F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:合同テスト

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F1開幕までいよいよ1週間を切りましたね。テストの結果や各報道などから皆さんも様々な想像や願いをされていることと思います。全チームがまだその手の内を明らかにしていないナーバスな時期ではありますが、今年もシーズン前の今、可能な限りの環境でmiyabikunも独断と偏見で想像や期待を書いていきます。
あっと今回はその前に「昨年の予想と答え合わせ」をしておこうと思います。おいおい、そんなの昨年のウチにやっておけよ(笑)ごめんなさい。。

《開幕前の2018年シーズンの勢力予想》
(   )は昨年の正式なコンストラクター順位
  1 メルセデス                 (1)◯
  2 フェラーリ                 (2)◯
  3 レッドブル                 (3)◯
  4 ルノー                        (4)◯
  5 ハース                         (5)◯
  6 フォース・インディア(7)
  7 トロ・ロッソ             (9)
  8 マクラーレン              (6)
  9 ウィリアムズ              (10)
10 ザウバー                     (8)
     結果5/10正解 正解率50.0%

でした。上位は比較的決まり切ったところがあったので当てやすいけど、問題は中団以下ですね。1レースで簡単に1つ2つ順位が入れ替わることもあり得ます。昨年は予想以上にどうしようもなくなってしまったウィリアムズ、シーズン半ばでゼロスタートを強いられたフォース・インディア、さらにはなかなかやるじゃないかザウバーが予想を狂わせた要因となりました。

ココからが今回の本編です。ドライバー移籍があり新車をみて合同テストを終えた今、今シーズンの勢力予想はかなり難しい気がします。確かにテストのタイムだけみればフェラーリは常に速そうだし、メルセデスはタイムこそ少しフェラーリには劣りますが派手なクラッシュも無く堅実に距離を稼いで新パーツを試してみる余裕が感じられます。また期待のホンダ4台体制のレッドブルとトロ・ロッソも終盤にレッドブルにアクシデントはありましたがタイムはまずまずよく、失礼ながら「予想以上」な仕上がりでした。若手のマクラーレンや復帰組ザウバー改めアルファロメオもいいですね。そんなこと言ったら、ほとんどのチームがいいじゃん!ってなる(笑)負の遺産は全てウィリアムズさん家のクレアさんに押し付けてしまったかのよう。クビカはいいにしても、ラッセルにはかなり厳しい「F1入門」となってカワイソ。。
miyabikunは評論家でもメカニックでもない、しがないF1ファン。数的根拠や技術見解がなくても、当たるも八卦当たらぬも八卦でニヤニヤ妄想したっていいじゃないか、ということで今年もやります「シーズン前勢力予想」

《開幕前の2019年シーズンの勢力予想》
昨年発表の開幕4戦に続いて、3/8に第5戦スペインGPと第6戦モナコGPを飛ばして遠方の第7戦カナダGPの持ち込みタイヤが発表されました。
                                                  白 , 黄 , 赤
    開幕戦オーストラリアGP  :C2,C3,C4
    第2戦バーレーンGP           :C1,C2,C3
    第3戦中国GP                     :C2,C3,C4
    第4戦アゼルバイジャンGP:C2,C3,C4
    第5戦スペインGP              :C1,C2,C3
    第6戦モナコGP                 : -  ,  -  ,  -
    第7戦カナダGP                 :C3,C4,C5

