F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:マシン

先日の「名車を振り返る」は前グラウンドエフェクトカー最終年にあたる1982年のブラバムBT50(BT49D)を扱いました。今回みていくチャンピオン獲得前の名車はウィリアムズにとって初代グラウンドエフェクトカーとなる79年型FW07になります。

《設計》
 パトリック・ヘッド
 ニール・オートレイ
 フランク・ダーニー

《外見》
「グラウンドエフェクト」(地面効果)を利用した技術やマシンは以前からありましたが、なかなか成功に至らず77年にロータスが成功に導いたことをきっかけにライバル達も追従、研究が進められました。

79年型FW07自体は78年末から「グラウンドエフェクトカー」として研究開発が進められていたものの、シーズンオフで完成できず、開幕戦アルゼンチンGPは79年を戦ったFW06を引き続き使用するという判断を下します。FW06は「ウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング」というれっきとしたF1コンストラクターとしてパトリック・ヘッドが初めて手掛けたマシンであり、当然ながらノングラウンドエフェクトカーです。
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FW06はヘッドがウルフに在籍した時代のノウハウやコンセプトが盛り込まれていましたが、時代はグラウンドエフェクトを用いる時代を迎えていたため、チームとしても本意ではありませんでした。そこでシーズン1/3を消化するヨーロッパラウンド初戦、ハラマで行われる第5戦スペインGPでグラウンドエフェクトを盛り込んだFW07のデビューに踏み切ります。
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FW07は低めに角張ったサイドポンツーンにラジエター類を配置して「一枚羽根」のようなデザインに切り替えています。ぱっと見はグラウンドエフェクトの先駆けである78年型ロータス79に酷似しています。
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ノーズはオイルクーラーを移設し、開口を廃止。アルミ製ハニカム構造のモノコック一体型で強固に仕立て上げられました。
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サイドポンツーン側部は真っ直ぐ立ち上がり、今シーズン2022年型マシンでは許されていませんが、当時のグラウンドエフェクトカーの代名詞である「スライディングスカート」が備え付けられています。マシンのフロアと路面の間を走る速い気流を外部(ここでいうマシンの側面を走る気流)に対しリヤエンドまで気密状態にすることを目的としました。スカートについては後に可動の禁止やその材質、高さ、厚みなどに規制が加わっていきます。
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ウィリアムズのようなプライベートチームがF1に参戦する上で最も重要なことは「スポンサーを付けて資金を集めること」です。フランク・ウィリアムズは航空会社「サウディア」(サウジアラビア航空会社)やTAG(後のタグ・ホイヤー)など実際にはF1が開催されることの無いサウジアラビア企業を味方につけて資金繰りを行っています。マシンの白地に緑と青のラインは当時のサウディアの機体のカラーリングそのものです。
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《シャシー》
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:588kg
 燃料タンク容量: - ℓ
 クラッチ: -
 ブレーキキャリパー: -
 ブレーキディスク・パッド: -
 サスペンション:フロント -
          リヤ  -
 ホイール: - タイヤ:グッドイヤー

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《エンジン》
 フォード コスワースDFV
  V型8気筒・バンク角90度
 排気量:2,993cc
 エンジン最高回転数:10,800rpm(推定)
 最大馬力:485馬力(推定)
 スパークプラグ:チャンピオン
 燃料・潤滑油:モービル

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《ドライバー》FW07は第5戦スペインGPから
 No.27 アラン・ジョーンズ  (全戦)
 No.28 クレイ・レガッツォーニ(全戦)

ドライバーは前年までのジョーンズ一人体制からベテランのレガッツォーニを迎え、チームとしてさらなる戦闘力強化を図っています。
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《戦績》
 75ポイント コンストラクター2位
  ただしFW07としては71ポイント
 (1位5回、2位2回、3位2回、4位1回ほか)
 ポールポジション3回

