、市街地屋さんペレスが一瞬トップタイムをマークし存在感を示すも、
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この初ラスベガスで猛威を振るっているのがフェラーリのポール屋さんルクレール。ペレスを0.425秒上回って1分34秒台に入れています。
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こちらは今回こそサーキット特性がマッチしてるんじゃないかと目されているウィリアムズ、それもこちらも3回目の母国GPとなるサージェントです。タイム的にもルクレールと遠からずの2番時計。今回は自力で入賞できる位置に居たいよね。
今回のチャンピオンはというと、
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まだ予選も序盤ですから断言は早いものの、ルクレールに及ばず。まあチャンピオンはポールポジションでなくても勝てちゃうからなぁ。正直何番手でもいいよね。
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畜生な決勝のグリッド降格が決まっているサインツがトップに立つと
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すかさずルクレールが塗り替える。フェラーリ2人でやり合っています。予選くらいは輝かせてくれって?!同じマシンに乗るサインツを0.715秒上回るなんて、ルクレールのタイムの削り方はエグいな。まだまだイケるのか。
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セッション中盤にして、メルセデスは下の方に沈殿しています。前戦サンパウロGPはボロクソでしたが、今回もキツいのかな。
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さすがにQ1は無いか。今回不作ならゲンコツで机が抜け落ちてしまう。ハミルトン、ラッセル共にQ1突破へ。
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残り時間1分を切ったところで17番手に止まるマクラーレンのピアストリと珍しくサージェントに置いていかれているアルボンがワイプで捉えられています。
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アルボンは順位を上げつつも、ピアストリはタイム向上ならず。
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リカルドはギリギリの14番手!ピアストリに続いてノリスも危ない!
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ストロールが11番手に浮上したため、ノリス脱落。
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マクラーレンは最近珍しく2人揃ってQ1落ち。ほかアルピーヌのオコン、アルファロメオの周、アルファタウリの角田ら1人ずつ敗退しています。

《Q2》
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Q1トップタイムのルクレールには及びませんが、アストンマーティンのアロンソがフェラーリやペレスを上回ってトップに立ちます。
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続いてハミルトンが僅差でアロンソを上回り、
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フェルスタッペンがさらに上回る。時間が経つにつれ、タイムがどんどん向上。
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今回の予選はフェラーリパワーユニット搭載車が健闘していましたね。マグヌッセンがフェラーリ2台とフェルスタッペンに続く。
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メルセデスのボッタスはギリギリ10番時計。
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ん?!メルセデス?!いやアルファロメオね。
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時間いっぱいでサージェントが6番時計。アルボンも続いて、ウィリアムズは揃ってQ3進出。
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Q2ではハミルトン、ペレス、ヒュルケンベルグ、ストロール、リカルドとQ1に続いて各チーム1人ずつ敗退となり、チームで2人残っているのはフェラーリとウィリアムズの2チームのみ。今回の予選はバラけています。

《Q3》
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ルクレールの1本目は自身のQ2トップタイムに及ばすの1分33秒021。今回の感じはまだポケットにタイムを隠し持っていそう。
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フェルスタッペンはルクレールだけでなくサインツにも届かず。今回ばかりはフェラーリに敵わぬか。
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ほらね。0.3秒削って1分32秒台へ。ルクレールは終始キレキレだった。
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《予選結果》
P.P. ルクレール   (フェラーリ・F)   1分32秒726
 2.サインツ    (フェラーリ・F)   1分32秒770
 3.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分33秒104

路面向上ら著しく、各セッションで如何に遅いタイミングでタイムアタック出来たかがカギとなりました。初開催ですから、サーキットの習熟度は皆イコールですもんね。
1分33秒台の壁を破れたのはフェラーリの2人だけ。金曜フリー走行からの好調さそのままにルクレールが今シーズン4回目となるポールポジションを獲得。フェルスタッペンは全セッションともあまり無理はせずといった感じで3番手を獲得し、決勝はルクレールの隣となるフロントロウスタートとなります。やっぱりサインツのペナルティ降格はイタいよなぁ。
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何だその頭。地元スポンサーのサンタンデール銀行のロゴマークみたいだ(笑)

