F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

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前半戦のF1、皆さんはどう感じましたか?!またオフシーズンはいかがお過ごしでしたでしょうか?!シーズン後半戦に入る前に、毎年恒例の独断と偏見の総評と今後期待したいことを書きなぐります。数字のヤツはシーズン2/3を過ぎたイタリアGP明けを予定しています。アジアラウンドに移る間、仕事上がりの夜な夜なレース結果をまとめなきゃ。将来のF1が何レースに増えても、夏休みでシーズン折り返しになってくれるだけでmiyabikunだいぶ助かるのですがー。

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《飛躍したチーム、ドライバー》
チャンピオン連覇に向けて堅実にポイントを積み重ねるハミルトンが成績的に最も安定しているのはもちろんのこと、日々成長を続けているフェルスタッペンには目が離せませんね。毎年同じことを言っています。荒削りで速かった今までとはまるで違う落ち着きと賢さを身に付けて、チャンピオン獲得の資質をしっかりと見せつけてくれています。いつ獲れるのか長らく期待させたポールポジションも第12戦ハンガリーGPで手にし、シーズン目標5勝を掲げている中、現在2勝を1人で挙げました。持ち味はなんといっても抜き難いと言われる現代のF1でも果敢にアタックするガッツ。観ていて毎回爽快です。危なげない走りはだいぶ減りましたしね!F1が無くならない限り、彼のカラダが無事な限りは早かれ遅かれチャンピオンになると確信します。
チームの方は、少し意外に感じたマクラーレンの飛躍でした。サインツは中堅に入るドライバー、毎年のようにチームが変わり腰を据えたキャリアを重ねられていませんでした。ところが今シーズンからのマクラーレンでは予選より決勝を粘り強く入賞まで持っていける走りができています。サインツは名門マクラーレンの「本当の復活」を預かるエースに成長しました。合わせて最年少新人のノリスの期待以上の速さと安定感も明るい話題です。サインツと対等、もしくは半歩前にいく予選。そして先輩にも物怖じなく肩を並べる堂々とした決勝と、今の時点の新人賞最有力候補で間違いなし!
上記のドライバー、チームに関連しているのは「ホンダとルノーのスイッチ」ですね。今シーズンの注目される点の一つでもあったわけですが、いずれも出力不足や不安定な信頼性となかなか結果を出せずにいた2エンジンが入れ替わり、何ともうまい具合にいきました。レッドブルはホンダとの相性もよく、心配されたトップチームとのタッグも様になってきました。またマクラーレンはエンジンそのものというよりも、ドライバーとシャシーの出来で不満なく、むしろ清々しく前半戦を終えられたことでしょう。F1界の「雑音」が2つも一遍に解消されてよかった(笑)

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《期待ハズレ》
悪い方の話も毎回同じ気がします。言わず
と知れた「ヤツら」です。F1随一の名門で、本来ならこんなに独走させなかったであろうフェラーリが近年の「A級戦犯」と定着してしまっています。名門でなく「迷門」と呼ぼうかな(笑)シーズン前テストを鵜呑みにするわけではないけど、速さを晒すよりも冷静さと賢い戦略を立てましょうよ、いい加減に。毎年のお決まりになっちゃってますし、見掛け倒し感が半端じゃない。チーム代表やドライバーにも問題がないとは言わないけど、個を責める前にチーム全般が良くない。あらゆる面で失敗。この調子ではシーズン終了時点で3番手チームになる可能性も見えてきました。それも「フェルスタッペン1人に負ける」という、実に無様な内容で。ベッテルの苛立ちは分からなくもないが、それを個人的に拍車をかける必要も全く無い。速さはまだまだ充分にあるし「前だけ見て」走りゃあいい(もちろんドライブ中は横も見てね)ルクレールも満を持す「前に」トップチーム昇格は喜ばしい出来事ではありましたが、やっぱりお利口さんもまだ若い、地元モナコGPの散らかりは「鍛錬の必要さ」を晒した一面でした。ベッテルはともかく、ルクレールには時間も充分あります。悔しさややり切れなさはレースを続けていれば頻繁に遭遇します。賢いんだからグッと堪えて次なる方策を導いていってほしいと思います。次の初優勝は恐らく君だから。
後半戦を前に、予想通りガスリーが「弟クラス戻り」となりました。ファンの方には申し訳ないのですが、当然の采配としか言えません。何せチームは「コンストラクター3位」を抜け出し、早くメルセデスを捕まえにいきたいのです。フェルスタッペン比がどうという前に、トロ・ロッソやマクラーレンに手を焼き、ミスをしているようではレッドブルのシートは務まりません。最低でも6位は絶対堅持、マシンに慣れてきてフェルスタッペン食いやフェラーリの1台を打ち負かす走りが要求されます。一発の速さがあろうが、チームメイトが怪物だろうが、前が離れていて手が届かなかろうが関係ない。ガスリーは「トップチームのプロドライバー」なのだから。トロ・ロッソ戻りになっただけ有難いと思い、悔しさはクビアト先輩やアルボンを確実に上回ることで発揮してほしいですね。
ウィリアムズ、特にクビカにもガッカリです。miyabikunあれだけシーズン前から持ち上げて、ラッセルの規範になるような走りを願ったのですが、その想い儚くあの「前照灯」で後方乱気流として追いやられてしまった模様。

