F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:第16戦

昨年はサーキットに着いてから雨。走っているドライバーはもちろん、会場で観ている我々にとってもなかなか辛い決勝レースでした。今年は大丈夫!秋晴れ!
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今回の観戦は鉄道と徒歩で鈴鹿入りしたのですが、帰ってきたら足にマメが2つ、スマートフォンの歩数計の距離は16.1km、上った階数は17階との表示。本当か?!毎年のことながら、かなり疲れました。。

予選観戦記でも最後にチラッと書きましたが、今年の決勝は今までに座ったことのない席からの観戦となりました。眺望はこんな感じ。
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どーこだ?!あ、わかりやすい(笑)あそこです。メリットとしては「トラックまで比較的近く、バトルが多く観られたこと」逆に「前後左右のシートピッチが狭い」ので、いつも観てきたスタンドに比べて窮屈だったこと。次は早くも半年後。また違う席から観戦してみようかな。

まずは現地観戦ではよくわからなかったスタートタイヤチョイスの確認を。
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13人が王道の黄色いミディアムタイヤをチョイス。また9番スタートの角田を先頭に10番手アロンソ、11番手ローソンと後方のボッタス、ストロール、ヒュルケンベルグ、周が赤のソフトタイヤで抜き難い鈴鹿のスタートダッシュを狙います。予選でクラッシュしたウィリアムズのサージェントはピットレーンスタートとなりました。

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スタートでポールのフェルスタッペンはイン側2番スタートのピアストリを警戒し、イン側に寄っていく。
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ただ3番スタートのノリスの前がガラ空きとなり、スムーズな加速をみせます。フェルスタッペンはノリスの存在をはたと思い出したかのように、アウト側にマシンを振る。
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ノリスが若干前で第1コーナーに滑り込む。その後ろでは鈍いペレスに7番スタートのハミルトンがアウトから並んでトラックからマシンを落として土煙。
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マグヌッセンのオンボードカメラではボッタスとアルボンが交錯するシーンが捉えられ、アルボンが飛び跳ねる。
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そのさらに後ろにいた周はその大きめなデブリをモロに食らう。早速デブリ除去のためセーフティカー発動。今回の決勝は第1コーナーまでにイベントが多過ぎる。
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決勝レースからだいぶ時間が経ってしまったのと、今回の日本GPはいくつかの「キーとなる出来事」があるため、ポイントを絞ってレースを振り返ることとします。

〈飽く無きチーム内対決〉
この日本GPは各所でチームメイトが前後で並んだり、バトルを仕掛けるシーンをよく見かけたように感じます。セッティングの軽微な差はあれど、同じ性能のマシンを同等レベルのドライバーが操る以上、予選順位やロングランペースも似たようなものになるわけで、至極当然なこと(稀にチーム内格差が大きいチームがなくもないですが)
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スタート直後とレース後半は長らくこの順列が続きましたね。アルファタウリのローソンVS角田。お互いにソフトタイヤスタートでジャンプアップを狙いましたが、前方の混乱もあってローソンと角田が入れ替わり、一時期は角田が前に立つスティントはあったものの、角田が31周目に2回目のピットでハードタイヤに履き替えると
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以降は再びローソンの後ろでのレースを強いられました。角田は母国での入賞が期待されていただけに悔しい内容。

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マクラーレンは非常にハイレベルな位置でのチーム内バトル。スタートでうまく前に出たノリスでしたが、18周目に1回目のピットを終えると、ピアストリが前となりアンダーカットされた形となります。
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ただ4周分引っ張ったノリスのタイヤの状態はよく、26周目にはピアストリに追い付く。そこでノリス先輩からの無線が飛び
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ノリスが前に。ペースはノリスの方がよく、スタートでも自力で前にいたわけだしね。先輩に言われちゃしゃーないか、ピアストリよ。

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序盤と終盤のバトルといえば、この方達でもみられました。ハミルトン、ラッセルのメルセデス勢。5周目あたりから8位ラッセルが7位ハミルトンを突いています。スターティンググリッドで前にいたペレスが墜落していったのに、2人してスターティンググリッドと変わらないのは、2人してアロンソに先行されたから。
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ラッセルが何とか前に立ったかと思えば
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ハミルトンも容赦無し。部品を吹き飛ばしながらサイドバイサイドへ。この後ハミルトンが再び7位を取り返す。
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16周目。まだやってる。
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スプーンではハミルトンはアウト側にはみ出ながらラッセルをさらに外へ追いやる。これにはラッセルも「我々は誰と戦いたいの?!」とこぼす。
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レース終盤もこんなことがありました。ラッセルはミディアムを引っ張り、ハードに1回だけ履き替えるという戦略を採り、42周目にピアストリ、45周目はルクレール、49周目にはハミルトンに立て続けにかわされて、最早ボッコボコ状態のラッセル。
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一応ハミルトンはラッセルにDRSを使えるように間合いを見計らってあげたようですが、
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やっぱりタイヤは若い方がいいに越したことは無い。サインツにまでやられて、1回ピット戦略は大失敗というオチに。