1979年の開幕は前年使用したFW06が使用され、入賞はジョーンズによる第4戦アメリカ西GPでの3位1回に止まりました。そしてライバルから遅れること一年以上の時間を要し、ハラマでの第5戦スペインGPより、ウィリアムズ初のグラウンドエフェクトカーFW07が実戦走行を迎えます。
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初戦からいきなりグラウンドエフェクトカーによる飛躍がみられたというわけではなく、予選はFW06と大きく変わらずの13、14番手。決勝は両者ともリタイヤで終えています。ゾルダーで行われた翌第6戦ベルギーGPはジョーンズが予選で4番手を獲得、決勝は電気系トラブルにより惜しくもリタイヤとなりますが、第7戦モナコGPではレガッツォーニは予選16位から2位表彰台を獲得するなど、新車導入の成果が徐々に発揮し始めます。
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そして第9戦イギリスGPでジョーンズがチーム初となるポールポジションを獲得(ジョーンズ自身も初ポール)、予選4番手だったレガッツォーニがチーム初優勝を挙げ、ウィリアムズの母国レースに花を添えています。
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その後は初優勝がきっかけとなったか、成績が右肩上がりに転じ、ジョーンズが第10戦ドイツGPから三連勝を含めた4勝を挙げ、コンストラクターズランキングはリジェやロータスといった競合を上回る2位にランクアップ。ジョーンズはドライバーズランキングは3位を獲得しました。
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FW07での戦績は11戦中5勝、9表彰台、3回のポールポジションとなりました。この年のチャンピオンはフェラーリとシェクターによるダブルチャンピオンという形となった訳ですが、有効ポイントの計上が今とはだいぶ異なり「前半7戦から4戦分。後半8戦から4戦分の上位ポイントをカウントする」ものでした。チャンピオンを獲得したシェクターの前半は30ポイント、後半は21ポイントを数えて、トータルは51ポイント。一方でシーズン唯一の三連勝を挙げたジョーンズの前半はわずか4ポイント、後半は4勝分の36ポイントでトータル40ポイントと後半で稼ぐもシェクターに11ポイント上回っています。皆同じレギュレーション下でやっているため、公平や不公平などはありませんが、後半8戦だけでみたら、ジョーンズは誰よりもポイントを稼いだドライバーでした。つくづく序盤戦の「グラウンドエフェクトを期待しない」旧型マシンFW06での取りこぼしが悔やまれます。なお、チームメイトのレガッツォーニは前半6ポイント、後半23ポイントを獲得していることからも、このシーズンのウィリアムズのバイオリズムを象徴すると共に、FW07の戦闘力を知らしめるものでした。
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ただこの戦績は決して無駄なものではなく、ドライバーをレガッツォーニからロイテマンに代えた翌80年、改良型のFW07Bで臨んだジョーンズが5勝を挙げ、ウィリアムズ初のドライバーズおよびコンストラクターズの両チャンピオンを獲得。ウィリアムズは一気にトップチームに名乗りを挙げることとなりました。その足がかりとなったFW07はウィリアムズのみならずF1界でもれっきとした名車の一つに数えられます。

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「2022新車をみる」もようやく残すところ最後の一台となりました。昨シーズンは新人二人を構えて、マシンも最下位覚悟の「ほぼ据え置き」状態で耐え抜きました。カラーリングこそ早い段階で公開されたのに、このブログでのアップは最終回にさせていただきました。昨年圧倒的なビリだったからではなく、皆さんもご存知の「不透明な点」が拭えなかったため、ギリギリいっぱいまで引っ張った次第です。2022シーズンの新車、ラストを飾るのは「ハースVF-22」です。

