「F1から学ぶ英文法講座」のLesson 2は、、っとその前に、前回Lesson 1「名詞、冠詞、代名詞」の答え合わせしてみましょう。

  • 《前回の内容の確認テストの解答》
    ① I ordered __ __ __ __ in motorhome.
  •     モーターホームで3杯のコーヒーを頼んだ
  •     →three cups of coffee
  • ② __ drivers are aiming for a champion.
    全てのドライバーはチャンピオンを目指している
    →All
③ I watched the race __ Rosberg won.
    私はロズベルグが勝つレースを観た
    →that または which

いかがでしたか?!③は「ロズベルグ」という人名に惑わされて、先行詞は「人か?」なんて思ってしまいそうですが、先行詞はthe raceなので「物」です。よってthatまたはwhichが正解。関係代名詞は以降また機会を設けて学べたらいいなと思います(覚えていたら)
という感じでLesson 2に入ります。皆さんの大好きな「F1」に関する英文法講座ですからね〜頑張りましょう!(笑)今回はいよいよ巨大勢力である「動詞」にまず片足だけ突っ込んでみます。

《動詞》verb(現在形)
動作や状態を表す単語です。辞書の記号は「v」になります。前回、前々回の繰り返しで、動詞といいつつ名詞にも用いるもの、そのまた逆もあったりして、便利なような複雑なような。
動詞は大きく2つに分類されます。

・ be動詞  :「ある」「いる」など存在を表す
                      beが原型、am,are,isが現在形
・一般動詞:細かな動作や行為、状態を表す
                      drive,clash,pass,stopなど多数

動詞は名詞同様に四の五の言わなくても皆さんよくご存知ですし、日常的に日本語の会話の中にも取り入れられていますよね。
be動詞の意味は?と聞かれると一瞬ちょっと「何だろう?」と考えてしまうことがありますが「〜です」や「〜だ」になるのでしょうか。微妙ヤツらなんて言ったらバチが当たりそうだけど、半透明な感じな割に超重要単語だし、かなり重宝します。

   主語               be動詞  省略形
   I                         am     I'm
   You,We,They     are    You're,We're,They're
   He,She,It            is      He's,She's,It's

amは一人称単数形の主語「I」に対するbe動詞でareは二人称単数形や複数形の「You」や一人称複数形「We」や複数形の「They」が主語に対するもの、isは三人称単数形「He,She,It」に対応します。また、be動詞は「'」(アポストロフィ)を付けることで省略もできます。そんな得するほど略せてはいませんがー。

一般動詞は一つずつ到底挙げられないくらい無数にあるので、ここではF1で使いそうなものに限定します。それでもつたないmiyabikunの英語力ではほんの数%しか出てきません。。現在形の一般動詞は主語が一人称または二人称の時は原型のまま用いることができます。しかし、三人称単数形の場合には「原型+s」(いわゆる三単現のs)とする必要があります。先日の加算名詞の複数形と同様にその三単現の付け方はその動詞の「綴り」によって、いくつかの違いがあります。

①語尾がs,x,ch,shとなる場合
    →「〜s」でなく「〜es」を付け「イズ」と発音
②語尾が「o」となる場合
    →「〜s」でなく「〜es」を付け「ズ」と発音
③語尾が「子音+y」となる場合
    →語尾の「y」を「i」に変えて「〜es」を付ける
       ただし「母音+y」はそのまま「〜s」を付ける
④動詞「have」
    →「has」とする

また、一般動詞の中でも「どんな動詞か」で分類されます。

①動作動詞:「〜する」という動作を示し
                     進行形で表現できる
                      go,drive,play,run,(stand,have)
②状態動詞:「〜ある」という状態を示し
                     進行形にはならない
                      know,like,love,(stand,have)
    ※(   )の単語は意味によってどちらにも属す

動詞は肯定文、否定文の場合はbe動詞でも一般動詞でも主語(S)の後に通常は置かれます。逆に疑問文の場合はbe動詞の場合は主語の前、一般動詞では「Do」という「〜する」という意味の動詞を主語の前に置きます。まず現在形の肯定文からいくつか挙げてみます。

 ● Stroll is the F1 driver.
    ストロールはF1ドライバーです

・We are sponsors of McLaren team.
    私達はマクラーレンのスポンサーです
・I am in Sepang International Circuit now.
    私は今セパン国際サーキットにいます
 ● Redbull team wins Toro Rosso team.
    レッドブルはトロ・ロッソに勝つ
 ● Bottas leaves an order to Hamilton.
    ボッタスはハミルトンに順位を譲る


さらに、目的語(O)を必要とするかしないかで意味や文脈も変わってきます。
①自動詞:単体では目的語「〜を」を必要としないが、
                  目的語を付ける場合は間に前置詞を挟む
                  belong(+to),come(+in)
②他動詞:目的語「〜を」を必要とするもので
                  前置詞は不要
                  approach,enter,obey,reach,attend

自動詞、他動詞でも例文を挙げます。
  • ・Ericsson belongs to Saubar team.
  •     エリクソンはザウバーに所属している
  •  ● Ricciardo comes in a circuit.
        リカルドがサーキットに入る
  • ・Perez obeys the order of the team.
  •     ペレスはチームの命令に従う
  • ・Alonso approaches the first corner.
  •     アロンソが第1コーナーに接近する

  • 動詞の現在形の肯定文だけでもザックリこのボリュームです。頭がパンクしそうなので、あと1つだけ軽めのをやって今回の「動詞の片足」を〆ます。


《動詞》(進行形)
現在形は「ドライバーがサーキットを運転する」といった「いつもやっていること」などを表現する時に使用します。進行形は「今ピットインしようとしている」といった「今まさしくやっている最中」のような表現がしたい時に使用するものです。形式は主語に合ったbe動詞の後に「動詞にing」を付けた「現在分詞」とすることで「動詞しているところ」となります。見た目は今後出てくる予定の「動名詞」と同じです。ただし、先に出てきた状態動詞は進行形にはなりません。確かにknowing,likingなんて聞きませんよね。これらを見かけた場合は進行形でなく動名詞です。

・be動詞+動詞ing

現在分詞にする方法もいくつかあって、以下に動詞+ingでないパターンを挙げます。

①語尾が「e」となる場合
    →「e」を取って「ing」を付ける
②語尾が「ie」となる場合
    →「ie」を「y」に変えて「〜ing」を付ける
③語尾が「短母音+子音字」となる場合
    →語尾の子音字を重ねて「〜ing」を付ける
       ※ただしvisitingをはじめ、その全てではない。

現在形と現在進行形の違いを例文で比較していきます。

 ● They wear pink racing suits.
    彼らはピンク色のレーシングスーツを着る
→ They are wearing pink racing suits.
    彼らはピンク色のレーシングスーツを着ている

上手く伝わり辛いかもしれませんが、下段の進行形の方が「今まさしく」っていう動きある感じがしませんか?そんなイメージですってことにしておいて下さい(笑)


    • 《今回の内容の確認テスト》
      ① Suzuka circuit __ in Mie prefecture of Japan.
    •     鈴鹿サーキットは日本の三重県にある
    • ② Hamilton __ Schumacher's pole position record.
        ハミルトンはシューマッハのポールポジション記録を上回る
    ③ I am __ the tire with a tire warmer.
        私はタイヤをタイヤウォーマーで温めている

解答は次回発表します!
また間違いがありましたら、恥ずかしいのでこっそり教えて下さい。