昨年はサーキットに着いてから雨。走っているドライバーはもちろん、会場で観ている我々にとってもなかなか辛い決勝レースでした。今年は大丈夫!秋晴れ!
今回の観戦は鉄道と徒歩で鈴鹿入りしたのですが、帰ってきたら足にマメが2つ、スマートフォンの歩数計の距離は16.1km、上った階数は17階との表示。本当か?!毎年のことながら、かなり疲れました。。
予選観戦記でも最後にチラッと書きましたが、今年の決勝は今までに座ったことのない席からの観戦となりました。眺望はこんな感じ。
どーこだ?!あ、わかりやすい(笑)あそこです。メリットとしては「トラックまで比較的近く、バトルが多く観られたこと」逆に「前後左右のシートピッチが狭い」ので、いつも観てきたスタンドに比べて窮屈だったこと。次は早くも半年後。また違う席から観戦してみようかな。
まずは現地観戦ではよくわからなかったスタートタイヤチョイスの確認を。
13人が王道の黄色いミディアムタイヤをチョイス。また9番スタートの角田を先頭に10番手アロンソ、11番手ローソンと後方のボッタス、ストロール、ヒュルケンベルグ、周が赤のソフトタイヤで抜き難い鈴鹿のスタートダッシュを狙います。予選でクラッシュしたウィリアムズのサージェントはピットレーンスタートとなりました。
スタートでポールのフェルスタッペンはイン側2番スタートのピアストリを警戒し、イン側に寄っていく。
ただ3番スタートのノリスの前がガラ空きとなり、スムーズな加速をみせます。フェルスタッペンはノリスの存在をはたと思い出したかのように、アウト側にマシンを振る。
ノリスが若干前で第1コーナーに滑り込む。その後ろでは鈍いペレスに7番スタートのハミルトンがアウトから並んでトラックからマシンを落として土煙。
マグヌッセンのオンボードカメラではボッタスとアルボンが交錯するシーンが捉えられ、アルボンが飛び跳ねる。
そのさらに後ろにいた周はその大きめなデブリをモロに食らう。早速デブリ除去のためセーフティカー発動。今回の決勝は第1コーナーまでにイベントが多過ぎる。
決勝レースからだいぶ時間が経ってしまったのと、今回の日本GPはいくつかの「キーとなる出来事」があるため、ポイントを絞ってレースを振り返ることとします。
〈飽く無きチーム内対決〉
この日本GPは各所でチームメイトが前後で並んだり、バトルを仕掛けるシーンをよく見かけたように感じます。セッティングの軽微な差はあれど、同じ性能のマシンを同等レベルのドライバーが操る以上、予選順位やロングランペースも似たようなものになるわけで、至極当然なこと(稀にチーム内格差が大きいチームがなくもないですが)
スタート直後とレース後半は長らくこの順列が続きましたね。アルファタウリのローソンVS角田。お互いにソフトタイヤスタートでジャンプアップを狙いましたが、前方の混乱もあってローソンと角田が入れ替わり、一時期は角田が前に立つスティントはあったものの、角田が31周目に2回目のピットでハードタイヤに履き替えると
以降は再びローソンの後ろでのレースを強いられました。角田は母国での入賞が期待されていただけに悔しい内容。
マクラーレンは非常にハイレベルな位置でのチーム内バトル。スタートでうまく前に出たノリスでしたが、18周目に1回目のピットを終えると、ピアストリが前となりアンダーカットされた形となります。
ただ4周分引っ張ったノリスのタイヤの状態はよく、26周目にはピアストリに追い付く。そこでノリス先輩からの無線が飛び
ノリスが前に。ペースはノリスの方がよく、スタートでも自力で前にいたわけだしね。先輩に言われちゃしゃーないか、ピアストリよ。
序盤と終盤のバトルといえば、この方達でもみられました。ハミルトン、ラッセルのメルセデス勢。5周目あたりから8位ラッセルが7位ハミルトンを突いています。スターティンググリッドで前にいたペレスが墜落していったのに、2人してスターティンググリッドと変わらないのは、2人してアロンソに先行されたから。
ラッセルが何とか前に立ったかと思えば
ハミルトンも容赦無し。部品を吹き飛ばしながらサイドバイサイドへ。この後ハミルトンが再び7位を取り返す。
16周目。まだやってる。
スプーンではハミルトンはアウト側にはみ出ながらラッセルをさらに外へ追いやる。これにはラッセルも「我々は誰と戦いたいの?!」とこぼす。