〈赤ちゃん返りならぬ「若手返り」かペレス〉
これはレースの全貌が分かり難い現地でも、リアルタイムで手に取るように感じられたこと。このレースでまさしく「ドライバー・オブ・ザ・デイの逆」をやってしまったのがペレスでした。下の兄弟ができると、上の子に「赤ちゃん返り」なんて現象が起きたりしますが、ペレスの日本GPは若かりし「荒ぶる時代のペレス」を垣間見る行動にみえました。
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スタートダッシュで鈍ってハミルトンを押し出し、自らのマシンを傷付けてしまったことに始まる。セーフティカー先導中のピットで
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最後尾になるのは仕方無いにしても、、
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えー、抜くの?!シレッと抜いてるよ。こちらはこの後順位を戻していて問題にはなりませんでしたが、問題はピットに入る前。セーフティカー先導中に前を走るアロンソを一瞬抜いたとして5秒のタイムペナルティ。
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それでもコツコツ順位を上げ、11周目にハースのマグヌッセンとコンタクトするところまで戻ってきています。
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スプーンではみ出したりして、相当カリついているなぁ。本来はこんな位置で走っている場合じゃないって?!
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えっと、1位のフェルスタッペンと13位走行のペレスとの差は25、、い、いいからそういう情報。要らんこと言うなって!(笑)
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12周目のヘヤピン手前。インから攻めるペレス。
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マグヌッセンは回転し
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ペレスは置き去りに。いつもはぶつけにいくことが多いマグヌッセンもこれはさすがに可哀想。。これでまたペナルティ。この件はペレスの突っ込み方は無理があり、走りにもヤケクソ感が伝わっていました。
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まあ何はともあれ、勝ったのはこの方でした。IMG_0924
通常営業に戻る。それも今回はコンストラクターズチャンピオン獲得というお土産付き。

《決勝結果》
 1 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)
 2 ノリス     (マクラーレン・M)
 3 ピアストリ   (マクラーレン・M)

表彰台は予選上位の3人が立ち、2位と3位が入れ替わっただけでした。フェルスタッペンの速さはもちろん、大きなやらかしがない限り、順位はそうそう変わるものではありません。今シーズンの新人王最有力のピアストリはF1初表彰台獲得。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン (レッドブル・HRB)1分34秒183
 39周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ   (マクラーレン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:15台(15台フィニッシュ)
 規定周回:10台

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ(マクラーレン・M)

スタートで意表をついたノリスも大変頑張り、ちょっと揺らぎましたが、今回は予選決勝ともフェルスタッペンに食らいついたピアストリに本家同様に一票投じたいと思います。先程も触れたノリスからの無線もあって、譲る形となったのは残念でしたが、無事に表彰台にも登りました。こうなると、回数はともかくノリスと同じ「優勝はどちらが先に?!」状態になるんですよね。まだ一発の速さやレースでの巧みさはノリスが上にいますが、意外や意外、ピアストリの方が先に優勝を決めてしまったりして。ウカウカしていられんぞ、ノリス。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ペレス  (レッドブル・HRB)

調子悪い時に名指しで申し訳ないのですが、今回はペレスが悪目立ちしてしまっていました。今回というか、最近は本当に荒れている。さっき散々取り上げてしまったので、これ以上出すのも何ですが、ペレスにまつわることではもう一つ不可解というか、理由はわかるんだけど、そこまでやるんかいという出来事がありましたね。
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27周目にマシンを降りることとしたペレスは
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トップが40周目に入ったところでトラックイン。ふた昔前くらいまでは、早々にリタイヤしたマシンを時間かけて直し、スポンサーのために復帰する、みたいなシーンがたまにあったりしましたが、近年はだいぶというか、ほとんど無くなりました。ペレス復帰の理由は「ペナルティ未消化を解消する」ため。次戦カタールGPでのペナルティを持ち越さないためです。気持ちはわかるし、レギュレーション上は「ダメ」としているわけじゃないから、ダメと言えないけど、チャンピオンチームのくせにやることがコスい。
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お帰りなさい。この判断、行動についてはペレスを責められないけど、元はといえばペレスの撒いた種。やっぱり日本GPはしっちゃかめっちゃかでしたな。

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 400pts
   2  → ペレス      223pts(-177pts)
   3  → ハミルトン    190pts  (-33pts)
   4  → アロンソ     174pts  (-16pts)
   5  → サインツ        150pts  (-24pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     623pts ★
   2  → メルセデス     305pts
   3  → フェラーリ     285pts  (-20pts)
   4  → アストンマーティン 221pts  (-64pts)
   5  → マクラーレン    172pts  (-49pts)

ご承知の通り、レッドブルは2年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。2位以下のポイント差をみると、メルセデスとフェラーリの差が20。アストンマーティンとマクラーレンの差が49となっており、残るレース数やチームやドライバーの勢いをみるとひっくり返せない数字でもなくなってきています。2位以下はまだまだ楽しめます。ドライバーズについても、2位のペレス以下も最終戦まで不動とは言い切れなさそうな差です。こちらも2位以下を楽しみましょう!

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《第16戦日本GPのポイント》
・高温の秋鈴鹿、ハードタイヤ使いが吉
・初登壇ピアストリはポール獲ればノリスと同格か
・「若手返り」のペレス、最近特に散らかり過ぎ!
・レッドブル、コンストチャンピオンおめでとう!

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帰りのゲートで見かけた「来年の開催まで196日」4月開催ですから、わずか半年しかありません。早く観られるのは嬉しくて仕方ありませんが、もうチケットを買う準備をしておかなければなりません。もっといいスタンド、いけるかな(Eスタンドも決して悪くないです)

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今年もやってきましたよ、我らが日本GP。秋開催ひとまずラストです。この9月も昨年よりちょこっと早まっての開催となりますが、10月でなくてよかったか、また次回4月上旬予定の春開催と比べて、気候的にどちらがいいかの比較も楽しみです。
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このサーキットの新しいシンボルマーク、なかなか特徴を捉えていて上手く描かれていますよね。ヘヤピンこそ表現されていませんが、これでも充分鈴鹿サーキットであることがわかります。意外と誤解しがちなのが、鈴鹿サーキットは西側(スプーン側)がデカく長いイメージがありますが、実は東側(第1コーナー側)の方がデカいんですよね。白い紙に書く時は気を付けて下さい(書かねえって?!)
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予選を前にアルファタウリの角田は来シーズンの契約更新が発表されました。来シーズンも日本人ドライバーがいます。毎年ハラハラ、でもこれで一安心です。レースに専念下さい!