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《今後予想されそうな、期待したい展開》
重ね重ねになりますが、この流れで続けば恐らくチャンピオンはメルセデスから輩出され、あわよくばフェルスタッペンが1人で食らいつく構図になるでしょう。誰でもいいんです、誰かが「政権交代」してくれれば。ただこれがなかなかキングも乱れない。何だかいつも風向きも自分の方に持っていけてしまう。実力もさることながら「引きよせるトリック」を持ち合わせているかのようですね。運も実力のうちです。
まずレッドブルの公約通り「シーズン5勝」を果たしてもらいましょう。どこならイケるかな、シンガポール、日本、メキシコ、あとブラジルやアブダビが有力でしょうか。ただ今シーズン勝ってきたのがオーストリアとドイツという、比較的高速寄りのサーキットなんですよね。日本はこれから涼しくなる季節だけど、F1ウィークは灼熱になってもらえればより有利に傾くでしょうか。その前にエンジンがイッちゃうのも恐い。
フェラーリは少なくとも2勝はもぎ取りましょう!最悪な事態は避けましょう!ベッテルとルクレールの一つずつでいい、ベルギーとイタリアを逃したら、あとは、、ほぼ無い。マクラーレンも4番手確定を目指して頑張ってほしいですね!もしかしたら、来シーズンあたりは迷門を食うかもしれない?!アルファロメオでゆるりと入賞をさらうおっちゃんには贅沢は言いません、入賞マスターで機嫌良くいてもらえれば。
ハースの2人には懲りるまで思う存分にバチバチやってもらい、コース脇で82年ドイツGPのピケ張りの殴り合いで笑わせてもらって、ピットに帰還して2人ともボスにぶん殴られるくらいの「見どころ」をお願いしましょうか。もはや、期待はF1ではない、K1かM1の方(笑)

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《チームやドライバー毎に思うことを一言で》
メルセデス
・夏のヨーロッパを過ぎれば、あとは余裕
・頭を抱えるは来季のラインナップか
フェラーリ
・とりあえず、1人1勝はしましょ
・マシンコンセプトをはじめ、ほとんどが失敗
レッドブル
・ホンダで勝てる、フェルスタッペンで勝てる
・昇格アルボンの適応力は如何に?!
ルノー
・「口だけ番長」感が強い
・若手のサプライヤーにも勝てないワークス
ハース
・何位を走れど、存在感は抜群
・やれやれー、もっとやれー!(笑)
マクラーレン
・膿を抜き、4番手チーム復帰まであと少し!
・将来的に楽しみなドライバーラインナップ
レーシングポイント
・色は目立つが、レースはほとんど目立たず
・お得意市街地、残るはあとたったの1箇所
アルファロメオ
・ゆるゆるおっちゃん、やることはやる!
・ジョビナッツィはとにかく下手くそ
トロ・ロッソ
・降格組のガチンコ対決は楽しみ
・ガスリーはココでダメなら、アウトー
ウィリアムズ
・クビカ、クビか?
・ラッセルを活かせるチームを大募集!

miyabikunの8月はブログも休み休み、ダラダラしてしまいました。内容もズルいネタばかりが続きました、すみません。。暑いのは辛いけど、やっぱり夏は暑く過ごしたかったです。盆休みも終わったし、F1の夏休みも終わります。そろそろ後半戦に備えて、気合い入れなきゃ!

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今シーズンのF1は全21戦中12戦終了して夏休みに入りました。2/3だったらキリがいいのですが、ちょっと中途半端。残るヨーロッパ連戦であるベルギー、イタリアを終えるとちょうど2/3を消化します。ただイタリアとその次のシンガポールまでは2週間しか空きがなく、何回かに分けあーだこーだ言っている時間やスペースはあまり無いと思います。今ちょうど夏休み期間で空きもあるため、このタイミングで「これまでのシーズンの印象と今後期待したいこと」を少し書いておこうと思います。いつものように数字やグラフを使うヤツは、イタリアとシンガポールの間でサクッとやるつもりなので、今回はダラダラ数的根拠は挙げません。まあまあ、そんな感じだよなという軽い気持ちで振り返りと後半の9戦に備えておきましょう(当初この記事は8/19あたりにアップする予定で準備していましたが、急遽早めました)
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《2019年に向けたシートにまつわること》
このブログでは今まで「ロズベルグの電撃引退」の時以外にF1のシートや人事について表向きに書いてきませんでした。月並みな内容かもしれませんが、そのことについて個人的に触れたいと思います。

2019年シーズンの契約が未確定だった者の中では夏休みに入る頃真っ先に「リカルドのルノーワークスへの移籍」が飛び込んできました。メルセデスのシートも決まり、フェラーリもどうかなという中、9割方「レッドブル残留かな」と納得していたファンがほとんどだったと思います。miyabikunもそれが一番しっくりくるとばかり思っていたので正直驚きました。えっそんなに嫌なの?!(何に対して?!は想像の通り)やっぱり「待遇」ってお金ややり易さなど、様々な面から求めたくなるのが大人、スポーツマンだと思います。メルセデスのシート埋まった。フェラーリはツバ付き&我慢扱いで今とほぼ変わらず。他に強いて言えば、もしかしたら空きそうな同じルノーのマクラーレンは何もかもがぐちゃぐちゃ。じゃあレッドブルに残留する?収入は上げる余地はあってもアレが隣に乗ってピーピーなるし、後ろにはアレが載って煙たいレースになりそう。となれば「将来もしかしたらもしかしそう」なルノーワークスしかない、こんな流れなんでしょう。もしmiyabikunもリカルドの立場なら、一か八かルノー移籍を選ぶかもしれないので、シューイからしばらく遠退く形とはいえそれもヨシだと思います。ワークスに乗れるのはかなり強みです。
心配しているのは「現ルノー」の方の行き先です。今のF1は1チーム2人体制なので3人座らすわけにはいきませんから、予選屋ヒュルケンベルグかゴーゴーサインツのどちらかがシートを喪失します(※)噂通りサインツが放出されたらどうする?!単にリカルドとチェンジするのが一番おさまりもいいのでしょうが、ピーピー旧友と兄チームで再会しちゃう?!それもルノー絡みで染まっていたサインツが急遽「日本印」を搭載しちゃうの?!それはそれですごいなと思いますが、サインツをなんだと思ってるんだ、行ったり来たりで「オモチャ」になってるぞ。この騒ぎが様々な憶測を呼んでいる矢先にこの後触れる「母国の王様の引退」によってシートがまた一つ空くことになりました。こちらはルノー搭載車ですからおさまりもよさそうですが、、あのチーム、名門だけどさ、結構散らかっているし、座りたい人いるのかな、、なんて思ったりします(※)次世代を担うリカルドの大胆かつ意外な移籍騒動はリカルド一人だけの問題とはいかない、周囲にも多大な影響を与える話題となりました。今後の残るシート争いも目が離せませんね。
※文章を書き終えた後の8/16にサインツはマクラーレンに移籍を発表

