F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:モンツァ

image
近年のイタリアGPは予選でバタバタのごちゃごちゃになる割に、決勝は抜き難くなったこともあり、まあまあおとなし目な印象です。しかし今年は全く違いました。まさかこんなに荒れるとは。。初めはいつものようにこの観戦記も時系列で書き上げていたのですが、あれだけイベントがあるとダラダラな書きっぷりとなり、面白味が無くなってしまったので、一度全削除!全てを細かく振り返りませんが、ポイントを抽出して振り返ることとしました。

《モンツァでそれはダメよ。本当に無いよ》
レースを観た方なら、サブタイトルからして何を意味しているのか想像できると思います。相変わらず手堅いフロントロウを獲得したメルセデス2台でしたが、スタートダッシュが重要なモンツァにおいて、あの男がしでかしました。
image
ボッタス、まさかの出遅れ!3番手サインツに簡単に並ばれると、そこからノリスやペレス、リカルドにまで一気に抜かれる。
image
これじゃダメよ。本当に無いよ。ますます無いよ。でもそのおかげもあってお決まりの牙城が崩壊。その後のレース展開に面白みが増したという見方もできます。ボッタス、申し訳ない!でも、ありがとう(笑)

《止めたのも悪い。判断も遅い。慣れは恐ろし》
今回の荒れたイタリアGPの最大のきっかけとなったのは毎度お馴染みの「ハースのひとネタ」からでしたね。
image
モンツァ特有の「こう着状態」を迎え、そろそろタイヤ交換が始まるであろう20周目。ハースのマグヌッセンがゆるゆるとマシンを止める。もうピットレーンの分岐が始まっている地点なのに、そんな所で止めちゃうか?!ランオフエリアではあるものの、ココは浅い。しかしセーフティ発動とならず、しばし黄旗で様子見。
image
ハードタイヤでスタートしたアルファタウリのガスリーがタイヤ交換を終えた直後に結局セーフティカー発動。判断に時間がかかりましたね。もう少し判断が早くてもよかったんじゃないかなと思います。ガスリーは一人完全に勇み足みたいになってしまいました。セーフティカー発動となれば、当然このタイミングでハミルトンは意気揚々とピットへ。一見すると何の不思議もありません。想定の範囲内。
image
ところが、あれ?サインツ以下がついてこない。ハミルトン一人逃げか?!待ち構える各チームのピットクルーも唖然としています。
image
この後に「大どんでん返し」が待っているとは、この時誰も想像していませんでしたよね。
image
ピットレーンクローズド。入ればペナルティの対象です。多くのチームはこれを遵守してステイアウトしていたというわけ。メルセデスは絶妙なタイミングで来た指示に対応できず、セオリー通りのピットインをしてしまいました。慣例とは時として怖いものです。ただ我々一般人の日常にもあり得ることで「いつもの◯◯だろう」と思い込んだり決め付けたりして、物事をこなし、実は間違っていた。なんて事ありますよね。ハミルトンやメルセデスには珍しく、この一瞬の判断ミスが「大きな代償」となって返ってくることとなりました。

《赤旗中断中に考えるコト》
衝撃的なルクレールのクラッシュによって、近年珍しく赤旗中断がありました。そんな中、各ドライバーの見せる表情や行動もまた興味深いものでした。miyabikunお得意のイタズラ「独断と偏見」でそれらをデフォルメしてみたいと思います。
image
まずはピットレーンでみせた巧みな業に対して、予想通りイチャモンを付けられた彼。いささか不安そうに審議を待つ。
image
「やっぱアレやり過ぎかなぁ?ペナルティかなぁ」
日除けのパラソルを自ら持たされてまあ。スタッフよ、最年少とはいえ、若手有望株ドライバーの一人よ。せめてパラソルくらい持ってあげてくれよ!(笑)
image
続きましてセーフティカー発動前にピットを早々に終えてしまい、一応3位ではあるけど依然としてピットタイミングに半信半疑なこの方
image
「あれ、さすがに早過ぎたよね。でもさ、みんな1ストップだよね。粘ればイケるよね」
鋭い眼差しは徐々に獲物を狙う狩人の目になっています。あとはチームと自分自身を信じて、やるしかない!信じる者は救われる。
image
次も4年目とはいえまだまだ若手っちゃ若手。一応表彰台経験もあるちゃまは一人タイヤ交換を終えていません。
image
「このレース、終わったよ。。どうせこの後崖下まで落とされちゃうんだから。。」
落胆するにはまだ早い!あなたにはなく子も黙るエンジンとシャシーがついている!自立せよ。
最後は大ベテラン、勇み足によってペナルティ必至の状態のキングの行動とは?!
image
「オレ、ちょっくら言ってくるわ。だって見てねーし」
image
「ねぇちょっと!手荒な真似は止めてよね?!」
今まで絶妙なタイミングで戦火を逃れてきたハミルトンではありますが、今回はいつものようにはいきませんでした。予選も完璧、スタートダッシュも文句無い中でのこの裁定にはふに落ちなかったでしょう。まあまあ、貯金はありますから。
※以上、ふざけてしまいましたが、あくまでジョークですので、クレームは受け付けません(笑)

《今シーズン最大のチャンス到来!》
image
ペナルティの消化により後退したハミルトンによって、トップは何とアルファタウリのガスリーに替わりました。20周目の黄旗時点で早々にピットに入り、完全に不利だと思われたガスリーがトップに立つなど、誰もが予想をしていなかったことでしょう。勝てばチームとしては2008年のベッテル先輩以来の快挙だし、ガスリー自身は念願の初優勝となります。
image
しかしそれに待ったをかけるべく、予選から好調をみせていたサインツがひたひたと迫る。ハミルトンが後退を強いられたレース、あの昨年のブラジルGPでも表彰台争いをした2人です。サインツが勝てばこちらも初優勝。
image
前回の初表彰台は悔しい思いをしました。速さならこちらが上。今回はちゃんと表彰台に、それもテッペン獲ってやる!そんな意気込みをひしひしと感じました。どうしても普段はメルセデスやフェルスタッペンの迫力に隠れがち。でもチャンスさえ巡ってくれば、彼ら若手でも充分にレースを楽しませてくれます。年に数回、その機会が少しずつでも増えてくれるといいですね!