《設計》
 シモーネ・レスタ

《外見》
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当初は昨年とほぼ同じカラーリングである白を基調に青と赤の「ある国の国旗のような」カラーリングで登場しました。ところが昨今の騒動によりこのカラーリングを使用できなくなり、先日のカタロニア合同テストの終盤で白一色の非常にシンプルなものに変更されています。このカラーリングが正なのか、今後手を加えられるのかは今の時点では明らかになっていません。シンプルではあるけど、これはこれで悪くないなというのがmiyabikunの印象です。特に最近は青系を基調としたマシンが増えたこともあり、白一色に赤の文字もなかなか目立ちます。「身は潔白である」と知らしめているかのよう。
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ノーズコーンは太く、角張っています。先日見てきたアルファロメオC42と似たような形で先端部で折れ曲がり、短めのスパンでフロントウィング三段目に取り付いています。最下段はノーズと独立しているしゃくれ型です。
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フロントサスペンションはプッシュロッド式でフェラーリから購入したものを装備。サイドポンツーン開口もフェラーリにも似た横長な楕円形状ではあるものの、フェラーリよりも開口はやや大きく、後退は小さく見えます。
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白って綺麗でシンプルだけど、造形を判断するにはいささか苦労します。わかり辛いですね。おまけにスポンサーロゴもほぼありませんから、文字や線の歪みから察することもできない。カモフラージュよりもこちらの方が効果的な気がする。サイドポンツーンは大きめでアンダーカットはライバルに比べて少ないように見えます。ドライバーのすぐ横のエンジンカバー付近に黒で塗られた領域があります。ココにリヤエンドに向けて排出するルーバーが設けられています。

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《シャシー》
 VF-22
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:795kg?
 最大燃料搭載量: - kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

 《エンジン》
 フェラーリ 066/7
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力(非公開)
 燃料・潤滑油:シェル
 
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《ドライバー》
 No.47 ミック・シューマッハ(ドイツ)
 No.20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

カタロニア合同テストは昨年同様のシューマッハ、マゼピンの2年目二人が担いました。当然ながら今シーズンもこの二人によるVery Fast再建に向かうはずでした。しかし今世界中で騒動となっている「ロシアによるウクライナ侵略」のため、ロシアは世界からの社会的制裁を受け、来たる9/25に決勝が予定されていた第17戦ロシアGPが中止(以降当面ロシアでF1も行われないことも決定)となりました。ロシアに対する制裁となると、政府とも関わりの大きかった企業であり、ハースの大口スポンサーであるウラルカリも影響があります。さらにウラルカリのバックアップを強みとしてF1昇格を果たしたマゼピンにも当然しわ寄せが来て、急遽契約解除となりました。開幕戦を直前に控えたバーレーン合同テストを前に、F1界にも騒動の余波が訪れる事態にまで発展しましたね。先日の冬季オリンピックでもとある件で大騒ぎしましたが、今年に入り特に「ロシアネタ」が世間をずっと賑わしています。
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生き残りつつも全く被害がないとも言えないシューマッハは辛い状況下2年目を迎えます。一年経てば「シューマッハと言えばミック」がだいぶ定着したのではないでしょうか。昨シーズンはチームメイトより常に上回り、予選でQ1突破を2回果たしました。上位を狙うというよりかは「ドライビングのし難いマシンを懸命に制御する」という作業に精一杯だったと思います。ただそんな中でも時としてその制御も限界に達してド派手なスピンやクラッシュも見受けられました。1年目だから仕方ないで片付けてあげたいところだけど、チームも「限りある予算」の中で参戦していますから、伸び伸びとドライブできないというのも、彼のF1キャリアの足かせになったと思います。2年目の今シーズンも引き続きチームの懐事情も気にしながら残す参戦となりますが、それで萎縮してもつまらないですから思い切っていってほしいですね。毎度ながら、見る人は見ています。大丈夫!
で、そのシューマッハのチームメイトですが、つい先日まではリザーブのフィッティパルディが最有力候補と目されていましたものの、実際に決まったのはこの方となりました。
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まさかのマグヌッセン。驚きました。一昨年にシートを喪失し、渡米。F1のシートに未練無しと答えていたのも知っていましたが、ココにきて再戦と相なりました。最終回まで引っ張った甲斐がありました(笑)この決定は賢明だと思います。図らずも「F1二世ドライバーコンビ」爆誕です。年齢的にもまだ若い(29歳)し、F1での戦績はともかく、表彰台登壇歴もある経験者です。ドライバーにおいては誰でもそうですが、速いマシンを与えればそれなりに速く走れると思いますし、経験豊かであること、またチームスタッフとの付き合いを考えてもベストな人選です(ただ最近毎回思うのは「リザーブドライバー」の存在意義って、何?)マグヌッセンの持ち味はややリスキーではあるけど思い切りのいい攻撃のできる点。過去にはチームメイトとバチバチ殴り合うこともしばしば見受けられましたが、歳の離れたシューマッハとはケンカにならないカナ?!「親の仇〜!」みたいなのは止めようね(笑)

