F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ポール・リカール

今回の過去のレースは1985年にポール・リカールで行われた第7戦フランスGPです。85年は先日の第15戦南アフリカGPに続く2回目となります。今でこそ名物の「ミストラルストレート」中腹で左に折れるシケインが設けられていますが、この年まではまだそれが無く、2.5kmに及ぶF1屈指の超ロングストレートが存在しました。
このシーズンこれまでの6戦は前年僅差でチャンピオンを獲得したマクラーレンのラウダがリタイヤ続きの絶不調。代わってリードしたのはチームメイトのプロストで開幕戦ブラジルGPと第4戦モナコGPを制して唯一の2勝を挙げています。前年84年は際どく競り負けてしまいましたよね。リベンジに注力しています。また、若手の期待、ロータスのセナは第2戦ポルトガルGPで初優勝を果たし、そのチームメイトのであるデ・アンジェリスは第3戦サンマリノGPで1勝、フェラーリのエースのアルボレートが第5戦カナダGPで1勝となかなかの混戦模様。

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近年のフランスGPを滅法得意としていたルノーの予選は低迷し、ホンダエンジンを搭載したウィリアムズで8番手となったマンセルはクラッシュによる体調不良を訴えて決勝を欠場することになりました。それならばもう一人が頑張るしかない。
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ポールポジションはカーナンバー6のロズベルグ。一応チャンピオン経験者です。フロントロウには伸び盛りのセナ。ベテランに混ざって一人前の面持ち。レースには関係ありませんが、黄色いドリンクが懐かしい。レース後のインタビューとかでピッチャーに入ったこんなドリンクをみんな飲んでいましたよね。ドリンクの入っている容器はペットボトルでしょうか。こんな時代からあったんでしたっけ?!
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《予選結果》
 1 K・ロズベルグ (ウィリアムズ・H・GY)
 2 A・セナ    (ロータス・R・GY)
 3 M・アルボレート(フェラーリ・F・GY)
 ※GYはグッドイヤー

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決勝レーススタート!シーニュ先からミストラルストレートエンドをみると、今ある「縞々」はありません。絶対こっちの方がいいと思うんだけどー。
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南仏のポール・リカールは今までは地元のルノーをはじめ、ターボエンジン勢が有利とされてきました。気温も路面温度も高めで、追い討ちをかけるべく存在する長大なストレートによりマシンへの過酷さが増します。まずは地元リジェのラフィは2周足らずでターボが火を吹く。
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5周目のアルボレートはミストラルストレートエンドでジ・エンド。こちらもターボ起因。

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気持ちよく逃げるロズベルグの後ろ、2位争いをしているのは黒いセナと白いピケ。ブラジリアン対決です。セナはギヤに不調が出てペースダウンし始めました。ブラバムお得意の「軽タンク猛追作戦」でセナをかわしていきます。ピケの持ち味は決勝での巻き返し。
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その勢いでじりじりとトップのロズベルグを狙います。グッドイヤーを履くロズベルグよりも、ピレリを履くブラバムは暑さに強い。
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シーニュでテールトゥノーズにつけ、インから綺麗なライン採りでさばいて、ピケが前に。

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ロズベルグはセナが緊急ピットインを行う間に順位を上げたマクラーレンにあおられ始めました。マクラーレンもウィリアムズと同じグッドイヤーを履いています。危うし!
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レースちょうど半分の26周目。遅れを取り戻したいセナですが、シーニュの進入でバランスを崩す。
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こちらもエンジン?!リヤエンドが光って見える。
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遠心力のなすがまま、
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キャッチフェンスに捕まって、若き勢いは土煙に散る。

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終盤にピケのピレリも限界か、リヤを滑らせドリフトしています。でも何とか持ち堪え、シーズン初勝利へ。

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《決勝結果》
 1 N・ピケ   (ブラバム・B・PI)
 2 K・ロズベルグ(ウィリアムズ・H・GY)
 3 A・プロスト (マクラーレン・TP・GY)
 ※BはBMW、TPはタグポルシェ、PIはピレリ

予選はそこそこに、決勝でとにかく勝てばいい。逃げ切りレースでない昔の猛者はこのようにしてシーズンを制してきました。ピケらしいレース運びでした。
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近年も「誰か」していて物議になったこの頭を指差す仕草。今回のピケは違います。ピレリのおかげ。