レース終盤もこんなことがありました。ラッセルはミディアムを引っ張り、ハードに1回だけ履き替えるという戦略を採り、42周目にピアストリ、45周目はルクレール、49周目にはハミルトンに立て続けにかわされて、最早ボッコボコ状態のラッセル。
一応ハミルトンはラッセルにDRSを使えるように間合いを見計らってあげたようですが、
やっぱりタイヤは若い方がいいに越したことは無い。サインツにまでやられて、1回ピット戦略は大失敗というオチに。
〈赤ちゃん返りならぬ「若手返り」かペレス〉
これはレースの全貌が分かり難い現地でも、リアルタイムで手に取るように感じられたこと。このレースでまさしく「ドライバー・オブ・ザ・デイの逆」をやってしまったのがペレスでした。下の兄弟ができると、上の子に「赤ちゃん返り」なんて現象が起きたりしますが、ペレスの日本GPは若かりし「荒ぶる時代のペレス」を垣間見る行動にみえました。
スタートダッシュで鈍ってハミルトンを押し出し、自らのマシンを傷付けてしまったことに始まる。セーフティカー先導中のピットで
最後尾になるのは仕方無いにしても、、
えー、抜くの?!シレッと抜いてるよ。こちらはこの後順位を戻していて問題にはなりませんでしたが、問題はピットに入る前。セーフティカー先導中に前を走るアロンソを一瞬抜いたとして5秒のタイムペナルティ。
それでもコツコツ順位を上げ、11周目にハースのマグヌッセンとコンタクトするところまで戻ってきています。
スプーンではみ出したりして、相当カリついているなぁ。本来はこんな位置で走っている場合じゃないって?!
えっと、1位のフェルスタッペンと13位走行のペレスとの差は25、、い、いいからそういう情報。要らんこと言うなって!(笑)
12周目のヘヤピン手前。インから攻めるペレス。
マグヌッセンは回転し
ペレスは置き去りに。いつもはぶつけにいくことが多いマグヌッセンもこれはさすがに可哀想。。これでまたペナルティ。この件はペレスの突っ込み方は無理があり、走りにもヤケクソ感が伝わっていました。
まあ何はともあれ、勝ったのはこの方でした。
通常営業に戻る。それも今回はコンストラクターズチャンピオン獲得というお土産付き。
《決勝結果》
1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
2 ノリス (マクラーレン・M)
3 ピアストリ (マクラーレン・M)
表彰台は予選上位の3人が立ち、2位と3位が入れ替わっただけでした。フェルスタッペンの速さはもちろん、大きなやらかしがない限り、順位はそうそう変わるものではありません。今シーズンの新人王最有力のピアストリはF1初表彰台獲得。
《ファステストラップとそのタイミング》
フェルスタッペン (レッドブル・HRB)1分34秒183
39周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ピアストリ (マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
完走台数:15台(15台フィニッシュ)
規定周回:10台
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
ピアストリ(マクラーレン・M)
スタートで意表をついたノリスも大変頑張り、ちょっと揺らぎましたが、今回は予選決勝ともフェルスタッペンに食らいついたピアストリに本家同様に一票投じたいと思います。先程も触れたノリスからの無線もあって、譲る形となったのは残念でしたが、無事に表彰台にも登りました。こうなると、回数はともかくノリスと同じ「優勝はどちらが先に?!」状態になるんですよね。まだ一発の速さやレースでの巧みさはノリスが上にいますが、意外や意外、ピアストリの方が先に優勝を決めてしまったりして。ウカウカしていられんぞ、ノリス。
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
ペレス (レッドブル・HRB)
調子悪い時に名指しで申し訳ないのですが、今回はペレスが悪目立ちしてしまっていました。今回というか、最近は本当に荒れている。さっき散々取り上げてしまったので、これ以上出すのも何ですが、ペレスにまつわることではもう一つ不可解というか、理由はわかるんだけど、そこまでやるんかいという出来事がありましたね。
