F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ライコネン

F1開催1,000戦目のメモリアルとなる中国GPは2004年の初開催から数えて今シーズンで16回目となります。アジアを代表するGPの一つとしてだいぶ定着してきましたね。今回振り返るのは2007年の中国GPです。前日まで他の年で準備していましたが、同じ年を多く取り扱ってきたことと、内容がこちらの方が面白いので急遽変更しました。まだこの頃の中国GPはシーズン終盤の第16戦で行われており、日本GPと連ねた秋開催でした。
2007年シーズンも今まで複数回取り上げてきています。今や絶対王者の呼び名が定着するハミルトンのデビューイヤーかつ最年少チャンピオン獲得がかかるというミラクル、その上に前年チャンピオンのアロンソとゴチャついてコンストラクターズポイントを無効にされるというミラクルなシーズンです。トップチームであることはもちろんですが、近年際立つ若手のフェルスタッペンやルクレールが初年度から今のハミルトンといきなり混じってもみ合うようなものですから、いかに強烈なF1デビューだったか想像できますね。第15戦の富士での日本GPを終え、ランキングトップはその新人ハミルトンが107ポイント、2位はチャンピオンのアロンソで95ポイント、3位はハミルトンから17ポイント離されているライコネンの90ポイントとなっています。2位にも12ポイント引き離して余裕はありつつもハミルトンはしっかり歩いてコース下見と、F1初走行の予習に抜かりありません。
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ただGP開催前、そんなハミルトンにチャンピオン獲得までの不安要素が舞い込んできます。前戦の日本GPのセーフティカー先導中に混乱を招く走行をしたとレッドブルグループからクレームがあり、事情聴取を受けています。
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結果的にペナルティなどのおとがめ無しでハミルトンにとっては救われましたが、速いだけではなく「スタンドプレー」にも視線が注がれてしまう若い怪物。

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予選Q3開始時の隊列はハミルトンを先頭にアロンソ、ライコネンとランキング通りで入っていきます。
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マッサがライコネンの暫定トップを塗り替えると、下見バッチリのハミルトンがセクター2通過段階で0.4秒も削る高速ラップをこなしています。初中国走行でもポールポジションを獲得。
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ライコネンは最後のアタックでマッサを0.1秒上回って2番手、アロンソはフェラーリからも離された4番手に沈む。残り2戦となり、とにかく依然としてハミルトンが優位な展開が続きます。

《予選結果》
   1 L・ハミルトン(マクラーレン・M)
   2 K・ライコネン(フェラーリ・F)
   3 F・マッサ       (フェラーリ・F)
      ※タイヤはブリヂストンのワンメイク

決勝は台風の接近もあって雨と風がレースを演出します。4番手スタートのアロンソは思い切りアウトに車を振り、ターン1に進入していきます。
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ただココはライン採りが本当に難しい。アロンソとて濡れた路面でライバルに大苦戦
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マッサは捉えるも、イン側に切り替わるタイミングでライコネンに詰まる。
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当時のツートップ、マクラーレンとフェラーリには特徴的な違いがありました。こちらはセクター2終盤の左ターン10を抜けてストレートを走るハミルトン。
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ストレート中央付近は水しぶきがあがる左に一度膨らみ
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左のターン11進入を控えてトラックの右側に戻ります。一方で2位を走行中のライコネンは
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ストレートの入口から出口までずっと右側を直進します。こちらが王道の走行ラインであり、両者(両チーム)のマシン特性の違いがみられます。マクラーレンはタイヤへの入力が大きく、すぐに熱入れができます。ただ裏を返せば「タイヤには厳しい」でもあるため、このレースのようなちょい濡れのインターミディエイト(当時はスタンダードウェット)はすぐにダメになってしまいます。そこでマクラーレン陣営は水のある路面でクーリングしながら走行を続けているのです。以前振り返ったことのある2000年ベルギーGPのM・シューマッハも同様の対処をしていましたね。

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15周目にハミルトン、18周目にアロンソ、19周目にライコネンが1回目のピットを迎えますが、タイヤ交換は行なっていません。ちょっと見辛いですが、左右のフロントタイヤの減り方に差があります。左フロントはだいぶ減り、スリックタイヤのようになってますね。ライコネンがピットアウトしてもハミルトンが前のまま。オーバーカットならず。
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路面は徐々に乾きつつあります。ドライのソフトタイヤに履き替えたウィリアムズのヴルツがファステストラップを記録したのを見てマッサも2回目ピットを26周目に敢行、ソフトタイヤに切り替え。ハマればレース内容に大きな変化を生みます。