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「あーF1に乗り続けたかったな。サヨナラ。。」
悔しいよね。マゼピン自身には悪気は無い。ただ、母国が起こす騒動、それからF1に乗るに至ったのは少なからず母国の後援もあったはず。恨むなら「母国のボス」になりそう。

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3/1から超駆け足で全10チーム10台の2022年型マシンを見てきました。フォルムが今までとだいぶ変わることにより、どのように仕立て上げられるのか注目したわけですが、チーム毎に個性や考え方は大小異なる形であることがわかりましたね。もう既に開幕戦の地バーレーンで合同テスト2回目も始まっていますので、そこでの改良点や出来栄えも気になるところですね!
あー久々に飛ばして疲れた。。でも2月にたっぷり休んじゃったし、まだmiyabikunは休めません。。

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チャンピオンチームとまではいかなかったものの、ホンダパワーユニット最終年で見事にドライバーズチャンピオンを獲得したレッドブル。今シーズンも流れを絶やすことなくチャンピオンを防衛できるか否かはこのマシンの完成度にかかっています。「レッドブルRB18」です。

《設計》
 エイドリアン・ニューウェイ
 ピエール・ワシェ
 ロブ・マーシャル
 ダン・ファロウズ

《外見》
昨シーズンはRB16Bという、2020年マシンのマイナーチェンジ的なネーミングを用いていましたが、今シーズンはRB17を一つ飛ばしたRB18となりました。一皮どころか二皮くらい剥けたマシンであるといいのですが。連番を用いなかったのはこのレッドブルとフェラーリの2チームですね。
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2月序盤に公開されたのはあくまで試作車、デモカーでした。カタロニア合同テストで持ち込まれたものはディテールに変更を加えた量産先行車といったところでしょうか。毎年ながらF1の新車はすぐに鵜呑みにせず「いつ時点に発表されたマシンか」を見極めないといけないから難しいですね。今回各チームのマシンを可能な範囲で見ていますが、これだって開幕戦にはだいぶ古い情報となってしまいます。
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レッドブルは歴代で黄色のノーズですから太めに見えます。断面的には上部が平坦で、角を丸みを持たせた形でしょうか。ノーズ先端は黄色ではなく、黒(濃紺?)で小さな開口が設けられています。レッドブルあるあるは「毎年ノーズの先に穴を開けがち」ノーズは四枚のフロントウィングの三枚目、下から二段目に接続され、ノーズの長さはやや短めの部類になるのかな。フロントサスペンションはこちらもプルロッド式を採用。これがニューウェイ先生の解答。
どうでもいいことですが、このホイールキャップはスペアタイヤのような、昔テレビドラマ「ナイトライダー」に登場したナイト2000のような味気なさだな。
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サイドポンツーン開口はやや広めな横長四角を採用。横に広がった分だけアンダーカットはされているものの、ラジエター下のえぐりは兄弟車のアルファタウリに比べると小さいようにみえます。色味からして、この部分をパカっと外せそうにもみえる。
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サイドポンツーンからは急激な絞りもなく、天端はリヤサスペンションに向かって緩やかに導かれています。よって、フロアの露出している領域は狭め。先日のアルファロメオもそうでしたが、メルセデス系チームとは造形がだいぶ異なりますね。
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まだ誰も最適解が出せない段階ですから、いいも悪いも素人のmiyabikunでは到底判断できませんが、第一印象は一線を画す例年の変態的なレッドブルらしさ、というよりかはライバルと似たり寄ったりというか、さほど差もないように感じます。

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《シャシー》
 RB18
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:795kg
 最大燃料搭載量: - kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プルロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ
 
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《エンジン》
 レッドブル・パワートレインズ RBPTH001
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力(非公開)
 燃料・潤滑油:エクソンモービル
 
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《ドライバー》
 No.1   マックス・フェルスタッペン(オランダ)
 No.11 セルジオ・ペレス(メキシコ)

