この時がやって参りました、誰が何と言おうとペレスが主役の国、メキシコです。この国にはペレスを敵視する者はいない、みんな味方だと強い気持ちで予選から頑張ってほしいですね!
先日も確認した通り、アルファタウリの角田は予選前よりパワーユニット交換ペナルティによって後方スタートが決まっています。前戦アメリカGPは予選の好位置も強みとなって大量ポイントに繋がりました。今回はその点いささか残念ですが、決勝スタートでのジャンプアップの期待もできるということ。
《Q1》
ペレス入場。例の如く、ワッとスタンドが沸いています。この週末はトップでは無いもののまあまあ上位ランクで各セッションを締め括っています。
あーそれは見せんでも、、(笑)ペレスの課題は何と言っても予選ならびにスターティンググリッド。要は予選が何位であろうが、決勝レースでリカバー出来れば文句ない話。しかし近代F1は追い抜きが困難になりつつあり、また最近ではフェラーリ、メルセデス、マクラーレンといった名門もレッドブルの速さに待ったをかけるべく近付きつつあります。予選を上位で終えた方がいいに越したことはありません。
ペレスの1本目はアストンマーティンのアロンソを1秒削って暫定トップへ。ただタイム的に決して充分とは言えないんだよなぁ。
うーん、同じマシンに乗る方に0.454秒上回られる。メキシコでも例外なんて無いよな。
メルセデスはソフトタイヤの保ちを考慮して1本目はミディアムタイヤでアタックに臨んでいます。ペレスのソフトとの差は小さめ。
フリー走行2回目は4番手、予選前の土曜フリー走行ではまずまずの順位で終えたアルファロメオのボッタスの好調さは予選に入っても保てています。ボッタスはココでポールポジションを獲得した経験もあります。輝き再びといきたいところ。
そしてこの方もポール経験者、アルファタウリのリカルド。今回は角田の背中を借り、チャンピオンに続く暫定2番手につけます。
Q1のラストアタックに向かう各車、あらら、詰まっちゃってますなぁ。想定内だけど、毎年変わらず渋滞しますからね。
あーチャンピオンまでそんなセコいことやってるのか。気持ちはわかるけど、フェルスタッペンって圧倒的な速さだけではなく、圧倒的な強引さや傲慢さも若手時代から変わりません。いわゆるマイペースってやつか(ダメですよ、自己紹介で「私の性格はマイペースです」なんて言っちゃ)
何だノリス、3.455秒落ちなんて。ピアストリとの大きな差。ラストアタック行ける?!
ノリスのラストアタックは無く、Q1ではアルピーヌのオコン、ハースのマグヌッセン、アストンマーティンのストロールと一時期最下位から抜け出したと思われたウィリアムズのサージェントはトラックリミット違反によりやっぱり最下位。
《Q2》
ペレスは初めにアタックを開始し、トップに名を刻む。見栄えはいい。
空気なんて読むわけ無い。速い者が勝つ。0.5秒勝つ。
さらにリカルドがペレスに追い打ちをかける。フェルスタッペンとの並びが懐かしいですね。
メキシコではメルセデスよりフェラーリかなと思っていたのですが、どうやらmiyabikun予想を外した模様。サインツはフェルスタッペンから0.757秒落ち、ルクレールはさらに遅れた0.849秒落ち。
リカルドの護衛に赴く角田。お隣ウィリアムズのジャッキにぶつかる。ウィリアムズよ、勘弁してくれよ!チームクルーもボーッと見とれている感じがアルファタウリっぽいというか。
相方ビリでもアルボンは走る。9番通過さすが!
アルファロメオはボッタス通過も周は脱落。アルピーヌのガスリー、ハースのヒュルケンベルグ、アストンマーティンのアロンソ、そしてリカルドを全面的にバックアップした角田はここまで。
チームのため、チームメイトのため。お疲れ様でした。
前戦アメリカGPではラッセルとノリスが100戦。ヒュルケンベルグは今回200戦の思い出をヘルメットに。F1参戦200戦は大したものだけど、ヒュルケンベルグの場合、200戦もの間、、いや、やっぱ言うの止めた(笑)
《Q3》
うむ?アルボンはトラックリミット違反でタイム取り消しで、周が昇格?!
あらら残念。周おめでとう!
ペレスはようやく1分17秒台へ。
フェルスタッペンはまたもや0.5秒先をいく。
おーここにきてサインツきた!
さらにはルクレールまで。なんだー、フェラーリ引き出しに隠し持っていたんじゃない!
