F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:モナコGP

今回モナコGPを振り返るにあたり、候補2つで迷っていました。どちらもいわく付きで印象の強いものです。ギリギリまで悩んで決めたのは結局プランAの1984年の第6戦モナコGPです。いひひ、最近のmiyabikunはオールドレースに凝っていますね(笑)徐々に古いものにも着手しないと、リアルタイムレースばかりではネタが尽きるし飽きてしまう。プランBは比較的最近のものですので、近い将来振り返ることにしましょう。

1984年シーズンは初登場ですね。この年はルノーをきっかけにF1に浸透しつつあるターボエンジンに「レース中の再給油を禁止し、ガソリンの最大搭載量は220ℓまで」という厳しいレギュレーションが盛り込まれました。ターボエンジンはパワー向上と引き換えの燃費の悪さが玉に瑕ですので、NAエンジンとの調和を採り、どちらのエンジンでもレースで優位に立てる状況が作られました。面白い施策だと思います。
このモナコGPまでの5戦はこのシーズンからマクラーレンに移籍したプロストが開幕戦ブラジルGP、第4戦サンマリノGPの2勝を挙げてランキングトップを走り、ランキング2位は一度の引退を経てF1復帰したラウダが第2戦南アフリカGPと第5戦フランスGPを制して2勝。残る1勝はフェラーリのエース、アルボレートが第3戦のベルギーGPで優勝したのみでマクラーレンがいい形で序盤を突き進んでいます。またセナやベルガーなどといった将来のF1を支えるドライバーのデビューもあり、昨年と同様に「新人当たり年」と言われたシーズンでした。

予選はロータスのマンセルを僅差で上回ったプロストがマクラーレンに移籍して初のポールポジションを獲得。一方でチームメイトのラウダはフェラーリ2台、ルノーの2台とリジェのチェザリスを挟んだ8番手に沈み、抜きどころの少ないモナコでプロスト優位な形で終えました。ちなみに新人セナのF1初モナコは13番手となっています。まだ先輩も沢山いますし、いいマシンを手にした将来が楽しみですね。

《予選結果》
 1 A・プロスト(マクラーレン・TP・MI)
 2 N・マンセル(ロータス・R・GY)
 3 R・アルヌー(フェラーリ・F・GY)
   ※MIはミシュラン、GYはグッドイヤー
  TPはタグポルシェ

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決勝は雨です。路面はサーキット舗装でなく一般舗装だし、狭くトラック両側がガードレールで囲まれたモンテカルロですから、何か波乱が起こる予感。水煙を立てながらスタート。
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サン・デボーテを過ぎボー・リバージュを駆け上がるポールスタートのプロスト。2番手のロータスを駆るマンセルの姿までは確認できますが、サン・デボーテは水煙でよく見えません。何かあったのでしょうか。
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3番手スタートのアルヌーとワーウィックの接触がきっかけで、サードロウスタートのルノーが共倒れ。サン・デボーテのアウトラインを堰き止めてしまっています。モナコのスタート直後の「あるある」です。路面はびたびたに濡れていますからね、気を付けましょう。

上位の離脱を糧に、復帰のラウダが雨の決勝でじわりじわりと牙を剥き始めました。まずは4周目にフェラーリのアルボレートをロウズヘヤピンで
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アルヌーは6周目のマスネで成敗して早くも3位に浮上します。ラウダの強みは予選位置ではありません「決勝でいかにポイントを積み重ねるか」です。着実にプロストを追いかけていきます。

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プロストに代わってマンセルが9周目にトップ立ち、モナコ初優勝に向けてひた走ります。しかし16周目のマスネで足を滑らせて右リヤを思い切りガードレールにぶつけ、リヤウィングを破損。
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完全にウィングが傾いてしまっています。これで雨のモナコは走れません。プロストに簡単に順位を返納し、モナコ初優勝は雨に散る。

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雨が必ずしも悪い方向ばかりには働きません。雨をチャンスとする者もいます。非力なマシンで黙々と走る新人セナが何とラウダにサン・デボーテで襲いかかる。予選13番手から2位へ。
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そしてココにもう一人。チャンピオン経験者のK・ロズベルグの背後に黒い影。ティレルの新人ベロフです。トンネル内で射程圏内に入りました。
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ちょっと見辛いですが、少数派NAエンジンでもトンネル出口の下り坂を使い、並ぶことなく勢いよくポートシケイン(現 ヌーベルシケイン先)に飛び込んでパスしていきます。いいですね、この怖いもの知らず!
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レースまだまだ序盤の24周目に3位ラウダがカジノ手前でスピンしリタイヤ。1台、また1台とマシンが消えて、ベロフは予選最下位の20位から4位に繰り上がります。
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さらにベロフはその後、3位に浮上したアルヌーをミラボーで捉え、2位と3位が1年目の新人という番狂わせが成立していきます。

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しれっとトップを走るプロストですが、実は直近まで2位のセナが迫ってきました。
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雨脚が強まり、ますます後方視界が悪くなります。29周目からプロストがスチュワードにレース切り上げをアピール。このレースの委員を務めるJ・イクスがその訴えを聞き入れ、76周レースの半分に満たない32周で赤旗中止が下りました。

《決勝結果》
 1 A・プロスト(マクラーレン・TP・MI)
 2 A・セナ    (トールマン・Ha・PI)
 3 S・ベロフ (ティレル・Fo・GY)
   ※PIはピレリ、Haはハート、Foはフォード

