F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:上海国際

miyabikun昨日まで仕事で大阪に居ました。久し振りの大阪だったのですが、コロナ明けの影響か、行った場所が繁華街だったからか、夜は観光客、特に海外の方でいっぱいでした。何だか東京よりも人が多かったように感じます。


本来なら今週末は中国GPが開催される予定だったんですよね。先日のアルバートパークサーキットと同様にmiyabikun上海国際サーキットのレイアウトもなかなかのお気に入り。せっかく待望の中国人ドライバーが誕生したというのに、肝心のGP開催延期が続いています。周くんにはまだF1で頑張ってほしいと願っていますが、下手したら「入れ違い」みたいにならないといいのですが。現テクニカルレギュレーションのマシンが走るのはいつになるのだろうか。。
その代わりと言っては何ですが、このブログでは最近のお決まりとなりつつある「過去のレースで開催された気分になってしまおう!」ということで、勝手に中国GPを開催したいと思います。今回は今から15年も前の話、2008年の第17戦に開催されたレースをチョイスしました。2008年のレースは全18戦のうちの9回目と半数を振り返ることとなります。また中国GPを取り扱うのは8回目です。2004年から2019年までのうち、このブログでリアルタイム観戦記を行った2015年以前を数えると11戦。何気に残りは3戦を数えるのみとなりました。あと3回分は埋め合わせできるけど、それ以上はmiyabikun振り返られぬぞ。
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近年はシーズン序盤に設定される中国GPも、当初は日本GPと連ねたシーズン終盤に設定されていました。今回の2008年はその終盤開催の最終年であり、チャンピオン争いにとって重要なレースの一つを担っていたものになります。

ここまでの16戦の戦績を確認しておくと、ランキングトップはF1で2年目を過ごすマクラーレンのハミルトンが4勝を挙げて84ポイント。2位は最多となる5勝を挙げるフェラーリのマッサが79ポイント。3位は第7戦カナダGPで初優勝を挙げたBMWザウバーのクビカが入賞を重ね、3位72ポイントとなっています。この中国GPを含め最終戦まであと2戦しか残されていませんので、ドライバーズチャンピオン獲得の可能性があるのはこの3人に絞られています。以下、フェラーリで前年チャンピオンのライコネンと第15戦シンガポールGPで「クラッシュゲート」の渦中にいるルノーのアロンソが2勝ずつ。雨の中行われた第14戦イタリアGPでトロ・ロッソ(現 アルファタウリ)のベッテルが初ポール初優勝を経験。ほか、ウィリアムズでフルタイム参戦初年を迎えた中嶋一貴はえー5戦でまあ9ポイントで進行中。
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最多勝にも関わらず、ランキング2位のマッサは囲み取材を受けています。たった5ポイント差ながら、当時は優勝が10ポイント、8位までが入賞ですから、正直あまり余裕がありません。

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予選はQ1、Q2の各セッションでトップタイムを記録したハミルトンが自身通算12回目、シーズン7回目のポールポジションを獲得。マッサはQ2で0.188秒落ちの2番手に迫るも、肝心のQ3でハミルトンとの差が0.586秒まで開き3番手が精一杯。決勝でハミルトンの前に立つ必要があるという絶対条件が課せられます。
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日本絡み勢はトヨタのトゥルーリが9番手、グロックが13番手。ホンダはバリチェロが14番手でバトンは18番手。ウィリアムズ・トヨタのロズベルグが15番手で中嶋一貴はまあ17番手となっています。

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《予選結果》
P.P. L・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
 2 K・ライコネン(フェラーリ)
 3 F・マッサ  (フェラーリ)
 ※タイヤはブリヂストンのワンメイク

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決勝のスタートタイヤは上位でもチョイスが異なりました。ハミルトンはライン無しのハードタイヤ。2番手、3番手のフェラーリは蹴り出し狙いでラインありのソフトタイヤを履いています。独りぼっちのハミルトンに対して、フェラーリは2人での攻め立てる魂胆。
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スタートではそれも叶わず、ハミルトンは順調にターン1に向かっていきます。早くも勝負アリ?!いやいや、まだ様子をみてみよう。
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5周ほど様子をみても、ハミルトンとフェラーリの差は縮まるどころか拡がる一方です。ハミルトンと2位のライコネンは3.29秒差、3位マッサは既に5.83秒も離れてしまっています。
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マッサの後方4位走行のアロンソには「フェラーリと同等」発言が出る始末。モタモタしていると、ハミルトンのハードタイヤが整って優位性が無くなっちまいますぜ?!
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マッサ、ではなくライコネンがお得意のファステストラップを記録すると
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触発されたかハミルトンも即座に更新にかかる。ハミルトンには余裕が感じられます。

