F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:第11戦

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ココの優勝トロフィーって独特でオシャレですよね。街並みの建物もヨーロピアンでありながらもアゼルバイジャンと似たどことなくロシア風が無くもない。このトロフィーを手にするのは一体誰か?!あの方一択かな。

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スタートタイヤはこのようになりました。14人が黄色いミディアムを選択。ちょっと後ろのペレスと目一杯後ろのラッセルが逆ストラテジーとなる白のハードタイヤ。中団以下のサインツ、ストロール、ガスリー、角田は赤のソフトをチョイスするという、三者三様で臨みます。中団以下のソフトは隊列が散らばる前に前へ浮上する魂胆でしょうが、上手くいくものなのかな。

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スタートで自身最上位グリッドを獲得したアルファロメオの周が加速せず。ボッタス先輩はアウト側からそれを回避。
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おーい、周はどこにいった?!期待したのにー。先頭では2番スタートのフェルスタッペンがインから並びかける。ノリスはアウトから。
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フェルスタッペンがターン1出口でトップに立つ。ハミルトンは久々のポールスタートを活かすことができませんでした。これでこのレースの優勝対決は終了、しゃんしゃんって?!早っ。。4番スタートのピアストリはターン1のイン側を小回りして、一気に2位へ。巧みだなぁ。
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ん?後方で水色2台がくっついていない?!まさか旧友仲良しがいよいよ同士討ち?!
違う。
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出足が完全に遅れた周が右から左から後続に抜かれ、インから前に入り込んだリカルド(アルファタウリでしたね、慣れない)のリヤを小突く。
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その反動でアルピーヌに追突し、オコンがガスリーを乗り上げる。こういうストーリーだったんですね。周は上位スタートから完全に出遅れて焦ったのかな。ターン1の減速に気が回らなかったんでしょうね。リカルドと周は戦列復帰しますが、アルピーヌ2台を遠隔リタイヤさせて、5秒のペナルティを食らっています。アルピーヌに言わせれば、5秒じゃ到底釣り合いません。
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1周目終わりの順位昇降はこうなっています。角田くんは混乱に巻き込まれることなく、むしろそれを逆手にとって-6の11位浮上。すごい!リカルドに意外な形で勝っちゃいました。上位はポールのハミルトンが一気に3つ順位を落とし、以下は周のお陰で-1が続きます。

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ヨーロッパラウンドに入ってから、アストンマーティンは平凡なレースが続いています。ストレート要素の薄いココならば健闘するかと思いきや、ペレスに抜かれたアロンソは渋滞のアタマをなし、後続が1秒以内のギャップでつかえています。渋滞を嫌ったウィリアムズのアルボンが9周目にミディアムタイヤからハードタイヤに履き替えると、翌10周目にソフトタイヤを履くストロール、角田、ミディアムのボッタスが同時にピットへ向かう。
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三者皆がハードにスイッチしたのはいいとして、角田の静止時間は7.6秒だって?!四輪分でなく八輪分替えたのか?!
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ピットアウトすると、アルボンは既にターン1の入口で「アンダーカットされにいった」形に。あーあ、スタートでジャンプアップしたのに、アルファタウリイズムが始まったかー。

上位のピット1回目は16周目に6位でソフト履きのサインツ、翌17周目に4位走行でミディアムのハミルトン、18周目に3位のノリスがそれぞれハードに履き替え。そしてノリスと同じ周回で入ったルクレールは
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9.4秒とは、こりゃまたたっぷりと再給油しましたなぁ。って、今は給油ないんだった。。
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何故だか予選でしくったサインツの後ろへ。こちらも「アンダーカットされにいった」ということ。似とるのう。
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ノリスの翌周19周目に暫定2位のピアストリが入ってきました。静止時間は2.0秒とかなり上出来。これならば2.3秒だったノリスと比較しても、、、あーっ!!
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アウトからノリス。ノリスはピットアウトラップをバカっ速で走り、ピアストリをアンダーカットして2位に浮上しました。同じチームとはいえライバル。ノリスが一枚上手でしたな。ちなみにフェルスタッペンはミディアムを24周目まで履き、2位ノリスに対して5秒のマージンを築いて危なげ無し。

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一時期暫定2位まで浮上してきた9番スタートのペレスは25周でハードからミディアムにスイッチ、ルクレール、サインツ、ラッセルと1台ずつ丁寧にさばきIMG_9681
レース後半の40周目に4位ハミルトンを捕らえる位置まで来ました。FullSizeRender
トラック中央のラインを走るペレスに対し、ハミルトンはコーナーの外側スレスレを走っていく。コーナーで踏ん張れないんでしょう?!
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ハミルトンは無線でこぼす。ほらね。昔は「三味線ひいているー」だなんて言われましたが、今はそんな余裕も無くマジなやつ。それを聞いたペレスは
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43周目に2回目のピットへ。
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前では3位のピアストリくんと同時ではないか。ピットで0.9秒削っちゃったもんねー。

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誰かが2回目に入れば、ライバルも続かない訳にもいかない。フェラーリの2回目は先程と逆でルクレールから。
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翌周にサインツ。その心は?!
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ほほう、ルクレールにエラく気を遣ってるねぇ。せめてもの罪滅ぼしか。ライバルと争わないでチーム内でこちょこちょ何やってるの?!(笑)

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先程ピットインが揃ったピアストリとペレスの至近戦が続いています。ペレスはファステストラップをマークし、ピアストリをかわせば実質表彰台登壇が濃厚になる。
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ストレートエンドでアウト側からやられた。。
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今度は50周目にタイヤ交換を終えたハミルトンがピアストリを襲う。
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もう限界。。その後ろはだいぶマージンがあるから、5位は確実かな。

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ペレス、その勢いでノリスもいっちゃうか?!クドいけど予選さえもう少し上位であれば、こんな苦労せずノリスも軽々と討伐できたでしょう。
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こんな大差はつけないにしてもね。

《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ノリス     (マクラーレン・M)
 3 ペレス     (レッドブル・HRB)

スタート直後のターン1でトップを獲ってからは、2位を30秒以上の大差をつける。レースは趣味、レースが大好きフェルスタッペンはこのようなレース展開、勝ち方でも楽しめているんだろうか。。フェルスタッペンの連勝は7、チームの連勝はシーズンで11、通算12連勝となり、これからは未知の世界へ入っていきます。ノリスは2戦連続の2位、ペレスは2戦振りの登壇となりました(それは言わなくていい?!)
アルファタウリの角田はつられピット、待たされピット、お預けピットの末、15位完走。古巣復帰初戦の相方リカルドは70周回ってプラマイゼロ。マシンの戦闘力や奇抜な戦略を採るチームにしては悪くないでしょうか。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分20秒504
 53周目/70周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ペレス     (レッドブル・HRB)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:18台(17台フィニッシュ)
 規定周回:9台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ノリス(マクラーレン・M)