勢いある若手2人が追走し、雨を苦手とするプロストとすれば半ばいいタイミングで「勝ち逃げ感」を覚える消化不良なレースとなりましたが、雨のレースは一歩間違うと大惨事にも繋がりますし、現に32周時点で生き残っていたのは出走20台中たったの9台と半数以下にまで減っていましたので、続行が賢明という考えには疑問が残ります。レースは荒れたものの2位のセナ、3位ベロフは雨のモナコで初表彰台を獲得したのは嬉しい結果です。昨シーズンの第20戦ブラジルGPを彷彿とさせる若手揃いの快挙ですね。
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レース自体も大荒れと番狂わせがみられたこのレースに「いくつかのオチ」があります。まず3位を獲得したベロフの属するティレルはデトロイト市街地で行われた第8戦アメリカ東GPのレース後車検にて「水タンク内に鉛と微量の硫化水素」が検出されました。俗に言う「水タンク事件」です。これにより今回3位のベロフ初表彰台をはじめ、第13戦オランダGPまでに獲得したティレルの全ドライバーの全順位の剥奪、さらに第14戦イタリアGPから最終戦ポルトガルGPまでの3レースの出場停止という厳しい裁定が下ったことにより、後日アルヌーが3位に繰り上がっています。

《決勝最終結果》
 1 A・プロスト(マクラーレン・TP・MI)
 2 A・セナ  (トールマン・Ha・PI)
 3 R・アルヌー(フェラーリ・F・GY)

また自らレースの早期繰り上げをアピールして、かたち上のポールトゥウィンを果たしたプロストとプロスト以下6位までの入賞者にはハーフポイント付与という扱いとなり、優勝ポイントが9から4.5に半減されました。このシーズンはその後、プロストは4勝を積み重ねたトータル7勝の最多勝を挙げ、気になるラウダは3勝のトータル5勝で終えるも、チャンピオンはわずか0.5ポイント差でラウダの手に渡ることとなります。このモナコGPが晴天になっていればこの順位のままプロストはさらに4.5ポイントを稼いでいたわけですし、赤旗切り上げによるハーフポイントが皮肉にもプロスト自身のアピールによるものとなると、感慨深いものがあります。

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度重なるレイアウト変更に古くから数多く開催されたモナコGP。この企画の中で一番大変な回かもしれない。。華麗で伝統あるモンテカルロ市街地での歴代ポールポジションをグラフと共にみていきます。

《モンテカルロ市街地の基本情報》
    全長   :3.180km(1950)
        3.145km(1955〜72)
        3.278km(1973〜75)
        3.312km(1976〜85)
        3.328km(1986〜96)
        3.366km(1997〜02)
        3.340km(2003〜)
 コーナー数:19箇所(2003〜)
   開催回数  :66回(1950〜)

ザ・市街地サーキットです。豪華絢爛であるのはもちろんのこと、切り立った崖っ淵にある狭隘な集落でよくぞレース運営している、といった感じですね。普通車であっても高速度で走るのは困難です。市街地という限られた舗装の中、70年間で様々な軽微変更を伴って現在に至ります。レイアウト変更はスペインGPの時と同様に以前「モナコGPの歴史と地理」で使った図で簡単に示します。
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 ・1950年         3.180km 茶色(オリジナル)
 ・1955〜72年 3.145km 桃色(アントニーノウズ)
 ・1973〜75年 3.278km 紫色(プール、ラスカス)
 ・1976〜85年 3.312km 水色(キンク2箇所追加)
 ・1986〜96年 3.328km 緑色(ヌーベルシケイン)
 ・1997〜02年 3.366km 赤色(プール区間拡大)
 ・2003〜現在 3.340km 黒色(ラスカス改良)

今回もイジワルmiyabikunは以下のグラフの色分けとは統一していません。毎回手作りしているなら、そこもちゃんと合わせりゃいいのにね(笑)歴代のグラフ同士の色の順番は揃っています。レイアウト変更は7段階で区別しました。実のところ、本当はもっと細かく分かれています。
初年の1950年から基本的な形状は変わらずも、キンクは少なく比較的スムーズです。そこから55年に一度終盤セクションのラスカスが削られ、アントニー・ノウズ付近まで短縮されました。73年でヨットハーバー目前のプールサイドシケインとラスカスの復活。76年からターン1のサン・デボーテとアントニー・ノウズをキンク化、86年にヌーベルシケインを改称後に現在の位置に移動して概ね現在の位置と形が形成されました。