翌年86年のフランスGPは同じくポール・リカールで行われますが、GP前の合同テストでブラバムに移籍したデ・アンジェリスがクラッシュ時に火に巻かれて死亡したことにより、急遽3.813kmのショートレイアウトに変更されています。


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現時点で既に中止を発表しているフランスGPです。今年はオコンが復帰してまたフランス人ドライバーが増えたのに残念でした。来年の今頃はフランスでできるのかな、フランス人ドライバーがいなくなるなんてことにならないといいのですが。ポール・リカールサーキットの歴代ポールポジションタイムを比較したいと思います。

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《ポール・リカールの基本情報》
    全長     :5.810km(1971〜85)
       3.813km(1986〜90)
       5.842km(2018〜)
 コーナー数:15箇所(2018〜)
   開催回数  :16回

ポール・リカールだなんて、人の名前みたいですよね。その通り酒造メーカーの創始者の名前から来ています。フランスでも南岸近くにあるサーキットで先日のモナコやイタリアとはご近所にあたります。高台にあり海が近いがゆえ、風の影響を受けやすく、サーキットの代表区間「ミストラル」はそこから名付けられました。
サーキットレイアウトは縞々、、いやライフルの形をしており、ヘルマン・ティルケの手が加わる前と大きく変化はしていません。しかし、ターン1においてE・デ・アンジェリスがクラッシュにより死亡したため、1986年シーズンからレイアウト前半部分をカットし、ミストラルストレート途中に取り付くショートレイアウトが採用されました。5シーズンそのレイアウトでレースが行われたものの、一時期フランスGPの座をマニ・クールに奪われ、28年の時を経て、ロングコースを復活させ、フランスGPとして復活するに至りました。
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 ・1971〜85年   5.810km        (オリジナル)
 ・1986〜90年  3.813km 赤色(ショートコース)
 ・2018〜現在 5.842km 黒色(シケイン設置)

レイアウトは3種類となります。図上に表現しきれていませんが、オリジナルは現行の黒色のミストラルストレート中腹のシケインがないものと考えて頂いていいかと思います。ほか、ミストラルストレートの先の超高速右コーナー「シーニュ」のRを改良し、先述のショートカットを行った赤色の3.813kmとなります。3.8kmっていくら何でも短いですよね。この後にポールポジションタイムが出てきますが、この一周距離だと決勝は80周レースとなります。ラップダウンされる車もすぐに現れますね。小学校や幼稚園の陸上トラック同様に、目が回りそう。

《ポール・リカールの予選P.P.タイム変遷》
 71 5.810km 1分50秒710 スチュワート
 73 5.810km 1分48秒370 スチュワート
 75 5.810km 1分47秒820 ラウダ
 76 5.810km 1分47秒890 ハント
 78 5.810km 1分44秒410 ワトソン
 80 5.810km 1分38秒880 ラフィ
 82 5.810km 1分34秒406 アルヌー
 83 5.810km 1分36秒672 プロスト
 85 5.810km 1分32秒462 Kロズベルグ
 86 3.813km 1分06秒526 セナ
 87 3.813km 1分06秒454 マンセル
 88 3.813km 1分07秒589 プロスト
 89 3.813km 1分07秒203 プロスト
 90 3.813km 1分04秒402 マンセル

 18 5.842km 1分30秒029 ハミルトン
 19 5.842km 1分28秒319 ハミルトン
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約50年近く前の1971年が初開催なのに、クレルモン・フェランやディジョン・プレノワとの交互開催ということもあって、飛び石となっており、開催回数は16回に止まります。一応グラフにはしてみたものの、歯抜けで面白味はありませんね。第2グループにあたるショートカットトラックは当然ながらタイムは短くなりますから一貫した進化は読み取りにくい。まあこうなることはわかっていたんです(笑)
71年から85年の間は距離は同じで76年を境にタイム向上のペースが上がりました。時はちょうど「グラウンドエフェクトカー」が流行った頃ですね。そこから第2グループの時期を無視して33年後の2018年に目をやると、距離は32m延びてストレートにシケインが設けられたというのにタイムは2.4秒速くなっています。データが古いこともあり、今回はセクター比較はできませんが、シケインのスピードロスをセクター3のグニュグニュ区間で帳消しにして、さらに上回った、と言った感じでしょうか。根拠無き空想論ですみません。