「えー先日久々にマシンに乗りましてね、まあ縦に揺れるわ揺れるわで、お陰で便秘治りましたよ」
「関係ないやろそりゃ!」
昨シーズンと変わらずの2人。3と1のゾロ目ナンバーを使う2人は今シーズンから「1のみ」で構成されることとなりました。トップチームでありながら、ドライバー間でギスギスしないのは「そういう契約」で固く結ばれているからでしょうか。大抵はシーズン中盤あたりで優勢に立つ者に自然と権利が向きますが、ココは初めから決まっているのか。
久し振りにメルセデスドライバーのチャンピオンを止めることに成功したフェルスタッペンはカタロニア合同テストからチャンピオンナンバーで登場しました。いいですねカーナンバー1。近年はF1によらず「権利と主張」が重んじられる世の中になりましたが、F1のナンバーはレギュレーションで「前年チャンピオンはカーナンバー1とする」と決めてしまえばいいと思うんです。我々ファンはさすがにナンバーだけでも誰だかわかりますが、今日観始めた人は「何で同じチームで違ったり、ナンバーが飛び飛びなの?」ととっつき難いはず。頂点に立つんだから1。みんな1を目指してチャンピオンシップに挑む。希望ナンバーは以前ベッテルが行ったようにキープしておけばいいと思います。今シーズンもフェルスタッペンが防衛できたら来シーズンも1、防衛に失敗したら33に戻ればいい話。
話を戻して、フェルスタッペンの課題は一にも二にも「チャンピオンを防衛できるか」です。昨シーズンは何とか僅差でチャンピオンを獲得できましたが、全戦においてクリーンな走りやバトルができていたかと思い返せば、グレーな部分もいくつかありました。まあそこまでしてようやくハミルトンを引きずり下ろせたといえばその通りですが。この先はチャンピオンらしい走りが求められます。予選で負けても決勝で取り返す。瞬時の浮き沈みはあれどシーズン通して安定したポジションでフィニッシュして、最終戦までに累積ポイントでチャンピオンを獲れればいい。毎年のことながら、チャンピオンは誰しもが憧れ、狙うターゲットです。チャンピオンを獲得した直後の今シーズンこそ、フェルスタッペンの真価が問われます。
ペレスも昨シーズンのチームメイトのチャンピオン獲得には大いな助けとなりました。移籍初年で当初は遅れや不慣れがみられたものの、終盤はマシンとも対話しながらほぼほぼ馴染んでいたと思います。ペレスもF1ドライバーになって久しいですが、まだ32歳なんですよね(もうとも言えるが)チャンピオンを狙うにはやや遅咲きにはなりましたが、シーズン序盤からフェルスタッペンと並ぶ戦績を続けていけば、もちろんチャンピオンを狙ってはいけないわけでもないはずです。ペレスの持ち味は予選より決勝の粘り強さにあります。その予選をもうひと頑張りできると、トップドライバーと呼べる地位を確立できます。

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メルセデスは昨シーズンまで8年連続のコンストラクターズを獲得してきましたが、そうなる前年2013年まではレッドブルが4年連続のチャンピオンでした。今シーズンは是非コンストラクターズチャンピオンも奪還できるといいですね。

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名前もカラーリングもイカしているのに、最近成績は降下の一途を辿っています。ドライバーは心機一転、トップチームから招いたエースと新たなマシンレギュレーションで中団に食い込みたいところ。今回見ていくのは「アルファロメオC42」です。