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存在感が無い3位マッサは上位で最も早い14周目にタイヤ交換と給油を行い、ソフトタイヤから再びソフトタイヤを履く。同時に入った4位アロンソはハードからハードへ。
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その翌周にトップのハミルトンと2位ライコネンが同時にピットへ。ハミルトンはアロンソと同様にハードからハードを履きますが、
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ライコネンはソフトからハードに乗り換えとマッサとは異なるタイヤチョイスをします。マシンの特性差だけでなく、ドライバーの特性によるものか。

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残り19周でマッサは2回目のタイヤ交換を行い、当然ながらここでハードタイヤを選ぶ必要が出てきます。トラックに戻り暫定4位、実質3番手のまま。
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計算通り、2回目もマッサの1周遅れでハミルトンとライコネンはシンクロしています。ハミルトンは給油とソフトタイヤ交換を6.8秒で完了。
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ライコネンは再びソフトタイヤを選ぶも、静止時間はじっくり8.4秒かけて、正式に勝負アリ。フェラーリがハミルトンを食い止めるチャンスは絶たれました。
こうなれば次は如何にしてマッサとハミルトンの差を最小限に抑えるかに注目されます。現状は2位ライコネンがターン1進入時点で、3位マッサはコントロールライン付近にいます。
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(予選、決勝ともガチでやって勝てへんやないか)

ちなみに現在は許されているチームオーダーは2004年から「フェラーリ自らの手」により禁止されています。

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残り8周となる48周目。ライコネンのペースが急激に落ち、マッサが急接近。
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しれっと前に出て、マッサ2位浮上。これについてはチームオーダーが懸念されましたが、あくまで状況を読んだライコネン自身が選んだ行為とのことでお咎め無し。ライコネンさすがわかってらっしゃる。前年は最終戦に「自力で」奇跡的逆転チャンピオンを成し遂げました。マッサに残されたチャンスを少しでも大きくするためのお膳立てでした。

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《決勝結果》
 1 L・ハミルトン(マクラーレン・メルセデス)
 2 F・マッサ  (フェラーリ)
 3 K・ライコネン(フェラーリ)

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結果的にはハミルトンのポールトゥウィン、さらにファステストラップまで獲得する完全試合により、マッサと勝利数で並ぶ。独走で面白みにやや欠く結果ではあるものの、このレースで優勝できたことはかなり重要。次戦最終戦ブラジルGPでハミルトンは2位のマッサが如何なる順位でも、4ポイント5位でフィニッシュできればマッサの到達できない領域に達します。前年2007年は最終戦で奇跡的な悔しい思いをしましたので、それをまた最終戦で晴らすことができます。
2位を譲った形となった現チャンピオンのライコネンは
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「チャンピオン争いをしていないので2位でも10位でも大差無い」
相変わらずのドライさ(笑)もうチャンピオンから陥落した状況を受け入れて割り切っています。
一方で奇跡にかけるしかないマッサは
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サッカーの決勝で同点のPK戦に入った心境と例える。同点ならまだいいものの、例えるなら「PK戦で既に先に4本決められた状態」くらいの危機的状況の方が正しい。

・・・そして我々はこの後の結末も既に知っています。
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ぐすん。。
母国での最終戦でちゃんと優勝し、シーズン最多勝を挙げたのにね。。マッサには本当に申し訳ないけど、毎度このネタに触れたくなっちゃう。だから、このレースはかなり重要な一戦だったわけです。

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日本GPの中止をうけ、2021年シーズンでの極東アジア圏のF1開催は全滅となりました(アジアっぽくないロシアGPとトルコGPの開催は残されています)中でも中国GPはシーズン開幕前にして「延期」が発表されましたね。一応延期という扱いではありますが、このご時世でカレンダーに再びノミネートされるのは現実的ではなく、このまま不開催のままだと思っています。そこで今シーズンの各ウィークエンドに行っている「優勝を可能とする予選順位」について、上海国際サーキット編をサマーブレイクにみてしまおうと考えました。なぜ開催されないのにやるんだ、というのはナシにしてお付き合い下さい。

