F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ポール・リカール

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決勝も晴天。たなびくフランス国旗が映えます。熱々の路面と風向きがドライバー達をどう苦しめることとなるか。
多くのドライバーはミディアムをスタートタイヤとして選び、11番手ボッタス、14番手ガスリー、19番手サインツの3人がハードタイヤを履いています。サインツは最速マシンでどこまで浮上できるか?!

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スタートはレッドブル勢が鈍く、4番手のハミルトンがなかなかいい蹴り出しをみせましたね。ルクレールはスタートダッシュでのポジションダウンは回避。
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ミストラル中腹のシケインで角田くんが早くも反転、8番スタートから一気に最後尾に転落しています。一体何が?!
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地元のオコンと絡んだか。こりゃイカンとオコンには5秒ペナルティとペナルティポイント2が進呈されています。オコンはストレートエンド外側の縁石でズリっと内側に弾き戻されていないか?!角田くんにペナルティは無くとも、マシンの損傷が大きく、17周でリタイヤに追い込まれています。当てられ損か。
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2周目後半の順位変動です。アストンマーティンのストロールがどーんと一気に-5。最後尾のマグヌッセンはミディアムタイヤで-7。期待のサインツは今のところおとなし目の-3に止まっています。ハードタイヤのボッタスは角田くんの後退があって+6?!こりゃさすがにオコンでしょうよ。エースの示しがつかぬ。

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フェルスタッペンがルクレールに襲いかかっています。果敢にアウトから挑発なんて、抜きたくて抜きたくて、たまらなさそー(笑)
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ルクレールはどこまで猛追から逃れられるか?!
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猛追しつつもタイヤも労わってきたフェルスタッペンはアンダーカット狙いで17周目に先に動く。
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ノリスの後ろとなる7位で復帰。
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ルクレールはどうする?!フェルスタッペンとのギャップは27秒。判断が遅れればアンダーカットを食らうぞ。
と、その直後、、
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大きく回り込むボーセ中腹でテールからバランスを崩してタイヤバリアへ。一瞬誰だか分からず「まさかルクレールじゃないよな、サインツだよね?」と不謹慎な勘繰りをしてしまったwarubikunですが、紛れも無くルクレールでした(サインツ、ごめん!)レースはまだまだ続くけど、この瞬間に勝負は決まりましたね。フェルスタッペン楽勝モードに切り替わります。
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暫定トップのハミルトンをはじめ、ミディアムタイヤ勢は続々とセーフティカーピットに向かいます。
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ハードタイヤのサインツももう入るの?!これじゃあロングスティントのメリットが無くなっちゃうのでは?!ピットロードに青いマシンが来ているから、、
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ねーっ!!ウィリアムズのアルボンが上手くブレーキングしてくれたお陰でニアミスで済みましたが、サインツにアンセーフリリースのペナルティが下ります。チームメイトがきっかけで相方がペナルティ貰うとはくだらない。。
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21周目からレースが再開となりますが、上位が離脱した関係で上向き矢印が多いですね。サインツは1回ピットで並んで8位にいます。BOTはまだ+3かい!!

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トップは決まり、角田もいないとなれば、あとの楽しみはサインツの浮上くらいか。30周目に大先輩様のアロンソ様を
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同じ周回でラッセルをさばく。このサインツはやけにフロントが斜めって見えるなぁ。
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そしていよいよ最大のライバルであるレッドブルのペレスを狩りにいく。
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今回のペレスはややおとなし目にみえます。これでサインツは表彰台ラインに。早い段階でミディアムに履き替えたサインツの2回目については、無線で議論がなされていましたね。入るなら入る!ステイならステイ!チームは早めに明確に伝えなければダメ!
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やっぱり入るのか。。変に粘ってバーストやコースオフでもしたら、フェラーリは「いなかったこと」になってしまいますもんね。また追い上げればいいさ。
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レース終盤は3位争いが熾烈でしたね。サインツに抜かれた直後のペレスはラッセルにも狙われています(字幕スーパーは何故だかハミルトン表記)
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シケインで並ぶ!
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ペレスはビビってランオフエリアに回避。
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49周目にアルファロメオの周がマシンを止めた関係でバーチャルセーフティカーが発動。翌50周目のラッセルは何か企んでいる予感。。
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再開と共にGo!意表をつかれたペレスも慌てて攻め立てていますが、時すでに遅し。今回のペレスはおとなしいというか、正直パッとしませんでした。

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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 ラッセル    (メルセデス・M)

ルクレールが自ら戦列を離れたことにより、レース中盤からはトップのフェルスタッペンに対してカメラが向けられることがほぼ無くなりましたね。ハミルトンも淡々とレースを続け、結果的には3位以下の争奪戦とサインツがどこまでリカバーするのかばかりに注目しました。3位はバーチャルセーフティカー明けの隙をついたラッセルがもぎ取り、メルセデスがツースリーフィニッシュとなっています。レッドブルとフェラーリが先行し、今シーズンは脇役にまわるメルセデスですが、堅実にポイントを積み重ねるあたりはさすがです。

