F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ボッタス

旧アルファロメオ、名前が決まりました!登録名は「ステークF1チーム・キック・ザウバー」です。ザウバー久し振り!にしても長いな。なんて呼ぼうかな、、ということで当ブログでは「キック・ザウバー」と呼ぶことにします。
昨シーズンまでワインレッドをまとったカラーはどのようになるのか?!シャシーナンバーはザウバーから踏襲されたC44になります。名前は変われど、そこだけは揺るがない。オールドファンにとっては嬉しいですね。

《設計》
 ジェームス・キー

《外見》
FullSizeRender
フォルムは前作C43に似ていますが、色がまるで違う!緑!アストンマーティンの緑とも違う色味。
FullSizeRender
ザウバーは歴代、青や白が基調のものが続きましたが、まさか明るい緑を使ってくるとは。緑と黒のツートン、いいですねー。ワインレッドが無くなるのは寂しいが、このチームのカラーは明るめの緑で決まりだな!
IMG_9949
サイドポンツーン開口は下端が突き出した受け口。エンジンカバー周辺は直線的でライバルと比べると作り込みが少ない感じもします。ドライバー上方のエアインテークは大きめな楕円型。
FullSizeRender
エンジンカバーは四角くてデカい印象。サイドポンツーンの側面も平ら。シンプル。
FullSizeRender
色味は速そうなんだけど、90年代や2000年代を彷彿とさせる直線的なボディワークの作り込みに一抹の不安を覚えます。
IMG_9945

IMG_9951
《シャシー》
 C44
 全長:  - mm
 全幅:2,000mm
 全高:   970mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プルロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

IMG_9946
《パワーユニット》
 フェラーリ 066/12
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:

IMG_9953
《ドライバー》
 No.77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)
 No.24 周冠宇(中国)

チーム名は変われど、チームメイトは変わらず。北欧のボッタス、アジアの周による3年目になります。

ボッタスはご存知の通り、F1ドライバー少数精鋭のフィンランド人です。寡黙に遠くを見つめつつ、その青い目の奥の闘志は表情と裏腹の自信と速さを見出します。ボッタスも例外無くデビューからそのキャラクターは持ちつつも、近年(メルセデスから移籍したあたり)から頭のネジが吹っ飛んでかの如く弾けています(笑)悪い意味ではありません。いい意味で「ボッタスの新たな一面」が見られてホッコリしています。ああ、メルセデスの時より伸び伸びと楽しくやれていてよかったなと。ただそんなボッタスも今シーズンで早くもF1参戦12年目を迎える34歳です。ポールポジションや優勝から久しく離れ、最近は若手のチームメイト周と近い位置を争うこともしばしば。来シーズンはもしかしたらライバルから新たなエース格を張れるベテランの存在が見え隠れし始めました。ここらでボッタスらしいキラリと光る速さをみせないと、将来が厳しくなります。K・ロズベルグから続くF1優等生フィンランドの血を絶やさぬたむにも「本気のボッタス」みせてほしいです。
FullSizeRender
そうそう、真っ赤な炎でなく緑の光でもいい。って、コレまるで如来様みたいだな(笑)

せっかく大国の中国の期待を一身に受けF1デビューを果たすも、タイミング悪く母国GPを経験できていない周。角田やアルボンと共に貴重なアジア人ドライバーの1人としてmiyabikunも注目していますが、なかなか地味。乗っているマシンの戦闘力の無さはありつつも、ファステストラップは2回経験し、最近はボッタスと肩を並べるシーンも増えてきましたので、少しずつF1村に馴染んではきているはず。今シーズンはいよいよ第5戦に中国GPが控えています(ちゃんと開催されるよね?!)今後も(チャイニーズマネーによらず)シートを確保できるよう、存在感を示していきたいですね。

モータースポーツランキング にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_6281
今回はフェラーリ、、ん?違う。フェラーリパワーユニットを搭載するアルファロメオC43をみていきます。「アルファロメオ」として参戦する最終年になります。どこか寂しい気もしますが、実態はシャシー名にある通りザウバーが根幹にありますし、来シーズンは「アウディ」としての参戦を控えています。それにしても、見間違えてしまうなぁ。

《設計》
 ヤン・モンショー

《外見》
寝起きでパッと目の前に写真を見せられたら、フェラーリと答えてしまいそう。色の塗り分け方は変わらないものの、昨シーズンのC42まではワインレッドとホワイトの気品あるツートンでしたから、かなりイメージが異なります。黒は軽量化の目的の無塗装カーボン地かと思いきや、しっかり黒で塗られていますから、意図的なものになります。チーム代表がフェラーリに移籍したからなのかな、それともスポンサーのStakeのカラーなのかな。
IMG_6348
ノーズをはじめ、フロントセクションはパッと見で大きな差はなさそうにみえます。これまでノーズコーンは白で塗られていたところ、メインのボディカラーであるワインレッドで染められ、蛇の紋章が大きく目立ちます。
前作C42のサイドポンツーン開口は大型な三角形状が異彩を放っていました。今回のC43は昨シーズンのフェラーリF1-75に似た横長の開口となっています。マシンを横から見ると
FullSizeRender
こちらはエアインテーク下部のコクピット後方から直線的にリヤウィングに伸びつつ、サイドポンツーン天端はレッドブルRB18に似たリヤサスペンションに向けてスッと落とし込むデザインとなっています。イギリスGPで問題となったロールフープ周辺は太い1本の支柱と、やや後退した二股のエアインテークという構成になっています。オリジナルを貫くこのチームはハロだけではなく、ここをしっかりと強化しておかなければなりません。
IMG_6284
各車色々な工夫が施されるフロアのサイドですが、C43はここでも個性的なディテールをお披露目していました。上向きのギザギザフィンがびっしり!ライバルはココにタイヤを擦りたくありませんね、一気にバーストしちゃうみたいな。フィンが先に飛び散るかな。この部分はテストやシーズン中に度々試行錯誤となりそうですね。もし模倣されたらアルファロメオに先見の明があったということ。

