F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:第13戦

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もうすぐイタリアGPが始まるってのに、miyabikunオランダGP決勝観戦記がまだなんだけど。。今回は飛ばすつもり?!いやいややります、すみません。実はmiyabikun盆休み明けに学生時代からの古傷を手術(先日「シーズン前半を振り返る〜決勝編〜」を書いた日が手術日)したのですが、今頃になって痛みと化膿が酷く、週末のF1観戦も週明けの仕事も全く身が入らない状況になっていました。F1は日曜夜と月曜夜に観返したものの、miyabikunの集中力の問題かコロコロ変わる天候に惑わされたのか、いつも以上にちゃんと書けていません。ごめんなさい。

またもや濡れた路面に翻弄された予選でしたが、決勝は今のところ雨が止んでいます。
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スタートタイヤはこのようになりました。とその前にあれ?!角田ってQ1突破した14番手じゃなかった?!そう、角田は予選中に「ハミルトンの進路を妨害した」として3グリッド降格となっています。またハースのマグヌッセンはパワーユニット交換により、ピットレーンスタートを選択しています。それも踏まえつつタイヤは13番手に沈んだメルセデスのハミルトンのみが黄色いミディアム、ほか19人は赤のソフトを選んでいます。

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スタートは大きな混乱無くターン1のターザンへ。
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5番スタートだったアストンマーティンのアロンソはアルボンを後方においやり、ターン3のフーゲンホルツではインラインからラッセルをかわしにかかる。
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ここではさすがに戦えないであろう予想も、なかなか健闘した予選となったウィリアムズのアルボンはアロンソに続いてサインツにも先行を許すか?!
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おお耐える。さすがチームのエース。5位をキープ。
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1周目途中の順位変動になります。アロンソがノリスに続く3位浮上で-2。中団下位ではアルファロメオのボッタスが-6で12位、ウィリアムズのサージェントは初Q3進出も+6で16位にまで転落しています。隊列の後方が水しぶきで霞んでいますね。決勝も雨に悩まされるのか。

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2周目に7位走行のペレスを先頭にドライのソフトからインターミディエイトに履き替える。IMG_0323
レンズもしっかり濡れるほどの降りになっています。アロンソがノリスをかわして2位に浮上しますが、早くインターに履き替えないと、それどころではなさそう。
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2周目では7人がインターに履き替え。ドライでトップのフェルスタッペンとインターでトップの差が21.4秒、ピットストップでのロスタイムが約21秒となれば、ペレスが超特大のアンダーカットしちゃうなんてこともあり得る。面白い(笑)
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2周目終わり、3周目にトップのフェルスタッペン、2位浮上のアロンソはピットに向かうも、3位ノリス、4位ラッセルはステイアウト。雨が長く続かないとのアナウンスから賭けに出たのでしょうが、この選択は正しいのか疑問が残ります。
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3周目のターン1でラッセルがノリスをかわして暫定トップへ。予選は冴えたノリスですが、決勝は何だか元気無さげ。
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さあさあペレスがやって来たぞ!アルボンをかわしてノリスを襲う。
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さらにはラッセルも捉えてペレスがトップへ。ステイアウト組は大失敗。2周いや1周の遅れも命取りでした。
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ノリスはたまらずピットへ。ラッセルやアルボンはまだ粘るのか。スターティンググリッド順は最早ぐちゃぐちゃ。

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ペレスから1周遅れのピットとなったフェルスタッペンは6周目にガスリーを
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7周目にアルファロメオの周をかわして2位浮上。これでようやくレッドブルワンツーになります。

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9位に浮上していたハースのマグヌッセンは10周目にインターからドライのソフトに戻しています。これがあたれば、マグヌッセン大飛躍だな。その後、上位を走る周、アロンソがソフトに履き替えると
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12周目はペレスよりもフェルスタッペンが先にドライに履き替えていきます。
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当然ペレスもその翌13周目にソフトタイヤへ履き替え。フェルスタッペンとの差は19.7秒、となれば、、
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フェルスタッペンが先にターン1に向かう形に。
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SP「マックスは僕らをアンダーカットした?」
はい、しました。何でだろー、何でだろう?!同じチームでいつの間にか順位が入れ替わるの、何でだろー、何でだろう。しゃんしゃん!

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黄色いミディアムをチョイスした周以外は全員ソフトタイヤに履き替えたものの、15周目に再び雨が降り始めています。何だか忙しいなぁ、またインターに戻すのか?!
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16周目にサージェントが単独でバリアに突き刺さり、セーフティカーが発動されます。
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予選はよかったのに、決勝では散々な結果。サージェントはいつだかのグロージャンのように悔いてヘルメットを外さずたたずむ。
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多くは2回ピット、中には1回に止めた者や3回行うドライバーもいますが
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8位走行のこの方は未だ1回もピットに入っていません。4番スタートのアルボンです。順位からすれば4位分ロストしていますが、まだ入賞圏内に留まっています。


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〜中盤をすっ飛ばして、終盤へ〜


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序盤にマシンを傷めてペースが上がらないルクレールは41周目にアルファタウリの代走ローソンに突かれています。
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貴重な本戦出走の機会。デビュー戦は入賞ならずも13位完走。次戦イタリアGPもリカルドに代わって出走することが発表されています。うまくアピールできれば、将来レギュラーシートを掴めるかもしれません。

