F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:年齢

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F1制定70回目の2019年シーズンはハミルトンが3年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。今まで色んな角度からデータ整理してF1にまつわる「あらゆる数字」を取り上げてきましたが、実は全時代を通した「チャンピオン」について取り扱ってきていませんでした。そこてハミルトンが「歴代最多」の偉業に並ぶ前、70回という節目のこの機会でチャンピオンの数字を様々な角度からみてみたいと思い、取り上げることにしました。今回はチャンピオンの「年数、年齢」に的を絞っていくつかの項目でまとめてみました。

《ドライバーズチャンピオン獲得の年数と年齢》
 50 J・ファリーナ             1年目 43歳
 51 J・M・ファンジオ ①  2年目 40歳(最年少)
 52 A・アスカリ ①            3年目 34歳(最年少)
 53 A・アスカリ ②            4年目 35歳
 54 J・M・ファンジオ ②  4年目 43歳
 55 J・M・ファンジオ ③  5年目 44歳
 56 J・M・ファンジオ ④  6年目 45歳
 57 J・M・ファンジオ ⑤  7年目 46歳
 58 M・ホーソーン            7年目 29歳(最年少)
 59 J・ブラバム ①            5年目 33歳
 60 J・ブラバム ②            6年目 34歳
 61 P・ヒル                       4年目 34歳
 62 G・ヒル ①                  5年目 33歳
 63 J・クラーク ①            4年目 27歳(最年少)
 64 J・サーティース          5年目 30歳
 65 J・クラーク ②            6年目 29歳
 66 J・ブラバム ③          12年目 40歳
 67 D・ハルム                   3年目 31歳
 68 G・ヒル ②                11年目 39歳
 69 J・スチュワート ①    5年目 30歳
 70 J・リント                   7年目 28歳
 71 J・スチュワート ②    7年目 32歳
 72 E・フィッティパルディ①3年目25歳(最年少)
 73 J・スチュワート ③    9年目 34歳
 74 E・フィッティパルディ②5年目27歳
 75 N・ラウダ ①              5年目 26歳
 76 J・ハント                   4年目 29歳
 77 N・ラウダ ②              7年目 28歳
 78 M・アンドレッティ  10年目 38歳
 79 J・シェクター            8年目 29歳
 80 A・ジョーンズ            6年目 33歳
 81 N・ピケ ①                  4年目 29歳
 82 K・ロズベルグ            5年目 33歳
 83 N・ピケ ②                  6年目 31歳
 84 N・ラウダ ③            12年目 35歳
 85 A・プロスト ①           6年目 30歳
 86 A・プロスト ②           7年目 31歳
 87 N・ピケ ③                10年目 35歳
 88 A・セナ ①                  5年目 28歳
 89 A・プロスト ③         10年目 34歳
 90 A・セナ ②                  7年目 30歳
 91 A・セナ ③                  8年目 31歳
 92 N・マンセル             13年目 39歳
 93 A・プロスト ④         13年目 38歳
 94 M・シューマッハ ①   4年目 25歳
 95 M・シューマッハ ②   5年目 26歳
 96 D・ヒル                      5年目 36歳
 97 J・ヴィルヌーブ         2年目 26歳
 98 M・ハッキネン ①      8年目 30歳
 99 M・ハッキネン ②      9年目 31歳
 00 M・シューマッハ ③ 10年目 31歳
 01 M・シューマッハ ④ 11年目 32歳
 02 M・シューマッハ ⑤ 12年目 33歳
 03 M・シューマッハ ⑥ 13年目 34歳
 04 M・シューマッハ ⑦ 14年目 35歳
 05 F・アロンソ ①           4年目 24歳(最年少)
 06 F・アロンソ ②           5年目 25歳
 07 K・ライコネン            7年目 28歳
 08 L・ハミルトン ①        2年目 23歳(最年少)
 09 J・バトン                  10年目 29歳
 10 S・ベッテル ①           4年目 23歳(最年少)
 11 S・ベッテル ②           5年目 24歳
 12 S・ベッテル ③           6年目 25歳
 13 S・ベッテル ④           7年目 26歳
 14 L・ハミルトン ②        8年目 29歳
 15 L・ハミルトン ③        9年目 30歳
 16 N・ロズベルグ           11年目 31歳
 17 L・ハミルトン ④       11年目 32歳
 18 L・ハミルトン ⑤       12年目 33歳
 19 L・ハミルトン ⑥       13年目 34歳