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トップランナーはボロボロのタイヤを履いたままバトル開始。タイヤに厳しいハミルトンに対して、タイヤに優しいライコネンが1周で2秒近いラップで追い立て始めました。
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最終コーナーではみ出す。こちらも見辛いですが、ハミルトンの右リヤタイヤにブリスターが現れています。キツい!
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コーナーのインに全くつけず、なす術無し。ライコネンにかわされる。ハミルトンの前にいるトヨタはタイヤに白いラインが入るソフトタイヤ。ハミルトンはトレッドに亀裂が入り、白いベルトが見えるインターミディエイトタイヤ。同じタイヤではありません。
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30周目には3位アロンソにも1周で7秒縮められています。ポールスタートのポイントリーダーの新人が大ピンチです。31周目に2回目ストップを決断、インレーンに吸い込まれるハミルトン。
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え?もしや曲がり切れなかった?!グラベルにハマる。
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「おーい、誰か助けてー!マシンを押して!」
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コースマーシャルが集まり一応押してみる。でもレース中にマシン触ったり押してよかったんだっけ?
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「ダメだ、止め止め!」
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「おいーっ。ちょっ、待てよ!」

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ハミルトンが消えれば翌周にもちろんこちらもタイヤがボロボロのライコネンはソフト、アロンソはハードに履き替え、チャンピオン争いを複雑化させます。そう簡単にF1のチャンピオンを獲られるわけにもいきませんもんね!
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《決勝結果》
   1 K・ライコネン(フェラーリ・F)
   2 F・アロンソ   (マクラーレン・M)
   3 F・マッサ       (フェラーリ・F)

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F1の神はこの怪物に試練を与える。ハミルトンはこの終盤に痛恨のノーポイント。最終戦ブラジルGPは三つ巴の展開に持ち込まれました。このリタイヤがハミルトンにとってのF1初リタイヤでした。デビューイヤーの全17戦で4勝、表彰台12回、入賞15回、完走16回か。本当にとんでもない新人だ。

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前回2013年の第2戦マレーシアGPを振り返ったばかりですが、今回は同じ年の1戦前となる開幕戦オーストラリアGPを振り返ります。頭をリセットしてご覧下さい。
レッドブルとベッテルが4連覇をかけて挑む2013年はテストからレッドブルVSフェラーリに期待が寄せられました。テストではなかなか見ることができない「本来のポテンシャル」が開幕戦で明らかになります。

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予選はご覧の通り土砂降りの雨。カメラを通してのカメラでもしっかりとその雨粒が確認できます。開始時間を遅らせてひとまずQ1は行われました。
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早速フェラーリのマッサがスピンを喫し、フロントをやっつけてしまいました。アルバートパークはランオフエリアが充分に確保されているところとウォールが間近にある区間と様々です。トラックをはみ出せば水しぶきならぬ泥しぶきが激しい。各車スピンやコースアウトが頻発しています。
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そしてザウバーのグティエレスがマッサと同じ区間で同じようなクラッシュをしたところで、これじゃ予選にならないと予選中止。Q2以降は決勝日曜日の午前中に延期されることなりました。
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翌日午前のQ2はちょい濡れ。Q3にベッテルはスーパーソフトタイヤを装着。2013年の幸先良いスタート位置を確保しました。マクラーレンからこの年メルセデスに移籍したハミルトンはウェバーを挟んだ3番手、そろそろマジでチャンピオンを獲りたいフェラーリのアロンソはその後ろ5番手となり、レッドブル、メルセデス、フェラーリ、ロータスが4列目までを占めています。
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そうそう、この時代のピレリのタイヤはガケが怖い。気を付けましょうね。

《予選結果》
   1 S・ベッテル   (レッドブル・R)
   2 M・ウェバー  (レッドブル・R)
   3 L・ハミルトン(メルセデス・M)
   ※タイヤはピレリのワンメイク


