前回までで主な品詞はザックリやりました。これからは基本的な変化形や構文に少しだけ触手を伸ばします。まだやるの?!あともう少しだけ「英語力向上」にお付き合い下さい。今シーズンが始まったら、こんなことやっていられませんもんね。ペース上げなきゃ。

  • 《前回の内容の確認テストの解答》
    ①The staff is working __ the off season.
        シーズンオフの間もスタッフは働いている
        →during
    ②I can’t drive __ tire change.
        タイヤ交換無しでは走り切れない
        →without
    ③__ __ __ there is a hesitation, you can’t win.

       迷いがある限り、君は勝てない

        →As long as

    今回は③をズルして変更させて頂きました。もちろん問題の方も「後出し」修正済みです。本当はズル無しでビシッと初めからキマればカッコいいんですが、英語力がno powerなので許して下さい。今受験に向かっている諸君、現役当時はできていても、数年後、数十年後はこんな感じのおっちゃんになっちゃうんですよー。チョコあげますので受験だけで終わりませんように!

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《不定詞》
不定詞は大きく3用法とその他に区別されます。が、その前に、そもそもなぜ「不定詞」と呼ばれる用法かということ。不定ということは「定」もあるの?あります。動詞には原形、過去形、分詞形(進行形)など、主語や時制、状態などで変化を持たせ、限定されるものを「定詞」と呼び、それらに限定されないものを「定めない=不定詞」と呼びます。よって品詞の一つではありません。形は「to + 動詞の原形(V)」です。

①名詞用法
    名詞の役割を果たし「Vすること」を意味する
・My dream is to be an F1 champion.
    私の夢はF1チャンピオンになることだ
・I think that I want to be a driver of this team next year.
    来年もこのチームのドライバーでいたいと思っている
・To observe the regulation is important.
    規則に従うことは大切なことだ

②副詞用法
    副詞の役割を果たし、動作の目的「Vするために〜」
    感情の原因「Vして〜」を意味する
・I brought funds to become an F1 driver.
    F1ドライバーになるために資産を持ち込んだ
● I was surprised to hear that I would suddenly retire.
    突然引退すると聞いて驚いた
● I was pleased to hear the news that reported pole position.
    ポールポジションになった知らせを聞いて嬉しかった

③形容詞用法
    形容詞の役割を果たし「Vするための」という
    意味で名詞を後ろから修飾する
・He has plenty of skills to learn.
    彼は習うべき技術が沢山ある

④その他いくつか
疑問詞 to V
    when to V:いつVすべきか
    where to V:どこでVすべきか
    what to V:何をVすべきか
    which to V:どちらをVすべきか
    how to V:どうやってVすべきか(Vの仕方)
いわゆるハウトゥ◯◯っていう、日本語においてもみんな使っているやつです。語源はここからきています。日常的に使うし、構造も簡単なのでそう難しくはありませんね。
・I know when to pit in.
    いつピットインすべきかはわかっている
・I’m at a loss where to overtake.
    どこで追い抜こうか迷っている
・I don’t know how to step on the curb.
    どうやって縁石を踏めばいいかわからない

形容詞(副詞)enough to V
    :Vできるほど充分「形容詞(副詞)」だ
・He is competent enough to drive an F1 car.
    彼はF1マシンを運転するのに充分な力量がある

too 形容詞(副詞) to V
    :Vするにはあまりに「形容詞(副詞)」だ
・This car is too slow to overtake other cars.
    この車は他車を追い抜くには遅過ぎる

V 人 to V’
    :人にV’してもらうようVする
人にV’を依頼する時に使う構文です。初歩的なものはVも決まりきっていてask「頼む」、tell「言う」、want「求める」が使われます。
・I asked the manager to belong to the team next year.
    来年もチームに所属できるようマネージャーに頼んだ

It is 形容詞(for 人)to V
    名詞用法とした不定詞が主語となる場合に
    「頭でっかち」な文にならないよう「It」を
     形式的な主語として置く構文です。
・To drive an F1 car for a long time was difficult for him.
       ↑これでは主語が長いので、、、
    =It was difficult for him to drive an F1 car for a long time.
    彼にとって長い時間F1を運転することは難しかった


《動名詞》
不定詞の名詞用法と同じく「動詞を名詞に変化させる」表現方法で目的語Oや補語Cとなり、意味も「Vすること」となります。基本的には書き換え可能です。
・I like watching F1 broadcasting.
    =I like to watch F1 broadcasting.
    私はF1放送を観るのが好きだ

ただし不定詞の名詞用法と動名詞で書き換えられない、全く同じにならないケースがいくつかあります。

前置詞の直後(目的語)となる場合
・He is good at racing on wet roads.
    彼は濡れた路面のレースが得意だ
    (at to race ×)

動詞による場合
    動名詞:enjoy,finish,give up,mind,stopなど
    不定詞:agree,decide,hope,wantなど
・I enjoyed being rough until the last lap.
    私は最終周まで荒れたレースを楽しんだ
    (enjoyed to be ×)
・I want to change the tire in the next lap.
    次の周でタイヤ交換したい
    (want changing ×)

どちらにも使えるが意味が異なる場合
    forget
        forget to V:Vすることを忘れる
        forget Ving:Vしたことを忘れる
    remember
        remember to V:Vすることを覚えている
        remember Ving:Vしたことを覚えている
    regret
        regret to V:残念ながらVする
        regret Ving:Vしたことを後悔する
    try
        try to V:Vしようとする
        try Ving:試しにVする
・You try to turn the corner without stepping on the brake every time.
    あなたは毎回ブレーキを踏まずにコーナーを曲がろうとする
・Try turning without stepping on the brake.
    試しにブレーキを踏まずに曲がってみる

あと動名詞を使った基礎的な構文をいくつか挙げます。
    Thank you for Ving
    :Vしてくれてありがとう
    look forward to Ving
    :Vするのを楽しみにしている
    be fond of Ving
    :Vするのが好き
    How(What)about Ving?
    :Vするのはいかがですか?
・Thank you for always showing us a fun race.
    いつも楽しいレースを見せてくれてありがとう
・I’m looking forward to seeing you at Suzuka Circuit.
    鈴鹿サーキットで会うことを楽しみにしている


《今回の内容の確認テスト》
    • ①It is important __ __ lower category race.
          下位カテゴリーレースを経験することは重要だ
      ②I __ __ __ the limit button.
          リミットボタンを押し忘れた

      ③I __ __ the last attack of qualifying.

          私は予選で最後の挑戦するのを止めた


      今回もやっぱり少し苦いHappy Valentine!

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