F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:モントリオール

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「よーし、みんなで撮ろう!」
アロンソがカナダGPで出走300戦目となります。現役では最多、歴代で4位となります。今まで予選不通過は無く、このまま途中離脱が無ければ少なくとも今シーズン中にバリチェロに次ぐ単独2位に到達します。すごいですね。近年は1シーズンのレース数も増えて、この記録更新が立て続いています。スタンドからも多く祝福を受けています。そのナンバー書体は、、暗黒時代のやつですな(笑)
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決勝観戦は皆さんどうされましたか?!miyabikunは起きていました。それがレース後半でたたってしまうわけですが。。

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荒れるスタートはごく一部のドライバーを除いて比較的平和でしたね。ハイパーソフトを履く3番手スタートのフェルスタッペンの蹴り出しがよく、想定内のボッタス狩りに果敢に挑んでいます。
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ここの1,2コーナーは特にスタート直後のライン採りが難しいと思います。1コーナーでインを取ると2コーナーでアウトラインとなりはじき出されるし、アウトで入ると2コーナーで閉められて行き場がなくなる。今回のフェルスタッペンは前者でした。フェルスタッペンが頑張れば当然リカルドも頑張る。こちらもお決まりとなっている「おっちゃん狩り」に成功して5位に浮上しています。

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中団では青いマシンが白いマシンに圧縮されて火花を散らしてスクラップにされています。
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地元の期待ストロールがフレンズちゃんが見守る中、派手にアピールか。
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ただ被害者の青い牛はタダでは逃さぬ。しっかり若造の脇腹を頭突きして捕まえる。
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ハートレイはまたまたツイていませんね。ハートレイカメラはあらぬ角度の様を捉えています。怖かったろうなぁ。頭突きされた方もした方も無事で何より。セーフティカー入れてトラックを綺麗にしてもらいましょう。

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4周目に再スタートすると1コーナーでペレスがサインツに追い出されています。せっかく予選で復調をみせたのにもったいない。こうなるとフォース・インディアはオコン1人で黄色いルノーを相手しなければなりません。オコンもスタートで順位上げに成功していますから、しのぎたいですよね。
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そのオコンは猛追を一度仕切り直すべく最初で最期と思われるピットでスーパーソフトタイヤへのチェンジでリヤジャッキがもたつき4.8秒もかかるロス。
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その直後ヒュルケンベルグに続いて先程ペレスを闇に葬ったサインツとも3.8秒でそつなく終えて難無くオコンをやり過ごしています。たった1秒の差、1周の違いで状況が急変します。オコンよ、君のスタートは良かった。予選も久々に輝いていた。悪いのはリヤジャッキだ、マグヌッセンでもないぞ。
15周目までの上位勢順位変動はトップ4人に変化は無し、ライコネンとリカルドが入れ替わり、のみ。
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ベッテル一人逃げでラチがあかない。タイヤに難がアリアリのウルトラハミルトンはハイパーフェルスタッペンに合わせて17周目に駆け込み寺へ。翌18周目にリカルドがそれならばと2.5秒でことを済ませ追従していきます。
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合流すればシレッとオーバーカット完成。ハミルトンはいいところを全く見いだせていません。まだボッタスは珍しく前を走れているし、お馴染みのファステストラップは以ての外、完全にタイヤに翻弄されている。
伸び伸びベッテルは38周目までウルトラソフトで存分に堪能しながらファステストラップを連発し、レッドブル時代を彷彿とさせるポール逃げ進行中。

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三百戦練磨(うち1年留年と何回かサボり歴あり)のアロンソ氏は後進の育成を終え、43周でお宿に帰宅。

と、ここら辺まではちゃんと頭を使って観られていました。アロンソ氏が無事に帰還されて安心してしまったのか、それから先は無睡眠のツケが回って、目が棒になっていたと思います。大なり小なり口も開いていたことでしょう。観てはいたけど、聞こえてもいたけど、ほとんど印象に残っていません。。オコンがマグヌッセンを押し出した?ハミルトンがいよいよリカルドに反撃開始か?今回はありのままの状態を観戦記として記し、あとでちゃんと観返します。
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最後我に返ったのがテキトーなチェッカーフラッグ
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「ねーぇ、こうやってやればさぁ、文句なあい?」

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《決勝結果》
   1 ベッテル               (フェラーリ・F)
   2 ボッタス              (メルセデス・M)
   3 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)