毎年この話題も尽きない「このベテラン、いつまでやるの」問題。単なるおっちゃんなら再雇用先なんぞ関係無くビシビシ若手を採用して切っていけるのがF1の常ではあるのですが、これがチャンピオン経験者でまだそこそこ速いとなると、判断に頭を抱えてしまいますよね。当方miyabikunもF1界ではドンピシャのベテラン世代に当たるので、他人事と片付けられず例年以上に去就が気になります。
まずは扱いに非常に神経を使う37歳アロンソ王はつい先日にとうとう自ら決断されましたので異論もなく、惜しむファンも多いかと思いますが丸くおさまりました。残る9戦の巧みなドライビングを目に焼き付け、次なる目標達成に期待したいですね。
さて問題は今年で39歳におなりになるもう一人のおっちゃんです。今まで何度となくmiyabikunもイジり倒してきました。若い頃のキレキレ時代を知るから尚更、今の劣化具合と角を全く感じさせないツルツルに丸みを帯びた走り、ミスターF1チームには物足りない、アレじゃスピードに飢えたオオカミどころか単なる「可愛い弟に飼いならされたガチの赤い忠犬」やないか、シートがもったいない!賛否両論も多くありますし、少し前までは虎視眈々と成長をみせる「若手有望株」を国際映像でラップさせてしまうくらい話題になっています。後任候補がお利口さん過ぎて一時期は「まあ、だろうな」と大方予想もしましたよね。ただその話題が現実的になるにつれて、まだ速いんです、予選も決勝も。昔いた「妖怪通せんぼジジイ」と呼べない速さと堅実さが残ってるんですよね。世界的にも心配されるF1人気低迷を抱える今でも、このおっちゃんは各国で相当数のファンに見守られているのも事実です。辞めてしまうようなことがあると、また少しファン離れが進むんじゃないかなという予想もしてしまいます(もしかしたら強い弟よりファン数は多いかも?!)もちろんトップドライバーとはいえいつまでもシートがある甘い世界ではありませんが、自身はまだF1に乗りたいとおっしゃっている。個人的にはもう1年この老犬を若い飼い主の側に置いておだててみてはどうかと思います。平凡なマシンをQ3進出や入賞に持っていけるお利口で若いのがいても「フェラーリ」というチームは歴代でなかなか曲者の名門です。早かれ遅かれ起用を企ててるにしても「勝たせたいドライバーを勝てるようにする」方針ならば、勝てるドライバーを勝たせやすい、かつ貴重な若い才能を早くにダメにしないような形にした方がいいと思います。

あとは不安しかないメルセデスワークス以外のメルセデスエンジンユーザーの2チーム、金無しプライベーター。せっかくいいエンジンを積んでいたはずなのに、昨シーズンまでのアドバンテージをとうとう失って「F1はエンジンだけでは勝てない」といういい見本になってしまいました。白い方は金で人材は集めても伴ったマシンとドライバーの走りになかなか繋がりません。シーズン前は「ビリは無いはず」なんて安直な予想をしていましたが、文句無しのビリです。ただでさえマシンも整わないのに、キャリアの浅いドライバーを並べたツケが回ってきています。もう一つの死にかけたピンクのチームに手をかけた富豪の動きで、その底辺も動きがありそうですね。ピンクの方は白よりだいぶまともなドライバーが揃っていただけに、変にシャッフルされて行き場が無くなってしまう可能性があるというのが何とも切ない。三強と呼ばれるレッドブルやフェラーリもあからさまにセカンドチームをつけてデータ収集や成績向上をみせています。残るメルセデスもいよいよ目に見えた形の技術提供とセカンド併設によって、息を吹き返すチームが現れてくるのかも気になりますよね。「財布」も兼ね備えて中堅となったペレスはまだしも、本来はメルセデス系で将来が期待できそうな若いオコンの立場がどうなっちゃうのかとても心配です。

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《目をみはる活躍、目にあまる失態》
若手ではザウバーのルクレールが序盤の数戦でコツを掴んだか、みるみる頭角を示してQ3進出や入賞を重ねてきています。話題性充分ですよね。見た目で人を判断してはいけないけど、可愛い(笑)決勝では度々アロンソに果敢に攻め、顔に似合わない賢い攻め方、引き方ができるドライバーだと思います。アレがあのおっちゃんとのタイミングで出れば、うまく世代交代の波に乗れそうだという期待も感じられます。ただ先程書いたように、速いけどまだF1参戦もたったの12戦です。速さは証明できましたから、それをいかに確実な位置を確保して「僕もチャンピオンにいつかなるんだ」という存在にしないとフェラーリというチームは務まりません。フェラーリという名門は「不器用」ですから2人同時にチャンピオンへ向ける戦略が取れない、取らないチームです。ベッテルがいる以上は今の立場からベッテル超えを示さなければ「可愛い忠犬」でキャリアを過ごす事は目に見えていますし、もし仮にフェラーリのシートを得て、チーム内でベッテル超えを予感させても、果たしてベッテルが「やんちゃ犬」を素直に仰せつかるタイプでしょうか。たぶん、チームメイトであっても横から思い切りマシンをぶつけてくるでしょう。ルクレールが正フェラーリに乗るためには今いる先輩が完全に老犬で使い物にならなくなった時、かつベッテルも移籍もしくはベッテルの新たなペットも数年我慢する覚悟が要る気がします。ルクレールのようなお利口な若手を変に潰して欲しくないと思います。
他、日本人なら期待も大きく見守っているであろうホンダのガスリーも実に堅実にポジションキープできる若手であることが今シーズンは証明できていますよね。第2戦バーレーンGPでは予選で6番手を獲得すると決勝も粘り切って4位フィニッシュ。以降は第6戦モナコGPで7位入賞、第12戦ハンガリーGPは予選6番手から順位を落とさず三強に続く6位入賞を確保しました。時には感情的に強い口調でマシンへの不満をみせますが次代のレッドブル塾生として開花していると思います。リカルドの後任として名を連ねていることからも、グループの期待を大きく感じています。