F1ドライバーズチャンピオン獲得者のキャリア年数、年齢、獲得回数の全てです。F1の70年歴史で初年1950年のファリーナにはじまり、先日6回目の獲得となったハミルトンまで、33人のチャンピオンを生み出しました。名前を並べれば、当時のF1を支配していたドライバーが自ずとみえてきます。ぱっと見、50年代に名を連ねるファンジオ、2000年代のシューマッハ、2010年代のベッテルとハミルトンに目がいってしまいます。それ以外の年も2年連続獲得や隔年獲得はみられるものの、それぞれ研鑽し、しのぎを削る時代もみられます。ひとえにチャンピオンといっても様々なキャリアや特徴をもっています。以下で今回は「キャリア、年齢」に照準を絞り、集積と整理しましたので掘り下げていきます。

まずは誰もが気になり、比較対象として最もポピュラーな「チャンピオン獲得回数」です。F1ドライバーになるにも大変。優勝するのはもっと大変だし、それら世界の強者のいる中で頂点に立つこと自体が偉業だっていうのに、それを何回もやってしまうんだからとんでもない人達です。33人のチャンピオン経験者を獲得回数でまとめると、こんなグラフになります。
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内訳は7回が1人、6回も1人、5回も1人で4回が2人。以下3回が5人、2回は6人、1回が残る17人で33人、合計70回となります。グラフの色からして、ああ、あの人ねって勘付くでしょう。全員取り上げたいのは山々なのですが、とてもスペースと知識もないため、上位5名を取り出してみました。

《チャンピオン獲得回数上位5人》
  1   7回 M・シューマッハ  (94,95,00,01,02,03,04)
  2   6回 L・ハミルトン       (08,14,15,17,18,19)◯
  3   5回 J・M・ファンジオ(51,54,55,56,57)
  4   4回 A・プロスト          (85,86,89,93)
       4回 S・ベッテル          (10,11,12,13)◯
  ◯は2019年現役で更新可能なもの(以下同様)
  (カッコ内)は西暦年