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《ドライバーズランキング》
   1 ベッテル     (フェラーリ・F)      121
   2 ハミルトン (メルセデス・M)     120
   3 ボッタス    (メルセデス・M)       86
   4 リカルド    (レッドブル・TAG)   84
   5 ライコネン (フェラーリ・F)       68

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《第7戦カナダGPのポイント》
・何だかんだで上位3人は予選から変化無し
・ハイパーソフトはクタクタに使おう
・魂が抜けたハミルトンとmiyabikun
・青の牛もいざとなれば獲物は逃がさない

後半はいつも以上にグダグダでした。目と耳は生きていたものの、頭がフリーズしてしまいました。もうちゃんと起動させます。モントリオールのコース図修正掲載と、久々ポールリカールのフランスGPは頑張ります!

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セントローレンス川ってなかなかな激流ですね。急流の多い日本ですら海に近い都市部ではここまで渦を巻くことはないのに。オーストラリアのメルボルンと同様に、カナダの大都市モントリオールのど真ん中にあるジル・ヴィルヌーブサーキットです。
フリー走行はモナコに続いて今回フェルスタッペンがマックスっぷりを披露しています。モナコの勝利と引き換えにパワーユニット交換を強いられたリカルドの分もマックスパワーでいかなきゃですね。

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Q1開始わずか17秒でハースの今回のイベント開始です。今回はまるで二酸化炭素消火器のような白煙をグロージャンが吐いています。一昔前まではこういうのよく見られたのですが最近はめっきり減りましたよね。それもこれも厳しい厳しいレギュレーションが、いや信頼性が向上した賜物ですね。フェラーリの始動時の白煙も話題になりましたが、グロージャンのはアウトなやつでした。ということでビリ決定、早くも予想外す。。
カナダでもこれは見られる。
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エリクソは派手にいってますね。モナコの火花は「攻めてるなぁ」と評価したいけど、ココのはコースアウトしているからウォールに当たっているのでダメなやつです。こちらがQ1の結果。ビリを早々に外しましたが、チーム感は何となく予想に近い。今回はハートレイの方ではなくガスリーでした。ルクレールは頑張っています。
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Q2はメルセデス2台とフェラーリ2台が2番目に硬いウルトラソフトタイヤでアタックしています。好調レッドブル2台は予想通りのハイパーソフトで戦略差、マシン特性差が表れています。1本目終了時はこうなりました。
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おお、多少差はありつつも予想と遠からず。元気なフェルスタッペンが昨年のポールレコードを上回るトップタイムではありますが、ハイパーソフトで方やウルトラソフト勢と比較しても大きな差にはなっていません。本当であればボッタスをもっと引き離せる差になるはず。となると、メルセデスやフェラーリはハイパーソフトのフルアタックをしたらこの程度ではないということか。
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一応ウルトラソフト4台は2本目でハイパーを履いて腕慣らし。ベッテルは思い切り「2本目に賭ける」連中に引っかかっています。見た目はセーフティカーランみたいですね。Q2ではマクラーレンとルクレール、ハートレイがアウトでした。ほらね、今回はマグは11位止まりなんだって。アロンソは13位がお決まりだったはずですが。
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Q3に入るといよいよベッテルが1分10秒台に入れてきました。DRS区間も増えたことだし、速いですね。先程火花を散らす「悪い見本」を提示しましたが、リカルドのお手本はこう。
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2箇所とも危なげなくしっかりウォールまでクリアランスが確保できています。さすがグリップしていますね。1m弱離れが取れています。1本目の結果は
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ベッテル、ボッタスまでが1分10秒台。まだフォース・インディアがノータイムではありますが、今回雰囲気だけは予想に近いぞ!いい感じだ。大得意ハミルトンがおとなし目です。コースオフやタイヤスモークを上げる様子から、マシンが決まらず今回も捨て予選となりそうでしょうか。
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2本目でフェルスタッペンも会心の1分10秒台の走りを見せますが、ベッテルが一枚上手でした。1本目からさらに0.012秒刻んでお得意の「人差し指」
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《予選結果》
   1 ベッテル   (フェラーリ・F)     1分10秒764
   2 ボッタス   (メルセデス・M)    1分10秒857
   3 フェルスタ(レッドブル・TAG)1分10秒937

