ほぼ一週間遅れの決勝レース、、とほほ。レース自体は月曜夜には観終えていたのにぃ。。本当に申し訳ありません。途中山梨の出張を挟んで、ようやくここに辿り着きました。もう何れが何曜日のどのレースシーンか覚えていない(笑)というのは冗談ですが、もしあべこべなことを言っていたらお知らせ下さい。こちらは先週月曜朝に行われたサンパウロGP決勝レースの観戦記になります。
スタートタイヤチョイスはこの様になりました。
19番手のサージェントのみが黄色のミディアムタイヤ。ほか全員が真っ赤、ソフト。以上!分かりやすい!
というわけでフォーメーションラップが続けられていますがー
ん?何だ?!何か見えました?!気のせいかな、、、エンジントラブルらしいです。ひ、ひとまずレースを追いましょう。
フロントロウのイン側がぽっかり空いていますなぁ。ポイント差的にはもっと空いていますが。
隣がいないとなればイージーイージー。どうぞターン1へ。
中団ではスモークを上げて一台がアウト側に飛び出していく。と思えば
うわっ、ハースの20番車、マグヌッセンか。またやらかしたのか!
別視点のリプレイを見ると、一概にマグヌッセンを責めることができない出来事が。
アウト側で挙動を乱すのは13番グリッドのアルボン。すぐ隣、やや後ろに控えるのは12番グリッドのマグヌッセンではなく、11番グリッドの相方ヒュルケンベルグでした。
アルボンは内側にいたマグヌッセンと接触して弾き飛ばしてしまったというわけ。何かがあるのがインテルラゴス。先程のフォーメーションラップのルクレールはレース-1周目のリタイヤでしたが、アルボン、マグヌッセンという中団のベテラン2人が0周リタイヤに終わっています。
レースは3周目に赤旗が掲示され、レースが中断します。
今度は予選6番グリッドから2位にジャンプアップしたマクラーレンのノリスがフロントロウに並び再スタート。フロントロウに順位変動はありませんでしたが、4番スタートのアロンソがハミルトンをかわして3位に浮上しています。
8周目。ポールから逃げを打つフェルスタッペンに対して、6番手改めて2位に浮上したノリスが果敢にフェルスタッペンに追尾、隙をうかがっています。スプリントでは悔しい思いをしました。決勝レースがいわば本番。初優勝の野望は諦めていません。
12周目あたりから、5位走行のラッセルに対し、繰り返し至近戦を続ける6位ペレスのバトルが捉えられています。それもそのはず。この原因となっているのか、これです。
ラッセルの前には3位走行のアロンソが遠く前を走り、その間でアロンソのペースが徐々に開くのが4位ハミルトンで、アロンソから3.457秒も離されています。ハミルトンはいわゆる「電車ごっこの先頭」状態。ペースにまだ余力がありそうなラッセルと順位を入れ替えることもなさそう。
14周目にとうとうサインツはペレスにかわされて、皮肉を込めた無線を
「私達はチーム一丸となって戦っているの?!
はたまた各人で戦うレースなの?!」
先日もラッセルの口から似たような発言がありましたね。最近のメルセデスは某チームのように判断の鈍化、不明瞭さが目立ちます。
結局ハミルトンも18周目にペレスにやられる。ラッセルだったら確実に逃げ切れたかと聞かれれば断言は出来ないものの、もう数周引っ張ってピット勝負まで持ちかせたか?!ハミルトンは翌19周目に、ラッセルは20周目に1回目のピットを迎え、ミディアムタイヤに履き替えています。
ラッセルはピットでオーバーカットならず、またしてもハミルトンの後ろ。地元の7回チャンプには敵いませんなぁ。ペレスは21周目にカバーする形でピットを行うと、
またもハミルトンの後ろで復帰しています。ハミルトンはしれっとペレスをアンダーカットしていたんですね。一昔前なら儲けモン
ただし今のハミルトン、今回のメルセデスには辱められるに過ぎません。ハミルトンに対して2回目のパッシングへ。
上位勢は26周目にアロンソ、27周目にサインツ、ガスリー、角田の三つ巴、
28周目にフェルスタッペン、ノリスの上位2台が1回目のピットでミディアムへ交換していきます。見た目一瞬でもノリスが前にも見えるけど、フェルスタッペンが3.5秒前にいます。
上位では早めにピットに逃げ込んだメルセデスのラッセル。同じミディアム履きでもサインツはまだまだフレッシュなタイヤで背後に迫ってきています。
時間をかけて35周目にラッセルをパス。
37周目にはハミルトンをパスして、一台体制で臨むフェラーリに軍配。
ゲンコツすることも出来ず、ただただ競争力の無いマシンを見守るだけ。
メルセデスの現実はサインツに止まらず、ラッセルは43周目には格下のアルピーヌ、
さらにはアルファタウリの角田にまでハイペースに詰め寄られる始末。今回のメルセデスはいいとこ無し。
レース終盤。ペレスがアロンソを射程圏内に捉えています。これをかわせば表彰台登壇。
いったーペレス男をみせた!