及第点の方は毎度のことながらフェラーリ全体に喪失感を感じました。今や最速の称号はメルセデスからフェラーリに変わりつつあります。予選一発の速さ、スタートの蹴り出し、タイヤへの適応力でメルセデスの弱点を完全に奪う走りができるマシンです。一方でエースのベッテルの必死さ、あれだけ昨年は際どいプレイに批判を浴びたにもかかわらず、まだ抜け切らない危なっかしさが続いています。攻撃への判断力は卓越し、確実に遂行することができるのですから、焦らず、短気を起こさないで今一度冷静かつ余裕を持った走りをしてほしいと感じます。そうさせてくれないのは保守的かつ鈍感なフェラーリ首脳陣の責任も大きいと思います。またライコネンの角無き優しさか判断の遅さか、予選好位置からの好スタートなはずなのに、コーナー1つ2つで必ずと言っていいほど順位を落とすのも非常に情けない。ベッテルから離れたら何のサポートにもならないし、ベッテルがモタついているなら自ら前に出てもいいわけです。未だに表彰台安定から「優勝」には辿り着けていません。せっかくポールポジションまであと一歩で焦らすしミスるし、ココがフェラーリドライバーとして批判の対象になりがちな部分です。落ち着きがあるのはいいけど、マシンが速いことをいいことに近年全く変わりません。
あと、こちらはまだ若いし金もあるから心配も要らないかもしれないけど、ストロールちゃまの適応力の無さ。タイヤを何本壊せば覚えられるんだ?!縁石は上手く使わないとマシンを傷めてしまうんだよ。タイヤの減り方やブレーキ時の挙動はプレステじゃあ身に付かないぞ、お金でテクニックは買えないぞ、周りに上手い先輩が沢山いるんだし、2年生なんだからそろそろ覚えてほしいですよね。じゃなきゃ「フレンズ」を取り上げちゃうからな!フレンズも金じゃ買えんぞ。

《チームやドライバー毎に思うことを一言で》
メルセデス
・最速では無くなりつつあるも、まだ強い
・勝ち方が面白くない(ハミルトン)
フェラーリ
・今年は最速。でもどこか頼りなく怪しげ。。
・「勝つ」ために頭をちゃんと使おう
レッドブル
・二強に少し置いてきぼり感アリ
・ルノーが嫌となれば、アレ使うしかないわな
フォース・インディア
・シーズン後半戦を無事に戦い切れるの?!
・ペレスとオコンの再就職先や如何に
ウィリアムズ
・無様過ぎる。。
・消滅ならくれぐれも父上が存命の間に。
ルノー
・マシンの色だけはカッコいいのになぁ
・来シーズンからは、君達がフラッグシップ
トロ・ロッソ
・日本印の使い心地はいかがでしょうか?
・来年は兄貴とお揃いで安心感抜群
ハース
・やれば速いんだから、ちゃんとやれ(笑)
・中堅チームの「震源地」と化している
マクラーレン
・切るだけ切って、出すだけ出した
・いっそのこと、チーム名も変えてみようか
ザウバー
・可愛いでしょう、本当は大切なんでしょう?!
・来シーズンはウチも完コピしてみるか!

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《今後予想されそうな、期待したい展開》
チャンピオン争いはハミルトン、ベッテルでもっとバチバチやっていってくれることに期待したいですね。まだ数字上は何人かの可能性を秘めていますが、流れをみて実質この2人しかいないと想像できます。
候補筆頭はハミルトンでしょう。予選からカリカリしなくても上手い具合にスルスルっと表彰台まで手をかけますし、上手い具合に周りがコケてくれる。ソレでは昨年と同様に安易に決めてしまうことも想定されます。速いのや強いのはわかっているが、面白くないんだよなーこれが(笑)ベッテルは予選、決勝ともココ一番の速さは持っています。あとはいかにリスクなく、チームも「理解」して、散らからないようにお膳立てしてあげればいい。2人のどちらにも言えることですが、ダメな時はとことんダメな波が出るタイプだと思います。ライコネンのように痛みも感じず涼しくやり過ごすタイプではないと思うので、そこを欠いた瞬間に相手にズバっとつかれてしまいます。
殺気をあまり感じないライコネンに対して、ちょっと心配なのはボッタスです。先日のドイツでも一瞬勝気が見えて、すぐにいなされてしまいましたが、勝ちたい欲はちゃんと伝わってきます。来シーズンもメルセデスに乗ることが決まったわけですから、まずは予選から手強いハミルトンに離されないように、ベッテルの前で完全掌握できることを確立する必要があるでしょう。チャンスは「メルセデスドライブの間だけ」と考えた方がいい。
最後にちょこっとだけトロ・ロッソについて書きます。この直後の2連戦、ベルギーとイタリアはご存知の通り全開率が高く、エンジン依存のサーキットなので正直苦戦を強いられると思います。ルノー勢と同様に安心して期待できるのはシンガポールまでお預けになりそうです。そして唯一の母国、日本GP。鈴鹿スーパースペシャルを投入してもらって、そろそろ「笑顔のハートレイ」を見てみたいですね。

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F1の後半戦再開まで、あと1週間です。F1がまた我々の前に戻ってきますよー!

