F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:優勝

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タイトルに似つかわしくないマクラーレンの若きドライバー2人の後ろ姿。たまたまですがサインツの55もノリスの4もmiyabikunにとって実は縁のある数字です。私事、今日で40歳を迎えます。確かに近年は徹夜がキツくなってきたり、時折スタミナ切れを感じることはあるものの、急に身体が一回りデカくなるわけもないし、40歳になっだからといって、何ら変わらないものですね(笑)まだ何とか「お腹周り」をキープできていることだけは救いでしょうか。まだ車の運転もできない9歳の小学3年生で初めてF1を観始めたガキンチョが、よくもまあこの歳まで欠かすことなく観戦し続けられているなと、我ながら感心しています。
このブログはそんなmiyabikunより人生においてもF1ファン歴としても大先輩は多くいらっしゃいますし、逆に学生や20代や30代など若い方達にも多くご覧頂けています。本当に有難いことです。世間で40代は人生の折り返しあたりのまだまだ甘ちゃんではありますが、スポーツの世界となると話は違う。体力の衰えや引退の言葉がチラつく世代。そんな中、長いF1の歴史で40歳を超えても奮闘し、好成績を残してきたドライバーも多くいます。今回はmiyabikun40歳の節目に合わせて「40歳オーバーの華麗なる戦績」に焦点を絞っていきます。

以下でmiyabikunお得意の数字ズラズラのランキング集になるわけですが、今回の集計はかなり手間と時間がかかっています。単に数字を並べただけではなく「ドライバーの誕生日から日数を割り出した」ためです。頭のイイ表計算ソフトでやったから、閏年もたぶん反映されている、はず。特に戦前ドライバーは誕生日すら怪しい方がいらっしゃるので、もしかしたら数日のズレがあるかもしれません。40年中の1日2日はかわいい誤差範囲として許して下さい。
まずはF1の決勝を走行した高齢ドライバーの有名どころの抜粋からみていきます。

《決勝走行高齢ランキングとその参戦数》
   1 55歳292日 L・シロン                    (15戦)
 16 48歳218日 G・ファリーナ ★       (33戦)
 25 47歳12日   J・M・ファンジオ ★  (51戦)
 34 45歳345日 G・ヒル ★                  (175戦)
 47 44歳206日 J・ブラバム ★            (123戦)
 54 43歳327日 M・シューマッハ ★   (306戦)
 76 42歳234日 J・ラフィ                    (176戦)
 77 42歳209日 M・アンドレッティ ★(128戦)
 83 41歳279日 N・マンセル ★           (187戦)
 84 41歳275日 P・デ・ラ・ロサ         (104戦)
 87 41歳124日 R・アルヌー                (149戦)
  101 40歳207日 C・レガッツォーニ     (132戦)
  110 40歳45日   K・ライコネン ★ ◯   (312戦目)
  111 40歳32日   P・アリオー                (109戦)

 ★はチャンピオン、◯は2020年現役

40歳以上でF1決勝を走行したドライバーは111人いるそうです。さすがに111人全てを調べて載せるとmiyabikun41歳になっちゃいそうなので、そのうちチャンピオン獲得者や日本のファンにも知名度が高めなドライバーを挙げてみました。
最高齢は何と40代どころかそれをさらに上回る55歳のドライバーがいました。1899年8月3日生まれのモナコ人ドライバーのシロンです。シロンはF1創成期である1950年から58年まで参戦し、最高位はマセラティを駆る初年度50年第2戦の地元モナコGPでの3位表彰台でした。58歳にあたる58年まで参戦はしていたのですが、今回の集計である「決勝走行年齢」としてみると、56年のモナコGPまでとなります。F1での決勝走行はたった15戦でチャンピオンにはなれませんでしたが、シロンの驚くべきところはF1制定前に活躍したドライバーということもあり、F1を初めてドライブした時点で50歳を回っていたこと。F1以前のレース、インディ500や24時間耐久などで輝かしい成績を収めたマルチプルなドライバーである点です。それら数々の功績を讃え、地元モンテカルロ市街地サーキットの「タバコ」の先、プールサイドシケイン手前の左進入は「ルイ・シロン」と名付けられ、そこには銅像が建てられています。
その他の代表ドライバーをみていくと、シロン同様に古い世代や300戦超えの頑張るマンとなっています。古いドライバーはスタートの年齢も高齢で、軒並み参戦数が少なめです。ちょっと異色なのはマンセルはともかくとして、デ・ラ・ロサがこの面々に名を連ねているところ。デ・ラ・ロサはなかなかな苦労人でしたね。日本で長らくキャリアを積み、F1デビューは28歳となる1999年のアロウズからでした。ジャガーに移籍後に一度シートを失い、マクラーレンとサードドライバー契約、2005年と06年はモントーヤの代走を果たします。マクラーレンの「影武者」を離れて2010年からはザウバーの正ドライバーとして小林可夢偉の相方に選ばれ、11年はペレスに代わって第7戦カナダGPを走り、翌12年はHRTの正ドライバーと実に器用に、便利に長い間重宝されました。

《決勝入賞高齢ランキングとその順位》
   1 53歳249日 P・エタンセラン         (5位)
   2 53歳22日   L・ファジオーリ         (1位)
   3 50歳291日 L・シロン                    (3位)
   7 48歳218日 G・ファリーナ ★       (3位)
 10 47歳12日   J・M・ファンジオ ★ (4位)
 13 45歳114日 G・ヒル ★                  (6位)
 18 44歳107日 J・ブラバム ★            (2位)
 20 43歳327日 M・シューマッハ ★   (7位)
 27 42歳227日 J・ラフィ                    (6位)
 28 42歳196日 M・アンドレッティ ★(3位)
 32 41歳97日   N・マンセル ★           (1位)
 35 40歳349日 R・アルヌー                (5位)
 40 40歳31日   K・ライコネン ★ ◯   (4位)
 41 40歳25日   C・レガッツォーニ     (3位)
 42 40歳12日   R・パーネル                (5位)

次に参戦よりも少しハードルが上げて「40歳超えの入賞ドライバー」のくくりでみてみます。入賞についてはご存知の通り、長らく6位までの時代が長く、近年になって8位まで、そして現在は10位までと差がありますのでカッコ書きでその順位も合わせて記載しました。やはり数はだいぶ絞られ、総勢は42人にまで減りました。
最高齢は先程のシロンを上回るエタンセランの53歳249日となります。miyabikunこの方はヨクシランでした。調べてみると1896年12月28日生まれのフランス人でmiyabikunの84歳先輩でした。タルボ(シトロエン、現プジョー)より1950年から52年まで12レースの参戦歴があり、50年の第6戦フランスGPと第7戦最終戦イタリアGPで5位入賞を続けて今回の対象となりました。
歴代20位に位置するM・シューマッハは3年のブランク明けで復帰したメルセデス時代の記録です。若きN・ロズベルグに大敗しつつもオーラスのアブダビGPは7位入賞でしっかりと締めくくっています。

