ココの優勝トロフィーって独特でオシャレですよね。街並みの建物もヨーロピアンでありながらもアゼルバイジャンと似たどことなくロシア風が無くもない。このトロフィーを手にするのは一体誰か?!あの方一択かな。
スタートタイヤはこのようになりました。14人が黄色いミディアムを選択。ちょっと後ろのペレスと目一杯後ろのラッセルが逆ストラテジーとなる白のハードタイヤ。中団以下のサインツ、ストロール、ガスリー、角田は赤のソフトをチョイスするという、三者三様で臨みます。中団以下のソフトは隊列が散らばる前に前へ浮上する魂胆でしょうが、上手くいくものなのかな。
スタートで自身最上位グリッドを獲得したアルファロメオの周が加速せず。ボッタス先輩はアウト側からそれを回避。
おーい、周はどこにいった?!期待したのにー。先頭では2番スタートのフェルスタッペンがインから並びかける。ノリスはアウトから。
フェルスタッペンがターン1出口でトップに立つ。ハミルトンは久々のポールスタートを活かすことができませんでした。これでこのレースの優勝対決は終了、しゃんしゃんって?!早っ。。4番スタートのピアストリはターン1のイン側を小回りして、一気に2位へ。巧みだなぁ。
ん?後方で水色2台がくっついていない?!まさか旧友仲良しがいよいよ同士討ち?!
違う。
出足が完全に遅れた周が右から左から後続に抜かれ、インから前に入り込んだリカルド(アルファタウリでしたね、慣れない)のリヤを小突く。
その反動でアルピーヌに追突し、オコンがガスリーを乗り上げる。こういうストーリーだったんですね。周は上位スタートから完全に出遅れて焦ったのかな。ターン1の減速に気が回らなかったんでしょうね。リカルドと周は戦列復帰しますが、アルピーヌ2台を遠隔リタイヤさせて、5秒のペナルティを食らっています。アルピーヌに言わせれば、5秒じゃ到底釣り合いません。
1周目終わりの順位昇降はこうなっています。角田くんは混乱に巻き込まれることなく、むしろそれを逆手にとって-6の11位浮上。すごい!リカルドに意外な形で勝っちゃいました。上位はポールのハミルトンが一気に3つ順位を落とし、以下は周のお陰で-1が続きます。
ヨーロッパラウンドに入ってから、アストンマーティンは平凡なレースが続いています。ストレート要素の薄いココならば健闘するかと思いきや、ペレスに抜かれたアロンソは渋滞のアタマをなし、後続が1秒以内のギャップでつかえています。渋滞を嫌ったウィリアムズのアルボンが9周目にミディアムタイヤからハードタイヤに履き替えると、翌10周目にソフトタイヤを履くストロール、角田、ミディアムのボッタスが同時にピットへ向かう。
三者皆がハードにスイッチしたのはいいとして、角田の静止時間は7.6秒だって?!四輪分でなく八輪分替えたのか?!
ピットアウトすると、アルボンは既にターン1の入口で「アンダーカットされにいった」形に。あーあ、スタートでジャンプアップしたのに、アルファタウリイズムが始まったかー。
上位のピット1回目は16周目に6位でソフト履きのサインツ、翌17周目に4位走行でミディアムのハミルトン、18周目に3位のノリスがそれぞれハードに履き替え。そしてノリスと同じ周回で入ったルクレールは
9.4秒とは、こりゃまたたっぷりと再給油しましたなぁ。って、今は給油ないんだった。。
何故だか予選でしくったサインツの後ろへ。こちらも「アンダーカットされにいった」ということ。似とるのう。
ノリスの翌周19周目に暫定2位のピアストリが入ってきました。静止時間は2.0秒とかなり上出来。これならば2.3秒だったノリスと比較しても、、、あーっ!!