まずは年別のポールポジションタイムとドライバーの一覧をみていきましょう。

《モンテカルロ市街地の予選P.P.タイム変遷》
 50 3.180km 1分50秒200 JMファンジオ

 55 3.145km 1分41秒100 JMファンジオ
 56 3.145km 1分44秒000 JMファンジオ
 57 3.145km 1分42秒700 JMファンジオ
 58 3.145km 1分39秒800 ブルックス
 59 3.145km 1分39秒600 モス
 60 3.145km 1分36秒300 モス
 61 3.145km 1分39秒100 モス
 62 3.145km 1分35秒400 クラーク
 63 3.145km 1分34秒300 クラーク
 64 3.145km 1分34秒000 クラーク
 65 3.145km 1分32秒500 Gヒル
 66 3.145km 1分29秒900 クラーク
 67 3.145km 1分27秒600 Jブラバム
 68 3.145km 1分28秒200 Gヒル
 69 3.145km 1分24秒600 スチュワート
 70 3.145km 1分24秒000 スチュワート
 71 3.145km 1分23秒200 スチュワート
 72 3.145km 1分21秒400 Eフィッティパルディ
 73 3.278km 1分27秒500 スチュワート
 74 3.278km 1分26秒300 ラウダ
 75 3.278km 1分26秒400 ラウダ
 76 3.312km 1分29秒650 ラウダ
 77 3.312km 1分29秒860 ワトソン
 78 3.312km 1分28秒340 ロイテマン
 79 3.312km 1分26秒450 シェクター
 80 3.312km 1分24秒813 ピローニ
 81 3.312km 1分25秒710 Nピケ
 82 3.312km 1分23秒281 アルヌー
 83 3.312km 1分24秒840 プロスト
 84 3.312km 1分22秒661 プロスト
 85 3.312km 1分20秒450 セナ
 86 3.328km 1分22秒627 プロスト
 87 3.328km 1分23秒039 マンセル
 88 3.328km 1分23秒998 セナ
 89 3.328km 1分22秒308 セナ
 90 3.328km 1分21秒314 セナ
 91 3.328km 1分20秒344 セナ
 92 3.328km 1分19秒495 マンセル
 93 3.328km 1分20秒557 プロスト
 94 3.328km 1分18秒560 Mシューマッハ
 95 3.328km 1分21秒952 Dヒル
 96 3.328km 1分20秒356 Mシューマッハ
 97 3.366km 1分18秒216 フレンツェン
 98 3.366km 1分19秒798 ハッキネン
 99 3.366km 1分20秒547 ハッキネン
 00 3.366km 1分19秒475 Mシューマッハ
 01 3.366km 1分17秒430 クルサード
 02 3.366km 1分16秒676 モントーヤ
 03 3.340km 1分15秒259 Rシューマッハ
 04 3.340km 1分13秒985 トゥルーリ
 05 3.340km 1分13秒644 ライコネン ※
 06 3.340km 1分13秒962 アロンソ
 07 3.340km 1分15秒726 アロンソ
 08 3.340km 1分15秒787 マッサ
 09 3.340km 1分14秒902 バトン
 10 3.340km 1分13秒826 ウェバー
 11 3.340km 1分13秒556 ベッテル
 12 3.340km 1分14秒381 ウェバー
 13 3.340km 1分13秒876 Nロズベルグ
 14 3.340km 1分15秒989 Nロズベルグ
 15 3.340km 1分15秒098 ハミルトン
 16 3.340km 1分13秒622 リカルド
 17 3.340km 1分12秒178 ライコネン
 18 3.340km 1分10秒810 リカルド
 19 3.340km 1分10秒166 ハミルトン

    ※2005年はポールポジションタイムではありません

66回ともなると、さすがに長いし沢山ありますね。おまけにマシンやエンジンレギュレーションだけでなく、一周の距離も異なるため、当然ながら一様に比較はできません。ただグラフを眺めていると、不思議と右肩下がりになっているようにみえます。
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F1初年の1950年モナコGPは今よりも滑らかで距離も160m短いのに38秒も遅かったんですね。これほどタイム差は今までみてきたサーキットの比になりません。やはり70年の時を経ると同じF1とはいえ全くの別物ですね。モナコGPが行われなかった空白の4年間をまたいだ55年から3.145kmにラスカス分に相当する長さが短縮されたわけですが、同じファンジオが1分41秒100という9秒短縮し、そこから年々タイムを削っていっています。
今回はグラフに各レイアウトでの最速タイムを記しました。それをみていくと、全ての期間ではありませんが、概ね「レイアウト変更を行ってタイムが落ち、回数を重ねる毎にタイムが短縮されていく」という一般的に想像ができる「鍛錬の成果」のような現象がみられます。その間もグラフ下にあるような様々なマシンレギュレーションを経ているのに、モンテカルロ市街地においてはあまりそれには影響されず、その鍛錬や慣れという身体的な進化とマシン自体の性能向上でタイムが短縮されるということが明らかになります。よく「マシンパワーによらない、、」なんて言われるモンテカルロですから、あるメーカー、あるドライバーが突出して速い時代はあれど、全体が底上げされれば自ずとラップタイムは向上していきます。一応参考までに各レイアウトでの平均タイムを算出しましたので比較してみます。

 ・1950年         3.180km 平均1分50秒200
 ・1955〜72年 3.145km 平均1分33秒206
 ・1973〜75年 3.278km 平均1分26秒733
 ・1976〜85年 3.312km 平均1分25秒606
 ・1986〜96年 3.328km 平均1分21秒323
 ・1997〜02年 3.366km 平均1分18秒690
 ・2003〜現在 3.340km 平均1分13秒927

