F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:第19戦

決勝レース観戦はリアルタイムやや遅れで観始め、レースの半分弱で一旦お休み。仕事から帰宅した22時過ぎから再び観始めて、火曜の2時に観終えるという2ヒート制を導入。水曜の帰宅がとても遅かったこともあり、この観戦記に着手できたのは木曜の夜からようやく、といった感じで現在に至ります。F1も忙しい、肉体的負担が大きい時期になりましたが、仕事やプライベートもなかなか忙しく、身体中が痛い。以上、miyabikunの状況と言い訳でした(笑)

時間も無いので早速スタートタイヤ確認しちゃいましょう。
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予選で大失敗をかまし、17番手からスタートとなるマクラーレンのノリスは唯一となるソフトタイヤスタートとし、スタート直後のロングストレートでジャンプアップを狙っています。またその少し前、14番手アルボンと15番手オコンはハードタイヤ、それ以外の17人はミディアムタイヤをチョイスしています。

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フェラーリのフロントロウで迎えたスタートは 3番手フェルスタッペンが中央突破か?!
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紅、紺、紅のスリーワイド
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内側のサインツが脱落。ルクレールはトップを守れるか?!
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サインツに代わって、スリップストリームを上手く使い、5番スタートのペレスが外側から登場
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ルクレールはタイヤスモークを上げて、3台のままターン1へ進入
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あーっ!ルクレールとペレスが接触!ペレスが飛ぶ!
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ペレスはターン1の外側にふき飛び、ルクレールもフロントウィングを傷める。母国凱旋のペレスにとって最悪な結末。。コーナー1つもターンできていないじゃん。。スリーワイドとなり、ターン1のアウト側から一気に行こうとしたけど、だいぶ無理があったんじゃないか?!欲かいたか。
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バーチャルセーフティカー中の5周目の順位変動はこうなっています。FullSizeRender
フェラーリ2台見事にパスされ、フェルスタッペンがラップリーダー。5位以降は墜落していったペレスが負を全て請け負ったため、多くのドライバーがゲインする形となっています。8位浮上のヒュルケンベルグ、14位浮上の角田はペレス以外にも3人抜いて-4。

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11周目にアルファタウリのリカルドをかわし4位に浮上したハミルトンは15周目にサインツを射程圏内に捉えています。今回はフェラーリよりメルセデスの方がレースペースがいいか。ただこの後ハミルトンは1回目のピットに向かい、ミディアムからハードへスイッチ。一度離れることとなります。
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既に1回目のピットを終えてハードタイヤを履くフェルスタッペンはハイペースでサインツを追います。そもそもスターティンググリッドはサインツが前だったんですよね。どうして一度ピットを終えたフェルスタッペンがサインツの後ろを走っているんでしたっけ?!(笑)
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サインツはフェルスタッペンに抜かれること2回目。

〜miyabikunこのあたりで月曜朝観戦終了〜

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そのサインツは31周目までミディアムを引っ張り、1回ピット戦略を採る。
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その間本線上をハミルトンが通過。サインツはハミルトンにアンダーカットされる形に。サインツの相方で暫定トップを走るルクレールは翌32周目にミディアムからハードに切り替え、何とかハミルトンの前、暫定2位で復帰しています。

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アニキ、そこ本線ちゃいまっせ。
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タイヤカス落ちる路肩を土埃を上げて走行。久々にド派手にヤンチャしてますなぁ。
と思ったら
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あ、アニキ!大丈夫すか?!コーナーで不可解な動きをしてド派手にクラッシュ。リヤのブレーキから火の手が上がっています。先程の不可解なコースアウトもワザとでなく、トラブルの元凶だったということか。
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当然セーフティカー発動となり、2回ストップを予定していたフェルスタッペンは労せず敢行。相変わらずタイミング抜群だな。
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しかしそのまま赤旗中断へ。アニキ、無事で何よりす。
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赤旗で1回ピット、2回ピットの戦略もどうでもよくなり、各々自由にタイヤを履き替えて、再度グリッドからのスタンディングスタートを迎えます。miyabikunこの決勝レースは2ヒート観戦、レース現代風2ヒート制へ。
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38周目にDRSが再び許可される頃、3位ハミルトンが今度はルクレールを煽り立てています。
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予選の主役はフェラーリでも、決勝となるとメルセデスが台頭。
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ハミルトンとルクレールの後ろでは、5位ラッセルがサインツを突く。想定内。2チームが戯れ合う。

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リカルドを挟んでその後ろ、ミディアムを履く7位ピアストリにハードタイヤの角田が追っています。ピアストリを抜ければ、アルファタウリはリカルド、角田の大量得点獲得が見込めます。
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チームクルーは固唾を呑んでそのバトルを見守る。
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角田は何回にも渡り仕掛けますが、ピアストリも巧みです。抜けそうで抜けない。
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49周目に角田はピアストリのアウト側から前に出て被せにいく。
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際どい!
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あー角田は弾き出されてスピン。入賞圏内から一気に脱落。ファミリーの先輩ペレスと似たようなケースに。一番避けなければならない出来事。こちらも我慢ならなかったか。。

36周目の再スタート時に10位から14位まで順位を落としたマクラーレンのノリスは、ピアストリと同じミディアムタイヤを履きながらも着実にリカバー。56周目にはピアストリの後ろ8位入賞圏内まで戻ってきました。
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ピアストリは超優秀な1年生。しかしレースとなれば同じタイヤを上手く使いこなるノリス先輩にはまだまだ及ばす。
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お上からの声もあり、ピアストリはノリスに前を譲る。
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ピアストリに前を譲ってもらったノリスのペースは落ちること無く、60周目に前相方のリカルドを
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67周目にF1同期、101戦目同士のラッセルをパス。5位に浮上しています。今回は珍しく予選失敗、さらに再スタートでの順位後退が悔やまれますね。

優勝はいつもの方、ファステストラップもいつもの、、
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違う、ハミルトンだ!
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ニンマリ。あ、奥に久々の可愛こちゃんグティエレスが!メキシコ人だもんね。可愛こちゃんもだいぶ貫禄出てきましたね。