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まもなく再開する後半戦を前に、先日行った2017年シーズン前半の印象的なシーンとシーズン後半の展開を個人的視点から書きます。

《目をみはる活躍、目にあまる失態》
一番印象的な活躍はフェラーリの健闘、初めだけのハッタリではなかった強さでしょうか。昨シーズンは合同テストの期待を大きく裏切り、シーズン終了時はボロクソに書いてしまいました。それもあって序盤の成績を単に鵜呑みにせず、開幕してしばらく数戦は様子見という面持ちでいました。ハミルトンの鬼神の予選やアゼルバイジャンでの失態など「こりゃ今年もメルセデス&ハミルトンかな?!」と思っていると、ライコネンでもポールポジションやラップリーダーができるあたりが「今年のフェラーリなら打破できるかも」と予感させてくれています。チームとしてもファンもフェラーリの本命はベッテルと考えているだろうし、そこがブレたらフェラーリの久々ドライバーズチャンピオンはありません。ただそこには信頼性のおける相方のライコネンが必要です。ライコネンだからベッテルも安心して攻められるし、ライコネンもしっかり「壁を築ける」走りが求められてきます。
目をみはる、は言い過ぎでも勝機が舞い込んできたボッタスは想像していたより活躍しているのではないでしょうか。11戦を終えて2勝、それもどちらもハミルトンを従えての優勝です。ロズベルグより安心して見ていられるまでに成長できているのではないでしょうか。見た目は落ち着いていますが、ボッタスはまだ若いです。恵まれた環境でこの1年限りとは言わせず「勝ち癖」を存分に身に付けて、次世代のF1を牽引する1人に成長したら嬉しいですね!
少し下の順位に目をやると、フォース・インディアのオコンも褒めてあげたい1人です。表彰台こそまだありませんが、リタイヤもなく、誰かと違って予選より上の結果で帰ってきます。先輩ペレスに肉薄し、まだF1の1年生とか2年生にしては上出来だと思います。

一方でガッカリ最上位はレッドブルです。ドライバー個人よりはチーム全体。せっかくのエアロダイナミクス変更で期待したつもりが、スタートダッシュはおろか復調も昨シーズンより鈍く、未だ上がり切っていない様子です。リカルドはその中でも1勝を挙げていますが、リタイヤも多い。フェルスタッペンのスタートの切れ味は相変わらず抜群ですが、昨シーズンよりも焦りやライン取りなど詰めの甘さを露呈しています。フェルスタッペンの場合は特に「完走率の低さ」が焦りとなってそのような動きをせざるを得ないのも理解はできます。そもそも「予選で二強に戦えていない」内容が苦しいです。現時点の判断はし切れないけど、3番手チームは決まりでしょう。シーズンも半分を終え、ひっくり返すにはさすがに時期が遅いです。リカルドは確実にライコネンを上回るドライバーズランキング4位を目指し、現在6位につけるフェルスタッペンもあわよくばライコネンに近付く結果を目指すことが精一杯な気がします。
さっきは存在を尊重したライコネンも対ベッテルでみたら物足りない内容です。久々のポールは獲得できました。久々優勝も狙えたのにレースペースが不安定でチームをはじめ周囲からも「ベッテル優先に戦略を立てるのは納得」の状態を確立してしまいました。ベッテルと同じマシンに乗る以上、比較対象は免れないし、年齢的な劣化や「そもそものドライバーの力量差」は明らかになっています。繰り返しになりますがライコネンに課せられた今シーズンは「チーム全体の利益」を優先するしかありません。いかにベッテルとフェラーリを有利なゴールに導けるか、まだまだやるべき仕事が残っています。来シーズンも同じラインナップで仕事していきたいのなら、鉄壁に徹するのが利口です。相方の勤勉なベッテルもたまーに感情的にいかれテルのはいただけません。30歳になったのなら、あれはやめた方がいい。
最近は「同士討ち」もよく見受けます。フォース・インディアにトロ・ロッソ、ザウバーもやってました。イマイチなマシンに手を焼くペレスはオコンのみるみるうちの成長と錯綜し、やり場のない悔しさで昇格を狙うサインツともう行き場のない「結果が全て」のクビアト、そしてテールエンダーをお金で買うエリクソンに昇格のチャンスを棒に振ったウェーレイン。実力伯仲の証、でもチーム内争いで傷を負うことは一番くだらない。フォース・インディアは予選から四番手勢力をモノにできていますが、他の2チームにはあまり余裕はありません。とても接近しています。コンストラクター争いを勝ち抜きつつ、来シーズンの自身の行き場もそろそろ真面目に考えなければなりません。

《チームやドライバー毎に思うことを一言で》
メルセデス
・この夏を逃げ切れば、かなり有利!
・意外とボッタスが安定しきちゃったりして
フェラーリ
・この夏を食らいつければ、あるかも?
・ライコネン、最速のナンバー2決定!
レッドブル
・今年のブ〜ルは鈍〜いぞ!
・まあそうカリカリしなさんなフェルスタッペン
フォース・インディア
・焦るペレスに追うオコン
・「空いた空間」ピタりとハマりQ3進出は確立
ウィリアムズ
・あと5点のちゃま。まもなく教習卒業か?!
・マッサ、ちゃまに抜かれたら、今年こそは、、
トロ・ロッソ
・2人ともやり切れずでピリついている感満載
・将来が気になる2人の動向とレース内容
ハース
・来シーズンのシートも決まって精神的には楽かな
・マシンの完成度とドライバーの不安定さも健在
ルノー
・まだ日の目を見ない「ワークス」の意地
・1人で戦う「予選」はよし。肝心なのは「決勝」
マクラーレン
・どうフォローしていいか悩む「F1界の腫れもの」
・他がなければ、いっそのこと供給撤退も、、
ザウバー
・カラーリングだけはカッコいいのに。。
・元来の「ザウバー」の名残はもはや名前だけか