連続で選ぶのはどうかなという観点で迷ったのですが、ピアストリは3位に落ちた後、ダラついて踏ん張り切れなかったこと。ペレスは決勝で頑張ったけど、やっぱり悔やまれるスターティンググリッド。フェルスタッペンの連勝はめちゃすごいけど退屈な「いつものやつ」ということで、ノリスにしました。
もう優勝していい逸材だと思うのですが「2位の壁」が厚いですね。
フジテレビNEXTの解説でも何がし話題となっていましたが、ピアストリよりも1周早く迎えることとなった1回目のピットアウトラップがとてつもなく速く、ピアストリに対して容赦無くアンダーカットを決め「チーム内の上下関係」をはっきりさせました。ピアストリは大型新人であり、チームとしてはノリスと共に頼もしいラインナップであることが証明されました。ただチームメイトでありながら「ライバル」でもある。勝てるレースは持てる力をフルに使って前に出るのがドライバーであり、自身の地位を高めます。なかなか今シーズンの環境下では「優勝」はノリスだけの力では難しく、2位が限界かもしれません。ただ今の位置、フェルスタッペンという強力なライバル、ピアストリという若く強力なチームメイトとのバトルは決して無駄にはなりません。何かのチャンス、巡り合わせでいつの日かこの経験が実ることを願っています。
スタート直後のターン1でインをピタリと陣取り、スルスルっと2位に浮上したピアストリも見事でした。さっきのノリスの裏返しで、ノリスという強力なチームメイトに対しても決して見劣りしない新人。ノリスにシレっと前を奪われたり、後半に先輩達に呑み込まれて悔しい決勝レースにはなりましたが、1年目からこの位置でのこんな経験なかなか出来ないしすごいことだぞ!
本家で受賞となったペレスの選出には迷いました。予選から前向きに取り組み、決勝でもその必死さがひしひしと伝わってきました。表彰台獲得、追い上げた数は立派な結果。しかしながらいくら予選順位よりも決勝で追い上げらればいいとはいえ、このレースは確実に2位になれたはず。チャンピオン獲得は諦めたかもしれませんが「ランキング2位」はまだ決まっていません。いい車に乗っているんだから、頑張って!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

悪目立ちしてしまったアルファロメオの周は期待していただけに残念でしたし、本人が一番悔やんでいるはずです。上位スタートで手元が震えたのか、本当にメカニカルな問題なのか、仕方無いかな。言うてもまだ2年目だし。ただよくなかったのはスタートでズバズバ抜かれて、前方のふん詰まりに適応できず、自身と一次被害者(リカルド)こそ自走できたものの、二次被害者(アルピーヌ2台)は一つもターン出来ずに闇に葬ってしまったこと。初めは「アルピーヌ2人がいよいよ同士討ちか?!」と勘違いしちゃったぞ。ピアストリもいい経験になったろうし、周にとってもいい経験になったはず。
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あと、毎度ながら話題に出していいのか、この期に及んで度々出す必要があるのか考えてしまいますが、イタリア系チームも「ネタ」を欠かしませんね。予選のサインツは自分のせいにしても、決勝1回目のルクレールのピットはお粗末。そこから何故かサインツを犠牲にアンダーカットさせて、チームせめてもの罪滅ぼし。それをルクレールは自身の速度超過でドツボにハマる。F1界のシンボル的チームが一丸となっての喜劇、ギャグ漫画か(笑)
もう一つ。毎度ながらmiyabikun日本人とはいえ、特別に角田くんのみ推しの観戦はしていません。どのチームに乗ろうともF1のシートが継続できれば引き続き注目して応援しますし、もし仮にシート争奪戦に敗れて、喪失するようなことがあれば「残念だけど、それまで」と割り切ります。国籍関係無く、平等。とはいえ、こちらもライバルに合わせたのかつられたのか、1回目はピットロスで順位をライバルに献上。その後の2回目のロングスティントも拷問のようにみえて疑問符が付きます。確かにリカルドは優秀。タイヤもしっかり保たせて復帰初戦を無難にこなしました。一方で角田くんもしっかりといいスタートダッシュ決めてジャンプアップしていましたよ?!ペースはイマイチながら、与えられたマシンで堪えていましたよ?!ストロールに似た位置を走りながら10位入賞を果たしたストロールに対し、角田は15位まで転落してしまいました。ドライバーの出来以上にチームがより悪く演出するのは残念極まりないす。。ドライバーをいい側に演出してあげて下さい。

《ドライバーズポイントランキング》
   1  → フェルスタッペン 281pts
   2  → ペレス      171pts(-110pts)
   3  → アロンソ     139pts  (-32pts)
   4  → ハミルトン    133pts    (-6pts)
   5   ↑  ラッセル       90pts  (-43pts)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1  → レッドブル     452pts
   2  → メルセデス     223pts(-229pts)
   3  → アストンマーティン 184pts  (-39pts)
   4  → フェラーリ     167pts  (-17pts)
   5  → マクラーレン      87pts  (-80pts)

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《第11戦ハンガリーGPのポイント》
・2番発進もコーナー1つでちょちょいと勝てちゃう
・優勝と2位の壁がとても厚く立ちはだかるノリス
・遅れ帳消しにしても自ら台無しにするルクレール
・スタートでチビった周、自身無事も前は大惨事

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あ。
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あーあノリス。。やっちまったなぁ。それやっちゃうと、いつまでもその「壁」破らせてもらえなさそう(笑)
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先日の第3戦オーストラリアGPでも見かけた顔のプラカード。ここはオーストラリアではなくハンガリーです。久々(と言っても半年ちょっと振り)にリカルドがF1のシートに帰ってきました。中堅以下のチームでは走らんとしてきたリカルドがまさか古巣アルファタウリで復帰すると思いませんでした。元々は前身のトロ・ロッソで出世街道を築きましたから、下降気味のチームの成績底上げとなるか、お手並み拝見といきましょう。ペレスの顔が薄く見えるのが不安(そんなモンmiyabikunのさじ加減によるだろ)
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今回の予選はATA(代替えタイヤ割り当て)というルールが初めて導入されます。GPあたりのタイヤ使用本数を削減すべく、この予選においては各セッションでコンパウンドに指定が入ります。今までは「下位チームはQ1でソフトタイヤを入れて、少しでも上位グリッドを獲る」というギャンブルも可能でしたが、本件においては通用しなくなります。言い換えれば、渋滞や天候などの因子を除けば、全車イコールコンディションになるということ。予選全体での各車最速比較はし難くなるものの、セッション単位ではし易くなるとも言えます。