スタートを前にザウバーのヒュルケンベルグはトラブルによりこんな状態。出走できません。ザ・開幕戦といった感じですね。昔はよくある光景でしたが、近年は本当にトラブルは減りました。
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またフロントロウのウェバーにも不穏な無線やり取りが
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初っ端レースからKERS無しとは。せっかく前が開けているというのに、母国レースでどこまでツイていないんだ!
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あーやっぱり蹴り出しが良くない。アウトからハミルトンとアロンソ、インからマッサに食われてしまいます。

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タイヤの保ちが不安視されていることもあり、多くは3ピットストップを選択しています。そんな中、ミディアムタイヤスタートで2ストップを図るフォース・インディアのスーティルの1回目とベッテルの2回目が21周目に重なります。ベッテルはピット1回分のギャップを設けなければならないのに
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順位は変わらず。スーティルがガッチリとベッテルの行く手に立ちはだかっています。そうなると、合流で早めに2回目を終えた「本来の相手」にチャンスを与えることにもなります。
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アロンソはベッテルに並び、
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まだタイヤが馴染まないスーティルを簡単にあしらい前へ出ます。ベッテルが懸念していた「タイヤ」で明暗が分かれています。

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実は他にも2ピットストップを企むダークホースがいます。黒いロータスと黒いライコネンはミディアムタイヤを優しく扱ってラップを重ねていきます。
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メルセデスのハミルトンも2ピットストップ戦略ではありましたが、こちらはタイヤがキツい。アロンソに捕まって戦略変更を強いられました。メルセデスは昔も今もタイヤには悩むチームですね。
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ウチはタイヤには優しいから。うん、大丈夫!
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ピットアウトを見届けて、最終スティントに入ります。

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43周目にライコネンが同じ戦略のスーティルの尻尾を掴みました。
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7番手スタートのライコネンがトップに。レッドブルVSフェラーリの構図に対して、巧みなタイヤ戦略で開幕戦を制しています。

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《決勝結果》
   1 K・ライコネン(ロータス・R)
   2 F・アロンソ   (フェラーリ・F)
   3 S・ベッテル   (レッドブル・R)

その後フェラーリに移籍し、表彰台には乗るも長らく優勝に至らなかったライコネン。この20勝目が最後かな、なんて忘れかけていた昨年のアメリカGPで久々の優勝を飾り、今シーズンは古巣ザウバー(現 アルファロメオ)に復帰することとなりました。さすがに優勝は遠退くことでしょうが、表彰台獲得とチームや後世にアツい走りを伝えていけることを願っています。
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開幕戦は本当にフタを開けてみないと何が起こるかわかりません。期待や予想を簡単に覆して、驚きの結果を生み出すこともあります。それが開幕戦の醍醐味ですね。それは昔も今も同じ。

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名門ザウバーの名がとうとうフィアット傘下のアルファロメオに食われることになりました。幸いにも昨年までのスタッフは引き継がれるとのこと。そしてシャシー名もザウバー時代からの連番C38を継承します。ちなみに「C」とはペーター・ザウバーの妻クリスティーヌの頭文字から取られています。miyabikunなら真っ先に「M」を使ってしまいそうだけど、やっぱり愛妻家ですね。あのニコニコで今シーズンもたまに遊びに来てくれないかな。

《設計》
    シモーネ・レスタ
    ニコラス・ヘンネル
    エリック・ガンダラン
    ヤン・モンショー

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《外見》
こちらもシェイクダウン時と本戦仕様でカラーリングを変えてきましたね。結局のところワインレッドに白と昨シーズンと色合いは変わらずでした。初お披露目の色もイヤラしい感じで良かったのですが。フェラーリのマットな赤より上品な感じに仕上がってよかったです。あの「alfa Romeo」の書体が何とも上品なんですよね。
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マクラーレンの時は「ブタの鼻」と称したノーズ先端部、アルファロメオも個性的ですね。世界中の多くがコレを連想したことでしょう。
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ダースベイダーね、確かに。色合いや口の中の縦桟も似ている。ザウバーは昨シーズンも独創的なディテールをしていました。このあたりは「フェラーリ」ではないのね。miyabikunも見た目はこちらの方がまだ好きかな。フロントのプッシュロッドはライバルほど高い位置に取り付いていないものの、急激に角度を変え、コクピットまで水平に伸びていきます。
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この画像はライコネン車なのでカーナンバー7なわけですが、ちょうどナンバー上に「7」の形状をなしたピトー管が来ているため、横からも7に見えます。「立体ナンバー」はたまたまかな。
サイドポンツーン開口はフェラーリともハースとも異なる、こちらも独創的。そして何と言っても
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このエアインテークはさらに独創的!先日振り返った「メルセデスW01」を彷彿とさせる後退した分割開口としてきました。吸気用と冷却用で分けているのかな。今シーズンからワイド化したリヤウィングへの気流を意識してなのでしょうか。まあ、論より証拠ですね。様子をみてみましょう。