《Q1》
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前戦シンガポールGPでは久々に絶不調、予選は特にフルボッコにされたフェルスタッペンはローソンのタイムを2秒近く更新して、ターゲットタイムを築きます。まだまだこの程度では無かろう。。今回はフルボッコできないだろうけど、ライバルもそこそこ力付けてきているよ。
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そのフェルスタッペンにちょこっと近付けるのではないかと予想されるのが、マクラーレンのノリスです。くねくねセクター1は最速、セクター2はフェルスタッペンに対して0.063秒の遅れでセクター3へ。
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1分30秒は切れずも、ペ◯スに対して0.6秒近く削っています。ノリスがレッドブルに乗った場合、どんなタイムで来るものなのか、、いやいや、ノリスはもうしばらくマクラーレン一筋でいきましょう!チームを選ぶのは優勝を経験してからネ!
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角田の1本目。フェルスタッペンに対して1.333秒落ちの暫定8番手。まだノータイムが何人もいるから、この時点では何とも言えませんが、Q1は突破せにゃ、来期お預け食らっちゃうぞ!
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残り9分のタイミングでウィリアムズのサージェントが最終コーナーでクラッシュしています。ココ何気に歴代でクラッシュし赤旗中断になるケース多いんですよね。またサージェントは頑張りを評価する前にイッちまった。。
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赤旗が解かれ、セッション再開。そういえばこの方達が未だノータイムなんですよね。前戦の予選の主役である、フェラーリ。
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ルクレールはノリス超えならずの0.5秒落ち。FullSizeRender
シンガポールGPの英雄サインツはピアストリも上回れずの0.77秒落ちの暫定5番手。ペ◯スには勝ったけど。
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さあさあ、残り時間3分、ラストワンアタックですよ!いってらっしゃい!
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最近存在感の無いアルピーヌのガスリーは暫定7番手。チームメイトのオコンも似たようなギャップでガスリーに続いています。
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角田はガスリー先輩超え、0.855秒落ちとなる暫定7番手。これならばQ1は大丈夫でしょう!
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Q1はクラッシュのサージェントほか、アルファロメオの2人、1戦お休みしたアストンマーティンのストロール、予選で珍しきハースのヒュルケンベルグが脱落。ローソンは何と4番時計ですと?!ビックリ!
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《Q2》
いち早くトラックインしたフェルスタッペンがQ1よりやや落ちる1分29秒964をターゲットタイムに置くと
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ルクレール、サインツが続いて
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ペレスがそのフェラーリを上回る。タイム差はありますが、せめてその位置にいないと言われちゃいますよ。
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ほらまたノリスが来た。
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さらにはピアストリが間に割って入る。マクラーレン侮れませんぞ。
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2本目でルクレールがトップタイムを更新すると、ローソンが当落線上の10番手ギリギリのところに浮上。シンガポールGPの再現なるか?!
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さすが。先輩は一味違う!いつにも増してパワフルな角田。ルクレールの0.264秒落ちの7番手へ。その上の6人のタイム差がめちゃくちゃ詰まっていますね。
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ローソン惜しい。。アロンソに0.043秒及ばず11番手敗退。15番手のマグヌッセンもアロンソとの差はわずか0.2秒なんですよね。結構激アツなQ2となりました。

《Q3》
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地元の角田、Q3に堂々入場!フェルスタッペンとのセクター比較はコーナリングの角田、ストレートのフェルスタッペンというすみ分け。この日本ではフェルスタッペン1人が主役では無いのだぞ(笑)
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一段ギヤ上げてきたな。フェルスタッペンの1本目は1分29秒を切る勢いだと。
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ペレスが2番目の出走で2番手になると、またピアストリがそのペレスを押し下げる。
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さらにノリスが押し下げる。安定のテッパンネタになってきている。
フェルスタッペンとマクラーレンが対峙する一方、フェラーリは?!
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残り7分もガレージで待機。持ちタイヤの関係からか、Q3は一発勝負で臨む所存。
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ラストアタックでフェルスタッペンがいよいよ本領発揮。1分28秒台?!マジか、ド速い。。
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一発に賭けたフェラーリはルクレールが0.665秒落ちイマイチ。サインツもダメ。。あと頼りの綱マクラーレンは?!
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ピアストリは0.663秒落ちで1本目の方が速く、ノリスも同様。ここまで。
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《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分28秒877
 2.ピアストリ   (マクラーレン・M)  1分29秒458
 3.ノリス     (マクラーレン・M)  1分29秒493

大方の予想通り、ポールポジションにはフェルスタッペンがおさまり、そのタイム差ら予想以上の大差。2番手、3番手はマクラーレンが2人揃って続きました。Q3進出の角田はフェルスタッペンから1.426秒落ちの1分30秒303で9番手となり、決勝入賞圏内でのグリッドを得ています。

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのフェルスタッペン、5番手ペレス、7番手ハミルトン、8番手ラッセルと、オマケで20番手のサージェントの5人正解でした。また5人止まり、、1/4が限界か。不思議とレッドブル、メルセデスの2チーム4人がバチっと当たりました。サージェントは予想通りではあるけど、、ノータイムの20番手予想ではない。オマケ正解ですね。
好調と思われたマクラーレンはノリスよりもピアストリが上回ってきました。9番手、10番手。アロンソを上回った角田。例の如く「いい塩梅」予想でそれを今回も上回ってくれるという「ごめんなさい予想」だったわけですが、まさかアロンソ様をも上回るという。。これが母国開催の底力というやつか。前戦シンガポールGP予選では(オマケに決勝も)(オトナの事情?!忖度?!そんなモンあってたまるものか?!)非常に心残りなレースとなりました。日本GPでは是非ともスカッと一発気持ちいい結果を出してほしいですね!