《Q1》
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最近の予選では矢面に立つことが多いレッドブルのペレスはまだ渋滞の少ない早めの時間帯から積極試走。ハードタイヤでアルピーヌ勢を上回る1分19秒292をマーク。後ろからはグループの先輩リカルドが後輩チームで追走。
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1本目は角田超えならず。やっぱりブランクとマシンの慣れ不慣れはあるよね。
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先日のヨーロッパラウンド二連戦はマクラーレンの台頭が光りました。今回の低速ヨーロッパのハンガリーではアルファロメオが元気か。ボッタスはまだQ1とはいえ、久々のトップタイムに名を刻んでいます。
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フェルスタッペンはボッタス超えせずの2番時計。まあまだまだ余裕か。とはいえ、感覚的には普段のフェルスタッペンの尖りっぷりはあまり感じないように思います。
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このハンガリーGPでもトラックリミットは厳しく監視、裁定されています。ハースのマグヌッセンに
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チームを牽引するウィリアムズのアルボンもギリちょんアウト。ほか、チームメイトのサージェントやマクラーレンのピアストリらも取り消し。
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リカルドは新品のハードに履き替えて暫定7番手。
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角田はリカルド超えの暫定4番手。ハンガロリンクならいつもの辛さも薄まるか?!
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時間いっぱいでハンガリー大得意のハミルトンがQ1脱落エリアの17番手にいます。トラック終盤の渋滞区間でライバルと共にさまよう。
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ここで落ちる訳にはいかないよね。チームメイトより一足先にセーフティエリアへ脱出。
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終盤に路面向上でパタパタと順位が入れ替わり、ウィリアムズ2台、角田、ハースのマグヌッセンに加え、何とメルセデスのラッセルが突破ならず。
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(何とじゃねえよ。久し振りにゲンコツいったぞ)
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「いえい!」トップ通過はアルファロメオの周!
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止めてーそんな比較!日本のネットが荒れるから、ネットが。。大変なのよ(笑)

《Q2》
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ミディアムタイヤフィックスのQ2突破もさっさと決めちゃうよ。ペレスは邪念を振り払う先陣切ってのタイム計測。いい心掛け。
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ペレスを上回ったフェルスタッペンに僅差で近付いたのはノリスでした。レッドブル並みのペースで走るマクラーレン。ハンガロリンクの特性にも適応できていそう。
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あ、フェルスタッペンに時間差トラックリミットでトップタイム取り消しでノリスが暫定トップに繰り上がり。いひひ、面白いことになってきたぞー!
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ラストアタックは大丈夫かにゃー?!ん?!
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同じコーナーは?!うーん、セーフか(残念)
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ノリス超えは叶わず2番手へ。速いには速いけど、いつもに比べて今回はやや控え目にみえますよね。Q3でドカンと一発やるんだろうから、まあいいけど。
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この方って、本当に予選大得意ですよね。ハースのマシンでこのギャップで来れるんだから「予選だけ選手権」やったら、チャンピオンクラスかも。
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ヒュルケンベルグと同じくフェラーリパワーユニットを搭載するアルファロメオの2台も引き続き好調。本家超え。
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「あ、俺ダメじゃん」
Q2ではその本家サインツ、アルピーヌ2台、アストンマーティンのストロールとリカルドがここまで。サインツ、しっかりせい!

《Q3》
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ペレスの予選は必死!下手に路面向上なんて待っていたら、明日のシートが無くなる。とにかくクリアラップでタイムを残すのだ。
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ノリス、ソフトタイヤを履いて1分16秒台へ。今回はイケるんちゃうか?!
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どわっ、やっぱり来たか。。これは速い。。これがフェルスタッペンだ。ハミルトンもノリスを上回り2番手へ。
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フェルスタッペンのダメ押しラストアタックは僅差で1本目を下回る。ノリスがフェルスタッペンより速いラップで来ているぞー?!
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ダメか、、。やっぱりフェルスタッペンか。。
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いや、ハミルトンだ!その差わずか0.003秒!
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「クーっ、この感覚たまらん!!懐かしやー」
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《予選結果》
P.P.ハミルトン   (メルセデス・M)   1分16秒609
 2.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分16秒612
 3.ノリス     (マクラーレン・M) 1分16秒694

何だかんだでポールポジションはフェルスタッペンなんじゃないの?!と半分以上決め込んで観戦に臨んだわけですが、今回も下馬票を覆すノリスが好調さや最後の最後は針の穴に糸を通すようなギャップでフェルスタッペンを凌駕して、とても見応えある予選となりました。
急遽ドライバー交代をしたアルファタウリは角田の慣れがリカルドを上回ると思っていたところ、結果リカルドがQ2進出13番手、角田は残念ながらQ1落ちの17番手と予想以上の差を生みました。アルファタウリも乗る人が乗れば、底上げが可能なのか。

《先日の予選予想との答え合わせ》
2番手のフェルスタッペン、3番手ノリス、10番手ヒュルケンベルグ、17番手の角田、20番手サージェントの5人正解でした。最近のmiyabikunにしては上出来(笑)ご褒美として今日のおやつは「ガリガリ君リッチ」を買うことを許可してあげたいと思います。
フェルスタッペンはピンポイントで正解したものの、紙一重でしたね。しかしポールポジションを外すのは情けない。。そしてmiyabikunがポールポジションと予想したドライバーもなかなか不甲斐無い予選でした。意外だったのは、苦戦すると勝手に予想していたメルセデス勢はキングのみ通用しなかったこと。アルファはアルファでも、アルファロメオの方はココでは大健闘したこと。また、アルファのタウリに大抜擢されたリカルドはやっぱりベテランだわ。という点。あと、ペ◯スは2番手はおろか、最早5番手以内という予想も立たぬか。

《Q3トップのハミルトンと各チームの差》
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.003秒落ち
 マクラーレン(ノリス)は0.085秒落ち
 アルファロメオ(周)が0.362秒落ち
 フェラーリ(ルクレール)が0.383秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.426秒落ち
 ハース(ヒュルケンベルグ)が0.577秒落ち
 アルピーヌ(オコン)は1.232秒落ち※
 アルファタウリ(リカルド)は1.393秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)は2.308秒落ち
 メルセデス(ラッセル)が2.418秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

今回のチーム別最速タイム比較はご承知の通り、ATA規定によるタイヤコンパウンドの違いを伴うため、Q1、Q2、Q3それぞれで比較してあげないと同列評価にはなりません。よって参考程度でご覧下さい。
それにしてもレッドブル(フェルスタッペン)とメルセデス(ハミルトン)、マクラーレン(ノリス)が激僅差ですね。すごいのはレッドブルとメルセデスはチームメイトと差がついたものの、マクラーレンはノリスだけでなく、その後ろ4番手にしっかりピアストリが追尾できていること。