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《シャシー》
C38
    全長: - mm
    全幅: - mm
    全高: - mm
    最低車体重量:743kg(ドライバー含む)
    燃料タンク容量:110ℓ(制限)
    ブレーキキャリパー:ブレンボ
    ブレーキディスク・パッド:カーボン・インダストリー
    ホイール:OZ
    サスペンション:フロント プッシュロッド
                                    リヤ    プルロッド

《エンジン》
フェラーリ Tipo064 EVO
    V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
    排気量:1,600cc(推定)
    最高回転数:15,000回転(制限)
    最大馬力: - 馬力
    燃料・潤滑油:シェル

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《ドライバー》
    No.7   キミ・ライコネン(フィンランド)
    No.99 アントニオ・ジョビナッツィ(イタリア)

説明不要の最古参、白いスーツで気持ちは新人のライコネンと今シーズンはようやくフル参戦だぞジョビナッツィの2人で打倒三強を目指します。
ライコネンは「文句無しエース扱い」そして「F1デビューの恩返し」が課せられるでしょう。近年はチャンピオン獲得者が偏り、さらにはアロンソが抜けた今、チャンピオン経験者が中団や下位チームをドライブするというのは、チーム側もドライバー側の双方にとって絶好な機会だと思います。立場的にも性格的にも「ライコネンだから」成立した契約だと思います。破格なサラリーと過去の栄光や変なプライドなんぞ捨てなければなりません。アロンソはやらないだろうし、ハミルトンやベッテルではあり得ないでしょうね(ベッテルのトロ・ロッソ戻りはかすかにありそうな)また「客引き」という面においても、トップ2人よりよっぽど世界的に強い気がします。
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ジョビナッツィもフェラーリ塾を経て、2017年にスポット参戦は経験しますが、参戦2戦で完走1回。第2戦中国GPでは「トラックで最も注目される所でド派手なドッカン」をかまして今に至ります。スポーツカー大国を代表する久々のイタリア人ドライバーです。塾生には最上級クラスに進級した者もいれば、過去にすごい成績を残した二世がいたりします。ボッタスじゃないけど、当然ながら比較対象になると思うので「巨匠のいる間」に腕を磨いて成就して欲しいですね。マシンはなかなかな変わりモノだけど、そこそこ走ってくれるでしょう。

「先生、マックス君がガレージで大食缶をひっくり返してしまいました」
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「んーまぁ」
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おっちゃん、給食センターの人ちゃうネン。。

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年明け早々にインフルエンザに見舞われて、自己管理の甘さを晒したmiyabikun。F1観戦500戦練磨も「病」には勝てませんでした。日曜夜38.5℃まで上がった熱も35℃台まで落ち、今は5日間飲み切りの薬で毎時1回やってくる「味付きの咳」併せてガラッガラなハスキーボイスと格闘しております。重要な会議がいくつか予定されていて、休んでいるのが申し訳ないと思いつつ、これらを完治させないと周りの方に不快感を与えてしまいますもんね!こんな時は頭を使わずコレを飲んで早く元気になるぞ、と今回選んだのはエスエス製薬「エスカップ」のCMです。