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのルクレール、2番手サインツ、3番手フェルスタッペンの上位3人のみの正解でした。まあこれはテッパン処だったかなと。ウィリアムズの台頭はある程度予想できましたが、まさか2台揃ってQ3進出し、まさかマクラーレンが2台揃ってQ1脱落とは。。中団以下が狂いましたね。ただそんな中、順位こそ1つ分外したものの、ハミルトンの低迷は何と無く近い結果になりました。ラッセルとの明暗も注目点でした。

《Q3トップのルクレールと各チームの差》
 フェラーリ(サインツ)が0.044秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.378秒落ち
 メルセデス(ラッセル)が0.386秒落ち
 アルピーヌ(ガスリー)は0.513秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)は0.597秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が0.799秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が0.811秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.829秒落ち
 アルファタウリ(リカルド)は1.582秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

今回は手探りで迎えたフリー走行、予選となりましたが、フェラーリはルクレールのみならずサインツも僅差で並び、マシンとのマッチングもよかったのだと思います(決勝レースは別)フェラーリがあたま一つ飛び出ていて、8チームがチーム単位ではなく1人ずつで拮抗し、アルファタウリもやや離れた形となりました。リカルドは辛うじてQ1突破できたものの、角田の最下位が現実だと思います。決勝は前を追うだけ。抜いた数を指折り期待しましょう!

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サージェント(ウィリアムズ・M)

さあサージェント、今日の主役だ!巧者アルボンと大きな差が付けられてしまっていますが、先日の第18戦アメリカGPの繰り上げ入賞を果たし、今回また7番時計6番グリッドを手にしました。第3アメリカGPで2回目の入賞、それも「自力入賞」なるかの期待がかかります。また来シーズンF1ドライバーとしてアメリカに戻って来れるよう、シーズン終盤のポイントゲットしてほしいです。
次点は余裕もみられるキレキレのルクレール、キマらぬ相方を横目にしっかりQ3進出の中段まで引き上げたアルピーヌのガスリー、そして久々のメルセデス風カラーリングでキレのある走りができたアルファロメオのボッタスです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 GP運営者

何と呼ぶのが正しいのかよくわかりませんが、言うまでもなくサインツを襲ったマンホール蓋のマシン損傷による交換ペナルティによるものです。過去にもマンホールの蓋やドレンカバーが走行中の風圧で吹き飛び、マシンを傷める事故がありました。サーキットや市街地街路には水はけのためのそれら設備が当然あり、それらは溶接によって止められているわけですが、しっかり整備してくれないとマシンや順位だけではなく、ドライバーや観客、コースマーシャルに被害が及ぶ可能性が無くもありません。安全率は2倍、3倍とかでなくもっと高く見積もって挑むべきだと思います。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ルクレール   (フェラーリ・F)
 3 ラッセル    (メルセデス・M)

本音はルクレールの逃げ逃げ優勝を見たいところですが、現実は言わずと知れたフェルスタッペンでしょう。スタートで逃げ切れても、あの長いストレートで逃げ切れると思えない。あとラッセルを3位に予想したものの、この前のグズグズなレースペースを見せられてしまうと、5番手改め4番グリッドのガスリーの表彰台もワンチャンあるんじゃないかとも思います。
サインツの順位降格をギリギリでかわして11番グリッドスタートとなるペレスは表彰台にギリギリ届かないかなぁ。珍しくとんでも無い不作だったマクラーレンのノリスは7位8位くらいまでは浮上できるかな。アルファタウリは、、悲しいけど今回はキツいかなぁ。。たった1ラップでこの差はデカ過ぎる。。

決勝レースはとっくに終わってしまいましたが、これから晩ご飯を済ませて、ヨーロッパラウンドと同じような時間帯で観戦する予定です。

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第三アメリカGPのラスベガスGPです。以前ラスベガスを舞台に2回の開催がありますが、マシンもスタッフもドライバーもサーキットも別モノ。実質、初開催です。
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《ラスベガスGPの基本情報》
 ラスベガス・ストリップサーキット
  全長   :6.201km×50周=計310.050km
  開催回数 :初開催(ラスベガスでは3回目)
  コーナー数:17箇所
  高低差       : - m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース:サージェント、ハース

《ラスベガスGPの個人的印象》
 ・立ててもひっくり返しても、子豚にしか見えん
 ・周囲のギラギラ感が強い
 ・いつにも増して寒いGP
 ・予測不可能な環境にレース後の感想気になる