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世界最多の人口を有する中国は比較的近代の2004年にようやくF1開催にこぎつけています。当初は広東省珠海で1999年開催を目標に進められていましたが、計画が頓挫。上海に新設されたサーキットでの開催となりました。初開催の04年から08年までは日本GPと連ねる形でシーズン終盤、秋開催となっていましたが、09年から現在の春開催に移りました。開催回数は一昨年の19年まで連続の16回開催となっています。
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ヘルマン・ティルケ監修により漢字の「上」をなすお馴染みのレイアウトです。ロングストレートと回り込むコーナーで構成されています。パッシングポイントはロングストレートやストレートエンドのコーナーでの飛び込みといったところでしょうか。

《上海国際の歴代優勝者の予選順位》
 04 バリチェロ    予選P.P.→優勝
 05 アロンソ ★      予選P.P. →優勝
 06 M・シューマッハ  予選6番手→優勝 濡
 07 ライコネン ★     予選2番手→優勝 濡
 08 ハミルトン ★     予選P.P.→優勝
 09 ベッテル     予選P.P.→優勝 濡
 10 バトン      予選5番手→優勝 濡
 11 ハミルトン    予選3番手→優勝
 12 N・ロズベルグ   予選P.P.→優勝
 13 アロンソ     予選3番手→優勝
 14 ハミルトン ★     予選P.P.→優勝 濡
 15 ハミルトン ★     予選P.P.→優勝
 16 N・ロズベルグ ★ 予選P.P.→優勝
 17 ハミルトン ★     予選P.P.→優勝 濡
 18 リカルド     予選6番手→優勝
 19 ハミルトン ★     予選2番手→優勝

 ★はその年のチャンピオン
 「濡」は雨もしくはウェットコンディション
 ※予選順位はペナルティ降格を含みません

優勝者の面々は近代ということもあり、馴染みのある名前が名を連ねています。これら優勝者は初年04年と前々回開催となる18年のリカルドを除くと、チャンピオン経験者となります。また、12年はメルセデスをドライブするロズベルグにF1初優勝をもたらしています。
雨または雨上がりで濡れた路面の決勝レースには「濡」を付けているわけですが、16年のうちmiyabikun調べでは6レースあります。上海は日本でいう鹿児島県あたりの緯度にあたり、気候区分は亜熱帯に属するお隣さん。日本に住む我々からみても、春も秋もそこそこ雨に見舞われますし、日本GPも台風に当たってしまうことを考えれば納得できますね。

 予選P.P. →優勝:9回 56.3%
 予選2番手→優勝:2回 12.5%
 予選3番手→優勝:2回 12.5%
 予選5番手→優勝:1回   6.3%
 予選6番手→優勝:2回 12.5%

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予選順位の内訳は4番手を除いた6番手スタートまでの5つにまとめられます。6番手といえばいわゆるサードロウです。ロングストレートで追い抜きがみられる印象がありますが、優勝となると、他のサーキットやGPに比べて下位から優勝を挙げていないといえます。複数回やっていれば、大抵一つや二つの番狂わせや奇跡回があってもいいなんて期待したのに、そう面白い結果ではありませんでした(笑)

〈下位スタートから優勝を挙げたレースの概要〉
前回ハンガリーGPは順位より初優勝に特化してピックアップしました。今回は全てシングルグリッドであり、見どころは少なくも感じますが、今までと同様に下位スタートの3つをピックアップしてみます。