image
《決勝結果》
 1 ガスリー (アルファタウリ・H)
 2 サインツ (マクラーレン・R)
 3 ストロール(レーシングポイント・M)

メルセデスはおろかレッドブルもフェラーリもいない表彰台。とてもフレッシュな面々ですね!年に一回くらい、このような「当たりレース」がありますが、今シーズンはイタリアで起きました。こういうことは一回と言わず、何回あっても大歓迎です。アルファタウリは前身のトロ・ロッソ時代、2008年のベッテル以来の優勝でした。その後ベッテルはメキメキと頭角を示しました。ガスリーにもそのような運気が舞い込んでくるといいですね!チャンスは突如やってくる。
image

《ファステストラップ》
 ハミルトン (メルセデス・M) 1分22秒746
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ガスリー  (アルファタウリ・H)

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ  (マクラーレン・R)

とてもとても迷いました。優勝したガスリーはもちろんのこと、レースが荒れに荒れて何に重きを置くかによっていくらでも見方が変わります。こんな言い方をするとガスリーにもそのファンにも大変失礼ですが、ガスリーの優勝はいわば「タイミング、運」の要素がかなり強かった。ただちょうど2つに分かれたレースのどちらも優勝争いに絡み、大きなミスをしなかったのはマクラーレンであり、その中でもサインツは優勝に値する活躍がみられたとmiyabikunは思っています。先日のベルギーGPでは決勝レースでスタートすらできず「次なる転職先」の不振を目の当たりにしたサインツ。そのわずか一週間後に現所属のマクラーレンの方が予選も、また巡り合わせによっては表彰台や優勝の可能性も充分持ち合わせていると考えると、どうにかマクラーレン在籍中に勝たせてあげたいなという気持ちになってしまいました。大荒れレースはそうそうあるものではないけれど、今シーズンはまだ9戦も残っています。挫けずにゴーゴーサインツ!

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ボッタス  (メルセデス・M)

荒れて2つに分かれたレースにおいて、起爆剤となったハースのマグヌッセンはいつものことだし、特筆すべきでもないと思ったので、違うドライバーから選びました。フロントロウからズルズルと順位を落とし、再起もなく表彰台を簡単に逃すことになったボッタスでしょうか。だらしが無いですね。格下マクラーレンや兄弟車のレーシングポイントに簡単にやられてしまいました。パンクしているんじゃないかって?!していないよ、大丈夫。第2レースの最後尾ハミルトンは終盤にバカスカ抜いて入賞圏内に復帰していますが、ボッタスだったら果たしてどうだったでしょうか。

image
《第8戦イタリアGPのポイント》
 ・母国ならウチも。ガスリー初優勝おめでとう!
 ・初優勝までもうしばらく辛抱、サインツ
 ・キングは盤石からまさかの思わぬ落とし穴に
 ・ウィリアムズF1、ありがとう、お疲れ様!

image
早くも今週末は初開催のムジェロサーキットで行われます。こちらもイタリアを代表する高速サーキットです。フェラーリが勝たなくてもF1は充分に盛り上がりそう(笑)

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

image
イタリアGPを前にウィリアムズがアメリカの投資会社であるドリルトン・キャピタルに買収を発表。クレア・ウィリアムズ副代表はこのレースをもってレース帯同を終了することとなりました。しばらく「ウィリアムズ」の名は残るとのことですが、いつまで続くのかはわかりません。近年は金策に加えて、それに伴う成績不振と、かつての常勝チャンピオンチームと大きくかけ離れた状態が続き、参戦が苦しそうでしたよね。F1を長く観続けているファンからすれば、名門プライベーター消滅は非常に残念ではありますが、この決定をプラスに解釈するのたらば、創始者である代表フランクの存命の間に、チームの貰い手が決まったことがせめてもの救いなんじゃないかと思います。最近はラッセルの健闘により、予選でQ2に進出できるようになりました。クレアには是非最後のモンツァで「悔い無き完全燃焼」をしてもらえたらと思います。
またイタリアGPではもう一つ、予選専用のエンジンマッピング(俗に言う「パーティモード」)が禁止となりました。一般的にメルセデスパワーユニットが飛躍的な効果を見せつけていたやつではありますが、メルセデスによらず全チーム、全エンジンサプライヤーへの取り締まりとなります。嬉しいチームやサプライヤーもあれば、そのまた逆も然り。瞬発的に効率かつ高出力を与えてくれるものではあったものの、近年は特に「パワーユニットの基数制限」もありますから、その点でみてもエンジン(その先はチーム)にとって優しいメリットもあります。要は与えられたエンジンで与えられた時間でサーキットに合ったセッティングを決めて正々堂々と戦おう、という話。
モンツァの予選といえば、チームの垣根を越えた「スリップストリーム大作戦」がみられるのが、他のサーキットより顕著にみられますね。0.1秒でもライバルより速く走りたい、その気持ちや考えが強過ぎるあまり、毎年チーム間では「どちらが後ろを走る番だ」とか「自分より速いマシンの後方でタイムアタックしたい」といったいざこざが起きます。その結果、昨年は「出走順の椅子取りゲーム」によって、まともなタイムアタックができないという珍事、不祥事があったのを思い出しますね。Q1は今回もパワーに自信無さげなチームから連なる形でスタートしました。image
グレーにワインレッド、紅いところに加えて水色も出てきました。水色のところはぜひ頑張ってほしいチーム。
image
母国レースとなる紅いところ、そういえば昨年揉みくちゃからのポールシッターでしたね。どちらが先に前をやるの?揉めないで順番こで仲良くやってね。ひとまずルクレールが後ろを走り、1分20秒970と昨年の自身から1.663秒遅れた平凡タイム。しかし今年のモンツァは色んな面で規制が入ります。はみ出し上等できていた最終ターン11「パラボリカ」image
image
コースオフとみなされ、タイム取り消し!やり直し!今までなあなあでやってたこともあって、ココでタイム取り消しとなったドライバーが続出しましたね。フリー走行で慣れておけばいいのに。
image
2本目はまあ合格。ただしタイムは至って平凡。各車一通りタイムが出揃うと、こんな感じになります。
image
例の如くフェラーリ系が下位に沈む。やっぱりこんな感じになっちゃうのね。ベッテルはここでもこんな位置にいるのか。おっちゃんはギリ15番手で当落線上にいます。image
38歳の時にモンツァ最速で走ったんですよね。 現在は2年前の自分に1.9秒も負けている。image
最終アタックは、出た!今年も「椅子取りゲーム」のスタートか?image
タイム的に余裕なキングがわざわざ登場して牽引役を仰せつかるか?!混雑するし、後ろはついて来れないんだから出てこなくてもいいのに(笑)image
ルノーのオコンとライコネン。まるで決勝レースのようなバトルだ。image
近い!危ない!この距離なら確かに空気抵抗は無いけど、速度差でオカマほっちゃうよ?image
F1には「年功序列」や「先輩を敬う」という言葉はありません。図太いなオコン。image
ライコネン、諦める。疲れちゃった?!image
ぐちゃぐちゃで挑んだ結果、やはりあの接近し過ぎ戰ではいいタイムは出せず。何とかライコネンは残り、ベッテルは浮上できず。

