F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:歌詞

イタリア国歌も散々聴いてきましたよね。その多くがM・シューマッハをはじめフェラーリにまつわる優勝時に聴けるものであり、このあとわかりますが、イタリア人F1ドライバーによるものは国歌の知名度の割には意外と少ないものになります。

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《イタリア国歌》
    曲名:L'inno di Mameli(マメーリの賛歌)
    制定:不明(1740年や1745年など諸説あり)
    作詞:ゴッフレード・マメーリ
    作曲:ミケーレ・ノヴァーロ

    Fratelli d'Italia, l'Italia s'è desta,
    dell'elmo di Scipio s'è cinta la testa.
    Dov'è la Vittoria?
    Le porga la chioma, ché schiava di Roma
    Iddio la creò.

    〜間奏〜

    Fratelli d'Italia, l'Italia s'è desta,
    dell'elmo di Scipio s'è cinta la testa.
    Dov'è la Vittoria?
    Le porga la chioma, ché schiava di Roma
    Iddio la creò.
    Stringiamci a coorte,
    siam pronti alla morte.
    Siam pronti alla morte,
    l'Italia chiamò.
    Stringiamci a coorte,
    siam pronti alla morte.
    Siam pronti alla morte,
    l'Italia chiamò.(Sì!)

    イタリアの兄弟よ、イタリアは今目覚めた
    シピオの兜を頭に戴き
    勝利の女神ヴィットリアは何処に?
    主が創りたもうたローマのしもべ
    我がイタリア その美しい髪を捧げよ

    〜間奏〜

    イタリアの兄弟よ、イタリアは今目覚めた
    シピオの兜を頭に戴き
    勝利の女神ヴィットリアは何処に?
    主が創りたもうたローマのしもべ
    我がイタリア その美しい髪を捧げよ
    さあ隊列を組め、我等は死をも恐れない
    我等は死をも恐れない
    イタリアが呼んでいる
    さあ隊列を組め、我等は死をも恐れない
    我等は死をも恐れない
    イタリアが呼んでいる(そうだ!)

この国歌は聴いているだけで勇ましい気分になれます。面白いのは間奏を挟んで曲調が変わる点でしょうか。聴き慣れない時は「終わったのに、まだ続きあるんだ?!」という感覚に度々陥ったのを思い出します。勇ましい気分になるのはそのテンポのいい曲調に加え、戦い前を連想する士気を高めるような歌詞にもあるのかもしれません。F1の場合、イタリアGP以外は戦の後に流れるものではあるのですが。国歌は5番まであるものの、例のごとく知名度は低く、イタリア国民でも5番までしっかり知っている人は限られているようです。

https://youtu.be/-uSKxNAIQ-8

《国歌を聴ける、聴けた機会など》
    現役ドライバー:なし(A・ジョビナッツィ)
    OBドライバー:アスカリ、トゥルーリ、フィジケラ
                              アルボレート、ファリーナ、
                              パトレーゼ、ナニーニ ほか
    優勝者上位5人:1 13回 A・アスカリ        30.2%
                               2   6回 R・パトレーゼ    14.0%
                               3   5回 G・ファリーナ    11.6%
                                    5回 M・アルボレート 11.6%
                               5   3回 G・フィジケラ       7.0%
                              他 11回                              25.6%
                           合計43回                            100.0%
    コンストラクター:フェラーリ、トロ・ロッソ、
                                    アルファロメオ、マセラティ
    開催国として:イタリアGP(2018年は第14戦)

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間も無くF1は1,000戦の大台に達します。イタリアは誰もが知るフェラーリのお国、歴史長きモンツァでのF1の割に、イタリア人ドライバーの優勝回数となるとたったの43回なんです。一人ずば抜けた人は別として、近年ではハミルトンやベッテルが着実に勝ち星を積み重ねて歴代上位に立ち、イタリア人全員を余裕で上回る数となっています。
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イタリア人最多は頭一つ抜けた13勝のアスカリで、以下はパトレーゼ、ファリーナとアルボレート、フィジケラにアンジェリスまでが複数回、そして他9人が1勝となっています。1勝するだけでも大変で、勝てない人はもっと山のようにいるんですから、M・シューマッハの91勝は異次元過ぎることがよくわかりますよね。
先日チーム別のドライバー戦績を見てきました。ドイツ人のM・シューマッハがイタリア国歌を流すチャンスは72回ありました。続いてオーストリア人のラウダが14回、ドイツ人のベッテルが直近のベルギーGPを制したことでアスカリに並ぶ13回まで飛躍し、現役では歌詞無しアロンソが11回、母国GP無しライコネン9回ですから、聴き慣れているわけですよね。