すみません、大した印象がありません(手抜きもさることながら、情報が少な過ぎます)あと冒頭に毎回載せるセクター切りしたサーキットレイアウト図ですが、miyabikunの自宅デスクトップパソコンが不調により、ミヤビマン・ティルケに加工を依頼することもできませんでした。よって、以前に描いた基本設計時代のものを仮に貼っておきました。直り次第、差し替えたいと思います。
ラスベガスはネバダ州の砂漠にあるオアシス、比較的歴史の浅い人工都市です。昼は比較的暑く、夜は冷えます。今回は「現地時間で決勝は土曜夜」という異例のスケジュールが組まれています。もちろんエンターテイメント的要素が強いものの、要はヨーロッパ圏においてへんちくりんな時間にならない措置でもあります。日本は予選が18日土曜日の17時から、決勝は19日日曜日の15時からと比較的好都合なスケジューリングとなっています。日曜午後にリアルタイムで観られるかは別の話ですが。

〜以下の記録は全て参考〜
《過去のポールポジション》一周3.650km
 1982年 プロスト (ルノー)
    1分16秒356
 1981年 ロイテマン(ウィリアムズ)
    1分17秒821

《ポールポジションレコードタイム》
 1982年 プロスト (ルノー)
    1分16秒356

《ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
 1回 ロイテマン(1981)
   プロスト (1982)

全く参考にもならない各種記録ですが、初開催ゆえ、すかーんとここのコーナーが無くなってしまうのも悲しいため「シーザース・パレスで行われたアメリカGP」のみを抜粋して記載しておきます。
ポールポジション獲得者は先日の「過去のレースを振り返る」で振り返ったものの一つ「1980年代で最もチャンピオンに近付き、獲得できなかった者」ロイテマンと、「1980年代に最も大成した者」プロストの2人になります。相対極。

《過去の優勝者》
 1982年 アルボレート(ティレル)
 1981年 ジョーンズ (ウィリアムズ)

《歴代優勝者 回数》
 1回 ジョーンズ (1981)
   アルボレート(1982)

優勝者も2人となりますが、ポールポジションとメンツが異なります。81年はチャンピオン獲得の年で防衛ならなかったジョーンズと、翌82年はティレルで名を挙げフェラーリに溺愛されたアルボレートになります。アルボレートの昇格っぷりは後の1990年代にアレジが似た系譜を辿っていますね。

《過去のファステストラップ獲得者》
 1982年 アルボレート(ティレル)
 1981年 ピローニ  (フェラーリ)

《ファステストラップ獲得者 回数》
 
1回 ピローニ  (1981)
   アルボレート(1982)

《ファステストラップレコードタイム》
 1982年 アルボレート(ティレル)
    1分19秒639

ファステストラップについて、81年は優勝したジョーンズでもポールシッターのロイテマンでも、初戴冠となったピケでも無く、暗黒期のフェラーリにいたピローニでした。ピローニは翌82年も引き続きヴィルヌーブと共にフェラーリから参戦するも、第12戦ドイツGPで大怪我をしたため、82年最終戦のアメリカGPには参戦出来ませんでした(生きてはいました)

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

煌びやかなラスベガスの夜は寒い。最も柔らかめのコンパウンド三種が選ばれつつも、どの程度機能するかは未知数。また、金曜のフリー走行では市街地あるあるの「マンホールの蓋(ドレンカバー)が外れて、サインツのマシンを傷める」というトラブルが発生。サインツはドライバー、マシン起因ではない理由によるバッテリー交換のため、決勝で10グリッド降格が決まっています。不運でしかない。。
今回の予選は未知数が多過ぎるため、今シーズンで最も当てずっぽうな予想になりそうです。

《ラスベガスGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
  20.周冠宇     (アルファロメオ)
  19.オコン     (アルピーヌ)
  18.ガスリー    (アルピーヌ)
  17.リカルド    (アルファタウリ)
  16.角田裕毅    (アルファタウリ)
 〜Q2〜
  15.サージェント  (ウィリアムズ)
  14.マグヌッセン  (ハース)
  13.ラッセル    (メルセデス)
  12.ハミルトン   (メルセデス)
  11.ボッタス    (アルファロメオ)
 〜Q3〜
  10.ヒュルケンベルグ(ハース
  9.ストロール   (アストンマーティン)
  8.アルボン    (ウィリアムズ)
  7.ペレス     (レッドブル)
  6.ピアストリ   (マクラーレン)
  5.ノリス     (マクラーレン)
  4.アロンソ    (アストンマーティン)
  3.フェルスタッペン(レッドブル)
  2.サインツ    (フェラーリ)
 P.P. ルクレール   (フェラーリ)