《ファステストラップとそのタイミング》
 サインツ(フェラーリ・F)1分35秒781
 51周目/53周
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:16台(15台フィニッシュ)
 規定周回:15台

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

予選に引き続いてのノミネートです。本家でも選ばれたことを考えても適任であり、彼の他にはいないでしょう。この週末通じてサインツ自身による大きなミスは見当たりません。グリッド降格ペナルティに関しては、前戦オーストリアGPのマシン由来ですし、セーフティカー中のピットでのアンセーフリリースはサインツでは防ぎ様の無い、チームの判断による要らぬペナルティでした。
「サインツのミス」というわけではありませんでしたが、疑問が残るのは「ハードタイヤスタートで一回目のセーフティカーピットでステイアウトした場合」と「2回目ピットをせず、どうにかミディアムタイヤで走り切った場合」どのようなレース展開になったのかに興味があります。第1スティントは後方からの追い上げにより、もしかしたらだいぶハードタイヤをいじめてしまっていたのかもしれませんし、2回目はサインツとチームとの無線で問答が繰り返されていました。第2スティントをミディアムでどうにか引っ張る案はあったものの、こちらはだいぶリスキーな判断になりそうですね。ピットインしてラスト追い上げて結果5位。変に引っ張ってバーストしたり、チームメイトのようなコースオフでもしたら、5位じゃ済まないと考えると、妥当な選択だったかもしれません。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 ルクレール(フェラーリ・F)

レース終了直前までは別のドライバーの赤っ恥シーンばかりが目に止まったので、そちらかなと決め込んでいましたが、レース後のコメントで17周目のコースオフは自身が招いたミスであること聞き、こちらに切り替えました。当初はサーキット特有の風の影響か、はたまたミディアムタイヤの限界から招いたものとばかり思っていたので、これが事実なら非常に残念です。
ここでわざわざ傷口に塩を塗るような感想を言わなくとも、本人が一番悔やみ、イタい思いをしているのは察します。どうにかトップを維持し、後方を走るフェルスタッペンが先手に動いたことでルクレールも必死だったんだと思います。ヨーロッパ連戦本番でせっかくいい流れを掴んでいた上でのミス。フェラーリはチーム、マシン、ドライバーの全てが完璧な日は少なく、必ずと言っていいほどミスや落ち度が一つ二つ出てしまいます。ペレスの表彰台陥落は赤っ恥で済むかもしれないけど、ルクレールは洒落にもならない無得点。これではとてもじゃないけど、チャンピオン争いは無理。ルクレールではまだ荷が重過ぎるのかな。でも「まだ」と言っている場合でもなく、ルクレールも既に中堅のキャリアを積んだドライバーですし、今シーズンは特にフェルスタッペンに唯一対抗できる速さを持っています。荷が重かったり、先程の何か一つが欠けても、何かで補完してあげられないようでは、追う立場はいつまでも拭い切れません。いつから乗り切らないと達成はできません。だからといって、あまり自暴自棄にはならないことも願っています。
当初選んでいた候補はペレスでした。どのシーンかはご想像の通りです。直前はあれだけラッセルに突かれていたわけですから、バーチャルセーフティカー明けの再加速は充分注意して取り組まなければならない時。何か別のことでも考えていたのでしょうか。ラッセルのことを見くびっていたのでしょうか。あのワンミスで表彰台から陥落するのは赤っ恥以外の他でもありません。
オープニングラップのオコンと角田くんの接触は、オコンに5秒のペナルティとペナルティポイント付与という結果になったわけですが、オコンは地元で8位入賞。方や角田くんはマシンの被害が大きく、ノーポイントのリタイヤで終えました。結果論にはなりますし、ペナルティが下った以上ここでどちらが悪いとは敢えて言及しませんが、ひいき目無くペナルティのあり方についても、いつもながら疑問が残りました。

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《第12戦フランスGPのポイント》
・前が勝手に消えてくれたらイージーイージー!
・入るタイミングも出るタイミングもグズグズ
・サインツは果たして延べ何人パッシングしたのか
・喉カラカラキングとうっかりペレス の巻

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どうでもいい話題ですが、天井低っ!ここもプロストサイズ?!
次戦ハンガリーGPが終われば、F1は前半戦を終えて夏休みに入ります。miyabikunには夏休みは無く、その期間で毎年恒例の「やるべき作業」がこちこちあるわけですが、ドライバーをはじめチーム関係者、我々ファンもしばしの休息ができます。

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このフランスGPでも各チームは改良パーツを持ち込んできました。F1もレース数的には既に後半戦。まだまだ順位変動が多々起こりうる状況に変わりはありません。
フェラーリのサインツは結局多くのパワーユニットコンポーネントの交換に踏み切り、決勝は最後尾付近からのスタートが確定しています。またハースのマグヌッセンも同様の措置でグリッド後退が決まっています。フェラーリ系は今後も心配ですね。