①06 M・シューマッハ 予選6番手→優勝
これは5年以上も前となる2015/4/7に「過去のレース」で振り返っていました。ある方のメモリアルレースの一つです。近年とは異なり、シーズン終盤の第16戦に設定されていました。
予選から雨となり、前年から急激に速さをみせてきたミシュランタイヤユーザーが光り、ポールポジションは前年新チャンピオンになり上がったルノーのアロンソが獲得。奪還に奮闘するフェラーリのM・シューマッハはブリヂストンタイヤユーザーで最高位でありながらもホンダやマクラーレンに先行された6番手で終わります。
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決勝レースも路面が濡れているため、各車インターミディエイトタイヤでスタートしていきます。ポールのアロンソは順調に2位以下とのギャップを築いていきますが、路面が徐々に乾きだしており、ブリヂストンタイヤユーザーにとって有利な展開に移りつつあります。
1回目のピットインでアロンソは給油と傷めたフロント二輪をインターミディエイトに替えるという対応をし、シューマッハは給油のみでタイヤは使い古したツルツルになりつつあるタイヤのまま復帰。その策略が見事ハマり、シューマッハはペースの上がらないアロンソとのギャップを毎周回縮めにかかります。
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残り21周となった2回目のピットインでアロンソはドライタイヤをチョイスするも装着に手間取り、静止時間は19.2秒。一方ツルツルのスリックタイヤと化したシューマッハは可能な限りタイヤを引っ張り、残り16周に静止時間6.9秒で済ませて復帰します。
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その直後シューマッハは順位を入れ替えを行いトップに立っていたフィジケラを簡単にパス。予選6番手から路面への対策が難しいレースで見事勝利をおさめ、8回目となるチャンピオン争いに踏み止まっています。
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ちなみにこの優勝がシューマッハにとってのF1最終優勝となりました。
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②10 バトン 予選5番手→優勝
このレースは今シーズンの開幕前にあたる2/6に「過去のレース」で書いたばかりです。記憶にある方も多いと思います。この時代の中国GPはヨーロッパラウンドの前、春先の第4戦に設定されました。IMG_8095
晴れで行われた予選は株価急上昇中のレッドブルのベッテルがポールとなり、2番手はウェバーでフロントロウを占める結果となります。
決勝直前に雨が降り路面は濡れていましたが、雨自体は上がっており、全車がドライタイヤでスタート。後方で多重クラッシュによるセーフティカーが発動されるなど、波乱の幕開けとなりました。
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セーフティカーランの最中にインターミディエイトに履き替える者もいれば、交換を少し遅らせる者。さらにはピットレーンであわや接触といった出来事もあり、このレースも濡れた路面に翻弄されています。
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その荒れ模様で好調さをみせたマクラーレン勢がいくつものオーバーテイクやピット戦略を駆使して台頭。5番手スタートのバトンが優勝、6番手スタートのハミルトンが2位となるワンツーフィニッシュを成功させました。
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③18 リカルド 予選6番手→優勝
こちらは2018年ですから、このブログでリアルタイム観戦を記していた時代ですね。その時の画像を使って要約してみます。予選はベッテルがポール、2番手にライコネンと開幕から2戦未勝利のメルセデスを凌駕するフェラーリで進行していた頃でした。IMG_7524
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決勝スタートはベッテルが2番手のライコネンを警戒してイン側に寄り、行き詰まったライコネンの隙に3番手のボッタスが2位に浮上する形で始まります。18周目にレッドブルはダブルピットを敢行し、ウルトラソフトタイヤからミディアムに変更。続く30周目にはトロ・ロッソの同士討ちによるセーフティカー発動のタイミングでレッドブルはソフトタイヤにうまくスイッチ。ステイアウトしたフェラーリ勢より優位な立場を築いていきます。
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トラックに戻るとリカルドが覚醒。ライコネン、ハミルトン、ベッテルそしてトップを走るボッタスにも45周目に捉えて、見事なオーバーテイクを積み重ね、6番手スタートだったリカルドが優勝。引き続きチャンピオンチームであるメルセデスの勝利を阻止しています。
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歴史や回数が他のサーキットやGPと比べて少ないこと、また「過去のレース」で結構取り扱ってきたGPでしたので、既出感の強い内容になってしまいました。やっぱり下位から優勝を挙げる荒れレースや初優勝レースは面白いし「過去のレース」で振り返りがちです(笑)日本GPと同様に中国GPも2年連続の不開催となりそうですが、miyabikun個人的には上海国際サーキットのレイアウト(特にセクター1)が好きです。

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うん、何となく読めなくは、ない。日本以外の漢字を使う国といえば中国です。漢字はもちろん中国が大先輩なわけですが、日本にはひらがな、カタカナという便利な文字があるため、是が非でも漢字で当てがう必要はありませんね。2021年シーズンのカレンダーから早くも中国GPの延期が発表され、それが果たしてどのタイミングで差し込まれるのか。個人的には上海国際のレイアウトは大好きなんですが、この過密カレンダーにおいて差し込むのは困難と想像しています。よってシーズン開幕前のこのタイミングで一発、今から11年も前になってしまう2010年第4戦中国GPを振り返ってしまおうと思います。2010年シリーズは今回で6戦目、中国GPは7回目となります。

前年2009年は風と共に現れ、風のように去ったブラウンGPとバトンがチャンピオンを獲得。バトンは同じメルセデスエンジンを搭載するマクラーレンに移籍するも、チームはメルセデスワークスになり消滅したため、チャンピオンチームは不在のシーズンとなります。ここまでの3戦は開幕戦バーレーンGPはフェラーリのアロンソ、第2戦オーストラリアGPはマクラーレンに移籍したチャンピオンのバトン、そして第3戦マレーシアGPはレッドブルのベッテルが優勝を挙げて横並びとなっていますが、ポイントランキングは未勝利ながら2表彰台を獲得したフェラーリのマッサがトップ。全19戦のシーズンにおいて4戦目ですから、まだまだ行く末はわかりません。