〈Q1トップの周と各チームの差〉
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.175秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.250秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は0.321秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)が0.434秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.437秒落ち
 ハース(ヒュルケンベルグ)が0.552秒落ち
 アルピーヌ(ガスリー)は0.600秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が0.632秒落ち
 アルファタウリ(リカルド)は0.763秒落ち
 ウィリアムズ(アルボン)は0.774秒落ち
 ※Q1はハードタイヤ(C3)のみでタイムアタック

こちらも参考まで、全チーム揃うQ1のチーム別最速タイムを比較しました。周は頑張りつつもイレギュラーとしてみれば、中低速要素のハンガロリンクの予選一発の勢力図がみえるようです。ハースの上位はヒュルケンベルグ様々ですね。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ハミルトン(メルセデス・M)

Q3の途中までは久々に2人揃ってQ3進出を果たしたアルファロメオ(特にQ1トップ通過した周くん)や予選(だけ)は本当に大得意大健闘のヒュルケンベルグあたりが有力候補だったのですが、最後の最後にアレをみせられちゃあ、選ばないわけにもいかぬ。優しい優しいmiyabikunが今回選んだのは元、いや今でもF1キングのハミルトンです。
最近は圧倒的な強さを身に付けたフェルスタッペンや移籍直後からチャンピオン争いしていた時代の輝きを放つアロンソ、さらにはヨーロッパラウンドに入り名門復活の片鱗をみせる若きマクラーレン2人らの存在により、目立つことを忘れかけていたハミルトン。今まではマシンやチーム(チームメイトにも?)恵まれて、散々勝ってきた時代が長かっただけあって、誉めることもはばかってしまうことが正直ありましたが、今回のハミルトンの予選、特にQ3は見応えのあるもので、久々にすごさを知らしめられました。時代はフェルスタッペン、またチームメイトのラッセルに移りつつあります。それが自然な流れ、時代です。しかしやっぱりハミルトンは現代F1のキング。通算104回、ハンガリーGPで9回目のポールポジションはかなり立派な記録であることは言うまでも無く、勢いある時代はフェルスタッペンに終止符を打たれつつも、そのフェルスタッペンを止められるのは、この人しかいないのかもしれません(逆にいえば、若手の有望株、もっと頑張れ!)
上記アルファロメオ2人、ヒュルケンベルグ以外の次点はリカルドでした。昨年までのレギュラー時代晩年は度々ディスってしまいましたが、F1先輩格をしっかり保ち、頑張りました。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

今回も現代F1の天敵「トラックリミット」が各所各人でバシバシ時間差発動して、飽き飽きしてしまう一面はありつつも、あれはれっきとしたルールで仕方無し。また初導入のATA(代替えタイヤ割り当て)による予選には是非がありつつも、イコールコンディションという観点では「悪」と一言でも言い切れないため、無しとしました。

ATAルール、皆さんはどのような印象を受けましたでしょうか。「予選前のフリー走行でフルアタックを避け、タイヤを温存する」だとか「ウチのマシンとそのタイヤコンパウンドは作動させるのが大変じゃ」だとか「そもそもタイヤをケチる世界最高峰レースは如何なモンか」などなど、様々な問題点や疑問点、不安要素を感じたと思います。miyabikunも曲がりなりにも個人的に「予選順位予想」なんぞ毎回やっているもんで、貴重な情報源であるフリー走行を程々にやられてしまうと、元も子もなく辛いのですが「各セッションでタイヤコンパウンドが統一されて、各車横並びになる」という点では面白いのかなと感じました。ただマシン、ドライバーによっては「タイヤを指定されるとポテンシャルを発揮出来ない」とか「決勝を見据えて予選のタイヤを使わなければならない要素が強まる」という点において、再考というより徐々に順応していかなければならないのかなとも感じました。あとはあるドライバーも会見で話していたように、そもそも「シーズン途中でこのようなルールを導入したり変更すること」自体がズルいと思いました。

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《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 ノリス     (マクラーレン・M)

最後は決勝の「2位3位予想」になります。ハミルトンの「104揃い」にも注目したいところですが、レースペースは太刀打ち出来なさそう。また気温や路面温度にもよるかもしれませんが、3位はノリスが何とか守り切れるか。ペ◯スもさすがに3位までは、、届かないのでは、、いや、わからんか。

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近年は「サマーブレイク前の最終戦」という暑い時期に行われてきたハンガリーGPが、今回はベルギーGPの前、やや早い時期に迎えています。ここまでのオーストリアやイギリスとは異なる毛色のサーキットで各チームの勢力図に変化が表れるのか(トップはまあおそらく変わらんのだろうな)
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《ハンガリーGPの基本情報》
 ハンガロリンク
  全長           :4.381km×70周=計306.670km
  開催回数 :38回目
  コーナー数:14箇所
  高低差       :34.7m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :なし

《サーキットの個人的印象》
 ・直線が短く、パワーよりコーナー重視
 ・ポールからの優勝が多く、抜きにくい
 ・何気に初優勝者を多く輩出している
 ・ゲームを通じて「走る面白さ」知る

比較的速度域の高いヨーロッパのクローズドサーキットのうち、格段に低いと言われるハンガロリンクも、近年はマシンの改良により比較的高速化され、低速から中高速のサーキット扱いになりつつあります。

と、今回はそんな月並みなサーキット云々についてよりも、驚くドライバー人事がありましたね。
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リカルド復活爆誕!アルファタウリのデ・フリースに代わり、レッドブルシミュレーション担当だったリカルド復帰となることが、イギリスGP明けに話題になりましたよね。かねてからリカルドは古巣レッドブルに拾ってもらう形でシミュレーションやプロモーション担当と言われていた中で、格下のアルファタウリの助っ人に起用、リカルドもそれを快諾したことに驚きです。まあドライバーたるもの、レースを観る側でなく走る側になりたいのは当たり前なわけで、リカルドとしてももしかしたらアルファタウリもしくはレッドブルのレギュラードライバー復帰のチャンスとなれば、今までの条件や希望抜きにして飛び付かない理由もありませんね。
これによりチームメイトとなる角田くんにとっては「格上の経験者」が横に座ることになり、マシンの戦闘力、自身のドライビングスキルを評価、判断されることとなります。レッドブル昇格が期待される前にやるべきことが増え、上手くいけば高評価、失敗すれば将来のシートが危ぶまれるという緊張感が走ります。角田くんの奮起。予選、決勝の走りがより注目されますね。

《過去5年のポールポジション》
 2022年 ラッセル    (メルセデス)
    1分17秒377
 2021年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分15秒419
 2020年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分13秒447
 2019年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分14秒572
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分35秒658