image
Q2は最初からまとまって行くぞ!予選モード無しも何のその、異次元をいくメルセデスを頼りに皆が追従していく。
image
おっちゃんは揉め事嫌い!若いのを先にいかせて今回はゆっくり1人でいく。相方は既にいないしね、意外とこちらの方がいいタイムが出たりして。image
そうでもないか(笑)いや40歳よくやっていますよ。フェラーリ系では6人中3位の位置にいるんですから。速さだけは今でもピカイチ。
image
image
2本目も懲りない。今回はルノーがアタックの番を張る。image
ボッタスが地味に先輩のレコードを打ち破り、いよいよ1分18秒台へ。フェラーリ系3台はここまで。サインツが3番手はすごい!

image
Q3はボッタスが前。ハミルトンが後ろ。image
タイムはQ2より落ちましたが、セクター1が速いハミルトンが1本目に僅差で暫定ポールとなっています。
image
またアルボンがパラボリカではみ出ている。限界走行ゆえとはいえ、ちょっと多過ぎですよ!取り消し!
image
ハミルトンは2本目でもセクター1から最速を記録し、ダメ押しで1分18秒台に入れてくる。やっぱりメルセデス対決はハミルトンに軍配。
image

image
《予選結果》
 1 ハミルトン(メルセデス・M) 1分18秒887
 2 ボッタス (メルセデス・M) 1分18秒956
 3 サインツ (マクラーレン・R)1分19秒795

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのハミルトン、2番手ボッタス、7番手リカルド、10番手ガスリー、11番手クビアト、12番手オコン、13番手ルクレール、20番手ラティフィでしたので、結果は8人正解でした。フリー走行で好調だったレッドブルグループ、ホンダ勢は人数こそ3人がQ3に進出し、クビアトのみ惜しく11位となりました。しかしトップのフェルスタッペンがサインツとペレスに阻まれた5番手に終わりました。モンツァは決して抜き易いといえないサーキットですから、決勝はスタートダッシュに期待するしかありません。

image
《Q3トップのハミルトンと各チームの差》
    
メルセデス(ボッタス)は0.07秒落ち※
 マクラーレン(サインツ)が0.8秒落ち
 レーシングポイント(ペレス)も0.8秒落ち※
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.9秒落ち※
 ルノー(リカルド)が1.0秒落ち
 アルファタウリ(ガスリー)も1.0秒落ち※
 フェラーリ(ルクレール)が1.4秒落ち
 ハース(マグヌッセン)は2.0秒落ち※
 アルファロメオ(ライコネン)が2.0秒落ち
 ウィリアムズ(ラッセル)は2.7秒落ち
 ※最速タイムから算出

相変わらずメルセデスと2番手チームまでの差が大きいですね。見かけの順位とチーム単位の順に差があるもの、ハースとアルファロメオについては「正常なアタックラップ」にならなかったためでしょう。レーシングポイントの台頭はある程度予想範囲内にありましたが、レッドブル(フェルスタッペン)が少し置いていかれました。ルノーも見掛け倒し感があったかな。ウィリアムズは残念ながらビリのワンツーに戻ってしまいましたね。

image
《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 
 サインツ (マクラーレン・R)

前戦ベルギーGPはスタートできず、惜しい思いをしたサインツはフェルスタッペンやペレスを抑え、メルセデス2台の後ろとなる3番手を獲得しました。立派です!このようなドライバーが将来フェラーリをドライブするのに充分なガッツと速さがあります。チームはこのような速くて若い人材のキャリアをダメにしないチーム体制とマシン作りに励んでもらいたいと思うばかりです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 モンツァにおけるこの予選方式

トラックリミットに引っかかり、タイム取り消しになったドライバー以外は特別残念なものは見当たりませんでした(フェラーリ系云々は想像できた話だし)今回は少し変わり種の「運営側、チームの戦略やトラック送り出し」について苦言を呈したいと思います。
image
本線上での前後関係に関する揉め事のほか、ペレスはピットアウト出口の追い抜きについて不満を述べていましたね。ライバルの出庫の間合いを見計らう点についてはどのGPにも共通しているけど、やっぱりあのインラップでかたまり、前車に近過ぎる予選走行はいただけません。昨年のような「時間いっぱい」という無様な予選にならなかっただけマシですが、この状況が顕著なのがモンツァです。昔はチーム間だけのやりとりに留まっていたのに、いつの間にか他チームまでに関係が及んでいます。皆が速く走りたい、誰の後ろで走りたいという気持ちが強いのは当たり前。それ故の現象ですので、モンツァの特性自体がこの予選方式に適していないんだと思います。決勝レースさながら、オコンとライコネンの第1、第2シケインでも危ないものがありました。下手すると予選中のクラッシュも免れません。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン(メルセデス・M)
 2 ボッタス (メルセデス・M)
 3 サインツ (マクラーレン・R)

レッドブルやフェルスタッペンならびにホンダファンの方々には大変申し訳ないのですが、今回はサインツに是非表彰台を獲らせたい。無観客でもちゃんと登壇して祝福されてほしいというmiyabikun個人的な思いがあります。でもそうなるとチャンピオン争いの観点からはよくない結果になっちゃうんですよね。悩ましいなぁ。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

いよいよ来ました。F1屈指のパワーサーキット、モンツァです。同じパワーサーキットと呼ばれるシルバーストンやスパであれば、タイヤとの相性や天候、空力特性を味方にも言い訳にもできたかもしれませんが、ココは率直にパワーありき。引き続き「泣くチーム」がいくつかありそうですね。
image
《イタリアGPの基本情報》
 モンツァサーキット
  全長           :5.793km×53周=計307.029km
  開催回数 :70回目
  コーナー数:11箇所
  高低差       :12.8m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :ジョビナッツィ
        フェラーリ、アルファタウリ

《イタリアGP個人的印象》
 ・周りは緑、スタンドは真っ赤っか!
 ・昔よりはウィングがぺったんこでなくなった?
 ・ずっと直線か、ずっと右に曲がっているか
 ・伝統と速度はあるが、見どころは始めだけ?