《決勝表彰台高齢ランキングとその順位》
   1 53歳22日   L・ファジオーリ         (1位)
   2 50歳291日 L・シロン                    (3位)
   5 48歳218日 G・ファリーナ ★       (3位)
   6 46歳76日   J・M・ファンジオ ★  (2位)
 10 44歳107日 J・ブラバム ★            (2位)
 12 43歳173日 M・シューマッハ ★    (3位)
 14 42歳213日 J・ラフィ                    (2位)
 15 42歳196日 M・アンドレッティ ★(3位)
 20 41歳97日   N・マンセル ★           (1位)
 25 40歳92日   G・ヒル ★                  (1位)
 26 40歳25日   C・レガッツォーニ     (3位)
    40歳25日   D・カーター               (3位)
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 33 39歳25日  K・ライコネン ★ ◯    (3位)

入賞の上は表彰台登壇ですね。さらに敷居が高くなります。40歳超えは27人が対象です。その中でズバ抜けて高齢なのがファジオーリの53歳22日というもの。ファジオーリも1950年のインディアナポリスGPを除いた6戦と翌51年第4戦フランスGPのスポット参戦した合計7戦中に記録しました。この後に出てきますが、表彰台はその最終レースで優勝した清々しい経歴です。昔のドライバーはインディアナポリスだけを欠場したり、地元やヨーロッパのスポット参戦に止まるなど、今よりも自由度がありました。
マンセルは一度F1を退き、戦いの舞台をアメリカのインディカーに移すも1994年に没したセナの代役としてウィリアムズで復帰し、最終戦オーストラリアGPでポールトゥウィン。チームのコンストラクターズチャンピオン3連覇の大トリを務めました。
番外編として、現役で唯一となる40代のライコネンも参考までに仲間に入れてみました。昨シーズン終盤、また今シーズンが健全に行われて表彰台に登壇するようなことがあれば、このランキングにも堂々と名前を連ねることになりますが、現時点ではそれが叶えられていません。現状はフェラーリ時代の39歳、最終年2018年第20戦ブラジルGPで3位登壇となっています。果たして40歳の間にF1が再開されることがあるのか、このまま再開されずに引退なのか、はたまた41歳もマシンレギュレーションと同様に契約も「据え置き」でいくのか。様子をみてみましょう。

《決勝優勝高齢ランキングとその予選順位》
   1 53歳22日   L・ファジオーリ         (7番手)
   2 46歳276日 G・ファリーナ ★       (2番手)
   3 46歳41日   J・M・ファンジオ ★ (P.P.)
   4 45歳219日 P・タルッフィ            (2番手)
   5 43歳339日 J・ブラバム ★           (3番手)
   6 42歳321日 S・ハンクス               (13番手)
   7 41歳97日   N・マンセル ★          (P.P.)
   8 40歳265日 L・ウォラード            (2番手)
   9 40歳200日 M・トランティニャン(9番手)
 10 40歳92日   G・ヒル ★                 (4番手)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 13 39歳4日     K・ライコネン ★ ◯  (3番手)

いよいよ記録は高齢優勝まで引き上げていきます。40歳超えはとうとう10人にまで減りました。まさに選ばれしおっちゃん達です。ここまで来れば選ぶまでもなく、全員を記載しましょう。カッコ内の順位はそのレースの予選順位です。
先程のファジオーリを筆頭に46歳でファリーナ、ファンジオのレジェンドが君臨しています。さすがチャンピオン経験者。
どこかで聞いたことある名前の中、6位ハンクスと8位ウォラードはあまり馴染みでない名前かもしれません。この2人はアメリカ出身のドライバーでいわゆるインディアナポリスGP専用の参戦者です。ハンクスは1950年から58年まで参戦し、52,53年で3位、56年は2位まで上り詰めるものの優勝がなく、8回目となる57年に42歳にしてようやく優勝したという経歴があります。またウォラードは50,51年の2回参戦、2回目にハンクスより早々と40歳で優勝を決めています。インディアナポリスGPの優勝って他に比べるとポールポジションスタートがあまり優位でない気がします。オーバルだから通常レースとは勝手も異なりそうですね。
おまけのライコネンは39歳になりたての2018年第18戦アメリカGPで優勝したのはまだ記憶に新しいと思います。予選3番手、相方ベッテルの降格によりスタート2番手からダッシュを決めていましたね。この先、入賞や表彰台はまだしも、優勝となるともうちょっと厳しいでしょうか。miyabikunにとっては貴重な同世代ですから、出来る限り頑張っては欲しいのですが、何だか近年は肩の力を抜き過ぎているというか、適当にみえてくるんだよなぁ。

《P.P.高齢ランキングとその決勝順位》
   1 47歳78日   G・ファリーナ ★       (2位)
   2 46歳208日 J・M・ファンジオ ★ (4位)
   3 44歳16日   J・ブラバム ★           (リタイヤ)
   4 43歳144日 M・シューマッハ ★   (6位)
   5 42歳195日 M・アンドレッティ ★(3位)
   6 41歳96日   N・マンセル ★           (1位)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   9 38歳319日 K・ライコネン ★ ◯   (2位)

表彰台や優勝と違って、ポイントランキングには影響しない高齢ポールポジションをココに入れました。40歳以上のポールシッターは6人しかいません。年齢によらない歴代の全数比較しても、優勝者は歴代で108人いるのに対して、ポールシッターとなると歴代で100人ちょうどということで、ポールシッターの方が少ないんですよね。決勝は戦略やライバルのトラブルにも影響されますが、予選はガチのスピード勝負ですから、マシン性能や年齢による不利も表れそう。
先程の「決勝優勝」の結果からも察しがつくように、ポールポジション=優勝ともならないようで。ポールトゥウィンは6人中、先程取り上げたマンセルただ一人です。

《ドライバーズチャンピオン高齢ランキング》
   1 46歳 J・M・ファンジオ ★(5回目)
   2 43歳 G・ファリーナ ★     (1回目)
   3 40歳 J・ブラバム ★          (3回目)
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
   -  34歳 L・ハミルトン ★ ◯ (6回目)
   -  28歳 K・ライコネン ★ ◯(1回目)
   -  26歳 S・ベッテル ★ ◯    (4回目)