アウトからノリス。ノリスはピットアウトラップをバカっ速で走り、ピアストリをアンダーカットして2位に浮上しました。同じチームとはいえライバル。ノリスが一枚上手でしたな。ちなみにフェルスタッペンはミディアムを24周目まで履き、2位ノリスに対して5秒のマージンを築いて危なげ無し。
一時期暫定2位まで浮上してきた9番スタートのペレスは25周でハードからミディアムにスイッチ、ルクレール、サインツ、ラッセルと1台ずつ丁寧にさばき
レース後半の40周目に4位ハミルトンを捕らえる位置まで来ました。
トラック中央のラインを走るペレスに対し、ハミルトンはコーナーの外側スレスレを走っていく。コーナーで踏ん張れないんでしょう?!
ハミルトンは無線でこぼす。ほらね。昔は「三味線ひいているー」だなんて言われましたが、今はそんな余裕も無くマジなやつ。それを聞いたペレスは
43周目に2回目のピットへ。
前では3位のピアストリくんと同時ではないか。ピットで0.9秒削っちゃったもんねー。
誰かが2回目に入れば、ライバルも続かない訳にもいかない。フェラーリの2回目は先程と逆でルクレールから。
翌周にサインツ。その心は?!
ほほう、ルクレールにエラく気を遣ってるねぇ。せめてもの罪滅ぼしか。ライバルと争わないでチーム内でこちょこちょ何やってるの?!(笑)
先程ピットインが揃ったピアストリとペレスの至近戦が続いています。ペレスはファステストラップをマークし、ピアストリをかわせば実質表彰台登壇が濃厚になる。
ストレートエンドでアウト側からやられた。。
今度は50周目にタイヤ交換を終えたハミルトンがピアストリを襲う。
もう限界。。その後ろはだいぶマージンがあるから、5位は確実かな。
ペレス、その勢いでノリスもいっちゃうか?!クドいけど予選さえもう少し上位であれば、こんな苦労せずノリスも軽々と討伐できたでしょう。
こんな大差はつけないにしてもね。
《決勝結果》
1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
2 ノリス (マクラーレン・M)
3 ペレス (レッドブル・HRB)
スタート直後のターン1でトップを獲ってからは、2位を30秒以上の大差をつける。レースは趣味、レースが大好きフェルスタッペンはこのようなレース展開、勝ち方でも楽しめているんだろうか。。フェルスタッペンの連勝は7、チームの連勝はシーズンで11、通算12連勝となり、これからは未知の世界へ入っていきます。ノリスは2戦連続の2位、ペレスは2戦振りの登壇となりました(それは言わなくていい?!)
アルファタウリの角田はつられピット、待たされピット、お預けピットの末、15位完走。古巣復帰初戦の相方リカルドは70周回ってプラマイゼロ。マシンの戦闘力や奇抜な戦略を採るチームにしては悪くないでしょうか。
《ファステストラップとそのタイミング》
フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分20秒504
53周目/70周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ペレス (レッドブル・HRB)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
完走台数:18台(17台フィニッシュ)
規定周回:9台
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
ノリス(マクラーレン・M)
連続で選ぶのはどうかなという観点で迷ったのですが、ピアストリは3位に落ちた後、ダラついて踏ん張り切れなかったこと。ペレスは決勝で頑張ったけど、やっぱり悔やまれるスターティンググリッド。フェルスタッペンの連勝はめちゃすごいけど退屈な「いつものやつ」ということで、ノリスにしました。
もう優勝していい逸材だと思うのですが「2位の壁」が厚いですね。フジテレビNEXTの解説でも何がし話題となっていましたが、ピアストリよりも1周早く迎えることとなった1回目のピットアウトラップがとてつもなく速く、ピアストリに対して容赦無くアンダーカットを決め「チーム内の上下関係」をはっきりさせました。ピアストリは大型新人であり、チームとしてはノリスと共に頼もしいラインナップであることが証明されました。ただチームメイトでありながら「ライバル」でもある。勝てるレースは持てる力をフルに使って前に出るのがドライバーであり、自身の地位を高めます。なかなか今シーズンの環境下では「優勝」はノリスだけの力では難しく、2位が限界かもしれません。ただ今の位置、フェルスタッペンという強力なライバル、ピアストリという若く強力なチームメイトとのバトルは決して無駄にはなりません。何かのチャンス、巡り合わせでいつの日かこの経験が実ることを願っています。
スタート直後のターン1でインをピタリと陣取り、スルスルっと2位に浮上したピアストリも見事でした。さっきのノリスの裏返しで、ノリスという強力なチームメイトに対しても決して見劣りしない新人。ノリスにシレっと前を奪われたり、後半に先輩達に呑み込まれて悔しい決勝レースにはなりましたが、1年目からこの位置でのこんな経験なかなか出来ないしすごいことだぞ!