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お、これはmiyabikunお気に入りのホーンウィングじゃないか!と思ったのも束の間、車体はノーズが細くギンギラギンのやつ、ということは大好きなマクラーレンMP4-20ではなく翌2006年「ダダ滑り」のMP4-21の方です。このマシンも確かにカッコいいんですが、戦績を比べちゃうと「見掛け倒し感」が半端じゃなかったですよね。だって勝てないし遅いし壊れるし途中で誰かは辞めちゃうし、、駄作だったなぁ。やっぱりね、3.0ℓV10から2.4ℓV8へのシフトにちゃんと合わせ込めなかったのがイタかった。
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CM自体はカッコよく仕上がっています。カメラでは追い切れないくらいコーナーを俊敏に通過するマシン
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ちょっと頼り無さを感じ始めたミシュランタイヤ(笑)
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気合い充分の若かりしライコネン
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さあ召し上がれ!とピットで戦う者たちに差し出されたキンキンに冷えたエスカップ
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なかなか言うことを聞いてくれなさそうな対極な2人がそれも向かい合って、たぶん言われた通りに一気飲み(笑)
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いってらっしゃいライコネン!なぜだかモントーヤよりライコネンのカットの方が多い。モータースポーツ全般が好きな方からしたら、モントーヤはF1以前から有名ですが、この頃あたりは「見た目重視なミーハーなファン」も微かにいました。その目線からいくと、確かにライコネンの方が注目はしてくれそうですね。キミ様が飲むなら私も私も〜!となるかな(笑)miyabikunはこの手の栄養ドリンクはあまり効かないので、タウリンを鼻血が出るくらいもっとドバドバに入れてくれなきゃギンギンにはならなそう。
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ちなみにmiyabikunがたまーに飲むのは今回のCMの会社ではない「チオビタ・アイビタス」というもので、目の奥が痛くなった時に世話になっています。エスカップは数回しか飲んだことがないけど、今飲んでる薬と飲み合わせ悪くなければ、久々に飲んでみようかな。味付きの咳、治るかもしれん?!
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最近は「CMと名車」がルーティン化してしまって申し訳ないです。勘のいい方は「次はどうせアレが来るんでしょう?!」と悟られてしまいそう。今年は何だか年明けから頭がダラけてしまっています。シーズンオフの弱気発言をお許し下さいませ。ネタ選びは決して手は抜いていませんよ!ちゃんとそれなりに「順番や意味」も持たせているし、なによりF1愛は変わりません!だから仕事もそのくらい一生懸命にやれ!と自分自身を叱咤(笑)

https://youtu.be/8MhvMtmwF68

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ペーター・ザウバーは存命ながら当人はおらず、チームとシャシーに名だけが残り、今や古豪の領域に入りつつあります。中団から下位を行ったり来たりするチームは近年フェラーリ色が一層強く、この名前が今後いつまで継承されるのかも非常に興味がありますね。(2019年2月1日に「アルファロメオ・レーシング」へ改称することを発表。ザウバーの名は消滅しました)
来シーズンはチャンピオン経験者のライコネンを迎え入れ、さらなる飛躍が期待されます。F1現役最高齢、最多出場のライコネンのキャリアスタート、共に才能を開花させたのもここザウバーからでした。今回はそのデビューマシン、2001年型C20を取り上げてみます。
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《設計》
(セルジオ・リンランド)
レオ・レス
ステファン・テイラー
ウィリー・ランプ

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《外見》
当時のチーム名は「レッドブル・ザウバー・ペトロナス」でした。今のレッブルグループと同様にノーズコーンの着色が施され、色はクレディスイスっぽい白へ。サイドポンツーンにはペトロナスの可愛らしいフォント。更にはエンジンはフェラーリという、今のライバルトップチームによる合作みたいになっています。ザウバーは元々メルセデスというバックボーンをもってF1参戦していますから、ありとあらゆる策を講じてF1で生き延びていることになります。プライベーターとして賢いやり方です。
優勝やポールポジションもないこのマシンでも、ある革新的なアイデアが盛り込まれています。フロントサスペンションの「ツインキール」化です。
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90年代中盤からシフトしたハイノーズマシンにおいて、ノーズ下の空間をいかに有効活用してダウンフォースを得るかが課題でした。一般的にはノーズ下にロワアームを接続させるコブ(キール)で支持しますが、そうなると空力的に邪魔となります。そこでリンランドはそのコブを二又に独立させて左右のロワアームに繋げてより効率的な下部気流となるようにしました。以降このマシンを模倣するチームが多く出現し、05年マクラーレンMP4-20が「ゼロキール」を導入するまでトレンドとなりました。このC20といいMP4-20といい、たまたまだと思いますがライコネンは「サスペンションの先駆けマシン」のどちらもドライブしていることになります。そんな工夫を施したリンランド当人は実はマシンは作るも開幕直前にフェルスタッペンらが所属するアロウズに移籍したため、まさにチーム成績上昇のための「置き土産」をする形となりました。
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その他、フロントウィングやノーズへのステーもサーキット特性に合わせた形で様々なバージョンを用意。また前作C19と比較して低重心化と35kgの軽量化も図られており、一年落ちとはいえチャンピオンマシンに搭載されたエンジンは若手ドライバー2人の台頭をさらに助けています。