各サーキットで特性や路面温度に差はあるものの、使用頻度の高いC2、C3、C4タイヤを基準に以下のように勢力予想を立ててみました。

  1 フェラーリ
  2 メルセデス

  3 レッドブル

  4 ハース
  5 ルノー

  6 トロ・ロッソ

  7 アルファロメオ
  8 マクラーレン

  9 レーシングポイント

10 ウィリアムズ

ん?何だか気持ち悪い間がある。これはこんな感じのグループになるんじゃないかなという含みを持たせています。逃げの手ではありません(笑)どうでしょう、ヨーロッパラウンド前の序盤4戦くらいはこんな感じな気がしませんか?!
ペースはそこそこに2人体制でじっくり距離を稼ぐメルセデスに対して、とにかくハイペースで速さを知らしめるフェラーリ、テストの取り組み方や位置付けは昨年と似ているように思いました。メルセデスはもちろん速いんだけど、どこか迷い、模索している部分を感じます。トップ2チームの僅差は少なくとも序盤は昨年同様にフェラーリの方に分があると想像しています。
レッドブルとトロ・ロッソのホンダ系2チームは正直わかりません。ただ言えることは「参戦第4期で一番速く、充実している」のは間違いありません。トップチームへの供給、それも連携のとれた2チームはいわば「1チーム4台供給」みたいなもの。多少のドライバーの好みやシャシー差はありますが、様々なニーズと多くのデータ収集ができます。今のところレッドブルはトップから少し離れた、ただ4位グループよりは抜けている単独3位とみています。
4位以下は相変わらず激戦で悩ましいところ。一番の悩みの種は「ルノーの立ち位置」ですね。ドライバースキルは疑いもないベテランで、やる気は満々。でもドライバーのやる気の裏腹に「イマイチな信頼性」がついて回ります。下克下を選んだリカルドがどこまで明るく鋭いスパイスを与えるかで「黒いフェラーリ」のギャング2人を振り払い、古巣の尻尾が見えてきそうです。
中の下あたりは真・新生マクラーレンと「白いフェラーリ」復帰の2チームが至近戦になるんじゃないかと読みます。どちらもテストでは好位置でラップを重ねてきました。どちらも4位集団トップを狙うべく頑張ってほしいチームは2人のドライバースキルでアルファロメオが少し上と予想。真ん中でも後ろでも、おっちゃんが頑張れば、F1は盛り上がります。
違った意味で心配なのは、シーズン最後まで走り切れないんだかのウィリアムズ。本当は無くなってほしいともビリ争いしてほしいとも思っていませんが、見ていて痛々しい。。クビカに立て直しを託したいけど、ドライバーが頑張り切れない領域に達してしまっています。本当は速いんだろうに、ラッセルのキャリアに傷が付くような流れだけは避けてあげたいと思っています。

グダグダ長くなりましたが、今年もチームやドライバーに期待したい一言、書いていきます。

《チームやドライバー毎の印象や期待と不安》
メルセデス
・嘘か誠か、最強軍団の思惑は?!
・そろそろキングの焦る顔が見てみたい
・ボッタス、兎にも角にも始めが肝心!

フェラーリ
・今年こそ計算できるチーム代表で賢い戦略を
・続 キレない、スネない、暴れない
・あっさり上回ればルクレールはホンモノ

レッドブル
・日本ブランドをどうぞよろしく!
・ポール無しでも君は勝てるから、序盤から賢く
・早くマシンに慣れて、歳下エースに噛み付こう

ルノー
・やっちゃえルノー
・予選屋さんの表彰台、そろそろ見せてくれ
・エンジンぶっ壊れてもニコニコでいこう

ハース
・本当にちゃんとやれハース
・まっすぐ前を見て、横を見て、後ろを見て
・第2フェラーリの座を奪われないように

マクラーレン
・新しいマクラーレンの歴史作っていこう
・今回から正真正銘のエース、サインツ
・ノリス、もう少しの間ナンバー4を借りるね

レーシングポイント
・お金は大丈夫、あとは結果のみ
・君もベテラン、ヒョンなペレス表彰台強奪劇
・前のところよりワガママできるストロール

アルファロメオ
・今年から第2フェラーリ確定か
・世界中が見守るおっちゃんのF1最終章
・イタリア代表に恥じぬ走りを、ジョビナッツィ

トロ・ロッソ
・下克上ももちろん歓迎!The 走る広告塔
・塾に戻ったクビアト、また昇格狙う?!
・新「レッドブルの明るい笑顔」アルボン

ウィリアムズ
・クレアよ、実情を親父さんは何と言う
・カナダは特に気を付けて、クビカ
・ルクレールみたいな戦績を願いたいラッセル

皆さんはどのように考え、願っているでしょうか。来週末にはいよいよ開幕戦の結果が出ています。フタを開けるまではどうなるか誰もわかりません。今年も楽しみですね!


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今回はシーズン前合同テストのラップタイムとタイヤについてみていきたいと思います。ただし、このタイムはご存知の通り「記録され公表されたその日そのドライバーの最速タイム」のみを扱って整理しています。ガソリンの搭載量や次点のタイム、タイヤを履き替えた際に上回られたものはカウントできていないことをご了承下さい。
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《個人ファステストラップ(全タイヤより)》
  1.ベッテル(フェラーリ)    1分16秒221 C5 2-4
  2.ハミルトン(メルセデス)1分16秒224 C5 2-4
  3.ルクレール(フェラーリ)1分16秒231 C5 2-3
  4.ボッタス(メルセデス)   1分16秒561 C5 2-4
  5.ヒュルケン(ルノー)       1分16秒843 C5 2-4
  6.アルボン(トロ・ロッソ)1分16秒881 C5 2-3
  7.クビアト(トロ・ロッソ)1分16秒898 C5 2-4
  8.サインツ(マクラーレン)1分16秒913 C5 2-4
  9.グロージャン(ハース)    1分17秒076 C5 2-4
10.ノリス(マクラーレン)    1分17秒086 C5 2-3