《今後予想されそうな展開》
現在までのドライバーズ、コンストラクターズのランキングと後半戦に同様の傾向をとった場合の指標を参考までに示してみました。近年では2012年も同じ全20戦で争われました。その年は優勝が分散したこともあって、ドライバーズチャンピオンのベッテルは281、2位のアロンソは278ポイントで僅か3ポイント差の勝負となりました。今シーズンはそれよりも優勝が偏っていることを考えても、今の流れをくむと350〜375ポイントのあたりで争われるのではないかと予想します。
自力でドライバーズチャンピオンを狙えるのは残り9レースで各7ポイント差。合計63ポイントになります。トップのベッテルと2位のハミルトンが14ポイント差、3位のボッタスが33ポイント差の3人まで。4位リカルドと5位ライコネンはココからこぼれました。ある程度決まってきた流れからも、チャンピオン争いは先日のハンガリーGP決勝でも書きましたが「二強+1」で進行していくことでしょう。コンストラクターズチャンピオンは逆にメルセデス優位で2位のフェラーリとのギャップが若干つき始めました。夏休み明けのヨーロッパ2戦はパワーがモノをいうサーキットと考えると、ドライバーズもコンストラクターズもフェラーリ若干の劣勢が続きそうです。ヨーロッパを明けてのアジア、アメリカ系までにフェラーリがどの程度メルセデスに離されないかが、チャンピオンの決め手になりそうです。また、パワーユニット交換についても、メルセデスに分があります。果たして長年屈強なメルセデスを打破して、フェラーリ久々のチャンピオン返り咲きはあるのか?!

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前回に引き続き、次は各ドライバーやチーム(コンストラクター)の括りで整理しています。

《ちゃんと職務を果たせているランキング》
ドライバーはレースに出て上位で完走することが本来の仕事。決勝の周回数を上位順に並べてみました。
これまでの11戦で規定周回数は679周になります。周回遅れは完走してもその分減らされてしまいます。レース終了時にこなせた周回数を積み上げるとこうなります。チャンピオンを争うベッテルとハミルトンがフルマークの完走周回率100%です。1レースも1周も落としていません。さすがです。ランキング上位が当然こちらも上位に名を連ねるわけで、その中でもおピンク男子、フォース・インディアの2人が揃って3位4位を獲得しています。フォース・インディアのマシンはド派手なマシンカラー以外の「ここが!」というウリは見当たらないのですが、完走や入賞を堅実に積み重ねることができています。中でもオコンはほぼ1年生ですからね、かなり期待できる若手の1人です。予選や決勝の順位が似通っているわけで、接触の可能性も必然的に多くなりがちです。あと順位はイマイチですがエリクソンも上位です。仕事はしています、お金も払っています。
成績の割に、リカルドが78.1%にあたる530周で13位、フェルスタッペンに至っては398周で58.6%の周回率となり、フル参戦20人中最下位です。今シーズンはちょっと遅咲き、トラブルやアクシデントも序盤に続いていることもあって、成績と量が比例していません。あまりいい表現ではありませんが「仕事をあまりしないで成績も悪くない」のだから、効率はいい(笑)
グラフの先の赤い数字は「フル参戦していない、代走」が絡む者達です。単にオジサンだから、ではありません。   
チーム別にすると、メルセデス様をピンクちゃんが上回ってきます。あとは決定的な速さがあれば申し分ないですね!

《予選と決勝の平均順位》
近年は抜き辛いと言われるF1が今回のマシンレギュレーションによってそれにさらに拍車がかかりそうだと言われてきました。抜き辛いなら予選の位置はとても重要。交換ペナルティによる昇降格は抜きにした予選順位を単純に平均化したものを各ドライバーで算出しました。
チーム毎に近しい位置になっていますね。フェラーリとメルセデスの二強4人が拮抗しています。ハミルトンはポールポジションが多いイメージですが、平均化してしまうと第6戦モナコGPの痛い14番手が効いてしまって、チームメイトのボッタスにも上回れてしまいました。また今シーズンのレッドブルの予選はフェルスタッペンの方がいいです。でもポイントランキングでリカルドが上ということは、先程の周回数からもわかるように決勝の完走率、入賞率が低いからです。毎回スタートで面白い動きをみせるフェルスタッペンですから、非常に勿体無いです。
予選だけはいいルノーのヒュルケンベルグは平均化すると相方をはるか後方に追いやる9番手台になります。この位置にいたらポイントランキングもフォース・インディアと並んでいいはずです。15番目に位置するバンドーン以下は比較的日の浅いドライバーが多いです。その中でマグヌッセンはF1で4年生、エリクソンも何気に4年生。もう高学年ドライバーですよ、お兄さん達2人!いつも予選前に予想している予選順位はこれを参考にすると正解率も上がるかもしれないですね。
こちらは決勝。ここでは厳しめに「リタイヤは20位扱い」として算出しています。「出走してもリタイヤでチャラ」は不公平ですもんね。ポイントランキングに近い順番になってきます。先程の予選平均からは順位が上がる(数字が減る)のが定説です。トップのベッテルはこちらも1位ながらも0.27ポイント下げており、逆にハミルトンが0.09ポイント上げてボッタスと順位が入れ替っています。さらに予選では3位台を誇ったライコネンは決勝となると同じ4位ながら上位集団からポイントから離れて、真後ろすぐにレッドブル2人がついています。ほぼチャンピオン争いから外れて、今シーズンは今後のF1ドライバー生命のためにも「可愛い弟」のためにも「走る壁」に徹する位置付けを確立しつつあります。
ヒュルケンベルグとともにベテランのマッサ先生も順位を落としています。マッサは本来こんな位置に居座る役割でもキャリアでもないんですがー。