《ポール・リカールの予選P.P.平均速度変遷》
全長の違いがあればこれで横並びにするしかない、とポールリカールも「一周平均速度」に換算してみました。

 71 5.810km 188.9km/h 100% スチュワート
 73 5.810km 193.0km/h 102.2% スチュワート
 75 5.810km 194.0km/h 102.7% ラウダ
 76 5.810km 193.9km/h 102.6% ハント
 78 5.810km 200.3km/h 106.0% ワトソン
 80 5.810km 211.5km/h 112.0% ラフィ
 82 5.810km 221.5km/h 117.3% アルヌー
 83 5.810km 216.4km/h 114.5% プロスト
 85 5.810km 226.2km/h 119.7%  Kロズベルグ
 86 3.813km 206.3km/h 109.2% セナ
 87 3.813km 206.6km/h 109.3% マンセル
 88 3.813km 203.1km/h 107.5% プロスト
 89 3.813km 204.3km/h 108.1% プロスト
 90 3.813km 213.1km/h 112.8% マンセル

 18 5.842km 233.6km/h 123.6% ハミルトン
 19 5.842km 238.1km/h 126.0% ハミルトン

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速度に変換して、パワーターボ搭載の第2グループも若干背伸びしてくれましたが、10年前の70年代後半規格まででしたね。やはりストレートが短く、速度要素が低いのが玉に瑕です。レイアウトを見てもわかるように、同じサーキットなのに全然毛色の違う変更なので、比較のし甲斐が無い。。わかっていたけど。。(笑)ちなみに、ポール・リカールの歴代最速は昨年18年のハミルトンによる238.1km/hでした。そこはあっぱれ、技術の向上が証明されました。
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今回は消化不良ですね。ご覧頂いている方も書いているmiyabikunもきっと同じ気持ち。こればかりはmiyabikunのせいというわけではないけど、すみません。
そんな時はこの前のヨーロッパGPの時にもやった「おまけ」やりましょうか。こうなると思って用意しています。ポール・リカールに挟まれた先代フランスGP、マニ・クールをみてみましょう。

《マニ・クールの基本情報》
    全長   :4.271km(1991)
       4.250km(1992〜00)
       4.251km(2001,02)
       4.411km(2003〜08)
 コーナー数:17箇所(2003〜)
   開催回数  :18回

ポール・リカールは人名でした。マニ・クールも人名っぽいですよね。いそうですよね。でもこちらは違います。地名から来ています。強いて人名を挙げるならば、F1誘致に関わった元F1ドライバーであり、のちのチーム代表のギ・リジェになるでしょうか。長らく続いたポール・リカールでのF1をフランス中央部の片田舎に引っ張ってきた方です。miyabikunの中ではフランスGPと聞くとポール・リカールよりマニ・クールって世代です。
マニ・クールもレイアウト変更はあれど、基本形は保ち軽微なものとなっています。
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 ・1991年のみ 4.271km 赤色(オリジナル)
 ・1992〜00年 4.250km 青色(右左コーナー廃止)
 ・2001〜02年 4.251km
 ・2003〜08年 4.411km 黒色(リセ後退)

1991年は中間部のアデレイドヘヤピン先に小さな右左コーナーを配置した4.271kmでスタートしています。翌年92年にその小さなコーナーを廃止して直線的にした4.250kmが9年ほど続きます。そして2003年から後半にある右コーナー「シャトー・ドー」を鋭角化し、さらに最終セクターを左に振り「リセ」を後退させた4.411kmが最終形として08年シーズンまで使用されました。実は01年に1mだけ延長した長さが採用されているのですが、どこの変更か思い出せませんでした。あのレイアウトのポンチ絵では表現できないほどの誤差範囲としてお許し下さい。
マニ・クールもポール・リカールと同様に決勝レース中の順位変動が少なく、抜きどころも少ないと言われていたサーキットです。個人的には以前にも書いたように、ジル・ヴィルヌーブに似た最終シケインからひょっこり横スライドして現れてくるアングルや、序盤の大きな右コーナー「エストリル」からカメラがパンして追いかけて、アデレイドに突っ込んでいく姿は好きでした。アデレイドでインをついて抜いたかと思いきや、クロスラインでやり返されてプラマイゼロ、みたいな。ポール・リカールはミストラルストレートの途中のシケインが出来てようやくパッシングがみられるようになりましたが、あれが無いとマジでチカチカのダラダラになる可能性は高かったんじゃないかと思っています。