《Q1》
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もしかしたら、フランスGPは今シーズンが最後になるかもしれない。貴重な母国GPでファンの声援をうけるアルファタウリのガスリーがひとまず1分33秒697で一瞬トップタイムを記録。
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さあもう一人のフランス人(なんて言い方したら気を悪くしそうだけど)アルピーヌのオコンはガスリーに対してどんなタイムでくるか。
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アロンソには及ばずもガスリーは超えたぞエヘヘ。
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この予選はポールポジションでも最後尾でも最後列付近からのスタートが決定しているサインツもフェルスタッペンに続く3番時計のタイムだけは出す。
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マグヌッセンはどうする?!走っても走らなくてもさすがにサインツには敵わぬか。
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ハースはマグヌッセンの分までシューマッハが頑張る。時間いっぱいで10番手。成長著しいですなー。
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結果は地元のガスリー、アストンマーティンのストロール、アルファロメオの周とシューマッハも?!
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あートラックリミットとられたのね。惜しい。あとはいつものラティフィの5人が脱落。

《Q2》
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時計が何故だか止まっていないけど、ルクレールが先手を切って1分32秒587でレッドブル勢のタイムを待つ。レッドブルは2台ともセクタータイムを更新しながら追いかけています。
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ペレスが先にルクレールを上回った直後、フェルスタッペンは新品ソフトタイヤでルクレールに0.6秒を上回る1分31秒990へ。
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Q1をサクッと走って突破したマグヌッセンはしっかりQ2にも取り組んでいます。降格ペナルティが決まっていても、決勝を見据えて走ることも重要。ファンやスポンサーにとってもいいことです。
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同じ立場のサインツはセクター1で最速。
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不得意とされたセクター2も。
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ファスト、ファスター、ファステストと1分31秒を切らんばかりの好タイム。サインツ、ポールは獲れてもマグヌッセンと並んで最後列は決定なのよ、大丈夫?!でもサインツ本来の意図はこんな「自慢」ではありませんでした。
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Q2のラストで角田くんが飛躍的にタイム向上。Q3突破を決めます。母国ドライバーよりも目立つ。
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Q2はリカルド、オコン、ボッタス、ベッテル、アルボンら相方に置いていかれた片割れ、また相方に託された片割れが脱落。サインツとマグヌッセンに貴重な2枠を奪われたせいだ、なんて言ってはいけません。

《Q3》
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Q3一発目のトラックインはサインツ、ペレス、ルクレール、フェルスタッペンのオーダーと両者入り乱れながら続く目的はただ一つ「スリップストリーム大作戦」敢行です。
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ルクレールは第二ミストラルから右の高速シーニュでサインツの「背中」を借り、得意なセクター3を補完。
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一方フェルスタッペンはペレスと離れた位置を単独で走り、ルクレールに0.008秒負ける。レッドブルはスリップストリーム大作戦しないのか。
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ラストアタックでもサインツはしっかりとルクレールを護衛。サインツはこのためにQ3まで進出してきたわけか。普通のことかもしれないけど、フェラーリの割には頭を使った戦術(笑)
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サインツのセクター1はあくまでウィンドラン。陸上競技でいうところの「流し」ってやつ。ルクレールが近付くのを待ちます。
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シーニュ入口手前で接近していく。DRSの無い区間でルクレールを最大限に勢い付ける。
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サインツは用が済めばすっとピットロードへ身を引く。ルクレールは1分30秒台に突入。
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《予選結果》
P.P. ルクレール   (フェラーリ・F)   1分30秒872
 2.フェルスタッペン(レッドブル・RBH)1分31秒176
 3.ペレス     (レッドブル・RBH)1分31秒335

フェラーリはサインツの降格もありレッドブルに対して2対1で予選(さらには決勝も)戦わざるを得ない状況となりました。その状況下、フェラーリはサインツを「無駄にしない」全力走行を実施し、レッドブルに対して不利と思われたセクター2以降の「補助」として活用。最近のフェラーリには珍しく「戦略的」なポールポジション獲得となりました。逆に素人目から、レッドブルをはじめとしたライバル達は何故やらなかったのかという疑問もありました。「ライバルの背中」となれば、オイシい部分以外は邪魔にもなり得ますが、それをうまく使った走りをカメラで捉えていたのはアルピーヌのアロンソあたりだけだったように思います。
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MV「ウチらもスリップ使うべきだったよ」

《先日の予選予想との答え合わせ》
ポールのルクレール、14番手ベッテル、20番手ラティフィということで、正解は3つでした。ペナルティ降格で走らずどころか、サインツもマグヌッセンもQ2まではまあまあガチでタイムアタックしてくれました。惜しいのもいくつかありました。フェルスタッペン、ハミルトン、アロンソ、リカルドとマグヌッセンは逆、ボッタス、ストロールと周も逆と、1つズレの多いこと。仕方無し。
地元フランス勢が思いの外よくありませんでしたね。またmiyabikunが下位予想をした日に限って、角田くんは大健闘。こちらはいいことです。これならば、miyabikun毎回角田くんを低めに予想すれば、反発心に駆られて奮起してくれるということか?!今シーズンは以降そのジンクスでいきます?!(笑)