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金曜フリー走行でヒヤリとするシーンがありました。トロ・ロッソから参戦するブエミのストレートエンドでの出来事。
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えっ、フロントタイヤが消えた!別角度から
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ブレーキングを始め、前荷重になった瞬間に
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ドーーン!まるでこの後トランスフォームでもするかのような見栄えですね。お兄さんレッドブルからのお下がりでなく、このレースから自社開発したサスペンションを導入した途端にこれ。車の基本である「止まる」という行為でこんな風になってしまったら、普通の車でも怖くてとても乗れません。

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予選は红牛の维特尔がシーズン3回目となるポールポジションを獲得。2番手にはチームメイトの韦伯が並んでフロントロウを独占し、3番手は法拉利の阿隆索が続いています。梅赛德斯から復帰参戦4戦目の舒马赫は後輩の罗斯伯格から大きく遅れた9番手。そして唯一の日本人、索伯の小林可梦は15番手で終えました。読み辛いし、ブログがバグったら困るのでふざけるのはこの辺で止めます(笑)
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F1で勝利のコツを覚え始めたポールのベッテルちゃんは当時22歳。キャップから髪が有り余ってはみ出ちゃう。そして、あどけない。

《予選結果》
 1 S・ベッテル(レッドブル・R)
 2 M・ウェバー(レッドブル・R)
 3 F・アロンソ(フェラーリ・F)
 ※タイヤはブリヂストンのワンメイク

決勝直前に雨が降り、路面が湿りつつありますが、ほとんどのマシンがドライタイヤでスタンバイしています。マシンの性能差が縮まり、ドライバーの腕により重圧がのしかかります。
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3番手スタートのアロンソがアウト側にマシンを振り、あたかもフロントロウ2台が止まって見えるかのような絶好のダッシュを決め、ターン1までにトップに。
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後方ではバランスを崩したフォース・インディアのリウッツィを起点にブエミ、小林、ヴァージンのグロックの3台を巻き込むクラッシュが発生し、2周目からセーフティカーの出番です。好スタートのアロンソは路面の如く水の泡。

5番手スタートのバトンからアロンソに水を差す無線が飛びます。
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えーさっきのアロンソはフライング?!
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あらら、スターターのチャーリー・ホワイティングも即座にチェック。あの切れ味抜群の蹴り出しはそういうことだったか。残念ですがアロンソにはこの後ピットレーンドライブスルーのペナルティが下ります。
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セーフティカーランの間に暫定トップのアロンソはじめ、モタつくベッテルをかわして2位に浮上したウェバーなど多数がドライタイヤを捨てて浅溝インターミディエイトタイヤに履き替えています。
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4位のロズベルグ、5位のバトンはドライタイヤのままステイ。6位のハミルトンもステイと思いきや
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ん、思い直した?!思い切りコースをはみ出して
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強引にピットレーンへ。これについて特に罰則は無し。ずっちーな。マクラーレンはバトンとハミルトンでタイヤチョイスを変えています。

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ステイしたロズベルグやバトンのペースが思いの外よく、それをみたベッテルが5周目にたった3周しか履いていないインターミディエイトからドライへ替えに戻ろうとした瞬間に
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ピットレーンでまたインからハミルトン。ピットレーンで追い抜いてタイミングを合わせ込んできます。
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ピットアウトも同時。今回は若干ベッテルが前か?!若いうちから頭角を示す2人が拮抗しています。10年後の今もこのような対等な位置でのバトルが続くと思っていたのですが、今ではだいぶ差ができてしまいましたね。

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ハミルトンはその後、ベッテルとフォース・インディアのスーティルをかわして7位に浮上。17周目の次なる相手は皆が憧れるシューマッハ。同じメルセデスエンジンを積む前者がワークス、後者がいわゆるプライベーター。真の「銀色」決定戦!
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この壁を超えたら、一人前!
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7回チャンピオンを自力で抜いて6位へ。着実に順位を上げていきます。トップ争いを行うロズベルグとバトンもバトンが前に出て両マクラーレンは両メルセデスをかわしたことになります。この当時はまだマクラーレンの方が格上でしたね。