本家で受賞となったペレスの選出には迷いました。予選から前向きに取り組み、決勝でもその必死さがひしひしと伝わってきました。表彰台獲得、追い上げた数は立派な結果。しかしながらいくら予選順位よりも決勝で追い上げらればいいとはいえ、このレースは確実に2位になれたはず。チャンピオン獲得は諦めたかもしれませんが「ランキング2位」はまだ決まっていません。いい車に乗っているんだから、頑張って!
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
該当無し
悪目立ちしてしまったアルファロメオの周は期待していただけに残念でしたし、本人が一番悔やんでいるはずです。上位スタートで手元が震えたのか、本当にメカニカルな問題なのか、仕方無いかな。言うてもまだ2年目だし。ただよくなかったのはスタートでズバズバ抜かれて、前方のふん詰まりに適応できず、自身と一次被害者(リカルド)こそ自走できたものの、二次被害者(アルピーヌ2台)は一つもターン出来ずに闇に葬ってしまったこと。初めは「アルピーヌ2人がいよいよ同士討ちか?!」と勘違いしちゃったぞ。ピアストリもいい経験になったろうし、周にとってもいい経験になったはず。
あと、毎度ながら話題に出していいのか、この期に及んで度々出す必要があるのか考えてしまいますが、イタリア系チームも「ネタ」を欠かしませんね。予選のサインツは自分のせいにしても、決勝1回目のルクレールのピットはお粗末。そこから何故かサインツを犠牲にアンダーカットさせて、チームせめてもの罪滅ぼし。それをルクレールは自身の速度超過でドツボにハマる。F1界のシンボル的チームが一丸となっての喜劇、ギャグ漫画か(笑)
もう一つ。毎度ながらmiyabikun日本人とはいえ、特別に角田くんのみ推しの観戦はしていません。どのチームに乗ろうともF1のシートが継続できれば引き続き注目して応援しますし、もし仮にシート争奪戦に敗れて、喪失するようなことがあれば「残念だけど、それまで」と割り切ります。国籍関係無く、平等。とはいえ、こちらもライバルに合わせたのかつられたのか、1回目はピットロスで順位をライバルに献上。その後の2回目のロングスティントも拷問のようにみえて疑問符が付きます。確かにリカルドは優秀。タイヤもしっかり保たせて復帰初戦を無難にこなしました。一方で角田くんもしっかりといいスタートダッシュ決めてジャンプアップしていましたよ?!ペースはイマイチながら、与えられたマシンで堪えていましたよ?!ストロールに似た位置を走りながら10位入賞を果たしたストロールに対し、角田は15位まで転落してしまいました。ドライバーの出来以上にチームがより悪く演出するのは残念極まりないす。。ドライバーをいい側に演出してあげて下さい。
《ドライバーズポイントランキング》
1 → フェルスタッペン 281pts
2 → ペレス 171pts(-110pts)
3 → アロンソ 139pts (-32pts)
4 → ハミルトン 133pts (-6pts)
5 ↑ ラッセル 90pts (-43pts)
《コンストラクターズポイントランキング》
1 → レッドブル 452pts
2 → メルセデス 223pts(-229pts)
3 → アストンマーティン 184pts (-39pts)
4 → フェラーリ 167pts (-17pts)
5 → マクラーレン 87pts (-80pts)
《第11戦ハンガリーGPのポイント》
・2番発進もコーナー1つでちょちょいと勝てちゃう
・優勝と2位の壁がとても厚く立ちはだかるノリス
・遅れ帳消しにしても自ら台無しにするルクレール
・スタートでチビった周、自身無事も前は大惨事
あ。
あーあノリス。。やっちまったなぁ。それやっちゃうと、いつまでもその「壁」破らせてもらえなさそう(笑)
