F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:全22戦

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まさか今シーズンも昨シーズンと同じような状況になると思いませんでした。話題としてはやや古く、既に皆さんもご確認されていることと思いますが、先日まで「未定」とされた開催地も明らかになり、ようやく2021年シーズンが確定しました。変更点や新たに加わった開催地をみておきたいと思います。

《第17戦以降のF1カレンダー》日付は現地時間
 第17戦アメリカGP   (10月24日)
  サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)

 第18戦メキシコシティGP(11月7日)
  エルマノス・ロドリゲス
 第19戦サンパウロGP  (11月14日)
  ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)
 第20戦カタールGP   (11月21日)
  ロサイル国際

 第21戦サウジアラビアGP(12月5日)
  ジェッダ市街地
 最終戦アブダビGP   (12月12日)
  ヤス・マリーナ

〈変更点〉
・第19戦メキシコシティGPの日程を11/7に変更
・仮で押さえられていた第21戦オーストラリアGP
 の開催を断念。カタールGPが2023年を待たず
 前倒しの開催

いつものように上記GPの「空間」は開催されない週を示します。第19戦メキシコシティGPが第18戦アメリカGPと切り離され、第20戦サンパウロGP(ブラジルGP)に連なったため、シーズン終盤にも3連戦が行われることとなりました。当初、全23戦を掲げていたわけですが、先日の日本GPの代替が無くなったため(第16戦トルコGPはあくまでシンガポールGPの代替)1戦少ない全22戦で落ち着いた(無理矢理)わけです。コロナ禍で世界各国の感染状況や対策など先行き見えていなかったことはあれど、やはりこの時世には無理のある計画だったということになります。
結果的には開幕戦は中東のバーレーンで始まり、その後アジア圏を外してすぐにヨーロッパ入り。秋口のアジアも頓挫して怪しげなアメリカ大陸に向かい、終盤も中東で〆るという形になったわけです。我々アジア圏の者としては、 2年連続のアジアで開催されないことの悔しさや悲しさは大きいですね。F1はやはり遠いヨーロッパ主体のモータースポーツであることを知らされると共に、近年はさらに中東諸国の力をひしひしと感じます。

今後の6戦のうち、先日触れたサウジアラビアGPのほか、新たにカタールGPの開催が決まりました。サーキット自体は2004年からある既存のものですが、F1での開催は初になります。開催を前に簡単に予習しておきましょう。カタールはサッカーファンや航空機ファンには馴染みのある国かと思います。まずはカタール国の位置から
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赤いピンが立ったところがロサイル国際サーキットの位置であり、焼き餅のように半島上に飛び出たところがそのままカタール国です。画像中央のペルシャ湾を挟んだ北側(画像上方)はイラクであり、西側に小さくバーレーン国、下に凸の平たい湾を介した東側にアラブ首長国連邦のアブダビがみえますね。開幕戦バーレーンと最終戦アブダビとの位置関係はこんな感じです。ちなみにロサイル国際サーキットとバーレーン国際サーキットは道のりで410kmほど、アブダビのヤス・マリーナまで道のりで580kmほどの距離です。直線的にはバーレーンの方が近そうでも、島とは橋などで結ばれていないため、半島の元端までぐるりと回り込む必要があるためです。また、元端の大陸は第21戦開催の地であるサウジアラビア国です。まさに中東でF1が走りまくりということですね。日本からみたら中国、韓国に加え、台湾でも開催しちゃうよりもっともっと密な距離感にあたります。国は違えど陸続きだし、いいな(笑)
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続いてカタール国におけるロサイル国際サーキットの位置を拡大してみてみます。カタールの首都であるドーハ中心部から30km北にあるアッ・ザアーイン地区にあります。