ただ最近の不調続きアロンソにとっても、表彰台登壇は喉から手が出るほど欲しい。簡単に引き下がるわけにはいかない。
再び並ぶ。タイミング的にラストチャンスか?!
アロンソが取り返す!アロンソ3位へ。最後の最後で見せ場がありましたね。
《決勝結果》
1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
2 ノリス (マクラーレン・M)
3 アロンソ (アストンマーティン・M)
2番グリッドが抜けたスタートは全く荒れること無くフェルスタッペンが逃げ切り。また6番グリッドからのスタートダッシュに成功したノリスがシーズン6回目となる2位。最後の最後でペレスを振り切ることに成功したアロンソは第13戦オランダGP以来8回目の3位登壇を果たしました。また、角田は16番グリッドから9位入賞となりました。
《ファステストラップとそのタイミング》
ノリス(マクラーレン・M) 1分12秒486
61周目/71周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ノリス(マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
完走台数:14台(14台フィニッシュ)
規定周回:9台
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
アロンソ(アストンマーティン・M)
本家のドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれたノリスは確かにすごい。特にこのサンパウロGPはピアストリとの格の違いをみせつけ、予選一発の速さからロングランともにフェルスタッペンに次ぐ力強さがありました。しかし最近はノリス続きでやや飽きてきたのも無くはない。そこで今回は金曜予選もそこそこに、決勝は最後の最後で「ベテランならではの巧みの業」をみせてくれたアロンソ様を選ばないわけにもいきません。
1周目もハミルトンに対してスマートに前に出て、危なげ無く3位をキープしました。終盤にペレスからの猛追を受けますが、必死に順位を上げてきたペレスに対して、上位で単独走行をしてきたアロンソは冷静に対処し、しっかりと表彰台を堅持しました。シーズン終盤は沈んでしまい、開幕直後の好調さを維持できなかったのが悔やまれますが、アロンソはどの位置を走っていても存在感たっぷりです。
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
該当無し
フォーメーションラップのルクレール、スタート直後のハース2対アルボン1のクラッシュも、週末全般から考えれば軽微なものになってしまいそう(当人にとっては軽微じゃ済みませんが)スプリントや決勝レースで雨が降らなくてよかったですね。
《ドライバーズポイントランキング》
1 → フェルスタッペン 524pts ★
2 → ペレス 258pts
3 → ハミルトン 226pts (-32pts)
4 ↑ アロンソ 198pts (-28pts)
5 ↑ ノリス 195pts (-3pts)
6 ↓ サインツ 192pts (-3pts)
7 → ルクレール 170pts (-22pts)
8 → ラッセル 156pts (-14pts)
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14 ↑ 角田裕毅 13pts (-14pts)
《コンストラクターズポイントランキング》
1 → レッドブル 782pts ★
2 → メルセデス 382pts
3 → フェラーリ 362pts(-20pts)
4 → マクラーレン 282pts(-80pts)
5 → アストンマーティン 261pts(-21pts)
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8 → アルファタウリ 21pts (-7pts)
ドライバーズランキングは前戦メキシコシティGPで同点に並んだサインツとアロンソが逆転、さらにノリスの大量得点により僅差で入れ替わっています。角田もスプリントで6位3ポイント、決勝で9位2ポイントの合計5ポイントを得たことにより、ランキング14位に浮上しています。
コンストラクターズについて、チームによっては多く得点できたチームはあったものの、上位5チームやアルファタウリにおける順位変動はありませんでした。
《第20戦サンパウロGPのポイント》
・好調さはマシンだけではない。ノリスの底力
・おじさん対決は最終周までわからない
・どうしたメルセデス、グズグズやん
・金曜以外は上出来、角田
怒涛のアメリカ大陸時差連戦が終わりました。が、次戦復活開催のラスベガスGPも北アメリカ大陸なんですよね(笑)鬼時差が無いだけ有難いです。通常のカラダに戻しましょう(miyabikunだけかな)お粗末様でした。。
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