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ココの優勝トロフィーって独特でオシャレですよね。街並みの建物もヨーロピアンでありながらもアゼルバイジャンと似たどことなくロシア風が無くもない。このトロフィーを手にするのは一体誰か?!あの方一択かな。
スタートタイヤはこのようになりました。14人が黄色いミディアムを選択。ちょっと後ろのペレスと目一杯後ろのラッセルが逆ストラテジーとなる白のハードタイヤ。中団以下のサインツ、ストロール、ガスリー、角田は赤のソフトをチョイスするという、三者三様で臨みます。中団以下のソフトは隊列が散らばる前に前へ浮上する魂胆でしょうが、上手くいくものなのかな。
スタートで自身最上位グリッドを獲得したアルファロメオの周が加速せず。ボッタス先輩はアウト側からそれを回避。
おーい、周はどこにいった?!期待したのにー。先頭では2番スタートのフェルスタッペンがインから並びかける。ノリスはアウトから。
フェルスタッペンがターン1出口でトップに立つ。ハミルトンは久々のポールスタートを活かすことができませんでした。これでこのレースの優勝対決は終了、しゃんしゃんって?!早っ。。4番スタートのピアストリはターン1のイン側を小回りして、一気に2位へ。巧みだなぁ。
ん?後方で水色2台がくっついていない?!まさか旧友仲良しがいよいよ同士討ち?!
違う。
出足が完全に遅れた周が右から左から後続に抜かれ、インから前に入り込んだリカルド(アルファタウリでしたね、慣れない)のリヤを小突く。
その反動でアルピーヌに追突し、オコンがガスリーを乗り上げる。こういうストーリーだったんですね。周は上位スタートから完全に出遅れて焦ったのかな。ターン1の減速に気が回らなかったんでしょうね。リカルドと周は戦列復帰しますが、アルピーヌ2台を遠隔リタイヤさせて、5秒のペナルティを食らっています。アルピーヌに言わせれば、5秒じゃ到底釣り合いません。
1周目終わりの順位昇降はこうなっています。角田くんは混乱に巻き込まれることなく、むしろそれを逆手にとって-6の11位浮上。すごい!リカルドに意外な形で勝っちゃいました。上位はポールのハミルトンが一気に3つ順位を落とし、以下は周のお陰で-1が続きます。
ヨーロッパラウンドに入ってから、アストンマーティンは平凡なレースが続いています。ストレート要素の薄いココならば健闘するかと思いきや、ペレスに抜かれたアロンソは渋滞のアタマをなし、後続が1秒以内のギャップでつかえています。渋滞を嫌ったウィリアムズのアルボンが9周目にミディアムタイヤからハードタイヤに履き替えると、翌10周目にソフトタイヤを履くストロール、角田、ミディアムのボッタスが同時にピットへ向かう。
三者皆がハードにスイッチしたのはいいとして、角田の静止時間は7.6秒だって?!四輪分でなく八輪分替えたのか?!
ピットアウトすると、アルボンは既にターン1の入口で「アンダーカットされにいった」形に。あーあ、スタートでジャンプアップしたのに、アルファタウリイズムが始まったかー。
上位のピット1回目は16周目に6位でソフト履きのサインツ、翌17周目に4位走行でミディアムのハミルトン、18周目に3位のノリスがそれぞれハードに履き替え。そしてノリスと同じ周回で入ったルクレールは
9.4秒とは、こりゃまたたっぷりと再給油しましたなぁ。って、今は給油ないんだった。。
何故だか予選でしくったサインツの後ろへ。こちらも「アンダーカットされにいった」ということ。似とるのう。
ノリスの翌周19周目に暫定2位のピアストリが入ってきました。静止時間は2.0秒とかなり上出来。これならば2.3秒だったノリスと比較しても、、、あーっ!!