初開催初ポールはフェラーリのルクレールにしました。金曜フリー走行はキレキレでしたね。いつものことながら、予選一発の速さについては唯一フェルスタッペンに対抗できるのはフェラーリ、それもルクレールのみである気がします。フェラーリは両者ともサーキットの特性(線形)にマッチしているものとし、既に要らぬ借金を背負わされたサインツも健闘しそう。決勝の10グリッド降格がイタ過ぎる。。
前戦サンパウロGPは久々に健闘したアストンマーティン、というよりアロンソは今回キツいだろと予想していましたが、蓋を開けてみればアロンソについてのみ言えば満更でも無さそう。逆にけちょんけちょんにやられたメルセデス勢は負のループから抜け出せるかどうか判断しにくいところ。同じパワーユニットを積む元気なマクラーレン、ストレート要素大得意かつ「3回目の母国GP」を迎えるアルボン、サージェント擁するウィリアムズの方がよかったりして。アルファタウリは、、今回ばかりは苦戦しそうか。
といった妄想ラスベガスGP予選を描いてみました。

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濡れた金曜予選から少しずつ天気が回復し、決勝レースも晴れましたね。晴れれば少しは危険度も下がるのかな。明るい結末になることを願いましょう。
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スターティンググリッドとタイヤコンパウンドを確認しておくと、スプリント2位で終えたフェラーリのサインツはパワーユニット交換ペナルティにより、決勝はルクレールの後ろ6番手からになります。またアルファタウリの角田くんはスプリントの後にマシン修理を行ったため、ピットレーンスタートとなっています。タイヤはフェラーリをはじめ8台が黄色いミディアムをチョイス。ほか11台がソフトタイヤスタートです(アルボンはただ1人ハードタイヤでしたね。見落としていました。。)

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ラッセルのスタートダッシュは実に順調。ハミルトンもレッドブルを警戒しつつラッセルに追従できています。
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11番スタートのリカルドは金曜日に主役をはったマグヌッセンに接近。
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「あ、ごめ。当たっちゃった。。」
マグヌッセンがスピンし、リカルドはアウトから回避するも
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「ごめんじゃねーよ、待ちな!」
スピンしたマグヌッセンはかわすリカルドに
あたかもバチが当たったかのように追突し、逃げ切りを阻止。両者はトラックを一周すること無くリタイヤ。
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「おい、何してくれて、、」「悪かった!な!」
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ガレージに戻ることもせず1人マシン撤去を静かに見守るマグヌッセン。普段はスタート直後にぶつけてしまうことが多かったマグヌッセンは金曜に夢をみて、土曜に現実に戻り、日曜には走ることもできず儚く散るという怒涛のウィークエンドが終わりました。今までの接触は実にもったいないものだということをしみじみ感じたと思います。アニキ、今回いいモノ見せてもらいましたぜ!

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撤収に時間がかかり、7周目からレースが再開していきます。3位フェルスタッペンはハミルトンのアウトをピッタリマークしています。
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並んだままターン1へ。
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さらに並んだまま入ったエス・ド・セナで両者は接触。IMG_7268
フェルスタッペンのフロントウィングが粉砕されていく。ハミルトンはランオフエリアをうまく使って被害を最小限に止めるも、フェルスタッペンのマシン被害は大きく、順位を失っています。7周目にして接触2つか。
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同じ周回、5位走行のノリスをルクレールが狙っています。レース当日11/13はノリス23歳の誕生日。ハミルトンやフェルスタッペンが後方に沈んだ今、ノリスにとってもチャンス。抜かれるわけにはいかない。食らいつく。
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またも接触。
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ルクレールはフェルスタッペンと共にピットインして傷の手当て。このレースは序盤から何て接触が多いんだ。荒れています。
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徐々に上位が離脱する中、順調に逃げをうつラッセル。ライバルが消えてくれたら好都合ちゃ好都合。

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一度8位まで順位を落としたハミルトンでしたが、マシンへのダメージはさほど無く、10周目にガスリー、
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14周目のターン1でベッテルをかわして5位までリカバー。ハミルトンもどうにか未勝利シーズンに終わらなぬようラッセルを追いかけます。