長らくファンジオが持っていた5回獲得に80年代から90年にかけてプロストが4回まで近付くも、4回目を獲得して引退。そのファンジオの「壁」に初めて到達し、突破したのはまだ記憶に新しいM・シューマッハでした。7回獲得のうちの後半5連続はまさに神がかりであり「F1=シューマッハ」の図式をほしいままにしたのと同時に「他はどうした?!またシューマッハ?!つまらない」なんて現象すらみられたものです。この70年の歴史において様々なドライバー、世代が相見える中で2人の現役ドライバーがトップオブトップに君臨していることは誇らしいことです。シューマッハと同郷ドイツからシューマッハと入れ替わる形で若いうちに台頭したベッテルがあっさりと4連覇。さらにはF1デビュー前、デビュー直後からトップドライバー顔負けの待遇とマシンを得てハミルトンは一時期そのベッテルに打ち負かされつつも、絶妙なタイミングと最適なマシンを得ることに成功。あっという間に憧れのセナ、同世代のベッテルを上回り、前人のみならず後人未到と思われた「シューマッハ超え」が可能な位置までいよいよ到達してきました。
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フル参戦、スポット参戦によらず、デビュー年を1年目とし、一時引退は含まず連続した形の「キャリアグラフ」を作成してみました。現役2人は今後も継続されますから実線、引退している3人は破線としてドライバー毎の勝手なイメージカラーで線を引いています。このスーパーな5人をもってしても、多少の成績の浮き沈みはみられます。デビュー直後は当然ながらもシューマッハの8年目、9年目は同世代のハッキネンと怪我による欠場を経験しています(7年目にあたる97年も1位ないし2位にランクインする権利がありましたが「ある不祥事」によりポイント剥奪されています)ただ以前他のドライバーでも度々このグラフをご覧になっているかと思いますが、この5人は悪くてもランキング5位以内に留まっている点がすごい。絶不調でも5位でシーズンを終えるということ。近年の2人でみたら、ベッテルが5位に沈んだのは8年目2014年の「メルセデスとリカルドに打ちのめされた」年と13年目「ルクレールと自分に打ちのめされた」今年です。ハミルトンは「ベッテル台頭マクラーレン空回り」の3年目2010年と「またベッテルが強いしマクラーレンはそろそろ飽きてきたかも」な5年目2011年でした。現在勢い止まない13年目のハミルトンに興味深い点がみられます。あと1つ獲ればシューマッハの7回と並ぶわけですが、実はそのシューマッハも13年目に6回目のチャンピオンを獲得しているのです。ということは、もしハミルトンが来シーズン14年目で7回目になったりすると、キャリアグラフはそのままシューマッハをトレースする形になるわけ。面白い偶然ですね。シューマッハは15年目2005年に年数が浅い若手のアロンソのみならず、ライコネンにまで打ち負かされ、わずか1勝のランキング3位に陥落して8回チャンピオンの道が立たれてしまいました。ハミルトンはハミルトンの方で15年目2021年シーズンは「レギュレーション大改革」が予定されています。ここでシャッフルをされて陥落するのか、またうまいこと引きのいいマシンを得られるのかは定かではありませんが、もしかしたら「超えられぬ7回の壁」なるものが存在するのかもしれません。
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年数でなく年齢の観点でも同様のグラフを作成しています。基本的には似た波形を示しますが、異なる点としてはベッテル、ハミルトン以外の3人には「空白(休養)期間がある」点です。それ以上に「デビュー時年齢」が大きく異なります。近年の現役2人は当時最年少を争う若年でキャリアスタートさせていますが、90年代シューマッハは22歳デビュー、80年代プロストは25歳デビューとこれでも充分若いのですが、近年に比べると遅くなります。1人だけとんでもない位置からスタートしていますね。50年代のファンジオです。F1デビューは38歳で1950年シーズン終了時に39歳でした。今でいうライコネンあたりがデビューイヤーというわけで乗っけから既におっちゃんです(笑)ようやく2回目を獲得する4年目の43歳は「もう充分でしょう」のシューマッハ2度目の引退の頃と重なります。そこから46歳まで4連覇してしまうのだから、年齢でみると正直言って他と比較対象になりません。miyabikunも当然ながら現役を知らず、書物と映像に頼るしかないのですが、予選をも上回る決勝ラップの追い上げやトラブルに巻き込まれない見事なステアリングさばきが卓越していたと言われています。
先程の「ハミルトン、13年目、6回目」と同様に来シーズンの7回目は「シューマッハ、35歳、7回目」と重なります。系譜は異なれどまさしく同じ境遇を突き進んでいます。

ここまで複数獲得上位だけを見つめるのは普通過ぎてつまらない。数にはよらない様々なキャリアを持つチャンピオンも多くいますので、他の年数、年齢の視点で整理しています。
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これらは全33人、70回の全チャンピオンの年数と年齢からチャンピオン獲得タイミングをグラフにしたものです。年数は5年目が12人と最も多く、次いで7年目の10人、4年目と6年目に8人ずつとなっています。1年目に獲得したのはただ1人、また16年目以降もチャンピオン経験者として参戦はしていましたが、19年目まで獲得には至らなかったものです。年齢はチャンピオン獲得者最年少デビューとなる20歳から最年長引退年の47歳までを対象とし、最多は29歳と31歳の7人、30歳と33歳、34歳が6人ずつでした。それら統計から上位(下位)5人を引き抜き、名前を挙げてみてみます。