普段であれば、モンツァのスタンドは有無を辞さず「真っ赤」に染まります。しかし今シーズンは残念ながらの無観客レースですね。今まで不作と呼ばれたシーズンでもココだけは底力を発揮してきたフェラーリ。最後の砦ともいえる「ファンからの後押し」が無い状態で、地元レースをどう耐え凌ぐのでしょうか。もしかしたら歴代最悪な予選決勝となることも覚悟しなければならないかもしれません。

《過去5年のポールポジション》
 2019年 ルクレール(フェラーリ)
    1分19秒307
 2018年 ライコネン(フェラーリ)
    1分19秒119
 2017年 ハミルトン(メルセデス)
    1分35秒554
 2016年 ハミルトン(メルセデス)
    1分21秒135
 2015年 ハミルトン(メルセデス)
    1分23秒397

《ポールポジションレコードタイム》
 2018年 ライコネン(フェラーリ)
    1分19秒119(一周5.793km

《現役ポールポジション獲得者と回数》
  (★はその年のチャンピオン)
 6回 ハミルトン(2009,12,14★,15★,16,17★)
 3回 ベッテル (2008,11★,13★)
 2回 ライコネン(2006,18)
 1回 ルクレール(2019)

ポールポジションについては近年2年はフェラーリが獲ってきました。モンツァは速度はめちゃ速でも、決勝レースは抜き辛いサーキットでもあります。予選は相当に重要!さすがにフェラーリの3年連続は考え難いけど、このレースから「予選モードのマッピング」が禁止となります。これを毎回強みとして兼ね備えていたメルセデス系は少し悩ましいところかもしれませんね。とはいっても、フェラーリの3年連続は考え難い。7回目のポール、いっちゃう?!

《過去5年の優勝者》
 2019年 ルクレール(フェラーリ)
 2018年 ハミルトン(メルセデス)
 2017年 ハミルトン(メルセデス)
 2016年 ロズベルグ(メルセデス)
 2015年 ハミルトン(メルセデス)

《現役歴代優勝者と回数》
 5回 ハミルトン(2012,14★,15★,17★,18★)
 3回 ベッテル (2008,11★,13★)
 1回 ルクレール(2019)

昨年ルクレールが勝ったことで完全に「フェラーリ内での優先権」を得た形となりました。ベッテルは悔しいけど、今年は目の前にファンはいないから、気楽に行こうぜ!予選もさることながら、決勝レースについても今時点でメルセデス以外にあまり思い当たりません。レーシングポイントとかスピードのルノーあたりが来てくれると面白くなるんだけどなぁ。黒のどちらかになるんだろうな。黒の黒の方か黒の白の方かと問われたら、黒の方が来そう。

《過去5年のファステストラップ獲得者》 
 2019年 ハミルトン(メルセデス)
 2018年 ハミルトン(メルセデス)
 2017年 リカルド (レッドブル)
 2016年 アロンソ (マクラーレン)
 2015年 ハミルトン(メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 6回 ハミルトン(2011,13,14★,15★,18★,19★)
 3回 ライコネン(2005,06,18)
 1回 リカルド (2017)

ファステストラップについてもハミルトンが昨年一つ追加して、6回となりました。モンツァに関わらず、どこでもハミルトンが頭一つ出ていますね。それだけどこでも速く、どこでも強く、そして賢く丁寧に積み重ねてきた証です。ファイナルラップの一発出しもゲンナリしちゃう獲り方だけど、使い古したタイヤでさっくり出されるのもがっかりビックリですよね。ヤツならやりかねね。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C4)
 黄:ミディアム(C3)
 白:ハード  (C2)

タイヤは昨年と同じC3を中心とした3種です。一応、スパよりモンツァは気温も路面も暑いです。予想は先日のスパとさほど遠からずか?!

《イタリアGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.ラティフィ   (ウィリアムズ)
 19.マグヌッセン  (ハース)
 18.ライコネン   (アルファロメオ)
 17.グロージャン  (ハース)
 16.ジョビナッツィ (アルファロメオ)
〜Q2〜
 15.ラッセル    (ウィリアムズ)
 14.ベッテル    (フェラーリ)
 13.ルクレール   (フェラーリ)
 12.オコン     (ルノー)
 11.クビアト    (アルファタウリ)
〜Q3〜
 10.ガスリー    (アルファタウリ)
   9.ストロール   (レーシングポイント)
   8.ペレス     (レーシングポイント)
   7.サインツ    (マクラーレン)
   6.リカルド    (ルノー)
   5.アルボン    (レッドブル)
   4.ノリス     (マクラーレン)
   3.フェルスタッペン(レッドブル)
   2.ボッタス    (メルセデス)
  P.P.ハミルトン   (メルセデス)

フロントロウ以下はなかなか接戦になりそうですね。素直に盤石なフェルスタッペンと言いたいところですが、ルノー勢、それもマクラーレンが乗れている感じ。無邪気なノリスがシレッと前に来ちゃうのが今年のマクラーレンです。そして、嬉しいことにフリー走行ながらホンダエンジンを積む4台もライバルと比べて上位に位置してきます。予選となればルノーのリカルドも黙っちゃいないだろうし、レーシングポイントもいます。そう考えると誰か一人はQ2止まりで涙を呑んでもらうしかない。最ベテランのクビアトに呑んでもらい、決勝で入賞圏内フィニッシュしてもらいましょう。
フェラーリ勢の筆頭、フェラーリはまたもQ2精一杯。残る2チーム4台はQ1のつば競り合いとなるでしょう。本当にツバの方を吐きかけてきそうなハースが来るのか、母国でもドンガラがっしゃんしちゃうのかアルファロメオ(ちなみにチームの母国はスイス)フリー走行で上位を占めたホンダ勢の4台揃った飛躍があるのか見ものです。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