今回のフェラーリはフライングに始まり、全くいいところ無し。18周を終えて、マッサが入賞圏外11位、5周目にペナルティを消化し後退したアロンソは続く12位で同時にタイヤ交換に向かいます。
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作業に入ったのはアロンソからで、マッサはアロンソの後ろで待機中。いつの間に順位が入れ替わったの?
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ピットレーンを走行するマッサに対し、アロンソは先程のハミルトンと同様にインからマッサを強引に弾き出す。ピットレーン内って追い抜きしていいんでしたっけ?!アロンソもずっちい。

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レースの後半戦になる36周目にハミルトンはいよいよ2位走行のロズベルグを捉えます。これがなかなかしぶとい。昔からライバルとして切磋琢磨した同世代ですからね。
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そこで考えたハミルトンは38周目にロズベルグより先にタイヤ交換を済ませ、アンダーカットする戦略を採ります。
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翌39周目にロズベルグはアンダーカットを阻止すべくトップのバトンと合わせ込む。
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ハミルトンが一歩前でアンダーカット成功。予選4番手、5番手に沈んだマクラーレンがタイヤチョイスに手を焼いたレースで見事なワンツーフィニッシュとなりました。
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《決勝結果》
 1 J・バトン  (マクラーレン・M)
 2 L・ハミルトン(マクラーレン・M)
 3 N・ロズベルグ(メルセデス・M)

フロントロウスタートのレッドブルはベッテルが6位、ウェバーは8位にまで後退し影は無し。またスタートでフライングをかましてペナルティを食らったアロンソは4位まで盛り返しますが、表彰台には2.4秒足りませんでした。
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スタート直後のタイヤ交換を選ばず、空と睨めっこしながら耐え抜いたバトンの戦略はどハマりし、バトンらしい勝ち方となった中国GPです。バトンはこういう勝ち方が実に多いです。チャンピオンとなった前年よりも巧みさが現れたいい勝利だと思います。我慢のバトン、雨のバトン。

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本当に立派な施設ですよね。画像上側のピットガレージ裏手の木々に囲まれたモーターホームは水が張られた上にあります。あたかもどこかのリゾート地かのよう。現在から9年前にあたる2011年の第3戦中国GPです。

2010年は僅差で最年少チャンピオンを獲得したベッテルとレッドブルは2011年シーズンも開幕から2連勝と快調な滑り出しをみせています。そんな中、この中国GPはフリー走行から暗雲が立ち込めています。
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ウェバーのKERSが上手く機能しない。方やベッテルはトップタイムをたたき出すなど、同じチームにいてウェバーの引きがなかなかいい方向に向かず頭を抱える。
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予選が始まってもその傾向は改善の兆しがなく、DRSは開けてもKERSはフル充電のまま開放できず。チャンピオンチームは屈辱の18番手に終わりQ1落ち。
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ポール争いはマクラーレンのバトンがソフトタイヤを存分に投入してポールレコードを更新、1分34秒421で先手を投じます。
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しかし後続のベッテルがさらに速い。バトンを0.715秒も上回る唯一となる1分33秒の世界に到達。文句無しのポールポジション獲得となりました。
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予選重視でポールを狙いにいったバトンに対し、マクラーレンのハミルトンは決勝でのタイヤチョイスに幅を利かせて3番手で良しとしています。ピレリタイヤのタレで頭を抱える各チームの考えあっての戦略といえますが、これが後々に痛いほど効いてきます。あと、どうでもいいことだけど、ドライバーの表情より画像の左手にいる顔に目がいってしまいました。「中国でいう川井ちゃん」あたりかな(笑)ザウバーから参戦する小林可夢偉は不調なウェバーを上回り、Q1は突破して相方ペレスに次ぐ13番手におさまっています。

《予選結果》
 1 S・ベッテル (レッドブル・R)
 2 J・バトン  (マクラーレン・M)
 3 L・ハミルトン(マクラーレン・M)
   ※タイヤはピレリのワンメイク

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各車がレコノサンスラップを終え、ダミーグリッドに就く中、3番手グリッドが空っぽです。ハミルトンは何処に?!
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いたいた、まだガレージの中に。エンジンカバーを開けて、ピットクルーが寄ってたかってペーパーを片手に何かをかき出しています。どうやらガソリンをこぼした模様。床が濡れています。確かにこれで火を入れたら一大事になることは想像できます。ただいつまでもこうしているわけにはいかない。スタート15分前にピットレーンがクローズされて、決勝未出走リタイヤになっちゃう。
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ひとまずカバーを付けないで隊列に加わっていく。ハミルトン、予選は賢くセーブしたのに、決勝直前でちょっと幸先不安。