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《シャシー》
全長:4,450mm
全幅:1,600mm
全高:950mm
最低車体重量: − kg
燃料タンク容量:− ℓ
クラッチ: −
ブレーキキャリパー:ブレンボ
ブレーキディスク・パッド:ブレンボ
ホイール:BBS
サスペンション:フロント プッシュロッド
                                 リヤ    プッシュロッド
タイヤ:ブリヂストン

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《エンジン》
ペトロナス01A
(フェラーリTipo049)2000年型の一年落ち
V型10気筒・バンク角90度
排気量:2,997cc(推定)
最高回転数: - rpm(非公開)
最大馬力:770馬力(推定)
スパークプラグ:チャンピオン
燃料・潤滑油:ペトロナス

エンジンは前年00年にM・シューマッハがハッキネン打破に成功したフェラーリF1-2000に搭載された「Tipo049」をペトロナスのバッジネームで使用していました。パワーは折り紙つき。

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《ドライバー》
No.16 ニック・ハイドフェルド(全戦)
No.17 キミ・ライコネン(全戦)

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《戦績》
22ポイント コンストラクター4位
(3位1回、4位3回、5位1回、6位6回ほか)
ポールポジション0回

ドライバーは一新し、プロストからデビューしてこの年からザウバーに移籍してきた2年目のハイドフェルド23歳。そして下位の下位カテゴリーとなるフォーミュラ・ルノーでたったの23戦しか出走していないライコネン21歳による若手コンビに変更して挑みました。ハイドフェルドもライコネンも今まで経緯については何回か取り上げてきましたし、わざわざ取り上げるまでもなく有名な話かと思いますが、ハイドフェルドはドイツを代表するメルセデス育成選手の一人としてマクラーレンのテストドライバーを経験するなどポストM・シューマッハと期待された若手。逆にライコネンは「どこの馬の骨かわからぬ」状態でスーパーライセンス発給についても「とりあえず4レースまでの条件付き」という仮免許状態と、今ではあり得ないスタートを切っています。
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怪しい面持ちで蓋を開けてみれば、開幕戦オーストラリアGPではハイドフェルドが予選10番手から決勝4位入賞、ライコネンは13番手スタートから6位入賞と予想を覆す結果で始まります。以降ハイドフェルドは第3戦ブラジルGPで自身初の3位表彰台を獲得して、プロストでの1年目を払拭する結果を残し、株を一気に上げています。ライコネンは表彰台こそないものの、最高位4位を2回、計4回の入賞を記録し、堂々とスーパーライセンスの発給にこぎつけています。
結果的にハイドフェルドは12ポイントを獲得してランキング8位、ライコネンは9ポイントでランキング10位となり、フェラーリ、マクラーレン、ウィリアムズに続くコンストラクターズ4位に浮上するという飛躍的なシーズンを迎えることとなりました。この順位は現在までのザウバー参戦23年(BMWザウバー時代を除く)の歴代最高位となっています。
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マクラーレン(メルセデス)のチャンピオンであるハッキネンがいよいよ休養、そうなれば表彰台を獲得し、さらにはテストドライバーであったハイドフェルドの出番か!?と思いきや、マクラーレンがハッキネンの後任に選んだのは同郷のライコネンの方でした。ライコネンはマクラーレンのドライバー初戦の02年開幕戦で早速3位表彰台、キャリア3年目の03年マレーシアGPで初優勝と出世街道まっしぐら。方やハイドフェルドは03年までザウバーに居座る形からジョーダン、ウィリアムズ、また(BMW)ザウバーとチームを転々。速さと安定した完走率は確保するも優勝はなく、11年にルノーを途中離脱する形でF1を去っています。キャリアも歳も浅い「2つの才能」はこのマシン以降、全く違う方向へ進むこととなりました。
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ライコネンは老いた今でもF1界を代表する人気ドライバーとして居続けています。半ば「賭け」だったかもしれませんが、当時のマクラーレンとメルセデスは先見の明があったのかもしれません。

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