《決勝結果》
  1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
  2 ハミルトン   (メルセデス・M)
  3 ルクレール   (フェラーリ・F)

当初、表彰台予想は優勝フェルスタッペン、2位ペレス、3位ハミルトンとし、ルクレールは5位6位あたりとしていましたが、ペレスが自ら地元レースを放棄したため、自動的にハミルトンが2位浮上という結果となりました。何事も無く走れていたら、ペレスの2位は堅かったかなと思います。知らんけど(笑)

《ファステストラップとそのタイミング》
 ハミルトン(メルセデス・M) 1分21秒334
 57周目/57周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ノリス (マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:15台(15台フィニッシュ)
 規定周回:15台

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 リカルド(アルファタウリ・HRB)

レース内容的には優勝したフェルスタッペンやレース終盤に怒涛の追い上げをみせたノリスに比べて見劣りするものの、上位スタートから被害を最小限に抑えたリカルドは「さすがGPウィナー」と感じられる堅実なレースだったと思います。途中参戦のリカルドが入賞したことにより、これで現在参戦する20人全てが入賞したことになります。あっぱれ!
次点は公式通りの後半バカ抜きノリス。第3位はラッセルとは巧みの差を見せつけているハミルトンでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

こちらは該当無しとしていますが、同じ箇所でよく似た状況下の惜しい(残念な)方が2人いましたね。
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まずは言わずと知れた地元ペレス「一つもコーナーを曲がれず」のクラッシュ。地元から再起したい、その意気込みは充分感じられるものでしたが、そういうことではない、と言いたい。間に挟まれたルクレールに回避できる術は無いし、まだ始まったばかりの長いレース、ペレスはもう少し賢くやるべきでした。
もう一つも言わずと知れたレース後半の角田です。抜けそうで抜けない、焦っていたと思います。ピアストリのライン採りもいささかグレーな面があったものの、タイヤコンパウンドの違いもあり、もう少し我慢すればもっと容易に対応出来ていた例だったと思います。まだ若いと言われればそれまでですが、最早新人ではなくプロのレーシングドライバー。彼はせっかちでイライラする傾向からなかなか成長できていません。非常にもったいない(このケース、初めてではない=これから先も直らない)
ペレスにしても角田にしても、チームメイトが好位置を走るばかり、リスクが焦りと欲に負けてしまいました。「次は頑張ります」があと何回通用するか、F1の契約なんてあって無いようなもの。ファンのみならずチーム関係者はいつまでも拾ってあげることができませんし、将来決して楽観視できないと思いますよ。

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 491pts ★
   2  → ペレス      240pts
   3  → ハミルトン    220pts (-20pts)
   4   ↑  サインツ        183pts (-37pts)
   5   ↓  アロンソ     183pts    (0pts)
   6  → ノリス         169pts (-14pts)
   7  → ルクレール       166pts   (-3pts)
   8  → ラッセル        151pts (-15pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 16  → 角田裕毅       8pts      (-1pt)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     731pts ★
   2  → メルセデス     371pts
   3  → フェラーリ     349pts(-22pts)
   4  → マクラーレン    256pts(-80pts)
   5  → アストンマーティン 236pts(-20pts)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   8  → アルファタウリ     16pts(-12pts)

ドライバーズランキングでは、低迷続くアロンソに代わり、同郷サインツが183ポイントで並びました(優勝しているサインツが上)

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《第19戦メキシコシティGPのポイント》
・紅い壁、いとも簡単に。。
・タイヤの保たせ方は経験値がモノをいう
・欲と我慢
・いつやる?!次こそは?!何回次が?!今でしょ

早く早く!飛行機に乗って南米行かなきゃ。

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この時がやって参りました、誰が何と言おうとペレスが主役の国、メキシコです。この国にはペレスを敵視する者はいない、みんな味方だと強い気持ちで予選から頑張ってほしいですね!

先日も確認した通り、アルファタウリの角田は予選前よりパワーユニット交換ペナルティによって後方スタートが決まっています。前戦アメリカGPは予選の好位置も強みとなって大量ポイントに繋がりました。今回はその点いささか残念ですが、決勝スタートでのジャンプアップの期待もできるということ。

《Q1》
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ペレス入場。例の如く、ワッとスタンドが沸いています。この週末はトップでは無いもののまあまあ上位ランクで各セッションを締め括っています。
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あーそれは見せんでも、、(笑)ペレスの課題は何と言っても予選ならびにスターティンググリッド。要は予選が何位であろうが、決勝レースでリカバー出来れば文句ない話。しかし近代F1は追い抜きが困難になりつつあり、また最近ではフェラーリ、メルセデス、マクラーレンといった名門もレッドブルの速さに待ったをかけるべく近付きつつあります。予選を上位で終えた方がいいに越したことはありません。
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ペレスの1本目はアストンマーティンのアロンソを1秒削って暫定トップへ。ただタイム的に決して充分とは言えないんだよなぁ。
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うーん、同じマシンに乗る方に0.454秒上回られる。メキシコでも例外なんて無いよな。
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メルセデスはソフトタイヤの保ちを考慮して1本目はミディアムタイヤでアタックに臨んでいます。ペレスのソフトとの差は小さめ。
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フリー走行2回目は4番手、予選前の土曜フリー走行ではまずまずの順位で終えたアルファロメオのボッタスの好調さは予選に入っても保てています。ボッタスはココでポールポジションを獲得した経験もあります。輝き再びといきたいところ。
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そしてこの方もポール経験者、アルファタウリのリカルド。今回は角田の背中を借り、チャンピオンに続く暫定2番手につけます。
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Q1のラストアタックに向かう各車、あらら、詰まっちゃってますなぁ。想定内だけど、毎年変わらず渋滞しますからね。
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あーチャンピオンまでそんなセコいことやってるのか。気持ちはわかるけど、フェルスタッペンって圧倒的な速さだけではなく、圧倒的な強引さや傲慢さも若手時代から変わりません。いわゆるマイペースってやつか(ダメですよ、自己紹介で「私の性格はマイペースです」なんて言っちゃ)
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何だノリス、3.455秒落ちなんて。ピアストリとの大きな差。ラストアタック行ける?!
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ノリスのラストアタックは無く、Q1ではアルピーヌのオコン、ハースのマグヌッセン、アストンマーティンのストロールと一時期最下位から抜け出したと思われたウィリアムズのサージェントはトラックリミット違反によりやっぱり最下位。