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61周目にまたも雨が落ちてきて、ペレスは早めにインターに履き替えていきます。今回はフェルスタッペンとの差が大き過ぎて、ナンボ何でもアンダーカットにはならないでしょうが。。
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アルピーヌのオコンはマシンカラーに合わせた青のウェットを履かされて、アカンと無線でオコる。
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しかしインターを履いたペレスは止まり切れずにオーバーシュート。2位の座をアロンソに明け渡しています。雨足がなかなか強い。
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62周目に周が足元すくわれてタイヤバリヤにクラッシュ。赤旗でレースがストップ。雨が降ったり止んだりで、もうぐちゃぐちゃ。

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最後にちょろっとオレンジのモクモクが上がる。やっぱり隠し持っていたのね(笑)

《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 アロンソ    (アストンマーティン・M)
 3 ガスリー     (アルピーヌ・R)

決勝レースはボケボケしたため2回観返しましたが、ざっくり言ってしまえば「雨に振り回されたレース」という印象しかありません。1回の降ったり止んだりくらいならば番狂わせを生む程度なのでしょうが、降ったり止んだり降ったり止んだりされたら、何が何だか、予選順位が何番手だろうが関係無くなってしまいます。ただ「どんな状況下でも勝てるのがフェルスタッペンである」これだけは断言できます。

《ファステストラップとそのタイミング》
 アロンソ(アストンマーティン・M) 1分13秒837
 56周目/72周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 アロンソ(アストンマーティン・M)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(17台フィニッシュ)
 規定周回:17台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ガスリー(アルピーヌ・R)

今回のドライバー・オブ・ザ・デイはいつもとは別の意味で悩みました。先程も書いたように天候がぐちゃぐちゃ過ぎて(またmiyabikunの頭が回らなかったこともあり)すごーくいいと思ったドライバーが居ませんでした。無いものを無理矢理選ぶ必要もないと思うのですが、強いて挙げるなら、レース序盤で勢いよくパッシングし本家で選ばれたアロンソか、12番スタートながらスタート直後にインターに履き替えて順位を飛躍的に上げたガスリーの二択かなと。
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ごめん、アナタちゃう。今回はガスリーに一票!
最近はマクラーレンに話題を持っていかれがちで実に地味なオールフレンチですが、オコンもガスリーもこれでシーズン1回ずつ登壇しています。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

いい方で選び難いなら、こちらも選び難い。ペナルティやスピン、ダメ戦略も雨で水に流しましょう!

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 339pts
   2  → ペレス      201pts(-138pts)
   3  → アロンソ     168pts  (-33pts)
   4  → ハミルトン    156pts  (-12pts)
   5   ↑  サインツ       102pts  (-54pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     540pts
   2  → メルセデス     255pts(-285pts)
   3  → アストンマーティン 215pts  (-40pts)
   4  → フェラーリ     201pts  (-14pts)
   5  → マクラーレン    111pts   (-90pts)

ドライバーズ5位はルクレールに代わってサインツが浮上と、ココの戦いが熾烈。前戦ベルギーGPでは3位アロンソに1ポイント差まで詰め寄ったハミルトンですが、アロンソが2位登壇プラスファステストラップのビッグポイントを得たことで差が拡がっています。

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《第13戦オランダGPのポイント》
・降ったり止んだり降ったり止んだりぐちゃぐちゃ
・オレンジの発煙筒は限界まで我慢!
・意外や意外、ウィリアムズの健闘
・今の時代のウェットタイヤは使えない?!

傷口が痛むけど、イタリアに早く行かなきゃ。痛リアでもmiyabikun頑張ります!

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空には怪しげな雲、そしてフリー走行に続いてまたも路面が濡れています。今シーズンは本当にウェット路面が多いです。今のところスタンドからのモクモクはみられないからそちらは合格かな。

《Q1》
全車はひとまず緑のインターミディエイトタイヤを装着してピットレーンオーブンを待ちます。
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ただ路面はまだ水たまりや低グリップの箇所も多く、ウィリアムズのアルボンやハースのヒュルケンベルグ、さらには地元凱旋のフェルスタッペンもオーバーランする姿が捉えられています。このサーキットはこじんまりとした敷地でランオフエリアも広くなく、その多くはグラベルやグリーンなので一発でおシャカになることも充分にあり得ます。
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マクラーレンのノリスが1分23秒260で暫定トップに立つと、先程グラベルをショートカットしたアルボンが気を取り直してリベンジ。テクニカルなセクター2通過はノリスに対して0.45秒落ち。
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相方サージェントはそのアルボンを上回る0.4秒落ちで追尾。
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アルボンは結局0.5秒落ちながらマクラーレン2台に続く暫定3番手。
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サージェントはアルボン超えはならず4番手。マクラーレンと共に出足好調!逆にメルセデスワークスどしたん?!
リカルドの負傷により、急遽代走デビューを果たしたアルファタウリのローソンのタイムアタックや如何に?!
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惜しい0.04秒落ちの16番時計。仕方無いよね、フリー走行で走り込みはしたけど、ほぼぶっつけ本番だもん。チャンスだと思って頑張ろう!
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予選王子チャールズくん。時間いっぱいだぞ。大丈夫か?!カットラインの周相手にごく僅差。
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あーあテールスライドしてまあ。。雨が苦手なのかな。
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周を0.05秒だけ上回って暫定14番手通過。ピリッとしませんなぁ。
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Q1はアルファロメオ2台、アルピーヌのオコン、ハースのマグヌッセンと代役ローソンの 5人が脱落。フェラーリ系が目立ちます。