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 マクラーレン(ピアストリ)は0.581秒落ち
 フェラーリ(ルクレール)が0.665秒落ち
 レッドブル(ペレス)が0.773秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が1.031秒落ち
 アルファタウリ(角田)は1.327秒落ち※
 アストンマーティン(アロンソ)は1.588秒落ち※
 アルピーヌ(ガスリー)は1.632秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)は1.660秒落ち※
 ハース(マグヌッセン)が1.788秒落ち※
 アルファロメオ(ボッタス)が2.172落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

正直、トップタイムさんが唯一となる1分28秒台、抜けちゃっています。予想通り、2番手チームはマクラーレンとフェラーリが僅差で並び、ややメルセデスが離される。トップタイムさんと同じマシンに乗る相方さんは0.773秒落ちか。。まあいつものことながら差がデカい。ギヤが一段足りないのかな。。まあいいか。ちなみに角田の最速はQ3でなく、Q2の1分30秒204でした。もしQ3でこのタイムをマークできれば、ラッセルを上回り8番手を獲得できていました。今日の角田は頼もしかったなぁ。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

今回は悔しいけど選びましょう!アレを出されたら、ぐうの音も出ん。予想通りながら、さすがです。危なげも無いし、走り自体が自信に満ち溢れています。今の段階で決めつけたくはないけど、決勝もまあ、そうなりますわ、なあと。つくづく先日のシンガポールGPでサインツが獲ってくれて一安心ですわ(笑)
候補2位はノリス先輩を打ち抜ける1年生ピアストリ。3位は契約延長と地元の声援というこの上無きパワーを得て台頭する角田。4位は個人的に来シーズンどこかのレギュラーシートを与えてあげてほしいと願うローソン。そして5位ここはダメだろ予想もこの人は平気で振り払うウィリアムズのアルボンヌでした。候補たくさん!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 該当無し

1年生なのであまり厳しいことは言いたくないのですが、ウィリアムズのサージェントは最近壊し過ぎですな。今シーズンはあと2回も母国GPが残されていますが、下手したら別の意味で「あと2回」になってしまいます。貴重なアメリカ人ドライバー、できれば残ってほしい。。相方さんは、、まあ、、いつものことながら決勝重視ですから、、。兎にも角にも、要は決勝で高得点できれば、うるさいのにビービー言われなくて済みますから。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ノリス     (マクラーレン・M)
 3 ペレス     (レッドブル・HRB)

日本GPの表彰台予想はこうなりました。優勝は考えるまでもなく、問題となるのは2位以下。本当はそろそろピアストリに表彰台登壇してほしいのですが、イケるかなぁ。まだお預けヨとどこからか思し召しがありそうな気もします。やっぱりレースとなれば経験豊かなノリスが台頭し、ピアストリは4位あたりに食らいついてもらいたい!3位はペレス氏ですよ。前の紅いのは決勝でさっくりやれそうですが、ノリスはどうかな?!レッドブルワンツーになりそうでしょうか。
日本中が注目の角田くんは、、何事もなければ、、9位入賞!順位変わらずですが、アロンソには前を獲られての9位です。えっ、ということは、前の誰かが消えるということ?!誰とまでは予想しませんがそんな気はします。。

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今年の決勝は晴れた!いつもとは違う観戦席、ちょっとだけいいスタンド(Eスタンドではないです)で観てきます!

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我々日本のモータースポーツファンにとって、秋は「F1の秋」でした。それが今回が最後。次回はもう半年後の4月に2024年開催が迫っています。レース的に晴れて暖かいのが春開催、チャンピオン争い的に盛り上がるのが秋開催。個人的には秋開催が名残惜しいけど、最終戦が無くなった今は、無事にレースを敢行できることが重要ですね。もっと言えば、時期はともあれ「日本GP自体が継続開催できること」が最重要。
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《日本GPの基本情報》
 鈴鹿サーキット
  全長   :5.807km×53周=計307.771km
  開催回数 :33回目
  コーナー数:18箇所

  高低差       :40.4m
  DRS区間数:1箇所
  母国GP      :角田裕毅

《日本GPの個人的印象》
 ・ファンのみならずドライバーからも高評価
 ・抜きにくく下手に抜きにかかると簡単に接触
 ・ままある雨がレースを変貌させる
 ・「マシンの総合力が問われる、、」第三弾

言わずと知れた日本が世界に誇るグレード1サーキットの一つです。1987年のF1初開催から、2回の富士スピードウェイ開催と2回のコロナ禍開催中止を経て、今回が33回目の開催となります。
今回は一部のコーナー名が改称されています。長らく「
ダンロップ」の名で親しまれてきた、上り左ターン7が「NIPPO」となります。鈴鹿サーキットに行かれたり、土木系の仕事をやられている方ならばお馴染みの企業であり、その読み方は「にっぽ」と読みます。元々は「日本鋪道」という社名のこの会社は日本の道路舗装の最大手の企業として、この鈴鹿サーキットの路面の舗装にも携わりました。実はmiyabikunにとって仕事で長くお付き合いのある会社で、昨日も都内の設計部署と打ち合わせしてきました。慣れている企業名とはいえ、シケインと同様に定着するまでには時間がかかりそう。そもそも最近はコーナー名そのものが無かったり、番号で呼ばれてしまいますもんね。悲しいかな。