《Q2》
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ペレスは初めにアタックを開始し、トップに名を刻む。見栄えはいい。
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空気なんて読むわけ無い。速い者が勝つ。0.5秒勝つ。
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さらにリカルドがペレスに追い打ちをかける。フェルスタッペンとの並びが懐かしいですね。
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メキシコではメルセデスよりフェラーリかなと思っていたのですが、どうやらmiyabikun予想を外した模様。サインツはフェルスタッペンから0.757秒落ち、ルクレールはさらに遅れた0.849秒落ち。
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リカルドの護衛に赴く角田。お隣ウィリアムズのジャッキにぶつかる。ウィリアムズよ、勘弁してくれよ!チームクルーもボーッと見とれている感じがアルファタウリっぽいというか。
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相方ビリでもアルボンは走る。9番通過さすが!
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アルファロメオはボッタス通過も周は脱落。アルピーヌのガスリー、ハースのヒュルケンベルグ、アストンマーティンのアロンソ、そしてリカルドを全面的にバックアップした角田はここまで。
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チームのため、チームメイトのため。お疲れ様でした。
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前戦アメリカGPではラッセルとノリスが100戦。ヒュルケンベルグは今回200戦の思い出をヘルメットに。F1参戦200戦は大したものだけど、ヒュルケンベルグの場合、200戦もの間、、いや、やっぱ言うの止めた(笑)

《Q3》
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うむ?アルボンはトラックリミット違反でタイム取り消しで、周が昇格?!
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あらら残念。周おめでとう!
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ペレスはようやく1分17秒台へ。
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フェルスタッペンはまたもや0.5秒先をいく。
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おーここにきてサインツきた!
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さらにはルクレールまで。なんだー、フェラーリ引き出しに隠し持っていたんじゃない!
ただし2本目ラストアタックは上位で上回る者がおらず、1本目のタイムと順位で決まり。
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《予選結果》
P.P. ルクレール   (フェラーリ・F)   1分17秒166
 2.サインツ    (フェラーリ・F)   1分17秒233
 3.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分17秒263

フェルスタッペンがそのままいくと思いきや、意外や意外、フェラーリ2台がQ3で大化けして一気にフロントロウをさらい、フェルスタッペンは3番手へ。ペレスはリカルドを挟んで5番手に終わりました。

《先日の予選予想との答え合わせ》
5番手ペレス、のみか。。だいぶ外した。
今回も惜しいものがいくつかありました。9番手ラッセル、10番手ボッタスと予想していたものが、実際には8番手、9番手と一つズレでした。これってQ1で脱落したノリスの悪さじゃないか?!あとはQ2脱落となったアルボンと角田もそのままそっくり逆ですね。トラックリミットによって阻まれたアルボンに交換ペナルティに阻まれた角田、いずれもQ3進出可能なポテンシャルはありました。

《Q3トップのルクレールと各チームの差》
 フェラーリ(サインツ)が0.067秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.097秒落ち
 アルファタウリ(リカルド)は0.216秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が0.288秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は0.457秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が0.850秒落ち※
 アルピーヌ(ガスリー)は1.355秒落ち※
 ハース(ヒュルケンベルグ)が1.358秒落ち※
 アストンマーティン(アロンソ)は1.572秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)は1.662秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

ここでも上位3台、フェラーリとレッドブルが僅差でした。アルファタウリ(リカルド)も 3番チーム4番タイムを刻みましたが、タイム差はやや離れています。
Q3進出を果たしたアルファロメオ(ボッタス)の最速はQ2の1分18秒016で0.016秒速いタイムを持っていました。またウィリアムズ(アルボン)Q2の幻タイムは1分18秒382でポールタイムから1.216秒落ちにあたり、アルピーヌ(ガスリー)の前に位置するものでした。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 リカルド(アルファタウリ・HRB)

今回の驚き大活躍は何と言ってもリカルドのQ3進出に止まらず、上位4番時計でしょう。元々このメキシコGP予選についてはなかなか自信もあったようで、この4番手は今シーズンドライブする4人のアルファタウリドライバーのうち最上位のグリッド獲得となります。もちろんポールポジション獲得歴のあるリカルドの腕あっての話ではあるものの、角田の存在と後押しを無視するわけにはいきません。今回は残念ながら予選何番手を獲ろうが後方グリッド発進が決まっている角田ですが、フリー走行も若手に譲り、走行距離が稼げない中でもチームメイトのために、何ができるか、出来ることをしっかりこなした上でのリカルド4番グリッドであったことを忘れてはいけません。
次点はリカルドと同率と言っても過言ではない角田、フリー走行から好調さを維持したアルファロメオ勢です。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

この予選においてはこの該当は無いと思いますが、最近のマシンの競争力、チームメイトとの対比から考えると、ノリスのQ1落ちは不甲斐無い内容だったと思います。
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また、フェルスタッペンをはじめ、ラッセルやアロンソに容疑がかかった「ピット出口モタモタ」審議、どうなったのでしょう。やってはいけないことでないのなら、審議の必要はなかったわけですし、審議した結果の裁定は無いのでしょうか。実害が無かったのでお咎め無しなんでしょうか。何のための告知なのかよくわからん。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ペレス     (レッドブル・HRB)
 3 ハミルトン   (メルセデス・M)

決勝はこちらの3人を表彰台登壇の候補に選びました。残念ですが上位を占めたイタリア系チーム、フェラーリとアルファタウリを下げた形としました。フェラーリはどうもタイヤの保ちについて不安を感じます。予選一発1ラップならば速さだけで押し切れても、レースとなればフェルスタッペンに捕まえられて抜かれた以降は渋滞の頭をなして徐々にギャップを作る元になってしまうのではないかと。ルクレールは「すっとこどっこいな戦略が無い想定」でいってラッセル、ピアストリとの5位6位がいいところな気がします。先日ウィリアムズのサージェントが繰り上げ入賞1ポイントを得たため、リカルドは現在参戦するドライバーで唯一のノーポイントドライバーとなりました。予選で手を貸してくれた角田は決勝でそばにいません。自力でどうにか初ポイントを獲得してほしいところです。

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ペレスよ、そんな顔するなよ。頑張れよ!
決勝レース、どうにか早起きして、少しでもリアルタイムに近い時間で観る予定にしていますが、寝坊してしまった場合は仕事から帰った月曜夜まで我慢する可能性もあります。日中ネット閲覧禁止令発令か?!