最後はF1の頂点に君臨するチャンピオンです。最年少はよくクローズアップされますが、最年長みたいな見方はなかなかしませんよね。一度獲るだけでも大したものですが、それを40歳を超えてやってのけるだから頼もしい。これまで食らいついてきたG・ヒルの2回目とマンセルの1回目は39歳で獲得しているので、惜しくもこのランキングは除外されます。またこの手の記録で名をのぞかせるプロストも4回獲得する猛者ではありますが、復帰初年で獲り逃げした1993年は38歳ということで珍しく今回はおとなしくお休み頂きます。よって対象となるのはたったの3人です。
5回を誇るファンジオは1回目が40歳ということでその時点で既に条件達成です。そこから5回いって、最終獲得が46歳というとんでもない強者でした。ファリーナは初代ポールポジションで初代優勝者で初代チャンピオンが43歳の記録づくめ。J・ブラバムの3回目は2回目から5シーズンを空け、自ら立ち上げたコンストラクターで獲得したのが40歳となって今回の集計にギリギリ乗りました。
いずれにしてもオールドドライバーの3人となっており、近年はもっぱら若年齢化が進み、それらが複数回を獲得するのがトレンドです。それの最たるものが今回おまけで記載したベッテルですね。28歳で1回目のチャンピオンとなったライコネンや34歳で6回目を獲得するハミルトンはそう違和感がありませんが、26歳で早くも4回って、、どれだけ早熟なんだという話ですよね。今回記載した現役3人の40代獲得も決して夢ではありません。今回の話題から逸れますが、ハミルトンがこの調子で連続的に獲りまくれば、40歳までに12回目。ベッテルの40歳チャンピオンまであと8シーズンあるからこちらも連続で獲れたら12回か。とんでもない数字になります。あのアゴ髭を頭頂部に持っていきたくなる頃でしょうね(笑)もちろん他の40代チャンピオンが今後出ないとも限りません。希望を持って将来を見守っていきたいですね。

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決して皆がなせる業ではありませんが、このように40代プレイヤーも今まで数々の超人が輝き、偉業を成し遂げています。人生まだまだ、これからも輝ける40代を目指してmiyabikunも頑張ります!

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2019年に入ってもメルセデスの猛威は止まず、今のところ表彰台の中央に立てているのはメルセデスの2人のどちらかという序盤戦となっています。メルセデスファンにとってはたまらない内容かもしれないけど、F1全体からみたら「なかなか」なシーズンですね。ハミルトンの一人勝ちではないところが見どころかもしれません。
優勝だけではなく、表彰台登壇も記録的に期待できる状況となりました。先日は1,000戦のタイミングで「ドライバー」に照準を絞って書きました。今回は「チーム、コンストラクター」絞りで記録をまとめてみました。題して「開幕戦からどこまで続くの?!」です。近年のメルセデス色の前にもあるチーム、ドライバーに勝利が偏り、方や喜び、方やゲンナリだったことも多くあり、歴史上繰り返されていますね。その辺をみていきたいと思います。

    ★はコンストラクターチャンピオン獲得
    ◯は今シーズンの記録

《開幕戦からのチーム別連続優勝数ベスト10》
  1 11連勝 1988年 マクラーレン ★
                 セナ7勝 プロスト4勝
                 第12戦イタリアGPでストップ
  2   6連勝 2014年 メルセデス ★
                 ハミルトン4勝 ロズベルグ2勝
                 第7戦カナダGPでストップ
  3   5連勝 1992年 ウィリアムズ ★
                 マンセル5勝 パトレーゼ0勝
                 第6戦モナコGPでストップ
       5連勝 1996年 ウィリアムズ ★
                 ヒル4勝 ヴィルヌーブ1勝
                 第6戦モナコGPでストップ
       5連勝 2004年 フェラーリ ★
                 シューマッハ5勝 バリチェロ0勝
                 第6戦モナコGPでストップ
       5連勝 2019年 メルセデス ◯
                 ハミルトン3勝 ボッタス2勝
                 継続中
  7   4連勝 1991年 マクラーレン ★
                 セナ4勝 ベルガー0勝
                 第5戦カナダGPでストップ
       4連勝 1994年 ベネトン
                 シューマッハ4勝 フェルスタ&レート0勝
                 第5戦スペインGPでストップ
       4連勝 2005年 ルノー ★
                 アロンソ3勝 フィジケラ1勝
                 第5戦スペインGPでストップ
       4連勝 2016年 メルセデス ★
                 ロズベルグ4勝 ハミルトン0勝
                 第5戦スペインGPでストップ

開幕戦からチームの優勝者が途切れるまでのドライバー内訳を記載しています。
開幕戦からの最多連続優勝数トップは言わずと知れた1988年のプロストとセナによるマクラーレン・ホンダの11連勝でした。当時は全16戦でした。マクラーレンが抜け出て過ぎて、早い段階からこのチーム2人のどちらかのチャンピオンに絞られていました。第12戦イタリアGPのポールはセナ、2番手プロストでスタートしますが、30周目にエンジントラブルでプロストが離脱。残り2周の49周目までトップを走るセナと周回遅れのウィリアムズ代走のJ・L・シュレッサーが絡み、セナもリタイヤで連続優勝が12戦目で途切れてしまいました。結果的に残りの4戦もこのチームが優勝しており、1戦足らずの年間15勝となっています。
次点はグッと数が下がり、まだ記憶に新しい2014年のハミルトンとロズベルグによるメルセデスの開幕6連勝です。第7戦カナダGPのポールはロズベルグ、2番手ハミルトンでスタートし、44周目にハミルトンがリタイヤ、ロズベルグは68周目に当時レッドブルのリカルドに抜かれて2位フィニッシュで連勝が止まりました。
2019年シーズンはメルセデスがハミルトン3勝、ボッタス2勝の計5連続優勝を継続中です。前例からいけば、開幕6連勝までは経験しているので、翌々戦カナダGPまで優勝を続けられれば歴代単独2位に浮上し、伝説的な1988年の記録更新に向けて突き進むことになります。

《開幕戦からのチーム別連続表彰台数ベスト10》
  1 19連続 2014年 メルセデス ★
                 ハミルトン16回 ロズベルグ16回
                 開幕から全戦表彰台
  2 18連続 2004年 フェラーリ ★
                 シューマッハ15回 バリチェロ14回
                 開幕から全戦表彰台
  3 17連続 2000年 フェラーリ ★
                 シューマッハ12回 バリチェロ9回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2001年 フェラーリ ★
                 シューマッハ14回 バリチェロ10回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2002年 フェラーリ ★
                 シューマッハ17回 バリチェロ10回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2007年 マクラーレン
                 アロンソ12回 ハミルトン12回
                 開幕から全戦表彰台
     17連続 2011年 レッドブル ★
                 ベッテル16回 ウェバー9回
                 第18戦アブダビGPでストップ
  8 16連続 1993年 ウィリアムズ ★
                 プロスト12回 ヒル10回
                 開幕から全戦表彰台
  9 13連続 1990年 マクラーレン ★
                 セナ11回 ベルガー7回
                 第14戦スペインGPでストップ
10 11連続 1988年 マクラーレン ★
                 プロスト10回 セナ9回
                 第12戦イタリアGPでストップ
     11連続 2006年 ルノー ★
                 アロンソ9回 フィジケラ3回
                 第12戦ドイツGPでストップ
 ※    5連続 2019年 メルセデス ◯
                 ハミルトン5回 ボッタス5回
                 継続中

