F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:現役

皆さん風邪をひいたりしたりしていませんか?!miyabikunは年末年始で風邪をひいてしまい、しばらく鼻水に鼻声と格闘をして、ようやく調子が戻ってきました。まだまだ寒い日が続きますから、身体を暖かくして予防に努めましょう。本当は開幕前の方がいいかなーと温めていたものを早くもこの時期に放出したいと思います。来る2020年シーズンは大きなレギュレーション変更やドライバー変更もなく、ドライバー、マシンとも正常進化のシーズンが予想されます。しかしそんな中、いくつかの「F1歴代記録更新」がみられるかもしれません。それらがどんなもので今どんな状態なのかをまとめてみました。カッコ内の数字はタイ記録ではなく「記録更新までの数字や期間」を記しました(毎度毎度、ちゃんと数えたつもりですが、間違えているものがあるかもしれませんので、そんな時は優しく教えて下さいね)

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《優勝回数》
 91勝 M・シューマッハ
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 84勝 L・ハミルトン(-8勝)

ハミルトンは今まで後人未到とも思われたM・シューマッハの偉大な勝利数まであと7勝に迫りました。F1参戦以来「勝たない年がない」ハミルトンです。それだけでも大したモノですが近年を調べていくと、2014年は11勝、15年と16年が10勝、17年に9勝、18年と19年11勝しています。7勝で並び、8勝で上回る。悔しいけど余裕そうですね。これをやられた日には2020年のチャンピオンもハミルトンの手に渡ることになるだろうし、M・シューマッハの持つ7回チャンピオンにも並びます。これはもう「F1のため」にも誰か是が非でも抑えてもらうしかないですね。ハミルトンの作る記録もまた「F1」ではあるのだけど(笑)

《表彰台登壇数》
 155回 M・シューマッハ
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 151回 L・ハミルトン(-5回)

こちらもM・シューマッハとハミルトンの一騎打ちです。8勝が容易くみえるのであれば、5回登壇くらいなんてこと無い。22戦もあればヨーロッパラウンドの早い段階で奪取できそうです。ちなみにM・シューマッハはこの登壇数を19シーズン要したのに対し、ハミルトンは14シーズン目で到達しようとしています。2人の時代と異なる点は言わずと知れた「年間レース数の増加」が助けになっています。M・シューマッハの登壇数も今のレース数があれば、もっとすごいことになっていそう。

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《決勝参戦数》
 322戦 R・バリチェロ
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 312戦 K・ライコネン(-11戦)

この記録はキングよりもおっちゃんが断然有利です。他への浮気2年を挟んだ18シーズンで謙虚に、いや無骨に「鉄人の域」に達してきました。こちらは自身が途中で投げ出したりしない限り、初夏の第11戦オーストリアGPで確実に到達します。アルファロメオとの契約は今シーズンいっぱい。新レギュレーションにトライするのかはたまたラリーに復帰か。本人全く気にしていないであろう「新鉄人」の去就が気になります。老いようが衰えようが、実績と人気は抜群。実は「俺は今後F1に乗らないと一言も言っていない」なんて、新レギュレーション到来も内心めちゃくちゃ楽しみにしていたりしてね(笑)

《入賞回数》
 221回 M・シューマッハ
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 213回 K・ライコネン(-9回)
 213回 L・ハミルトン(-9回)

入賞回数も更新の可能性を秘めています。ターゲットはやはりM・シューマッハ、チャレンジャーは変わらず2007年にガチンコやり合ったこの2人です。更新の可能性は絶対的にハミルトンが有利ですが、一応年功序列で敬意を表しました。ガチンコやり合ったとはいえ、2年の浮気があるとはいえ、2001年と2007年デビューの差を埋めてくるキングはとんでもないヤツですね。現役2人が同時にこの記録に立ち向かう一方、現役第3位、歴代第5位に位置するベッテルは195回と18回の差があります。本来ならば3人並んでもいいはずですが、並びませんでしたね。ちゃんはヤンチャだから(笑)

《完走回数》
 254回 F・アロンソ
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 251回 K・ライコネン(-4回)

これ、シューマッハじゃないんですよ。もちろんバリチェロでもありません。最多は耐久も悪路も何でもござれ、オールジャンルチャレンジャーのアロンソ様が持っておられます。それを歳上の同期が2年遅れで到達します。アロンソは1年留年、ライコネンは2年間浮気をしました。ライコネンは現時点でアロンソより1年長く走って近似ということは、結果的に2人の完走率も似たり寄ったりということ。付かず離れずの2人がフェラーリで一瞬チームメイトになった時は驚きましたよね。アレをもってしても今以上の無残な戦績でした。今となれば、笑い話かな。

《ハットトリック回数》
 22回 M・シューマッハ
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 15回 L・ハミルトン(-8回)

優勝と共に願わくはあまり期待したくない記録も更新に手が届く位置にはあります。ハットトリックはサッカーでよく聞く単語だと思います。F1の場合は「1GPでポールポジション、優勝、ファステストラップの3つ全てを獲得する」ことを意味します。ハミルトンならまんざらでもなさそうでしょう?!いいんですよ、獲らなくても。獲らないでいてくれる方が、F1は盛り上がりますよー?!このハットトリックの上にはテニスで耳にする「グランドスラム」というのがF1にもあります。ハットトリックに加えて「ピットストップを含め、決勝で一度もトップを譲らないで走り切る」というとんでもないやつです。最多はクラークの8回でハミルトンは現時点で6回となっています。あと3回でこちらも最多となりますが、話題自体があまりにハミルトンハミルトンし過ぎるし、滅多に出せるものでもないのでオマケ扱いとしました。

《ポールポジション獲得最年少》
 21歳 S・ベッテル
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 20歳 L・ノリス(2020年最終戦まで)

ベッテルは1987年7月3日生まれで、最年少ポールポジション記録は2008年9月13日の第14戦イタリアGPで記録しました。21歳と72日で記録。つまり21歳2ヶ月くらいまでにポールポジションを獲得しないと、ちゃんベッテルの記録は更新できません。今シーズンでまだ20歳でいられるのは1999年11月13日生まれの現役最年少ノリスちゃんのみ権利があります。ベッテルとノリスって、ちょうど一回りの歳の差なんですね。ベッテルも歳とったなぁ。ちゃんは卒業しないとですね(笑)ノリスは2020年11月28日予定の最終戦アブダビGPまでそのチャンスがあるということ。あと22回チャンスがあります。上り調子のマクラーレン&ノリスは果たしてその「一度しか獲れない貴重な記録」の更新なるでしょうか。10年以上経過したこの記録もそろそろ更新を期待したいですね。

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《ドライバーズチャンピオン獲得最年少》
 23歳 S・ベッテル
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 22歳 M・フェルスタッペン(2020年最終戦まで)
 22歳 C・ルクレール      (2020年最終戦まで)
 21歳 G・ラッセル       (2020年最終戦まで)
 21歳 L・ストロール       (2021年最終戦まで)
 20歳 L・ノリス      (2022年最終戦まで)