《マニ・クールの予選P.P.タイム変遷》
 91 4.271km 1分14秒559 パトレーゼ
 92 4.250km 1分13秒864 マンセル
 93 4.250km 1分14秒382 Dヒル
 94 4.250km 1分16秒282 Dヒル
 95 4.250km 1分17秒225 Dヒル
 96 4.250km 1分15秒989 Mシューマッハ
 97 4.250km 1分14秒548 Mシューマッハ
 98 4.250km 1分14秒929 ハッキネン
 99 4.250km 1分38秒441 バリチェロ
 00 4.250km 1分15秒632 Mシューマッハ
 01 4.251km 1分12秒989 Rシューマッハ
 02 4.251km 1分11秒985 モントーヤ
 03 4.411km 1分15秒019 Rシューマッハ
 04 4.411km 1分13秒698 アロンソ
 05 4.411km 1分14秒412 アロンソ
 06 4.411km 1分15秒493 Mシューマッハ
 07 4.411km 1分15秒034 マッサ
 08 4.411km 1分16秒449 ライコネン

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マニ・クールでのフランスGPは91年から08年まで空白期間は無くびっしり18回行われ、現時点では最多開催となっています。そのあとしばらくの「沈黙期間」に入るわけですが。今シーズン現役ドライバーでマニ・クールの走行歴があるのは、ライコネン、ハミルトン、ベッテル3人のチャンピオン経験者まで。ポールポジションを経験しているのはライコネンのみとなっています。下手すると来シーズンはマニ・クールのレコードホルダーがいなくなる、そんな世代に突入することになります。01,02年はこの後の計算に影響が出ないよう、律儀にグラフの色も分けています。でもグラフ黄緑色の第2グループ4.250kmとはたった1mの差でしかありませんので、同じグループとしてみなしてもいいと思います。
グラフをみると意外とギザギザのデコボコしていて、統一感がないようにみえます。中でも99年は一つ1分38秒441と突き抜けてしまっています。こちらは言うまでもなくウェット路面。フェラーリのM・シューマッハは6番手、マクラーレンのハッキネンが何と14位に沈む中、早めにタイムを残した当時スチュワートから参戦したバリチェロがポールポジションを獲得しています。一応バリチェロの名誉のためにフォローしておくと、予選直前に行われたフリー走行も1分17秒232のトップタイムを記録しています。ほか、タイム的に目立つのは黄色い帯の01,02年の二つでしょうか。時代はマクラーレンが陰りをみせ、フェラーリの天下になりつつある時代、ポールポジションを獲得したのはウィリアムズ・BMWを駆る2人です。先日のジル・ヴィルヌーブでも話題にしたことですが、この頃のウィリアムズはなかなか速かったと思います。ちょうどマクラーレンと入れ替わる形で台頭し、フェラーリに食らいつかんばかりの走りをしていましたよね。ドライバーもマクラーレンに比べるとなかなかパンチのきいた2人でした。

《マニ・クールの予選P.P.平均速度変遷》
 91 4.271km 206.2km/h 100% パトレーゼ
 92 4.250km 207.1km/h 100.4% マンセル
 93 4.250km 205.7km/h 99.7% Dヒル
 94 4.250km 200.6km/h 97.3% Dヒル
 95 4.250km 198.1km/h 96.1% Dヒル
 96 4.250km 201.3km/h 97.6% Mシューマッハ
 97 4.250km 205.2km/h 99.5% Mシューマッハ
 98 4.250km 204.2km/h 99.0% ハッキネン
 99 4.250km 155.4km/h 75.4% バリチェロ
 00 4.250km 202.3km/h 98.1% Mシューマッハ
 01 4.251km 209.7km/h 101.7% Rシューマッハ
 02 4.251km 212.6km/h 103.1% モントーヤ
 03 4.411km 211.7km/h 102.6% Rシューマッハ
 04 4.411km 215.5km/h 104.5% アロンソ
 05 4.411km 213.4km/h 103.5% アロンソ
 06 4.411km 210.3km/h 102.0% Mシューマッハ
 07 4.411km 211.6km/h 102.6% マッサ
 08 4.411km 207.7km/h 100.7% ライコネン