続いて優勝から1ランク下げた縛り「開幕からの連続表彰台獲得記録」になります。何回か書いてきたことですが、過去に「シーズン全戦表彰台登壇」という偉業を成し遂げた年がいくつかあります。上記歴代8位に位置する1993年のウィリアムズ、2000年から2002年の3シーズンと2004年のフェラーリ、2007年の暗黒マクラーレンと2014年のメルセデスになります。ただし、2007年のマクラーレンはコンストラクターズポイントを剥奪され、チャンピオンは獲得していません。チームメイトの登壇数も記載しましたが、1988年の最強マクラーレン以外は登壇数の多い者がドライバーズチャンピオンを獲得しています。1988年の現象は当時「有効ポイント制」が用いられたことで、優勝数の多かったセナが有利な結果となっています。
今シーズンはまだ第5戦までしか終えていないので、現状はランキングの下に位置します。しかしながら今シーズンは過去最多タイの全21戦ですから、例え最終戦の1戦落として全戦表彰台とならなくても、歴代1位になり得ます。この手の記録は年間レース数の多い現代が有利ですね。優勝はわからないけど、今シーズンのマシンとドライバーが2人いれば、全戦表彰台かなり濃厚なレース運びをしていますよね。あと恐れるとしたら、ハミロズ時代にあった「同士討ち」くらいでしょうか。昨年までのボッタスは「忠犬」でしたが、今シーズンは何かが違う。あのヒゲは剃らない方がよさそうだ。
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《開幕戦からのチーム別連続ポール数ベスト10》
  1 15連続 1993年 ウィリアムズ ★
                 プロスト13回 ヒル2回
                 最終戦オーストラリアGPでストップ
  2 15連続 2011年 レッドブル ★
                 ベッテル12回 ウェバー3回
                 第16戦韓国GPでストップ
  3 12連続 2015年 メルセデス ★
                 ハミルトン11回 ロズベルグ1回
                 第13戦シンガポールGPでストップ
  4   9連続 1989年 マクラーレン ★
                 セナ7回 プロスト2回
                 第10戦ハンガリーGPでストップ
       9連続 1998年 マクラーレン ★
                 ハッキネン6回 クルサード3回
                 第10戦オーストリアGPでストップ
  6   7連続 1988年 マクラーレン ★
                 セナ6回 プロスト1回
                 第8戦イギリスGPでストップ
       7連続 2010年 レッドブル ★
                 ウェバー4回 ベッテル3回
                 第8戦カナダGPでストップ
       7連続 2014年 メルセデス ★
                 ハミルトン4回 ロズベルグ3回
                 第8戦オーストリアGPでストップ
  9   6連続 1990年 マクラーレン ★
                 セナ4回 ベルガー2回
                 第7戦フランスGPでストップ
       6連続 1992年 ウィリアムズ ★
                 マンセル6回 パトレーゼ0回
                 第7戦カナダGPでストップ
       6連続 1997年 ウィリアムズ ★
                 ヴィルヌーブ5回 フレンツェン1回
                 第7戦カナダGPでストップ
 ※    1回    2019年 メルセデス ◯
                 ハミルトン1回 ボッタス0回
                 第2戦バーレーンGPでストップ

最後は「開幕からの連続ポールポジション獲得」をみていきます。先に結論から言うと、今シーズンのメルセデスはわずか2戦目にしてこの記録から脱落しています。まだ昨日のような話なので記憶に新しい「フェラーリの優等生」があっさりと打ち破りました。決勝レースは残念だったけど。
最多は15戦連続の1993年ウィリアムズと2011年のレッドブルの2チームとなっています。惜しい(という表現がいいことか退屈かは別として)のはウィリアムズの方で全16戦レースの最終戦オーストラリアGP(アデレイド市街地)でマクラーレンのセナにポールポジションを奪われ、プロスト2番手、ヒル3番手に沈みました。ウィリアムズといえば前年1992年のマンセルとFW14Bの印象がとても強いですが、電子制御最終年となるこの1993年の復帰プロストとFW15Cも驚異的な強さを誇りました。現代のFW42と同様にある意味「地位が確立」されていた頃です。
このポールポジションについては、上記2種類と異なる点がみられます。お気付きになりましたか?そう、フェラーリがいないのです。フェラーリはチャンピオンを獲得した2007年のマッサ3回、ライコネン1回の計4回連続が最多。めちゃ強の時代は2001年と2004年の3回連続なんです。それでもチャンピオンは獲得してきたわけですから、ポールポジションが無くても、その気になればやれるのです。ただ、今シーズンはまだ決めつけてはいけないけど現時点で早くも「厳しい」雰囲気が漂っています。

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今シーズンも引き続きメルセデスがシーズンを牽引し、頭二つほどリードしています。これから暑い季節、本格ヨーロッパラウンドに入っていきます。まずは恒例の異色、モナコGPでも連続記録継続となるか見守りましょう。
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サーキット1周最速の「ポールポジション」はあくまでスタート位置を決める序章に過ぎません。栄冠を勝ち取るにはこちらをコツコツ獲得しておきたい「優勝」編です。モタモタしていると1,001戦目になってしまいますので急ぎましょう!まずは世間でよく見かける「優勝回数」になります。

《歴代優勝数上位21人》
  1 91勝 M・シューマッハ ★
  2 75勝 L・ハミルトン ★ ◯
  3 52勝 S・ベッテル ★ ◯
  4 51勝 A・プロスト ★
  5 41勝 A・セナ ★
  6 32勝 F・アロンソ ★
  7 31勝 N・マンセル ★
  8 27勝 J・スチュワート ★
  9 25勝 J・クラーク ★
     25勝 N・ラウダ ★
11 24勝 J・M・ファンジオ ★
12 23勝 N・ピケ ★
     23勝 N・ロズベルグ ★
14 22勝 D・ヒル ★
15 21勝 K・ライコネン ★ ◯
16 20勝 M・ハッキネン ★
17 16勝 S・モス
18 15勝 J・バトン ★
19 14勝 J・ブラバム ★
     14勝 G・ヒル ★
     14勝 E・フィッティパルディ ★
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37   7勝 D・リカルド ◯
47   5勝 M・フェルスタッペン ◯
53   4勝 V・ボッタス ◯
76   1勝 R・クビカ ◯
    ★はチャンピオン獲得者、◯は2019年現役