《ポールポジションレコードタイム》
 2020年 ハミルトン(メルセデス)
    1分13秒447(一周4.381km

《現役ポールポジション獲得者と回数》
  (★はその年のチャンピオン)

 8回 ハミルトン
   (2007,08★,12,13,15★,18★,20★,21)
 2回 アロンソ    (2003,09)
 1回 フェルスタッペン(2019)
   
ラッセル    (2022)

先日まで削除してきた「現役〜」各戦績にリカルドのものを今回から復活させました(ただしこれ以前は追記修正していません)
昨年のポールポジションは不調続く「ゼロポット」なるディテールを導入したメルセデスのラッセルが獲りましたね。近年をみてみると、ハンガリーはメルセデスのポールポジション獲得が多く、レッドブルはフェルスタッペンによるコロナ禍前の2019年まで遡ります。今シーズンは言うまでもなく、久々のポール奪還が最有力かな。2番手が熾烈になりそうです。

《過去5年の優勝者》
 2022年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2021年 オコン     (アルピーヌ)
 2020年 ハミルトン   (メルセデス)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)

《現役歴代優勝者と回数》
 8回 ハミルトン
   (2007,09,12,13,16,18★,19★,20★)
 1回 アロンソ    (2003)
   リカルド    (2014)
   オコン     (2021)
   フェルスタッペン(2022★)

ハミルトンが一人8勝を挙げ、他は今のところ1勝ずつに止まっています。
ハンガリーGPは今まで初優勝者を多く輩出することで有名です。現役では一昨年のオコンをはじめ、大ベテランのアロンソ。やや古い時代ではコバライネンやバトン、D・ヒルらがそれに含まれます。今シーズンの初優勝の期待といえば、、やはり先日大飛躍をみせたマクラーレンの2人、ノリスとピアストリあたりが一番近い位置にいるでしょうか。見てみたいですよね「2023年F1はレッドブルが多く勝ち、フェラーリやメルセデスは1勝も挙げられない中で『マクラーレンの若手』が唯一の勝利」なんて将来言ってみたいもの。叶わないでしょうが。今の段階で優勝者だけは既に決まってしまっているって?!

《過去5年のファステストラップ獲得者》
 2022年 ハミルトン   (メルセデス)
 2021年 ガスリー    (アルファタウリ)

 2020年 ハミルトン   (メルセデス)
 2019年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2018年 リカルド    (レッドブル)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》

 2回 リカルド    (2015,18)
   ハミルトン   (2020★,22)
 1回 アロンソ    (2017)
   フェルスタッペン(2019)
   ガスリー    (2021)

 《ファステストラップレコードタイム》
 2020年 ハミルトン(メルセデス)
    1分16秒627(一周4.381km

ラッセルが初ポールを獲ったなら、決勝のファステストラップは俺が貰うよと、昨年はハミルトンが獲得しています。こちらについてはハミルトンの名はおとなし目。今回復活を果たすリカルドと2回タイで並んでいます。リカルドもね、本来は速いんです。今回は今まで乗るマシンの中では最も戦闘力が劣りますが、過去にはランキング上位にいた複数回優勝者。見せ場を作ってほしいですね。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)


ハンガリーGPのタイヤコンパウンドは昨年よりも1段階柔らかい3種類が採用されています。
今回のハンガリーGPはATA(Alternative Tire Allocationの略で、訳は「代替えタイヤ割り当て」)制度が試験的に導入されます。これはQ1はハードタイヤ(C3)、Q2はミディアムタイヤ(C4)、Q3ではソフトタイヤ(C5)といったように予選の各セッションで使用タイヤコンパウンドが義務付けられるものです。こうすることで、GPで使用するドライタイヤのセット数を2セット削減することを目的とします。ただし、金曜や土曜のセッションで雨が降り、ウエットやインターミディエイトが使用された場合は、日曜の決勝レースに対してインターミディエイトの追加が許されています。
まだ試験的導入とはいえ、サーキットやマシン特性によって選択してきたチーム(特に予選セッション上位を狙いたい下位チーム)にとっては、なかなか厳しい制度となります。

《ハンガリーGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.サージェント  (ウィリアムズ)
   19.リカルド    (アルファタウリ)
   18.アルボン    (ウィリアムズ)
   17.角田裕毅    (アルファタウリ)
   16.ボッタス    (アルファロメオ)
 〜Q2〜
   15.周冠宇     (アルファロメオ)
   14.マグヌッセン  (ハース)
   13.ストロール   (アストンマーティン)
   12.ラッセル    (メルセデス)
   11.ハミルトン   (メルセデス)
 〜Q3〜
   10.ヒュルケンベルグ(ハース)
  9.ガスリー    (アルピーヌ)
  8.オコン     (アルピーヌ)
  7.ピアストリ   (マクラーレン)
  6.アロンソ    (アストンマーティン)
  5.ペレス     (レッドブル)
  4.サインツ    (フェラーリ)
  3.ノリス     (マクラーレン)
  2.フェルスタッペン(レッドブル)
 P.P. ルクレール   (フェラーリ)

ポールポジションは十中八九フェルスタッペンが最有力だと思うのですが、その結果は正直もう面白くない!例え予想なんて外してもいい!残り二か一の可能性に賭け、ポールポジション「だけ」はポール屋ルクレールにしたいと思います。ターン1の飛び込みでやられると思うけど。予選「だけ」については、フェラーリも可能性はあると思います。はちゃめちゃペレスはさておき、3番手はサインツと言いたいところですが、勢いはマクラーレン、ノリスの方がある。マシン特性的には苦手と予想されますが、この方が上位に来ると盛り上がるし、決して不可能な位置ではないと思っています。
ほか上位はいつもの単独アロンソ様、久々のちょい上げアルピーヌと予選「だけ」は任せろヒュルケンベルグの10人。アルピーヌに代わって中団でごめんねのメルセデス勢、予選はまあまあ決勝で魅せたるわマグヌッセン、最近は対ボッタスならば可能になりつつあるアルファロメオの周までがQ2進出。そして注目のアルファタウリはナンボなんでも復帰初戦は現実を突きつけられて悪戦苦闘するであろうリカルドは角田に及ばす、最近波に乗りつつあるもハンガロリンクはやっぱりキツイかウィリアムズの2人というラインナップで予想してみました。