初めはタイヤの別はみていない、純粋なラップタイムのベスト10です。トップは今年もベッテルがハミルトンを0.003秒という僅差で上回ってトップを獲りました。同じC5タイヤ、同じ2回目4日目という予選さながらの二強です。所詮はテスト、争ってはいないにせよアタマを獲るというのは気分もいいし、ファンやスポンサーにも期待が集まります。上位にはしっかりとルクレールとボッタスも続いて「フェラーリVSメルセデス」の構図は今シーズンも続くであろうという予想がつきそうですね。他ドライバーについても上位は最も柔らかいコンパウンドとなるC5(旧 ハイパーソフト)で占められ、C4最速はマクラーレンのサインツによる1分17秒114。C3(旧 ソフト)はレッドブルのフェルスタッペンの1分17秒709。C2(旧 ミディアム)はハミルトンの1分18秒097。そして最も硬いC1はルノーに移籍したリカルドが唯一1分19秒367を記録しました。最速タイムはやはり2回目の後半となる3日目、4日目に記録されています。

《タイヤ別チーム別ファステストラップ》
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続いてタイヤ別チーム別のラップタイム位置付けをみてみます。全てのタイヤ、タイムを並べるとこんな感じ。参考までに昨年のテストでの各タイヤ最速タイムと第5戦スペインGP予選のハミルトンによるポールタイム1分16秒173(旧 スーパーソフト)を破線で落としてみました。色分けは昨年までの色を使って表現したものの、案の定よくわからん。

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C5(旧 HS)    平均:1分17秒018
   メルセデス               1分16秒224
   フェラーリ               1分16秒221
   レッドブル               1分17秒091
   ルノー                      1分16秒843
   ハース                       1分17秒076
   マクラーレン            1分16秒913
   レーシングポイント 1分17秒556
   アルファロメオ         1分17秒239
   トロ・ロッソ            1分16秒882
   ウィリアムズ            1分18秒130

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C4(旧 US)    平均:1分18秒152
   メルセデス               1分17秒997
   フェラーリ                        -
   レッドブル                        -
   ルノー                      1分18秒164
   ハース                      1分18秒769
   マクラーレン           1分17秒114
   レーシングポイント         -
   アルファロメオ        1分18秒209
   トロ・ロッソ           1分18秒649
   ウィリアムズ                    -

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C3(旧 S)      平均:1分18秒960
   メルセデス               1分18秒941
   フェラーリ               1分17秒925
   レッドブル               1分17秒709
   ルノー                      1分19秒056
   ハース                       1分18秒199
   マクラーレン            1分19秒354
   レーシングポイント 1分19秒994
   アルファロメオ        1分18秒511
   トロ・ロッソ                    -
   ウィリアムズ            1分20秒997

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C2(旧 M)     平均:1分20秒071
   メルセデス               1分18秒097
   フェラーリ                        -
   レッドブル                        -
   ルノー                      1分20秒980
   ハース                               -
   マクラーレン                    -
   レーシングポイント 1分19秒664
   アルファロメオ                 -
   トロ・ロッソ                    -
   ウィリアムズ            1分21秒542

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C1(旧 H)      平均:1分19秒367
   メルセデス                        -
   フェラーリ                        -
   レッドブル                        -
   ルノー                       1分19秒367
   ハース                               -
   マクラーレン                    -
   レーシングポイント         -
   アルファロメオ                -
   トロ・ロッソ                   -
   ウィリアムズ                    -

参考  昨年テスト8日間のファステストラップ
   C5(HS):1分17秒182
   C4(US):1分18秒400
   C3(S)   :1分19秒189
   C2(M)  :1分18秒825

というわけでタイヤ別5種類にグラフを分けました。C5は全てのチームで記録を残していますが、硬めのコンパウンドになるにつれて最速記録は減り、先程も書いたようにC1はルノー天下となりました。そのC1を除くと柔らかい側が当然のように速いラップとなっています。タイム差は最速タイム比較すると
   C5-C4=0.923秒
   C4-C3=0.565秒
   C3-C2=0.388秒
   C2-C1=1.270秒
でした。マシンや記録日はバラバラだし、ガソリン搭載量やドライバー自身の「やる気」にもそれぞれ差があるので一概比較できませんが。
昨年テストとの違いは「スーパーソフト(スーパーハード)タイヤ廃止」「薄肉タイヤ」「カタロニアサーキット舗装改修」がありますね。マシンのダウンフォースが増加して、タイム低下が想定されていましたが、舗装改修とパワーユニット他の向上もあってタイムも全タイヤで更新されています。この流れをもってすれば、来るべき第5戦スペインGP予選ではさらなる飛躍が期待できそうですね!
あ、あと遅れて参加となったウィリアムズですが、テストとはいえタイムが芳しくありません。P・ロウが休養との報道も出ています。ドライバーも一新して切り替えたはずなのに、なかなか復活までの糸口すら見つかりませんね。あまり考えたくないけど「来るところまで来た」感じが辛いです。