ちょっと中途半端な足切りですが、上位21人分、14勝以上+現役になります。またこれ以下の内訳は13勝2人、12勝3人、11勝3人、10勝4人、9勝1人、8勝2人、7勝3人、6勝7人、5勝6人、4勝4人、3勝8人、2勝11人、1勝32人。ポールポジション獲得者より少し多め全107人の優勝者で1,003勝となります。え、1,003勝って、数が合わないじゃん。どういうこと?!実は1,000戦のうち、1レースで2人優勝扱いと記録されたレースが3戦あるんです。1951年第4戦フランスGPはファンジオとファジオーリの2人、56年第1戦アルゼンチンGPはファンジオとムッソが勝利を分け合っています。また57年第5戦イギリスGPはモスとブルックスが2人優勝となって、はみ出た3戦です。昔の時代なので詳しくは理解できていませんが、2人は同じマシンを使っていたため両者に優勝ポイントを与えています。まるで耐久レースみたい。今ではあり得ないルールですね。
ひとえに14勝以上といっても、いくつかのグループになっています。(上位の中の)下位は「無冠の帝王」モスがせき止めるように16勝に居座っています。周りはほとんどチャンピオン、モスはこれだけ勝てていたのにチャンピオンになれませんでした。次なる壁は「生けるF1ご意見番」スチュワートが20勝台の先頭をなしています。スチュワートの場合はマシンや成績の低下によらないF1引退だったこともあって、もう少し続けていたら、もう一つ上のグループに加わっていたのかもしれません。これより上はたかだか1勝2勝では上回れない、大きな差があるグループ、いわゆる「規格外」のスーパーレジェンドクラス達。ちょうどその中間付近にいる現役の一人がベッテル。同期同世代のハミルトンと大きく離れてしまいましたね。チャンピオンは複数回獲得しているし、この次元までくれば数だけの問題ではないのですが、最速マシンかと思われた今シーズンも3戦を終えて未だ未勝利です。方やハミルトンは既に2勝をあげて、遠く及ばないであろうと思われたM・シューマッハの91勝に手が届きそうな位置まで順調に突き進んでいますよね。
まだ上位には遠く及ばない若手現役優勝者は4人。リカルド7勝、フェルスタッペン5勝、ボッタス4勝、クビカ1勝となっています。現状を考慮すると数を確実に伸ばせそうなのはボッタスとフェルスタッペンの2人が現実的でしょうか。ここにルクレールが加わる日もそう遠くない?!

《ドライバー別優勝獲得GP数》
23GP L・ハミルトン ★ ◯
          アゼルバイジャン、アブダビ、アメリカ、
          イギリス、イタリア、オーストラリア、
          オーストリア、カナダ、シンガポール、
          スペイン、ドイツ、トルコ、バーレーン、
          ハンガリー、ブラジル、フランス、
          ベルギー、マレーシア、メキシコ、モナコ、
          ロシア、中国、日本

22GP M・シューマッハ ★
          アメリカ、アルゼンチン、イギリス、
          イタリア、オーストラリア、オーストリア、
          カナダ、サンマリノ、スペイン、ドイツ、
          バーレーン、パシフィック、ハンガリー、
          ブラジル、フランス、ベルギー、
          ポルトガル、マレーシア、モナコ、
          ヨーロッパ、中国、日本

21GP S・ベッテル ★ ◯
          アブダビ、アメリカ、イギリス、イタリア、
          インド、オーストラリア、カナダ、
          シンガポール、スペイン、ドイツ、トルコ、
          バーレーン、ハンガリー、ブラジル、
          ベルギー、マレーシア、モナコ、
          ヨーロッパ、韓国、中国、日本

18GP A・プロスト ★
          アメリカ、イギリス、イタリア、
          オーストラリア、オーストリア、オランダ、
          カナダ、サンマリノ、スペイン、ドイツ、
          ブラジル、フランス、ベルギー、
          ポルトガル、メキシコ、モナコ、
          ヨーロッパ、南アフリカ

17GP A・セナ ★
          アメリカ、アメリカ東、イギリス、イタリア、
          オーストラリア、カナダ、サンマリノ、
          スペイン、ドイツ、ハンガリー、ブラジル、
          ベルギー、ポルトガル、メキシコ、モナコ、
          ヨーロッパ、日本

17GP F・アロンソ ★
          イギリス、イタリア、オーストラリア、
          カナダ、サンマリノ、シンガポール、
          スペイン、ドイツ、バーレーン、ハンガリー、
          フランス、マレーシア、モナコ、
          ヨーロッパ、韓国、中国、日本

16GP N・マンセル ★
          イギリス、イタリア、オーストラリア、
          オーストリア、カナダ、サンマリノ、
          スペイン、ドイツ、ハンガリー、
          ブラジル、フランス、ベルギー、
          ポルトガル、メキシコ、ヨーロッパ、
          南アフリカ

16GP N・ロズベルグ ★
          アブダビ、イギリス、イタリア、
          オーストラリア、オーストリア、
          シンガポール、スペイン、ドイツ、
          バーレーン、ブラジル、メキシコ、
          モナコ、ヨーロッパ、ロシア、中国、日本

15GP K・ライコネン ★ ◯
          アブダビ、アメリカ、イギリス、
          オーストラリア、カナダ、スペイン、
          トルコ、ハンガリー、ブラジル、フランス、
          ベルギー、マレーシア、モナコ、中国、
          日本

14GP N・ラウダ ★
          アメリカ、アメリカ西、イギリス、
          イタリア、オーストリア、オランダ、
          スウェーデン、スペイン、ドイツ、ブラジル、
          フランス、ベルギー、モナコ、南アフリカ

14GP N・ピケ ★
          アメリカ西、アメリカ東、アルゼンチン、
          イタリア、オーストラリア、オランダ、
          カナダ、サンマリノ、ドイツ、ハンガリー、
          ブラジル、フランス、ヨーロッパ、日本

14GP D・ヒル ★
          アルゼンチン、イギリス、イタリア、
          オーストラリア、カナダ、サンマリノ、
          スペイン、ドイツ、ハンガリー、
          ブラジル、フランス、ベルギー、
          ポルトガル、日本

14GP M・ハッキネン ★
          アメリカ、イギリス、オーストラリア、
          オーストリア、カナダ、スペイン、ドイツ、
          ハンガリー、ブラジル、ベルギー、モナコ、
          ヨーロッパ、ルクセンブルク、日本

12GP J・スチュワート ★
          アメリカ、アルゼンチン、イギリス、
          イタリア、オランダ、カナダ、スペイン、
          ドイツ、フランス、ベルギー、モナコ、
          南アフリカ

12GP J・バトン ★
          オーストラリア、カナダ、スペイン、
          トルコ、バーレーン、ハンガリー、
          ブラジル、ベルギー、マレーシア、モナコ、
          中国、日本

10GP J・M・ファンジオ ★
          アルゼンチン、イギリス、イタリア、
          オランダ、スイス、スペイン、ドイツ、
          フランス、ベルギー、モナコ

10GP S・モス
          アメリカ、アルゼンチン、イギリス、
          イタリア、オランダ、ドイツ、ペスカーラ、
          ポルトガル、モナコ、モロッコ

  9GP J・クラーク ★
          アメリカ、イギリス、イタリア、オランダ、
          ドイツ、フランス、ベルギー、メキシコ、
          南アフリカ