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最後はお決まりの平均速度比較です。この計算をするがために「1mの差」を大事にしておきました。グラフの尺度の問題があるにせよ、速度に変換するとグラフ上はなかなかなだらかにみえますね。バリチェロには申し訳ないのですが、ウェットの99年を除くともう少し緩急がつきそうです。
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こちらが99年を除いた「ドライ路面バージョン」です。最も低いのがヒルによる95年のウィリアムズで198.1km/h、最も速度が高くなったのは04年の地元「青いルノー」アロンソの215.5km/hとなりました。アロンソはこの予選は3回目のポールポジション獲得で決勝は惜しくも2位に終わったレースでした。レースで勝ったのは4回ピットを敢行したフェラーリのM・シューマッハ。IMG_3634
チャンピオンもシューマッハが前人未到の7回目を獲得した年、まさか翌年この若造に奪取されるとは、当時微塵も感じなかったでしょう。IMG_3635

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「俺のフランスだ」
グロージャンの母国フランスです。ただここまで2ポイント。さらにここにきてマグヌッセン共々決していい仕上がりで迎えられていません。なかなか速いマシンに乗るのに、今シーズンもスロースターターっぷりは健在です。

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スタートは4番手となったフェルスタッペンに対して5番手ノリスと6番手サインツが挟み撃ちしています。順位は変わりませんでしたが、サインツはいいスタートダッシュを決めましたね。マクラーレンが好調!あと、中団では母国ガスリーもなかなかいい蹴り出しでした。

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前戦カナダGPは「レーススチュワードの裁定」が物議となりました。ポール・リカールはカナダよりもランオフしまくれるわけですから、しっかり監視してもらう必要があります。早くも1周目にレーシングポイントのペレスがアウト側にはみ出す。
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一応進路の指示に従い、シマシマ無塗装のピットレーンのような誘導路を使って
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シレッと復帰。でも、今回は彼らが目を光らせていた。
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「あれですね」「うん、あれは、やった」
ということで5秒加算ペナルティが課せれます。中継でしっかり映しているあたりが、前戦の「物議」を改善している表れか。

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15周目に母国ルノーのリカルドが母国ガスリーを捉えました。新旧レッドブル対決です。ガスリーは赤のソフトでタイヤ交換近し。しかしリカルドは黄色いミディアムのため、付き合わされてもいいことなし。
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17周目にしびれを切らしたリカルドから停止時間3.5秒かけたタイヤ交換へ。
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ならば翌18周目でガスリーがタイヤ交換。こちらの停止時間は2.1秒とテキパキ。
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コースインするとリカルドは若干後ろにいます。防衛成功!こういう時に停止時間1.4秒差が効いてきます。この後リカルドは1周分早くタイヤが整った状態でガスリーをパスしています。

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トップ下4位を続けるフェルスタッペンは21周目にピットへ。こうなる時を待っていたベッテルは合わせ込まずにステイ。速いラップを続けています。
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ベッテルも辛い。どこまで引っ張れるか?!
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フェルスタッペンに対して8周引っ張った26周目にピットへ。
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「セブ大丈夫かな」「ええ、問題無いでしょう」
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全然問題無くない、普通に負けている。フェルスタッペンのピット直後はいいペースだったのに、これだけ引っ張ればフェルスタッペンの新タイヤも馴染む。対象とのギャップを都度確認できているのか、確認してどう考えているのか毎年毎戦疑問です。

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この2人もずっとやり合っていましたね。ライコネンとヒュルケンベルグ。同じハードタイヤスタートで同じ戦略。ヒュルケンベルグにしたら厄介なのに引っかかっています。
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32周目にライコネンから。2.5秒停止。
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ヒュルケンベルグは3周引っ張った35周目で3.3秒の停止時間で復帰すると、、
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ライコネンが全然前に。今回のこのGPはオーバーカットを狙うより、先に入ってタイヤをできるだけ早く整えてしまう方が有利と出ました。パワーの数馬力差よりも、タイヤの状態の方がよっぽど影響が大きい。