「記録は塗り替えるためにある」
どんなジャンルにおいても、抜かれる側の者が決まって言うセリフです。もちろん歴史が長く続く以上、いつまでも昔の記録ばかりを追いかけるわけにはいきません。ことにF1はエンターテインメントだけではなく、四輪最高峰に位置する「スポーツ」です。日々進化や向上が求められます。今回はある者の偉大な記録に並んだ瞬間がみられた、今から20年前にあたる2000年第14戦イタリアGPを振り返ります。
F1において2000年と聞けば、どんな年だったか頭に浮かぶ方も多いと思います。このブログで取り扱うこと4回目です。この年はマクラーレンのハッキネンによるチャンピオン3連覇がかかったシーズンでした。ところが前年99年にコンストラクターズチャンピオンを獲得したフェラーリの勢いが止むことはなく、そう簡単にハッキネンに3連覇をもたらしてくれそうにありません。前戦ベルギーGPまでにランキングトップのハッキネンは4勝、9回の表彰台を獲得。対してフェラーリのM・シューマッハは5勝、8回の表彰台獲得と非常に熾烈な争いを繰り広げています。日本人ドライバーは残念ながらこの年から不在となりました。
image
この年からモンツァは第1シケインである「バリエンテ・レティフィーロ」を改良、右側に一つ折れる線形に変更になりました。全力スタートダッシュののちに待ち構えるこのシケインは昔も今もモンツァにおける限られたパッシングポイントでもあり、渋滞ポイント。

image
ベルギーGPでは雨上がりのケメルストレートで劇的逆転勝利をおさめたハッキネンでしたが、イタリアの予選となるとフェラーリ勢に圧倒されてなかなか前に出られません。フェラーリは改良したリヤウィングを搭載して見事フロントロウを獲得。
image
「おい、ウチにとっておきのモノは無いのか?!」
image
残念ながらありません。決勝は敵陣の地元で高く厚い壁がハッキネンの前に立ちはだかります。

image
《予選結果》
 1 M・シューマッハ(フェラーリ・F)
 2 R・バリチェロ (フェラーリ・F)
 3 M・ハッキネン (マクラーレン・M)
 ※タイヤはブリヂストンのワンメイク

image
スタートは3番手ハッキネンが絶好のスタートを決め、ひとまずバリチェロをかわして2位浮上。
image
新シケイン手前、中団で変な姿勢なのが一台。やはり混乱する。
image
土煙にタイヤスモーク、ショートカットはモンツァあるある
image
混乱はまだ続きます。第2シケイン「バリエンテ・ロッジア」で黄色いジョーダンからタイヤが吹き飛ぶ。
image
あーあ、ぐちゃぐちゃしている。
image
フェラーリ一台、そしてマクラーレンも一台土煙の中に。
image
「活きの良さそうなクロマグロ」の如く縦に一尾。アロウズのデ・ラ・ロサの模様。
image
冗談じゃない!とジョーダンから出走の地元トゥルーリも激おこ。ドライバーには怪我はありませんでしたが、不幸な事にコースマーシャル一人がマシンの破片によって命を落としています。
image
一気に6台が1周目の騒動で消えつつも、赤旗再スタートとはならず、セーフティカーで事を鎮める。

image
10周目、セーフティカーがこの次の周で退去するぞー
image
混乱を潜り抜け、珍しく3位まで浮上したBARのJ・ヴィルヌーブ。
image
右はベネトン、左はウィリアムズからデビューした20歳のバトンがコースアウトしながら猛スピードで追い抜いていく。まだ正式に再スタートしていないのにどういうこと?!
image
これは先頭のM・シューマッハが再スタートの間合いを見計らうために急減速を入れたためで、驚いた後方が乱れてしまったわけです。バトンは結局マシンを壊し、その先に控えるパラボリカを曲がり切れずジ・エンド。巧みな(姑息な)先輩によるF1の洗礼を浴びています。
image
image
2位を走行するハッキネンはM・シューマッハを後方から見つめつつも、なかなか射程圏内に入れずにいます。2位でもランキングトップは維持できますが、このシーズンはこの後アメリカ、日本、マレーシアの3戦を残しています。縮められては3連覇が怪しくなってしまう。
image
M・シューマッハからタイヤ交換&給油へ。
image
ハッキネンにもこの後ピットインする必要があります。ギャップを築くべく、この間に飛ばす!
image
持っている力を全て使い、ぺったんこウィングで飛ばす!

残念ながらオーバーカットならずでM・シューマッハがポールトゥウィンでシーズン6勝目、F1通算41周目を挙げます。

image
《決勝結果》
 1 M・シューマッハ(フェラーリ・F)
 2 M・ハッキネン (マクラーレン・M)
 3 R・シューマッハ(ウィリアムズ・B)
 ※BはBMW

F1における41勝といえば共に走り、時には叱責され、惜しくも6年前に他界したA・セナの勝利数と同じ数です。レース後の会見で当然ながらこの質問がM・シューマッハに飛びます。
image
「41勝でセナと並んだことに大きな意味は?!」
image
「チョーリー、、」
若かりし頃に突如F1の将来を託され、これまでの道がとても長く重たかったこと。偉大な先輩を目標にドライブを続け、ようやく追い付いたこと。さらには命を落とした94年サンマリノGPで「出来事」を一番近い位置から生で目撃、自力で抜かずしてレースに勝ったこと。色々な意味が込められたセナとの関係性を思い返し、カメラや人目もはばからず涙を流す。多くの言葉は要らない、この様子だけでも気持ちは我々に充分伝わってきます。隣でハッキネンがそっと肩に手をかける。image
とても話せる状態でなくなってしまったM・シューマッハを飛ばして、ハッキネンにインタビューが向けられますが、共にポストセナ時代を支え、切磋琢磨してきたハッキネンも感極まり、結局話せずに3位フィニッシュしたR・シューマッハに回されたのはとても有名なシーンとして語り継がれていますね。シューマッハも、人の子。