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イタリア人よりよっぽどイタリアに貢献してきたM・シューマッハはイタリア国歌にまつわる逸話があります。優勝しご機嫌なシューマッハは表彰台の中央で聴くイタリア国歌のタクトを振る仕草を度々していましたが、国歌斉唱は厳粛な行事であり、本人はそんな気はさらさらなかったのでしょうが、イタリア首相などから侮辱行為であると厳しい指摘をされたことがあります。今ベッテルも優勝して表彰台の中央で口ずさんで頭を振る姿が見受けられますが、大先輩と同様に感極まって指揮し出しちゃうんじゃないかとヒヤヒヤして見てしまいます。ベッテルが勝つとイタリアと実はドイツ国歌も聴けるんだから、メルセデスにとってもそう悪い気はしない?!いや悔しいかな。
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優勝も嬉しいし、指揮したくもなりますよね。なかなかなアップテンポでノリのいい国歌です。今はこれが流れた数だけ、メルセデスと争えている証です。

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「ねーねーねー、この前お兄とチームの国歌はやったじゃん、でさーボクのは無いの?ボクの!」
はいはい、わかりましたよ。君も立派なトップチームドライバーに在籍して、貴重な優勝を挙げてますね。ちゃんとやるからそうピーピー言いなさんな。というわけで母国GPは無くとも今シーズンもしっかり表彰式で国歌を聴かせてくれたフェルスタッペンのオランダです。パワーユニットが健全だったら、もう1つか2つ勝てるはずだった?!、、、(笑)あー悪かった、悪かったよ。そうピーピー言わなくてもやりますって。
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《オランダ国歌》
    曲名:Wilhelmus van Nassouwe
             (ウィルヘルムス・ヴァン・ナッソウエ)
    制定:1932年
    作詞:フィリップス・ファン・マルニクス
    作曲:不明(フランスの従軍歌)

    #1
    Wilhelmus van Nassouwe
    Ben ick van Duytschen bloet
    Den Vaderlant ghetrouwe
    Blyf ick tot in den doet
    Een Prince van Oraengien
    Ben ick, vrij, onverveert
    Den Coninck van Hispaengien
    Heb ick altijt gheeert 

    ウィルヘルムス・ヴァン・ナッソウエ
    我はオランダの由緒正しき血筋
    永遠に祖国に忠誠を誓おう
    オラニエ公  我は何ものにも臆せず自由なり
    スペイン国王への忠誠を誓う

    #6
    Mijn schild ende betrouwen
    Zijt Gij, o God mijn Heer,
    Op U zo wil ick bouwen,
    Verlaat mij nimmermeer.
    Dat ick doch vroom mag blijven,
    U dienaar t'aller stond,
    Die tirannie verdrijven,
    Die my mijn hert doorwondt. 

    我が盾 我が望み
    それは神、いかなるときもあなたに他ならない
    我を見捨てることなかれ
    汝の導きに従い、敬虔な信者として
    永遠に汝のしもべとなろう
    我等を脅かす災厄と暴君を振り払いたまえ

https://youtu.be/SuQMauKtUQU

これはオランダ語による歌詞です。タイトルは「Wilhelmus van Nassouwe」という王家の先祖であるオラニエ公ウィレム1世から採られています。今回は通常よく歌われる1番と6番を掲載しました。1番の歌詞の頭文字は「W」で6番の頭文字は「M」で実際には15番まであるとのこと。この国歌は別名「WILLEM VAN NASSOV」という15文字のタイトルなんですが、面白いことに気付きます。なんと各曲の頭文字がタイトルになっています。確かに6番がMになっている。すごい。大喜利みたいだ(笑)
このメロディは国歌の中で世界一古いものだそうです。それも1568年と言われていますから450年も前になります(ちなみに国歌で世界一古い歌詞は日本国歌「君が代」の西暦904年で今から1114年前)
1番の歌詞の中に「スペイン国王への忠誠を誓う」とあります。これは国が独立のキッカケとなった。オランダ独立戦争(八十年戦争)での想いが綴られています。F1でオランダとスペインといえば、、
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ありましたね。サインツ、忠誠を誓うそうです。実際はどうでしたか?!