《Q3トップのルクレールと各チームの差》
 フェラーリ(サインツ)は0.2秒落ち※
 レッドブル(フェルスタッペン)が0.3秒落ち
 メルセデス(ハミルトン)は0.9秒落ち
 マクラーレン(ノリス)が1.2秒落ち
 アルピーヌ(アロンソ)は1.7秒落ち
 ハース(マグヌッセン)が1.8秒落ち※
 アルファタウリ(角田)は1.9秒落ち
 アルファロメオ(ボッタス)が2.2秒落ち※
 アストンマーティン(ベッテル)は2.4秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)も2.4秒落ち※
 ※は最速タイム(Q1,Q2)から算出

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 サインツ(フェラーリ・F)

前戦は好走しながらもパワーユニットが炎上して今回はペナルティ必至という状況で迎えたサインツは、スターティンググリッド最後列が確実だったもののQ1、Q2で手を抜くことなくアタック。Q3はチームメイトの援護を完璧に行うという「チームでできる最大限の活躍」に貢献しました。「本来であれば、このペースでも走れるからね」と言わんばかりの快速ラップは目を見張りました。サインツ自身は先日のイギリスGP以降、確実な自信と速さを身に付けて健闘ていますので、チームはそれを無駄にしないマシンと戦略を企ててほしいと思います。決勝はどこまで追い上げられるか?!
次点はガスリーを上回り、miyabikunの失礼な順位予想を覆してQ3進出を果たした角田くんでした。
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SP「あのわちゃわちゃーってなるの、ボク苦手」

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

トラックリミット違反により、惜しくも損をしてしまったドライバーもいつつ、今回はこちらの該当者は無し。ただフランス勢にはややガッカリでした。何らかのトラブルがあったにせよ相方が共にQ3に進出していますから、マシン自体のポテンシャルは実証されています。決勝に期待。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)
 2 ルクレール   (フェラーリ・F)
 3 ペレス     (レッドブル・RBH)

個人的にシーズン通してのチャンピオン争いを考えると、波に乗るフェラーリの連勝で食らい付いてほしいものの、ポールリカールは決して追い抜きが困難なサーキットではありません。1ラップするにあたって、いくらセクター1や3を得意としても、主たるパッシングポイントである第一ミストラルストレートで速さを誇るレッドブルにとって歯が立ちません。ルクレールにとっては如何にセクター1をきれいにまとめ、ストレートで近付かれないか。そして予想される高温路面でタイヤを労わることができるか。サインツが後方に沈んでしまう以上、不利な状況であることには変わりありません。クドいですが、フェルスタッペンと今後も戦っていくのならばフェラーリは決勝でも戦略的にうまく持っていけるかどうかがカギですね。
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CL「君らってあまり仲良くないの?」SP「ん?!」

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現役ドライバーを2人擁しつつも、将来のGP開催が危ぶまれるフランスです。フランスGPはこの先も開催してほしいけど、他のサーキットがいいかな、なんて心のどこかで思ってしまっているmiyabikunです。個人的にはマニ・クールの方がレイアウト的に好きなのですが、あそこはまた抜き辛いサーキットなんですよね。もどかしいです。
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《フランスGPの基本情報》
 ポール・リカールサーキット
  全長           :5.861km×53周=計310.633km
  開催回数 :18回目
  コーナー数:15箇所
  高低差       :30.4m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース:ガスリー、オコン
        アルピーヌ


《サーキットの個人的印象》
 ・ライフル型のシマシマのチカチカ、風に注意!
 ・ランオフエリアのほとんどが舗装面
 ・どこかのサーキットのどこかに似ているような
 ・「マシンの総合力が問われる、、」第三弾

長いストレートや超高速右コーナーなど、特徴的な部分は多々ありつつも、毎度毎度ランオフエリアのインパクトが強過ぎて、そちらばかりに気を取られがちなサーキットです。レイアウトの構成としては、長いストレートに高速、中速、低速の各種コーナーが盛り込まれ、いいところどりではあるのですが、近代化し過ぎて、ランオフエリアは広大なターマックであり、今流行りのトラックリミットやらコーナーカットでゴタゴタチカチカしてしまう想像ができます。

《過去のポールポジションタイム(参考)》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
    1分29秒990(一周5.861km)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分28秒319(一周5.861km)
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分30秒029(一周5.861km)
 1990年 マンセル    (フェラーリ)
    1分04秒402
(一周3.813km)
 1985年 K・ロズベルグ
 (ウィリアムズ)
    1分32秒462(一周5.810km)
 ※ポール・リカールのみの記録、一部割愛