  9GP J・ブラバム ★
          イギリス、オランダ、カナダ、ドイツ、
          フランス、ベルギー、ポルトガル、モナコ、
          南アフリカ

  9GP E・フィッティパルディ ★
          アメリカ、アルゼンチン、イギリス、
          イタリア、オーストリア、カナダ、スペイン、
          ブラジル、ベルギー

  8GP G・ヒル ★
          アメリカ、イタリア、オランダ、スペイン
          ドイツ、メキシコ、モナコ、南アフリカ

  7GP D・リカルド ◯
          アゼルバイジャン、カナダ、ハンガリー、
          ベルギー、マレーシア、モナコ、中国

  4GP V・ボッタス ◯
          アブダビ、オーストラリア、オーストリア、
          ロシア

  4GP M・フェルスタッペン ◯
          オーストリア、スペイン、マレーシア、
          メキシコ

  1GP R・クビカ ◯
          カナダ

先日のポールポジションと同様に「ドライバー基準」で優勝GPをまとめてみました。ポールポジションと同じ時期、同じ数行われているはずなのに優勝の方が少ない者、反対にポールポジションの方が少ない者など様々ですね。これは個人的な見解ですが、ポールポジションが多い者=ドライバー、マシンとも「速さがウリ」であり、優勝が多い者=タイヤ、燃料、天候などへの適応する「巧みさがウリ」という印象があります。どちらかだけが多いという偏ったトップドライバーはおらず、大抵がいつもよく聞くドライバーがどちらも占めてくるわけですが。またこちらもオールドドライバーが近代ドライバーより低い数で算出されてしまうのが、不公平で申し訳ない。。
まず「ハミルトン率」を見てみましょうか(なんだそりゃ)アイウエオ順に記載したので見つけ辛いかもしれませんが、オーストラリアでしょう、次はバーレーン、そして中国、アゼルバイジャン、、と最終はアブダビ。ありゃ23GP中、今シーズンの21GPの全てで勝っていやがる。このバケモンが。要は2019年開催+過去開催2つ(トルコ、マレーシア)=23GPというわけですね。では「ベッテル率」は?アゼルバイジャン(ヨーロッパGP時代を含む)とオーストリア、フランス、ロシアの4つ足らず。21GP獲っていても過去開催含めての21GPでした。ポールポジションと同じようにこちらもハミルトンを上回る可能性は秘めています。それにベッテルの面白い点は誰も手をつけられなかった「インド」を3回とも独り占めしていること。サーキットはまだあるけど、インドはもう復活しないと思うなぁ。モスのペスカーラGPやシューマッハのパシフィックGPも唯一の記録ですね。
現役の非チャンピオンのリカルドは7勝が全てが異なるGPでの優勝です。元相方のフェルスタッペンは何気に高速高地のメキシコがお得意の様子。あと1勝すれば早くも「メキシカンマイスター」に仲間入りします。このまま無事にメキシコGPが行われ続けるといいですね。年間1勝以上を保てるようになってきたので、今シーズンも優勝を期待してよろしいのでしょうか?!日本とオランダのファンは特に待ち望んでいることでしょう。
余談ですが、ハミルトンが以前所属したロン・デニス時代のマクラーレンは「優勝トロフィーはチームに奉納し、ドライバーにはレプリカが渡される」と言われていましたが、アレ今ではどうなっているんでしょうね。まあ、代表も変わったしマシンも変わっちゃったし、まだ先そうだから、いっか。

《1GP優勝数(5回以上)》
10GP M・シューマッハ ★
          8勝 フランスGP
          7勝 カナダGP
          7勝 サンマリノGP
          6勝 スペインGP
          6勝 ベルギーGP
          6勝 日本GP
          5勝 アメリカGP
          5勝 イタリアGP
          5勝 モナコGP
          5勝 ヨーロッパGP

  7GP L・ハミルトン ★ ◯
          6勝 アメリカGP
          6勝 カナダGP
          6勝 ハンガリーGP
          6勝 中国GP
          5勝 イギリスGP
          5勝 イタリアGP
          5勝 日本GP

  3GP A・プロスト ★
          6勝 ブラジルGP
          6勝 フランスGP
          5勝 イギリスGP

  2GP A・セナ ★
          6勝 モナコGP
          5勝 ベルギーGP

  1GP J・クラーク ★
          5勝 イギリスGP

  1GP G・ヒル ★
          5勝 モナコGP

2016年に「◯◯◯マイスターを探る」と題してGP(サーキット)単位で並べたものをドライバー単位に置き換えて、それを最新の1,000戦終了時点で再集計しました。
4回とすれば、ある人がバシバシ入ってくるのですが、敢えてこちらもポールポジションと同水準の5回以上のピックアップとしました。だからいないでしょう?!残念ながら(笑)なんて言うと、またあの「あんこう」のような口で困り顔されてしまう。
優勝回数がずば抜けている時点で驚きですが、5勝以上のGPが10もあるなんて言われると、同じ土俵で走るのも恐れ多いし、やる前から勝ち目がないだろうと白旗を挙げてしまいそう。それもフランスGPに至っては史上最多の8勝をマークしています。フランス国旗の縦縞三色が変わって、ベルギー国旗みたいになりそうな勢い。
G・ヒル、セナ、シューマッハは「モナコマイスター」として取りざたされていますね。ここで名を馳せるものはF1ドライバーとしても超一流の名誉を得ています。現在のドライバーはハミルトンとベッテルが2勝、ライコネンとリカルドが1勝となっています。次世代のモナコマイスターは誰が先に手にするのでしょうか。

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F1は今まで多くのドライバーを生み、ドラマを生み、記録を生んで我々F1ファンを魅了しました。人気の低迷や勝者の偏り、名門チームの衰退や開催困難なGPがあるなど、まだまだ問題や不安要素を抱えてはいますが、これから先もF1は進化し、永続してほしいと願っています。

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F1は先日行われた第3戦中国GPで無事に1,000戦を迎えました。様々なカテゴリーが生まれては消え、名前を変えて続けられている中、F1はオープンホイールレースの最高峰の一つとして、途切れることなく69年目に突入しました。絶好の機会なので、これまでこのメモリアルなタイミングで誰がポールポジションを獲得し、優勝したかをまとめてみました。