《設計》
 ヤン・モンショー

《外見》
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先日のカタロニアテスト開始直後はカモフラージュ塗色で挑んでいました。カモフラージュって、ライバルに存在や細部を探られないようにする措置なのですが、目を凝らせば陰影などの加減で逆に見易く感じるのは気のせいでしょうか。サイドポンツーンの隆起やフロアの造形も黒よりむしろ見易く感じます。
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正式なカラーリングはこちらですね。
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ワインレッドとホワイトのツートンカラーは変わらず。妖艶さと気品漂う色遣いはよし。あとは速さと結果が重要!
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いつもながらマシン前部のノーズコーンやフロントウィングから見ていくと、フロントウィングに近付く「SINGHA」のロゴのあるあたりから急に角度を変えてストンと落ち込んでいます。ライバルと比較するとやや短めなノーズでしょうか。四枚のエレメントのうち二段目のところでノーズはおさまり、最下段の「しゃくれ具合」が目立ちます。
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フロントサスペンションはプッシュロッド式を採用し、サイドポンツーンは後退しつつも三角形状でライバルよりは大きめな開口となっています。
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その大きめな開口から取り込んで、サイドポンツーン上部に設けられたやかまし目なルーバーで一気に排出するのでしょうか。このルーバーもなかなか目をひきますよね。F1とは全く関係のない話になりますがこれを見た時、東北・上越新幹線を走っていた車両の「雪切り室」を思い出してしまいました。
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懐かしい。。ごめんなさい、F1と関係ない話題で。
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サイドポンツーンは絞られつつも高さを緩やかに下げ、深めに入ったアンダーカットともにリヤサスペンション方向へ導かれています。この辺のディテールは色やパワーユニットの違いはあれどアストンマーティンAMR22に似ているように見えます。ただそれを除くメルセデス系3チームの処理とはだいぶ異なるのですが。どちらが正解かはこれからはっきりとしてくると思います。
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ドライバー後方のエアインテークは毎回独特ですね。ロールバーで二口に分断された豚鼻(笑)
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あとリヤサスペンションもマクラーレンと同様に少数派のプッシュロッドを採用。終端で跳ね上げるディフューザーに干渉しないように配置されています。

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《シャシー》
 C42
 全長:5,500mm
 全幅:2,000mm
 全高:   970mm
 最低車体重量:795kg!
 最大燃料搭載量: - kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

車体重量は今シーズンのマシンで初めて「!」と強調してみました。というのも、噂では795kgをクリアしたのは10台中このC42のみのようですね。当たり前のことではありますがエラい!規定満足ポイントとして10ポイント付与してあげたいです(笑)

《エンジン》
 フェラーリ 066/7
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力(非公開)
 燃料・潤滑油:
 
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《ドライバー》
 No.77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)
 No.24 周冠宇(中国)

えーっと、写真中央がチーム代表、右はテクニカルディレクターで左側は広報担当。いやいや、みんな現役のドライバーです(笑)見た目年齢が高めのチームですなぁ。今シーズン唯一レギュラードライバー2人が総入れ替えとなったチームです。
昨年までの「サブ扱い」から突如エースを仰せつかったボッタスがチームとして何よりの頼みの綱。これまでの戦績、一発の速さ、そしてチームへの忠誠心はピカイチ。あとは「私がエースドライバー」となった時に、しっかりチームを引っ張り、さらには的確なフィードバックができるか否かにかかっています。母国の先輩のシートを受け継いだ形となりましたが、歴代の先輩と比較してしまうとまだ「フライングフィン」にはなりきれていない感じ。フィンには違いないから「フライ、、フィン」あたりか(笑)ボッタスにかかる期待は大きいですし、責任は重大下位チームだからと肩の力を抜いて過ごせません。今からプレッシャーをかけるだけかけて、潰れてしまうようではもうこの先F1で戦い抜くことはできませんから、悔しかったら下位から抜け出し、せめて中団グループに混ざって戦うくらいの結果がほしいですね。
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今シーズン唯一のルーキー周くんは見た目こそ落ち着いているものの、まだ今現在22歳で現役で三番目の若さです。髪型のせいか「某府知事」にどことなく似ている(笑)アジアの大国である中国から初のF1ドライバーということで、どちらかといえばチームより母国から多くの期待が寄せられていることと思います。今シーズンは残念ながら中国GPは開催されませんが、今後も継続参戦ができるよう一戦一戦を大事に走って経験を積みたいですね。

私事ですが、たまに息抜きでやっているスマートフォンのゲームアプリ「F1 MobileRacing」では、No.4が使えなくなって以降、miyabikunはNo.24を使用していました。周くんが誕生したことでまた使えなくなったらどうしよう。。14や44は既に使われているし、あまり大きな数を使いたくないのだけど、そうなると34か54とかになるのかな。54ならまだしも34は、、縁ないなぁ。