《Q2》
Q2も引き続きインターでトラックイン。路面向上はみられるものの、ドライタイヤ導入には至っていません。
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フェルスタッペンがQ1トップのアルボンに及ばない1分21秒921を記録すると、アルボンのチームメイトであるサージェントが何とそれを上回って暫定トップへ!いいじゃないですか。まだまだタイムは上がるでしょうが、トップに名を刻むことは喜ばしいこと。
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いいの。仕方無いの、こうなっても。サージェントが一瞬でも上回った事実は残る。
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アルボンの快進撃は続く。暫定2番手。後ろからノリスが迫ってくる。
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ノリスは超える。いひひ、マクラーレンは速くなっているのだ。ホンモノなのだ。
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角田は暫定9番手でちょっとギリギリの順位ではあるけど、ザントフォールトのサーキット特性のチャンスはモノにしたい。
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一方で暫定トップの相方はどうか。現在サージェントの下11番手でアタック中。差が思いの外無いセクター1。ライン上はだいぶ乾きつつありますね。
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何とか2番手。ただ、タイム差は0.939秒もあります。見かけ以上の差。
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トップがアルボンに代わると、角田はそのアルボンに対して1.135秒落ちながら3番手に引き上がる。これならQ2突破はイケるか。いやでもまだわからない。各車タイムを飛躍的に向上させて、順位が目まぐるしく入れ替わります。
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角田のラストアタックは1分20秒230で10番手ギリギリ!!
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サージェントが来たー。嬉しいような悲しいような、、複雑。。
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路面向上著しいQ2は角田をはじめアストンマーティンのストロール、アルピーヌのガスリー、ハースのヒュルケンベルグに加え、何とハミルトンが脱落。走行妨害したの?!されたの?!

《Q3》
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Q3はいよいよドライのソフトタイヤが登場してきます(こうなるとまたセッションまたぎの各チーム最速タイム比較が難しくなっちゃうー)
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しかしフェルスタッペンや相方ペレスはインターのままトラックイン。間違い無くこの後ドライのソフトに替えて来るのでしょうが、替えた途端に雨がザーッと来たりすれば面白いのに(笑)
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ソフトタイヤ1本目のラッセルのタイムは1分18秒245とQ2でインターを履いてフェルスタッペンが記録したタイムと大きく変わらず。まだタイミングが早かったのか。ただ直後に同じくソフトを履くアルボンが1分15秒743でトップに立っています。
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ここまでノーポイント、初Q3進出のサージェントがタイムを残しつつもスピンオフしてウォールにドン。赤旗中断となります。チーム揃ってQ3進出も実にもったいない。。
ラッセルがタイムを思い切り更新する1分12秒578を記録すると、
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ノリスが1分12秒を切る手前までタイム向上。直後にピアストリも続いてマクラーレンがワンツーになります。
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よしよし、フェルスタッペンはモタついているぞ。面白い!
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残り4分で暫定5番手のルクレールがスピンしてマシンを傷め、グリーンにマシンを止める。先程からランオフエリアに回避するシーンが続いていますが、今回は回避できず、またもや赤旗中断。
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フェルスタッペンのラストアタックのセクター1通過。セクター1だけで0.764秒速いって?!何じゃそりゃ。
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ノリスのセクター1はそのフェルスタッペンを上回る速さでセクター2へ。
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フェルスタッペンのセクター2はさらに刻んで1秒以上の更新。
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あーノリス遅れた。。マズい。。
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フェルスタッペンは1分10秒567でトップタイム。
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ノリスは自身のタイムは更新するも、フェルスタッペンとは大差。
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《予選結果》
P.P. フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分10秒567
 2.ノリス     (マクラーレン・M) 1分11秒104

 3.ラッセル    (メルセデス・M)  1分11秒294

最終盤に3番手がパタパタと入れ替わり、ラッセルが獲得。以下、アルボン、アロンソ、サインツ、ペレス、ピアストリの順となっています。
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早くこの3人(紅いところも含めた4〜5人でかな)によるチャンピオン争いを見てみたいものですね。

《先日の予選予想との答え合わせ》
オランダGPの予選予想とその答え合わせは、、ポールのフェルスタッペン、2番手ノリス、14番手の角田、20番手ローソンの4人正解でした。控えめ予想したはずの角田くんをドンピシャ当てることに成功しました。とはいえ、正解率は以前と比べてまだ低く、惜しいものもいくつか。苦戦するとばかり思っていたウィリアムズはアルボンのみならずサージェントも健闘。いい意味で予想に反しました。

《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》
 マクラーレン(ノリス)は0.537秒落ち
 メルセデス(ラッセル)が0.727秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)は0.852秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.939秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が1.187秒落ち
 レッドブル(ペレス)が1.313秒落ち
 アルピーヌ(ガスリー)は9.561秒落ち※
 アルファタウリ(角田)は9.663秒落ち※

 ハース(ヒュルケンベルグ)が9.683秒落ち※
 アルファロメオ(周)が11.500秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

こちらはいつもの「予選各セッションを含めた最速タイムギャップ」になります。ご覧いただいた方ならばご存知の通り、Q2からQ3で一気に路面が向上し、Q3はドライのソフトタイヤによる計測なりました。上記※の付かないチーム(ドライバー)は※付きと比較できないような差となっています。トップのレッドブル(フェルスタッペン)とそれ以下も0.5秒以上離れてしまうという大差だけど。

〈Q1トップのアルボンと各チームの差〉
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.026秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は0.292秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.382秒落ち
 メルセデス(ラッセル)が0.406秒落ち
 アストンマーティン(ストロール)は0.631秒落ち
 アルピーヌ(ガスリー)は0.796秒落ち
 アルファタウリ(角田)は0.842秒落ち