《国歌を聴ける、聴けた機会など》
    現役ドライバー:M・フェルスタッペン
    OBドライバー:J・フェルスタッペン、
                              アルバース、ドーンボスほか
                             (ただしいずれも優勝未経験)
    優勝者:4回 M・フェルスタッペン 100%
    コンストラクター:現在は無し(スパイカー)
    開催国として:オランダGP(現在は無し)

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ボクちゃん1人で今のオランダF1を支え、唯一の優勝で母国の国歌を他国で響かせています。大したものですよね。若いからどうしても言動が生意気に見えて、本当に生意気なんですが、決勝スタートからのアグレッシブさ、チャンピオンだろうが歳上だろうが物怖じせず攻めて、ブルーブラック振動もしっかり要請してしまうのだ。生意気なりの結果やアクションもできています。歴代こちらも15人と少数精鋭で20歳の若さで父超え完了。今では母国が無い代わりに各国に「オレンジ軍団」を集めて、F1を盛り上げている貴重な存在です。昨年フェルスタッペンがオランダGPの行われたザントフォールトサーキットで近代F1マシン走行のイベントを行っています。フェルスタッペン人気で国や主催者が動くようなことがあれば、オランダGP復活が本当に実現してしまうかもしれませんね。
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「まあ、そういうこと」
これでいい?ちゃんと国歌紹介したからねー。


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こちらもGP開催前にやる方が新鮮味があるのでしょうが、あの怒涛の3連戦のど真ん中に鎮座していたため、この夏休みのタイミングまで引っ張ってしまった次第です。ご存知のレッドブルの本拠地、そしてあるレジェンドドライバーの母国、オーストリアの国歌です。

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《オーストリア国歌》
    曲名:Land der Berge, Land am Strome
             (山岳の国、大河の国)
    制定:1946年
    作詞:パウラ・フォン・プレラドヴィッチ
    作曲:ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
             (ヨハン・ホルツァーという説あり)

    Land der Berge, Land am Strome, 
    Land der Äcker, Land der Dome, 
    Land der Hämmer zukunftsreich!
    Heimat großer Töchter und Söhne, 
    Volk begnadet für das Schöne, 
    Vielgerühmtes Österreich, 
    Vielgerühmtes Österreich!

    山岳の国、大河の国
    田園の国、聖堂の国
    槌で形作られし豊かなる未来!
    偉大な娘たち、息子たちの故郷
    美に恵まれし人々よ
    高らかに讃えん オーストリア
    高らかに讃えん オーストリア!

3番まで存在しますが、基本は掲載した1番のみが使用されるようです。ヨーロッパは早い時期から文化や芸術などが栄えて、学校で聞いたことあるような有名な作曲が手がけたものが多い一方で、国の統廃合などが繰り返されていたこともあって制定されるのが比較的新しめだったりします。また、日本も決して例外ではありませんが、歌詞の中に戦争、差別や男尊女卑などの表現もあるために近年に歌詞だけ書き換わるようなことも見受けられます。オーストリアは一時期ドイツに統合しそうになった経緯もありますので歌詞はドイツ語です。その歌詞そのままをお借りしています。曲調は異なれど、多くの国歌は「自然」「讃えよ」などのフレーズで構成されています。確かにオーストリアは自然豊かな国家ですので、自信を持って大切にしていってもらいたいなと思います。

https://youtu.be/cbZZXSX-zoo

《国歌を聴ける、聴けた機会など》
    現役ドライバー:無し
    OBドライバー:リント、ラウダ、ベルガー
    優勝者:1 25回 N・ラウダ       61.0%
                  2 10回 G・ベルガー    24.4%
                  3   6回 J・リント        14.6%
              合計41回                       100.0%
    コンストラクター:レッドブル
    開催国として:オーストリアGP(2018年は第9戦)