《過去5年のポールポジション》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分29秒304
 2019年 ベッテル    (フェラーリ)
    1分27秒064
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分27秒760
 2017年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分27秒319
 2016年 ロズベルグ   (メルセデス)
    1分30秒647

《ポールポジションレコードタイム》

 2019年 ベッテル (フェラーリ)
    1分27秒064(一周5.807km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
 2回 ハミルトン(2017★,18★)
 1回 フェルスタッペン(2022★)

昨年までポールポジション5回を誇ったベッテルが居なくなると、現役ポールシッターはハミルトンとフェルスタッペンの2人に絞られてしまいます(ベッテルもサーキットには来ているみたいですけどね)
仮に雨でも、今回は前戦シンガポールGPのようなワンチャンは考え難い。何せ、鬱憤晴らしの如く、フリー走行からガンガン走り込んでやる気充分のご様子。ポール以外で楽しむしかないのか。

《過去5年の優勝者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ボッタス    (メルセデス)
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
 2017年 ハミルトン   (メルセデス)
 2016年 ロズベルグ   (メルセデス)

《現役歴代優勝者 回数》
 4回 ハミルトン   (2014★,15★,17★,18★)
 1回 アロンソ    (2006★)
   ボッタス    (2019)
   フェルスタッペン(2022★)

こちらも最多タイの4回で並んでいたハミルトンとベッテルはハミルトンのみとなり、他は1回で3人が並ぶ形となっています。ベッテルがいなくなれば、ハミルトン天下の戦績となる。チャンピオン経験者の中に白ダルマ時代のポッタスがいます。今ではこの数を更新するには程遠い位置になってしまいましたので、そろそろニューフェイスがほしいところですね。暖色系の色がいいかな、紅やオレンジなんかのね。華やかに。

《過去5回のファステストラップ獲得者》
 2022年 周冠宇  (アルファロメオ)
 2019年 ハミルトン(メルセデス)
 2018年 ベッテル (フェラーリ)
 2017年 ボッタス (メルセデス)
 2016年 ベッテル (フェラーリ)

《現役ファステストラップ獲得者 回数》
 3回 ハミルトン(2014★,15★,19★)
 1回 アロンソ (2006★)
   ボッタス (2017)
   
周冠宇  (2022)

《ファステストラップレコードタイム》
 2019年 ハミルトン(メルセデス)
    1分30秒983(一周5.807km

昨年22年の決勝は雨の中、どさくさに紛れてアルファロメオの周が獲得しました。残念ながら入賞圏外だったため、貴重な貴重な1ポイントゲットとはいきませんでしたが、例え何位であっても、ファステストラップは記録上目立つ形で残ります。母国GPが開催できていない周にとっては、この日本GPを母国GPのように、中国から多くのファンが詰めかけていることと思います。来シーズンのシートを得た周ですので、あとはGPが予定通り第5戦に行われるかどうか。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト    (C3)
 黄:ミディアム(C2)
 白:ハード    (C1)新設

フリー走行は録画してあるのですが、仕事の都合上、倍速確認もできていません。角田くんにとって母国GPなら、miyabikunにとっても母国GP。いつもよりは多めに当てさせてはくれませんか?!

《日本GPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.サージェント  (ウィリアムズ)
   19.アルボン    (ウィリアムズ)
   18.ガスリー    (アルピーヌ)
   17.オコン     (アルピーヌ)
   16.ローソン    (アルファタウリ)
 〜Q2〜
   15.ストロール   (アストンマーティン)
   14.角田裕毅    (アルファタウリ)
   13.周冠宇     (アルファロメオ)
   12.マグヌッセン  (ハース)
   11.ヒュルケンベルグ(ハース
 〜Q3〜
   10.ボッタス    (アルファロメオ)
  9.アロンソ    (アストンマーティン)
  8.ラッセル    (メルセデス)
  7.ハミルトン   (メルセデス)
  6.ピアストリ   (マクラーレン)
  5.ペレス     (レッドブル)
  4.サインツ    (フェラーリ)
  3.ルクレール   (フェラーリ)
  2.ノリス     (マクラーレン)
 P.P.フェルスタッペン(レッドブル)

ポールポジションは難しくありません。こうなるでしょう。こうならないと、何かあった際のスチュワードの裁定も荒れてしまいます。だから、ほじくらないでおきましょう。
準ポールポジション争いはなかなか悩みます。フェラーリ、あるいはマクラーレンか(ペレスではないかな)またフリー走行の結果だけみるとアルファロメオもどちらかはそこそこいいタイムで来れたみたいなので、そのどちらか、ボッタスQ3進出するであろうギャンブルに出てみました。
来シーズンのシートがようやく決まった角田は中団確保でスタートダッシュのゲイン冴え渡る位置を獲る。次なる足元の目標、母国入賞、頑張りましょう!