《モンテカルロ市街地の予選P.P.平均速度変遷》
続いて先日のカタロニアでも行った「全長から割り出した平均速度」の観点からみてみます。

 50 3.180km 103.9km/h 100% JMファンジオ

 55 3.145km 112.0km/h 107.8%  JMファンジオ
 56 3.145km 108.9km/h 104.8%  JMファンジオ
 57 3.145km 110.2km/h 106.1%  JMファンジオ
 58 3.145km 113.4km/h 109.2% ブルックス
 59 3.145km 113.7km/h 109.4% モス
 60 3.145km 117.6km/h 113.2% モス
 61 3.145km 114.2km/h 110.0% モス
 62 3.145km 118.7km/h 114.2% クラーク
 63 3.145km 120.1km/h 115.6% クラーク
 64 3.145km 120.4km/h 115.9% クラーク
 65 3.145km 122.4km/h 117.8%  Gヒル
 66 3.145km 125.9km/h 121.2% クラーク
 67 3.145km 129.2km/h 124.4%  Jブラバム
 68 3.145km 128.4km/h 123.6%  Gヒル
 69 3.145km 133.8km/h 128.8% スチュワート
 70 3.145km 134.8km/h 129.7% スチュワート
 71 3.145km 136.1km/h 131.0% スチュワート
 72 3.145km 139.1km/h 133.9%  Eフィッティパルディ
 73 3.278km 134.9km/h 129.8% スチュワート
 74 3.278km 136.7km/h 131.6% ラウダ
 75 3.278km 136.6km/h 131.5% ラウダ
 76 3.312km 133.0km/h 128.0% ラウダ
 77 3.312km 132.7km/h 127.7% ワトソン
 78 3.312km 135.0km/h 129.9% ロイテマン
 79 3.312km 137.9km/h 132.8% シェクター
 80 3.312km 140.6km/h 135.3% ピローニ
 81 3.312km 139.1km/h 133.9% Nピケ
 82 3.312km 143.2km/h 137.8% アルヌー
 83 3.312km 140.5km/h 135.3% プロスト
 84 3.312km 144.2km/h 138.8% プロスト
 85 3.312km 148.2km/h 142.7% セナ
 86 3.328km 145.0km/h 139.6% プロスト
 87 3.328km 144.3km/h 138.9% マンセル
 88 3.328km 142.6km/h 137.3% セナ
 89 3.328km 145.6km/h 140.1% セナ
 90 3.328km 147.3km/h 141.8% セナ
 91 3.328km 149.1km/h 143.5% セナ
 92 3.328km 150.7km/h 145.1% マンセル
 93 3.328km 148.7km/h 143.2% プロスト
 94 3.328km 152.5km/h 146.8% Mシューマッハ
 95 3.328km 146.2km/h 140.7% Dヒル
 96 3.328km 149.1km/h 143.5% Mシューマッハ
 97 3.366km 154.9km/h 149.1% フレンツェン
 98 3.366km 151.9km/h 146.2% ハッキネン
 99 3.366km 150.4km/h 144.8% ハッキネン
 00 3.366km 152.5km/h 146.8% Mシューマッハ
 01 3.366km 156.5km/h 150.6% クルサード
 02 3.366km 158.0km/h 152.1% モントーヤ
 03 3.340km 159.8km/h 153.8% Rシューマッハ
 04 3.340km 162.5km/h 156.4% トゥルーリ
 05 3.340km 163.3km/h 157.2% ライコネン ※
 06 3.340km 162.6km/h 156.5% アロンソ
 07 3.340km 158.8km/h 152.8% アロンソ
 08 3.340km 158.7km/h 152.7% マッサ
 09 3.340km 160.5km/h 154.5% バトン
 10 3.340km 162.9km/h 156.8% ウェバー
 11 3.340km 163.5km/h 157.5% ベッテル
 12 3.340km 161.7km/h 155.6% ウェバー
 13 3.340km 162.8km/h 156.7% Nロズベルグ
 14 3.340km 158.2km/h 152.3% Nロズベルグ
 15 3.340km 160.1km/h 154.1% ハミルトン
 16 3.340km 163.3km/h 157.2% リカルド
 17 3.340km 166.6km/h 160.4% ライコネン
 18 3.340km 169.8km/h 163.5% リカルド
 19 3.340km 171.4km/h 165.0% ハミルトン

同様にグラフで示しました。これで細かなレイアウト変更無しでマシンとドライバーそのものの素質を数値で並べられます。
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グラフをみていると、某優良老舗企業の売上高を見ているよう(笑)戦後から売上急成長!といった感じですね。
タイムでみた時の差も歴然としていましたが、速度差でみるとより大きな差に感じます。グラフに示した「レイアウト別最高平均速度」は当然ながら最速タイムと全く同じ年に計上されます。初年50年の速度は103.9km/hだったのに対し、最も速い昨シーズン19年のハミルトンは171.4km/hと67.5km/hも向上し、比率は65%アップとなります。これはもし同じ土俵で走らせたら、ハミルトンがコントロールラインを通過する頃、ファンジオはようやくタバコに到達する前あたりまで離されちゃいそうですね。それでもれっきとした「ポールポジション」には違いありませんが。

 ・1950年         3.180km 平均103.9km/h
 ・1955〜72年 3.145km 平均122.2km/h
 ・1973〜75年 3.278km 平均136.1km/h
 ・1976〜85年 3.312km 平均139.4km/h
 ・1986〜96年 3.328km 平均147.4km/h
 ・1997〜02年 3.366km 平均154.0km/h
 ・2003〜現在 3.340km 平均162.7km/h

こちらも平均値を示します。右肩上がりの向上の中、70年の間に65%の向上がありました。ちょうどその半分の32.5%付近にあるのが、濃いグレーのグラフ、72年にE・フィッティパルディがロータスで記録したあたりとなります。ということは、70年のうちの23年目が「進化の半分」を迎えたということ。つまり古い時代のF1の著しい変化と向上がみられたということが想像できます。

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モナコは色んな意味で特別。素直な結果なようでちょっと想像していたような変化がうかがえませんでしたが、レギュレーションよりもサーキットレイアウトに左右し、それでも日々のF1の進化がみられるといった、他のサーキットとは異なる結果となりました。

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「モナコGPの1勝は『3勝』の価値がある」なんて表現を昔耳にしたことがありますよね。三大レースに数えられるモナコGPは小さな国ながら市街地を使い、昔と大きく変わらないコースレイアウトで海岸エリア「コートダジュール」で実に豪華に行われてきました。一周全長は短く、海際のヨーロッパらしい狭い市街地で行われるため、熾烈なバトルやパッシングの数やその真美」また表彰式は王家ファミリーの前で讃えられることなど、他のGPとは一線を画する存在感があります。F1としては70年の歴史で1951年から54年の4年間を除いた66回が開催されてきました。ドライバーのレギュラードライバーのほとんどがモナコGPを経験しているわけです。そんなドライバーからしてもファンからしても伝統的で格式高いモナコGPの栄誉で今回はおバカなタラレバ企画をやってみたいと思います。題して「モナコGP勝者に本当に3勝の価値を与えたらどうなるか」です。もしかしたら優勝数ランキングに大きな変化を与えることになるかもしれません。
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初めに導入として全66回のモナコGP優勝者を多い順にまとめてみました。名前の後に付けた記号はこの後の各データ識別用に参考下さい。