ベッテルの最年少ドライバーズチャンピオン記録は2010年11月14日に行われた最終戦アブダビGPでしたので、23歳と134日目となります。ざっくりみて「23歳4ヶ月半」まで。獲れそう獲れなさそうに関係なく「記録上可能な者」となると、対象は5人に絞られます。さらにその5人も少しずつ誕生日が異なるので、様々な「制限時間」と共に対象者は減っていきます。まず一番制限時間が少ないのは、5人の中で比較的獲得する可能性の高い9月生まれのフェルスタッペンと10月生まれルクレールの1997年生まれ組。2人とも23歳4ヶ月半に到達するのは2021年になってからですが、正月早々にGPもなければチャンピオンも決定するわけもないため、チャンスは今シーズンの1年だけ。あと可哀想なのが1998年でも2月生まれで、6月にチャンピオンが決まるわけがないので実質上記2人と同じタイミングとなる「秘めたる原石」ラッセルもチャンスはあと1年です。あとは新レギュレーションで開花するのか、まだF1に乗れているのかのストロールはあと2シーズンのチャンスがあり、最年少ノリス君はその頃マクラーレンドライバーかどうかもわからない3シーズン先までチャンスを有しています。

今回はドライバーにまつわる記録をクローズアップしました。コンストラクターとしては2000年台前半を席巻したフェラーリ6連覇を上回る「メルセデス7連覇」という末恐ろしい記録もかかっています。といった具合で大型レギュレーション変更前の「変化の小さな」2020年ではありますが、我々はこれらの新記録を目の当たりにできるかもしれません。そんなシーズン開幕まであと2ヶ月!
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先日のブラジルGPは荒れ狂ったドイツGPを上回るかのようなレース展開から2人の初表彰台登壇者を生みましたね。両チャンピオン争いが終結を迎えてマッタリしてしまいがちなレース観戦に「新鮮な空気」を取り入れてくれたことを嬉しく思います。本来はデータはデータでも「他の内容」を準備していたのですが(それってどうせこの前の続きとやらでしょう)内容を急遽切り替えて「祝 初表彰台!」と題して、現役ドライバーと歴代のそうそうたる面々の初表彰台のタイミングを整理してみました。

《目指す「節目」を獲得した人数》
今回は「表彰台初登壇」に焦点をあてていくわけですが、F1はいつの時代においても表彰台登壇以外に段階的に目指していく様々な「節目」があります。レース入賞からチャンピオン獲得までの人数の集計をしてみました。

 入賞      :343人(現役は19人)
 表彰台登壇   :211人(現役は15人)
 ポール獲得   :100人(現役は9人)
 優勝      :108人(現役は8人)
 チャンピオン獲得:  33人(現役は3人)

「F1に参戦する」また「レースを完走する」という目標、節目はさておき、上から順に下に向かうにつれて難易度が上がり、それらを獲得するには狭き門となっていきます。
参戦者数は以前よりもだいぶ減り、10チーム20人となりました。しかし相対して入賞は上位10人までとなりましたので全員完走しても半数の50%は獲得できます。現役では新人ラッセルを除く19人が最終戦前までに果たしました。
そして今回2人の新入りを呼んだ初表彰台は初入賞経験者の61.5%にあたる歴代で211人、現役は20人中15人となりました。割合にして78.9%、これは年間レース数も増え、参戦者は減ったことにより、獲得の可能性を高めています。昔に比べると「いい時代」になりましたよね。
表彰台を獲得すれば次なる目標「優勝」は表彰台登壇者の51.2%となる108人、現役は15人中8人経験していますので53.3%。そして誰もがこれを目指して参戦している「チャンピオン」となると優勝経験者の3割にあたる33人が選ばれ、現役も近似値37.5%の3人まで絞られています。チャンピオンに関しては同じドライバーが複数回獲得(現役の場合、8年分は新たなチャンピオンを生み出せていない)することもあるので、かなり狭き門であり「数を重ねられる者、全く取れそうにない者とその時代」という現象も起きています。
ポールポジションは以前に祝フェルスタッペンとして話題に挙げましたが、優勝経験者とは数が揃わない100人ちょうど。現役20人中、経験者8人でその割合は4割となっています。

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次に2019年の現役ドライバー15人の「初表彰台のタイミングとそのレースの順位、表彰台の内訳」についてまとめてみました。間には全員は載せられませんが、主要著名の先輩ドライバーのタイミングを挟みましたので、参考にしてみて下さい。

《表彰台登壇までに要したレース数》
 1戦目 K・マグヌッセン
  14年開幕戦オーストラリアGP 予選4位 決勝2位
  1回 / 102戦 優勝0回 2位1回 3位0回

 1戦目 L・ハミルトン ★
  07年開幕戦オーストラリアGP 予選4位 決勝3位
  150回 / 249戦 優勝83回 2位39回 3位28回

(1戦目 J・ヴィルヌーブ ★)
(2戦目 J・スチュワート ★)

 3戦目 R・クビカ
  06年第15戦イタリアGP 予選6位 決勝3位
  12回 / 96戦 優勝1回 2位5回 3位6回

(3戦目 R・シューマッハ)
(4戦目 J・ハント ★)
(5戦目 J・クラーク ★)
(5戦目 J・P・モントーヤ)
(6戦目 A・セナ ★)
(6戦目 J・フェルスタッペン)
(7戦目 N・マンセル ★)

 8戦目 L・ストロール
  17年第8戦アゼルバイジャンGP 予選8位 決勝3位
  1回 / 61戦 優勝0回 2位0回 3位1回

(8戦目 M・シューマッハ★)
(8戦目 D・クルサード)
(9戦目 J・アレジ)
(10戦目 N・ピケ 子)
(10戦目 D・ヒル ★)

 11戦目 R・グロージャン
  12年第4戦バーレーンGP 予選7位 決勝3位
  10回 / 165戦 優勝0回 2位2回  3位8回

(11戦目 S・モス)
(12戦目 R・ピーターソン)
(13戦目 J・リント ★)
(14戦目 J・ブラバム ★)
(15戦目 G・フィジケラ)
(15戦目 G・ヴィルヌーブ)
(16戦目 鈴木亜久里)
(16戦目 A・プロスト ★)

 18戦目 K・ライコネン ★
  02年開幕戦オーストラリアGP 予選5位 決勝3位
  103回 / 314戦 優勝21回 2位37回 3位45回

(18戦目 R・バリチェロ)
(19戦目 K・ロズベルグ ★)
(19戦目 F・アロンソ ★)