3位を走るサインツは18周目にミディアムを捨ててソフトタイヤに履き替え、2位のペレスは24周目に逆にソフトからミディアムに履き替えるとIMG_7276
トップのラッセルは25周目までソフトタイヤを引っ張りハミルトンの後ろ2位で復帰。ハミルトンはまだタイヤ交換を終えていませんが、いつの間にかメルセデスが上位を占めています。この位置で走るメルセデスは久し振りですね。
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ハミルトンは30周目にピットインしてトップから外れたものの、45周目にペレスをパスして一歩ずつラッセルに近付いていく。
37周目に2回目のピットを行いミディアムタイヤに戻ったサインツに対し、ラッセルは50周目まで引っ張りソフトタイヤに履き替え、
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サインツにはトップを譲ること無くトラック復帰して初優勝が少しずつ現実味を帯びはじめました。
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いいぞ!ここで耐えなきゃ初優勝はお預けだぞ!

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52周目にノリスがマシントラブルでリタイヤとなり、バーチャルセーフティカーが発令され、サインツはいいタイミングで3回目のピットを当て込んでいます。それにしても、フェラーリは高頻度かつ早いタイミングでタイヤを交換しているなぁ。
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後半はかなりすっ飛ばし気味にみてきましたが、それはともかく、今日はスプリントに続きラッセルの日。よかった!

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《決勝結果》
 1 ラッセル (メルセデス・M)
 2 ハミルトン(メルセデス・M)
 3 サインツ (フェラーリ・F)

ラッセルは無事にキングの猛追を振り切り、F1参戦4年目、81戦目に表彰台の頂点に立ちました。またグリッド降格ペナルティがありながらもノリス、ペレスをさばき、ピットタイミングの幸運をうけたサインツが「ルクレールの思い」を却下しつつ登壇しています。キングは、、あと1戦で今シーズンのコンプリート。たまにはそんなシーズンも一度は経験しておかなきゃね(笑)

《ファステストラップとそのタイミング》
 ラッセル (メルセデス・M)1分13秒785
 61周目/72周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ハミルトン(メルセデス・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(17台フィニッシュ)
 規定周回:16台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ラッセル (メルセデス・M)

スプリントでのトップチェッカーとなり、このまま決勝もトップでフィニッシュできればいいなと思っていたので、この結果はとても嬉しいです。スプリント、決勝、ファステストラップのフルマークで34ポイントゲットなり。
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F2チャンピオンからセオリー通りにF1の門を叩いた優等生。才能は折り紙付きでも下位チームからの参戦により長い期間ヤキモキしていたことでしょう。そして今シーズンようやく掴んだメルセデスですぐに結果を、と思われた矢先の「マシン自体の大失速」ウィリアムズで辛抱したのに、まさかのコレかよと驚いたはずです(ラッセルのみならずハミルトンも苦戦しているのが救いか)ただラッセルは評判通り早い段階からマシンへの適応力をみせ、予選、決勝ともハミルトンを凌駕することも多く、やや地味ながら安定した位置での完走とポイントを積み上げてきました。両チャンピオンも確定し、多くは来シーズンへ目が注がれる中、ラッセルは遅れ馳せながら復調をみせたマシンでようやく優勝を掴み、その喜びもひとしおのことと思います。一度勝つことができればコツも掴み、2回目はさほど先の話ではなさそう。これからバシバシ勝ってもらって、フェルスタッペン政権に待ったをかける存在になってほしいですね!
他の候補としたのは終盤の再スタートでチームメイトを瞬殺し、くたびれたチャンピオンチームの一角を捉えたアルピーヌのアロンソ、まだまだ元気。あと、これを挙げると気を悪くする方がいるかもしれませんが、本家で選ばれたハミルトンも何気に健闘したと、、