《ポールポジションレコードタイム》
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
    1分28秒319(一周5.861km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
 ★はその年のチャンピオン
 2回 アロンソ    (2004,05★)
   ハミルトン   (2018★,19★)
 1回 フェルスタッペン(2021
 ※2018年以前はマニ・クールでのフランスGP

歴代かつ各レイアウトでのポールシッターの代表をピックアップして並べています。マシンが大幅に変わりましたので、昨年のタイムすら参考になるものではありませんが、90年までのショートトラック時代はもっと参考にならないタイムです。こんな時代もあったのよ、程度でご覧下さい。
昨年まで在籍したライコネンがここから抜け、新たにフェルスタッペンがポールシッターに加わりました。よって「ポールシッター=その年のチャンピオン」の図式が成立しています。やっぱりあらゆる要素が盛り込まれたレイアウトですから、完成度の高いマシンが有利であり、シーズンを制するということでしょうか。

《過去のフランスGP優勝者》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ハミルトン   (メルセデス)
 2018年 ハミルトン   (メルセデス)
 2008年 マッサ     (フェラーリ)
 2007年 ライコネン   (フェラーリ)

《現役歴代優勝者と回数》
 2回 ハミルトン   (2018★,19★)
 1回 アロンソ    (2005★)
   フェルスタッペン(2021★)

こちらもポールシッターと同様に、ライコネンに代わってフェルスタッペンが加わり、勝者も全員チャンピオンを獲得しているといつことになります。いや、でも待てよ。08年のマッサは確か、、まあいいか(笑)マッサもあの年は頑張りました。
ポール、優勝ともこのような過去の実績となれば、願掛けも兼ねてある方達が喉から手が出るほど新規で加わりたいわけで。候補のうちの一人は諸事情のため中団からのスタートが決定しているようですので、もうひと方が頑張るしかないでしょう。

《過去のフランスGPファステストラップ獲得者》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 2019年 ベッテル    (フェラーリ)
 2018年 ボッタス    (メルセデス)
 2008年 ライコネン   (フェラーリ)
 2007年 マッサ     (フェラーリ)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 1回 ボッタス    (2018)
   ベッテル    (2019)
   フェルスタッペン(2021★)

こちらには先程までの年長レジェンド2人は入っておらず、第三位の方とイマドキの2人が仲良く1回ずつ獲得しています。ベッテルにポールポジションや優勝が無いのは、バリバリ時代に「フランスGP自体の開催なかった」ということによります。昨年のフェルスタッペンはポール、優勝、ファステストの「全部入り」でした。

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C4)
 黄:ミディアム(C3)

 白:ハード  (C2)

フェラーリのサインツは前戦オーストリアGPでパワーユニットを焼失してしまったため、交換によるグリッド降格ペナルティが決まっています。10グリッド分とのことですが、本当に10グリッドでおさまるのかな。結局最後尾まで後退することになるのではないかな。

《フランスGPの個人的予選予想》
 〜Q1~
   20.ラティフィ   (ウィリアムズ)
   19.アルボン    (ウィリアムズ)
   18.ストロール   (アストンマーティン)
   17.周冠宇     (アルファロメオ)
   16.角田裕毅    (アルファタウリ)
 〜Q2〜
   15.シューマッハ  (ハース)
   14.ベッテル    (アストンマーティン)
   13.ガスリー    (アルファタウリ)
   12.ボッタス    (アルファロメオ)
   11.マグヌッセン  (ハース)
 〜Q3〜
   10.リカルド    (マクラーレン)
  9.オコン     (アルピーヌ)
  8.アロンソ    (アルピーヌ)
  7.ノリス     (マクラーレン)
  6.ペレス     (レッドブル)
  5.ハミルトン   (メルセデス)
  4.ラッセル    (メルセデス)
  3.フェルスタッペン(レッドブル)
  2.サインツ    (フェラーリ)
 P.P.ルクレール   (フェラーリ)

降格が決まっているサインツの被害を最小限にすべく、ルクレールがうまく調整できれば何よりですが、ルクレールとて他人の事より自分の位置付けに精一杯であり、フェルスタッペンとの僅差のバトルの中、そのような計らいをする余裕はないでしょう。ポールポジションは毎度ながら非常に悩みますが、セクター3を得意としそうなフェラーリを僅差の前とし、フェラーリ2台とフェルスタッペンによる予選からのバトルとなりそう。三強以外はスピード自慢の地元アルピーヌと好調と不調を繰り返すマクラーレンのそれぞれ2台ずつを加え、トップ10は上位5チームを並べています。
中団はハース、アルファロメオの両エースを筆頭に、アップデートの出来がまだイマイチ信じ切れないアルファタウリのガスリー、F1まだ辞めへんでーのベッテルの順。毎回下位予想ばかりで申し訳ないと思いつつ、我慢と冷静さを修行中の角田くんはアジア勢最前列の16番手としました。