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晩ご飯も済ませ、お風呂も入りましたよ!メキシコの予選は明日10/29日曜の朝6時から。平日の仕事に行く時みたいに起きればいい。先日のアメリカと同様にメキシコも寝て待つ所存!日曜じゃないぞ、平日だぞと、寝坊はしないように。
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《メキシコシティGPの基本情報》
 エルマノス・ロドリゲスサーキット
  全長   :4.304km×71周=計305.584km
  開催回数 :23回目
  コーナー数:17箇所
  高低差       :2.8m
  DRS区間数:3箇所
  母国GP      :ペレス

《メキシコシティGPの個人的印象》
 ・ペレス様々!歓声の大きさが半端じゃない!
 ・起伏はないが実は世界一の高標高サーキット
 ・空気が薄く、パワーもダウンフォースも減
 ・目がいく直線よりテクニカルな区間が重要

ペレスが一年で一番輝ける日、メキシコです。テレビからでもわかる歓喜。現地にいたらなおすごいのでしょうね。今シーズンも間違い無く、地鳴りのような歓声がペレスに向けて送られるはずです。その歓声に応えようじゃありませんか。
F1のみならず、メジャーなクローズドサーキットで最も高い位置にあるこのサーキットは、気圧が低いため、エンジンの冷却もし難いし、吸気できる空気量も少ないため、エンジン泣かせ。さらにダウンフォースも得られ難いので、ウィングのフラップを立てたいけど、長いストレートもある。どちらにセッティングを振るかで、走り方や戦い方に違いが出ます。

《過去5回のポールポジション》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分17秒775
 2021年 ボッタス    (メルセデス)
    1分15秒875
 2019年 ルクレール   (フェラーリ)
    1分15秒024
 2018年 リカルド    (レッドブル)
    1分14秒759
 2017年 ベッテル    (フェラーリ)
    1分16秒488

《ポールポジションレコードタイム》
 2018年 リカルド    (レッドブル)
    1分14秒759(一周4.304km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
 1回 ハミルトン   (2016)
   リカルド    (2018)
   ルクレール   (2019)
   ボッタス    (2021)
   フェルスタッペン(2022★)

2015年に再開した第三期近年開催において、複数回のポールシッターがいないというのは興味深い結果です。2020年の世界的なコロナ禍による開催中止を除くと、初年2015年は当時メルセデスのN・ロズベルグ、中抜けの17年はフェラーリのベッテル、そして昨シーズンはフェルスタッペンが獲得しています。その流れでいくと、ですよ、今シーズンポールポジションが獲れそうな位置にいて、メキシコ初ポールの可能性があるのは、フェラーリのサインツに、、いるじゃないですか、地元のペレス!!い、いけるかなぁ。ヒョイっとマクラーレンのどちらかに獲られたら、来シーズン以降に持ち越しかな(笑)

《過去5回の優勝者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
 2018年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2017年 フェルスタッペン(レッドブル)

《現役歴代優勝者 回数》
 4回 フェルスタッペン(2017,18,21★,22★)
 2回 ハミルトン   (2016,19★)

一昨年2021年はハミルトンが勝ったものの、それを除くと、フェルスタッペンが現役最多(どころか、歴代のメキシコGPで最多)となる4勝を挙げています。何気に得意サーキット、さすがメキシコ人。間違った、メキシコ人はフェルスタッペンの相方か(笑)
第三期メキシコGPはこのブログと同じ2015年が初開催でした。2020年を除くと、7回の開催となります。初年15年はポールポジションと同様にロズベルグが優勝を挙げ、以降はメルセデスのハミルトンが2勝、レッドブルのフェルスタッペンが6勝となるため、現役の2チーム2人以外は勝てていないということになります。フェラーリの最終優勝は今から33年前にあたる1990年のプロスト、マクラーレンにおいては、さらに前年89年のセナまで遡ることとなります。ウィリアムズは第二期最終開催92年のマンセルです。

《過去5回のファステストラップ獲得者》
 2022年 ラッセル (メルセデス)
 2021年 ボッタス (メルセデス)
 2019年 ルクレール(フェラーリ)
 2018年 ボッタス (メルセデス)
 2017年 ベッテル (フェラーリ)

《現役ファステストラップ獲得者 回数》
 2回 ボッタス (2018,21)
 1回 リカルド (2016)
   ルクレール(2019)
   ラッセル (2022)

《ファステストラップレコードタイム》
 2021年 ボッタス(メルセデス)
    1分17秒774

ファステストラップ最多は今やユルユルになってしまった髭だるま、ボッタスです。本当はフィンランド出身の慣例に則り、ボッタスも一発の速さのあるドライバーなんですよね。まだ過去形にはしません、れっきとした現役ドライバーですから。こちらについては、遅れ馳せながらそろそろハミルトンあたりがワンチャン名を刻んできそうな予感がしています。初フェルスタッペンかなぁ。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

タイヤは昨年より一段階柔らかい三種が持ち込まれています。タイヤはソフトになっても、我々日本からのテレビ観戦となればハードに違いはない。考え様によっては「寝る前に観る」ではなく「早起きして観る」と考えれば悪いものとも言えないのかな。早起き、あまり得意じゃないんだよなぁ(笑)
ではスプリント無しの予選予想に入ります。一段階柔らかめにどうぞー!

《メキシコシティGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.ストロール   (アストンマーティン)
   19.マグヌッセン  (ハース)
   18.サージェント  (ウィリアムズ)
   17.ヒュルケンベルグ(ハース)
   16.周冠宇     (アルファロメオ)
 〜Q2〜
   15.アルボン    (ウィリアムズ)
   14.角田裕毅    (アルファタウリ)
   13.リカルド    (アルファタウリ)
   12.ガスリー    (アルピーヌ)
   11.オコン     (アルピーヌ)
 〜Q3〜
   10.ボッタス    (アルファロメオ)
  9.ラッセル    (メルセデス)
  8.ハミルトン   (メルセデス)
  7.アロンソ    (アストンマーティン)
  6.ピアストリ   (マクラーレン)
  5.ペレス     (レッドブル)
  4.サインツ    (フェラーリ)
  3.ルクレール   (フェラーリ)
  2.ノリス     (マクラーレン)
 P.P.フェルスタッペン(レッドブル)

初ノリス、来ないかなぁ。メキシコじゃ後半セクターが辛いかなぁ。ポールポジションは本意ではないものの安全牌を採り、2年連続のフェルスタッペンとしました。セカンドロウにはメルセデスよりはフェラーリかなと、ルクレール、サインツの並びとし、母国表彰台登壇を期待し、手の届く位置にペレスを置きました。
皆さんすでにご存知の通り、アルファタウリの角田は新たなパワーユニットコンポーネント導入により、決勝は最後尾グリッドからのスタートが決定しています。が、予選は是非今置かれた状況下で実力を発揮してもらいたいと願っています。やた、最下位続くウィリアムズのサージェントも、先日は繰り上げ初入賞を経験しました。ロングストレートを強みに最下位脱出に期待しています。

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アップがだいぶ遅くなってしまいました。。早くしないとメキシコに間に合わなくなります。アメリカから戻ったmiyabikunは今長野県の松本に来ています。レースではありません、仕事です。日帰りではありません、泊まりです。松本はプライベートで何回も来ているのですが、仕事としては初。関東とは違って、やはり朝晩の風はなかなか冷たいですね。遠くに見える尾根はうっすらと雪で白くなっています。アメリカが終わればF1は中米から南米と夏に向かいますが、日本の冬はもうすぐそこまで来ています。
決勝レースまでは軽く寝て挑もうと思いきや、予選に続いてまたも寝坊。。出勤前に少しでも観ておきたいと頑張ったのですが、第1スティントあたりで一度中断し、残りは帰宅後に観るという「一人2ヒート制」で観戦したのでした。この前は久々に休日出勤もしたし、ちょっぴりこの秋はハードな生活をしております。まだ消化試合じゃないのにね(笑)
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今回の決勝もグリッド降格者が多くいましたね。5グリッド降格かなと思い込んでいたルクレールは結局10グリッド降格の12番スタートとなりましたし、ほかペレス、アロンソ、オコン、周がパワーユニット交換による降格で、角田くんもギヤボックス交換により降格しました。救いなのはこのCOTAは比較的追い抜きが可能なサーキットであること。ルクレールやペレスは目下ランキング2位を争う間柄。どんなペースでリカバーしてくるかに注目です。

スタート前のタイヤを確認しておきましょう。最近は雨絡みのレースが続いたので久し振りですね。
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中団12番手から追い上げにかけるルクレールまでが黄色いミディアムをチョイス。アルピーヌとハースの4台が白のハードタイヤを履いています。

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サインツ!早速出遅れとるやん!やると思ったぞ。結構よくあるパターンか、ココってポールスタートより2番手の方がいい気がします。
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ぬーサインツ!また単独?!言わんこっちゃない、鈴鹿に続く2レース連続かよ。。
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単独ではなく、4番スタートのラッセルと絡んだものでした。ターン1に鋭く切り込むラッセルは
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大回りしてクロスするサインツの脇腹にズドン。この件でラッセルにはピット5秒ペナルティが下り、
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サインツはお払い箱。サインツは10月の3レースで何km走れたのだろうか。。
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2周目の順位はサインツがほとんどの負債を被ったため、多くのドライバーが順位を上げています。ラッセルを頭ごなしにダメと言うのは可哀想な気もしますが、罰か唯一のプラマイゼロ。後方グリッドの角田は-5、そして驚くのは早くもアストンマーティン勢が3位と5位につけています。本当にここのところ流れがいいですね。

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11周目あたりからちらほらとミディアムタイヤ勢がタイヤ交換に入ると、上位はフェルスタッペンのペースを読んだハミルトンが13周目にハードへ履き替え
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翌14周目にそうはさせぬとフェルスタッペンが反応。ラッセルもこのタイミングで「懺悔」を済ましています。

〜この辺りでmiyabikunお仕事のため一度中座〜

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フェルスタッペンは元気なストロールの前に立つと、背後には早くもルクレールの影。まだピットを終えていないからイコールコンディションではないけど、今のところ順調そう。

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18周目にアルファロメオのボッタスが風に負けたかスピンからのグラベル地獄にハマり、セーフティカーの出番がやってきます。今シーズンはセーフティカーの出番が多い様に感じますね。
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このタイミングを待っていたー!と言わんばかりにルクレールとベッテルの旧友コンビが1回目のピットに充てることができました。いつもはやられている側だけど、たまにはいいことがないとね。
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グリッド降格やズドンはあれど、レースが進むと上位はこんなラインナップになっていくのね。ストロールはちょいとタイミングが早かったため、ベッテルにオーバーカットされる形となっています。パパ怒るかな。

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22周目のストレートで1台フルチューンしたミニ四駆の如くウィリーするマシンがみえます。結構な時間浮いていたぞ。
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これか、不貞腐れてるかストロールが追従するアロンソ様と交錯しています。
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オンボードカメラの捉える画角が明らかに「離陸直前」のものになっています。「アロンソ自身の身体」に怪我が無かったからいいものの、グラウンドエフェクトカーが恐れている「舞い上がり」が無くてよかったですね。ウィングのお陰かな。
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あ、ちゃま頭とステアリングが完全にアロンソのカバーに向いているぞ。気持ちはわかるが「ダメ」の裁定が下り、次戦のメキシコシティGPでは3グリッド降格とペナルティポイントを食らっています。