アウトからノリス。ノリスはピットアウトラップをバカっ速で走り、ピアストリをアンダーカットして2位に浮上しました。同じチームとはいえライバル。ノリスが一枚上手でしたな。ちなみにフェルスタッペンはミディアムを24周目まで履き、2位ノリスに対して5秒のマージンを築いて危なげ無し。
一時期暫定2位まで浮上してきた9番スタートのペレスは25周でハードからミディアムにスイッチ、ルクレール、サインツ、ラッセルと1台ずつ丁寧にさばき
レース後半の40周目に4位ハミルトンを捕らえる位置まで来ました。
トラック中央のラインを走るペレスに対し、ハミルトンはコーナーの外側スレスレを走っていく。コーナーで踏ん張れないんでしょう?!
ハミルトンは無線でこぼす。ほらね。昔は「三味線ひいているー」だなんて言われましたが、今はそんな余裕も無くマジなやつ。それを聞いたペレスは
43周目に2回目のピットへ。
前では3位のピアストリくんと同時ではないか。ピットで0.9秒削っちゃったもんねー。
誰かが2回目に入れば、ライバルも続かない訳にもいかない。フェラーリの2回目は先程と逆でルクレールから。
翌周にサインツ。その心は?!
ほほう、ルクレールにエラく気を遣ってるねぇ。せめてもの罪滅ぼしか。ライバルと争わないでチーム内でこちょこちょ何やってるの?!(笑)
先程ピットインが揃ったピアストリとペレスの至近戦が続いています。ペレスはファステストラップをマークし、ピアストリをかわせば実質表彰台登壇が濃厚になる。
ストレートエンドでアウト側からやられた。。
今度は50周目にタイヤ交換を終えたハミルトンがピアストリを襲う。
もう限界。。その後ろはだいぶマージンがあるから、5位は確実かな。
ペレス、その勢いでノリスもいっちゃうか?!クドいけど予選さえもう少し上位であれば、こんな苦労せずノリスも軽々と討伐できたでしょう。
こんな大差はつけないにしてもね。
《決勝結果》
1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
2 ノリス (マクラーレン・M)
3 ペレス (レッドブル・HRB)
スタート直後のターン1でトップを獲ってからは、2位を30秒以上の大差をつける。レースは趣味、レースが大好きフェルスタッペンはこのようなレース展開、勝ち方でも楽しめているんだろうか。。フェルスタッペンの連勝は7、チームの連勝はシーズンで11、通算12連勝となり、これからは未知の世界へ入っていきます。ノリスは2戦連続の2位、ペレスは2戦振りの登壇となりました(それは言わなくていい?!)
アルファタウリの角田はつられピット、待たされピット、お預けピットの末、15位完走。古巣復帰初戦の相方リカルドは70周回ってプラマイゼロ。マシンの戦闘力や奇抜な戦略を採るチームにしては悪くないでしょうか。
《ファステストラップとそのタイミング》
フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分20秒504
53周目/70周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
ペレス (レッドブル・HRB)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
完走台数:18台(17台フィニッシュ)
規定周回:9台
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
ノリス(マクラーレン・M)
連続で選ぶのはどうかなという観点で迷ったのですが、ピアストリは3位に落ちた後、ダラついて踏ん張り切れなかったこと。ペレスは決勝で頑張ったけど、やっぱり悔やまれるスターティンググリッド。フェルスタッペンの連勝はめちゃすごいけど退屈な「いつものやつ」ということで、ノリスにしました。
もう優勝していい逸材だと思うのですが「2位の壁」が厚いですね。フジテレビNEXTの解説でも何がし話題となっていましたが、ピアストリよりも1周早く迎えることとなった1回目のピットアウトラップがとてつもなく速く、ピアストリに対して容赦無くアンダーカットを決め「チーム内の上下関係」をはっきりさせました。ピアストリは大型新人であり、チームとしてはノリスと共に頼もしいラインナップであることが証明されました。ただチームメイトでありながら「ライバル」でもある。勝てるレースは持てる力をフルに使って前に出るのがドライバーであり、自身の地位を高めます。なかなか今シーズンの環境下では「優勝」はノリスだけの力では難しく、2位が限界かもしれません。ただ今の位置、フェルスタッペンという強力なライバル、ピアストリという若く強力なチームメイトとのバトルは決して無駄にはなりません。何かのチャンス、巡り合わせでいつの日かこの経験が実ることを願っています。
スタート直後のターン1でインをピタリと陣取り、スルスルっと2位に浮上したピアストリも見事でした。さっきのノリスの裏返しで、ノリスという強力なチームメイトに対しても決して見劣りしない新人。ノリスにシレっと前を奪われたり、後半に先輩達に呑み込まれて悔しい決勝レースにはなりましたが、1年目からこの位置でのこんな経験なかなか出来ないしすごいことだぞ!