日本も梅雨に戻ったり、カンカン照りの真夏日になったりと忙しいですが、フランスもかなり暑いみたいですね。ドライバーも観戦者も暑さ対策をしつつ「感染者」にならないように留意しましょう。

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スタンドを埋め尽くす観客とフランス国旗。スポーツは選手やスタッフ、施設だけあっても成立しません。観客があってようやく揃います。昨年は我慢しましたもんね。日本GPは果たしてどうなることか。miyabikun今年行けるのかな?!
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唯一のノータイム予選となった角田くんはミディアムタイヤでピットレーンスタートを選びました。スタート直後のターン1,2は隊列が詰まりますから、安全なスタートが切れますね。ココ鬼門だし(笑)

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スタートはさほど悪くなかったものの、ポールのフェルスタッペンはターン1でバランスを崩してイン側のボラードの外側に出て、ハミルトンは労せずトップに。早々とこのオチかぁ。。これはストレートエンドのシケイン飛び込みとかに期待するしかないな。
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開始半周の時点の順位昇降です。Q1獲り逃げのシューマッハは罰が当たったか3つ順位を下げ、そのあおりがあったか無かったかQ1敗退のライコネンが3つ順位を上げています。やっぱり今回もジョビナッツィと連なる。仲良いなぁ2人は。

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レース序盤戦でちょっぴり嬉しかったのはコレです。11周目の8位アロンソと9位リカルドのバトル。リカルドはミストラルストレートでアロンソをロックオン!
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ドーンっと一発!ドッカンリカルドが戻ってきたぞー!後に続くノリスも乗じてアロンソをパス。
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14周目はペースがイマイチのルクレールもパス。フェラーリとマクラーレンは今が旬のライバル関係ですもんね。負けちゃいられない!次なるターゲットはアルファタウリのガスリー。
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すると17周目のリカルドはピットインして早い段階でハードタイヤに履き替えていきます。これはアンダーカット狙いか?!
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リカルドの前を走るガスリーはその前のサインツと共に翌18周目にカバーに入ります。
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本線に見えるオレンジはリカルドか?!
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お見事、2台まとめてアンダーカット成立。予選は10番手に終えたリカルドはこの後ノリスに前を譲る形となりましたが、6位フィニッシュで決勝を終え、マクラーレンのダブル入賞となりました。先日移籍組の戦績比較を行い心配していたところ、あのパッシングがみられたのでよかった。

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トップ争いに話を戻し、2位のまま進行するフェルスタッペンが19周目に動き出します。こちらもハミルトンに対してアンダーカットを目論みます。
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最近はピットタイミングでイタい思いをしてますからね、ハミルトンもすかさず反応。
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タイミングは際どそう。ハミルトンが一歩前かな。FullSizeRender
おーすごい!フェルスタッペンが前に。バトルがようやくふり出しに戻りました。IMG_0214
(あれ、またやられた。計算間違えてたのかな)

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暫定1位のペレスを除き、トップ3台は1回目、おそらく最後のピットを終えて、フェルスタッペンとハミルトンは付かず離れずのこう着状態となっています。このまま引っ張れればフェルスタッペンにとって御の字ですが、ハミルトンから逃げ続けタイヤを酷使したか、フェルスタッペンは33周目にハードタイヤを捨て、再び中古のミディアムに戻してペースアップでリカバリーしていく戦略を採っています。先日の第4戦スペインGPのハミルトンと立場は少し異なりますが、似たやり方。FullSizeRender
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メルセデスのガレージは無反応。ステイアウト。

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1回目のピットを終えて3位を走行するペレスに前を譲ってもらい、フェルスタッペンが猛然とメルセデス2台を追います。タイヤが若ければガンガン攻められる。
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残り10周、43周目にまず2位のボッタスとコンタクト。ボッタスはチームメイトを守れるか?!
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あら、意外とさっくりと明け渡しちゃうのね。ボッタスはハミルトンと同様の1回ピットですから、ハードがボロボロ。ボッタスはこの後タイヤが若いペレスにまでやられてハートもボロボロか、プライドもへったくれもない(笑)
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残るはハミルトンただ一人。2秒差とはいえ、残り周回数も限られており、相手はハミルトンですからね、さっきの方よりは手強いぞ。
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残り2周。DRSを開きパワーで捉えられるか?!
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並びかけて、アウトから被せて、、抜いたか!