《1〜1,000戦の節目レース》
        1戦目 1950年5月13日 第1戦イギリスGP
                  シルバーストン
         P.P.:G・ファリーナ(アルファロメオ)
        優勝:G・ファリーナ(アルファロメオ)
                  〜4,054日〜
    100戦目 1961年6月18日 第6戦ドイツGP
                  ニュルブルクリンク(北コース)
         P.P.:P・ヒル(フェラーリ)
        優勝:S・モス(ロータス)
                  〜3,626日〜
    200戦目 1971年5月23日 第3戦モナコGP
                  モンテカルロ市街地
         P.P.:J・スチュワート(ティレル)
        優勝:J・スチュワート(ティレル)
                  〜2,477日〜
    300戦目 1978年3月4日 第3戦南アフリカGP
                  キャラミ
          P.P.:N・ラウダ(ブラバム)
         優勝:R・ピーターソン(ロータス)
                  〜2,360日〜
    400戦目 1984年8月19日 第12戦オーストリアGP
                  エステルライヒリンク(レッドブルリンク)
         P.P.:N・ピケ(ブラバム)
        優勝:N・ラウダ(マクラーレン)
                  〜2,268日〜
    500戦目 1990年11月4日 第16戦オーストラリアGP
         P.P.:A・セナ(マクラーレン)
        優勝:N・ピケ(ベネトン)
                  〜2,352日〜
    600戦目 1997年4月13日 第3戦アルゼンチンGP
         P.P.:J・ヴィルヌーブ(ウィリアムズ)
        優勝:J・ヴィルヌーブ(ウィリアムズ)
                  〜2,184日〜
    700戦目 2003年4月6日 第3戦ブラジルGP
         P.P.:R・バリチェロ(フェラーリ)
        優勝:G・フィジケラ(ジョーダン)
                  〜2,002日〜
    800戦目 2008年9月28日 第15戦シンガポールGP
         P.P.:F・マッサ(フェラーリ)
        優勝:F・アロンソ(ルノー)
                  〜2,016日〜
    900戦目 2014年4月6日 第3戦バーレーンGP
         P.P.:N・ロズベルグ(メルセデス)
        優勝:L・ハミルトン(メルセデス)
                  〜1,834日〜
 1,000戦目 2019年4月14日 第3戦中国GP
         P.P.:V・ボッタス(メルセデス)
        優勝:L・ハミルトン(メルセデス)

各節目のレースまでに要した日数を計算してみました。1戦目の1950年第1戦イギリスGPから100戦目にあたる1961年第6戦ドイツGPまで4,054日を要したのに対し、最近の100戦、900戦目2014年第3戦バーレーンGPから先日の1,000戦目第3戦中国GPまでは1,834日で到達したことになります。近年は1シーズンあたりのレース数が20レース程度に倍増した関係で、100戦は意外とあっという間にきてしまいます。
ポールポジションや優勝したドライバーをみていくと、概ねその時代を象徴するドライバーが名を刻んでいますね。1戦目のファリーナ、200戦目のスチュワート、600戦目のJ・ヴィルヌーブはポールトゥウィンを決め、メモリアルレースを独り占めしています。ラウダ、ピケ(父)はポールポジションと優勝のどちらも登場していますが、いずれも1回ずつ。しかし最近の900戦と先日の1,000戦でハミルトンが2連続メモリアル優勝しています。ハミルトン時代が長く続いていることを物語る記録ですね。

《1,000戦以降の節目レース予想日》
次の第4戦アゼルバイジャンGPは1,001戦目となります。当然また1からやり直し。でもさっきの定理でいけば次なるキリ番2,000戦までは69年もかからないはず。ということでmiyabikunはおバカな試算をしてみました。1,000戦を終えたばかりで気が早いけど「2,000戦は一体いつ頃か」です。現在のように年間で21戦、1,834日で100戦迎える条件で試算すると、以下のようになります。

    1,100戦目 2024年4月21日 日曜日
    1,200戦目 2029年4月29日 日曜日
    1,300戦目 2034年5月7日   日曜日
    1,400戦目 2039年5月15日 日曜日
    1,500戦目 2044年5月22日 日曜日
    1,600戦目 2049年5月30日 日曜日
    1,700戦目 2054年6月7日   日曜日
    1,800戦目 2059年6月15日 日曜日
    1,900戦目 2064年6月22日 日曜日
    2,000戦目 2069年6月30日 日曜日

2,000戦目は今から50年先、F1制定119周年にあたる2069年。日付はヨーロッパラウンドの真っ只中であろう6月30日と算出されました。そうだなぁ、初夏のオーストリアGPかイギリスGPかな。イギリスGPはまだやっているのかな、念願のオランダGPだったりして。と妄想が膨らみます。miyabikunはその頃89歳、果たして生きていられるのか、そもそもF1自体が継続開催されているのかって話にもなりますね。こりゃmiyabikunが先かF1が先か、生きていられたらF1は観ているだろうけど、今のようにブログでああでもないこうでもないと書く頭と気力は無さそうだ(笑)もしF1が続いていたら、この先の1,000戦はどのように変化し、進んでいくのでしょうか。将来のことを色々と想像や妄想するのも楽しいですね!

これはあくまでF1が継続されていた場合の「目安」ですので、50年後にズレても保証しかねます。ご了承下さい。
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先日F1ドライバーとして最後のブラジルGPを派手なクラッシュで終えたF・マッサ。マッサは残念ながらチャンピオンを獲得できませんでしたが、地元GP最多タイの2勝を挙げています。少し前に1991年ブラジルGPでA・セナの苦節地元優勝を取り上げました。セナをもってしても地元優勝は苦労がありました。客観的に「地元では他にはない力がみなぎる」と思いがちですが、果たして歴代で地元優勝はどの位あったのか、今回はそこに焦点を当ててみていきます。
まずGP別で整理してみます。F1の開催地は「一国一開催」のルールから例外のケースもあります。サンマリノGPを名乗るイモラは実はイタリア国内だったり、ヨーロッパGPと称したニュルブルクリンクはドイツ、ヴァレンシア市街地はスペインとダブります。そこは「サーキットの所在国」としてみて、優勝ドライバーの出身国と比較していきます。