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この画だけ見ていると「F1界の母」みたいですね。先日イギリス王室のエリザベス女王が亡くなり、その追悼が開会式前にありましたね。今回はイタリアが舞台ですが、イギリスとF1の関係はとても深い。女王も天から今日のレースをきっと見守ってくれているはずです。
多くのペナルティ降格者を生んだ決勝はルクレール、ラッセルのフロントロウの2人、7番スタートのフェルスタッペンと8番スタートのデ・フリース、5つの降格で14番スタートとなったアルピーヌのオコンの5人がソフトタイヤスタートを選択。他多数はミディアムタイヤでスタートします。フロントロウの2人は逃げ逃げ、追い上げを図るフェルスタッペンはどのような浮上をみせるか。

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スタートは3番手のノリスが完全に出遅れ、ガスリーやフェルスタッペンに呑み込まれていきます。マクラーレンはせっかくアルピーヌの前からスタートできるっていうのにもったいない。。
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ノリスの出遅れをうまく活用したフェルスタッペンは2周目に早くも3位のリカルドを捉え、ファステストラップを築きながらソフトタイヤの2人を追っています。こうなることは多大に想像できたのですが、思っていたよりもかなり早い。
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ラッセルだって速いし頑張っているんですよ。5周目の第1シケインでロックオン。
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易々とかわしてトップのルクレールまであと2秒。もうレースが終わっちゃうのかい!
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方や4位のリカルド以降は早くもEXILE状態。あたかも走行ラインが残像で見えているかのような美しい隊列。ダラダラこいちゃうと、なかなかココから抜け出せなくなります。

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こちらも中団13番スタートから追い上げの期待がかかるペレスは8周目にミディアムタイヤからソフトタイヤに履き替えています。走り始めなのに、右フロントのタイヤスモークが消えません。
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タイヤでなくブレーキに難ありだったのか。ホイールキャップからはこのように煙が漏れるんですね、って感心している場合ではないか(笑)レース序盤だけど持ち堪えられるのかな。
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ペレスよりも下位からスタートする形となった「予選3番手」のサインツはここまで快調。18番スタートから10周目に今回は「スムーズに」アロンソの前に立ち7位へ。ペナルティ降格が悔やまれますね。

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12周目にアストンマーティンのベッテルが力尽き、バーチャルセーフティカーが発令されます。
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フェルスタッペンに詰められ始めたルクレールはこのタイミングでミディアムタイヤに履き替える。
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幸いラッセルとリカルドの間に大きなマージンがあったたため、3位で復帰。ここに巻き込まれたら、地獄だ。
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フェルスタッペンはステイアウトしたため、ギャップは最小限で抑えています。ソフトを脱ぎ捨てたのはいささか早かったようにも感じますが、優柔不断なフェラーリにおいては判断が早い方か。ただこれでルクレールの2回ピットストップは確定。それにしてもこのサインツはアスカリの進入でリカルドをさばいています。ここでも抜けちゃうんですね。ちょっと驚き。

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20周目に1回目のピットラッシュが訪れ、24周目のラッセルはハードタイヤ、26周目のフェルスタッペンはルクレールと同じミディアムをチョイス。
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抜かれる前にロス最小限を選んだフェラーリ、見かけ上はトップだけど、この時点でフェルスタッペンよりも13周分使い込んでいます。やっぱりさっきのルクレールは早過ぎたよ。
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26周目の時点で10秒あったギャップも4周で3秒詰められています。レースはあと半分、ルクレールはおそらく2回ストップ。答えが見えてきた。。

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ミディアムタイヤで30周こなしたサインツは自らソフトタイヤを志願し、トラックに戻ればブレーキ異常を乗り切ったペレスの後ろ。
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使い込んだハードタイヤより新品ソフトの方が断然有利。フェルスタッペンとルクレールもこのようなバトルができるといいのですが、立場は逆です。
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ルクレールは34周目にサインツに倣ってソフトに履き替え。ラッセルの前でギリギリ復帰し、あとはフェルスタッペンを自力で捕まえるしかない。

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トップ争いが見えてきて観戦する姿勢を崩しかけた頃、中団で刺激的なパッシングがみられましたね。スタートでしくじりつつも粘りに粘って4位まで浮上したノリスは36周目にミディアムからソフトに履き替え
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戻るとチームメイトのリカルドと並走することになります。ここに捕まると厄介だぞー。
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ソフトタイヤとて履きたてでは本線には敵わず。第1シケインでアウトからハードタイヤのガスリーに並ばれています。
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ガスリーに負けたノリスの外側には銀の影。まさか、、
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グランデの外側からハミルトン登場。ハミルトンは1コーナーでノリスとガスリーを一気に討伐するのでした。昔もグランデで大外刈りをやっていましたよね。さすがキング。

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ルクレールは一応フェルスタッペンとの間合いを詰めつつあるものの、残り9周で17秒以上のギャップでこの程度では到底追い付かない。ルクレールは速いには速いんだけど、フェルスタッペンの巧みさになかなか上回れないんですよね。チームの戦略やマシン特性含め「速いだけ」と揶揄されても仕方がない。

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残り7周で何かとお騒がせのリカルドがトラックに片足引っ掛けてストップ。これはセーフティカーのお出ましか。
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レッドブルとフェラーリが入れる入れない論争しているうちにメルセデスのラッセルが真っ先にソフトへ。
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ルクレールは例えステイアウトしてもフェルスタッペンには新品ソフトを履かれては敵わないし、ピットインしても条件は同じ。
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処理に時間がかかったこともあって、レース再開は無し。セーフティ先導のままレース終了。

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「速さでは負けないはずですが、、負けちゃいましたか、、」負けますよそりゃ。ペースも断然違うし、ルクレールはレース序盤にして詰んでいましたよ。

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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ルクレール   (フェラーリ・F)
 3 ラッセル    (メルセデス・M)