《「最も近くにいる」ライバル対決》
F1ドライバーはチームメイトもライバルである。各チーム2人いるドライバーの予選と決勝も白黒つけようではありませんか。こちらも交換ペナルティなどによる昇降格は抜きにした予選決定順位でみています。
予選はスターティンググリッドを決める争いのため、ドローはありません。必ず順位が付きます。グラフ左手がそのチームのエースドライバー(または所属が古い)側、右手がセカンドドライバー(所属して日が浅い)としています。左手の方が成績が良い中、レッドブルの下克上、ザウバーは「序盤2お休み」があったにも関わらずウェーレインの方が頑張っています。背筋はピンと、ウェーレインの予選に対する姿勢もよろしい!見るも無残なルノーの11対0、来シーズンはともかく、今シーズンからなかったことになりそうな心配アリです。
決勝対決は「片方のリタイヤは勝負あり」そして「ともにリタイヤした場合はドロー」としてグラフ中央に黒で示しました。フェラーリはわかりやすいまでのフォーメーションです。チャンピオンの護衛がつくチャンピオンですから、完璧です。ベッテルはチャンピオンにならなきゃバチが当たりますね。マッサ塾のストロールはシーズン中盤でマッサより上昇傾向で少しずつ勉強の成果が表れています。ペレス塾のオコンは先生との実力差も伯仲して、じきに先生を上回れる気配。アロンソ塾のバンドーンはもう卒業間近?!(笑)

《第11戦までのポイントランキング》
最後にポイントランキング2種類を度々やっている累積折れ線グラフで示しました。熾烈なトップ争いを繰り広げているベッテルとハミルトンはその推移も数字で記載しました。近年にはみられなかったメルセデス独走をベッテルが食い止め、開幕戦から一度もハミルトンに先行させずに来ています。第2戦中国GPでは同点、第10戦イギリスGPも1点差に詰め寄られていますが、見事にリカバリーできています。面白いのはベッテルに飛躍が欲しいレースではライコネンも上位フィニッシュ(4位がほとんどですが)してきます。クビか世代交代かなんて毎年話題になるライコネンではありますが、度々ベッテルが引き止め、ベッテル自身の契約延長の条件の一つに「ライコネンをパートナーとする」旨もあるようですから、ベッテルをチャンピオンにしたければ、ライコネンは外せないのかもしれません(衰えは否めませんが今だに速いには速いし、資金も潤沢でベッテルに盾もつかないし)
一方ハミルトンは「同期でカリカリする相方から、若く実力差では若干劣る」ボッタスに対しては丸く、落ち着いたレースができているのではないでしょうか。とはいえ、速さはピカイチだし、得意なサーキットではとてつもない牙を剥きます。序盤に不安視されたタイヤ問題が解決に近付くと、ボッタスと共に取れるレースは確実に「表彰台で」取ってきます。速いマシンを得てみるみる進化を遂げるボッタスもランキング3位でしっかりチャンピオン争いには絡んでいます。ハミルトンのような冴え渡る速さというより、安定した秘めたる速さは持っていると思います。感覚論ですが、前任よりは確実に安定した速さはあるんじゃないかなと思います。だてにフィンランドの血は流れていませんね。
昨シーズン飛躍的な成長をみせたフェルスタッペンは接触やトラブルに見舞われて「第三チーム」である強みを活かせず、マシン性能差の穴を埋められるような底上げの走りもできていません。また、リカルドもシーズン中盤になるにつれて復調をみせていますが、こちらもアクシデントに泣かされています。パワフルなメルセデスエンジンユーザーを食う走りや結果を期待できるレッドブルなだけに、とても勿体無いしフラストレーションの溜まるシーズンとなっています。
フェルスタッペン以下は、、フォース・インディアが予想外な安定した走りでペレスとオコンで切磋琢磨。あとは団子状態ですね。名門ウィリアムズやマクラーレンが団子の中にある「あんこ状態」何とも悲しい現実です。時代は変わりましたね。
ドライバーズランキングが2.5極化していれば、チーム(コンストラクター)は当然こんな結果になります。メルセデスとフェラーリは肉薄していますね。しばらく交互の攻防を繰り広げつつ、差がで始めたのはすったもんだのあった第8戦アゼルバイジャンGPあたりからでしょうか。序盤はタイヤへの適応力で優位だったフェラーリですが、メルセデスが改善を図ると差が開き始めました。まだまだこちらもわかりませんが、チャンピオンはメルセデスかフェラーリかのどちらかで決まりでしょうか。レッドブルは勝利はあれど、速さと信頼性、アクシンデントに完全に翻弄されて、勝機はなさそうです。夏休み明けに続くヨーロッパの高速2連戦、ヨーロッパを抜けると市街地とスコールが待っています。信頼性はお墨付きの二者の命運は「タイヤとのお付き合い」に尽きそうです。
上位4チームはほぼこのまま推移し、問題は5番手チームがどこになるかの争いが(地味に)激化しそうです。この2年ほどネタで「分配金」の話をしました。それを考えると、一つでも順位を上げることはチーム運営にも少なからず影響が出ます。ボーナスのあるウィリアムズやマクラーレンはいいものの、トロ・ロッソやハースなどはそんなこと知ったこっちゃない!頑張らなければなりません。クビか移籍かの前に同士討ちで空回りのトロ・ロッソが先行し、あべこべ不安定なハースに「1人でやってる」ワークスのルノーが追従しています。後半戦でこの輪にマクラーレンとザウバーは名乗りを上げられるかが見ものです。

2回にわたって2017年シーズン前半の「数字」を使って振り返ってきました。あと夏休み明け直前となるベルギーGP前あたりに「2017年の展望と希望」みたいな形でまとめられたらと考えています。ドライバーズもコンストラクターズもまだわかりません。この夏休みが明けて、このままの傾向で進んでいくのか、はたまた逆転や進化があるのか今から楽しみです。

F1がない退屈な夏休みの最中、私miyabikunにとっては2年に一度のありがたいイベント「世界陸上」がイギリスのロンドンで行われています。世界最速ボルトはラストランですよ!
学生時代は陸上競技を長くやっていたmiyabikun、え、100m、200mの持ちタイム?!えーっと、100mは大体ボルトの2秒落ちです。。マクラーレンを決して悪く言えません、ハイ(笑)
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レースに引き続き、ハンガロリンクでは合同テストが行われています。日本の松下信治をはじめとした若手から昔懐かしいクビカ復活か否かかなど、夏休みに入っても返上で働いていますね。
2017年シリーズも全20戦のうち半分の11戦を終えました。今年はこのタイミングでシーズン前半を振り返りたいと思います。