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スタートでチームメイトのサインツに先行された以外は順位を守り続けていたノリスは油圧のトラブルが出始めてペースダウン。最後の最後でこの日よく映し出されるルノー2人とライコネンのカモにされています。
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「怖い、兄さん達の攻めキツい!あっズルい!ボクも逃げる!」
リカルドがコースオフ、制御に精一杯のノリスもコースオフ
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隙をみてライコネンが集団のトップに立つと、すかさずリカルドがコース外からライコネンを抜きにかかります。4台皆が入賞圏内の争いですが、1ポイントでも多く欲しい立場でもあります。
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「あれですね」「うん、あれは、やった」(2回目)
リカルドもしっかり監視されています。タイムペナルティで入賞圏外まで降格、残念ー。

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《決勝結果》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)
   2 ボッタス   (メルセデス・M)
   3 ルクレール(フェラーリ・F)

《ファステストラップ》
   ベッテル(フェラーリ)1分32秒740
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
   ノリス(マクラーレン)

先頭争いをほぼスルーしてしまいました。だって「争っていない」んだもん。ずっとずっと逃げて、誰とも触れずでした。リタイヤも知らぬ間に「俺のフランス」グロージャン一人に止まり、結局1位から4位までが予選から変わることもなく、でした。ファステストラップを狙いにいったベッテルもファイナルラップでハミルトンがシレッと更新してきたのに驚いたことでしょう。メルセデスは、使ったタイヤでも速いということ。
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JS「わしが褒めるのはお主らでない。コヤツじゃ」

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
    ノリス(マクラーレン)

スタートで先輩サインツに軽くあしらわれてしまいましたが、以降は順位を落とすことなくマシントラブルを抱えつつギリギリの入賞を死守しました。予選から速い点も彼の素晴らしいところ。この調子でいきましょう!将来きっと自分の強みとなって返ってくるから。

《第8戦フランスGPのポイント》
・今回は先頭周回率100%の完全勝利
・「我々は不正走行など絶対見逃しません!」
・大事な母国でしっかり目立ったルノー
・頑張ったノリス。君の走りはいつか報われる

今週は忙しい忙しい!イタリア半島をまたいで東のオーストリアに急げ!

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フランスでは先週末ル・マン24時間レースが行われました。小林可夢偉グループの初優勝が期待されましたが終盤に失速し、ブエミ、アロンソ、中嶋一貴のオールF1OBトリオが2連覇を果たしています。アロンソはやはり持ってますね。今週はF1ウィークですよ!目がチカチカするけど、こちらも楽しみましょう。間違っても、違う路地に入らないように。
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あまり評判のよくなかったポール・リカールのピットインレーンは鋭角な最終ターン15手前で分岐する形に変更されました。先日のコースレイアウトも修正して掲載し直しました。

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気温、路面温度ともに高く、カメラで遠くから映されるマシンは陽炎で揺らいでいます。ニュースペックエンジンを導入しつつも、苦戦すると予想を立てたレッドブル陣営。Q1終盤に差し掛かってもクビアトは一人ポツンと置いてきぼりとなっています。この方、パワーユニット交換ペナルティだったのね。とはいっても、アルボンにまでこうも水を開けられるのも、ねえ。
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うん、やればできる。暫定6番手。最終的には16番手。そんなことより、テールエンダーを確立し続けるウィリアムズのラッセルがそれを払拭する一撃をみせてくれました。
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おーレーシングポイント超えの暫定17番手!結果的には定位置に戻ってしまうわけなんですが、ドラえもんの「出木杉くん」のような出で立ちなだけあって、優等生キャラだ、今の位置が本当に惜しい。
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Q2を黄色いミディアムタイヤを選んだメルセデスはハミルトンが1本目から1分29秒520をマーク。昨年のコースレコードを上回ってきました。直後にボッタスがそれをさらに0.08秒上回る。前戦カナダでは悔しい思いをしたベッテルも食ってかかりますが、ボッタスには0.07秒及ばず。Q1敗退のグロージャンに続いてマグヌッセンもここで敗退。ハース元気無い。決勝にひとネタぶち込んでくるのかな。アルファロメオのライコネンに代わって、ジョビナッツィがQ3進出に成功しています。
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予選放送を観戦された方ならご存知の通り、Q3はここからメルセデスワールドに突入していきます。ボッタスがいよいよ1分28秒台までペースアップすると、キングが0.16秒削って応戦。
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暫定3位のフェルスタッペンを1.2秒後方に追いやる。先日記録したmiyabikunのファステストもいとも簡単に玉砕された(笑)仕方ない、覚悟はできていた。
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2本目、さらに削る。不利かと思われたセクター2で最速ですよ。もうわかった、君らは速い。速いのはわかったから、もうそのくらいにしておくれ!
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《予選結果》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)1分28秒319
   2 ボッタス   (メルセデス・M)1分28秒605
   3 ルクレール(フェラーリ・F)1分28秒965