 20戦目 S・ペレス
  12年第2戦マレーシアGP 予選10位 決勝2位
  8回 / 177戦 優勝0回 2位2回 3位6回

(20戦目 N・ハイドフェルド)
(21戦目 N・ピケ 父 ★)
(21戦目 E・アーバイン)

 22戦目 S・ベッテル ★
  08年第14戦イタリアGP 予選P.P. 決勝優勝
  120回 / 240戦 優勝53回 2位35回 3位32回

 23戦目 C・ルクレール
  19年第2戦バーレーンGP 予選P.P. 決勝3位
  9回 / 41戦 優勝2回 2位2回 3位5回

(23戦目 G・ベルガー)

 24戦目 M・フェルスタッペン
  16年第5戦スペインGP 予選4位 決勝優勝
  30回 / 101戦 優勝8回 2位10回 3位12回

(24戦目 P・マルドナド)

 27戦目 V・ボッタス
  14年第8戦オーストリアGP 予選2位 決勝3位
  45回 / 139戦 優勝7回 2位22回 3位16回

(27戦目 佐藤琢磨)

 29戦目 D・クビアト
  15年第10戦ハンガリーGP 予選7位 決勝2位
  3回 / 94戦 優勝0回 2位1回 3位2回

(29戦目 N・ラウダ ★)
(34戦目 M・ハッキネン ★)
(36戦目 N・ロズベルグ ★)
(44戦目 J・トゥルーリ)

 46戦目 P・ガスリー
  19年第20戦ブラジルGP 予選7位 決勝2位
  1回 / 46戦 優勝0回 2位1回 3位0回

 55戦目 D・リカルド
  04年第5戦スペインGP 予選3位 決勝3位
  29回 / 170戦 優勝7回 2位6回 3位16回

(55戦目 小林可夢偉)
(57戦目 M・ウェバー)
(58戦目 F・マッサ)
(68戦目 J・バトン ★)チャンピオン最遅
(70戦目 J・ハーバート)
(96戦目 M・ブランドル)ブラジルGP前最遅

 101戦目 C・サインツ
  19年第20戦ブラジルGP 予選20位 決勝3位
  1回 / 101戦 優勝0回 2位0回 3位1回

以上、現役15人の表彰台にまつわる現時点でのデータになります。現役の最短登壇はデビュー1戦目に獲得したマグヌッセンとハミルトンのいずれもマクラーレン時代のものです。時期はハミルトンの方が先の獲得ですが、ハミルトンがいつも1位ではつまらないので「決勝順位の高い」マグヌッセンをテッペンにしています。1戦目ってすごいですよね。マグヌッセンは予選で4番手につけ、決勝は3位フィニッシュとなりましたがレッドブルのリカルドが車両規定違反により繰り上げ2位を獲得しています。今のところ「デビュー戦がF1キャリア最上位」というところが面白いですね。
OBドライバー含め、★マークの付くチャンピオン獲得者をみるとやはり早い段階で表彰台や優勝を挙げている様子が伺えます。意外なのは現役3人のチャンピオンのうち、今だいくつかの最年少記録を持つベッテルが表彰台登壇に時間を要しています。ハミルトンやライコネンに比べると、トップチームの昇格がなかったのが影響しています(ベッテルの初登壇、初ポール、初優勝はトロ・ロッソ時代のものであり、当時のレッドブルはまだトップチームとは言えなかった)
前戦ブラジルGPで初表彰台登壇に成功したガスリーは参戦46戦目で予選7番手(スタート6番手)からハミルトンのペナルティ降格とアルボンの陥落が助けになり2位フィニッシュでしたね。まだまだF1若手のガスリーも46戦目という数だけみると、決して早い方ではありません。年間のレース数が増えると、年数はさほど経っていなくても、このような「イメージよりも遅い実際の数字」になってきます。同じくレース中の表彰式には参加できずも初登壇となったサインツは、先程のマグヌッセンが2014年開幕戦のデビュー戦2位繰り上げ以来となる久々の「名門マクラーレンの登壇」でした。また1992年第8戦フランスGPでベネトンのブランドルが記録した登壇最遅96戦を5戦更新した101戦目となりました。サインツについては今シーズンのマクラーレン復調に大きく貢献し「エースドライバー」の地位を確立しました。20番手スタートから3位ですよ、予想だにしませんでしたね。遅くはなったけど短期間での移籍など紆余曲折を経て、腐らず続けてよかったと思います。それにしてもアルボンは残念でした。近い将来報われる日が来ることでしょう。

《初登壇までのレース数とその人数》
こちらはデビューからの初登壇までのレース数とその時の人数を積み上げグラフにしてみました。正直小さくて、ポールリカール並みに目がチカチカしてしまうと思うので分布を雰囲気で読んでみて下さい。
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現役ドライバーを含んでいるものは黒帯にしています。実は初登壇最多は参戦1戦目で21人もいます。ちょっと意外でした。確かに現役でも2人含まれていますし、すごいことではあるけど少しだけ納得。次点は2戦目の20人、続いて3戦目18人、4戦目14人と参戦4戦目までに全体の3割にあたる73人が経験している結果となりました。以下はレース数が増す度にその可能性を下げていく傾向がみられます。さすがに「参戦直後に早いところ登っちゃえ」なんて言えませんが、もたつけばもたつく程、次なる優秀な若手に獲られ「表彰台からは縁遠くなる」または「F1のシートを失う」方向に仕向けられてしまいます。えっ?誰の事かなんて言いませんよ(笑)

《表彰台登壇が待たれるドライバー》
 A・アルボン                0回 / 20戦
 G・ラッセル               0回 / 20戦
 L・ノリス      0回 / 20戦
 A・ジョビナッツィ     0回 / 22戦
 N・ヒュルケンベルグ 0回 / 178戦