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オーストリア出身は先日のオーストラリアより1人少ない15人となっており、現役ドライバーはいません。その割に過去に名の通るリントやラウダといったチャンピオンや日本にもファンの多いベルガーなどがいます。優勝経験者はその3人で占められます。ドライバーがいない、それに代わる近年大活躍をみせるのがレッドブルですよね。優勝ドライバー3人で41勝のところ、レッドブルは14年でそれを上回る58勝を稼ぎました。オーストリア国歌を最も多く聴かせてくれたのは間違いなくレッドブルです。ワークスではないチームとみれば、潤沢な資金を惜しみなく投入して、かなり短期間で成長、勝利や栄冠を掴めたと思います。

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レッドブルは一時期の絶対的存在からその場を明け渡し、第2、第3勢力の位置を保っています。先日やったオーストラリア人のリカルドは今季限りでレッドブルから離れることが決まりましたが、メルセデスやフェラーリがレースを失い、またレッドブルのマシンにマッチしたサーキットや2人による意表をつく戦略や攻めの走りでまたオーストリア国歌を表彰式でも響かせてくれる日は近いはずです。

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本当はGP開催前にやれたらよかったのですが、この企画を思い立ったのが、スペインGPの直前。そして優勝のチャンスであり、実際に優勝を挙げたモナコGP直前には事もあろうに未だ勝ち星のないフィンランド国歌を優先的に掲載してしまいました。勝者が限られた近年、そして今シーズンは早くも2回の表彰式と1回の開会式で奏でられたオーストラリア国歌をこのタイミングで取り上げます。うまくいけば、今シーズンであと2回くらいは聴けちゃうかもしれない?!
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《オーストラリア国歌》
    曲名:Advance Australia Fair
             (進め うるわしの オーストラリア)
    制定:1984年
    作詞:ピーター・ドッヅ・マコーミック
    作曲:ピーター・ドッヅ・マコーミック

    Australians all let us rejoice
    For we are young and free
    We've golden soil and wealth for toil
    Our home is girt by sea
    Our land abounds in nature's gifts
    Of beauty rich and rare
    In history's page let every stage
    Advance Australia Fair!
    In joyful strains then let us sing
    Advance Australia Fair!

    オーストラリアのみんなよ 喜ぼう
    我々は若くて自由だ
    苦労して手に入れた黄金の地と富
    海に囲まれた我が国に与えられた
    美しく豊富で貴重な自然の恵み
    歴史の中のページのあらゆる舞台に
    美しきオーストラリアよ 進め!
    喜びのメロディにのせて歌おう
    美しきオーストラリアよ 進め!

他に代表される歌がいくつかあり、1974年の国民投票で代表曲に選定されました。実際に原曲は5番まであるようですが、他は認知度は低く、古い時代の名残で国歌にありがちな差別的な表現があるなど今回は1番のみ記載しています。歌詞は比較的わかりやすいものでオーストラリアの特徴も表現し、私はいいなと思いますが、オーストラリア国民からは地味と言われているようです。

https://youtu.be/KTp8j0DkCNM

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《国歌を聴ける、聴けた機会など》
    現役ドライバー:リカルド
    OBドライバー:ブラバム一家、ジョーンズ、
                              ウェバーほか
    優勝者:1 14回 J・ブラバム        33.3%
                   2 12回 A・ジョーンズ   28.6%
                   3   9回 M・ウェバー      21.4%
                   4   7回 D・リカルド      16.7%
              合計 42回                          100.0%
    コンストラクター:無し
    開催国として:オーストラリアGP
                           (2018年は第1戦)
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オーストラリア人F1ドライバーは歴代で16人を数え、そのうち4人が優勝経験者と2人のチャンピオンを輩出しています。また、1985年から今シーズンまで欠かすことなく34年連続でアデレイド市街地とメルボルンのアルバートパークで行われるという、F1には無くてはならない国です。ご存知の通り、現役ではリカルドが1人で現在のF1を支え、表彰式では「独特な」表現と絶やさぬ笑顔で盛り上げてくれています。期待と実力充分なリカルドは今日現在で明確な来季以降が発表されていませんが、あと待たれるのは久々のチャンピオンの称号です。若手からベテランの領域に入って、今後まだまだこのオーストラリア国歌を多く表彰式で聴かせてくれることでしょう。
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前回のドイツ国歌に負けず劣らず昔から今までF1の表彰台に欠かせないのがイギリス国歌です。ドライバーのみならず多くのコンストラクターを抱えるだけあって耳にこびりついているという方は多くいらっしゃると思います。