 ●はモナコGP優勝者、◯は2020年現役
 ★はチャンピオン(モナコ優勝年に限らず)
 (  )はモナコGP優勝年

《モナコGP優勝者の回数と年》
 6勝:1人
  A・セナ ●★(87,89,90,91,92,93)
 5勝:2人
  G・ヒル ●★(63,64,65,68,69)
  M・シューマッハ ●★(94,95,97,99,01)
 4勝:1人
  A・プロスト ●★(84,85,86,88)
 3勝:4人
  S・モス ●(56,60,61)
  J・スチュワート ●★(66,71,73)
  L・ハミルトン ●★◯(08,16,19)
  N・ロズベルグ ●★(13,14,15)
 2勝:8人
  J・M・ファンジオ ●★(50,57)
  M・トランティニャン ●(55,58)
  N・ラウダ ●★(75,76)
  J・シェクター ●★(77,79)
  D・クルサード ●(00,02)
  F・アロンソ ●★(06,07)
  M・ウェバー ●(10,12)
  S・ベッテル ●★◯(11,17)
 1勝:18人
  J・ブラバム ●★(59)
  B・マクラーレン ●(62)
  D・ハルム ●★(67)
  J・リント ●★(70)
  J・P・ベルトワーズ ●(72)
  R・ピーターソン ●(74)
  P・ドゥパイエ ●(78)
  C・ロイテマン ●(80)
  G・ヴィルヌーブ ●(81)
  R・パトレーゼ ●(82)
  K・ロズベルグ ●★(83)
  O・パニス ●(96)
  M・ハッキネン ●★(98)
  J・P・モントーヤ ●(03)
  J・トゥルーリ ●(04)
  K・ライコネン ●★◯(05)
  J・バトン ●★(09)
  D・リカルド ●◯(18)
  合計:34人 / 66回

モナコといえばセナ、セナによるモナコGP6勝を筆頭に、多い順かつ古い順に並べてみました。セナはちょうどF1が遠い日本でも流行りだし人気のあった1987年〜93年の7年間で6勝、それも最終93年以外は全てホンダエンジンを搭載して優勝となりました。連勝を阻まれたのは88年に同じくマクラーレンに乗った相方プロストです。ということは、それを含めれば6年間全てホンダエンジンが制していたということになります。
次点は5勝の2人、セナの先代モナコマイスターと言われたD・ヒルの父であるG・ヒル、そして次代モナコマイスターとして君臨したM・シューマッハと続きます。G・ヒルは66年が若きスチュワート、67年にチャンピオンを獲得したハルムに連勝を阻まれています。ちなみに息子のチャンピオン獲得者D・ヒルは結局モナコGPで1勝もできず終わっています。また皆さんよくご存知のシューマッハはセナ亡き時代にベネトンで2勝、フェラーリに移籍して3勝の合計5勝となりました。D・ヒルはこのシューマッハの時代と重なり、いいマシンに乗りつつもこのシューマッハの存在が優勝を楽にさせなかったという点が非常にイタいです。シューマッハ時代はパニス、ハッキネン、クルサードのスポット優勝がありました。
2020年現役ドライバーをみていくと、ハミルトンがマクラーレンで1回、現メルセデスで2回で最多となる3回。続いてベッテルがレッドブルとフェラーリで1回ずつの計2回。そしてライコネンが05年のマクラーレンで1回とここまでがチャンピオン獲得者。非チャンピオンではまだ記憶に新しいレッドブル最終年の18年にリカルドが怒りの1回となっています。
ライコネンやリカルドと同様に、モナコ1勝というドライバーは最多の18人います。その中でも72年勝者のベルトワーズ、96年のパニス、04年のトゥルーリの3人はなんと「最初で最後の優勝(つまり唯一の優勝)がモナコGP」ということです。たった1勝でも3勝の価値ならば「3勝したくらいの気分」になったのでしょうか。それを今回この後タラレバ試算していきます。その前にもう一つ、皆さんもよくご存知でこのブログでも度々登場するデータである「歴代優勝回数ランキング」をベスト30+モナコ勝者+現役のくくりでまとめてみました。