《予想との答え合わせ》
3番手フェルスタッペン、5番手ライコネン、6番手リカルド、7番手ヒュルケンベルグ、11番手マグヌッセン、15番手バンドーンで6人正解しました。最近のmiyabikunの中ではなかなか優秀。今回は大外しもしていないので満足です。ハミルトンは来ると思ったのに、そこを当てなきゃ、本当はダメですね(笑)

《ポールのベッテルQ3との差》 
   メルセデス(ボッタス)が0.1秒落ち
   レッドブル(フェルスタッペン)は0.2秒落ち
   フェラーリ(ライコネン)が0.3秒落ち
   ルノー(ヒュルケンベルグ)は1.2秒落ち
   フォース・インディア(オコン)が1.3秒落ち
   ハース(マグヌッセン)は1.9秒落ち
   トロ・ロッソ(ハートレイ)も1.9秒落ち
   ザウバー(ルクレール)も1.9秒落ち
   マクラーレン(アロンソ)が2.1秒落ち
   ウィリアムズ(ストロール)は2.8秒落ち

相変わらずトップ3とそれ以下の差が大きい。そして日に日にストロールズが手の施しようが無い開きとなっていく。メルセデスエンジン搭載で本来ならフォース・インディアのようにルノーエンジン勢に負けてはならないGPの一つなのですが。

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《決勝の表彰台予想!》
   1 ベッテル              (フェラーリ・F)
   2 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)
   3 ボッタス              (メルセデス・M)

今回はベッテルデーにしましょう。これ以上離されたら前半戦で「終了」してしまいそうだし、珍しく怯む鬼の居ぬ間に勝っておこう。フェルスタッペンはお利口さんできたら、2位もしくは優勝も大いにあると思います。タイヤ戦略差がどう出るか見ものですね。
予選は仮眠が過ぎて1時間遅れで観戦しました。決勝はどうしようかな。仮眠して入るか、新たなネタを進めつつ起きてるか。

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前回のモナコで念願の優勝を遂げたリカルドはこのカナダで早くもパワーユニット交換ペナルティを受けて決勝グリッド降格が決まっています。仕方ないけどゲンナリしてしまうレギュレーション。皆同じ土俵でやっていますから受け入れなければなりませんね。ドライバーの腕や運のみならずマシンやレギュレーションに大いに縛られて行われる現代のF1です。
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《カナダGPの基本情報》
   ジル・ヴィルヌーブサーキット
      全長:4.361km×70周=計305.270km
      コーナー数:14箇所
      高低差       :5.3m
      DRS区間数:3箇所

《カナダGPの個人的印象》
   ・スタート直後1、2コーナーは誰かがはみ出す
   ・燃費やブレーキに厳しいストップ&ゴー
   ・ガードレールが近く、度胸と正確さが要る
   ・日本からの観戦も厳しく、忍耐と覚悟が要る

ここで予めお詫びをしなければなりません。いつも冒頭に記載するコース図は昨年までのものを取り急ぎ採用しており、今シーズンのものと違いがあります。オーストラリアGPと同様にこのカナダでもDRS区間を急遽2箇所から 3箇所に増やしています。5コーナーの先で検知し、7コーナーから8コーナーの区間で使用可能となります(諸事情によりそれを当時できていませんでしたが、後日修正アップ済)燃費にキツく、リフトアンドコースト不可欠なサーキットですから、のらりくらりとやっていると後車にDRSを使われてしまうので注意が必要です。
カナダはモナコと同様にセーフティカーが大忙しなGPです。ランオフエリアは狭く、コースアウト=クラッシュ(またはショートカット)が付き物。ピットインタイミングもその予測不可能な読みをしつつタイヤと燃費をケアしていく必要があります。独占が続く中、荒れて番狂わせ、初優勝がポッと出ないか期待しています。行きはクネクネでペダルやステアリング操作が忙しく、帰りはベタ踏み。こちらも様々な要素を兼ね備えた綺麗な公園の中にあるサーキットです。

《過去5年のポールポジション》
   2017年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分11秒459
   2016年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分12秒812
   2015年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分14秒393
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)   
               1分14秒874
   2013年 ベッテル   (レッドブル)
               1分25秒425

《ポールポジションファステストタイム》
   2017年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分11秒459(一周4.361km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
   6回 ハミルトン(2007,08,10,12,15★,16,17★)
   3回 ベッテル    (2011★,12★,13★)
   1回 アロンソ    (2006★)