 ハース(ヒュルケンベルグ)が0.952秒落ち

 ウィリアムズ(サージェント)は1.097秒落ち
 アルファロメオ(周)が1.128秒落ち
 ※Q1は全車インターミディエイトタイヤを装着

最近の予選編では恒例になりつつある「全車揃いで比較的横並びといえるセッション=Q1での最速タイムと各チーム最速タイムの差」を並べます。細かには走行したタイミングによる雨水量や路面温度、トラック上のトラフィック有無は反映できていません(というか、できません)これについてトップはレッドブルではなくウィリアムズのアルボンになります。多少の順位入れ替えやギャップに違いはあるものの、概ね上位のチームと下位のチームは決まってきており、ウィリアムズの相方サージェントのタイム差からみても、アルボンの調子のよさがうかがえます。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サージェント(ウィリアムズ・M)

結構悩みました。ポールポジションを獲得したフェルスタッペンはいつも通りの結果ということで除外として、そのフェルスタッペンのポールを脅かしたのはマクラーレン2人。さらにそれに続いたのは各セッションで上位に顔を覗かせたアルボンであり、結果的に4番手を獲得しています。Q3進出はあっても赤旗のきっかけとなり結果が出ていないじゃないか、1年目だからといって甘々過ぎだぞ、なんて言われてしまうのは承知で、今回はアルボンの相方サージェントを選びました。
繰り返しにはなりますが、今回オランダGPでのウィリアムズはてっきり苦戦するものとばかり思ってしまいました。ただ濡れた路面からの開始ということがよかったのか、Q1から上位ランクインし、サージェントも一瞬ながらセッション最速に名を残しました。最後はコントロールミスからのスピン、クラッシュとなり、上位メンバーと競走は叶いませんでしたが、最遅マシン(最近はそうでもない)で未だノーポイントでも飛躍しようとする活躍やチャンスがみられてよかったです。決勝も期待しちゃっていいかなー?!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 該当無し

イマイチなドライバーやチームはチラホラあったものの「今日イチの」というほどではないため、該当無しとしました。
予想以上の出来だったウィリアムズに対して、フェラーリやアルピーヌはイマイチでしたね。Q3の途中でクラッシュ、赤旗掲示、戦績離脱することとなったフェラーリのルクレール 。
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今日は計測後のオーバーランも度々みられ、ランオフエリアに回避する姿が捉えられていました。相方サインツ含め、限界ギリギリまで攻めた上の結果であったと思いますが「獲り逃げ(抜け逃げ)」のように見えてしまったのはmiyabikunだけでしょうか。
あととんでもない暴走が1台。ターン3「フーゲンホルツ」でのガスリーです。
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綺麗にターンしているように見えて、路面にはスポンサーロゴがペイントしてありますから、完全にトラック外走行になります。遠心力に耐え切れなかったのかな。
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また緩和曲線から直線に戻ると、やはりそこはトラック外ですから路面整備されていません。先はグリーンというより、泥だね。雨の後だからぐちょぐちょよ、きっと。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ノリス     (マクラーレン・M)
 3 ラッセル    (メルセデス・M)

優勝者はこうなるとして、、2位以下表彰台予想は意外とスターティンググリッドのままかなと。ノリスは最近の走りから不安要素はだいぶ取り払われましたし、追い上げ上等ペ◯スは中団ですから、表彰台には届かないんじゃないかなぁ。届くかなぁ。

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F1の後半戦が始まりました。先日まで世界水泳や高校野球、現在は世界陸上にラグビー、バスケットボールと規模の大きいスポーツ大会が立て続いています。miyabikunもちろん今回も観てますよー世界陸上ブダペスト(ハンガリー)ただ例年に比べて気付くのが遅めで、リアルタイムで観る機会を逃しています。長らく続いていた「アツく気合いの入った応援団長」が降板してしまったので、印象が薄いのかもしれません。やり投げ女子の北口選手、よく頑張りました!水泳やバドミントンからの転向という異色かつ器用な選手で、いつかはできると思っていましたぞ!
F1はハンガリーではなく、オランダです。。
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《オランダGPの基本情報》
 ザントフォールトサーキット
  全長           :4.259km×72周=計306.648km
  開催回数 :33回目(改修前レイアウト含む)
  コーナー数:14箇所
  高低差       :8.9m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :フェルスタッペン

《サーキットの個人的印象》
 ・鈴鹿の兄弟サーキット、っぽい?!
 ・コンパクトな敷地で細く狭く、うねっている
 ・オートレース場並みのバンク角!
 ・必ずやスタンドがオレンジに染まる!

今回は(も)サーキット内での発煙筒は禁止されています。ので、今回は晴れれば青空クリーンな中レース観戦できますね!(もしモヤっと発煙筒が見えたら、退場願おう)
今回開催33回目、現サーキットレイアウトでは3回目となるザントフォールトです。市街地を除けば比較的高速寄りのサーキットが続くヨーロッパラウンドもココは速度よりテクニカルさも重要。短めのストレート(扱い)にバンク(カント)付きのコーナー、中低速コーナーが続きます。ストップアンドゴーというよりかは流れを伴いながらリズミカルに忙しく、ステアリング操作している感じでしょうか。
まあごちゃごちゃ言っても、勝つのはヤツでしょうが(笑)発煙筒は絶対にイカンからな!