27周目にマシンを降りることとしたペレスは
トップが40周目に入ったところでトラックイン。ふた昔前くらいまでは、早々にリタイヤしたマシンを時間かけて直し、スポンサーのために復帰する、みたいなシーンがたまにあったりしましたが、近年はだいぶというか、ほとんど無くなりました。ペレス復帰の理由は「ペナルティ未消化を解消する」ため。次戦カタールGPでのペナルティを持ち越さないためです。気持ちはわかるし、レギュレーション上は「ダメ」としているわけじゃないから、ダメと言えないけど、チャンピオンチームのくせにやることがコスい。
お帰りなさい。この判断、行動についてはペレスを責められないけど、元はといえばペレスの撒いた種。やっぱり日本GPはしっちゃかめっちゃかでしたな。
《ドライバーズポイントランキング》
1 → フェルスタッペン 400pts
2 → ペレス 223pts(-177pts)
3 → ハミルトン 190pts (-33pts)
4 → アロンソ 174pts (-16pts)
5 → サインツ 150pts (-24pts)
《コンストラクターズポイントランキング》
1 → レッドブル 623pts ★
2 → メルセデス 305pts
3 → フェラーリ 285pts (-20pts)
4 → アストンマーティン 221pts (-64pts)
5 → マクラーレン 172pts (-49pts)
ご承知の通り、レッドブルは2年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。2位以下のポイント差をみると、メルセデスとフェラーリの差が20。アストンマーティンとマクラーレンの差が49となっており、残るレース数やチームやドライバーの勢いをみるとひっくり返せない数字でもなくなってきています。2位以下はまだまだ楽しめます。ドライバーズについても、2位のペレス以下も最終戦まで不動とは言い切れなさそうな差です。こちらも2位以下を楽しみましょう!
《第16戦日本GPのポイント》
・高温の秋鈴鹿、ハードタイヤ使いが吉
・初登壇ピアストリはポール獲ればノリスと同格か
・「若手返り」のペレス、最近特に散らかり過ぎ!
・レッドブル、コンストチャンピオンおめでとう!
帰りのゲートで見かけた「来年の開催まで196日」4月開催ですから、わずか半年しかありません。早く観られるのは嬉しくて仕方ありませんが、もうチケットを買う準備をしておかなければなりません。もっといいスタンド、いけるかな(Eスタンドも決して悪くないです)
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今回の観戦は鉄道と徒歩で鈴鹿入りしたのですが、帰ってきたら足にマメが2つ、スマートフォンの歩数計の距離は16.1km、上った階数は17階との表示。本当か?!毎年のことながら、かなり疲れました。。
予選観戦記でも最後にチラッと書きましたが、今年の決勝は今までに座ったことのない席からの観戦となりました。眺望はこんな感じ。
どーこだ?!あ、わかりやすい(笑)あそこです。メリットとしては「トラックまで比較的近く、バトルが多く観られたこと」逆に「前後左右のシートピッチが狭い」ので、いつも観てきたスタンドに比べて窮屈だったこと。次は早くも半年後。また違う席から観戦してみようかな。
まずは現地観戦ではよくわからなかったスタートタイヤチョイスの確認を。
13人が王道の黄色いミディアムタイヤをチョイス。また9番スタートの角田を先頭に10番手アロンソ、11番手ローソンと後方のボッタス、ストロール、ヒュルケンベルグ、周が赤のソフトタイヤで抜き難い鈴鹿のスタートダッシュを狙います。予選でクラッシュしたウィリアムズのサージェントはピットレーンスタートとなりました。
スタートでポールのフェルスタッペンはイン側2番スタートのピアストリを警戒し、イン側に寄っていく。
ただ3番スタートのノリスの前がガラ空きとなり、スムーズな加速をみせます。フェルスタッペンはノリスの存在をはたと思い出したかのように、アウト側にマシンを振る。