実際のところ、当時の最多勝はプロストの51勝でさらに上の位置にいたわけですが、シューマッハにしてもハミルトンにしても「セナ超え」に照準を絞るドライバーが多いように思います。プロストの記録も確かに偉大なものではあるものの、セナは現役当時のスター性やレース中に絶命してしまったという事実がファンのみならず後輩ドライバーに大きな影響を与えてきたのだと思います。
先日ポールトゥウィンを果たしたベルギーGP時点でハミルトンは89勝となり、いよいよ「後人未踏」ともいわれたM・シューマッハの持つ91勝まであと2勝にまで近付きました。今シーズンは今週末のイタリアGPを含めあと10戦が予定されていますので、おそらく今シーズン中にこの大記録を上回る可能性が高くなってきました。ハミルトンはM・シューマッハ超えに対して何を思い、また共にレースをしたこともあるM・シューマッハは何を思うのでしょうか。
image

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

イギリスのシルバーストン、モナコのモンテカルロ市街地、ベルギーのスパ・フランコルシャンと並ぶF1を代表するサーキット。イタリアのモンツァサーキットですね。紅一色に染まるフェラーリの聖地、いやF1の聖地の変遷をみていきましょう。
FullSizeRender
《モンツァの基本情報》
    全長   : 6.300km(1950〜54)
       10.000km(1955,56,60,61)
         5.750km(1957〜59,62〜71)
         5.775km(1972,73)
         5.780km(1974,75)
         5.800km(1976〜94)
         5.770km(1995〜99)
         5.793km(2000〜)
 コーナー数:11箇所(2000〜)
   開催回数  :69回

イタリアを代表する大都市ミラノからほど近いモンツァの緑豊かな国立公園の中にサーキットがあります。シルバーストンやモンテカルロ、先日のスパ・フランコルシャンと同様に、古さの数だけ歴史と変化があります。それらよりも頭一つ出ている点の一つに「F1開催回数」があります。F1は今年で70周年を迎えましたが、フルで行われると71回のGPになる計算です。ところがモンツァで今まで開催されたのは69回。今週末無事に開催されれば70回目です。多いと思われがちなモンテカルロ市街地は66回、シルバーストンは今シーズンの2回を含めても55回、そしてスパ・フランコルシャンが53回ですので、モンツァは1980年シーズンを除いた全てでイタリアGPを行ってきた「キング・オブ・F1サーキット」なのです。大きな変更はなくとも、いくつもの大きな事故が起き、その度に軽微な改良を経て現在に至ります。過去に作図したサーキットレイアウトを使って、手短にみていきます。image
・1950〜54年 6.300km 灰色(オリジナル)
・1955,56,60,61年 10.000km 赤色(オーバル使用)
・1957〜59,62〜71年 5.750km 黄緑(オーバル廃止)image
・1972,73年 5.775km 紫色(シケイン追加)
・1974,75年 5.780km 土色(シケイン変更)
・1976〜94年 5.800km 水色(シケイン追加)
image
・1995〜99年 5.770km 桃色(グランデ改良)
・2000〜現在 5.793km 黒色(シケイン変更)

以前も3つのグループに分けて描きました。一つ目のグループは1950年から70年台初頭まで使用されたレイアウトになります。今でこそ丸みを帯びた「靴下」のような線形をなしていますが、F1制定当初はシケインも無く最終セクションは角張ったコーナーでした。またF1で唯一綺麗なオーバルを組み合わせたレイアウトを採用し「メインスタンドを2回通過する」という唯一無二のサーキットだった時代もありました。
二つ目は70年台から90年台中盤までに使用されたグループになります。死亡事故が起きる度にシケインを増やし、また位置を変え、この高速サーキットにも「速度抑制」を取り入れることとなりました。
現在のレイアウトは2000年から使用されています。2000年と聞くとまだまだ最近の出来事のように感じますが、もうかれこれ今年で20年経ちます。カレンダーに並ぶ各サーキットの中でも、これだけ長い期間に渡って使用されているのはオーストラリアGPで使用されるアルバートパークとこのモンツァくらいではないでしょうか。アルバートパークの方は近々レイアウト変更が予定されていますね。一時期はサンマリノGPで使用されたエンツォ・ディノ・フェラーリ(イモラ)サーキットへ「イタリアGP移設案」の噂に挙がりつつも、今のところは2025年までこのモンツァで継続開催されることが発表されました。果たしていつまでこのレイアウトで行われるのか、個人的にかなり興味深いです。

《モンツァの予選P.P.タイム変遷》
まずはいつものポールタイムがずらっと並びます。先程も書いた通り、F1最多の69回ですからね。覚悟はよろしいですか?!とても付き合いきれないよという方は、グラフまでどうぞひとっ飛びしちゃって下さい。一応miyabikunめげずに一生懸命書きましたからね(笑)
 50   6.300km 1分58秒300 ファンジオ
 51   6.300km 1分52秒300 ファンジオ
 52   6.300km 2分05秒700 アスカリ
 53   6.300km 2分02秒700 アスカリ
 54   6.300km 1分59秒000 ファンジオ
 55 10.000km 2分46秒500 ファンジオ
 56 10.000km 2分42秒600 ファンジオ
 57   5.750km 1分42秒400 Lエバンス
 58   5.750km 1分40秒500 モス
 59   5.750km 1分39秒700 モス
 60 10.000km 2分41秒400 Pヒル
 61 10.000km 2分46秒300 Vトリップス
 62   5.750km 1分40秒350 クラーク
 63   5.750km 1分37秒300 サーティース
 64   5.750km 1分37秒400 サーティース
 65   5.750km 1分35秒900 クラーク
 66   5.750km 1分31秒300 パークス
 67   5.750km 1分28秒500 クラーク
 68   5.750km 1分26秒070 サーティース
 69   5.750km 1分25秒480 リント
 70   5.750km 1分24秒140 イクス
 71   5.750km 1分22秒400 エイモン
 72   5.775km 1分35秒650 イクス
 73   5.775km 1分34秒800 ピーターソン
 74   5.780km 1分33秒160 ラウダ
 75   5.780km 1分32秒240 ラウダ
 76   5.800km 1分41秒350 ラフィ
 77   5.800km 1分38秒080 ハント
 78   5.800km 1分37秒520 アンドレッティ
 79   5.800km 1分34秒580 ジャブイユ
 80 
 81   5.800km 1分33秒467 アルヌー
 82   5.800km 1分28秒473 アンドレッティ
 83   5.800km 1分29秒122 パトレーゼ
 84   5.800km 1分26秒584 ピケ
 85   5.800km 1分25秒084 セナ
 86   5.800km 1分24秒078 Tファビ
 87   5.800km 1分23秒460 ピケ
 88   5.800km 1分25秒974 セナ
 89   5.800km 1分23秒720 セナ
 90   5.800km 1分22秒533 セナ
 91   5.800km 1分21秒114 セナ
 92   5.800km 1分22秒221 マンセル
 93   5.800km 1分21秒179 プロスト
 94   5.800km 1分23秒844 アレジ
 95   5.770km 1分24秒462 クルサード
 96   5.770km 1分24秒204 Dヒル
 97   5.770km 1分22秒990 アレジ
 98   5.770km 1分25秒289 Mシューマッハ
 99   5.770km 1分22秒432 ハッキネン
 00   5.793km 1分23秒770 Mシューマッハ
 01   5.793km 1分22秒216 モントーヤ
 02   5.793km 1分20秒264 モントーヤ
 03   5.793km 1分20秒963 Mシューマッハ
 04   5.793km 1分20秒089 バリチェロ
 05   5.793km 1分21秒054 モントーヤ
 06   5.793km 1分21秒484 ライコネン
 07   5.793km 1分21秒997 アロンソ
 08   5.793km 1分37秒555 ベッテル
 09   5.793km 1分25秒066 ハミルトン
 10   5.793km 1分21秒962 アロンソ
 11   5.793km 1分22秒275 ベッテル
 12   5.793km 1分24秒010 ハミルトン
 13   5.793km 1分23秒755 ベッテル
 14   5.793km 1分24秒109 ハミルトン
 15   5.793km 1分23秒397 ハミルトン
 16   5.793km 1分21秒135 ハミルトン
 17   5.793km 1分35秒554 ハミルトン
 18   5.793km 1分19秒119 ライコネン
 19   5.793km 1分19秒307 ルクレール