《過去5年のポールポジション》(参考値含む)
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分10秒342
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分08秒885
 1985年 ピケ      (ブラバム)
    1分11秒074※
 1984年 プロスト    (マクラーレン)
    1分13秒567※
 1983年 ピケ      (ブラバム)
    1分15秒630※
 ※はいずれも旧レイアウト(一周4.252km)

《ポールポジションレコードタイム》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分08秒885 (一周4.259km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
 2回 フェルスタッペン(2021★,22★)

近代2回とその前40年ほど前のポールシッターとそのタイムになります。レイアウトは異なれど、85年のピケと昨年22年のフェルスタッペンのタイムに大きな差はありません。現役ドライバーでココのポールポジションを獲得しているのはフェルスタッペンのみ。にゃるほど。

《過去5年の優勝者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 1985年 ラウダ     (マクラーレン)
 1984年 プロスト    (マクラーレン)
 1983年 アルヌー    (フェラーリ)

《現役歴代優勝者と回数》
 2回 フェルスタッペン(2021★,22★)

こちらは最新の優勝者5人です。先日振り返った83年はフェラーリのアルヌーでしたね。以降、前レイアウトでは徐々に力を付けてきたマクラーレン・TAGポルシェを駆るプロスト、ラウダの姉弟コンビが続き、近年2回は、、うん、わかった。

《過去5年のファステストラップ獲得者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 ハミルトン   (メルセデス)
 1985年 プロスト    (マクラーレン)
 1984年 アルヌー    (フェラーリ)
 1983年 アルヌー    (フェラーリ)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 1回 ハミルトン   (2021)
   フェルスタッペン(2022★)

《ファステストラップレコードタイム》
 2021年 ハミルトン(メルセデス)
    1分11秒097(一周4.259km

ファストラップの方はコロナ禍明け復活初年の21年にハミルトンが獲得。ようやくフェルスタッペン以外の現役ドライバーを見たぞ!しかし最新の昨年は、、フェルスタッペンなんだなーこれが。地元だもんね、こりゃ今回もこうなるな。つまんないのー。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C3)
 黄:ミディアム(C2)
 白:ハード  (C1)新設

タイヤは昨年と同じ硬い側のC1,C2,C3ですが、C1については昨年と異なり、、そんなことはどうでもいい驚きのニュースが予選前に入ってきました。フリー走行2回目で負傷したアルファタウリのリカルドに代わり、リザーブのファミマ、、失礼、ローソンが出走することとなりました。
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リカルドにとってはせっかく波に乗った時の負傷となり、ローソンにとっては絶好のチャンスが訪れました。予選、決勝の見どころの一つになりますね。

《オランダGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.ローソン    (アルファタウリ)
   19.マグヌッセン  (ハース)
   18.周冠宇     (アルファロメオ)
   17.サージェント  (ウィリアムズ)
   16.ヒュルケンベルグ(ハース)
 〜Q2〜
   15.ボッタス    (アルファロメオ)
   14.角田裕毅    (アルファタウリ)
   13.ストロール   (アストンマーティン)
   12.オコン     (アルピーヌ)
   11.アルボン    (ウィリアムズ)
 〜Q3〜
   10.アロンソ    (アストンマーティン)
  9.ガスリー    (アルピーヌ)
  8.ラッセル    (メルセデス)
  7.サインツ    (フェラーリ)
  6.ルクレール   (フェラーリ)
  5.ピアストリ   (マクラーレン)
  4.ハミルトン   (メルセデス)
  3.ペレス     (レッドブル)
  2.ノリス     (マクラーレン)
 P.P.フェルスタッペン(レッドブル)

建前はこう。ポールポジションは十中八九フェルスタッペンでしょう。ただ本音はここぞとばかりノリスに獲ってもらいたい!いずれにしてもカラーはオレンジだしね。いいのいいの、例え決勝で秒殺されたとしても「フェルスタッペンの前に立つ」ということに意義があるし、見たいのー!(笑)
二列目以下は、、どうでもいいか(それはウソ)ペレスが読めないんですよね、何も考えないでいくなら2番手確定なのですが、そうもいかないのがペレス。ハミルトンかな、ルクレールかな。ピアストリがくるかな。
角田くんのQ3進出の可能性は大いにあると思いますが、高めに言ってしまうとボッシュートした時のショックが大きくなりそうなので、最低ラインのQ2進出14番手としました。ローソンは練習無しのぶっつけ本番になるのかな。大変だ。。
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この開会式のパフォーマンスを観た時、昔流れていた某金融会社のCMを思い出してしまいました(若いファンの方はちょっとわからないかも)よくよくみると、男だらけやないかー!!その国々で様々な演出やパフォーマンスがあるのも面白いですね。

決勝を前にアルファタウリのガスリーが交換による降格(ピットレーンスタート)を採っています。また、小雨がパラつき始めたスタートタイヤは9台は赤いソフトタイヤ、11台が黄色いミディアムチョイスし、入り乱れています。初ポールを獲得したメルセデスのラッセル、久々の上位スタートとなるマクラーレンのノリス、そして中団に沈むレッドブル2台が蹴り出しのよいソフトを選んでジャンプアップを狙います。ハンガロリンクは追い抜きに手を焼きますもんね。スタートダッシュかピット戦略で前に立つのが基本。