《チャンピオン初獲得までに要した年数》
  1   1年目 G・ファリーナ             (50)
  2   2年目 J・M・ファンジオ       (51)
       2年目 J・ヴィルヌーブ           (97)
       2年目 L・ハミルトン              (08)
  5   3年目 A・アスカリ                 (52)
       3年目 D・ハルム                    (67)
       3年目 E・フィッティパルディ(72)
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28   8年目 M・ハッキネン             (98)
  8年目 J・シェクター              (79)
30 10年目 J・バトン                     (09)
  10年目 M・アンドレッティ      (78)
32 11年目 N・ロズベルグ              (16)
33 13年目 N・マンセル                 (92)
   平均5.36年

初戴冠までに要した年数の最上位と最下位です。毎度ながらこの手では必ず起きる「ファリーナ1位」は仕方のない現象です。ファリーナやファンジオ、アスカリはF1制定前から世界のトップドライバーに君臨しており、1年目や2年目とするのは反則ちゃ反則。でも「F1くくり」とすればこうなるのは仕方ありません。それらを除かせて頂いた場合、上位となるのは2年目のJ・ヴィルヌーブとハミルトンの2人が強烈インパクトでした。前にも書いたことがありますが、ヴィルヌーブは今でこそ「色んな意味で散らかって」しまっていますが、デビューレースとなる1996年開幕戦オーストラリアGPは予選でいきなりのポールポジションを獲得し、決勝は2位表彰台でした。ハミルトンのデビューは予選4番手、決勝3位表彰台でしたから、そのすごさはわかると思います。今「単なる老害」で片付けるにはちょっと可哀想(笑)
一方、初戴冠まで時間がたっぷりかかった上位は13年目のやんちゃ坊主マンセル、まだ記憶に新しい11年目のお坊ちゃまN・ロズベルグです。今回は割愛しますが、マンセルはそれまでもチャンスもあったし惜しいシーズンがありました。しかしウィリアムズの「秘密兵器」を手にするまで実に前途多難なキャリアを歩んでいます。ロズベルグもいいマシンを手にしてようやく、バトンも2009年の10年目にいいマシンを手にして序盤のうちに逃げ切り、ハッキネンは不遇や怪我から再起し8年目1998年にいいマシンでようやく、と戴冠に達したのは腕もさることながら「抜群に冴えたマシン」に助けられた点も少なからずあります。
余談ですが、現役の非チャンピオンの中で最も獲得に近いと評されているM・フェルスタッペンは22歳なったばかりの5年目です。早熟とはいえ、歴代チャンピオンと比べると若干の遅れています。しかし全く焦ることはない。最年少更新が「最終到達点」ではないし、何事もなければあと10年以上はF1ドライブできるはず。

《チャンピオン初獲得時の年齢》
  1
   23歳 S・ベッテル                 (10)
  2   23歳 L・ハミルトン              (08)
  3   24歳 F・アロンソ                 (05)
  4   25歳 E・フィッティパルディ(72)
  5   25歳 M・シューマッハ         (94)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
29   36歳 D・ヒル                        (96)
30   38歳 M・アンドレッティ     (78)
31   39歳 N・マンセル                (92)
32   40歳 J・M・ファンジオ       (51)
33   43歳 J・ファリーナ              (50)
       平均30.48歳