表彰台予想のメンツは正解でも、やはり順番はフェルスタッペンが優勝でしたか、惜しい!いや、惜しくもないか(笑)予想よりも早いフェルスタッペンの追い上げ、早めに履き捨てたルクレールのソフトタイヤ。さらにはレースペースの違いもあってフェルスタッペンを止められる者はおらず、フェルスタッペンはシーズン11勝目。ルクレールとのポイント差もさらに広げてチャンピオン防衛に王手をかけています。
下位からの追い上げとなったサインツは4位、ブレーキが心配されたペレスは6位、デビュー戦のデ・フリースは9位入賞を果たしています。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ペレス   (レッドブル・RBH) 1分24秒030
 46周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 デ・フリース(ウィリアムズ・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:16台(16台フィニッシュ)
 規定周回:12台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 デ・フリース(ウィリアムズ・M)

フェルスタッペンの追い上げ優勝は見事でしたが、この戦い方、結果に少々飽きもありmiyabikun個人的にあまり心を掴むものではなく、正直今回はどれを選ぼうかで悩みました。先日の予選でも鮮烈デビューランを評価したばかりですが、本家のドライバー・オブ・ザ・デイも獲得したデ・フリースが最も輝いていたと思います。来シーズンの空きシートも限られてきましたが、もう全く無いわけではありません。メルセデスとの関係が強いとなれば、あのシートに座れなくも無い。あのシートには色々な事情もあるかと思いますが、年齢的にもそう待つこともできません。是非フル参戦を果たしてほしいですね。
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あと、いつ言おうか迷っていたのですが、ノリスとデ・フリースってどこか雰囲気似ていませんか?!たまにトト・ヴォルフの隣にいて「あれ、ノリス?!」と何度思ったか。肌の色と髪質だけかな。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

終盤のセーフティカーの「押さえるタイミング」など、細かいところを突けばキリがありませんし、セーフティカーのきっかけがメカニカルトラブルは責めようもない。該当無しとしました。そういえば初っ端にいきなりタイムペナルティを食らった者がいましたね。まあ、彼らしいか(笑)もったいないっす。

《第16戦イタリアGPのポイント》
・別格の強さ。誰か張り合える者はおらぬか?
・フェラーリは原点回帰の黄色にしたらどうか
・モンツァもエスケープゾーンは何気に狭いのね
・F1に乗るべき、乗せるべき若者はたくさんいる

これで今シーズンのヨーロッパラウンドも終わり。いよいよF1は3年振りのアジアへ。早くもポイントランキング表示を入れた方がよさそうな雰囲気に入りましたが、今回は見合わせました。シンガポールで決めないでね!

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SD「君、ヘッドフォンが赤のままではないか!」
MB「忘れていました。。敗因はここでしょうか」
ちゃうわ!

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今回のイタリアGP決勝も9人のグリッド降格者を出すこととなり、予選順位はあまり参考にならない形となります。モンツァはF1屈指の高速サーキットではあるものの、パッシングポイントはかなり限定されます。上位スタートであればあるほど、決勝は有利に働きます。
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金曜フリー走行までは参加したウィリアムズのアルボンは体調不良のため欠場。代わって金曜はアストンマーティンでフリー走行に臨み、F2とフォーミュラEでチャンピオン獲得の経験を持つオランダ人、デ・フリースが代役としてデビューします。カーナンバーは45。同じサーキットで2台を乗り比べできる経験はかなりのレアケース。下位チームのウィリアムズではありますが、前評判は上々。どんな走りをみせてくれるか?!

《Q1》
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モンツァサーキットは今年開業100周年を迎えることを記念して、フェラーリはマシンやレーシングスーツに黄色を加えて参戦しています。リヤウィングの「Ferrari」がなかなかカッコいい。
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大歓声!でもまだアウトラップですよ、冷静に(笑)
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今回はいわば敵陣。ただポイントやスピードに自信のあるフェルスタッペンにとっては何ら問題になりません。ひとまずペレスの前で敵の出方を待ちます。
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フェラーリは降格ペナルティのあるサインツが前となり後ろのルクレールを引っ張る魂胆か。
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サインツはフェルスタッペンを0.675秒上回り、ルクレールはそれをさらに0.068秒上回ってトップタイムに。イタリアくらいはヒーローでいたい。
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第三勢力からフェラーリを捕まえにいきたいメルセデスはハミルトン、ラッセルの順で走り、ラッセルはルクレールの0.5秒落ちの3番手に。
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さあ注目のデ・フリースの登場ですよ!ウィリアムズは高速レイアウトにマッチしているのか、タイムは平凡だけど、ラティフィと共に中団につけているぞ。しかも、デ・フリースが前という。面白い。
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Q1の結果はこうなりました。メンバーに意外性は無いものの、ウィリアムズのラティフィを筆頭とし、アストンマーティンの2人、ハースの2人という順になりました。デ・フリースはQ2に進出です。
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ちーん。。

《Q2》
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Q2のフェルスタッペンもペレスの背中を使わず単独でタイムを出していきます。前にいられるとタイヤの温め方やペースなど、逆に走り辛いのかもしれませんね。
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メルセデスは引き続きハミルトンを前にラッセルが続いていますが、このランはハミルトンの方がタイムがよかった。遠く後ろにはラッセルの背中を借りるサインツの姿が。
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グンとタイムを上げ、Q1トップタイムのフェルスタッペンを上回っています。降格ペナルティはあるけど、至って元気。
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今回肝心なのはノーペナルティのルクレールです。フェルスタッペンをはじめ上位はグリッドが下がりますからチャンス。
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あーっとアスカリ出口、大丈夫?!
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ミスはありつつもサインツに続く2番時計。
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デビュー戦のQ2はチームメイトがいない(既に脱落)ため、頼れる者がいないデ・フリース。ライバルの先輩の誰かの背中でも使って、Q3にも是非進出してほしいです。
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Q2も残り2分。マクラーレンとアルピーヌのガチンコ対決は隊列となってアウトラップへ。
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あら、角田くん降りちゃうんだ。。まあガスリーはQ2突破できそうな位置にはいるけど、ライバルちゃライバルだし手助けは無用か。
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デ・フリースが先頭でタイムアタックに向かいます。誰の背中も借りなかったのね。
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アタックラップの第2シケイン、ロッジアの進入でバランスを崩してコースオフ。悔しいけどいきなり決まったデビュー戦の予選でよく頑張りました。
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Q2は降格ペナルティのあるオコンやボッタス、デ・フリース、周、角田が脱落。アルピーヌのアロンソとアルファタウリのガスリーは一人でQ3を戦わなければなりません。