関東もようやく梅雨明け宣言され、夏本番を迎えます。今後のF1も夏本番。日本勝手にはなりますが、サマーブレイク前に(2位以上も)アツさ全開でお願いします。

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雄牛を絶賛燻製中。
フェルスタッペンのポールポジション、スプリント1位という結果もあって、観衆もかなり出来上がっています。前回第2戦に行われたエミリア・ロマーニャGPに続いて、フェルスタッペンのフルマークに期待が寄せられています。というか、ほぼその結果のみに期待しているところか。
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見方によっては山火事にも見える。普段は空気の綺麗なところだろうに。。
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先日miyabikunが引っかかっていた「巨大スタンド」が空中写真より全貌が明らかになりました。現地で見たわけではないから想像に過ぎませんが、裏から見るとパイプを組んだ仮設のようですね。それにしてもデカい。
アルファロメオのボッタスは予選前にパワーユニット交換があったため、最後尾(ピットレーン)スタートとなっています。またスタートタイヤは周、角田、ベッテル、アロンソの4人がハードタイヤをチョイスする逆ストラテジー、ほか16人がミディアムタイヤをチョイスしています。

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スタート直後のターン1は3番手サインツが外側にはらみ、あわやラッセルに先行を許す状況を招いています。何とか踏み留まったサインツですが、逆にラッセルは割を食う形で先日のスプリントで飛躍的に順位を上げたペレスに並ばれてターン4へ。
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出口でペレスと絡み、陥れる。ラッセルもタダでは済まず、この件で5秒のピットストップペナルティが下っています。
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2周目終わりの順位変動です。ペレスが下がったことで後続のほとんどのマシンが順位を上げています。

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5周目のターン1出口でハミルトンがバランスを崩しています。前戦で念願の初入賞を果たし、この予選、スプリントと上々な内容で連続入賞を狙うハースのシューマッハはその隙を見逃しませんでした。
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ターン4までにハミルトンをパス。7位へ。決勝もシューマッハの走りに期待できそう。

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ファステストラップを記録してフェルスタッペンを追うルクレールは10周目にいよいよ攻撃開始。
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ターン3をインから攻めて抜きあぐみますが、
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続くターン4で再チャレンジ。トップに立ちます。決勝も余裕しゃくしゃくとばかり思っていたフェルスタッペンは予想よりも早い段階でタイヤを酷使している模様。こうなれば後続のサインツにもチャンスありかと思った矢先に
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フェルスタッペンはピットロードに回避し、14周目に思いの外早めにハードタイヤに履き替えていきます。
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18周目にまだピットを終えていない3位のハミルトンをかわしたフェルスタッペン。トップのルクレールとは20.5秒のギャップがあります。フェルスタッペンは2回ピットストップに切り替えた可能性は高いものの、フェラーリ勢はまだ入らず1回ピットにこだわるか。これでフェルスタッペンがノンストップで行くならば、アンダーカットされてしまいます。フェラーリの思惑や如何に?!

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先程ハミルトンをパスしたシューマッハですが(その後また抜き返されてしまいましたが)マグヌッセンも元気です。8位走行の周と9位のアロンソを2台一気に抜きにかかる。
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マグヌッセンは8位へ。この5台の塊すごいな。先頭にいた周くん以外の4人がDRSを開いてバチバチ。最近不調なマクラーレンのノリスもどさくさに紛れて便乗しちゃうか。
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8位にいた周くんは先輩達にもみくちゃにされて、一気に12位まで転落とほほ。これも試練だし、恐ろしきDRSトレイン。

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フェルスタッペンから遅れること13周、27周まで引っ張ったトップのルクレールがピットインし、ハードタイヤへ。サインツはその翌周、ハミルトンがさらにその翌周に立て続けに入り、タイヤ交換を行っていないアストンマーティンのストロール、アルピーヌのオコンの後ろで復帰。
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タイヤ戦略は違えど、フェルスタッペンがルクレールをアンダーカットする形となっています。これでフェラーリが実はこの後2回目のピットに入る、もしくはフェルスタッペンが以降ピット無しで進行するとなれば、フェラーリは「自ら優勝を辞退したレース」ということになる。フェラーリとてナンボ何でもそこまでおバカではない、と思いたい。

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ルクレールはピットアウト後、最大で6秒以上離れた差をファステストラップで追尾。
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33周目のターン3でこの日2回目のフェルスタッペンをパッシング。危なげしかない戦略の中、マシンとルクレールの速さはホンモノのよう。
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続いて3位のサインツも1周で1秒以上速いペースでフェルスタッペンを追います。やはりフェルスタッペンはタイヤ交換が早かったこともあって、フレッシュタイヤのフェラーリには太刀打ちできず。こうなると満更フェラーリが引っ張ったのも悪い話ではなかったということか。
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サインツだけには抜かれたくまいと、フェルスタッペンはこちらもこの日2回目のピット回避で再びハードタイヤを履く。フェラーリのワンツー体制となります。
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あれ?ルクレールもまた入るの?!フェルスタッペンとのギャップが13秒じゃ、またフェルスタッペンに先行される。この後暫定トップのサインツも入って、フェラーリも結局2ストップじゃん。
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3.7秒のギャップなら、また抜けばいいって?!
今日のルクレールは予選一発とはまた違う、継続的な速さがある。それもフェルスタッペンよりも1周1秒以上も速い。
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53周目のターン4でパス。スプリントまでは揺るがなかったフェルスタッペンが屈辱的に決勝だけでルクレールに3回もやられる。
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さあサインツも1秒以上速いペースでやってきたぞ。今回はピットロードに逃げるなよー?!
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サインツから白煙!というより、黒煙に近い。
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「車は坂で後ろに下がるし、誰か、助けてー!」
あたふたするサインツはもちろんのこと、コースマーシャルの救助が遅かったように感じました。サインツまで燻製になってしまう。これで残り13周を残してバーチャルセーフティカーが発動されます。
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ルクレール、フェルスタッペン共に3回目となるピットインでミディアムタイヤを履きますが、今日のルクレールは「いつもと異なる速さ」がありました。

《決勝結果》
 1 ルクレール   (フェラーリ・F)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 3 ハミルトン   (メルセデス・M)

フェルスタッペンはサインツ離脱のお陰もあり、2位でさほど痛手は負わずに済んだか。3位はシューマッハとやり合うシーンが目立ったハミルトンがこちらもサインツ様々で手堅く獲得。今のハミルトンにおいてはこの結果でも上出来か。ポイントは109でランキング6位と、上位3チーム6人ではビリながらも地味に稼いではいます。
この3人、決勝後のパルクフェルメで違反したらしく、罰金を払わされたとのことですね。表彰台に上がれれば、この方達ならば痛くも痒くもないかな。

《ファステストラップとそのタイミング》
 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)1分07秒275
 62周目/71周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 シューマッハ  (ハース・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:17台(17台フィニッシュ)
 規定周回:5台

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ルクレール   (フェラーリ・F)