1972年のE・フィッティパルディがブラジル人初、25歳という若さで獲得して以来、長らく更新はありませんでしたが、2005年にシューマッハを引きずり下ろしたアロンソを皮切りに若年記録が度々更新されました。近年はチャンピオン以外のジャンルにおいてもこの記録更新がバシバシ行われていますよね。現レッドブルのM・フェルスタッペンの登場によりひとまず「歯止め」は設けられましたが、優秀な若手もコンスタントに入ってきていますので、更新される可能性は大いにあります。ちなみに現時点での最年少は23歳134日のベッテルであり、2020年シーズン中盤で決められればフェルスタッペンとルクレールにチャンスがあります。ほか可能性があるのはラッセル、ストロール、ノリスの3人となります。
最年長初戴冠でみると、あれ、またファリーナが1位だ。初代チャンピオンが最高齢チャンピオンと、まさに要所を掴んでいます。最高齢は今後更新される可能性を秘めていますが、初代はどうやっても上回ることができない記録です。初を獲るってすごく大変なことだし不安も多いけど、獲ってしまえば永久に名を残しておける絶好な位置ですね。まるでオセロの「角」みたい。そんな軽いモンじゃないって?!

《チャンピオンを最後に獲得した年齢》
  1   46歳 J・M・ファンジオ       (57)5回目
  2   43歳 J・ファリーナ              (50)1回目
  3   40歳 J・ブラバム                  (66)3回目
  4   39歳 N・マンセル                 (92)1回目
  5   39歳 G・ヒル                        (96)2回目
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
29   28歳 K・ライコネン              (07)1回目 ◯
30   27歳 E・フィッティパルディ(74)2回目
31   26歳 S・ベッテル                  (13)4回目 ◯
32   26歳 J・ヴィルヌーブ            (97)1回目
33   25歳 F・アロンソ                  (06)2回目
       平均32.90歳

こちらはチャンピオン最終獲得の年齢を「高齢」の方から並べました。先程触れたファンジオの5回目46歳が堂々の1位です。こうやってみると、初戴冠28歳から12年の歳月を経て40歳を迎えたライコネンまだまだ若くみえますね。miyabikunも実はまだF1イケるかなぁ、クビカの後任に使ってもらおうかな(笑)
驚くのは最年少ベッテルが26歳までに4回を獲得して、現時点の最終獲得となっている点。26歳なんて、まだまだこれからじゃん!26歳以降にチャンピオンを獲得したドライバーの方がむしろ多いくらい。今が32歳でしょう、そうだなぁ30歳と31歳の年はチャンスだったんじゃないかなぁ。よく思い出してくれ、色々やったよね、もったいないこと。来年33歳が正念場になりそうだよ、頑張ってね!

《複数回チャンピオンに要した空白期間》
  1   6年間 N・ラウダ           (78〜83)※
  2   5年間 J・ブラバム        (61〜65)
       5年間 G・ヒル              (63〜67)
       5年間 L・ハミルトン    (09〜13)
  5   4年間 M・シューマッハ(96〜99)
  ※F1を一時引退した期間を含む

最後は「ブランクのあるチャンピオン獲得期間」について整理しました。引退し復活した者はキャリア年でなく年齢から割り出しています。こちらも上位5人まで。最長ブランクは78年から一度航空会社経営に特化するために引退し、また呼び声かかりマクラーレンから復活して84年のチャンピオンとなったラウダの6年です。チームやマシンはガラリと変わっても、名うてのドライバーがステアリングを握れば獲れるものなんですね。当時成長真っ盛りの若手チームメイトのプロストを0.5ポイント抑えて12年目となる35歳で3回目を獲得しています。J・ブラバムはクーパーの一員で2回、その後5年の時を経て自らのチームで1回獲りました。近年は絶対的地位を確保し続けるハミルトンも2009年から13年までは優勝は必ず獲りつつもマシン適応とチャンスを伺う時期は経験して「弱点の少ないドライバー」となって帰ってきています。キャリアを積むということは、酸いも甘いも知っているということ。先程触れた「チャンピオン経験者」にも冷静さと頭を使ってチャンスをうかがってほしいものですね。