《Q3》
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残り10分を切って各車トラックイン。上位2チームはペレス、ルクレール、サインツが続いて、フェルスタッペンが一番後ろ。レッドブルは相変わらず独立採算制。サインツはルクレールの後ろなのね。
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ペレスのスリップストリームを使ったルクレールが一瞬トップに立ちますが、後続のサインツがそれを塗り替える。フェルスタッペンのタイムや如何に?!
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サインツから0.275秒遅れの3番手。予選は無理せず決勝は中団からでも勝てるから大丈夫だって?!
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トップタイムを持つサインツはルクレールを引っ張ってあげたいところですが、ルクレールとの間にマクラーレンのノリスがいます。ノリスからもスリップストリームは得られるけど、速さという意味では下ですから心許ないですね。
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サインツはセクター1でタイムを削れていませんが、ルクレールはセクター2で最速。後ろからフェルスタッペンが追っているぞ!
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サインツはセクター3を最速にしてポールタイムを引き上げ。問題のルクレールは?!
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1分20秒1までもっていけた。あとはフェルスタッペン次第。
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サインツは食うもルクレールには及ばす。
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《予選結果》
P.P. ルクレール   (フェラーリ・F)  1分20秒161
 2.フェルスタッペン(レッドブル・RBH)1分20秒306
 3.サインツ    (フェラーリ・F)  1分20秒429

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「ありがとう!でも僕はジョーダンでもフィジケラでもないよ、フェラーリのルクレールだよ」

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールポジション予想は正解狙いより、素直に希望を書いておくべきだったー。。
3番手サインツと18番手ストロールの2人正解。両者前からと後ろからの3番目という偶然(笑)(アルボンの代役デ・フリースはたまたま13番手のドンピシャしたが不正解としました)
そんなのは正直どうでもよくて、Q3進出メンバーとしてはガスリーとオコンが逆。予想以上にデ・フリースは走れ、デ・フリースに負けじとラティフィもいつも以上に燃えていたこと。アストンマーティンにも上回られられたハースは共に色々はみ出して不調だったのは予想外でした。

《Q3トップのルクレールと各チームの差》
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.1秒落ち
 フェラーリ(サインツ)は0.3秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が1.4秒落ち
 マクラーレン(ノリス)も1.4秒落ち
 アルピーヌ(アロンソ)は1.7秒落ち※
 アルファロメオ(周)が1.8秒落ち※
 アルファタウリ(ガスリー)も1.8秒落ち※
 ウィリアムズ(デ・フリース)は2.3秒落ち※
 アストンマーティン(ベッテル)が2.5秒落ち※
 ハース(シューマッハ)は2.7秒落ち※
 ※は最速タイム(Q1,Q2)から算出

シンプルなレイアウトなのに、二強とそれ以外に隔たりがあり、フェラーリ2台とフェルスタッペンが突出しているなど、シーズン序盤を彷彿とさせます。惜しかったのはアルファロメオの周くんで、Q1で記録した1分22秒003でQ2で挑めていたら、10番手のガスリーを蹴落としQ3に進出できたタイムでした。アルファタウリの角田くんも同様にそれに相当するタイムを保有していましたが、降りちゃったしグリッド降格が決まっていましたもんね。こんな時に「グリッド降格ペナルティ」がより悔やまれます。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 デ・フリース(ウィリアムズ・ M)

アルボンの体調不良により突如訪れたチャンス。金曜フリー走行はアストンマーティン、土曜はウィリアムズとメルセデス系チームを乗り換えるという珍事でありながらも、デビュー戦でレギュラードライバーを上回ったのは立派だと思います。初めはいくら期待される若手とはいえ、アルボンの代役をそれもウィリアムズのマシンで大丈夫かなと心配したものですが、全く問題なさそうですね。あたかもずっとドライブしてきたかのように馴染んでいます。こういう若手にシートを与えてほしいものですよね。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 該当無し

今回は無しとしました。スリップストリームを使うか使わないかはチームやドライバーの考えや好みもあるだろうし、発煙筒もなかったし、旗やくるくるスピンもありませんでした。強いて言えばノリスに対するガスリーのピットロードのニアミスがあったくらいでしょうか。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ルクレール   (フェラーリ・F)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 3 ラッセル    (メルセデス・M)

ペナルティを反映した上位スターティンググリッドはルクレール、ラッセル、ノリス、リカルド、ガスリー、アロンソ、フェルスタッペン、デ・フリースの順となるわけですが、、決勝となれば、やはりフェルスタッペンが台頭?!いやいや今回も希望は捨てず、黄色いフェラーリのルクレールのチーム母国優勝が見たい!チャンピオン獲得はもう厳しいし、特にフェラーリファン、ルクレールファンというわけではありませんが、フェルスタッペンの連勝には正直飽きました。もちろんフロントロウスタートのラッセルの初優勝、その一つ後ろにも初優勝の期待がかかるノリスもいますから、そうなるのもよし。とにかく、フェルスタッペン以外を願います!

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「うん、みんな頑張っとる。F1の未来は明るい」

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