《予想との答え合わせ》
3番手ルクレール、12番手ライコネン、13番手ヒュルケンベルグ、18番手ストロール、19番手ラッセル、20番手クビカ、ということで6つ正解でした。ベッテルは7番手って、フェルスタッペンはおろかマクラーレン2台にまでやられるという。アレの後、仏のように静かになってしまいましたね。

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《Q3トップのハミルトンとの差》 
    メルセデス(ボッタス)は0.3秒落ち
    フェラーリ(ルクレール)が0.6秒落ち
    レッドブル(フェルスタッペン)は1.1秒落ち
    マクラーレン(ノリス)も1.1秒落ち
    ルノー(リカルド)が1.6秒落ち
    アルファロメオ(ジョビナッツィ)は2.1秒落ち※
    トロ・ロッソ(アルボン)が2.2秒落ち
    レーシングポイント(ペレス)は2.4秒落ち
    ハース(マグヌッセン)が2.9秒落ち※
    ウィリアムズ(ラッセル)は4.5秒落ち
    ※は最速タイムから算出

3番手ルクレールまでが1分28秒台でした。ポール・リカールはパワーサーキット、セクター2で差を吸収できるかと思いきやハミルトンはしっかり間に合わせてフェラーリに付け入る隙を与えません。レッドブル、ハースがイマイチな予選を過ごしつつ、地元ルノー系を積むマクラーレンが本家超えをみせました。年齢やキャリアから考えてもかなり好位置につけました。ダブル入賞で着実に名門復活といきたいところですね!

《miyabikunのドライバー・オブ・ザ・デイ》 
    ノリス(マクラーレン)

Q1時点で早くもラッセルかな、なんて考えましたが、今回も先輩より一歩先取りで健闘した新人ノリスくんにあげましょう。今年の新人は本当に出来がいい。

《決勝の表彰台予想!》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)
   2 ボッタス   (メルセデス・M)
   3 ルクレール(フェラーリ・F)

表彰台予想はするまでもなく2人は決まっていますので、残り一つが誰になるかの問題です。ストレートスピードもあり、こちらも冴えない先輩を大きく凌駕した半地元のルクレールを予選順位のままノミネートしました。本音はこうである必要はないと思っています。

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しばらくフランスGPという言葉を使わないできましたから、ヨーロッパラウンドのどこに差し込まれたのかとっさに思い出せないです(笑)
一度カナダを挟んでからの、正真正銘ヨーロッパラウンド初戦でしたね。カナダGPの前に行われたモナコGPからわずか180km程度しか離れていないという、かなりのご近所さんです。
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《フランスGPの基本情報》
   ポール・リカールサーキット
      全長:5.861km×53周=計310.633km
      コーナー数:15箇所
      高低差       :30.4m
      DRS区間数:2箇所
      母国GP      :グロージャン、ガスリー
                            ルノー

《フランスGPの個人的印象》
   ・ライフル、シマシマのチカチカ
   ・ランオフエリアのほとんどが舗装面
   ・どこかのサーキットのどこかに似ているような
   ・風向きに注意!

ホームストレートから突如消えるピットインレーン、今回改良されたんでしたっけ。図は横着して昨年のままを使ってしまっています。後日直したいと思います(翌6/23に差し替え済)
母国GPを迎える方は昨年から1人減って2人+1チームになりましたね。そのドライバーが早々と消えた苦いフランスGP復活初戦でした。今シーズンはどうなることでしょうか。
コースレイアウトからもわかるように、長いストレートがあるためパワーありき。でもこのサーキット、ストレート以外では抜き難いですね。中速コーナーでアウトからいくわけもいかないし、即座に訪れるコーナーの切り返しも怖い。カナダとはちょっと違う。やるとしたら、ミストラルストレートの一本目で真後ろにつけて、シケイン進入を使うのが王道ですね。