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スタートは不利と言われる偶数列スタート、 2番手サインツがピタリとラッセルの背後につき、早々と不利ラインから脱出。
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ターン1直後では一瞬横に並びかけています。抜くには至りませんでしたが、スタートでズルズル下がることは免れました。上位4台に順位変動は無いものの、7番グリッドのハミルトンのスタートがミディアムタイヤながら冴え渡り、アルピーヌ2台をかわして5位。ソフトを履く注目のフェルスタッペンも2台をかわして3周目で8位に浮上しています。
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その後フェルスタッペンは前をいくハミルトンと共に12周目にノリスを捉え、6位浮上。思いの外リカバーが早いぞ(笑)
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一方でトップを走るラッセルはフェラーリ2台に追尾されています。2位のサインツより、3位のルクレールの方がペースが速そう。入れ替えあるのかな?!
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ほーら来た!サインツにピットインの指示。でもサインツは無視。自己判断で2位堅持か?!
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と思ったらトップのラッセルが17周目に入る。なるほど、カマかけたのね。フェラーリもやりおるのう(笑)6位のフェルスタッペンも同時期にミディアムタイヤに履き替え。
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このタイミングで1回ピットストップは無いとは思うけど、一応タイヤ交換義務遂行でラッセルはアロンソの前6位で復帰、フェルスタッペンはアロンソを挟んで8位へ。
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ラッセルのアンダーカット対策か、ミディアムのサインツが翌周にピットへ。もう一度ミディアムを履き2回ピットストップ確定でラッセルの後ろに戻ります。これではせっかくのミディアムタイヤの旨みが出せていません。マシン特性とタイヤの相性があるかもしれませんが「フェラーリらしさ」がこのあたりから匂い始めています。
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続いてトップに立ったルクレールですが、暫定トップのラッセルに対して充分なマージンが稼げていません。ココで前に出ておきたいところなのに。。ルクレールは22周目まで引っ張り、ラッセルの後ろ、サインツの前で復帰。サインツはどうにかかわして、ルクレールも戦いやすくなったかな。
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24周目に1回ピットストップと思われるアルピーヌのオコンがハードタイヤに履き替え。先にタイヤ交換を行っていたアロンソの前に予定通り戻れたのはいいものの
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既にタイヤが温まっているアロンソとバトル!こんなシーンどこかで見たぞ?!後ろからはストラテジーの異なるリカルドがウロちょろ。
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2台もろともさっくり抜く(笑)チーム内対決も重要なんだけど、バトルするとペースも落ちるんだって。オコンは容赦無く張り合うなぁ。

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いよいよルクレールがラッセルに接近し始めました。フェルスタッペンが表彰台圏外のうちにどうにか勝ち星を挙げておきたいところ。
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いくか?!ラッセルだってココを耐えなければ、初優勝がありません。ようやく辿り着いたポジションを簡単に譲りたくない!
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ただバトルをしていると、ペースは落ち、フェルスタッペンとのギャップも縮まります。
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だいぶ耐えたラッセルでしたが、31周目のターン1進入で敢え無くかわされる。ラッセルは健闘しました。また次の機会が近々訪れるさ。

レース後半の39周目にフェルスタッペンは2度目のミディアムタイヤに履き替え。翌40周目にトップのルクレールが選んだタイヤは
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白のハードタイヤ。まだタイヤ交換義務を終えていないルクレールはさすがにソフトタイヤでは走り切れない。これはスタートタイヤチョイスが招いた「あや」か。
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フェルスタッペンはファステストラップを築いてすぐさまルクレールの背後に忍び寄り
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ルクレールにとって一番抜かれたくない相手に難無くパッシングされる。タイヤチョイスはもちろんのこと、レースペースが全く違う。10番グリッドからでもこう易々と抜きにかかれたら、正直勝算はありません。
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勢い余ってスピンする茶目っ気も
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また抜けばいい。今日のフェルスタッペンのペースは驚異的。
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ルクレールはその後54周目にラッセルにも抜かれ
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48周目にソフトタイヤに履き替えたサインツはハミルトンに抜かれて、フェラーリは入賞こそ得てもメルセデス相手に表彰台から引きずり下ろされる惨敗。

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レース終盤のメルセデス対決はハミルトンに軍配。ラッセルにとっては苦いポールスタートとなりましたが、ポールポジションを獲得したこと、また最速マシン相手に競り合えたことは糧になったはずです。

フェラーリに勝機が無くなった途端、miyabikunは急にペースアップ、口数も少なくなってやんのーイヒヒ(笑)

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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 ラッセル    (メルセデス・M)

10番グリッドからどこまで盛り返すか注目されたフェルスタッペンはスピンを喫しても見事優勝までもっていきました。メルセデスも連続ダブル表彰台となり、メンツは昨年までを彷彿とさせます。今日に始まったことではないけど、上位スタートのフェラーリは何故一台も表彰台に乗れん?!

《ファステストラップとそのタイミング》
 ハミルトン   (メルセデス・M)1分21秒386
 57周目/70周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:19台(19台フィニッシュ)
 規定周回:7台

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)

このレースはフェルスタッペンの速さよりも「強さ」を改めて感じることができました。まさか10番手から優勝までもぎ取るとはレース前まで想像もつきませんでしたよね。土曜予選はマシントラブルもあり中団に埋もれる結果となったわけですが、それが運良く「スタートタイヤのチョイスと戦略の幅広さ」を生みました。さらには思いの外フェラーリのペースもよくなく、ルクレールは「ハードタイヤを選ばざるを得ない」状況もフェルスタッペンを有利にしました。現時点でフェルスタッペンは258ポイントに達し、ルクレールとのポイント差は80になりました。仮に残る後半戦全てでルクレールがファステストラップ付きの全勝をし、フェルスタッペンが2位で終えた場合のみ、ルクレールはフェルスタッペンを上回ることができる(9戦×8ポイント差+スプリント優勝=80ポイント加算で同点にはなりますが、フェルスタッペンがスプリントで入賞すれば、フェルスタッペンのポイントには及ばず、ルクレールの自力チャンピオンは無くなってしまいます(計算ミスに気付いたので後日修正しています。すみません)
フェルスタッペンの追い上げ逆転が驚異的過ぎて霞んでしまいますが、メルセデスの2人も実に健闘していたと思います。特にハミルトンは日に日に調子を取り戻し、結果的にはポールスタートで同じマシンに乗る相方に競り勝っているわけですから、恐れ入ります。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 オコン     (アルピーヌ・R)