すごくすごーく悩んだのですが、一晩考えて、今回は久々に勝利をおさめたルクレールを選定しました。
遅れ馳せながらのシーズン3勝目。先程「いつもと異なる」と表現したのは、今回のルクレールの勝ち方がいつもと異なるからです。ルクレールといえば、予選一発の速さからのポールトゥウィンの多い、むしろその勝ち方しか今までありませんでした。ところが2番手スタートであったことに加え、フェルスタッペンに対する3回のパッシングは全てトラック上で行われたということです。予選やスプリントであれだけの速さと余裕を持っていたフェルスタッペンと、このような差と戦い方で勝てると正直思っていませんでした。1回目のピットタイミングも1回ストップ想定であればまあまあ妥当なタイミングも、フェルスタッペンが思いの外早く、なぜ合わせ込まないのか心配していました。あーあ、いつものフェラーリかと。ただルクレールもサインツもタイヤを非常に保たせてフェルスタッペンを追従していました。むしろタイヤはフェルスタッペンの方が早く酷使してペースダウンも顕著だったように感じます。サインツの離脱は非常に惜しく、信頼性の面でまだまだ不安を残していますが、少なくともドライバー二人は精一杯戦い続けています。
すごく迷ったもう一人は、本家で選出されたハースのシューマッハでした。miyabikunは先日の予選、スプリントでも選んでおり「オーストリアで三タテ」なんて面白いとも思いましたが、本家で選ばれたし、シューマッハの成長は充分感じられたので他のレースでまた光る一面をみせてほしいと思います。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

誰か一人、どこかのチームという以前にとにかく乱発したトラックリミット違反。そちらの方が衝撃的というか、印象が強いです。確かに「トラックと路肩」と区別がある時点ではみ出し走行は誉められたものではありません。しかしオーバルは言い過ぎだけどレイアウト全体がシンプルかつ速度域の高いサーキットですから、ガチガチに管理するとこうなるということでしょうか。トラックリミットに関して「シチュエーションやロケーションに合わせた寛容な判定」一方で「F1なんだから、かっちり厳しく容赦無しで判定」皆さんはどちらがいいと思いますか?!
アルファタウリにとっては厳しいGPとなりましたね。予選は中団位置でまあまあ、スプリントはズルっと下位に落ち、決勝もリタイヤ者がありながらも浮上することができませんでした。ガスリーがやや荒れ気味でした。

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《第11戦オーストリアGPのポイント》
・いつもとは一味違うルクレールの進化形
・タイヤに泣きレッドブル母国の最速神話崩壊
・シューマッハの成長、アニキをも凌駕。
・トラックリミット違反のバーゲンセール


今更ながら、先日は安倍元総理が奈良県内で応援演説中に銃撃され、命を落とすという痛ましい事件がありました。miyabikunは街頭演説含め、生でお会いしたことはありませんが、歴代最長となる「日本の政治のトップ」をやられていたわけで、多かれ少なかれ日本の全国民がお世話になったといえる方の突然の訃報に驚きました。病気でも事故でもなく、また自死でもない点がいささか遺恨を残します。度々の体調不良や晩年はコロナ禍で大変な時期を過ごされましたし、年齢的にもまだまだやり残したこと、やれたことはあったでしょう。ご冥福をお祈りいたします。

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あー!見つけたぞ、オレンジ発煙筒の犯人!何かしでかさんばかり笑っている(笑)
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もちろ彼一人がやっているわけではないんですが、盛り上がるのはいいけど、もくもくして視界が悪くなっちゃうんだよね。肝心なオレンジのドライバーに事故が起きても、知らないぞー。

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今回がシーズン2回目となるスプリント。ココは追い抜きも可能なサーキットということもあって、いくつかの順位変動も期待できます。タイヤはほとんどのドライバーが黄色いミディアムをチョイス。ただし、ウィリアムズとアストンマーティンの2チーム4台は赤いソフトタイヤで挽回を図っていきます。

いよいよフォーメーションラップが始まるという頃、中団で早速黄旗が降られています。
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あ、アロンソがタイヤウォーマーを付けたままジャッキアップされているではないか。これでは隊列には加われない。敢えなくピットに強制送還されますが、そもそもマシンにトラブルがあったとのことで、走らずのリタイヤとなっています。中団からのスタートだっただけに悔しいですね。
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フォーメーションラップも終えて、スタートを待つ上位ドライバー達。しかし後方のアルファロメオの周くんが最終コーナーで立ち往生。周くんのマシンはその直後復帰し、ピットレーンスタートを余儀なくされますが、フォーメーションラップをもう1周。オーストリアでの第2回スプリントは開始直前から少々バタついています。
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ようやくスタート。フェルスタッペンは揉め事の起こりがちなターン1までにルクレールを徹底的にインへ追いやり、行き場を遮っていく。
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失速させられたルクレールはアウト側から3番手サインツに先行される形となり、フェルスタッペンの思惑通りか。中団で変な方向を向くマシンが一台。
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ハミルトンとガスリーのタイヤが触れ合い、ガスリーがアウト側に弾き出されています。ガスリーは前にもスプリントのスタート早々で順位を落としたことがありましたが、どうも相性が悪いようですね。ハミルトンもガスリーも順位を下げつつもレースは続行できています。
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優勝経験者という自信を武器に、上手いことルクレールの前に立ったサインツはトップのフェルスタッペンをも捕らえにかかる。勢いあるなぁ。こんなアグレッシブなサインツをみるのも珍しい。
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ですが、ターン3の外側で止まり切れずインサイドがガラ空き。
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続くターン4でルクレールに順位を明け渡して元サヤに。ただ一瞬ながら楽しませてもらいました。
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5周目の順位変動はこうなっています。7位のシューマッハまでは今のところプラマイゼロとなっており、最後尾(実際は18番手)から6つ浮上したソフトタイヤのベッテル、ペナルティにより13番手スタートとなったペレスは5つ上げた8位に浮上しています。予選を失敗しても、スプリントがあればいくらかこのようにうまく使う者もでてきますね。角田くんはプラス3か。

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フェルスタッペンから遅れた2位、3位で連なるフェラーリはサインツのセクター1が速く、いつでもルクレールを差す勢い。
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ターン3で近付き
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ターン4でも戯れ合う。
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同士討ちするほどの危険度は無いものの、この手のバトルは長引くと前方は離れれていくし、後方とのギャップを縮めてしまうリスクもあります。泣きをみない程度に。