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レースも折り返しとなる29周目。7位走行のガスリーを先頭に、角田、ノリス、シューマッハが至近戦を始めています。ガスリーの前をいくベッテルとのギャップからもわかるように、バトルをしているというよりかは「ハードタイヤを履くガスリーが渋滞のアタマとなっている」が正しい。一つでもチームメイトの前の順位でいたい気持ちはわかるけど、角田くんはミディアムタイヤであり、今最大のライバルであるハース勢が詰めてきていることもお忘れ無く。
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その頃、グリッド降格組かつランキング2位をかけたルクレールがペレスを捕えにいく。
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しかしオーバーラン。このシーンは昨年アロンソとライコネンでも行われていましたよね。COTAはストレートの先に鋭角コーナーがあるため、パッシングが仕掛け易い反面、オーバーランやトラックリミット違反も多くなりがち。
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またタイヤに厳しいけどカリつくフェラーリとタイヤに優しくイヤらしい走りをするペレスですから、ルクレールが変にタイヤの寿命を縮めないかが心配。
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アウト側からがダメならインからと翌30周目にルクレールが無理矢理ペレスの前をこじ開けて、ようやく3位表彰台圏内へ。
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こっちはまだやってる。ガスリーよ、セーフティカー時の車間距離でペナルティも出たんだ、前を開けなはれ。

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静かながらハミルトンが少しずつフェルスタッペンとの間合いを詰め、久々の優勝を狙っています。昨シーズンは散々この構図をみてきましたが、今シーズンはなかなかこのバトルをする機会がありませんでしたよね。フェルスタッペンの一人舞台にストップをかけてほしいと思う反面、ハミルトンの未勝利シーズンという歴史にも期待をするという、miyabikun一人勝手ながら複雑な心境(笑)
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次こそ成功するか?!ハミルトンはハードタイヤでアンダーカットを狙う。
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それならば同じことをするまでとフェルスタッペンはミディアムへ。ギャップが大きいため見えていませんが、このあと3位のルクレールも真似っこしています。
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あっ、フェルスタッペンは11.1秒ストップ、レッドブルにしては珍しい。ルクレールはピットレーンでオーバーカットが成立。
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あらら、これでハミルトンの未勝利脱出か。
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同じタイヤでストレートの伸びがあるレッドブルにDRSを与えたら怖いもの無しか。フェルスタッペンがターン1でルクレールを差す。
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ただルクレールも負けちゃいない。再び前に立つ。この2人ってこういうバチバチがたまにあるから観ていて面白い。本当はね、シーズン一貫してみられたらよかったのだよ。
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結局はこうなっちゃうんだけどね。これから先も何百回もみられることを楽しみにしていましょう!

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その前ではこちらも懐かしい頂上決戦やっているじゃないですか。ベッテルを追うハミルトン。2010年代を代表する2人がトップでバトルをしています。
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ベッテルがこの順位でバトルしているのをみられるのも、今回が最後なのかな。2位に後退したベッテルが最後のピットインを行うも
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おいおい、それは無いだろ。。何で頑張っている人の顔に泥を塗るようなことを。

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そんなハミルトンも残り6周で現チャンピオンに一撃を食らい、世代交代をこれでもかと見せつけられるのでした。

《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 ルクレール   (フェラーリ・F)

ガラガラポンとして、やっぱりフェルスタッペン。強いですね。ポールってフェルスタッペンだったっけ?!と勘違いしてしまうようなレースでした。今シーズン13勝目を挙げ、シーズン最多タイに並びました。無事にマテシッツに捧げるコンストラクターズチャンピオンも獲得して次なるターゲットはシーズン最高勝率か。一時はシーズン初勝利を予感させたハミルトンもやっぱり今年は主役の年ではないと2位で終わり、中団からの巻き返しが期待されたルクレールはターン1で散ったサインツの分まで奮闘する3位。そしてチームメイトにヤキモキさせられながら終盤にコツコツ追い上げた角田くんは10位フィニッシュからの繰り上げで9位入賞を果たしています。久々のポイント獲得よかった、ホッとした。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ラッセル  (メルセデス・M) 1分38秒788
 56周目/56周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ベッテル(アストンマーティン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(17台フィニッシュ)
 規定周回:17台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ベッテル(アストンマーティン・M)

今回もチャンピオン経験者が光ったレースでしたね。まさかの7回チャンピオンの未勝利脱出か、4回チャンピオンの最後のラップリーダー、結構長めの滞空時間から入賞圏内にリカバーした2回チャンピオン、さらには一瞬敗北に見せかけておいてのしっかり定位置におさまる新2回チャンピオン。迷いました。。けど、最近ベッテル、別人のようにみえませんか?!引退宣言をしたあたりから髪も伸び、、いや、予選も決勝もまあまあいい位置につけていますし、イタズラのように流れを断ち切られても、しっかり取り戻してくるんです。何でまああんなピットで台無しにしてしまうんでしょうか。アレがなければもう少し「ベッテル」を味わえたのに。まだあと3戦あります。まだまだ楽しめるはずです。ベッテルの勇姿をしかと目に焼き付けておきましょう!
正直ヒヤリとしました。フェルスタッペンの勝ちまくりも飽き飽きですが、それ以上に勝ち続け今シーズンは「修行」と思われたキングがまさかの優勝?!どっちがいいか迷いました(笑)ひとまず、キングの未勝利シーズンは継続中です(ファンの方、ごめんなさい)代わりにフェルスタッペンが年間最多勝タイに並びましたね。チャンピオン7回が頭打ちっぽくなっているように、年間最多勝も「13勝が限界」みたいなジンクスがあれば、今後も目標になるのでしょうが、、あと二つくらいはいくなこりゃ。。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 アルファタウリ・RBH

アルファタウリとしたのは、一つガスリーの件によります。ガスリー個人が悪かったというわけではないのですが、今回のガスリーはいつも以上にどこか散らかっていませんでした?!らしくないというか。セーフティカー先導時の走り方については先日もペレスでもあったように、ルール違反だけどそう珍しいことではないのかなと。ただ、レースペースがよくなく、チームメイトの角田くんのレースを台無しにしてしまったのは惜しいです。チームはなぜもっと早く角田くんの「レース」を組み立ててあげられなかったのだろう。ペナルティが下ってようやく道が空いたわけですが、ペナルティをしっかり消化できなかったのもチームの責任です。角田くんの頑張りあって何とか入賞を果たせたからいいものの、下手したら共倒れですし、同水準を争っているアストンマーティンやハースとのバトルを考えたら危なっかしいことこの上ありません。同じ国籍の某チームと共にみるも無惨な戦略で今シーズン大事なポイントをいくつ落としたことか。ドライバーにもファンにも可哀想。
あとアストンマーティンのちゃまよ、後ろはちゃんと見よう。見るだけではなく、その動きをしたら相手や自分がどうなっちゃうかを考えよう。ペナルティを食らって当然のカバーだったし、下手したら大惨事よ。来シーズンお見えになる先輩なんだし、移籍前にどっかにやっちゃうのはよくないぞ!