せっかく速くて負けん気の強い「いいドライバー」なのに、その見出し方が時折残念に感じることがあります。どうにか1回ピットストップで乗り切り、アロンソと共にポイント獲得したからいいものの、バトルの最中リカルドにダブルでかわされた時は「それご覧なさい」と教科書通りの結果に呆れてしまいました。確かにアロンソに競り勝てば高評価が得られるかもしれないけど、どうしてオコンはこうもアロンソに張り合うのだろう。このレースの直後に発表された内容で「なるほど、そういうことか」と納得してしまいました。にしてもだよ、もったいないしくだらないよ。チームメイトももちろんライバルだが、昨年のように「強い味方」にもなる関係性でいなければ、次のチームメイトともギクシャクしちゃうよ。

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《第13戦ハンガリーGPのポイント》
・中団スタートからあの勝ち方されたら文句無し
・スタートタイヤチョイスだけの問題でもないか
・ラッセルの初優勝はまたいつかまでおあずけ
・オコンはイカン

サマーブレイクをウキウキで迎える者、ジリ貧状態で迎える者、様々いる中でひとまずF1はひと休み。まだチャンピオンシップが完全に終わったわけではありませんし、チャンピオン以外の順位争いは続いていきます。暑い夏を乗り切って、ヨーロッパラウンド再開を心待ちにしましょう。

最後に個人的な余談になりますが、約2ヶ月前に激しいバイブレーションとタコメーター異常により緊急入院するハメになった「miyabikunマシン1号機」残念ながら乗り換えることにしました。次はこのご時世に反比例した極悪燃費の大排気量マシンを選び、7月末から乗り始めているのですが、先日隣に並べて最後の洗車を済ませ、正式にお別れしてきました。2ヶ月振りにエンジンを回すとそんな時に限ってキレイに回るんですよね。何だよ、まだちゃんと動くんじゃないか!やめてくれよ、名残惜しいじゃないか!
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ただオドメーターを見ると、デジタル数字が消えかけていてそれもまた寂しい。やっぱり限界だったよね。12年半で245,252km、だいぶイジメてしまった。ごめんね、事故無く快適なドライブに付き合ってくれてありがとう。新1号機との安全を見守ってね。

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土曜フリー走行はウェット路面で行われ、予選では雨が上がっています。この方向、マシンの進行方向である北西を見ればはまあまあ穏やかに晴れているように見えても、振り返り南東方向を見ると
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こんな空。この時期日本でもよく見られる今にも雨がどさって降ってきそうな嫌な色をしています。最近は「線状降水帯」なんて言葉もよく聞かれ、雲の流れによってはなかなか止まない夕立にぶち当たってしまうことがありますよね。暑さに加え、昔はそんな雨の降り方は無かったような、、ただ知らなかっただけかな。

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フリー走行3回目でマシンを壊したアストンマーティンのベッテルの修復が急がれます。まだラストレースという訳ではないけど、よりによって発表一発目から、、間に合うか?!

《Q1》
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レッドブルのフェルスタッペンが 1分19秒を切るところまでもっていき、最大のライバルとなるフェラーリ勢の出方を待ちます。
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そこから約1分後、残り13分というところでフェラーリ2台がようやく重役出勤、時差出勤?!ハンガロリンクはあちらより有利で余裕か。
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フリー走行3回目はウェット路面ながら、スピードマスターのルクレールを上回ってトップタイムに名を刻んだウィリアムズのラティフィにも注目しています。ひとまず11番手におさまり、本領発揮はこれからかな?!これでタイムが無いのは重役出勤のフェラーリ2台を残すだけとなりました。
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1本目はサインツがセクター3で最速タイム通過も暫定4番手、ルクレールは10番手と遅れてきた割にはパンチが無い。
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フェラーリの弟分ハースはマグヌッセンが8番手に入れば、シューマッハは9番手についていく。それでいい、マグヌッセンに追い付け追い越せで成長していこう!
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残り3分でアルファロメオの周はエースを大きく引き離す暫定4番手に。周くんにだって初ポール初優勝の権利はある。成長著しい。
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Q1は修復には間に合うも各所でフラフラとステアリング修正を強いられたベッテル、アルファタウリの2台とウィリアムズの2台が脱落。ラティフィは結果的に定位置やないか!雨ならよかった?!
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こんな位置で走るベッテルをみているのは辛いです。本人もこれではモチベーションも保てず、他によそ見もしたくなるよね。。

《Q2》
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ポールポジションはもう獲得済みですが、初優勝はまだ。ノリスも初優勝が待たれる一人です。ハンガロリンクでしっかりトップタイムを築いて存在感を示す。
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その直後フェルスタッペンが新品ソフトタイヤでいよいよ1分17秒台に突入。
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こちらはペレスのタイムアタック。今回はこの位置でトラックリミットを判定するとのこと。皆さま、お見知り置きを。
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ん?さっきのペレスのトラックリミットは取り消されて復活?!ダメだよ、一度出したカードを引っ込めるなんて。みんな混乱するじゃん。ちゃんと熟考して、一発で決めてくれなきゃ。
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そんなペレスは改めてタイムアタックに挑むも、タイム向上は無くチームメイトの0.9秒落ち。乗れていないな。
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ペレスはその後オコンとボッタスに引きずり下ろされて11番手脱落。ほかハース2人、周、ストロールがここまで。ベッテルの脱落からもアストンマーティン自体がなかなか速さを見出せていません。来シーズンこの空きシートに座りたい人なんているのかな(笑)

《Q3》
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Q3は早い段階でタイムアタックに入ったフェラーリはルクレールがセクター3最速で1分17秒985。Q2より遅い。
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追従したサインツは全セクター最速で1分17秒505。これは速い。今回はサインツの日か?!
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フェラーリ2台に割って入ったのはメルセデスのラッセルです。サインツとのタイム差は大きいものの、初優勝を狙える位置につける。
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1本目最後にタイムアタックとなったフェルスタッペンはサインツから1.3秒も遅れています。ペレス共々、今回最速ではなさそう。
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ルクレールのラストアタックはサインツに肉薄するも上回ることができず。
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サインツはセクター2で遅れはあるものの、セクター1と3で最速をマークしてさらにタイムを削る。今回はサインツだ。
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と思ったのも束の間。ラッセルがサインツを上回ってきた。すごい、やったじゃん!