《予選トップタイムと各チームのタイム差》
まず、昨シーズンから予選後にチェックしてきた「トップタイムと各チームのタイム差を折れ線グラフでまとめてみました。予選後は速報版として目で確認してやってましたのであくまで概算でしたが、グラフ化にあたってリアルに計算したので、今回のタイム差の方が精度が高いです。
昨シーズンの「2016年シーズン1/3を振り返る」で同じことをした際に顕著に表れていた「レース毎のタイム差減少」(いわゆる右肩下がり)の傾向が2017年シーズン前半ではあまりみられず、特に下位チームのギャップは安定していません。その上、各チーム「上に凸、下に凸」は似通ってる中、ウィリアムズだけは第7戦カナダGPと第8戦アゼルバイジャンGPが他に倣わないあたりが最速主義は変わらず、でしょうか。
トップタイムが最も開いたのは高速の市街地である第8戦アゼルバイジャンGPでメルセデスと2番手フェラーリの差が1秒以上となっています。また昨シーズンはほとんどメルセデスがターゲットタイムになっていたところが、今シーズンになると予選からしっかり速いフェラーリを示して第4戦ロシアGP、第6戦モナコGP、第11戦ハンガリーGPでポールポジションを獲得しています。比較的中低速レイアウトに見受けられます。
各サーキットで全長や速度差もありますから、トップタイムを100として、ギャップを割合換算にしてみました(こちらも同じくトップタイムはQ3で計上されていますが、下位チームはQ1やQ2タイムも採用しているため、本来の同列比較にはなりません)
が、下位チームに多少の変化はあるものの、基本はタイムギャップと似たり寄ったりですね。思い描いていた軌跡になりませんでした。算出方法を間違えてたかな?!遅いタイムも足切りとなる「107%」は上回っています。ちなみに、グラフからとてつもなくはみ出ている第10戦イギリスGPのザウバーはQ1のウェット環境のタイムであったためです。念のためフォローを(笑)

《予選タイム向上比》
このネタはシーズン終了時に改めてやろうと考えていたものです。キリがいいので前半戦でみておきたいと思います。ぺったんこに前や後ろや横に伸ばされた今シーズンのF1マシンが果たしてどの程度早くなったのか、こちらも予選トップタイムからの比較になります。赤が昨シーズンの予選トップタイム、青が今シーズンの予選トップタイムで黄色が今シーズンの予選平均タイムになります。平均タイムは昨シーズンと近似ですが、トップタイムになると全てのサーキットで更新されて早くなっています。平均すると-2.38秒早くなったことがわかります。当初は3〜5秒のラップタイム向上を狙ったとのことですが、いくら何でもそこまで減ったところはないようです。参考として昨シーズンと今シーズン開幕前のカタロニア合同テストのソフトタイヤ最速タイムも追加しています。春先より本番の方がエアロパーツの改良やマシンへの順応もあってか、タイム更新はできていますね。

《予選の各チームの速度差》
続いてスピードトラップでの速度比較です。こちらは昨シーズンと似た線形を辿ってます。モナコは各チームひときわ速度が落ち込みます。参考までに最高速と最低速(厳密には「最高最低速度」)をチームの色で表記しています。黒がウィリアムズ、赤がフェラーリ、青緑がメルセデスになります。一方でオレンジは、、言わずと知れたチーム。四角で囲った数字は最高速と最低速の差です。平均で13km/h程の差があります。例えば我々が高速道路を100km/hで走行していると、前を87km/hで走る車に遭遇したらどうするか。追い越し車線からかわしますよね。そういうことです、かわす(かわされる)しかありません。同じカテゴリーでやっていて同じ地点でその差がある。そりゃ不満も言いたくなります。前半の11戦で最も速い記録は第7戦カナダGPでザウバーが記録した335km/hでした。驚きの一年落ちフェラーリエンジン搭載車です。方や第10戦イギリスGPのザウバーはQ1の記録となりますので、こちらも目をつぶってあげて下さい。

《エンジン別サーキット別予選速度比較》
メルセデスはパワーもあって速い、遅い弱いと言われるルノーやホンダはどれだけ遅いのかの比較です。青緑がメルセデス、赤が2017年型フェラーリ、ピンクが型落ちフェラーリ、黄色がルノー、オレンジがホンダです。うん、確かに速さだけでみたらメルセデスが最多で7サーキットを制しています。フェラーリも3箇所で最高速度を記録しています。ルノーはどうなの?!速度だけでみたら健闘はしているじゃないですか。第7戦カナダGPは惜しい!僅差で型落ちフェラーリを積むザウバーに負けてしまっています。では問題のホンダは?!うーんロシアとイギリス以外の9箇所で1番です。1番ですよ、すごいです。

《予選速度向上比》
タイムは全てで早くなりました。それでは最高速度はどう変化したのかみてみます。
蓋を開けると、全てのサーキットで速度は落ちています。最も速度低下したはテストで散々走り込んでいる第5戦スペインGPの-15km/hで95.6%に落ち込んでしまいました。タイムは向上したのに速度は落ちている。今シーズンのレギュレーションはシャシーがワイドでダウンフォース量は上がり、タイヤもワイドとなってグリップアップしましたが、コーナーの処理速度向上がラップタイム向上に繋がっているわかりやすい傾向です。F1に詳しくない方からよくある「F1マシンより速く走れる車は世の中に結構あるよね?」という質問に対する「200km/hを超える速度での加速力やコーナーがあるサーキットでは最速だよ」という回答がより色濃くなっています。F1マシンは(速度が)速い車ではない、(加減速やカーブが)早い車なんだ、と。

今回は予選のタイムと速度を中心に各チーム、各エンジン、各サーキットなどを振り返ってみました。想像の範囲内っちゃ範囲内でしたが、数字やグラフで視覚化した方がギャップもわかりやすいですよね。次回はまた違う視点から前半戦を振り返る予定です。
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