《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 391pts ★

   2  ↑  ルクレール    267pts
   3  ↓  ペレス      265pts  (-2pts)

   4 → ラッセル     218pts(-47pts)
   5 → サインツ     202pts(-16pts)
   6 → ハミルトン    198pts  (-4pts)

   7 → ノリス      109pts(-89pts)
   8 → オコン        79pts(-30pts)
   9 → アロンソ       65pts(-14pts)
 10 → ボッタス       46pts(-19pts)

 16  ↑  角田裕毅       13pts   (0pts)

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《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル       656pts ★

   2 → フェラーリ      469pts
   3 → メルセデス      416pts  (-53pts)

   4 → アルピーヌ      144pts(-272pts)
   5 → マクラーレン     138pts    (-6pts)

   6 → アルファロメオ   52pts  (-77pts)
   7 → アストンマーティン 51pts    (-1pt)

   8 → ハース       38pts  (-13pts)
   9 → アルファタウリ   36pts    (-2pts)
 10 → ウィリアムズ      8pts  (-28pts)

ドライバーズについては上位10人+1に止まりますが、特にコンストラクターズのバトルはいくつかのまとまりになってきました。アメリカGPでチャンピオンを決めたレッドブルと最下位のウィリアムズは別として、引き続き熾烈なバトルが続いていきます。アストンマーティンはいよいよアルファロメオの射程圏内に浮上してきています。サマーブレイク前の体たらくっぷりは一体何だったのだろう。その裏返しで、ハースとアルファタウリが足踏みしちゃっています。

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《第19戦アメリカGPのポイント》
・4人のチャンピオンの存在が目立つレース
・キングの未勝利シーズンは続く、、
・後ろも見て、考えて走ろう。翔んでアロンソ。
・ポールポジションって誰でしたっけ?!

長野、いやアメリカのあとはメキシコだ。やっぱり寝ないで起きて観て翌日抜け殻になる方が確実なのだろうか。早く寝ようと思うと逆に寝られなくなっちゃうんですよね。F1、罪やわー。

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お、やってますね!毎年イジりたくなってしまうアメリカならではのチアガール。日本では先日ドリフターズの仲本工事が交通事故で他界し、ドリフターズも残り2人になってしまいました。年齢もあって徐々に偉大な方が一人、また一人と亡くなるのは仕方の無い流れではありますが、今回の事故は仲本さんの方にも注意が欠落していた点もあるのが残念です。年齢に関わらず、交通事故についてはmiyabikunのような中年者や若年者のモラルの欠如で被害者にも加害者にもなり得ることです。特に運転することが好きな人間としては、何があるかわからない「かもしれない運転」により注力したいと思いました。
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それにしてもデカい旗、いや風が強い。方角的にはターン1の出口方面への南南東の風、つまり北北西に吹いており、セクター1から2のS字やターン11先のロングストレートは横風になります。周りは市街地や森なども無いいわば吹きっさらしのサーキットですから、タイムアタックも慎重な微調整が要求されそうです。

《Q1》
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さあ2年連続チャンピオンのお出ましです。年間勝利数更新もさることながら、このアメリカGPではコンストラクターズチャンピオン獲得もかかるレースです。またレッドブルグループの総帥であるディードリッヒ・マテシッツの訃報もありましたから、是が非でも優勝でチャンピオン獲得を目指したいところ。
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逆に今回はパワーユニットの交換によるグリッド降格が決まっているフェラーリのルクレールは最後の悪あがきのためにもフェルスタッペンを僅差で上回ってきます。マシンやチームは強さで劣っても、一発の速さだけは譲れません。
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その後遅れ馳せながら前戦日本GPで悔しい思いをしたサインツがルクレールを0.6秒も上回る最速を更新。miyabikun日本GPのレース中に至近距離で見かけましたので親近感がより湧きました。
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サインツとフェルスタッペンのセクタータイム比較になります。セクター2はレッドブルが完全有利な予想はできましたが、思っていたよりかは差は小さいのかなと。そうなればクネクネ区間得意のフェラーリが台頭してきます。
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残り1分半、アルファタウリの角田くんは現状僅差の暫定16番手にいます。ラティフィだけには負けたくないよね。気張れ!
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よし暫定9番手なら大丈夫だ、Q1突破へ。
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ラティフィじゃない方のウィリアムズ、アルボンも僅差でマグヌッセンを上回り15番手。アルボンが乗ればウィリアムズは「ウィリアムズのマシン」ではなくなる(笑)
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Q1はハースの2台、マクラーレンのリカルド、アルピーヌのアカンいやオコンと定位置ラティフィの5人が脱落。
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ハースはシーズン終盤にしてようやく「色」が付いたのに、Mシューは冴えず。miyabikunは最低あと一年はレギュラードライブしてほしいと願っています。