《優勝数ベスト30+モナコ優勝+現役ランキング》
   1 91勝 M・シューマッハ ●★
   2 84勝 L・ハミルトン ●★◯
   3 53勝 S・ベッテル ●★◯
   4 51勝 A・プロスト ●★
   5 41勝 A・セナ ●★
   6 32勝 F・アロンソ ●★
   7 31勝 N・マンセル ★
   8 27勝 J・スチュワート ●★
   9 25勝 J・クラーク ★
      25勝 N・ラウダ ●★
 11 24勝 J・M・ファンジオ ●★
 12 23勝 N・ピケ ★
      23勝 N・ロズベルグ ●★
 14 22勝 D・ヒル ★
 15 21勝 K・ライコネン ●★◯
 16 20勝 M・ハッキネン ●★
 17 16勝 S・モス ●
 18 15勝 J・バトン ●★
 19 14勝 J・ブラバム ●★
      14勝 G・ヒル ●★
      14勝 E・フィッティパルディ ★
 22 13勝 A・アスカリ ★
      13勝 D・クルサード ●
 24 12勝 M・アンドレッティ ★
      12勝 C・ロイテマン ●
      12勝 A・ジョーンズ ★
 27 11勝 J・ヴィルヌーブ ★
      11勝 R・バリチェロ
      11勝 F・マッサ
 30 10勝 R・ピーターソン ●
      10勝 J・ハント ★
      10勝 J・シェクター ●★
      10勝 G・ベルガー
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 34   9勝 M・ウェバー ●
 35   8勝 D・ハルム ●★
        8勝 M・フェルスタッペン ◯
 38   7勝 J・P・モントーヤ ●
        7勝 D・リカルド ●◯
        7勝 V・ボッタス ◯
 42   6勝 J・リント ●★
        6勝 G・ヴィルヌーブ ●
        6勝 R・パトレーゼ ●
 49   5勝 K・ロズベルグ ●★
 54   4勝 B・マクラーレン ●
 65   2勝 M・トランティニャン ●
        2勝 P・ドゥパイエ ●
        2勝 C・ルクレール ◯
 77   1勝 J・P・ベルトワーズ ●
        1勝 O・パニス ●
        1勝 J・トゥルーリ ●

言うまでもなくいつものデータです。上位にはチャンピオンを獲得した★マークが付き、それも複数回獲得しています。また今回はそれにモナコ勝者を全て入れましたので●マークが万遍なく混ざってきます。
ランキングをみていると意外な人がいくつかあります。上位では7位にあたる31勝を誇るマンセルや23勝を挙げた「四天王」の一角ピケはモナコGPで勝利を挙げていません。さすがのクラークもモナコでは未勝利。名ドライバーでも巡り合わせや向き不向きがあるのかもしれませんね。先日亡くなったモスはチャンピオンは無くてもしっかりモナコも制してランキング上位に君臨します。また、度々ネタにするバリチェロとマッサはチャンピオンもモナコ優勝も無く仲良く11勝の歴代27位に堂々とランクインしていますね。勝利数だけでいえばF1参戦2年目にさっくりトップマシンでチャンピオンをさらった二世J・ヴィルヌーブと肩を並べる実績でした。ただしヴィルヌーブも父はモナコウィナー、息子は勝てず終いとなっています。
現役ドライバーを◯マークで入れました。8勝で歴代35位のM・フェルスタッペン、7勝で歴代38位にボッタス、そしてモナコが母国のフェラーリ次期エースになりそうなルクレールは2勝ですので歴代65位に控えています。それにしてもベッテルは来年どうするんでしょうね。F1に残るならやはり「初心にかえる」しか道はないのか?!

前段が長くなりましたが、これからがいよいよ本番です。上記2つのデータに「モナコ1勝に『3勝分』の価値」を与えてみます。計算方法は総優勝回数からモナコ優勝分を引き、モナコ優勝数を3倍して再び優勝回数に足します。そうするとこうなる。IMG_9204

《モナコGP優勝に「3勝の価値」を与えた場合》
   1 → 101勝相当 M・シューマッハ ●★
   2 →   90勝相当 L・ハミルトン ●★◯
   3  ↑    59勝相当 A・プロスト ●★
   4  ↓    57勝相当 S・ベッテル ●★◯
   5 →   53勝相当 A・セナ ●★
   6 →   36勝相当 F・アロンソ ●★
   7  ↑    33勝相当 J・スチュワート ●★
   8  ↓    31勝   N・マンセル ★
   9 →   29勝相当 N・ラウダ ●★
       ↑    29勝相当 N・ロズベルグ ●★
 11 →   28勝相当 J・M・ファンジオ ●★
 12  ↓    25勝   J・クラーク ★
 13  ↑    24勝相当 G・ヒル ●★
 14  ↑    23勝相当 K・ライコネン ●★◯
       ↓    23勝   N・ピケ ★
 16  ↑    22勝相当 S・モス ●
   →   22勝相当 M・ハッキネン ●★
       ↓    22勝   D・ヒル ★
 19  ↑    17勝相当 J・バトン ●★
       ↑    17勝相当 D・クルサード ●
 21  ↓    16勝相当 J・ブラバム ●★
 22  ↑    14勝相当 C・ロイテマン ●
       ↑    14勝相当 J・シェクター ●★
       ↓    14勝   E・フィッティパルディ ★
 25  ↑    13勝相当 M・ウェバー ●
       ↓    13勝   A・アスカリ ★
 27  ↑    12勝相当 R・ピーターソン ●
       ↓    12勝   M・アンドレッティ ★
       ↓    12勝   A・ジョーンズ ★
 30  ↓    11勝   J・ヴィルヌーブ ★
       ↓    11勝   R・バリチェロ
       ↓    11勝   F・マッサ
 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
 33  ↑    10勝相当 D・ハルム ●★
       ↓    10勝   G・ベルガー
       ↓    10勝   J・ハント ★
 36  ↑      9勝相当 J・P・モントーヤ ●
       ↑      9勝相当 D・リカルド ●◯
 38  ↑      8勝相当 J・リント ●★
       ↑      8勝相当 G・ヴィルヌーブ ●
       ↑      8勝相当 R・パトレーゼ ●
       ↓      8勝   M・フェルスタッペン ◯
 43  ↑      7勝相当 K・ロズベルグ ●★
       ↓      7勝   V・ボッタス ◯
 46  ↑      6勝相当 B・マクラーレン ●
       ↑      6勝相当 M・トランティニャン ●
 56  ↑      4勝相当 P・ドゥパイエ ●
 59  ↑      3勝相当 J・P・ベルトワーズ ●
       ↑      3勝相当 O・パニス ●
    ↑      3勝相当 J・トゥルーリ ●
 70  ↓      2勝   C・ルクレール ◯