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

細かい接触、ペナルティ発令はありましたが、全般的に荒れていたこともあり、こちらは無しとしました。が、ちょっと気になったのが二点ほど。
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一つはレース終盤にランキング争いの関係で無線で「ポイント乞い」をしたドライバーが2人いました。スポーツにおいてポイント乞い自体も格好のいい発言では無いものの、引っかかったのは「それに対する言動」の方。まずフェラーリのルクレールに関しては申し訳ないけどそもそもの走行順位がサインツに負けており、スターティンググリッドもサインツが後ろでスタートして負けているため、わざわざサインツの3位を奪うのは逆に失礼だと納得していますが、ペレスの方は何だか可哀想かなと思いました。
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ペレスはレースのタイヤ選択の余地が無く、終盤はご覧のように戦闘力がありませんでした。代わって前方の討伐に向かったフェルスタッペンは仮に討伐できなかった場合はペレスに順位を返す約束で安易に出してもらったのではなかったの?!返さないんだ。。チャンピオンあろう者があれだけ身を粉にして助けてくれた仲間への「お返しと犠牲」は払えないのか。確かに速い者が勝つ、フェルスタッペンの言い分もわかる。ただシーズンをワンツーで終えるというドライバーとチームの思いがあるのなら、意固地にならずもう少し理解してあげてほしかったですね。そもそも予選位置もレースペースも遅かったじゃないかと言い返されたらそれまでですが(笑)
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あと観戦中に眠気まなこで再スタートの時に気付いたのですが、セーフティカーランでの周回遅れ隊列復帰について、疑問を持たれた方は多くいらっしゃると思います。なぜウィリアムズ2台は許されて、角田くんだけ許されないの?!そちらの事態が許されないことです。ミスならミスでちゃんと認めて、改善案や対策をしっかりしてほしいです。
該当無しと言いつつ、何だかんだmiyabikun不満たっぷりじゃん(笑)

《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 429pts ★

   2  ↑  ルクレール    290pts
   3  ↓  ペレス      290pts   (0pts)

   4 → ラッセル     265pts  (-25pts)
   5 → ハミルトン    240pts  (-25pts)
   6 → サインツ     234pts    (-6pts)

   7 → ノリス      113pts(-121pts)

   8 → オコン        86pts  (-27pts)
   9 → アロンソ       81pts    (-5pts)

 10 → ボッタス       49pts  (-32pts)
 11 → ベッテル       36pts  (-13pts)
 12 → リカルド       35pts    (-1pt)
 13 → マグヌッセン     25pts  (-10pts)
 14 → ガスリー       23pts    (-2pts)

 15 → ストロール      14pts    (-9pts)
 16 → シューマッハ     12pts    (-1pt)
 17 → 角田裕毅       12pts     (0pts)

 18 → 周冠宇          6pts    (-6pts)
 19 → アルボン         4pts    (-2pts)
 20 → ラティフィ        2pts    (-2pts)
      デ・フリース       2pts
      ヒュルケンベルグ     0pts

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル       719pts ★

   2 → フェラーリ      524pts
   3 → メルセデス      505pts  (-19pts)

   4 → アルピーヌ      167pts(-338pts)
   5 → マクラーレン     148pts  (-19pts)

   6 → アルファロメオ   55pts  (-93pts)
   7 → アストンマーティン 50pts    (-5pts)

   8 → ハース       37pts  (-13pts)
   9 → アルファタウリ   35pts    (-2pts)
 10 → ウィリアムズ      8pts  (-27pts)

ポイントランキングはこのようになっています。スプリントがあったことにより、通常よりも加点要素は多かった割には、変動自体は極めて少なめ。連なっているグループはあと1戦、最終戦アブダビGPでのチャンスにかけます。特にドライバーズの2位争い、アルピーヌのバチバチ、シューマッハと角田の2年生対決、さらにはアルファロメオとアストンマーティン、ハースとアルファタウリは熾烈ですよ!

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《第21戦サンパウロGPのポイント》
・初物尽くしのGP。初物はいいものですね!
・マグヌッセン初ポール、ラッセル初優勝おめでとう
・ちょん当て頻発。ブラジルは雨でも晴れでも荒れる
・ポイント乞い、どちらも実らず。。

いくつか細かい接触があったり、3回目のスプリントがあったり、日本からは時差があったりと何かと大変でしたが、初物も生まれたし、総じて面白いGPになったのではないでしょうか。長いと感じた今シーズンも残り1戦ですよー。

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久々のスプリントで、ちょっぴり忘れていました。今シーズンまだ残っていたんですね(笑)最早チャンピオンにはあまり必要ないかもしれませんが、チャンピオン以外の上位、中団層のドライバーやチームにはボーナスチャンスになります。
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アニキ、どこまで耐え凌げるかな。