《Q2》
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Q2もフェラーリ勢より先にフェルスタッペンがタイムを残すと、
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後から登場するルクレールが僅差で上回ってきます。「最速は僕なんだー!僕でなければダメなんだー!」と。
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シーズン終盤に入り、急に競争力を増したアストンマーティンはストロールがベッテルを蹴落として7番手に座る。この辺のドライバーズ、コンストラクターズは接近していますからかなり重要です。エンジンのかかりがもう少し早く欲しかったですね。
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F1一年生のアルファロメオの周くんもチームメイトの十年生ボッタスを上回り9番手。ドライバーは本当に頑張っているのに、マシンの信頼性がついていけないのが辛いですね。
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Q2の最終順位は角田くんにトラックリミット違反が見つかりタイム取り消しの15番手
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で、あれ?ボッタス超えを果たした周くんにもトラックリミット違反があり、14番手に降格。ボッタスは面目を保ち、ノリスが命拾いをしました。結局アルファタウリの2台、惜しい11番手アルボン、残り4戦のベッテルが脱落となりました。ここでアジアンが3人揃って全滅。。
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《Q3》
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Q3に入ってもサイクルは変わらず、フェルスタッペンが中古のソフトタイヤでルクレールのQ2を上回る1分35秒044でライバルを待つ。
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するとやっぱりルクレールは1分34秒台に突入。グリッド降格は最小限に留めておきたい。
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サインツがルクレールに続く2番手に立つと、忘れちゃいけない「COTA屋さん」ハミルトンがサインツに続き「ライバル総出で」でコンストラクターズ決定を阻止する所存。
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ラストアタック。ルクレールは得意のセクター1でまだまだ削る。最速は僕でなければならない。
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邪魔しに入るペレスを上回りどうにかトップを死守。一番速いのは誰が何と言おうと僕なんだー!
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いや、最速は別に俺でよくね?!しれっとサインツがルクレールを上回る。フェルスタッペンはそんな「1ラップ最速」に僅差で及ばずの3番手に終わり、グリッド降格の無いサインツが正真正銘のポールを獲得しました。
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《予選結果》
P.P.サインツ    (フェラーリ・F)  1分34秒356
 2.ルクレール   (フェラーリ・F)  1分34秒421
 3.フェルスタッペン(レッドブル・RBH)1分34秒448

もう、ドライバーズが決まった途端にワンツーを獲っちゃうんだからー(笑)ポールポジションは見た目通りサインツに決まりましたが、2番手のルクレールは決勝10グリッド降格が決まっているため、スタートは12番手からとなります。サインツ、1人でアタマ務められるかしら。。

《先日の予選予想との答え合わせ》
4番手ペレス、5番手ハミルトン、6番手ラッセル、8番手ノリス、20番手ラティフィの5人正解でした。またもやトップ3を全外し。。フェラーリは当然前にきて、ルクレールとばかり思っていたら、まさかのサインツがしれっと。ルクレールよりも無傷のサインツが前でよかったのですが、決勝のグリッドの隣はフェルスタッペンです。やられないかなぁ、ターン1は耐え抜いても、レースペースも心配だなぁ。
ストロールのQ3進出は驚きました。その頑張りが予想をいい意味で見事掻き回してくれて、、あははー(笑)

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《Q3トップのサインツと各チームの差》
 フェラーリ(ルクレール)が0.07秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.09秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が0.59秒落ち
 アストンマーティン(ストロール)は1.24秒落ち
 マクラーレン(ノリス)が1.33秒落ち
 アルピーヌ(アロンソ)は1.52秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が1.96秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)は2.01秒落ち※
 アルファタウリ(ガスリー)が2.22秒落ち※
 ハース(マグヌッセン)は2.59秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

いつもと変わらずフェラーリ2台とレッドブル1台は僅差で戦っており、その次にメルセデスが続いています。多くはこれにアルピーヌかノリス(もはや個人)が続いてくるのが今シーズンの常ですか、今回は何とアストンマーティン(ストロール)が来ました。終盤に入って、このアストンマーティンがジリジリと頭角を現してきているのが面白いです。下位にいるハースやアストンマーティンはウカウカしていられません。
セッション毎の印象的なタイムは、上記では表現し切れていませんが、2人揃ってQ2落ちを喫してしまったアルファタウリはいずれもQ1よりQ2の方がタイムがよくないです。夕方に差し掛かり、気温や路面温度の低下もあったようで、サインツもその傾向はあったものの、しっかり突破タイム範囲内ですし、ライバルの大半はタイムを上げています。ガスリーの怒りも最高潮に?!

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ストロール(アストンマーティン・M)

今回は予想を大ーきく覆す7番手で終えたストロール、頑張りました!鈴鹿の雨の決勝も好スタートを決めましたし、ベッテル共々最近のアストンマーティンは勢いがあります。この調子でいけば、来シーズンはいい蹴り出してスタートできたりして?!それを考えるとベッテルの引退が悔しいなぁ。
ほか、スピードマスターのルクレールを抑えてのサインツのポールポジションもよかったし、アルボンはウィリアムズのマシンであることをまるで感じさせない好タイムに好位置、トラックリミットはあったもののボッタスをしっかり上回ってみせた周も頑張りました。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

ハースの2人やアルピーヌのオコンなど、もうちょい頑張り様があったんじゃないかなと思うドライバーはいたものの、酷い!というほどのものはなかったのではないかなと思います。シューマッハなあ、、せめてマグヌッセンは超えておきたかった。彼の場合は一戦一戦が非常に大切なものであり、気合いが飽和した時の大クラッシュなどもあり得るので毎回ヒヤヒヤしてしまいます。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ペレス     (レッドブル・RBH)
 3 サインツ    (フェラーリ・F)

先程も触れましたが、サインツには期待したいけど、いかんせんレースペースでマッタリしてしまう感はまだ拭えていません。初優勝を挙げたイギリスGPみたいに耐え凌げるかしら。どうしてもスタートダッシュやターン1の進入で呆気無く差されてしまう絵しか浮かばない。。そのイメージを払拭してもらえるのならば、こんな予想外してくれて全然構わないんだからね。
ルクレールはどこまで追い上げてこれるでしょうか。サインツよりかは切れ味あるパッシングをみせてくれそうですが、サインツ含めフェラーリのマシンはタイヤに厳し過ぎる。中団を早めに捌いても、メルセデスに当たる辺りでタイヤが死んで、予定よりも早いタイヤ交換を強いられそう。メルセデスとのコンストラクターズ争いもありますから、表彰台登壇は難しくてもサインツの後ろ4位までは取り戻してほしいと祈っています。

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よし、決勝までは軽く寝るか。予選では調子こいてガッツリ寝てしまいましたが、本当に軽ーくね。

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