目印のため、30位の位置をラインで区切りました。さらに「本来のランキング」からの変化を矢印3種類(浮上が↑、そのままが→、降下が↓)で表現してみました。
ぱっと見はそう変わっていないようにみえますが、勝利数が拮抗してくる中段あたりから変化がみられます。上位からみていくとM・シューマッハの歴代1位には変わりがないものの勝利数は驚きの100勝を超えてきます。何せモナコで5勝ですから(91-5)+5×3=101となるわけです。これならば84勝から90勝にアップしたハミルトンの猛追をもうしばらく回避できるでしょうか。ヤンチャなベッテルはモナコで2勝を挙げるも、すぐ下の賢いプロストが4勝を挙げたため、順位が入れ替わりました。マンセルやクラーク、ピケ、D・ヒルらは未勝利の痛手として順位を下げざるを得ません。またモナコで2勝した無冠のクルサードとウェバーは順位を上げ、ウェバーについては9勝の34位から13勝相当の25位となりました。うーん確かに、戦績だけでみたら「ナンバー2にしては上出来」でした。現役の4人、特に若手のフェルスタッペンとルクレールは「モナコ」というF1のチャンピオンに次ぐ栄誉を未経験なため先輩達に押し除けられてしまいました。フェルスタッペンは8勝の35位からリカルド先輩に抜かれて38位に転落です。まだまだ修行して確固たる地位を築いていきたいものですね。
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タラレバな試算ではありましたが、モナコ優勝に3勝分の価値を与えるとこんな結果になりました。今シーズンは延期ではなく「中止」の判断が下されましたので、この記録更新は来シーズン以降のお楽しみとなります。以上、おバカなデータ遊びでした。

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レース前にラウダのヘルメットを囲み黙祷。みんなこぞって赤いキャップを被る。ラウダを一言で表すトレードマークではあるけど、あまりに多過ぎるのも重みが軽く感じてしまうというか、、
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チャーリー・ホワイティングに続き、今年はF1のキーマンを亡くす歳となっています。続いてほしくない流れですね。予選で他者を妨害してしまったガスリーとジョビナッツィはペナルティ降格スタートが決まっています。

モナコGPのメインイベント、スタート直後のターン1「サン・デボーテ」は注目です。2番手のボッタスが鈍って3番手のフェルスタッペンがもちろんインに切り込む。
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上位4台の順位は変わりませんでしたが、中位以下はやっぱり詰まったりショートカットありで変動がありました。またライコネンしくじってる。最近どうした?
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予選では解せない母国Q1落ちを喫したルクレールは大胆でしたね。ノリスをヘヤピンで料理。ノリスは威圧感にたじろいでいたぞ。
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次は同じスペックに揃ったマルHの1人。何か今日のルクレールはいつものような落ち着きが無い。8周目のラスカスをインから
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強引。よくあのライン採りで進入して曲がり切れるよなぁ。続いてヒュルケンベルグを抜けば11位に浮上するけどまたラスカス
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やらかした。予選のイライラを爆発させるのはわかるけど「フェラーリ昇格」「対ベッテル」に加えて「母国」とチームの采配にプレッシャーと翻弄されて可哀想。本当はまだまだ脆い21歳。
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右リヤをバーストさせて、セーフティカー発動。そのタイミングで「レースができている」上位4台が早々とピットインしています。
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唯一の2台対象のメルセデスはフェルスタッペン、ベッテルが選んだハードに対して、ミディアムを選択。さらにはボッタスがその煽りを食い、ピットアウトでフェルスタッペンにまた並ばれる。優先順位はピット本線に先に入ったボッタスにありますが、フェルスタッペンが強引に合流。後に5秒加算ペナルティをもらい、それがキツくのしかかりましたね。ボッタスも順位を下げるのを覚悟でライバルと同じハードタイヤに即座に戻して、ミディアムはハミルトン1人に。
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セーフティカーが退去して間もない16周目、ラスカスで大渋滞。原因は?!
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ルクレールとケースは同様、ノロいクビカのインをジョビナッツィが差し違えたか。ラスカスのパスはかなり高度だぞ、ジョビナッツィも変に目立っているなぁ。

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またもmiyabikun半分「目が棒」になりながら観戦。中盤あたりから案の定ミディアムタイヤでズルズルし出したハミルトンが無線でブツブツ言い出す。後ろからは5秒プラス爆弾を積み続けるフェルスタッペンがこれ見よがしに突き出す。
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どうせフェルスタッペンは4位がほぼほぼ確定しているから、お利口さんで終わるかなと思いきや、ラスト2周のヌーベルシケインで仕掛けてくる。これこそがフェルスタッペン。
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期待の若手はルクレールばかりではない。そのハングリー精神が素晴らしい!ただしハミルトン、なんだかんだで動じず、乗り切る。ラウダとチームともちろん自分のために。

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《決勝結果》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)
   2 ベッテル   (フェラーリ・F)
   3 ボッタス   (メルセデス・M)

先日整理した記録「開幕戦からの連続優勝」は歴代2位タイの6連勝となり、残るは上位は1988年マクラーレンの11連勝にまた少し近付きました。また「連続表彰台」も同じ6連続ですね。

《ファステストラップ》
   ガスリー              (レッドブル)1分14秒279
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   フェルスタッペン(レッドブル)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
    ハミルトン(メルセデス)

本物の方のドライバー・オブ・ザ・デイに選ばれたフェルスタッペンはスタートもまずまずよかったし、レース後半のハミルトンの追い立てもハミルトンに苛立ちや焦りを招くしつこい攻めができていました。ホンダエンジン4台入賞の先頭に立ち続けていますもんね!ただフェルスタッペンのミスではないとはいえ、ピットアウトリリースはいささか強引でした。要らぬ5秒をもらってしまいました。
タイヤ選択や保ちにブーブー言いつつ、何とかポールトゥウィンに持ち込めたハミルトン辛抱の走りは遠くでレースを見守るラウダにもきっと届いたはず。ラウダ、ハミルトンは頑張ったよ!