ノリスが若干前で第1コーナーに滑り込む。その後ろでは鈍いペレスに7番スタートのハミルトンがアウトから並んでトラックからマシンを落として土煙。
マグヌッセンのオンボードカメラではボッタスとアルボンが交錯するシーンが捉えられ、アルボンが飛び跳ねる。
そのさらに後ろにいた周はその大きめなデブリをモロに食らう。早速デブリ除去のためセーフティカー発動。今回の決勝は第1コーナーまでにイベントが多過ぎる。
決勝レースからだいぶ時間が経ってしまったのと、今回の日本GPはいくつかの「キーとなる出来事」があるため、ポイントを絞ってレースを振り返ることとします。
〈飽く無きチーム内対決〉
この日本GPは各所でチームメイトが前後で並んだり、バトルを仕掛けるシーンをよく見かけたように感じます。セッティングの軽微な差はあれど、同じ性能のマシンを同等レベルのドライバーが操る以上、予選順位やロングランペースも似たようなものになるわけで、至極当然なこと(稀にチーム内格差が大きいチームがなくもないですが)
スタート直後とレース後半は長らくこの順列が続きましたね。アルファタウリのローソンVS角田。お互いにソフトタイヤスタートでジャンプアップを狙いましたが、前方の混乱もあってローソンと角田が入れ替わり、一時期は角田が前に立つスティントはあったものの、角田が31周目に2回目のピットでハードタイヤに履き替えると
以降は再びローソンの後ろでのレースを強いられました。角田は母国での入賞が期待されていただけに悔しい内容。
マクラーレンは非常にハイレベルな位置でのチーム内バトル。スタートでうまく前に出たノリスでしたが、18周目に1回目のピットを終えると、ピアストリが前となりアンダーカットされた形となります。
ただ4周分引っ張ったノリスのタイヤの状態はよく、26周目にはピアストリに追い付く。そこでノリス先輩からの無線が飛び
ノリスが前に。ペースはノリスの方がよく、スタートでも自力で前にいたわけだしね。先輩に言われちゃしゃーないか、ピアストリよ。
序盤と終盤のバトルといえば、この方達でもみられました。ハミルトン、ラッセルのメルセデス勢。5周目あたりから8位ラッセルが7位ハミルトンを突いています。スターティンググリッドで前にいたペレスが墜落していったのに、2人してスターティンググリッドと変わらないのは、2人してアロンソに先行されたから。
ラッセルが何とか前に立ったかと思えば
ハミルトンも容赦無し。部品を吹き飛ばしながらサイドバイサイドへ。この後ハミルトンが再び7位を取り返す。
16周目。まだやってる。
スプーンではハミルトンはアウト側にはみ出ながらラッセルをさらに外へ追いやる。これにはラッセルも「我々は誰と戦いたいの?!」とこぼす。
レース終盤もこんなことがありました。ラッセルはミディアムを引っ張り、ハードに1回だけ履き替えるという戦略を採り、42周目にピアストリ、45周目はルクレール、49周目にはハミルトンに立て続けにかわされて、最早ボッコボコ状態のラッセル。
一応ハミルトンはラッセルにDRSを使えるように間合いを見計らってあげたようですが、
やっぱりタイヤは若い方がいいに越したことは無い。サインツにまでやられて、1回ピット戦略は大失敗というオチに。
〈赤ちゃん返りならぬ「若手返り」かペレス〉
これはレースの全貌が分かり難い現地でも、リアルタイムで手に取るように感じられたこと。このレースでまさしく「ドライバー・オブ・ザ・デイの逆」をやってしまったのがペレスでした。下の兄弟ができると、上の子に「赤ちゃん返り」なんて現象が起きたりしますが、ペレスの日本GPは若かりし「荒ぶる時代のペレス」を垣間見る行動にみえました。
スタートダッシュで鈍ってハミルトンを押し出し、自らのマシンを傷付けてしまったことに始まる。セーフティカー先導中のピットで
最後尾になるのは仕方無いにしても、、
えー、抜くの?!シレッと抜いてるよ。こちらはこの後順位を戻していて問題にはなりませんでしたが、問題はピットに入る前。セーフティカー先導中に前を走るアロンソを一瞬抜いたとして5秒のタイムペナルティ。
それでもコツコツ順位を上げ、11周目にハースのマグヌッセンとコンタクトするところまで戻ってきています。
スプーンではみ出したりして、相当カリついているなぁ。本来はこんな位置で走っている場合じゃないって?!