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スタートはポールのベッテルが出遅れて、インをバトンに簡単にさらわれる。ベッテルはハミルトンをインに追いやり牽制しても、負けじと居座られて右ターンインまでに並ばれる。
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黄色いクチバシのベッテルは4番手スタートのメルセデスのロズベルグにまでラインを獲られて、1台除け者になってしまっています。3位は守りますが、マクラーレン2台に対してあの会心のポールは無用の長物でした。

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14周目にハミルトンをようやく捉えて2位に復帰したベッテルはその直後にトップのバトンと同時に1回目のピットへ向かいます。共に最上流のレッドブルのピットへ。
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え、レッドブルの?!紺のクルーに銀のマシン?!
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これは珍事ですね。前に所属したチームならまだしも、バトンはレッドブルとカスりもしていません。ベッテルに合わせこまれて焦ったのかな?!(近年ではメルセデスに移籍したばかりのハミルトンもマクラーレンのピットに誤進入していました)レッドブルのすぐ隣でよかったよね。
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しかしやっぱりロスには違いない。ベッテルが労せずバトンの前に。ピットを終えていないハミルトンはさておき、定位置には戻ったかな。

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バトンがタイヤ交換をしたということは、ハミルトンのタイヤも限界が近付いていることを示します。フェラーリ勢に飲み込まれ始めました。
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16周目にマッサとハミルトンが同時にピットイン。ハミルトンはここから貯め込んでいた「フレッシュタイヤ投入作戦」が始まります。

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2回目に履き替えたソフトを使い切る前の36周目に予選重視のバトンと決勝温存のハミルトンがコンタクトしました。同じマシンでいずれもチャンピオン経験者。ガチンコ勝負です。
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バトンのソフトは中古、ハミルトンは新品です。まだ少し息の続いているハミルトンの勝ち。ターン1をインからさばく。

38周目に最後のハードタイヤを履いたハミルトンの勢いは止まらず、44周目に2ピットストップを終えて先行するさっきのマッサをやり返さんばかり攻め立て始めました。無線で「タイヤを残して焦らず丁寧に」とお咎めが入るも
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バキバキに仕上がっているハミルトンはいける時にいく!2位に浮上。あと残すはベッテル。
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残り5周。ベッテルの背後にピタピタのハミルトン。ベッテルは2ピットストップを選び、今履くハードタイヤはハミルトンより7周使い込んでいます。
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ターン4で捉えていく。前年第18戦ブラジルGPから5連勝がかかっていたベッテルのトップがここで崩壊しました。

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マクラーレンのワンスリーフィニッシュで終わるかなと思いきや、レッドブルVSマクラーレンはこれで終わりませんでした。3位を走行するバトンにもう一人のレッドブルがハイペースで迫っています。18番手スタートの運無し男、ウェバーです。
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相変わらずKERSは作動しないけど、DRSならある!スタートが後方過ぎて何も期待していないでいましたが、40周目までに3回ストップの逆ストラテジーでまさか3位争いに絡むまで復帰してくるとは!

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《決勝結果》
 1 L・ハミルトン(マクラーレン・M)
 2 S・ベッテル (レッドブル・R)
 3 M・ウェバー   (レッドブル・R)

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ベッテルもハミルトンも数多く重ねてきた優勝は「ポールポジションから逃げを打つ」印象があります。ただこの日のハミルトンは予選から「タイヤの使い方」を重んじ、実に賢く2日間を戦い、3位から逆転優勝をもぎ取りました。タイヤの劣化具合については近年も腑に落ちない状況が続いていますが、この時代にあった「露骨なガケ」を迎えるタイヤも読みが難しく、アクティブでスパイシーなレース内容を演出してきました。miyabikun個人的には、きめ細やかなコンパウンドを設定するのではなく、この位メリハリのある使用限界がある方が面白いんじゃないかなと常々思っています。
正常作動しないKERSに始まり、スタートミスにガソリン漏らし、ピットインミスにグズグズなタイヤとイベントたっぷりな中国GPでした。

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開催されないのが当たり前に感じてしまう今日この頃。本来であれば今週末は第4戦中国GPだったんですよね。忘れてしまうところですね。なかなか面白いサーキットではあると思うのですが「この国発祥(発症)」となれば我慢ですし、かといって悪くも言えません。クドイけど一応、今のところは中止ではなく「延期」扱いとなります。

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《上海国際の基本情報》
    全長     :5.451km(2004〜)
 コーナー数:16箇所(2004〜)
   開催回数  :16回(2004〜)