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《初開催サーキット》
カタールGP

 ロサイル国際サーキット
    所在地  :アッ・ザアーイン

   開業 :2004年
  標準時差:UTC+3:00(日本から-6:00)
    F1開催  :2021〜(初開催)
  一周距離:5.380km

娯楽施設の集まるロサイル(ルサイル)の北に2004年に建設され、以降MotoGPのカタールGPをはじめとしたバイク競技で使用されています。

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在宅勤務でくすぶるミヤビマン・ティルケの勤務時間外の夜な夜なにサーキットレイアウトを描いてもらいました。このレイアウト、どこかで見覚えがあると思った方も多くいらっしゃると思います。IMG_2385
これでしょ、お隣のバーレーン国際サーキット。同じような土地柄に同じような開業時期ということで、似ているっちゃ似ているけど、並べてみると案外似ていないようにも見えます。それにロサイル国際サーキットのデザイナーはヘルマン・ティルケ氏ではない(はずです)
あとmiyabikun個人的にはこんなのも頭に浮かびました。IMG_2384
今は諸般の事情もありスペインGPでもヨーロッパGPでも使われなくなったスペインのヘレスです。こちらも近年はF1というよりMotoGPの舞台になっていますが、きっと長いストレートの両端が鋭角コーナーで挟まれているから、そうみえてしまうのかも(ちなみにヘレスのコントロールラインはその中腹ではないもう一つのストレートにあります)
他にmiyabikunが思い出したのがこちら。
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改修工事が入りながらも残念ながら今シーズンのカレンダーからは外れる形となったオーストラリアGPのアルバートパーク。これはバーレーンやヘレスに比べて、だいぶ違うだろと思われそう。
もう一つおまけに、こちらはF1での使用歴はないものの、日本のモータースポーツファンならお馴染みの
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長いストレートに角2本。ツインリンクもてぎのロードコース。
これらはいずれもいわゆる「ストップアンドゴーサーキット」と呼ばれる部類のサーキットになります。MotoGPを毎年毎戦観ているわけではないので詳しくないのですが、ロサイル国際サーキットは全長1kmのストレートが1本、いくつかの短いストレートとコーナーで構成されています。今回はセクター分けした絵にはなっていませんが、前半のセクターは鋭角とカクカクしかじかしたコーナーが続き、加速と減速が繰り返されます。後半になると「直線扱い」となるコーナーがあります。ターン12,13,14の3つは先日行われたイスタンブールサーキットの「ターン8」のような高速の複合右コーナーにみえます。

先程の衛星画像でみてもわかるように、周りは砂漠だらけの中。海も近く、国自体が平坦な土地なため、砂まじりの強風が吹くこともあるようです。その辺はバーレーンも同じですし、サウジアラビアGPもそうなるのでしょうか。幅員は近代サーキットと同様に広めのようですが、パッシングの決め手となりそうなのは鋭角右のターン1、鋭角左のターン6とメインストレートに限られるでしょうか。他で攻めるにはリスキーな気がする。
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この中東エリアは日中高温にさらされるため、バーレーンやアブダビでもお馴染み「ナイト(トワイライト)レース」で行われています。このカタールGPも同様にトワイライトレースで行われる予定です。最近F1の商業権はアメリカのリバティ・メディアからサウジアラビアの企業に売却されるのではないかという噂も立ち始めています。そうなると今後より中東エリアでのレース、ナイトレースが増える可能性もあります。コロナ禍がきっかけでこのような変更や代替サーキットの出てきましたが、違った意味でF1も転換期を迎えているように感じます。

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明けましておめでとうございます。今年も初日の出を見てきました。少し遅刻したかなと思ったら、東側に厚い雲があったため少しだけ時間稼ぎができました。元旦から早起きすると気持ちいいし一日が長く感じます(笑)

今シーズン2020年のF1は昨年より1戦多い最多となる全22戦で行われ、新たにベトナムGPと久々復活のオランダGPが加わります。オランダの盛り上がりはいよいよ最高潮に達することでしょう。何かあった時に暴動など起きないか心配もありますが。また、ドライバーはウィリアムズから新たにラティフィが加わり、大人気のオコンはルノーから復帰します。ウィリアムズもルノーももう一段高い位置でレースできるようになるといいですね!他は大幅なレギュレーション変更はありませんので、勢力図に大きな影響は出ないかもしれませんが、ドライバーの経験値や質は昨年にも増して上がり、高い精度がモノをいうようになりそうですね。

2020年は日本でオリンピックも予定されていますので、いつもとは違う「スポーツへの盛り上がり」をみせてくれると思います。昨年のライコネンに続いてmiyabikunも今年「人生の大きな節目」を迎える年でもあります。あまり難しいことやニュースなど最新のネタや技術について詳しく解説は出来ないけど、いつもと似たようなリズムに似たようなコンセプトでつらつらとF1にまつわる何かを書いていければいいなと考えています。ご愛顧のほど今年もよろしくお願いします。
miyabikun