最後はまだ初登壇の可能性を秘めている5人の現役ドライバーをみておきます。たまたまになってしまいましたが、2019年デビューの新人3人と今年からフル参戦となったジョビナッツィが残っています。若手4人はマシンもさることながらまだキャリアも浅いし、2020年も同じマシンに継続してドライブすることが決まっているため、可能性を秘めてはいます。が、問題はこの方。
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言うまでもなくルノーのヒュルケンベルグは2010年からF1をドライブし、次戦アブダビGPで179戦を数えるベテランです。参戦数が一人だけ振り切れちゃっています。他カテゴリーでは優秀な成績をおさめ、ポールポジションは経験があるなど予選の速さはありますが、どうも決勝で結果を出すには至らずきてしまいました。マシンの違いはあれど同い年の同郷ベッテルと比較すると雲泥の差がつき、比較対象にされがちで長らく優勝に手が届かなかったこちらも同郷のハイドフェルドとも表彰台登壇においては差が明らかです。ナイスガイなのでシートを失うのは惜しい話ですが、F1のシート数に限りがあり「実力社会」であることも明らかです。なかなか表彰台の手の届く位置にマシンを持っていくのは大変かと思いますが、あと1戦のチャンスがありますので「有終の美」に期待したいですね。
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今ウィリアムズからシロトキンが参戦するロシアはアジアとヨーロッパにまたがる世界最大の領土を持つ大国です。その面積に対して人口はさほど多いわけではありませんが、F1での歴史はとても浅く、小さい勢力です。ロシアGPを前に、希少かつ最新の勢力をみせ始めた大国の3人のドライバーを比較検証していきたいと思います。ひとえにロシア出身とはいえ国土が非常に広大なため、各ドライバーに出身地の地図も載せてみました。なお、ロシアGPの行われるソチの位置になります。ご参考まで。
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ヴィタリー・ペトロフ
1984年9月8日生まれ
レニングラード州ヴィボルグ出身
2010年~12年 3年間 58戦参戦
0勝 PP0回 FL1回 表彰台1回 入賞13回
10年 ルノー           19回出走 予選7位   決勝5位
11年 L・ルノー      19回出走 予選6位   決勝3位
12年 ケータハム    20回出走 予選18位 決勝11位
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F1においてロシア勢が初めて知らしめられる様になったのは、まだ記憶にも新しい2010年のルノーから参戦したV・ペトロフでした。美味しそうな名前ですよね。前にも書いたけど、冬に食べたら身体の芯まで温まりそうな料理かと思っちゃいます。ペトロフはサンクトペテルブルクに近いレニングラード州の都市ヴィボルグ出身の現在34歳です。広いロシア、その中でもフィンランドに非常に近い位置になります。確かに雰囲気はフィンランド人と似てなくもない。ボッタスの兄貴っぽい(笑)F1は25歳から28歳でドライブしました。
レースデビューは近年のドライバーでは比較的遅い17歳でした。レーシングカートは未経験です。ロシア国内のレースを経験したのち、イギリスやイタリアのフォーミュラ・ルノーに参戦。しかしロシア国内から出ると成績は振るわず、ロシアのレースに一度籍を戻しています。05年にロシアでチャンピオンに輝くと、翌06年からF1の下位カテゴリーに位置したGP2に参戦を始め、徐々に国際大会で上位を獲得するようになります。遅咲きもあってか、なかなか苦労した下積みを過ごしていますね。
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F1は先にGP2からステップアップを果たしていたグロージャンがなかなかの「当たり屋」であったために10年から代わってルノーのシートを獲得、それがロシア人初F1ドライバー誕生となりました。
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こちらは今まで度々登場しているプロット「ペトロフの予選決勝結果」になります。予選はグリッド昇降格前の純粋な順位を採用し、グラフ下端24位にプロットされているものはビリもしくはリタイヤ扱いとしています。先に各シーズンの予選決勝のベストグリッドを書きましたが、3年のうち最も成績が良かったのは2年目の黒いロータス・ルノー時代でした。その11年の予選は開幕戦オーストラリアGPで初Q3進出となり、ルノーエンジン搭載車ではレッドブルに続く3番手をゲット。決勝はスタートで4位までジャンプアップに成功して、ウェバーを上回っての3位表彰台を獲得しています。第5戦スペインGPも同じ6番手スタートを獲得しますが、入賞圏外フィニッシュで終わり、結局開幕戦の表彰台が自身初であり最後の最高位となっています。
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12年もロータス・ルノー継続かと思われましたが、2年振りにライコネンがF1復帰するあおりを受けてチームは放出、ペトロフは持参金を用意してベテランのトゥルーリからシートを奪取することに成功して、コバライネンと共に改称ケータハム初年を担うことになりました。プロットも予選決勝とも分かりやすいまでに低下し、予選は19番手付近でフィックス。決勝最高位は最終戦ブラジルGPの11位に終わり、惜しくも入賞ならず。コンストラクターズのビリ脱出に貢献しますが、またもやシートを追われてF1からとうとう離れる形となりました。
たった3年で異なるチーム名の所属をこなしたペトロフは、在籍チーム全てが駆け出しの頃から慣れ親しんだルノーエンジンでした。結果もさることながらルノーワークスの一時下火化とベテラン、新人のどちらにも追いやられるといった「ちょっと不遇な」表彰台経験者でしたね。F1ドライブ後はドイツツーリングカー選手権(DTM)に参戦。こちらDTMでも初ロシア人ドライバーとなり、正しくロシアのモータースポーツの先駆けを確立しています。