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最も多い4チームへパワーユニットを供給しているメルセデス。昨シーズン創始者が逝去し、一時代が完全に閉幕。かの名門とは別モノのチームにはなったもののほんの少し復調の兆しがみられ、ドライバーやチーム体制も一部変更してさらなる向上を目指す「ウィリアムズFW44」を見ていきます。

《設計》
 フランソワ・ザビエル・デメゾン
 アダム・カーター
 デイヴ・ウィーター

《外見》
最近毎年カラーリングの変更があり、なかなか「チームのイメージカラー」が定着しないウィリアムズですが、今回もまたカラーリングに変更がありましたね。
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今シーズンは濃紺が主体で、ポイントで水色や赤がさり気無く入る感じに仕立て上げてきました。ただやはりスポンサーのロゴは少なく、やっぱり寂しげ。プライベーターはココが悩ましいところ。色味的には悪くないのですが、もう少し目立つ色を織り交ぜてほしかったなと個人的に思ってしまいます。
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ノーズコーンは細めで、先日のアルピーヌA522よりも上部のカーブが大きめなかまぼこ型の形状。フロントウィング四枚刃の二段目に取り付いています。色が色なもんだから、非常に見難い。フロントサスペンションはプッシュロッド式を採用。サイドポンツーン開口はなかなか大きめで角を落とした三角形をしています。正面からの見栄えは地味だなぁ。
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やや横目でみると、サイドポンツーンが後方にかけて急激に落ち込んでいます。メルセデスW13をはじめとしたメルセデス系の特徴ともいえるコンパクトさ。広く確保されたフロア後方部のサイドには手を切ってしまいそうな切り欠きが一つ設けられています。
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ドライバー後部のエアインテークは楕円形でも三角形でもない大きい開口が目立ちます。当初は扇子形のような上部が広い形状をしていましたが、テストでは長方形に近い形のものが導入されました。わざわざココを赤で塗ってくれているもんだから目がそちらばかりに取られてしまいます。あまり見つめていると、吸い込まれちゃいそう(笑)
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地味や、、頑張ってほしいし悪気はありませんが、やっぱ地味や(笑)

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《シャシー》
 FW44
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:795kg?
 最大燃料搭載量: - kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

 《エンジン》
 メルセデスF1 M13 E Performance
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力(非公開)
 燃料・潤滑油:エッソ
 
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《ドライバー》
 No.6   ニコラス・ラティフィ(カナダ)
 No.23 アレクサンダー・アルボン(タイ)

昨年まで在籍したラッセルは無事にメルセデスワークスへの移籍を果たし、その空席にはレッドブルグループに所属していたアルボンが復帰させ、その補完を行っています。
まずチームの先輩ラティフィの話をするとマシンポテンシャル上どうしても好成績を上げられたかと聞かれたらラッセル同様に苦しい立場にあるものの、昨シーズンはだいぶ安定し入賞も手に届く位置まで成長してきたのではないかと思っています。決勝の完走ということだけいうと、実はラッセルより多い19回となっています。ラティフィといえば最終戦アブダビGPの「例の騒動のきっかけ」となった人物であり、あの後だいぶバッシングを受けたようですが、将来的に語り草にはなるでしょうがラティフィ自身が悪いことをしたわけではありませんし気にする必要もありません。それよりも浪人明けかつチーム初合流となるアルボンとのチーム内対決は比較になると思いますから、そちらに注目していきたいですね。
まさかアルボンヌがウィリアムズのシートを射止めるとは思いませんでした。近年ではサインツやオコンなど、居ても座るシートがない塾生やっているよりかは、レギュラードライバーをしている方が賢明であるともいえます。何より腕や勘は養えますし、F1の契約なんて「あって無いようなもの」と昔から言われたものです。若いうちに一年でも1レースでも経験を積んだ方がいい。またウィリアムズも少しずつながら復調傾向がみられますので、あとはアルボンお得意の思い切りのよさを活かして入賞常連に貢献できたら大したもの。あの何とも言えない明るい笑顔でよりチームを明るくできれば、応援しているファンの士気も上がります。期待しましょう!

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