《第5戦スペインGPの予選タイム予想?!》
上記テストの内容から第5戦スペインGPでどんなタイムになるのかなという予想を立ててみました。3/7時点でスペインGPのタイヤコンパウンドは発表されていませんが、恐らくみな一生懸命タイムを出していたC5ではなく、C3やC2が主体となると思われるので、そこから割り出すこととしました(翌3/8にC1,C2,C3使用と発表)
今年は昨年使用したスーパーソフトはありませんので、今回のテストでのC3最速レッドブルをベンチマークとしています。
   2018テスト     レッドブル SS:1分18秒327
   2018予選        レッドブル SS:1分16秒816(5位)
                                                          差1秒511
昨年のレッドブルのスーパーソフト最速と予選タイムの差は1.511秒でした。今回のテストで叩き出したC3最速タイム1分17秒709から、難しいことを考えず単純に1.511秒を差っ引くと
   2019テスト     レッドブル C3:1分17秒709
                                                          差1秒511なら
→2019予選予想 レッドブル C3:1分16秒198!
1分16秒198と算出されます。失礼ですが昨年同様にそのタイムが5番手のポールから0.643秒遅れと仮定すると、
   2019予選予想  レッドブル C3:1分16秒198
                                                          差0秒643なら
→2019予選予想  ポールタイム  :1分15秒555?!

誰ルトンやら誰ッテルとは言いません。誰ッタスかもしれないし誰レールかもしれないし、そのままいよいよ誰スタッペンの出番かもしれない。大した根拠もないザックリとした皮算用ではありますが、より速くなった2019年マシンを想像した次第です。

以上、シーズン前テスト「タイヤとタイム編」でした。開幕まであと少し!
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テストも無事に終わり、各チームは来週末に行われる開幕戦オーストラリアGPに向けて準備に入っている頃です。今年も先日行われた合同テストの結果をまとめてみました。

《日別周回数》
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2回8日間の日別周回数を並べました。昨年は1-3日目が雪のため17周に止まり、2-3日目は1,624周と偏らざるを得ない状況でしたが、今年の最多は2-2日目の1,156周、最少は1-1日目の961周であり、全体的に1,100周近く走り込めているため、極端に少ない日や集中する日はありませんでした。序盤の足りない分はウィリアムズの不参加分みたいな感じですね。遅れながらも結果的にテストに参加出来てよかったですよね。ちなみに1,122周というのはスペインGPの決勝周回数である66周の17倍、つまり17レース分に相当します。言い換えると現在は10チーム20台で争われているため、もし周回遅れ無しの全車完走であればコントロールライン通過は66周×20台=1,320回でそれには及びません。1レースでコントロールラインを通過するマシンはそんな回数になるんですね。ホワイティングもビックリだな。