前回のバーレーン国際サーキットと同様の2004年スタートでサーキット監修も同じくヘルマン・ティルケであり、一周全長も非常に近く、用地もコンパクトにまとめられています。バーレーンと同様に様々なレイアウトを採れるような短絡トラックが各所に設けられていますが、F1では今まで最長レイアウトが使用されています。長短のストレート、そして鋭角、高速、回り込む複合コーナーがバランスよくちりばめられ、何よりも漢字の「上」を模しているあたりも実に粋ですよね。設備は潤沢な資金が投じられ、豪華に仕上げられています。
中国GPは2008年までの5回がシーズン終盤にあたる秋開催、09年からはシーズン序盤の春先開催でした。気温も穏やかで過ごしやすい気候ではありますが、日本と同様のアジア圏はどうしても春か秋かのどちらかに寄せられてしまいがちですね。

《上海国際の予選P.P.変遷》
 04 5.451km 1分34秒012 100%    バリチェロ 
 05 5.451km 1分34秒080 100.1% アロンソ
 06 5.451km 1分44秒360 111.0% アロンソ
 07 5.451km 1分35秒908 102.0% ハミルトン
 08 5.451km 1分36秒303 102.4% ハミルトン
 09 5.451km 1分36秒184 102.3% ベッテル
 10 5.451km 1分34秒558 100.6% ベッテル
 11 5.451km 1分33秒706   99.7% ベッテル
 12 5.451km 1分35秒121 101.2% Nロズベルグ
 13 5.451km 1分34秒484 100.5% ハミルトン
 14 5.451km 1分53秒860 121.1% ハミルトン
 15 5.451km 1分35秒782 101.9% ハミルトン
 16 5.451km 1分35秒402 101.5% Nロズベルグ
 17 5.451km 1分31秒678   97.5% ハミルトン
 18 5.451km 1分31秒095   96.9% ベッテル
 19 5.451km 1分31秒547   97.4% ボッタス

予選タイム推移をみていく前に一点補足があります。今までのアルバードパークとバーレーン国際の2005年は2回の予選タイムの合算でポールポジションを決定していたため、単純比較はできませんでした。しかしこの上海国際の2005年は予選制度見直し後の開催であったため「予選の走り方」に違いはあれど、他の年と素直に比較できます。
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第16戦に設定された06年と第4戦だった14年がウェットコンディションのためタイムが落ち込み、グラフが出っぱっちゃいましたが、それを除けば先日のバーレーン国際と似たような波形になっていますね。バーレーンと若干違うのは長らく続いた初年04年のタイムを11年にほんの少し削ることに成功しています。レッドブルのベッテルが天下を取っていた頃です。当時マクラーレンをドライブしていたバトンが2番手で1分34秒558というタイムでした。このタイムは前年10年のポールタイムは上回りますが、ベッテルはそこからさらに0.715秒もぶっちぎっています。レッドブルRB7はリヤエンドを極限まで絞り、エキゾーストブローイングの効果を十二分に発揮したエアロマシンでした。チームメイトの方はKERSの不調もあり2.76秒も離れた18番手に終わっていますのでマシンだけの恩恵と証明し辛いですが、いかにベッテルとRB7の相性がよかったかがよく感じられる結果でした。

04年、11年と歴代最速となった18年のベッテルの3つのセクタータイム(ただしセクター1と3の計測区間に少し差があります)を比較すると

・右左ぐるぐるりんと回り込むセクター1
 04バリチェロ  11ベッテル  18ベッテル
        24秒733               24秒839            24秒044
・鋭角一つと高速S字のセクター2
 04バリチェロ  11ベッテル  18ベッテル
        27秒777               27秒936            27秒122
・右ぐるりんとめちゃ長ストレートのセクター3 
 04バリチェロ  11ベッテル  18ベッテル
        41秒502               40秒931            39秒929
 ● 1周ポールポジションタイム
 04バリチェロ  11ベッテル  18ベッテル
   1分34秒012         1分33秒706      1分31秒095

となっています。3ℓV10NA時代と2.4ℓV8NAの差は長いストレートを有するセクター3で0.57秒速く、さらに現在の1.6ℓV6ハイブリットターボだとセクター1と2で0.8秒ずつ、セクター3ではなんと1秒も速いタイムに飛躍しました。印象としては「近年は最高速度よりもコーナリング速度が上がったから、セクター1や2で縮めたのでは?」と想像していたのですが、いざ比較してみると立ち上がり速度とその伸びが効くセクター3で大きな差が生まれたことがわかりました。同じ全長のサーキットでそれもちょうど7年サイクルとなったポールタイムはこんなにも差が表れるのですね。
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