《イギリス国歌》
    曲名:God Save The Queen!
             (神よ、女王を守りたまえ!)
    制定:不明(1740年や1745年など諸説あり)
    作詞:不明(ヘンリー・ケアリーの説あり)
    作曲:不明(諸説あり)

    God save our gracious Queen,
    Long live our noble Queen,
    God save the Queen,
    Send her victorious,
    Happy and glorious,
    Long to reign over us,
    God save the Queen!

    神よ 我が恵み深き女王を守りたまえ
    永遠に尊い女王を
    神よ 女王を守りたまえ
    女王を勝者にさせたまえ
    幸福と栄光を
    永久に我らに君臨させたまえ
    神よ 女王を守りたまえ!

歌詞はmiyabikunによる直訳ではないのですが、英語であれば他の国よりは訳しやすいですね。単語もそう難しいものでもありません。歌詞の内容は「女王をしっかり守りましょう」というもの。同じく君主制ではある日本ですが、現在は「国民の象徴」とする天皇制とはまた違った印象なので、今の日本にはあまり馴染みがありませんね。君主が女性か男性かで歌詞も相応に変化するとのこと。また国歌は6番まであります。
この企画で各国の歌詞の訳をちゃんと読んで知ってみると「神よ〜たまえ!」というあたりが世代的にテレビゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの教会でのフレーズを連想しました。ドラゴンクエストはヨーロピアンな古城や城下町に立ち寄りながら人々を脅かす魔物を退治するゲームで、困った時に教会で神父さんから教えを乞うものです。舞台や宗教の設定などは定かではありませんが、キリスト教や君主制といった考えが盛り込まれているんだな、なんて思いました。

《国歌を聴ける、聴けた機会など》
    現役ドライバー:ハミルトン
    OBドライバー:マンセル、スチュワート、ヒル親子
                              クラーク、モス、バトン、ハント
                              クルサード、ハーバートほか
    優勝者上位5人:1 65回 L・ハミルトン    24.1%
                               2 31回 N・マンセル       11.5%
                               3 27回 J・スチュワート 10.0%
                               4 25回 J・クラーク          9.3%
                               5 22回 D・ヒル                 8.1%
                            他 100回                              37.0%
                         合計270回                            100.0%
    コンストラクター:ウィリアムズ、マクラーレン
                                    ロータス、ティレル、ベネトン
                                    クーパー、ジョーダンほか
    開催国として:イギリスGP(2018年は第10戦)

F1の表彰式でいつからどんなシチュエーションで国歌斉唱が始まったのか、定かではありませんが、たぶん一番流された国歌なんだろうなと推測しています。まずドライバーの優勝回数は延べ270回となっており、F1の全優勝者数の1/4以上を占めます。さらには今でも辛い状況下で参戦を続けるウィリアムズやマクラーレンといったプライベーターの名門や古くはロータス、ブラバム、ベネトンもイギリス国籍のコンストラクターとして勝利を重ねてきました。さらにはイタリアと並んで開始年1950年から現在まで欠かさず行われている開催国としても続きますので、開会式も含めると毎年1回は何らかでこのイギリス国歌をF1の舞台で耳にすることができます。
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近年は特にハミルトンの活躍もあって非常に高頻度で聞ける状態が続いています。イギリス国籍のドライバーは今や彼1人となりましたが、参戦する全ての年で1勝以上は挙げるなど、一手にイギリスを背負って立っています。ウィリアムズやマクラーレンも彼1人に負けじと頑張って欲しいですね。
https://youtu.be/R-36rmkEiAk

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