えっと、1位のフェルスタッペンと13位走行のペレスとの差は25、、い、いいからそういう情報。要らんこと言うなって!(笑)
12周目のヘヤピン手前。インから攻めるペレス。
マグヌッセンは回転し
ペレスは置き去りに。いつもはぶつけにいくことが多いマグヌッセンもこれはさすがに可哀想。。これでまたペナルティ。この件はペレスの突っ込み方は無理があり、走りにもヤケクソ感が伝わっていました。
まあ何はともあれ、勝ったのはこの方でした。
通常営業に戻る。それも今回はコンストラクターズチャンピオン獲得というお土産付き。
《決勝結果》
1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
2 ノリス (マクラーレン・M)
3 ピアストリ (マクラーレン・M)
表彰台は予選上位の3人が立ち、2位と3位が入れ替わっただけでした。フェルスタッペンの速さはもちろん、大きなやらかしがない限り、順位はそうそう変わるものではありません。今シーズンの新人王最有力のピアストリはF1初表彰台獲得。
《ファステストラップとそのタイミング》
フェルスタッペン (レッドブル・HRB)1分34秒183
39周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ピアストリ (マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
完走台数:15台(15台フィニッシュ)
規定周回:10台
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
ピアストリ(マクラーレン・M)
スタートで意表をついたノリスも大変頑張り、ちょっと揺らぎましたが、今回は予選決勝ともフェルスタッペンに食らいついたピアストリに本家同様に一票投じたいと思います。先程も触れたノリスからの無線もあって、譲る形となったのは残念でしたが、無事に表彰台にも登りました。こうなると、回数はともかくノリスと同じ「優勝はどちらが先に?!」状態になるんですよね。まだ一発の速さやレースでの巧みさはノリスが上にいますが、意外や意外、ピアストリの方が先に優勝を決めてしまったりして。ウカウカしていられんぞ、ノリス。
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
ペレス (レッドブル・HRB)
調子悪い時に名指しで申し訳ないのですが、今回はペレスが悪目立ちしてしまっていました。今回というか、最近は本当に荒れている。さっき散々取り上げてしまったので、これ以上出すのも何ですが、ペレスにまつわることではもう一つ不可解というか、理由はわかるんだけど、そこまでやるんかいという出来事がありましたね。
27周目にマシンを降りることとしたペレスは
トップが40周目に入ったところでトラックイン。ふた昔前くらいまでは、早々にリタイヤしたマシンを時間かけて直し、スポンサーのために復帰する、みたいなシーンがたまにあったりしましたが、近年はだいぶというか、ほとんど無くなりました。ペレス復帰の理由は「ペナルティ未消化を解消する」ため。次戦カタールGPでのペナルティを持ち越さないためです。気持ちはわかるし、レギュレーション上は「ダメ」としているわけじゃないから、ダメと言えないけど、チャンピオンチームのくせにやることがコスい。
お帰りなさい。この判断、行動についてはペレスを責められないけど、元はといえばペレスの撒いた種。やっぱり日本GPはしっちゃかめっちゃかでしたな。
《ドライバーズポイントランキング》
1 → フェルスタッペン 400pts
2 → ペレス 223pts(-177pts)
3 → ハミルトン 190pts (-33pts)
4 → アロンソ 174pts (-16pts)
5 → サインツ 150pts (-24pts)
《コンストラクターズポイントランキング》
1 → レッドブル 623pts ★
2 → メルセデス 305pts
3 → フェラーリ 285pts (-20pts)
4 → アストンマーティン 221pts (-64pts)
5 → マクラーレン 172pts (-49pts)
ご承知の通り、レッドブルは2年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。2位以下のポイント差をみると、メルセデスとフェラーリの差が20。アストンマーティンとマクラーレンの差が49となっており、残るレース数やチームやドライバーの勢いをみるとひっくり返せない数字でもなくなってきています。2位以下はまだまだ楽しめます。ドライバーズについても、2位のペレス以下も最終戦まで不動とは言い切れなさそうな差です。こちらも2位以下を楽しみましょう!
《第16戦日本GPのポイント》
・高温の秋鈴鹿、ハードタイヤ使いが吉
・初登壇ピアストリはポール獲ればノリスと同格か
・「若手返り」のペレス、最近特に散らかり過ぎ!
・レッドブル、コンストチャンピオンおめでとう!
帰りのゲートで見かけた「来年の開催まで196日」4月開催ですから、わずか半年しかありません。早く観られるのは嬉しくて仕方ありませんが、もうチケットを買う準備をしておかなければなりません。もっといいスタンド、いけるかな(Eスタンドも決して悪くないです)
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