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スタートタイヤ一覧です。 2番グリッドのフェルスタッペンと16番グリッドのラティフィ2人が黄色いミディアム、ほか18人は赤のソフトをチョイス。蹴り出しいいソフトで逃げ切りを図るマグヌッセン以下、ソフトのデグラデーションを嫌ったか、フェルスタッペンはじわじわマグヌッセンを追い込む魂胆。

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スタート。マグヌッセンいい!今回はぶつかるライバル無し。逃げろ!
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6番手オコンと7番手アロンソは早速バチバチです。アウトから被せてきたアロンソ様に
「あなたの居場所は
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無いですよ」
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オコン強気。ハラハラしたぞ。
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4周終わりの最終コーナー出口も触れ合い、アロンソは左フロントウィングレットが吹き飛ぶ。そんなオコンもタダで済むことは無く
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あらら、脇腹に穴開いてまっせ。これで共にペースダウンではマクラーレンに勝てないぞ。

少しだけ時を戻して、 2周目に入った段階の順位変動はこうなっています。
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上位ではサインツがお友達ノリスをかわして4位浮上。決勝はグリッド降格が決まっていますから、このスプリントで少しでも稼いでおかなきゃね。ほか、予選で健闘したウィリアムズの11番手アルボンは順位を4つ落とし、アルファロメオ2台はまたもや順位を思い切り落としています。
2位のフェルスタッペンは3位ラッセルにピタリとくっ付かれて、まるで1台かのようにみえます。ラッセルはソフトタイヤですから、早めに討伐しちゃいたい。
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あれ、マグヌッセン抜かれてるじゃん。いつの間に。予選はうまく初ポールを獲得したマグヌッセンは4周目にラッセルとサインツ、6周目にハミルトン
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9周目にペレスに抜かれて、6位にまで落ちています。残念だけど、レースペースとなればこの辺の上位にはなかなか太刀打ちできません。

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同じ9周目にブラジル仕様のヘルメットを被る12位ベッテルがチームメイトのストロールを捕まえにいきます。イン側に振るベッテルに対してストロールもインを閉めにいく。
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おい、ベッテルの片側が脱輪しているぞ!ベッテルの速度見て下さい。301km/hですよ、危ないよ!
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何とかコントロールしたベッテルですが、ストロールはまたしても危険なブロック。この前もそれをやって痛い思いをしたばかりじゃないの?!これでベッテルも見限る覚悟ができたか、ピタリとついて引き続き臨戦体制に。
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さっくり抜く。見たかストロールよ。ベッテルがいるうちにしっかり勉強しておくんだな。

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レース中盤の12周に入っても、2位ラッセルはフェルスタッペンから遅れること無く追従できています。
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いくかラッセル!
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フェルスタッペンもチャンピオンの意地がある。耐える。
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しかしフェルスタッペンのペースがイマイチ。15周目に討伐して、ラッセルが前に。いいぞいいぞ!
ラッセルにかわされたフェルスタッペンはその後19周目にウィングレットを蹴られつつサインツ、
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20周目にハミルトンにもかわされて4位に陥落。いつもとはどこか様子が違う。ミディアムタイヤとの相性がよくないのか。5位を走行するチームメイトのペレスとはまだギャップありますが
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一応フェルスタッペンの対応について確認の無線を入れる。ルクレールとのランキング争いもあるんだし、この際は遠慮せずいけるならいっちゃいなよ(笑)

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《スプリント結果》
 1 ラッセル (メルセデス・M)
 2 サインツ (フェラーリ・F)
 3 ハミルトン(メルセデス・M)

先日の予選でポールポジションを獲得したマグヌッセンの時と同様に、今回のスプリントが決勝レースであればこの上ない喜びの結果ですが、ひとまずラッセルがトップフィニッシュを果たして「優勝の予行演習」ができました。サインツは決勝のスターティンググリッドで降格があるため、再びこのポジションまで戻ってくる必要がありますが、スプリントには無かったタイヤ交換義務で奇抜な「チームらしさ」を出すこと無くこの順位付近まで戻ってきてくれることを願いたいです。

《先日の予想との答え合わせ》
上位3人を予想した中でカスったのはラッセルだけ。それも2位より素晴らしい1位という結果でした。やはりマグヌッセンは耐えられなかったけど何とか1ポイント獲得はできましたし、ラッセルがトップチェッカーを受けてくれました。この後示す順位変動も多くみられたため、いいレースを見られたなと思っています。