《チーム別の周回数・走行距離》1周 4.655km
  合同テスト全8日間  計8,772周 40,833.7km
                    (昨年は計7,979周 37,142.2km)
  1.メルセデス               1,189周   5,534.8km
                        (昨年は1,040周  4,841.2km)
  2.フェラーリ                  996周   4,636.4km
                           (昨年は929周  4,324.5km)
  3.ルノー                          961周  4,473.5km
                           (昨年は795周  3,812.6km)
  4.トロ・ロッソ               935周  4,352.4km
                           (昨年は822周  3,826.1km)
  5.アルファロメオ            922周  4,291.9km
                           (昨年は786周  3,658.3km)
  6.ハース                          871周  4,054.5km
                           (昨年は695周  3,235.2km)
  7.マクラーレン               873周  4,063.8km
                           (昨年は599周  2,788.3km)
  8.レッドブル                   833周  3,877.6km
                           (昨年は783周  3,644.9km)
  9.レーシングポイント    625周  2,909.4km
                           (昨年は711周  3,309.7km)
10.ウィリアムズ               567周  2,639.4km
                           (昨年は819周  3,812.6km)
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昨年と同様にグラフはコンストラクターズ順、上記順位はテストの周回数順となっていますのでお間違えなく。参考までに昨年テストでの周回数と距離を追記しておきました。チーム名やエンジンは多少の変更がありますが、ベースは変わりませんから比較はしやすいですね。また全8,772周を10チームで割ると、平均は877.2周ですので昨年よりは多く周回できたということになります。
メルセデスは頭一つ出た1,189周を行いました。昨年の1,040周よりも150周近く上乗せしてきました。ラップタイムはイマイチでもやることはしっかりやる。だから安定感や柔軟性に富み、強い!対するフェラーリも数は昨年を上回りますが、また1,000周には達しませんでした。2-2日目のアレが無ければ達したかもしれません。こちらは「量より質」といったところでしょうか。他は概ね900周あたりに集中し、ピンクと水色が案の定で平均値を下げています。チーム「資本金グラフ」だったりして(笑)
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バラしてみましょう。ここの色はチームカラーではありませんのでご注意下さい。目を細めて追いかけて下さい。8日間を色分けしているので、虹色より多いですよ!最も高いビルはメルセデスの1-3日目にそびえる2人合わせて182階建てでした。次点も2-3日目の181階建てとなって、2レース半を消化しました。水色のウィリアムズが総周回数で最下位だったことは確認済みですが、2回目4日間で精力的に走りこんで、2-3日目に最多となる140周を稼いでいます。一方でレーシングポイントは最終2-4日目の104周が最多となっており、1日に1レース半がいいところです。もうちょっと走りこんでもよかったんじゃないかなと思います。ちゃまは3年目だから大丈夫だって?!単独走行の最多はこの後にも取り上げていますが、初日1-1日目のベッテルによる169周。毎年出だしは抜群のフェラーリとベッテルちゃんです。

《エンジン別周回数・走行距離》

  1.フェラーリTipo064 EVO
     2,789周   12,982.3km
     3チーム供給 1チーム平均930周
    (昨年は2,410周 11,218.6km
        3チーム供給 1チーム平均803周)
  2.メルセデスF1 M10 EQ Power +
     2,381周   11,083.6km
     3チーム供給 1チーム平均794周
    (昨年は2,570周 11,963.4km
        3チーム供給 1チーム平均856周)
  3.ルノーE-Tech 19
     1,834周     8,537.3km
     2チーム供給 1チーム平均917周
    (昨年は2,177周 10,133.9km
        3チーム供給 1チーム平均726周)
  4.ホンダRA619H
     1,768周     8,230.0km
     2チーム供給 1チーム平均884周
    (昨年は   822周   3,826.4km
        1チーム供給 1チーム平均822周)
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続いてエンジン別です。ワークスである3チームは二重線で強調してみました。さすがワークスは距離を稼いでいますね。最多周回は3チーム供給のフェラーリTipo064 EVOが12,982.3km分の2,789周でした。エンジン1基で稼いだ距離ではありませんが、供給3チームともそこそこのペースでラップできたことも朗報だったのではないでしょうか。1チームに換算すると930周となり、こちらも4社のエンジンの中でトップ、昨年距離を稼いだメルセデスM09 EQ Power +を凌駕します。
1回目4日間は1チーム平均もフェラーリに近付いたホンダRA619Hでしたが、2回目4日間が思いの外距離を稼ぐことができず、結果的に1,768周に終わりました。最終日のレッドブルが少なかったですからね、ちょっともったいなかったです。理由はフェルスタッペンに聞いてみて下さい。1チーム平均はチャンピオンエンジンを上回りました。ピンクと水色に助けられましたね。

《個人1日あたりの周回数・走行距離ベスト10》
  1.ベッテル(フェラーリ)       169周 786.7km 1-1
  2.ルクレール(フェラーリ)   157周 730.8km 1-2
  3.ジョビナッツィ(アルファ)154周 716.9km 1-4
  4.ガスリー(レッドブル)       146周 679.6km 1-4
  5.ラッセル(ウィリアムズ)   140周 651.7km 2-3
  6.ライコネン(アルファ)       138周 642.4km 1-3
  7.クビアト(トロ・ロッソ)   137周 637.7km 1-3
  8.アルボン(トロ・ロッソ)   136周 633.1km 1-4
  9.サインツ(マクラーレン)   134周 623.8km 2-4
10.ノリス(マクラーレン)       132周 614.5km 1-4