《予選結果》
P.P.ラッセル (メルセデス・ M)  1分17秒377
 2.サインツ (フェラーリ・F)  1分17秒421
 3.ルクレール(フェラーリ・F)  1分17秒567

ポール争いはフェラーリVSフェルスタッペンのいつもの構図を想定しており、もしかしたらノリスあたりがワンチャンあるかも、くらいに考えていたのですが、まさかのラッセルとは、、F1で4年目、参戦73戦目で初ポール獲得となりました。サインツはほぼポールは自分のものだと確信しただろうし、僅差で負けて悔しかったろうなぁ。

《先日の予選予想との答え合わせ》
2番手サインツ、4番手ノリス、7番手ハミルトン、13番手マグヌッセン、20番手ラティフィの5人正解でした。サインツは「ルクレールに僅差で及ばずの2番手」予想の意味合いでしたので、当たったというよりか「当たってしまった」感じです。まさかのラッセルとは。。(二度目)いやいや、もちろんいいことです。
レッドブル勢が不甲斐無かったですね。いつものペレスのみならず、フェルスタッペンも切れ味無く、ノーパワーに阻まれてしまいました。あと、アルファタウリも予想以上に振るいませんでした。ガスリーは迷走気味。

《Q3トップのラッセルと各チームの差》
 フェラーリ(サインツ)が0.04秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.33秒落ち※
 マクラーレン(ノリス)が0.39秒落ち
 アルピーヌ(アロンソ)は0.53秒落ち※
 メルセデス(ハミルトン)が0.66秒落ち※
 アルファロメオ(ボッタス)は0.78秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が1.45秒落ち※
 アストンマーティン(ストロール)は1.76秒落ち※
 アルファタウリ(角田)は1.86秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)も1.88秒落ち※
 ※は最速タイム(Q1,Q2)から算出

今回のチーム毎の最速タイムさは僅差であるため、小数点第3位(1/1000秒)で四捨五入しています。いつもの流れからいけば、フェラーリ2台が突出しており、リカルドを置き去りにしてノリスが果敢に食らい付く、という雰囲気ながら、ラッセルQ3でのラストアタックが一気に飛躍して、フェラーリ2台もろとも凌駕しています。チームメイトのハミルトンと比較しても、Q3とQ2でセッションこそ異なりますが、大差がみられます。
またこの予選はQ3進出者であっても、アロンソ、ハミルトン、リカルド、フェルスタッペンはQ2タイム(※印付き)がいます。持ちタイヤの関係のものもあれば、アタック中の交錯、肝心な時のノーパワーによるものもいます。全長自体や直線が短く、コーナーの多いサーキットではアタック中のマシンとクールダウンのマシンの交錯はつきものです。おまけに今回は雨上がりということで路面向上もありましたから、後発スタートの方が有利になったことも、番狂わせの要素の一つになり得ました。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ラッセル (メルセデス・ M)

今回はポールポジションを決める前からラッセルと次点のサインツの二択でした。サインツはルクレールを上回るキレキレ。このままポールで決まりかと思いきや、最後の最後でラッセルの会心の一撃が決まり、初ポールで今日イチに決定。今までももちろんウィリアムズでマシンの限界を超える走りやメルセデス移籍後もハミルトンを上回るなど満ち溢れた才能を見せてくれていましたが、今回はとても積極的にフェラーリを追尾。Q3はハミルトンを完全に置いてけぼりにして「もうこれで完全にハミルトンを超えたでしょう」とでも言っているかのような走りにみえました。ココは初優勝のチャンス巡るハンガリー、となればラッセルも勢いに乗り一人前目指すしかない!
次点は先程のサインツにこちらもここぞと言わんばかりに上位に食らいついたマクラーレンのノリスでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

該当無しとしますが、先述のようにレッドブル勢(レッドブルグループ4台)はちょっとガッカリでした。特にアルファタウリ、期待もしていたし、チャンスだったのよ?!
あと相変わらずのグズグズなトラックリミットの判定もダメですね。一度出して、やっぱり取り下げなんて、ペレスはもちろんのこと一度浮上して順位を落とされるなんて、気持ちも落ちちゃう。ヒューマンエラーとは正しくこのこと。早く電子制御、管理しちゃえばいいのに。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 ラッセル (メルセデス・M)
 2 サインツ (フェラーリ・F)
 3 ルクレール(フェラーリ・F)

チャンピオン争いを考えたら、レッドブルがお下がりになった隙に確実にルクレールを勝たせる。その方がシーズン通じて考えたら盛り上がります。ただ今回のフェラーリ内だけで考えたら、サインツの方が速さも安定感もありそうだし、シーズン半ばにしてフォーメーション発令は萎えてしまいます。よって、レース自体は退屈かもしれませんが「ハンガリーGP=初優勝」というセオリーに期待し、ラッセルの初優勝に期待しようではありませんか!きっとフェルスタッペンは決勝でカリカリ攻め立ててくるのでしょうが、ほら、まだこの先勝てそうなGPがいくつもあるし、貯金もあるじゃん。今回くらいはどうか、、お手柔らかにどうぞ(笑)

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