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《第6戦モナコGPのポイント》
・ラウダの思想、ハミルトンに受け継がれる
・ルクレールの走りに表れた「本音、本性、焦り」
・ラスカスはそうそう抜けないよ
・「隙あらばフェルスタッペン」がらしくていい

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モナコGPは先日のラウダを追悼するチームやドライバーがいます。メルセデスのノーズには「Danke Niki」(ドイツ語で「ありがとうニキ」)のメッセージと、ラウダのトレードマークであった「赤いキャップ」を連想させる赤く塗られたハロを搭載しています。チーム内で揉め事になった場合にピシャリと諭してくれる、重要な相談役でしたね。

一番柔らかいC5の初導入の予選でも、モナコであれば連続走行が可能です。横にも「前後」にも狭いトラックで間合いを見計らいながらダラダラと。フリー走行ではアタマを獲れないできたレッドブルはQ1の入りでワンツーを築いています。中でもフェルスタッペンはいつも元気ですね。
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逆に空回りしているのはこの方。
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ヘルメットにラウダへの想いを込めるベッテルはQ1落ちラインは脱するも、地元の若手ルクレールにも遅れをとる始末(このアングルは先日のラウダ312Tと同じアングルですね。44年経つと同じフェラーリでこうも変わる)あーあ、プールサイドで擦っちゃって。。
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止める。仕切り直し。時間あまりないよ?!
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ほら急げ!1分切った!
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おお一気に暫定トップへ。これならば申し分無い、と思いきや、可愛い相方ルクレールを押し出す形に。
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「複雑、、、まあまあ」
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「同情は要らないから。実家に帰らせてもらうよ」
予想にもしなかったルクレールのQ1脱落で命拾いしたのはヒュルケンベルグでした。
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Q2は1本目で今回もボッタスが早々とポールレコードを更新。赤いハロはアルファロメオの姉妹みたい。そのタイムを頑張るフェルスタッペンが上回り、アルファロメオの2台とヒュルケンベルグはココまで。リカルドはどんなマシンに乗ってもモナコは好き。
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肝心なのはQ3。
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「おい見たかよ、1分10秒252って何考えてるんだ」
ハミルトンが地味に僅差に削りつつ、お宅の頼みの綱2本目は?!
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あー今回は右だ。ダメだこりゃ。ベッテル終了。今回もボッタスかな、いやいや
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急にキングが来た。ラウダに捧げるワンツーにはなったけど、ハミルトンはこれがあるから全く侮れない。

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《予選結果》
   1 ハミルトン           (メルセデス・M)1分10秒116
   2 ボッタス              (メルセデス・M)1分10秒252
   3 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分10秒641

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《予想との答え合わせ》
まさかのルクレールで狂いが生じています。10番手アルボン、18番手ストロール、19番手ラッセル、20番手クビカの計4人。ハミルトンとボッタス、フェルスタッペンとベッテルは逆だった。今回もボッタスが来ると思っていたのに、まさかというかやっぱりというか。ブチ切れグロージャンはちょっと可哀想だったなぁ。マグヌッセンはミラボーでぶつけつつシレッと6番手だし。前につかえるとこうなるところがモナコの怖さ。

《Q3トップのハミルトンとの差》 
    メルセデス(ボッタス)は0.1秒落ち
    レッドブル(フェルスタッペン)が0.5秒落ち※
    フェラーリ(ベッテル)は0.8秒落ち
    ハース(マグヌッセン)が0.9秒落ち
    ルノー(リカルド)は1.1秒落ち
    トロ・ロッソ(クビアト)も1.1秒落ち
    マクラーレン(サインツ)が1.3秒落ち
    アルファロメオ(ライコネン)は1.8秒落ち※
    レーシングポイント(ペレス)は2.1秒落ち
    ウィリアムズ(ラッセル)が3.3秒落ち
    ※は最速タイムから算出

メルセデスは僅差なんだけど、それ以下が離れ過ぎですね。特に今回もフェラーリが不甲斐無い。ルクレールが色んな意味で健全な環境だったらどうだったかという想像と「目の前のライバル」が消え精神的に少しは楽かと思いきや空回りのベッテルにはガッカリ。あと順位に変動はありませんが、フェルスタッペンはQ3よりQ2の方がいいタイムでした。まだおとなしい。

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《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ》 
    ハミルトン(メルセデス)

この予選はボッタスかなと頬杖をつこうとしたら、それを上回るこの結果になるのはすごい。決して相性はよくなかったモナコであっぱれと言うしかない。うきぃーって喜んでいましたね(笑)またこんなこと言ったら怒られちゃいそう。

《決勝の表彰台予想!》
   1 ハミルトン           (メルセデス・M)
   2 ボッタス              (メルセデス・M)
   3 フェルスタッペン(レッドブル・H)

決勝もこのままかなぁ。フェルスタッペンがスタートダッシュを決めてメルセデスのどちらかだけでも捕まえてくれたらいいな。

「さあ、降りるんだ!」「坊っちゃま、こちらへ」
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「ん?なにがー?!」

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