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ダニール・クビアト
1994年4月26日生まれ
ロシア バシコルトスタン共和国 ウファ出身
2014年~17年 4年間 74戦参戦
0勝 PP0回 FL1回 表彰台2回 入賞27回
14年 トロ・ロッソ 19回出走 予選5位   決勝9位
15年 レッドブル     19回出走 予選4位   決勝2位
16年 ブル / ロッソ  21回出走 予選6位   決勝3位
17年 トロ・ロッソ 15回出走 予選9位   決勝9位
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まだF1のレギュラーシート喪失から日が浅い、別名「魚雷」ことクビアト。ロシアはロシアでも、その中の「バシコルトスタン共和国」という自治体があること自体、今回このネタを書くにあたって恥ずかしながら初めて知りました。大変勉強になりました。当時のベッテルにそろそろ飽きてきたmiyabikunは、久々にトロ・ロッソを上位に持っていける「ベッテルの後継者になり得る逸材誕生」の予感がして、デビュー直後から密かにクビアト推しでいました。レッドブルに昇格したまではそこそこ順調に推移していたのですが、、結果はご存知の通り。非常に残念です。
幼少期はカートに勤しみ、2010年から先輩ベッテルと同様のBMW系ドライバーとしてレッドブルの育成システムに出会うことになります。その後ペトロフもお世話になったフォーミュラ・ルノー、GP2のさらに下位となるGP3に参戦、13年にチャンピオンを獲得するといよいよF1テストの機会が与えられ、14年にリカルドがレッドブルに昇格を果たしたトロ・ロッソの空席ゲットに至りました。
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初年は19戦中5回の入賞で最高位9位が3回、開幕戦の入賞は後輩フェルスタッペンが獲得するまで、それまでの先輩ベッテルの持つ記録を25日縮めた最年少記録でした。予選は初地元ロシアGPと最終戦アブダビGPで予選5番手を獲得しています。この活躍を受け、15年はベッテルの抜けた穴を前年のリカルドに続いてまたもやJ・E・ベルニュを差し置いてのレッドブル上級塾に進学許可を受けました。さすがにレッドブルに昇格すると、予選決勝の成績はドンと上がりますよね。第6戦モナコGPの4位入賞を皮切りに、第10戦ハンガリーGPでは7番手スタートから2位表彰台を獲得しました(こちらはベッテルに18日遅れの当時最年少表彰台2番目、現在4番目の記録)結果的にこのシーズンは相方リカルドを3ポイント上回る7位で終えることに成功するなど、ベッテルに負けないペースでステップアップを果たして、本当にココまではいい感じに来ていました。
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事件は翌16年の第3戦中国GPからでしたね。フェラーリのベッテルと接触を起こし、ベッテル2位、クビアト3位で共に登壇するも、表彰式前の控え室で叱責を食らい、続く地元のロシアGPでスタート直後に再びベッテルと接触してリタイヤに追い込んでしまいました。ベッテルからのチーム直訴も影響したか、このレースを最後にレッドブルグループ初となる「トロ・ロッソへの強制送還」を経験してしまいました。スイッチしたフェルスタッペンはレッドブル昇格早々に優勝するわ、降格した先のサインツとは比較対象になるわで「出戻り後」は相当な屈辱に合わせて焦りにかられて、第1期トロ・ロッソ時代から一段階落ちるような戦績となり、昨年終盤にとうとうシートを失いました。
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セルゲイ・シロトキン
1995年8月27日生まれ
モスクワ州モスクワ
2018年~         1年目 15戦参戦中
0勝 PP0回 FL0回 表彰台0回 入賞1回
18年 ウィリアムズ 15回出走 予選12位 決勝10位
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当初この企画は上記2人のロシア人比較を予定していました。しかしクビアトと入れ替わり今シーズン新たにロシア3人目となるシロトキンがウィリアムズからデビューしましたので、まだF1参戦中の身ではありますが、参考までに加えました。
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顔は落ち着いているものの3人の中では最も若く、現在23歳になったばかりです。13歳からカートを始め、2012年はイタリアのF3、翌13年はフォーミュラ・ルノーに昇格を果たすと、ロシアの国営スポンサーを味方につけたシロトキンはザウバーの目に留まり、F1への道が一気に近づきました。15年から16年のGP2最終年をドライブしつつ、ルノーのテストドライバーを掛け持ち、チャンピオンにはならずも17年にザウバーのテストドライバーを経験。持ち込みスポンサーを後ろ盾に18年から特に所縁もなかったウィリアムズにおいてベテランのクビカとの接戦に打ち勝ち、晴れてレギュラーシートを得ました。
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まだ現役バリバリなので戦績を結論付けるには早い時期ですが、ご存知の通り現役ドライバー中、入賞まで14戦を要する最遅となってしまいました。フォローするならば、今のウィリアムズは入賞が10位となった近年であっても、上位完走が厳しいというのが事実です。また序盤7戦は現役最小タイの決勝周回数に対し、第8戦から第14戦までの中盤7戦は、相方ストロールより2周分多い周回数となる上位6位の走行数をこなすようになるなど、周回遅れになっても完走まで車を持っていく姿勢は評価できます。

《チームメイトとの戦績比較》
三者の参戦期間は綺麗に被らないため、直接の戦績比較はできません。よって、まずは当時チームメイトだったドライバーとの予選、決勝対決をさせてみます。予選はいつもの通り「昇降格前の純粋な予選順位」とし、決勝のリタイヤは最後尾扱い、両リタイヤは「引き分け」とします。また各ロシア人ドライバーのイメージカラーはペトロフが赤系、クビアトが青系、シロトキンが緑系と区別しました。
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まず初号機ペトロフです。初年2010年は優勝経験もあるクビカに対して予選決勝ともに大敗です。うん、これは仕方ない。だってレース巧者だもん。いきなり勝つようなことがあれば、もっと評価されていたでしょう。2年目の11年はどうか、こちらもベテランのハイドフェルドに名前と顔だけはイケているセナに対して、予選も決勝も上回っています。この年は先程も書いたように表彰台にも登壇しており、マシンも比較的ペトロフに合っていたかと思います。概ねロータス・ルノー継続と思われたにもかかわらず、3年目は下位チーム移籍を強いられた件はラリーから出戻った「ビッグネームのおっちゃん」を恨むしかありませんね。下位チームとなっても最終の12年はコバライネン相手にまあまあいい勝負していました。全20戦中10勝9負け1引き分けの対戦成績の中に、ミクロで見れば最終戦ブラジルGPが予選19位から決勝は11位と入賞まであと1つのチーム最上位フィニッシュ(結果チーム全成績ではタイ記録)となり、ポイント付与はないもののコンシストラクター12チーム中10位に引き上げたことに価値があります。最終的にはペトロフのみならずコバライネンも合わせて13年のレギュラーシート喪失(ただしコバライネンはスポット参戦あり)となりました。
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続く2号機、クビアトです。1年目となるトロ・ロッソ第1期は先輩塾生のベルニュ相手に予選で余裕で勝ち越し、決勝は8勝9敗2引き分けの内容で上級クラスのレッドブルに選出されています。ちなみにベルニュは前年13年はリカルドを相手に負けが多く、トロ・ロッソ居残りが決まったわけですが、クビアトとは決勝では競り勝っているにもかかわらず昇格に声がかかることもなく、シートを喪失しています。何とも不運というか不遇というか、、活躍の場をフェラーリのテストドライバーを経て今はフォーミュラEに切り替える運命を辿っていきます。2年目の14年は先輩リカルドと共に優勝も狙えるレッドブルとなったことで、求められる結果も「ワンランク上」が期待されました。そこで予選は負けても決勝で1つ上回り、ランキングも上回る偉業を成し遂げます。リカルドが表彰台2つに対しても1つしっかり獲得して、珍しく未勝利シーズンでも2人で被害は最小限に抑えられています。クビアトにとって、この後のランキンググラフでもわかるようにこれがベストシーズンといえます。
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悲劇はこの後すぐにやってくる。3年目も同じラインナップでスタートするも、前述のベッテル先輩事件を2つかましたことでフェルスタッペンとスイッチ。第2期トロ・ロッソ相方が新入りサインツとなっても「降格」が精神的にも走りにも悪影響を及ぼしたか、予選決勝共に大敗を喫する結果に。思わず同情したくなるような内容でした。4年目となる「今のところのF1最終年」サインツ相手にいいところが出し切れず、方やサインツはワークスルノーへの引き抜き、さらには次世代の塾生であるガスリーやハートレイの引き合いにされる状況にさいなまれて、最終戦を待たずして第17戦アメリカGPを最後に退学。今シーズンはフェラーリの開発ドライバーへの道を選ぶという、何だかベルニュ先輩と「同じ香り」を漂わせています。
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最後は3号機現役のシロトキンの直近第15戦シンガポールGPまでのストロールちゃまとの比較になります。テールエンダー確定のヘボヘボ名門ではありますが、ちゃんと勝ち負けは比較できます。予選は8勝7敗の今のところの勝ち越しで、内容はストロールの最上位が第14戦イタリアGPのQ3進出の10番手、シロトキンはアゼルバイジャン、ドイツ、イタリアの12番手3回となっています。ストロールと共に、高速寄りのサーキットで何とかライバルの中に食い込めています。決勝は6勝8敗1引き分けでストロールの勝ちとなっています。これが一年違いのキャリアの差か「懐の余裕」かは分かりません。この後の残る6戦で勝敗が変わる、チームが台頭しそうそうなサーキットがあるかと考えると、、メキシコで割合は少ないながらもロングストレートセクションがあるくらいで他はライバルを食えるようなGPやサーキットはなさそう。今できることは来シーズンの移籍が噂されるストロールがチームメイトの間に「予選決勝共に勝てるかどうか」が注目の的となるのでしょうか。現時点ではまだ決着はついていません。