長かったですね。書いた後、毎回一応ちゃんと確認はしているのですが、1秒や0.001秒間違えているかもしれません。もし誤りに気付かれた方がいましたらおっしゃってください。これらをグラフにおこしてみましょう。
image
色の塗られているエリアより、塗られていないエリアが多いという、グラフとしてかなりもったいない形になりました。こうなっちゃった理由はただ一つ、薄いグレーで描かれたいつもの倍近い10kmの全長となる「オーバル追加期間」があるためです。この前のエルマノス・ロドリゲスにもあった「ぴったり」10kmって本当なのだろうか。グラウンドとかで距離を測るあの「コロコロ」がちょっと弾んだりしたら多少の誤差は生まれそうだけど、、先人を信じましょう!4本のオーバル期間グラフのおかげで、他の時代の細かなタイム差が打ち消されてしまっていますね。オーバルとトリップスさんには申し訳ないですが、この区間を除外して再作図してみました。image
これで少しはメリハリが出たでしょうか。いつもの通り、レイアウトの色とグラフの色は統一していません。ごめんなさい。同じモンツァとはいえ、初代の黒帯と現代のオレンジ帯の差が大きいですね。ただ今までのサーキットにもあったように、タイムが徐々に短縮された頃にレイアウト変更を伴ってタイムが落ち、またそれを短縮して、を繰り返しています。レイアウトで第一グループとくくった最終年71年にマトラのエイモンが5.750kmを1分22秒400で走破しています。シケインがあるにせよ、現代の5.793kmとさほど変わらない距離なのにタイムが近いというのはすごいです。この後の平均速度比較が楽しみです。やはりこのグラフでもまだ見辛いため、ちょうど非開催、miyabikunの生まれ年でもある1980年の切れ目を利用して、近代のみを抜き出してみます。image
これでもまだ物足りなさはありますが、タイム編のグラフはこの辺で折り合いを付けたい思います。ターボエンジンが活性化する1982年あたりから年々タイムを削り、比較的滑らかな頂点で波を打っているようにみえます。タイム的には1分20秒台を行ったり来たりしていますね。先日のスパ・フランコルシャンの時もそうでしたが、80年台のターボエンジンが90年台にNAエンジンに切り替わったところでタイムが落ち込むどころか93年までは順調に短縮の一途を辿っていたようです。徐々にターボエンジンのレギュレーションを厳しくし、うまくNAエンジンに移行できた表れなのでしょうか。空力やダウンフォース云々よりスピードがウリのモンツァであっても、馬力が高いだけが速いわけではないということを証明してくれているかのようです。08年と17年のグラフが特にビヨーンと飛び出しています。例の如く雨絡みです。まだ記憶にも新しい08年を覚えていますか?!以前にも「過去のレース」でも振り返ったことのある、若かりしベッテルちゃんがトロ・ロッソで雨のポールトゥウィンを決めた年です。まさかトロ・ロッソがチャンピオン候補であるマクラーレンやフェラーリを抑え切ると思いませんでしたよね。それも当時最年少ポールと最年少優勝の2つを更新してしまうというミラクルが起きました。今ではだいぶふて腐れてしまったベッテルにもこんなキラキラ輝いていた時代があったんだなぁ。優勝の方はのちにM・フェルスタッペンによって大幅更新されていますが、未だにポールポジションの最年少記録はベッテルが保持しています。モンツァ最速タイムは一昨年18年のラストフェラーリで記録したライコネンの1分19秒119です。スリップストリームをうまく使い、最後の最後でトップに立ちましたね。今の時点でこれがライコネン最終のポールポジションとなっています。まだ現役ドライバーだから今の時点で「これが最後の」なんていうと怒られちゃうけど、仮に来年も引き続きF1をドライブするなんてことになったとしても、おそらくポールポジションは、、難しいでしょうな。FullSizeRender