《過去5年の優勝者》
   2017年 ハミルトン(メルセデス)
   2016年 ハミルトン(メルセデス)
   2015年 ハミルトン(メルセデス)
   2014年 リカルド   (レッドブル)
   2013年 ベッテル   (レッドブル)

《現役歴代優勝者 回数》
   6回 ハミルトン(2007,10,12,15★,16,17★)
   1回 ライコネン(2005)
          アロンソ   (2006★)
          ベッテル   (2013★)
          リカルド   (2014)

カナダはハミルトン。北米は自ら庭ごとくメルセデスが席巻しています。さすがのベッテルでもアロンソもこの有様で、ライコネンに至っては優勝はぶっ飛び年で一度獲得するもののポールポジションすら許されていません。ビンビン元気なフェルスタッペンは落ち着きを得ないと研ぎ澄まされた栄冠はちと遠いか?!

《使用されるタイヤコンパウンド》
   ハイパーソフトタイヤ(HS)
   ウルトラソフトタイヤ(US)
   スーパーソフトタイヤ(SS)

モナコと同じオーダーです。気温が低ければよりメルセデスのやりたい放題、逆に高くなると紅や紫が優位になりそうです。ハイパーがハイパー早く朽ち果てて、各チームの魅力を存分に披露できる内容で進行してくれると夜更かしの甲斐もあります。どしゃ降り雨だけは勘弁してね!

《カナダGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.シロトキン           (ウィリアムズ)
 19.ストロール           (ウィリアムズ)
 18.エリクソン           (ザウバー)
 17.ハートレイ           (トロ・ロッソ)
 16.ルクレール           (ザウバー)
〜Q2〜
 15.バンドーン           (マクラーレン)
 14.ガスリー              (トロ・ロッソ)
 13.アロンソ              (マクラーレン)
 12.グロージャン       (ハース)
 11.マグヌッセン       (ハース)
〜Q3〜
 10.オコン                  (F・インディア)
   9.ペレス                  (F・インディア)
   8.サインツ              (ルノー)
   7.ヒュルケンベルグ(ルノー)
   6.リカルド              (レッドブル)
   5.ライコネン           (フェラーリ)
   4.ボッタス              (メルセデス)
   3.フェルスタッペン(レッドブル)
   2.ベッテル              (フェラーリ)
P.P.ハミルトン           (メルセデス)

悔しいけどポールはキングにしました。今までの今シーズンを見る限り、昨年のタイムを塗り替えてきています。1分10秒を切るラップが出たりして。
ちょこっとだけ良くなってきたパワーのフォース・インディアを上げてみました。ココはワークスルノーよりも暴れん坊ハースやとっ散らかりマクラーレンが食ってくるか。馬力アップを語るトロ・ロッソは様子をみてみましょう。
「ストロールズ」の地元ストロールはビリはお金で回避。フレンズちゃんに今回くらいは会わせてくれよ。おっちゃんそろそろ飢えてるの、頼んだよ!

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この企画で初めての「日本より東」の旅です。太平洋上に日付変更線があり、それを跨ぐと過去にタイムスリップします。だいぶ時間が経てどアメリカ大陸に到着する頃は出発の時とまた同じ日。得した気分と言っていいものかどうか。その時差がテレビ観戦となればかなりな負荷になるわけです。一度寝て起きて観戦か、寝ないで観戦か悩ましいですね。

カナダのジル・ヴィルヌーブサーキットは巨大都市のモントリオールにあります。よって航路も多いし、着陸してからのアクセスも良さそうです。オーストラリアと同様の都市公園内のクローズド市街地サーキットならではの好条件。では空港はどこになるのか
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これがモントリオール周辺の空港の位置関係です。3つの空港があります。地図のモントリオールの「モ」のあるセントローレンス川の中にサーキットがあるので、そうなると東西一つずつあるものが近そうです。1番近そうな東側に位置するのはモントリオール・サン・テュベール空港(YHU)
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こりゃ小さい。便数も1日8便で国内向けで非常少ないからダメです。そうなれば西側にあるこちら
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モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港(YUL)です。こちらはバンバン国際線の離発着があります。ターゲット空港はこちらで決定ですね。
このトルドー空港は競馬場の跡地を活用して1941年に「モントリオール・ドルバル国際空港」という名で開港しました。その後1976年のモントリオールオリンピックに先立ち、郊外(画像の最も左のピン)にモントリオール・ミラベル国際空港(YMX)を開港させて以降のハブ空港化を広大な敷地を活かして目論んでいましたが、結局都心に近いドルバル国際空港の方が需要が高く、2004年に空港名を「モントリオール・ピエール・エリオット・トルドー国際空港」と改称して現在に至ります。この名前は例のごとくモントリオール出身の元首相から命名。
トルドー空港へはこの6月2日に成田国際空港からエアカナダによる直行便が就航開始されたばかり。この企画には朗報、なんと運がいい!ということで直行便優先志向から今回は成田発に決定。