《三者の予選決勝戦績》
先程個別でプロットした3人の予選および決勝の成績を無理矢理一つのグラフで表現するとこうなります。最下部にプロットされるものは予選、決勝ともビリもしくはリタイヤのものとなり、各人の色使いは先程と揃えて、黄色の領域は3位までの表彰台獲得、緑色は入賞圏内の10位までを塗って表現しています。
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パッと見ると、2号機クビアトの2年目がトップチームドライブもあって高水準に位置します。それを追いかけるかのようにペトロフの2年目も1回の登壇もあって比較的高めです。シロトキンは入賞が一度キリなため、プロットは2人の先輩より低くなります。マシンやチームのせいなのか、実力なのかは本当に断言し難い。
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続いて、だいぶ見辛いですが参戦数で左端に寄せてみました。最多参戦は今のところクビアトの74戦、次にペトロフの58戦、そしてシロトキンは今日現在の15戦となります。参戦ドライバー数がペトロフ時代とクビアト時代で若干異なりますので単純比較できませんが、ペトロフのケータハムはお世辞にも成績が良かった方ではないため、クビアトの最終年と比べても予選、決勝とも低い内容で推移しています。クビアトはもう少し安定した入賞圏内を残せたら、第2期トロ・ロッソ時代を実績ない新人に奪われることは無かっただろうに。比較対象のサインツがシーズン終了前にルノーに移籍したこともあって「立ち位置の不安定さや重圧」などが結果にも現れているかのように見えます。

《ドライバーズランキング》
こちらも戦績と同様に各人で参戦時期は被りませんが、一つのグラフで表現してみました。
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まだ1シーズンを終えていないシロトキンはさておき、ペトロフもクビアトも2年目が最も好成績だったことがわかります。1年目は練習期間で2年目は真の実力を発揮する、これが一般的な流れです。特にクビアトはうまくトップチームへの移籍を決めたので、むしろこうならなきゃ困りますね。それを維持できればよかったのに、3年目は序盤に前述が重なり「ラフなドライバー」である印象から降格を招いて、そこから1年目第1期にも劣る成績がシート喪失に繋がってしまいました。レッドブル塾のシステムにはちゃんと「昇格と共に降格も十分あり得る」ということを知らしめてくれました。降格後の奮起を期待しても、それ以上の精神的ダメージ、焦りなどを伴って「命繋ぎ」ができませんでしたね。
シロトキンは今現在、2年目を過ごせるかの確約が未だにされていません。個人的には先輩2人のように維持、もしくはより戦闘力のあるマシンでのドライブでどうなるか見てみたいものですが、来シーズン向けのシートも残りが少なくなってきています。シーズンの最後まであのマシンでできる限り上位完走、入賞していければいいのになと思っています。

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今回は近年成長著しいロシア人ドライバーをピックアップしてみました。現在フェラーリで開発ドライバーを担当するクビアトは、もしかしたら来シーズン再び(三度?)F1の舞台に戻ってこれるかもしれない噂が挙がってきています。今後もロシアGPは行われることだし、ロシアのF1熱が下火になるにはまだ早い!

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大阪の27階から書き込みます。大阪の皆さん、お邪魔しています。今回は先日の続き「初優勝の舞台と記録」の第2弾です。少しだけ視点を変えてみていきます。

《初優勝を生んだサーキットランキング》
  1 10人 インディアナポリス ※           -5.00
            (インディアナポリスGP)
  2   9人 モンテカルロ市街地              -3.78
            (モナコGP)
  3   7人 モンツァ -2.14
            (イタリアGP)
  4   6人 ジル・ヴィルヌーブ              -2.83
            (カナダGP)
  5   4人 エステルライヒリンク(※)    
-6.75
            (オーストリアGP)
              ザントフォールト ※                 -1.00
            (オランダGP)
              シルバーストン                     -1.50
            (イギリスGP)
              スパ・フランコルシャン      -4.75
            (ベルギーGP)
              ニュルブルクリンク ※          -0.50
            (ドイツGP、ヨーロッパGP)
              ハンガロリンク                    -1.25
            (ハンガリーGP)
              ワトキンズ・グレン ※          -3.25
            (アメリカGP)
12   3人 ホセ・カルロス・パーチェ   -5.67
            (ブラジルGP)
              キャラミ ※                            -3.00
            (南アフリカGP)
              ディジョン・プレノワ ※       -3.00
            (フランスGP)
15   2人 10サーキット
25   1人 16サーキット
     ※は現在は行われていないサーキット

上位のインディアナポリス、モンテカルロ市街地、モンツァ、ジル・ヴィルヌーブまでは先日のGP別と似通った並びです。上位にいたフランスGPは前回6人を輩出したGPでしたが、サーキット単位にしてしまうと2人ずつになってしまい、たまたま感があります。
ニュルブルクリンクの4人のうち、172のコーナーを有する北コース(22.810km)で初優勝したのはA・アスカリとJ・サーティースの2人でいずれも後にチャンピオンを獲得する逸材でした。また、今は名称とヘルマン・ティルケによる線形改良が施されたオーストリアのエステルライヒリンク(現 レッドブルリンク)は起伏に富んだ超高速サーキットで平均6.75人抜きの初優勝を生むパッシングも多さで、危険度も高いサーキットでした。ちなみに以前に書いた、初優勝の条件を外すとエステルライヒリンクは平均2.67人抜きで優勝しており、改良したレッドブルリンク(A1リンク)でみると平均1.50人抜きで減ってしまいました。ヘルマン・ティルケ改良失敗?!
サーキット別でみたら何か初優勝の決め手が見つかるか試してみましたが、正直あまりよくわからないですね。同じサーキット一途でたくさんやってれば自然と上位にきちゃうし、ミヤビマン・ティルケはまた企画失敗?!(笑)

《サーキット別の初優勝率ランキング》
  1 100%  セブリング ※                      1人/1回
                ツェルトヴェク ※               1人/1回
  3 90.9% インディアナポリス ※      10人/11回
  4 50.0% ディジョン・プレノワ ※    3人/6回
                ラスベガス ※                      1人/2回
  6 40.0% ルーアン ※                          2人/5回
  7 33.3% アンデルストープ ※            2人/6回
  8 25.0% ソチ・オリンピックパーク1人/4回
                モンジュイック・パーク ※ 1人/4回
10 22.2% エステルライヒリンク(※)   4人/18回
11 20.0% エイントリー ※                  1人/5回
                ブレムガルテン ※              1人/5回
13 18.2% ランス ※                            2人/11回
14 15.8% ジル・ヴィルヌーブ          6人/38回
15 15.0% キャラミ ※                        3人/20回