《予選順位からの変動と使用タイヤ、獲得ポイント》
  ドライバー   タイヤ 変動 ポイント
 1 ラッセル       S  -2    8pts
 2 サインツ       S  -3    7pts
 3 ハミルトン      S  -5    6pts
 4 フェルスタッペン   M   +2  5pts
 5 ペレス        S  -4    4pts
 6 ルクレール      S  -4    3pts
 7 ノリス        S  +3      2pts
 8 マグヌッセン     S  +7      1pt
 9 ベッテル       S  -4
  10 ガスリー       S    -2
  11 リカルド       S  -3
  12 ストロール      S  -3
  13 シューマッハ     S  -7
  14 周冠宇        S  -3
  15 ボッタス       S  -3
  16 角田裕毅       S     -3
  17 オコン        S    +11
  18 アロンソ       S    +11
  19 ラティフィ      M    +3
   R  アルボン       S  +9
         トータル  ±0

中団3人が後方に沈んだこともあって、全ての順位で順位変動がみられましたね。ただし、11番手発進のアルボンよりも後ろの-3は3人が下がったことによるものです。
先頭のマグヌッセンの後退はある程度覚悟していたものの、フェルスタッペンが失速すると思いませんでした。決勝はタイヤ交換がありますから、デグラデーションに悩んだレッドブル勢がどう戦うかが注目点ですね。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ラッセル(メルセデス・M)

ラッセルがいいと思ったのはフェルスタッペンをかわして前に立ったことよりも、その前の過程として「フェルスタッペンの一人旅とさせず、ついていけたこと」が素晴らしいと思いました。スタート直後にもフェルスタッペンに食らいつくシーンはみられ、フェルスタッペンがマグヌッセンをかわした後も離されること無く追従して何とかスプリントレース内でパスに成功しています。もしスプリントが決勝レースの縮図と考えたら、、決勝優勝も夢ではないという明るい希望が持てました。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ストロール(アストンマーティン・M)

もう一組、チームメイトと交錯して傷を負わせ、自らもペースダウンしたアカン事案があり、どちらのドライバーも前科モノでどちらを選ぼうかとても悩みましたが、シチュエーションと危険度を考慮し、こちらを選びました。
ついこの前、アメリカGPでもストロールはやったばかりでしたよね。本当に危ないです。気持ちはわかる。誰しも抜かれたくない。それも引退間際のベテランのチームメイトに対してならなおさら。ただ今回のベッテルはトラック外に片側はみ出していたこともあって引かざるを得ませんでしたが、その速度域は300km/hであり、今回も下手したらベッテルはスピンし、ストロールも返り討ちに遭う事案。ヤバい、抜かれると感じたら、ある程度粘っても進路を奪うような危険なブロックをしてはいけません。引くことも大事。次のチャンスで抜き返せばいい。この先もF1でやっていく気があるのなら、あれは本当にやめた方がいい。オコンとアロンソについても今まで何回かチーム内バトルになっており、二度起きたことについてはさほど驚きませんでした。ただあのアウトへのブロックによってアロンソを陥れたことはともかく、自分のマシンも傷を負い、チームもろとも陥落してしまう結果になったのはチームの求めたものではありません。何せ今はマクラーレンと絶賛バトル中なのですから。アロンソは他チームに移籍しますが、来シーズンはアルファタウリから旧友のガスリーが移籍してきます。オコンもガスリーも気心知れた仲だと思いますが、オコン同様にガスリーも自ら引くタイプではないので、その点は心配です。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ラッセル    (メルセデス・M)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)

スプリントでガクッと順位を落としたマグヌッセンですが、決勝はまたポールポジションに戻るのかと思いきや「ポールポジションという称号は受け取るけど、順位はスプリントに準じる」ものなんですね。miyabikun勘違いしていました(笑)それならばマグヌッセンは8番グリッドのままであり、2番グリッドはサインツ改めハミルトン、フェルスタッペンは3番グリッドに浮上します。スプリントでは珍しく苦戦したフェルスタッペンがただでは済まないと思いますが、ラッセルに勝ってもらいたい。。初優勝見たくありませんか?それとも、やっぱりフェルスタッペンの最多勝更新?!日に日に復調するメルセデス、たたハミルトンは未勝利記録更新でお願いします(笑)

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