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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 ペレス     (レッドブル・H)

予選後、決勝前の表彰台予想の通りのラインナップとなりました。スタート直後は「こりゃダメかもわからんね」なんて思わせておきながら、最後の最後まで緊張とスリルを与えてくれましたね。ポール・リカールでメルセデスに勝てたこと、優位に保てていることはドライバー、チームとも自信に繋がったと思います。
タラレバですが、もしハミルトンも後手にはなるものの2回ピットを選んだらどのような結果になったでしょう。その点に少し興味があります。フェルスタッペンと比べて劣るセクターが多いから、ハミルトン自身がレース後に語ったように追い付かなかったかもしれませんね。

《ファステストラップ》
 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分36秒404
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・H)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 フェルスタッペン(レッドブル・H)

候補は3人いました。チーム内のフォーメーションがあったものの、ピットでうまく順位を上げたマクラーレンのリカルド。1回ピットでズタボロのタイヤをどうにか制御し、最後の最後まで耐え抜いたハミルトンはさすが。ただ今回は一か八かの2回ピット策を選び、スタートのミスを帳消しにする大逆転撃(予選からみればプラスマイナスゼロ)を決めたフェルスタッペンのレースだったと思います。マシンも力強いですね。ストレートで伸びターゲットに対してみるみるうちに追い付き、セクター3もテールにつかれることはありませんでした。一昔前のク◯ガキ時代が懐かしくなるような、この自信に満ちた顔。まだまだ安心はできませんが、今シーズンはイケる気がします。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当なし

今回はもっと頑張れのドライバーもいましたが、わざわざ取り沙汰すまでもないと思い、選びませんでした(勘のいい方ならコイツでしょと想像できるかもしれません)フェラーリは予選が悪くなかっただけに、決勝のズルズルはちょっと可哀想でしたね。やはり市街地では通用しても、サーキットとなるとまだまだ厳しいでしょうか。逆にマクラーレンが巧みに順位を上げていますから、悔しさもひとしおだったと思います。

《第7戦フランスGPのポイント》
・一か八かの賭けは「大当たり!」
・じわりじわりと挽回するペレスの存在と安定感
・ボロクソタイヤでも逃げの走りはさすが
・方や「壁」にもなっとらん

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あまり余韻に浸っている時間はありません。オーストリアに急ぎましょう!

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このフランスGPは同じような画から入りました。「優勝を可能とする予選順位」は2019年のもの。「過去のレース」はそのまま1973年のもので、これは今シーズンのものになります。いずれもシンボリックな「PAUL RICARD」の赤い文字が使われています。ずっと同じものを使っているかは定かでありませんが、昔から変わらずあるというのがいいですね。上空のサーキットが映し出されるとmiyabikunは「作図は間違えていないかな」という目線で見てしまいます。このくらい離れた位置からであれば、あのシマチカは気にならなくなるんだけどなぁ。
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フリー走行をいい形で終えることができたポイントリーダーのフェルスタッペン。近年のポール・リカールはメルセデス有利で進行しているサーキットの一つ。フリー走行の勢いをそのままに予選、決勝と歩を進めたいところ。

《Q1》
開始早々のターン1で赤旗。原因は誰だ?!
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アルファタウリの角田くんか。スピンしてリヤからバリアにぶつかり、角田くんの予選終了。セッション開始直後だから、諸先輩方への迷惑は最小限に抑えられたけど、せめてタイムを計上して最下位は免れたかったですね。もったいない。。
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上位勢はまずボッタスが1分31秒669で小手調べ。期待が寄せられるフェルスタッペンは
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ボッタスを0.668秒上回る1分31秒001でトップに。続いたハミルトンはフェルスタッペンに0.236秒及ばずの2番手。セクター1ではメルセデスが優勢のようですが、セクター2と3でフェルスタッペンがゲインしています。今年のポール・リカールのメルセデスは言うほど脅威ではないかも。IMG_0139
1人のクラッシュ離脱、1人のトラックリミット違反による計測やり直しがあるものの、暫定14番手につけるのはハースのシューマッハです。こういうチャンスを味方につけても、一つでも前の位置でスタートできることが大事。なんて言った矢先に
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あーこちらはセクター3でスピンし、左フロントをグニャり。セッション残り22秒を残して赤旗中断、のちのそのまま終了。シューマッハは一応Q1突破逃げし、やり直しに向かったストロールにとってはとばっちりを食う形となりました。ほか、ラティフィ、ライコネン、マゼピンの3人がここまで。
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《Q2》
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決勝のスタートタイヤ決定にもなるQ2はウィリアムズのラッセルのみが赤いソフトをチョイスし、他の多勢は黄色いミディアムを履きます。
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サインツの暫定トップに続き、ハミルトンはボッタス、ガスリーにも及ばず四番時計。ハミルトンらしい切れ味がありませんね。
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一方レッドブル勢はフェルスタッペン、ペレスの順でサインツを上回り、ペレスは1分30秒台に突入。2人揃っていいですねー。
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フリー走行ではアルピーヌの好調も話題となりましたね。さすが地元フランスだけあって、シマシマチカチカのポール・リカールの色合いに違和感無くマッチしています。アロンソは7番手、相方でダブル地元のオコンは?!
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アロンソから0.15秒遅れの暫定9番手でちょっと危うい。もう一発行っておこうか。
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ラストファイトも敵わず、11番手に沈んでQ2突破ならず。
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「やべ、お師匠に怒られるかな。。」
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「ん?ワタシ、何モ見エテイマセンデシタ」
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最終的にはメルセデス2台がレッドブルを上回り、そのオコンとベッテル、ジョビナッツィ、ラッセルとあわせてQ2不出走のシューマッハの5人がアウトとなりました。