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そのフェラーリからラッセル、オコンを挟んだ後ろには、ハースが2台好位置を走行中。マグヌッセンの隙をうかがうシューマッハの背後には猛追中のペレスが映り込みます。
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レムズをアウト側から狙うシューマッハに対して、空いたイン側に飛び込むペレス。ハースの壁を貫く7位浮上。ペレスは翌周にマグヌッセンも早々と攻略しています。いつもながら予選順位、後出しペナルティが悔やまれますね。実はペレス、これをやりたくて意図して予選の手を抜いていたりするのか?!(笑)
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レース半分を過ぎた13周目に今度はハミルトンがシューマッハを狙える位置まできました。シューマッハはペレスよりも手が焼きそうな相手だ。
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しばらくテールトゥノーズのバトルが続き、19周目のレムズ立ち上がりでハミルトンは再接近。
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これはヤバいか。イン側につま先を突っ込まれて、続くターン4も鋭角な右ターンだぞ。
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おー、何とかブロックライン。シューマッハもF1でバトルすることを心得てきましたね。
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並ばれても
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がっちりガード。パパの現役時代を彷彿とさせる。
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こういうバトルができる順位と経験がさらにドライバーを強く育て上げます。ただこれは前方のマグヌッセンと離れて、DRSを得られていない。大丈夫か?!(このバトルとは全く関係無い画像上に表示されているインフォメーションに触れておいた方がいいのかな)
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DRS無しではダメだったか、、。残念ながらポイント圏外に陥落してしまいますが、ココまで長きに渡りかなり健闘しましたよ。決勝は入賞を目指しましょう!

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全く触れてあげる機会もないまま、1位は手堅くこの方でした。

《スプリント結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ルクレール   (フェラーリ・F)
 3 サインツ    (フェラーリ・F)

《先日の予想との答え合わせ》
スタート直後は「おお、2位と3位が入れ替わるか?!」と淡い期待と予想を外す覚悟をしたのですが、結果的にはプラマイゼロ、上位3人は正解しました。フェルスタッペンは真後ろで戯れるフェラーリ2台をつゆ知らず、独走状態でした。スプリントは決勝レースの1/3の距離でタイヤ交換の無い「決勝レースの縮図」みたいなものですから、上位の決勝もこんな感じで進行するんだろうな、と思いながら観ていました。

《予選順位からの変動と使用タイヤ、獲得ポイント》
  ドライバー   タイヤ 変動 ポイント
 1 フェルスタッペン   M  ±0  8pts
 2 ルクレール      M  ±0    7pts
 3 サインツ       M  ±0    6pts
 4 ラッセル       M  ±0    5pts
 5 ペレス        M  -8     4pts
 6 オコン        M  +1     3pts
 7 マグヌッセン     M  +1   2pts
 8 ハミルトン      M  -1      1pt
 9 シューマッハ     M  +2
  10 ボッタス       M  -2
  11 ノリス        M  -4
  12 リカルド       M  -4
  13 ストロール      S  -4
  14 周冠宇        M  -4
  15 ガスリー       M    +5
  16 アルボン       S  +5
  17 角田裕毅       M    +3
  18 ラティフィ      S  -1
  19 ベッテル       S  -1
   R  アロンソ       -  +12
         トータル ±0
※決勝レースのポールポジションは
 予選(=スプリント)の1位である
 フェルスタッペンのまま

スプリントでの順位変動となります。左側の順位はスプリントのフィニッシュ時の順位であり、スタート位置からの順位から算出しています。アルピーヌのアロンソは本来は8番グリッドからのスタートでしたが、フォーメーションラップに間に合わなかったことからのリタイヤとなったため、計算上は「12位分順位を落とした」ことになります。
ペレスの-8が目立ちます。前方のアロンソ離脱を含めた浮上にはなりますが、一台一台ずつ着実にパッシングして、スプリントレースという短い間に「本来いるべき予選順位付近」まで戻したということ。そもそも金曜予選が低迷したことによる回復でもあるため、数だけで評価するのは悩ましいところ。
シューマッハも終盤まで懸命に堪えたのですが、惜しかったですね。イギリスGPに続く決勝入賞に期待。15位以下、ガスリーはスタート直後の接触により順位を落とし、アルボンはノリスをトラック外に押し出したことによるペナルティで後退しています。角田くんは何かに触れたのか、どうしてこうなっちゃったのか観戦中では確認できなかったのですが、ガスリー共々このオーストリアGPでも苦戦が続いています。角田くん、この前の同士討ちからの謝罪で萎縮と苛立ちを引きずっていないといいが。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 シューマッハ(ハース・F)

ペレスの追い上げは目を見張るものがあったものの、先述「そもそも論」もあるためベストには選びません。それよりも結果的にはそのペレスやハミルトンに抜かれて金曜予選より順位を落としてしまいましたが、引き続きシューマッハの健闘を評価したいと思います。ハミルトンとの攻防戦は楽しませていただきました。あのメルセデスと、あのハースですよ。それも7回チャンピオンと2年目の若手がガチンコやり合っている姿なんて、昨年までの雰囲気からは想像もつかないバトルです。ハースのマシンの出来はもちろんのこと、シューマッハも「マグヌッセンの背中」をうまく借りて、どうにか8位のポイント圏内でフィニッシュするんだという意気込みをひしひしと感じました。シューマッハはあのド派手なクラッシュを演じたモナコGP以降、確実に学習して成長を続けています。
ほか、ルクレールに臆する事なく攻めた走りをみせたサインツもよかったと思います。こちらも間違い無く先日の初優勝で「ルクレールでなくてもチームに貢献できる」という自信を身に付けられた表れだと思います。あまりチーム内でやり合っても、結果「2人とも損をする」リスクを背負いますので、悩ましい事ですがチームは適切かつ早めの戦略とその指示を願いたいもの。miyabikunの中でペレスはその次の第3位かな。第4位はマシントラブルで一度最後尾に落ちながらも14位までリカバーしたアルファロメオの周くんでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当なし

今回もワーストはありませんが、ちょっと心配なのはアルファタウリの中のこと。ドライバーの意見や立場、気持ちを少しは察してくれているだろうか。ガスリーと角田くんの役割や順位付けはあるにせよ、それに見合った戦略や指示、フォローがなされているか。ドライバー一人は何だか荒れているし、もう一人はミスがミスを呼び続けているぞ。それにしても、ガスリーはスプリントに縁が無い方ですね。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 サインツ    (フェラーリ・F)
 3 ルクレール   (フェラーリ・F)

これでいよいよ日曜決勝の表彰台予想です。上位3台はおそらく順位変動が無さそうと思いつつ、もしかしたら勢い付いたサインツがルクレールを凌いだら面白いなと思い、変化をつけてみました。トラック上で抜けなければピット戦略で平和に順位入れ替えがあったりして。ただチームメイトですし「フェラーリ」ですから、結果的にオーバーカットしてしまうケースはあっても、戦略的にルクレールをアンダーカットさせるようなことはしないでしょうね。とにかく優勝は何事も無ければ無難にフェルスタッペンの一択しか見当たりません。

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