そういえば年末に横浜駅でこんな広告を見かけました。
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miyabikun愛用のキャリバーの新作かな。ちゃんと仕事していますなーフェルスタッペンくん。
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来シーズン2020年のF1は歴代最多の22戦で行われることに決まりました。昔の倍をこなす時代になりましたね。多ければ我々ファンとしては楽しみが増えていいのですが、最近は「グレーな裁定」があったりもするし、何より「競技者自体の負担」も増えてしまいます。「一つ一つの質」が落ちてしまうのもよくないですしね。まあ兎にも角にも、承認された2020年のカレンダーをみておくことにしましょう。

《2020年F1グランプリカレンダー》日付は現地時間
 開幕戦オーストラリアGP   (3月15日)
  アルバートパーク
 第2戦バーレーンGP            (3月22日)
  バーレーン国際

 第3戦ベトナムGP               (4月5日)
  ハノイ市街地

 第4戦中国GP                      (4月19日)
  上海国際

 第5戦オランダGP               (5月3日)
  ザントフォールト
 第6戦スペインGP               (5月10日)
  カタロニア

 第7戦モナコGP                  (5月24日)
  モンテカルロ市街地

 第8戦アゼルバイジャンGP(6月7日)
  バクー市街地
 第9戦カナダGP                 (6月14日)
  ジル・ヴィルヌーブ

 第10戦フランスGP            (6月28日)
  ポール・リカール
 第11戦オーストリアGP      (7月5日)
  レッドブルリンク

 第12戦イギリスGP            (7月19日)
  シルバーストン

 第13戦ハンガリーGP        (8月2日)
  ハンガロリンク


 第14戦ベルギーGP           (8月30日)
  スパ・フランコルシャン
 第15戦イタリアGP           (9月6日)
  モンツァ

 第16戦シンガポールGP    (9月20日)
  マリーナ・ベイ市街地
 第17戦ロシアGP              (9月27日)
  ソチ・オリンピックパーク

 第18戦日本GP                  (10月11日)
  鈴鹿

 第19戦アメリカGP           (10月25日)
  サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)
 第20戦メキシコGP           (11月1日)
  エルマノス・ロドリゲス

 第21戦ブラジルGP           (11月15日)
  ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)

 最終戦アブダビGP           (11月29日)
  ヤス・マリーナ

今回も連戦を行間で表現してみました。 2020年も3連戦こそ免れましたが、7つの2週連続開催が予定され、何とか11月中までにおさめられました。12月に入ると、気温や路面温度もグッと下がってしまいますもんね。
2019年との違いとしては

 ・ベトナムGPの新設、オランダGPの復帰
 ・ドイツGP消滅
 ・アメリカGPとメキシコGPの入れ替え

となっています。ベトナムGPの進捗具合はあまり報道で聞きませんが、オランダGPの行われるザントフォールトサーキットについては今鋭意改良工事中です。シーズン序盤に組み込まれますからね、ちゃんと間に合うのかな。
日本GPは10月11日に決勝が予定されています。10月の第二日曜日は例年と似たあたりに位置しますが、何かがちょこっと違う。それは翌日が祝日となる「体育の日」が2020年に限ってはありません!うわ、それは困った。なぜ無いかというと、来年から体育の日は「スポーツの日」と改称され、その日は来年に限り7月24日に充てられます。何といっても
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これがあるからですね。徐々に代表選手が決まりだし、マラソンの開催地で一悶着あった東京オリンピックの開会式の日が7月24日であるために、日本GPの翌日は祝日ではないわけです。国民の祝日を変更してしまうというオリンピックの権力はすごい!同じく世界規模とはいえ、F1とはスケールが違いますね。それにそもそも体育の日も1964年に行われた東京オリンピックの開会式10月10日が発祥ですから、文句は言えません。

オリンピックもだいぶ先かと思えばあと半年に迫りました。F1のオフシーズンはその半分の3ヶ月です。その間は新車発表や短縮されたシーズン前合同テストなど、あっという間にやってきます。大幅なレギュレーション変更やドライバー変更はありませんが、今から楽しみですね!


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