《Q3》
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Q3開始もガスリーが先頭で出発。ガスリーにとっても母国GPですもんね。マクラーレンのリカルドを除いたマシンはソフトタイヤで臨んでいます。IMG_0159
フェルスタッペンが1本目で1分30秒台前半に入れてメルセデス勢を待ちます。IMG_0160
ハミルトンは0.386秒及ばず。今回もハミルトンの前からスタートできるか?!FullSizeRender
2本目のフェルスタッペンはさらにペースを上げ、唯一となる異次元の1分29秒台に突入。ハミルトンも詰め寄りますが、1分30秒台の壁を突破できず、ポイントランキングのままのスターティンググリッドに決まりました。
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《予選結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分29秒990
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)1分30秒248
 3 ボッタス    (メルセデス・M)1分30秒376

《先日の予選予想との答え合わせ》
Q1の初っ端からまさかの角田くんにはじまり、結局計測間に合わずのストロールなどの波乱もあり、答えあわせも恐る恐る、、3番手ボッタス、 4番手ペレス、6番手ガスリー、9番手アロンソ、17番手ライコネンの5人正解でした。他に惜しいのもいくかありましたが、思っていたよりかは当たっていたとひと安心です。ラッセル15番手説は立証できず。。

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《Q3トップのフェルスタッペンと各チームの差》 
 メルセデス(ハミルトン)が0.3秒落ち
 レッドブル(ペレス)は0.5秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.9秒落ち
 アルファタウリ(ガスリー)も0.9秒落ち
 マクラーレン(ノリス)が1.3秒落ち
 アルピーヌ(アロンソ)は1.4秒落ち
 アストンマーティン(ベッテル)が1.8秒落ち
 アルファロメオ(ジョビナッツィ)も1.8秒落ち
 ウィリアムズ(ラッセル)が2.1秒落ち
 ハース(シューマッハ)は3.0秒落ち
 ※は最速タイムから算出

今回のフランスGPらフリー走行から各車接近したタイムを記録していましたね。その中ではフェルスタッペンが頭一つ出たタイムを記録し、予選でも最終的にはそのポテンシャルを充分発揮してのポールポジション獲得となりました。フェルスタッペンとハミルトンの違いはセクター1でハミルトンが勝るも、直線の長いセクター2やテクニカルなセクター3ではフェルスタッペンがそれを打ち消し上回っています。ホンダパワーユニットの力強さとレッドブルの空力処理が長けていたことが証明できます。
またQ2のタイム差も熾烈でしたね。トップのボッタスから1秒以内がカットラインとなり、10番手リカルドと少しタイム差が離れ、トップからちょうど1秒差のところにいた地元レースのオコンは突破なりませんでした。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 フェルスタッペン(レッドブル・H)

今回は文句無しフェルスタッペンの走りが光った予選となりました。フリー走行から仕上がりをしっかり示し、大事なQ3でドカンと一発メルセデス勢に前を譲りませんでした。今シーズンは本当に気合が入っています。それだけに前戦アゼルバイジャンGPのクラッシュノーポイントが悔やまれますが、僅差でチャンピオン争いを進行していた方が当のドライバーやチームも緊張感が走り、観ているファンも盛り上がるとプラスに捉えていくことにしましょう。全てのレースが大事ですが、このレースは特に大事ですよ!
他はハースのシューマッハもQ1を突破する快挙をみせました。いつもと異なり、ライバルが2人下にいたことが強みにもなりましたが、故意ではないにせよ「父譲りな」セッション強制終了はちょっといただけなかったかな。

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《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 角田裕毅(アルファタウリ・H)

正直あまり選ぶことはしたくありませんでした。今回すごく迷って他からアラを探してみようとも思いましたが、やはり予選セッション開始直後の「コーナーたった一つ回っただけでのコースオフと赤旗提示」はカッコ悪かった。ターン1の内側の黄色く高い縁石にかけすぎてしまったのか、予選タイムを計測することもなくマシンを傷め、最後尾スタートが確定しました。「下位カテゴリーで走行歴がある」とのコメントもあり期待したのですが、残念です。もしちゃんとしたタイムアタックができていたのなら、どのあたりまで来たのか。

《決勝の表彰台予想!》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 ペレス     (レッドブル・H)

決勝表彰台の予想と願いはこう。ハミルトンはセクター1に分があり、ミストラルのDRSを獲る位置にはいますが、フェルスタッペンにはパワーのセクター2とリズミカルなセクター3で攻撃を回避し、前を明け渡さないでいてほしいですね。また3番手に位置するボッタスも速いドライバーではありますが、乗れているペレスであればミストラル中腹のシケインの飛び込みとかで捉えることは難しいことではないと思います。チャンピオンシップにおいては常に前、一戦一戦を無駄にせずメルセデスを完全に屈服させたいですね。

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