東京駅〜鉄道〜成田国際空港(NRT)
・成田エクスプレス    :79.2km  57分  3,020円
・京成スカイライナー:67.8km  56分  2,630円
東京駅〜バス〜成田国際空港(NRT)
・リムジンバス            :71.8km  87分  1,000円

久し振りの成田優先だし直行便で簡単に着きそうだから少し寄り道を。
前にも書いた「成田まで鉄道でJRか京成か」皆さんならどちらを選びますか?!線形はこんな感じ。
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距離は京成が近く、速度が速いのは京成、所要時間が早いのも京成、運賃も京成が安くて有利。ただ東京駅起点とすると京成は京成上野で地上徒歩か日暮里の乗り換えが必要です。京成も以前はJRと同様に千葉の船橋や津田沼といった都市を経由していたため、あまり線形はよくありませんでした。2010年より千葉印旛地区を貫通し一直線に結ぶ「成田スカイアクセス」がようやく完成し、高速走行に特化した新型スカイライナー「AE型」を投入してJRに対抗しました。地図の紺色区間、日暮里〜成田空港は最速36分で走破します。
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一方で東京のみならず横浜や大宮、新宿といった拠点から乗り換えを一切必要としないのがJR成田エクスプレスのウリです。以前の国鉄時代に成田空港開港(当時は新東京国際空港)までに「成田新幹線」という東京駅の地下から千葉ニュータウン(今の成田スカイアクセスと重複)を経由する高速別線を計画していました。ただし用地取得が難航し、計画自体が消滅してしまいました。東京ディズニーランドや幕張新都心にアクセスしている京葉線はその用地の一部を転用して開業したものです。JRは速達性よりも私鉄にはない広域ネットワークとゆったりとしたシートなどで成田空港までの交通を担っています。とはいえ、遠回りしても京成ルートとは1分しか差がないのはすごい。
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両者は成田空港直前から第三セクターとなる成田高速鉄道に乗り入れし、ライバル同士仲のいい良く並走する姿を見ることができます。忠実で厳格な赤、シャープで挑戦的な紺、まるでどこかの誰か達みたい。さあどちらにしましょう?

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成田国際空港(NRT)〜ピエール・エリオット・トルドー国際空港(YUL)
・エアカナダ:約10,400km 約12時間

成田エクスプレスよりだいぶ寄り道してしまいましたが、旅に戻りましょう。空港からサーキットを目指します。
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空港から市街地へはSTM社が運営する747系統のバスでベリ・UQAMに向かい、そこからは地下鉄4号線イエローラインに乗車、1駅目のジャン・ドラピュー駅で降りればサーキットのお隣サンテレーヌ島に到達します。
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なるほど、地下鉄だから下矢印なのね。単刀直入だ。カナダはフランス語圏内でもあります。地下鉄はパリの技術をそのまま採用しているようです。

ピエール・エリオット・トルドー国際空港〜サーキット
・バス〜地下鉄〜徒歩:約25km 1時間10分

東京駅〜成田空港〜トルドー空港〜サーキット
● 鉄道〜飛行機〜バス〜地下鉄〜徒歩:約14時間10分
(チェックインや乗り換え時間を除く)

今回は簡単でしたね。冒頭で話したように市街地にあるサーキットはアクセスがいいのが利点です。この先まだだいぶレースは残っていますが、ここまで楽ちんできるのはシンガポールくらいでしょうか。モンツァもまあまあ楽だと記憶しています。
このネタやってると地図マニアだか航空マニアだか鉄道マニアだかわからなくなりますが、一応F1ブログです(笑)

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新宿のバス停でマッサ発見!どこかで見たことあると思いきや、こんなのでアルバイトしているのか。この人が何者か知るのは、新宿とはいえ果たして何千人いるだろうか。