ただし2本目ラストアタックは上位で上回る者がおらず、1本目のタイムと順位で決まり。
《予選結果》
P.P. ルクレール (フェラーリ・F) 1分17秒166
2.サインツ (フェラーリ・F) 1分17秒233
3.フェルスタッペン(レッドブル・HRB)1分17秒263
フェルスタッペンがそのままいくと思いきや、意外や意外、フェラーリ2台がQ3で大化けして一気にフロントロウをさらい、フェルスタッペンは3番手へ。ペレスはリカルドを挟んで5番手に終わりました。
《先日の予選予想との答え合わせ》
5番手ペレス、のみか。。だいぶ外した。
今回も惜しいものがいくつかありました。9番手ラッセル、10番手ボッタスと予想していたものが、実際には8番手、9番手と一つズレでした。これってQ1で脱落したノリスの悪さじゃないか?!あとはQ2脱落となったアルボンと角田もそのままそっくり逆ですね。トラックリミットによって阻まれたアルボンに交換ペナルティに阻まれた角田、いずれもQ3進出可能なポテンシャルはありました。
《Q3トップのルクレールと各チームの差》
フェラーリ(サインツ)が0.067秒落ち
レッドブル(フェルスタッペン)が0.097秒落ち
アルファタウリ(リカルド)は0.216秒落ち
メルセデス(ハミルトン)が0.288秒落ち
マクラーレン(ピアストリ)は0.457秒落ち
アルファロメオ(ボッタス)が0.850秒落ち※
アルピーヌ(ガスリー)は1.355秒落ち※
ハース(ヒュルケンベルグ)が1.358秒落ち※
アストンマーティン(アロンソ)は1.572秒落ち※
ウィリアムズ(アルボン)は1.662秒落ち※
※はQ1,Q2最速タイムから算出
ここでも上位3台、フェラーリとレッドブルが僅差でした。アルファタウリ(リカルド)も 3番チーム4番タイムを刻みましたが、タイム差はやや離れています。
Q3進出を果たしたアルファロメオ(ボッタス)の最速はQ2の1分18秒016で0.016秒速いタイムを持っていました。またウィリアムズ(アルボン)Q2の幻タイムは1分18秒382でポールタイムから1.216秒落ちにあたり、アルピーヌ(ガスリー)の前に位置するものでした。
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
リカルド(アルファタウリ・HRB)
今回の驚き大活躍は何と言ってもリカルドのQ3進出に止まらず、上位4番時計でしょう。元々このメキシコGP予選についてはなかなか自信もあったようで、この4番手は今シーズンドライブする4人のアルファタウリドライバーのうち最上位のグリッド獲得となります。もちろんポールポジション獲得歴のあるリカルドの腕あっての話ではあるものの、角田の存在と後押しを無視するわけにはいきません。今回は残念ながら予選何番手を獲ろうが後方グリッド発進が決まっている角田ですが、フリー走行も若手に譲り、走行距離が稼げない中でもチームメイトのために、何ができるか、出来ることをしっかりこなした上でのリカルド4番グリッドであったことを忘れてはいけません。
次点はリカルドと同率と言っても過言ではない角田、フリー走行から好調さを維持したアルファロメオ勢です。
《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
該当無し
この予選においてはこの該当は無いと思いますが、最近のマシンの競争力、チームメイトとの対比から考えると、ノリスのQ1落ちは不甲斐無い内容だったと思います。
また、フェルスタッペンをはじめ、ラッセルやアロンソに容疑がかかった「ピット出口モタモタ」審議、どうなったのでしょう。やってはいけないことでないのなら、審議の必要はなかったわけですし、審議した結果の裁定は無いのでしょうか。実害が無かったのでお咎め無しなんでしょうか。何のための告知なのかよくわからん。
《決勝の表彰台予想!》
1 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)
2 ペレス (レッドブル・HRB)
3 ハミルトン (メルセデス・M)
決勝はこちらの3人を表彰台登壇の候補に選びました。残念ですが上位を占めたイタリア系チーム、フェラーリとアルファタウリを下げた形としました。フェラーリはどうもタイヤの保ちについて不安を感じます。予選一発1ラップならば速さだけで押し切れても、レースとなればフェルスタッペンに捕まえられて抜かれた以降は渋滞の頭をなして徐々にギャップを作る元になってしまうのではないかと。ルクレールは「すっとこどっこいな戦略が無い想定」でいってラッセル、ピアストリとの5位6位がいいところな気がします。先日ウィリアムズのサージェントが繰り上げ入賞1ポイントを得たため、リカルドは現在参戦するドライバーで唯一のノーポイントドライバーとなりました。予選で手を貸してくれた角田は決勝でそばにいません。自力でどうにか初ポイントを獲得してほしいところです。
ペレスよ、そんな顔するなよ。頑張れよ!
決勝レース、どうにか早起きして、少しでもリアルタイムに近い時間で観る予定にしていますが、寝坊してしまった場合は仕事から帰った月曜夜まで我慢する可能性もあります。日中ネット閲覧禁止令発令か?!
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