★はチャンピオン獲得者、◎は現役

《GP別地元優勝者と回数》
アメリカGP(ロングビーチ)※
    1勝 M・アンドレッティ★
           1勝/20回   5.0%   1勝/12勝   8.3%
アルゼンチンGP(ブエノスアイレス)
    4勝 J・M・ファンジオ★
           4勝/6回   66.7%   4勝/24勝 16.7%
イギリスGP(シルバーストンほか)
    5勝 J・クラーク★
           5勝/8回   62.5%   5勝/25勝 20.0%
    5勝 N・マンセル★
           5勝/12回 41.7%   5勝/31勝 16.1%
    4勝 L・ハミルトン★◎
           4勝/10回 40.0%   4勝/52勝   7.7%
    2勝 S・モス
           2勝/8回   25.0%   2勝/16勝 12.5%
    2勝 J・スチュワート★
           2勝/9回   22.2%   2勝/27勝   7.4%
    2勝 D・クルサード
           2勝/15回 13.3%   2勝/13勝 15.4%
    1勝 P・コリンズ
           1勝/7回   14.3%  1勝/3勝    33.3%
    1勝 J・ハント★
           1勝/6回   16.7%  1勝/10勝 10.0%
    1勝 J・ワトソン
           1勝/11回   9.1%   1勝/5勝   20.0%
    1勝 D・ヒル★
           1勝/8回   12.5%   1勝/22勝   4.5%
    1勝 J・ハーバート
           1勝/10回 10.0%   1勝/3勝   33.3%
イタリアGP(モンツァ、イモラ)
    2勝 A・アスカリ★
           2勝/5回   40.0%   2勝/13勝 15.0%
    1勝 G・ファリーナ★
           1勝/5回   20.0%   1勝/5勝   20.0%
    1勝 L・スカルフィオッティ
           1勝/3回   33.3%   1勝/1勝 100.0%
    1勝 E・デ・アンジェリス
           1勝/7回   14.7%   1勝/2勝   50.0%
    1勝 R・パトレーゼ
           1勝/17回   5.9%   1勝/6勝   17.0%
オーストリアGP(エステルライヒリンク)
    1勝 N・ラウダ★
           1勝/12回   8.3%   1勝/25勝   4.0%
カナダGP(ジル・ヴィルヌーブ)
    1勝 G・ヴィルヌーブ
           1勝/5回   20.0%   1勝/6勝   16.7%
スペインGP(カタロニア、ヴァレンシア)
    3勝 F・アロンソ★◎
           3勝/20回 15.0%   3勝/32勝   9.4%
ドイツGP(ホッケンハイム、ニュル)
    9勝 M・シューマッハ★
           9勝/28回 32.1%   9勝/91勝   9.9%
    2勝 R・シューマッハ
           2勝/20回 10.0%   2勝/6勝   33.3%
    1勝 S・ベッテル★◎
           1勝/8回   12.5%   1勝/42勝   2.4%
    1勝 N・ロズベルグ◎
           1勝/10回 10.0%   1勝/23勝   4.3%
ブラジルGP(インテルラゴス、リオ)
    2勝 E・フィッティパルディ★
           2勝/8回   25.0%   2勝/14勝 14.3%
    2勝 N・ピケ★
           2勝/13回 15.4%   2勝/23勝   8.7%
    2勝 A・セナ★
           2勝/11回 18.2%   2勝/41勝   4.9%
    2勝 F・マッサ◎
           2勝/13回 15.4%   2勝/11勝 18.2%
    1勝 C・パーチェ
           1勝/5回   20.0%   1勝/1勝 100.0%
フランスGP(マニ・クールほか)
    6勝 A・プロスト★
           6勝/13回 46.2%   6勝/51勝 11.8%
    1勝 J・P・ジャブイユ
           1勝/5回   20.0%   1勝/2勝   50.0%
    1勝 R・アルヌー
           1勝/11回   9.1%   1勝/7勝   14.3%
南アフリカGP(キャラミ)
    1勝 J・シェクター★
           1勝/8回   12.5%   1勝/10勝 10.0%

※アメリカはインディ500の一部であるインディアナポリスGPもありますが、スポット参戦が多いため、それは除外しています。

今までに954レース行われたうち、94レースで母国優勝がありました。僅か9.9%に過ぎません。フルタイムドライバーの少ないインディアナポリスGP優勝者11人を除くと上に挙げた83レースの34人、11GPに減ってしまいます。多いと感じるか少ないと感じるか、個人的には想像より少ない結果に思います。
当然ながら開催回数が多く、参戦ドライバーも多いイギリスが最多の11人輩出しています。続いてイタリアの5人。意外なのはブラジルも5人と多めです。ブラジルは定期的にチャンピオンも輩出していて粒揃いです。


《母国優勝回数ベスト5》
1 9勝 M・シューマッハ (ドイツ)
2 6勝 A・プロスト         (フランス)
3 5勝 J・クラーク          (イギリス)
         N・マンセル          (イギリス)
5 4勝 J・M・ファンジオ(イギリス)
         L・ハミルトン       (イギリス)

母国優勝回数上位はいつも上位にランクインする面々です。今回も頭一つ出るM・シューマッハのドイツはホッケンハイムとニュルブルクリンクの二開催の年もあり数を増やせます。その2つを別けてもM・シューマッハのトップには変わりありませんが。


《優勝回数の母国優勝割合ベスト5》
1 100% L・スカルフィオッティ(イタリア)
              C・パーチェ              (ブラジル)
3 50.0% E・デ・アンジェリス(イタリア)
              J・P・ジャブイユ     (フランス)
5 33.3% P・コリンズ              (イギリス)
              J・ハーバート           (イギリス)
              R・シューマッハ       (ドイツ)

《母国参戦数からみた優勝率ベスト5》
1 66.7% J・M・ファンジオ(アルゼンチン)
2 62.5% J・クラーク    (イギリス)
3 46.2% A・プロスト   (フランス)
4 41.7% N・マンセル   (イギリス)
5 40.0% A・アスカリ   (イタリア)
              L・ハミルトン(イギリス)

「母国優勝割合」は優勝回数に対しての母国優勝率、「参戦数の母国優勝率」はそのGPに参戦したうちの優勝率です。
前者のスカルフィオッティとパーチェは「唯一の優勝が母国」という幸せ者です。比較的優勝自体が少ない方が、ここにランクインしやすくなり、そしてM・シューマッハだらけの結果が薄まります。ちなみにブラジルGPの行われたインテルラゴスはその功績を遺した「C・パーチェ」の名前に変更されています。
後者の方が高くなるのかと思っていましたが、そうでもなかった。現役のハミルトンもしっかりイギリスGPの最多勝に向かって現在進行形です。


《優勝経験者が母国GPで勝てていない国》
    オーストラリア(D・リカルドほか)
    オランダ(C・G・ド・ボーフォール)
    スイス
    スウェーデン(R・ピーターソン)
    ベルギー(J・イクス、T・ブーツェン)
    メキシコ(P・ロドリゲス)

《優勝経験者で母国GPが無い国》
    コロンビア、ニュージーランド、
    フィンランド、ベネズエラ、ポーランド

最後の2つはオマケです。一つ目は「参戦中に母国GPはあったけど勝てていない」ものです。今あるGPで母国ドライバーがあるものはとしてはオーストラリアのリカルドとメキシコのペレスになります。リカルドはあり得そうですよね!ペレスは優勝まであと少し、母国初優勝に期待したいです。
前にも「母国のある人無い人」で書いたことがありますが、いくら勝とうがチャンピオンになろうが、地元で開催されなければ母国優勝も残念ながらあり得ません。現役ではフィンランド出身のライコネンとボッタスがそう。真夏のフィンランドならレースをやれなくもなさそうですよね。ラリーの印象が強いです。

勝てても母国では勝てない人、勝てても母国GPが無い人、GPがあっても母国ドライバーがいない国、様々です。集計してまとめてみると、母国だからといって一際勝ちやすいわけでもないし、いつもにない力ややる気がみなぎるわけでもなさそう。むしろ、プレッシャーや良からぬトラブルが起きて結果を出せないケースの方が多いのかもしれません。

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