《過去のポールポジションタイム(参考)》
   2018年 ハミルトン      (メルセデス)
               1分30秒029(一周5.861km)
   1990年 マンセル          (フェラーリ)
               1分04秒402(一周3.813km)
   1985年 K・ロズベルグ(ウィリアムズ)   
               1分32秒462(一周5.810km)
   1983年 プロスト          (ルノー)   
               1分36秒672(一周5.810km)
   1982年 アルヌー         (ルノー)   
               1分34秒604(一周5.810km)
   ※ポール・リカールのみの記録

《ポールポジションレコードタイム》
   2018年 ハミルトン      (メルセデス)
               1分30秒029(一周5.861km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
   1回 ライコネン(2008)
         ハミルトン(2018★)
   ※2008年はマニ・クールでのフランスGP

復活2年目なので現在に通じるサンプル数は一つしかないし、過去は全く参考になりませんが、昨年同様に基礎知識として参考に載せました。今のところ最速はハミルトンが持っています。

《過去のフランスGP優勝者》
   2018年 ハミルトン           (メルセデス)
   2008年 マッサ                  (フェラーリ)
   2007年 ライコネン           (フェラーリ)
   2006年 M・シューマッハ(フェラーリ)
   2005年 アロンソ              (ルノー)
   ※2008年まではマニ・クールでのフランスGP

《現役歴代優勝者 回数》
   1回 ライコネン(2007★)
         ハミルトン(2018★)
   ※2007年はマニ・クールでのフランスGP

《過去のフランスGPファステストラップ獲得者》
   2018年 ボッタス               (メルセデス)
   2008年 ライコネン           (フェラーリ)
   2007年 マッサ                  (フェラーリ)
   2006年 M・シューマッハ(フェラーリ)
   2005年 ライコネン           (マクラーレン)
   ※2008年まではマニ・クールでのフランスGP

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
   2回 ライコネン(2005,08)
         ボッタス    (2018)
   ※2005,08年はマニ・クールでのフランスGP

こちらはフランスGPくくりで記載したため、2008年までのマニ・クール時代も絡めました。辛うじて現役ドライバー3人(ライコネン、ハミルトン、ベッテル)は先代フランスGPも経験しています。先代時代はライコネンがブイブイの頃です。懐かしいとともに、まだF1をドライブしていることもすごいですね。

《使用されるタイヤコンパウンド》
   赤:ソフト  (C4)
   黄:ミディアム(C3)
   白:ハード  (C2)

パワーサーキットだから、パワー順で来てもらえると面白いんだけど、不気味なのはセクター3の「ライフルの柄」の部分。こんなのが大得意そうな人達、居たっけなぁ。

《フランスGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.クビカ                 (ウィリアムズ)
 19.ラッセル              (ウィリアムズ)
 18.ストロール          (レーシングポイント)
 17.ペレス                  (レーシングポイント)
 16.アルボン              (トロ・ロッソ)
〜Q2〜
 15.クビアト              (トロ・ロッソ)
 14.ジョビナッツィ   (アルファロメオ)
 13.ヒュルケンベルグ(ルノー)
 12.ライコネン           (アルファロメオ)
 11.リカルド               (ルノー)
〜Q3〜
 10.グロージャン       (ハース)
   9.サインツ              (マクラーレン)
   8.ノリス                  (マクラーレン)
   7.マグヌッセン       (ハース)
   6.ガスリー              (レッドブル)
   5.フェルスタッペン(レッドブル)
   4.ベッテル              (フェラーリ)
   3.ルクレール          (フェラーリ)
   2.ハミルトン          (メルセデス)
P.P.ボッタス              (メルセデス)

モナコに近いということは、ルクレールにとってもほぼ母国。最近はちょっとなりを潜めてしまっているので、自慢のパワーで何とかねじ伏せてくれることに期待したいのですが、、そんなのをペイできるマシンがあるのも現実です。今シーズンは「どこまでいけるんだ?!」視点で観るようにしようか葛藤しています。クソゥこんな時期にこんな心境にさせられるとは。
日本のF1ファンを多く敵に回してしまいそうですが、今回は、ちょっと期待し辛い。。しばらく辛めなGPが続きますし。miyabikunを恨まないで下さいね(笑)逆にライコネンファンの方、ココは少し期待できるのではないでしょうか。中団勢はアルファロメオとマクラーレンがよさそう。頑張れノリス!でもマクラーレン推しも、よく思わないカナ(笑)まあまあまあ、ひとまず様子をみてみましょう!

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