テスト最多周回数・最長距離
    ハミルトン(メルセデス)    638周 2,969.9km

昨年はベッテルがベスト10に2度登場するなどの勤勉振りを書きましたが、今回は1人でも多く書き記せるよう重複を避けて「1人1回まで」の規則でピックアップしました。先程も登場した通り、1日で一番走ったのは今年もベッテルでした。ただその数は昨年の188周から数を減らしています。2位は虎視眈々と新相方ルクレールが連ねてきました。フェラーリはやる気です。チームを見ていくと上位10人はフェラーリ、アルファロメオ、トロ・ロッソにマクラーレンと偏りがみられます。先程のチーム別ではメルセデスやルノーが上位にきましたが、こちらは1日に2人体制で稼いでいる点に違いがあります。なお、メルセデスはハミルトンが2-2日目が最多の102周で1日個人17位。ボッタスは2-3日目の96周で18位。ルノーのヒュルケンベルグが1-2日目の95周で19位。リカルドは1-3日目の80周が最多で個人ビリでした。その日1日を目一杯走りこんで1日お休みするのと、午前と午後で分けて毎日走るのとどちらが得(メリットが大きい)のでしょう。プログラムによりそうですね。
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最後にこの8日間最も走りこんだのはハミルトンの638周でした。昨年はベッテルが643周でしたので、それに近い距離をチャンピオン直々お稼ぎになられています。テストからこんなに周回数をこなされてしまうと、周りはもっと奮起しなければならないと思ってしまいますよね。ハースには唯一のレギュラードライバー外となるピエトロ・フィッティパルディが参加しています。あのエマーソンのお孫さんです。二世ドライバーはチラホラ出てきて話題となりますが、いよいよチャンピオンの三世のお出ましです。もしかしたら近い将来レギュラードライバーとしてお目見えするかもしれませんね!フィッティパルディ家の血は続きます。

晴天に恵まれたテスト。走り込みを各チーム行い、期待していた成果はみえたのでしょうか。分析するまでには至れなかった2019年シーズン前テスト「周回数編」でした。

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先日までに第2回の合同テスト4日間が無事に終了しました。各チームは充分な比較検討やタイヤとの相性など、ある程度確認できて終えられたでしょうか。今回も前回と同じくくりでグラフに制してみましたのでご覧下さい。

《走行距離》
第2回4日間の日別周回数です。色分けは前回と同じチームカラーをイメージしています。
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今回は10チーム全てが初日から参加しており、4日間の全てで1,100周以上に達しています。4日間の総周回数は4,502周、最多周回数は2日目の1,156周でした。全チーム参加ではあるけど、いくつか出っ張り引っ込みがみられます。これらをチーム毎に分解して掘り下げてみましょう。
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なるほど、フェラーリの2日目はベッテルによる40周。レッドブルは最終4日目のフェルスタッペンによるたったの29周か、これじゃあレースの半分じゃん。報道でご存知の方も多いと思いますが名誉のために補足すると、フェラーリについては2日目にベッテルがホイールのリムの破損でクラッシュし、レッドブルは最終日の前日3日目に走行したガスリーのクラッシュでギヤボックスにトラブルを抱えて距離を稼げませんでした。チーム別の1日最多は3日目にハミルトン85周とボッタス96周をこなしたメルセデスの181周でした。斬新な形状のパーツを入れて距離を稼ぎますねー。単独最多はフェラーリ、レッドブルを抑えて出遅れウィリアムズの3日目ラッセルによる140周をこなしています。頑張れラッセル!
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チーム単位で合体!すると前回に続く1位のメルセデスはさておき、ルノーやハース、ウィリアムズは足りなかった分を稼げました。フェラーリ、レッドブルも今回は上記理由もあって少なめ。そして前回に続いてレーシングポイントは少ないです。82周、88周、103周、104周の合計が377周なので、1日あたりでみて極端に少ないわけでもないけど、一際多いわけでもない。

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今回もエンジンメーカー別でカウントしています。前回稼げなかったメルセデスM10 EQ Power+が1,435周で1チーム平均478周に到達しました。数は少なくてもルノーE-Tech 19が平均すると同程度こなしたことになります。ワークス自ら距離を稼ぎましたね。一方でフェラーリやレッドブルが低調な分、数を伸ばせませんでした。タイムはそこそこいいラップしていたのであくまで「量より質」ってことで。