ならばと開催回数から初優勝者の割合を算出してみました。ほとんどが※マークのつく過去のサーキットとなっており、さっきのランキングとは逆に、開催回数が少ない方が上位になりそうです。このランキングでもインディアナポリスGPでみると何と90.9%、アメリカGPを含めても全19回で52.6%と上位にきます。インディアナポリスは11回開催で1953年と54年のB・ヴコヴィッチが唯一2勝して、他10人の初優勝者を輩出しています。2017年までF1インディアナポリスGPが続いていれば佐藤琢磨もこの中含まれていたことでしょう。
現役サーキットではロシアGPの行われるソチ、先日のカナダGPのジル・ヴィルヌーブの初優勝率が高めです。ソチはまだ日が浅いため、今日のF1ではカナダGPで初優勝が生まれる確率が高いといえます。今シーズンは「マイスター」が余裕で逃げてしまいました。残念!

《予選からの平均アップ数が高い初優勝サーキット》
  1 -10.50 ホッケンハイムリンク ※      2人
  2 -10.00 モンジュイック・パーク ※  1人
  3   -9.00 セブリング ※                       1人
  4   -8.50 ランス ※                               2人
  5   -6.75 エステルライヒリンク(※)    4人
  6   -6.00 セパン                                 1人
                ツェルトヴェク ※                1人
  8   -5.67 ホセ・カルロス・パーチェ 3人
  9   -5.00 アルバート・パーク            1人
                インディアナポリス ※       10人
                鈴鹿                                     1人
12   -4.75 スパ・フランコルシャン     4人
13   -4.00 アンデルストープ ※             2人
                ヘレス ※                               1人
                ポール・リカール ※             1人

1位のホッケンハイムリンクの2回は改修前のハイスピード時代です。ココは誰の改修か?!ヤツです(笑)全パッシング回数はさすがに調べていませんが、こちらも同様に昨年調べた結果でいうと改修してからの優勝者は10回中6回のポール・トゥ・ウィンで平均0.50人抜きでしたので改修によって「優勝争いが激化したか」と問われたら、激化していないということが数字から表れてしまいます。
近年、オーストリアGPの「再エステルライヒリンク化」が噂されています。過去の映像を観るとハイスピードでスリリングなレースが行われていました。もし再改修で復元となれば、事故の危険性は上がりますが、少なくとも現レイアウトよりはバトルがみられ、初優勝者も出しやすくなりそうです。義父のバーニー・エクレストンもF1界から退いた事だし、ティルケサーキットの見直しを図っていいかもしれません。

《初優勝に多い予選からのアップ数》
   1  0人抜き 24人
                     N・ロズベルグ、S・ベッテル ●、
                     L・ハミルトン ●、F・マッサ ●、
                     F・アロンソ ●、A・セナ、N・ピケ ほか
   2  2人抜き 17人
                     V・ボッタス ●、M・シューマッハ、
                     N・マンセル、A・プロスト、
                     G・ヴィルヌーブ、J・スチュワート ほか
   3  1人抜き 15人
                     R・クビカ、H・コバライネン、D・ヒル
                     J・ヴィルヌーブ、R・パトレーゼ、
                     J・ワトソン、D・ピローニ、G・ヒル ほか
  4   3人抜き 10人
                     M・フェルスタッペン ●、J・バトン、
                     G・ベルガー、C・ロイテマン、
                     M・アンドレッティ、D・ハルム ほか
  5   4人抜き 9人
                     M・ハッキネン、J・ハーバート、
                     J・アレジ、P・タンベイ
                     R・ピーターソン、F・セベール ほか
  6   5人抜き 8人
                     D・リカルド ●、E・アーバイン、
                     T・ブーツェン、A・ナニーニ、
                     R・アルヌー、C・パーチェ ほか
  7   6人抜き 6人
                     K・ライコネン ●、E・デ・アンジェリス、
                     L・バンディーニ、M・ホーソーン ほか
  8   7人抜き 5人
                     G・フィジケラ、K・ロズベルグ、
                      J・ラフィー、V・ブランビラ ほか
  9 13人抜き 3人
                     O・パニス、A・ジョーンズ ほか
10 10人抜き 2人
                     J・マス、P・ゲシン
     11人抜き 2人
                     J・クラーク、G・バゲッティ
12   8人抜き 1人
                     M・トランティニャン
       9人抜き 1人
                     B・マクラーレン
     12人抜き 1人
                     S・ハンクス
     17人抜き 1人
                     R・バリチェロ
   ●は現役ドライバー

最後は初優勝のアップ数です。名前は新しい優勝者順、現役を優先に、他は著名ドライバーを例に挙げています。やっぱりF1はポールポジションが有利には違いありません。全107人の22.4%がポールポジションの順位そのまま、35.5%がフロントロウからの初優勝となります。また、先日のボッタスと同じ3番手スタートも意外と優勝に近く、1人抜きの2番手スタートより初優勝者が多い点が面白い。これは何度も言っていますが、●印の現役は特に予選上位からの初優勝が多めです。現役ではリカルドが予選6番手からの初優勝、ライコネンは予選7番手からの初優勝でした。最近はスタートで順位を落としがちなライコネン、若かりし頃は中団スタートからもファステストラップでガンガン追い抜いて優勝にこぎつけたものです。今シーズンのマシンはパワーもドライバビリティも優れていて、優勝するに充分なものです。ベッテルとの比較されても仕方がない、年齢的な劣化が露わになっています。

2回に渡って初優勝をデータからクローズアップしてみました。恥ずかしながら明瞭な結果やキーポイントを見出せない「企画倒れ」感がありましたね(笑)
初優勝108人目は誰の手に?! 