《モンツァの予選P.P.平均速度変遷》
 50   6.300km 191.7km/h 100%    ファンジオ
 51   6.300km 202.0km/h 105.3% ファンジオ
 52   6.300km 180.4km/h  94.1% アスカリ
 53   6.300km 184.8km/h  97.4% アスカリ
 54   6.300km 190.6km/h  99.4% ファンジオ
 55 10.000km 216.2km/h 112.8% ファンジオ
 56 10.000km 221.4km/h 115.5% ファンジオ
 57   5.750km 202.1km/h 105.4% Lエバンス
 58   5.750km 206.0km/h 107.4% モス
 59   5.750km 207.6km/h 108.3% モス
 60 10.000km 223.0km/h 116.3% Pヒル
 61 10.000km 216.5km/h 112.9% Vトリップス
 62   5.750km 206.3km/h 107.6% クラーク
 63   5.750km 212.7km/h 111.0% サーティース
 64   5.750km 212.5km/h 110.9% サーティース
 65   5.750km 215.8km/h 112.6% クラーク
 66   5.750km 226.7km/h 118.3% パークス
 67   5.750km 233.9km/h 122.0% クラーク
 68   5.750km 240.5km/h 125.4% サーティース
 69   5.750km 242.2km/h 126.3% リント
 70   5.750km 246.0km/h 128.3% イクス
 71   5.750km 251.5km/h 131.0% エイモン
 72   5.775km 217.4km/h 113.4% イクス
 73   5.775km 219.3km/h 114.4% ピーターソン
 74   5.780km 223.4km/h 116.5% ラウダ
 75   5.780km 225.6km/h 117.7% ラウダ
 76   5.800km 206.0km/h 107.5% ラフィ
 77   5.800km 212.9km/h 111.0% ハント
 78   5.800km 214.1km/h 111.7% アンドレッティ
 79   5.800km 220.8km/h 115.2% ジャブイユ
 80 
 81   5.800km 223.4km/h 116.5% アルヌー
 82   5.800km 236.0km/h 123.1% アンドレッティ
 83   5.800km 234.3km/h 122.2% パトレーゼ
 84   5.800km 241.2km/h 125.8% ピケ
 85   5.800km 245.4km/h 128.0% セナ
 86   5.800km 248.3km/h 129.5% Tファビ
 87   5.800km 250.2km/h 130.5% ピケ
 88   5.800km 242.9km/h 126.7% セナ
 89   5.800km 249.4km/h 130.1% セナ
 90   5.800km 253.0km/h 132.0% セナ
 91   5.800km 257.4km/h 134.3% セナ
 92   5.800km 253.9km/h 132.5% マンセル
 93   5.800km 257.2km/h 134.2% プロスト
 94   5.800km 249.0km/h 129.9% アレジ
 95   5.770km 245.9km/h 128.3% クルサード
 96   5.770km 246.7km/h 128.7% Dヒル
 97   5.770km 250.3km/h 130.6% アレジ
 98   5.770km 243.5km/h 127.0% Mシューマッハ
 99   5.770km 252.0km/h 131.4% ハッキネン
 00   5.793km 249.0km/h 129.9% Mシューマッハ
 01   5.793km 253.7km/h 132.3% モントーヤ
 02   5.793km 259.8km/h 135.5% モントーヤ
 03   5.793km 257.6km/h 134.4% Mシューマッハ
 04   5.793km 260.4km/h 135.8% バリチェロ
 05   5.793km 257.3km/h 134.2% モントーヤ
 06   5.793km 255.9km/h 133.5% ライコネン
 07   5.793km 254.3km/h 132.7% アロンソ
 08   5.793km 213.8km/h 111.5% ベッテル
 09   5.793km 248.1km/h 129.4% ハミルトン
 10   5.793km 254.4km/h 132.7% アロンソ
 11   5.793km 253.5km/h 132.2% ベッテル
 12   5.793km 248.2km/h 129.5% ハミルトン
 13   5.793km 249.0km/h 129.9% ベッテル
 14   5.793km 247.9km/h 129.3% ハミルトン
 15   5.793km 250.1km/h 130.4% ハミルトン
 16   5.793km 257.0km/h 134.1% ハミルトン
 17   5.793km 218.3km/h 113.8% ハミルトン
 18   5.793km 263.6km/h 137.5% ライコネン
 19   5.793km 263.0km/h 137.2% ルクレール

平均速度に換算してみます。スピード自慢のモンツァはタイムでみるより、速度でみた方が面白いかもしれません。
image
各レイアウトの最速をピックアップしてグラフ頂部に示しています。薄いグレーのオーバル期間も速いには速いけど、やはり先程話題に出した71年は平均251.5km/hと高速サーキットの部類に属する現代のスパ・フランコルシャンよりも高速度となっています。さすがモンツァ。初年50年から20年間で31%も向上していますね。この平均速度は90年のマクラーレン・ホンダでセナが記録した253.0km/hまで20年近く最速を保持していました。
image
タイム編と同じ81年以降を拡大してみます。緑色のグラフ、一周全長5.800km時代は91年のセナが257.4km/hで最速。黄色の5.770km時代を飛ばして、現代のオレンジ色5.793km時代に入ると04年にフェラーリのバリチェロが260km/h台に突入。そしてさらに14年後の18年に同じくフェラーリのライコネンが歴代最高平均速度の263.6km/hに達しました。たまたまだと思いますが、マシンレギュレーションはそれぞれ異なり、また年々変わっていくのに 13〜14年周期で速度のピークが訪れているのが何とも不思議。何回か260km/h台を超えようとしては断念を繰り返して、ようやく近年突破できたかのような変遷となっています。
平均速度260km/h超えという時点で言うまでもなく他には類をみないハイスピードサーキットであることは間違いありません。平均速度はご存知の通りスピードに乗り切ったストレート終端付近や高速コーナーの通過速度だけではなく、各所にあるシケイン進入のための減速、最終コーナー「パラボリカ」のための減速を均して割り出しているため「瞬間最高速度」(スピードトラップでの速度ではない)となると、もっと高速度が出ていることになります。このブログで何回か取り上げているF1瞬間最高速度については15年まではこのモンツァで05年予選にマクラーレンのモントーヤによって372.6km/hがマークされていました。しかし平均速度にするとそれは257.3km/hにまで落ち込み、タイムは1分21秒054と18年のライコネンと比べても7.3km/h、1秒935も下回っています。いくら瞬間最高速度が速くても、直線でないコーナー区間、またコーナー進入ギリギリまでブレーキングポイントを遅らせて突っ込むなど「限界まで速度を落とさず走れる」マシンの方が一周トータルでは速いということがよくわかります。これが現代のマシンが速いといわれる最も特徴的な部分です。

近年は安全対策万全の新興サーキットや収益の期待できる市街地サーキットが増えました。よく言えば世界各地でF1を楽しむことができるようになり、悪く言えばどこも似たり寄ったりなサーキットが増えたようにも感じます。でもココは違う。例え古臭かろうがパワーとスピード一辺倒であろうが、昔も今も「F1の真骨頂」がみられる貴重なサーキットの一つです。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