《タイヤ別チーム別最速ラップタイム》
今回のチーム別タイヤ別の最速ラップです。
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    C1:リカルド(ルノー)                      1分19秒367
                                                    C1平均  1分19秒367
    C2:ハミルトン(メルセデス)           1分18秒097
                                                    C2平均  1分19秒365
    C3:フェルスタッペン(レッドブル)1分17秒709
                                                    C3平均  1分18秒682
    C4:サインツ(マクラーレン)           1分17秒145
                                                    C4平均  1分18秒250
    C5:ベッテル(フェラーリ)              1分16秒221
                                                    C5平均  1分17秒468
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なお先日1回目4日間で各タイヤの最速ラップはこんな感じでしたね。
    C2:ストロール(レーシングP)        1分19秒664
                                                    C2平均  1分20秒572
    C3:ルクレール(フェラーリ)           1分18秒046
                                                    C3平均  1分19秒647
    C4:ハミルトン(メルセデス)           1分17秒977
                                                    C4平均  1分18秒781
    C5:ヒュルケンベルグ(ルノー)       1分17秒393
                                                    C5平均  1分17秒690

参考  昨年テスト8日間の最速ラップはこちら。
    C2(M)  :1分18秒825
    C3(S)   :1分19秒189
    C4(US):1分18秒400
    C5(HS):1分17秒182

ルノーでC1による計上をしてくれたおかげで、ドライタイヤ全てで最速タイムが記録されました。1回目と比較して当然ながら各タイヤでタイム向上がみられます。昨年のハミルトンのスーパーソフトタイヤ(現在は該当なし)による予選最速レコード1分16秒173には及ばないものの、C3から約3秒差、C4に充てがって2.3秒程の開きがいわゆる「今シーズンのマシンレギュレーション」によるタイム低下なのかなと想像します。ガソリン搭載量が定かではないのであくまで参考程度です。詳しくは後日クローズアップできたらいいなと考えています。
昨年上位チームはC3タイヤをベースとしたラップで最速を記録し、下位チームはC4やC5タイヤによったタイムなので一概に比較はできません。しかしながら各日上位に下位チームが上位にくれば楽しみを掻き立てられます。最終4日目のメルセデス、フェラーリ2チームによるC5の僅差も「シーズン最速」を予感させるものでした。
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タイム差については一発タイム、レースシミュレーションなどの用途別までは取り込めていませんが、ひとまずこれにてカタロニアサーキットでの8日間のシーズン前合同テストが終了しました。2019年シーズン開幕まで2週間を切り、開幕戦オーストラリアGPではどのようなマシンを持ち込むのか。またヨーロッパラウンドまでにどのような改良パーツを改良し投入してくるのか、開幕戦に向けて楽しみですね!miyabikunでは以降、残された開幕戦までの間にこの2回のテストの総括と勢力予想などをmiyabikunなりにやっていく予定です。

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2019年マシンを使ったスペイン・カタロニアサーキットでの合同テストが始まりましたね。誇らしく速いラップを刻むチームもいれば、ひたすら爪を隠し淡々とテストをこなすチーム、参加すら危ういドタバタなチームと多種多様な4日間となりました。毎年恒例のテスト前半戦の結果をいつもと同じ水準で抽出してまとめました。

《周回数》
まずは日別周回数の累積です。各チームを今シーズンのマシンカラーに合わせるようにしました。中には見辛いもの、色がガラリと変わったもの(ハース、ウィリアムズなど)もありますが、注意深く目を凝らしてみて下さい。横軸はスペインGP決勝の完走周回数である66周区切りで線引きしています。
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昨年は3日目の荒天により充分な走行距離が稼げず、4日目にしわ寄せがいく形となりました。チーム毎に差はありつつも今年は上手いこと4日間を使いこなせました。4日間の総周回数は4,270周となっています。ただし「某チーム」の参加が遅れたため、前半2日間は少し低調でした。4日間の最多周回は最終日の1,146周です。ルノーがどちらかといえばラップタイム重視の走行により距離を稼いでいないので、本来であればこの日はもう少し伸びていたかもしれません。
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並びをチーム別かつ日別に分けて、チーム最多の日の周回数を記載しています。メルセデス、ルノー、ハースの一部は1日に2人体制で様々なテストを行い、距離を稼いでいます。メルセデス、フェラーリの二強は4日間で概ね決勝倍数にあたる132周近くをコンスタントにこなしました。4日間最多は3日目にボッタス88周+ハミルトン94周のトータル182周。単独最多は初日のフェラーリのベッテルによる169周。毎年恒例のやつですね。方やメルセデスエンジンを積む新生レーシングポイントは1レース分は超え、ウィリアムズに至っては序盤2日の出遅れと4日目に2人体制で臨む割に65周と1レースにも若干未達でテストを終えています。本当にココ大丈夫なのかな?!ペース以前の問題な気がする。
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それをチーム単位でガッチャンコするとこうなります。こちらも上位は二強で約600周です。テストからバチバチしていますね。毎年のことではあるのですが、初日からドカンと早いタイムを出して存在感を必ず見せつけたがるフェラーリに対して、メルセデスは実に地味にタイムよりも各種テストに注力してきます。絶対速いはずなのにナメたタイムばかり連ねてなかなか化けの皮を剥がしませんね。絶対、絶対速いはずなのに末恐ろしい。
距離中団勢に位置するレッドブル、ルノー、マクラーレン、アルファロメオ、トロ・ロッソは約500周で並び、ピンクと水色は先程書いた通りです。カネも大切2チームはテスト後半で補いましょうね。