長くなりましたが、今回は歴代チャンピオンを「年数、年齢」の観点からみてきました。今後他の目線からこれらチャンピオンを解く予定ですので、準備が整い次第アップします。


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先日のスペインGPではレッドブルに移籍したばかりのM・フェルスタッペンが初優勝を飾りました。初優勝が久しく無かった上、10代で最年少優勝となれば近年のマンネリとしたF1に新しい風を吹き込み、将来が期待されるドライバーの1人になるのではないでしょうか。


去年このブログで「初優勝が期待されるドライバー」を挙げ、フェルスタッペンは大穴みたいな感じで書いていました。期待と実力があるお兄さん達を差し置いて、さらにはチャンピオン経験者ライコネンの猛追を受けつつも涼しい顔で冷静にレースを運びました。初表彰台が初優勝で、一気に父を超える。若いのに大したものだなと、自身とも年齢半分のフェルスタッペンに元気ややる気を貰えた気がします。

《初優勝した年齢ベスト20+現役》
      ◯は現役、★はチャンピオン経験者
  1  18歳228日 M・フェルスタッペン       ◯
  2  21歳  71日 S・ベッテル                  ★◯
  3  22歳  76日 F・アロンソ                  ★◯
  4  22歳  80日 T・ラットマン
  5  22歳104日 B・マクラーレン
  6  22歳154日 L・ハミルトン               ★◯
  7  23歳157日 K・ライコネン              ★◯
  8  23歳184日 R・クビカ
  9  23歳188日 J・イクス
10  23歳240日 M・シューマッハ         ★
11  23歳296日 E・フィッティパルディ★
12  24歳  86日 M・ホーソーン             ★
13  24歳131日 J・シェクター              ★
14  24歳142日 E・デ・アンジェリス
15  24歳181日 D・クルサード
16  24歳210日 P・コリンズ
17  24歳342日 D・リカルド                    ◯
18  25歳  19日 J・ヴィルヌーブ           ★
19  25歳  31日 A・セナ                        ★
20  25歳  65日 N・ラウダ                    ★

21  25歳124日 F・マッサ                        ◯
31  26歳199日 J・バトン                     ★◯
33  26歳293日 N・ロズベルグ                 ◯

若手優勝者20人を並べると◯印の現役ドライバーが多く見えます。歴代のF1で優勝したドライバーは総勢106人で現役ドライバーは11チーム22人中、上位20人を数えると6人にもなります。近年のF1ドライバーの若年化、それだけでなく若くても結果を出せる逸材が増えてきた表れだと思います。近年は若いうちに優勝を経験しているものが、チャンピオン獲得にも近い気がします。
昔と違って、今のF1はセミMTとなって近代化し「ゲーム感覚」になりつつもあります。シミュレーションでかなりリアルなマシン挙動やコースレイアウトも経験できるようになったのは事実あると思います。

今回のフェルスタッペンの偉業は、今までS・ベッテルの持つ「最年少表彰台」「最年少優勝」を同時に大幅に塗り替え、そうそうたるチャンピオンやお兄さんドライバーのトップに君臨しました。他に持つのは去年D・クビアトから獲得した「最年少入賞」そしてJ・アルグエルスアリから獲得した「最年少出走」の4つです。フェルスタッペンが発端となったF1ドライバーの若年化も問題になり「18歳以上にスーパーライセンスを配給する」となったため、最年少表彰台や優勝は当分更新されずに続いていくのではないでしょうか。


フェルスタッペンの次なる目標は2度目の優勝になるかと思います。もう初優勝の峠は越えました。あとはそれを如何に自信やさらなるドライビングの糧とし、優勝や表彰台の常連になれるかどうかで「チャンピオン獲得の資質」が問われてくると思います。
父を超えました。あとは先輩達、お兄さん達を蹴散らし、世代交代の先陣を切れるか、今後のフェルスタッペンを見守っていきたいですね。


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