本家で受賞となったペレスの選出には迷いました。予選から前向きに取り組み、決勝でもその必死さがひしひしと伝わってきました。表彰台獲得、追い上げた数は立派な結果。しかしながらいくら予選順位よりも決勝で追い上げらればいいとはいえ、このレースは確実に2位になれたはず。チャンピオン獲得は諦めたかもしれませんが「ランキング2位」はまだ決まっていません。いい車に乗っているんだから、頑張って!
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
該当無し
悪目立ちしてしまったアルファロメオの周は期待していただけに残念でしたし、本人が一番悔やんでいるはずです。上位スタートで手元が震えたのか、本当にメカニカルな問題なのか、仕方無いかな。言うてもまだ2年目だし。ただよくなかったのはスタートでズバズバ抜かれて、前方のふん詰まりに適応できず、自身と一次被害者(リカルド)こそ自走できたものの、二次被害者(アルピーヌ2台)は一つもターン出来ずに闇に葬ってしまったこと。初めは「アルピーヌ2人がいよいよ同士討ちか?!」と勘違いしちゃったぞ。ピアストリもいい経験になったろうし、周にとってもいい経験になったはず。
あと、毎度ながら話題に出していいのか、この期に及んで度々出す必要があるのか考えてしまいますが、イタリア系チームも「ネタ」を欠かしませんね。予選のサインツは自分のせいにしても、決勝1回目のルクレールのピットはお粗末。そこから何故かサインツを犠牲にアンダーカットさせて、チームせめてもの罪滅ぼし。それをルクレールは自身の速度超過でドツボにハマる。F1界のシンボル的チームが一丸となっての喜劇、ギャグ漫画か(笑)
もう一つ。毎度ながらmiyabikun日本人とはいえ、特別に角田くんのみ推しの観戦はしていません。どのチームに乗ろうともF1のシートが継続できれば引き続き注目して応援しますし、もし仮にシート争奪戦に敗れて、喪失するようなことがあれば「残念だけど、それまで」と割り切ります。国籍関係無く、平等。とはいえ、こちらもライバルに合わせたのかつられたのか、1回目はピットロスで順位をライバルに献上。その後の2回目のロングスティントも拷問のようにみえて疑問符が付きます。確かにリカルドは優秀。タイヤもしっかり保たせて復帰初戦を無難にこなしました。一方で角田くんもしっかりといいスタートダッシュ決めてジャンプアップしていましたよ?!ペースはイマイチながら、与えられたマシンで堪えていましたよ?!ストロールに似た位置を走りながら10位入賞を果たしたストロールに対し、角田は15位まで転落してしまいました。ドライバーの出来以上にチームがより悪く演出するのは残念極まりないす。。ドライバーをいい側に演出してあげて下さい。
《ドライバーズポイントランキング》
1 → フェルスタッペン 281pts
2 → ペレス 171pts(-110pts)
3 → アロンソ 139pts (-32pts)
4 → ハミルトン 133pts (-6pts)
5 ↑ ラッセル 90pts (-43pts)
《コンストラクターズポイントランキング》
1 → レッドブル 452pts
2 → メルセデス 223pts(-229pts)
3 → アストンマーティン 184pts (-39pts)
4 → フェラーリ 167pts (-17pts)
5 → マクラーレン 87pts (-80pts)
《第11戦ハンガリーGPのポイント》
・2番発進もコーナー1つでちょちょいと勝てちゃう
・優勝と2位の壁がとても厚く立ちはだかるノリス
・遅れ帳消しにしても自ら台無しにするルクレール
・スタートでチビった周、自身無事も前は大惨事
あ。
あーあノリス。。やっちまったなぁ。それやっちゃうと、いつまでもその「壁」破らせてもらえなさそう(笑)
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