周回数の最後はエンジンメーカー別の累積です。今シーズンからはご存知の通りホンダがレッドブルにも供給し始めて2チーム4台体制となり、逆にルノーはワークスとマクラーレンの2チーム4台体制に減りました。メルセデスとフェラーリが最大の3チーム6台体制で変わらずとなります。
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メルセデスとフェラーリが距離を稼げる、と言いたいところですが、フェラーリエンジンのみが比較的健全に距離をこなし、メルセデスは2チーム4台体制グループとさほど変わりません。言うまでもなくピンクと水色の影響が大きいです。最強で安定感抜群がウリでも、走れなければウリも発揮し様がないですね。グラフの上に総周回数と1チームあたりの平均値を載せました。こうすれば2チーム4台体制の頑張りも評価できます。フェラーリTipo064のトップは変わりませんが、しっかりとホンダRA619Hも健闘していますよ!メルセデスワークスはチャンピオンチームでも2人で臨み、走行距離1位の610周を数えるのに、エンジン平均値はビリですね。メルセデスエンジンの優位性は今やワークス以外で持ち合わせていません。

《タイヤ別チーム別最速ラップタイム》
テストのラップタイムは参考にならない。ごもっともなんですが、やっぱり気になりますよね。今回もチーム別タイヤ別の最速ラップを並べました。破線は昨年の開幕前テストで記録した各タイヤ最速タイムになります。
ここで注意点です。今年のマシンレギュレーションはウィングがシンプルかつワイドに変更されていますので、速度低下とラップタイムダウンが予想されます。しかし、このカタロニアサーキットの路面は再舗装されているため、単純比較はより困難となっていることを予めお伝えしておきます。
先日書いた通り、今シーズンからタイヤ種別にも以下の様な変更がありましたね。

       2018年シーズン                 2019年シーズン
    スーパーハード(橙)           →廃止
    ハード(水色)                     →C1
    ミディアム(白)                  →C2
    ソフト(黄色)                     →C3
    スーパーソフト(赤)           →廃止
    ウルトラソフト(紫)          →C4
    ハイパーソフト(桃色)       →C5
    インターミディエイト(緑)→変更なし
    ウェット(青)                     →変更なし

テストでは独自の表現で3色のマーキングが入っています。今回作図のグラフは旧塗色を使って表現しました。
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1回目4日間で各タイヤの最速ラップは以下の通り。
    C1:
    C2:ストロール(レーシングP) 1分19秒664
                                             C2平均  1分20秒572
    C3:ルクレール(フェラーリ)   1分18秒046
                                             C3平均  1分19秒647
    C4:ハミルトン(メルセデス)   1分17秒977
                                             C4平均  1分18秒781
    C5:ヒュルケンベルグ(ルノー)1分17秒393
                                             C5平均  1分17秒690
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参考  昨年テスト8日間の最速ラップはこちら。
    C2(M)  :1分18秒825
    C3(S)   :1分19秒189
    C4(US):1分18秒400
    C5(HS):1分17秒182

C3(旧名称 ソフト)での走行、記録が多く、タイム的にはタイヤコンパウンド通りのタイム差が見られました。C4(旧名称 ウルトラソフト)以外はまだ昨年テストのタイムを上回ってはいませんが、まだフルアタックではないだろうし、マシン側の速度低下を考えるとマシンの向上と路面改良の成果が現れるような内容となっています。スペインGP決勝で使用されるタイヤはまだ明らかになっていないものの、C1(旧名称 ハード)では新路面での磨耗も無く、C5(旧名称 ハイパーソフト)の導入はないだろうからデータ採り、GPへのフィードバックを考えればC3を中心としたコンパウンドが現実的なものといえます。各チームのタイム差はあまり期待できる内容ではないと思うので多くを分析することは今回避けます。

これから後半戦の第2回テスト4日間に入ります。天候や気温に恵まれれば、より期待できるタイムや距離がみられるかもしれません。以降も楽しみですね!

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