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先日のロシアGPでV・ボッタスが初優勝をおさめました。F1史上107人目になります。昨シーズンはスペインGPでM・フェルスタッペンが移籍直後の最年少初優勝して、これで2年連続で誕生しています。勝者に偏りがある近年において、初優勝は誰であっても嬉しいものですよね。
ボッタスの初優勝をきっかけに、少し久し振りのデータいじりをしてみました。今回は「初優勝の舞台と記録」に着目します。2017年の第6戦モナコGPまでにF1は962戦行われ、優勝経験者107人全てを対象としています。GP名につく数字は予選順位からのアップ数を参考までに載せました。平均値だし、時代やマシン、様々なサーキットに天候などを加味していないため、本当に参考程度です。

《初優勝を生んだGPランキング》
  1 10人 インディアナポリスGP ※ -5.00
            (インディアナポリス)
  2   9人 モナコGP -3.78
            (モンテカルロ市街地)
  3   7人 イタリアGP -2.14
            (モンツァ)
              フランスGP ※ -4.29
            (ランス、
ポール・リカール、
                ルーアン、ディジョン・プレノワ)
  5   6人 カナダGP -2.83
            (ジル・ヴィルヌーブ)
              イギリスGP -1.50
            (シルバーストン、エイントリー、
               ブランズハッチ)
              ベルギーGP -3.67
            (スパ・フランコルシャン、ゾルダー)
              アメリカGP -4.00
            (セブリング、ワトキンズ・グレン、
               ラスベガス市街地)
  9   5人 オーストリアGP -6.60
            (ツェルトヴェク、
               エステルライヒリンク)
             ドイツGP ※ -4.40
            (ニュルブルクリンク、
                ホッケンハイムリンク)
11   4人 オランダGP ※ -1.00
            (ザントフォールト)
             スペインGP -3.25
            (ハラマ、モンジュイック・パーク、
                カタロニア)
             ハンガリーGP -1.25
            (ハンガロリンク)
14   3人 南アフリカGP ※ -3.00
            (キャラミ)
              ヨーロッパGP -2.33
            (ブランズハッチ、
                ニュルブルクリンク、ヘレス)
              ブラジルGP -5.67
            (ホセ・カルロス・パーチェ)
17   2人   5GP
22   1人   7GP
29   0人 11GP
    ※は2017年に行われないGP

当然ながら古参のGPが上位を連ねます。先日の佐藤琢磨の優勝でわいた1位インディアナポリスGPの10人は全てがアメリカ人でマシンも普段のF1マシンではありませんので、本来は除外した方がいいのかもしれません。ちなみに日本GPは鈴鹿で1989年のA・ナニーニによる1回のみで富士やTI英田で初優勝は生まれていません。予選から抜いた数を付け加えてみましたが、やっぱりそこからは「初優勝」へのキーポイントはみえてきません。GP別よりサーキット別の特性による影響の方が強いでしょうか。
意外なのはインディアナポリスGPに次ぐ2位には伝統のモナコGPがきました。9人の初優勝に平均-3.78人抜きをしています。抜けない、予選勝負、ガードレールが、といいつつ、長い歴史があると様々なドラマやハプニングを生み、多くの初優勝も生みました。初代1950年のJ・M・ファンジオと現状末代2004年のJ・トゥルーリはポール・トゥ・ウィンでしたが、1955年のM・トランティニャンは-8位、1996年のO・パニスに至っては-13位です。ちなみに1972年に優勝したJ・P・ベルトワーズとパニス、トゥルーリの3人はモナコ初優勝が唯一の優勝となっています。それでなんと3勝分です!(笑)
続く7人輩出はイタリアGPとフランスGPです。フランスGPは以前に何回かブログで取り扱ったようにランスで2人、ルーアンで2人、ポール・リカールで1人、ディジョン・プレノワで2人の4箇所の合計でカウントしています。一方イタリアはモンツァ1箇所のカウントになります。近年だと先日振り返った2008年のS・ベッテルがトロ・ロッソでポール・トゥ・ウィンを決めています。高速モンツァはポール・トゥ・ウィンが7人中3人、1人抜き優勝が1人、2人抜き優勝が2人であり、1971年のP・ゲシンが10人抜き優勝をしていますが、基本的に予選上位スタートが有利には違いありません。
初優勝の無いGPはアブダビ、アルゼンチン、インド、シンガポール、バーレーン、パシフィック、ペスカーラ、モロッコ、ルクセンブルク(サーキットでみたらニュルブルクリンクはあり)、韓国の11GPでした。

《母国GPで初優勝》
   S・モス 1955年 イギリスGP ±0
   L・スカルフィオッティ 1966年 イタリアGP -1
   C・パーチェ 1975年 ブラジルGP -5
   G・ヴィルヌーブ  1978年 カナダGP -2
   J・P・ジャブイユ 1979年 フランスGP ±0
   A・プロスト 1981年 フランスGP ★ -2
   N・マンセル 1985年 ヨーロッパGP ★※  -2
     ★はチャンピオン獲得者
     ※はイギリスのブランズハッチで開催

インディアナポリスGPは全員アメリカ人による母国優勝で「F1とはちょいと違う」感じなので、今回は除外しました。
優勝するだけでも大変で名誉あることなのに、初優勝が母国という「喜びもひとしお」のドライバーが7人もいます。いずれもリアルタイム観戦のタイミングではないので、詳しくはわかりませんが、翌日はその国内中が先日の佐藤琢磨以上にわいたことでしょう。中でもカナダのG・ヴィルヌーブとブラジルのC・パーチェについてはご存知の通り後にその名がそのままサーキットに名付けられました。
南アフリカGPで優勝したP・ロドリゲスも母国優勝ではないものの、メキシコGPで現在も使用するサーキットの名前に「兄弟として」採用されています。今のところ唯一のメキシコ人ドライバー優勝者です。ただし上記2人も含め、名付けられた3人は皆レース中に事故死して、サーキット名になっているため、当人はそのことは知らないままです。日本人も過去に鈴鹿サーキットで鈴木亜久里と小林可夢偉の2人が3位表彰台を獲得していますが、名付けられる条件は「母国優勝」かつ「果敢に挑戦し殉職」した場合に限りそうです。

《現役ドライバーの初優勝》
   K・ライコネン 2003年 マレーシアGP -6
   F・アロンソ 2003年 ハンガリーGP ±0
   F・マッサ 2006年 トルコGP ±0
(J・バトン 2006年 ハンガリーGP -3)
   L・ハミルトン 2007年 カナダGP ±0
   S・ベッテル 2008年 イタリアGP ±0
   D・リカルド 2014年 カナダGP -5
   M・フェルスタッペン 2016年 スペインGP -3
   V・ボッタス 2017年 ロシアGP -2

最後に現役ドライバーの初優勝を並べてみました。現役ドライバーの初優勝順でおおよそキャリア順、年齢順みたいになってきます。このブログの「過去のレースを振り返る」でよく取り扱うものですね。バトンは入れてあげるか迷いましたが、先日のモナコGPでアルバイトしに来たのでカッコ書きで現役に混ぜてあげました。
最新のロシアGPでのボッタスは初優勝まで82戦要して歴代11番目の遅い記録となり、現役でバトンを含めると2番目に遅いものでした。まだ優勝のないヒュルケンベルグとペレスが優勝するとバトンをも上回る遅さになります。2人とも引っ張りますね〜(笑)
マッサは今はなきトルコGPの2代目優勝者です(初代は2005年のライコネン)また近年はカナダGPで2人生まれており、次戦のカナダGPでもちょっぴり期待してしまいます。
他のパラメーターでも整理していますので、それらはまた次回にアップしようと思います。

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