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一旦ヨーロッパを離れてカナダですね。何で毎回このタイミングにカナダをもってきちゃうのかなぁ。シーズン後半にもっていくと、冬で寒過ぎるからかな?!アメリカ大陸系はナイトレースを検討してほしいと極東のmiyabikunは思います。このブログを読める方なら大抵は思うことでしょう。だって、辛いんだもん。。

《カナダGPの基本情報》
   ジル・ヴィルヌーブサーキット
   全長:4.361km×70周=計305.270km

《カナダGPの個人的印象》
   ・ガードレールが近く、度胸と正確さが要る
   ・スタート直後1、2コーナーは誰かがはみ出す
   ・燃費やブレーキに厳しいストップ&ゴー
   ・日本からの観戦も厳しく、度胸と覚悟が要る

《過去5年のポールポジション》
   2016年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分12秒812
   2015年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分14秒393
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)   
               1分14秒874
   2013年 ベッテル   (レッドブル)
               1分25秒425
   2012年 ベッテル   (レッドブル)
               1分13秒784

《ポールポジションファステストタイム》
   2002年 R・シューマッハ(ウィリアムズ) 
               1分12秒275(一周4.361km)

《過去5年の優勝者》
   2016年 ハミルトン(メルセデス)
   2015年 ハミルトン(メルセデス)
   2014年 リカルド   (レッドブル)
   2013年 ベッテル   (レッドブル)
   2012年 ハミルトン(メルセデス)

《現役歴代優勝者 回数》
  (★はその年のチャンピオン)
   5回 ハミルトン(2007,10,12,15★,16)
   1回 ライコネン(2005)
          アロンソ   (2006★)
          ベッテル   (2013★)
          リカルド   (2014)

《カナダGPで使用されるタイヤコンパウンド》
   ウルトラソフトタイヤ
   スーパーソフトタイヤ
   ソフトタイヤ

マクラーレン2台がウルトラソフトタイヤを目一杯の10セット持ち込んでいます。タイヤもさることながら、エンジンも10基くらい持ち込めると安心ですね!

《カナダGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.エリクソン          (ザウバー)
 19.バンドーン          (マクラーレン)
 18.パーマー              (ルノー)
 17.ウェーレイン       (ザウバー)
 16.ストロール          (ウィリアムズ)
〜Q2〜
 15.マグヌッセン       (ハース)
 14.クビアト              (トロ・ロッソ)
 13.アロンソ              (マクラーレン)
 12.サインツ              (トロ・ロッソ)
 11.グロージャン       (ハース)
〜Q3〜
 10.オコン                  (F・インディア)
   9.ペレス                  (F・インディア)
   8.マッサ                  (ウィリアムズ)
   7.リカルド               (レッドブル)
   6.フェルスタッペン(レッドブル)
   5.ヒュルケンベルグ(ルノー)
   4.ライコネン           (フェラーリ)
   3.ベッテル              (フェラーリ)
   2.ボッタス              (メルセデス)
P.P.ハミルトン           (メルセデス)

カナダの面白いところは、モナコに似たエスケープゾーンが狭いコース幅でも、予選結果に必ずしも依存していないところ。もちろんポールポジションであることが有利ではありますが、クドいですが「何か」が起きます。大体誰かが「バラバラ」になります。それでいてロングストレートあり、ブレーキやタイヤに高負荷がかかり、極悪燃費の曲者だからいいんです!
フリー走行2回目ではモナコに続いてフェラーリのライコネンがトップタイムです。しかし長い直線にコーナー出口の立ち上がりなど、このあたりからメルセデスに比べるとフェラーリは少し劣勢な気がします。それにも増してハミルトンが大得意なサーキットの一つです。黙っていたらメルセデスが確実に逃げます。既に暗黙のチームオーダーが発令されたっぽいし、パワーユニット交換の心配はさておき、いつだかのようにピットのタイミングや戦略でしくじることなく「いかにベッテル有利で走らせられるか」がメルセデス完全打破、フェラーリのチャンピオンへの鍵でしょうか。
今回はメルセデスエンジン勢を少しひいき目にしています。ここらでフォースも一気に解放してもらいましょう。フリー走行の位置も悪くありませんよね。修行を終えたアロンソはどうでしょうか?!スピード勘が向上し過ぎて、また遅いだ戦えないだにならないといいのですが。。ジル・ヴィルヌーブには残念ながらバンクはありません。コーナーの直前ではしっかりブレーキをかけてステアリングを切る必要があり、普段よりダスティな路面と真っ向から向き合わなければなりませんね。

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