IMG_6283
《シャシー》
 C43
 全長:  - mm
 全幅:2,000mm
 全高:   970mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:ブレンボ
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

FullSizeRender
《パワーユニット》
 フェラーリ 066/10
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1.6ℓ
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:

IMG_6290
《ドライバー》
 No.77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)
 No.24 周冠宇(中国)

ドライバーは昨年と変わらずベテランボッタスに2年目の周くんのコンビネーション。真ん中にいるのはザウバーの育成選手でありリザーブのテオ・プルシェールです。

出足は非常にたくましく「チャンピオンチーム」というタガが外れて伸び伸びイキイキとしたボッタスではありましたが、後半戦はマシンの伸び代も乏しく、完全に鳴りを潜めてしまいました。むしろ伸び伸びイキイキし過ぎといったきらいが無くもなく(笑)誠実でクソ真面目な印象のボッタスの「違った一面」をみられましたね。ただボッタスはれっきとしたF1ウィナーの1人であり、一発の速さはいまだ錆び付いたりしていないはず。アルファロメオとしての最終年、引き続き来るアウディのエースドライバーを背負うべく、しっかりとした模範で居続けてほしいものです。
大国の中国期待のF1ドライバーとして無事に2年目を迎えた周くんですが、昨シーズンは地味ながら堅実なドライビングができるドライバーであることを証明しました。伸び伸び羽を伸ばしたボッタスに対して、後半戦は予選で上回ることもしばしばみられました。まだ2年目ですし、マシンの競争力によるものも多いと思いますが、来シーズンも引き続きレギュラーシートを掴めるよう、自信を持ってキャリアを積み重ねてもらえたらいいなと思っています。

そういえば、このショーカーはボッタス、周のサイン入りでオークションで出品されるようですね。少しでも資金の足しにしようっていうことなのか?!
何はともあれ、まずは中団上位を目指し、アルファロメオでの有終の美を飾りましょう!

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

名前もカラーリングもイカしているのに、最近成績は降下の一途を辿っています。ドライバーは心機一転、トップチームから招いたエースと新たなマシンレギュレーションで中団に食い込みたいところ。今回見ていくのは「アルファロメオC42」です。

《設計》
 ヤン・モンショー

《外見》
IMG_4078
先日のカタロニアテスト開始直後はカモフラージュ塗色で挑んでいました。カモフラージュって、ライバルに存在や細部を探られないようにする措置なのですが、目を凝らせば陰影などの加減で逆に見易く感じるのは気のせいでしょうか。サイドポンツーンの隆起やフロアの造形も黒よりむしろ見易く感じます。
IMG_4077
正式なカラーリングはこちらですね。
IMG_4054
ワインレッドとホワイトのツートンカラーは変わらず。妖艶さと気品漂う色遣いはよし。あとは速さと結果が重要!
IMG_4052
いつもながらマシン前部のノーズコーンやフロントウィングから見ていくと、フロントウィングに近付く「SINGHA」のロゴのあるあたりから急に角度を変えてストンと落ち込んでいます。ライバルと比較するとやや短めなノーズでしょうか。四枚のエレメントのうち二段目のところでノーズはおさまり、最下段の「しゃくれ具合」が目立ちます。
IMG_4055
フロントサスペンションはプッシュロッド式を採用し、サイドポンツーンは後退しつつも三角形状でライバルよりは大きめな開口となっています。
IMG_4060
その大きめな開口から取り込んで、サイドポンツーン上部に設けられたやかまし目なルーバーで一気に排出するのでしょうか。このルーバーもなかなか目をひきますよね。F1とは全く関係のない話になりますがこれを見た時、東北・上越新幹線を走っていた車両の「雪切り室」を思い出してしまいました。
FullSizeRender
懐かしい。。ごめんなさい、F1と関係ない話題で。
FullSizeRender
サイドポンツーンは絞られつつも高さを緩やかに下げ、深めに入ったアンダーカットともにリヤサスペンション方向へ導かれています。この辺のディテールは色やパワーユニットの違いはあれどアストンマーティンAMR22に似ているように見えます。ただそれを除くメルセデス系3チームの処理とはだいぶ異なるのですが。どちらが正解かはこれからはっきりとしてくると思います。
IMG_4059
ドライバー後方のエアインテークは毎回独特ですね。ロールバーで二口に分断された豚鼻(笑)
IMG_4056
あとリヤサスペンションもマクラーレンと同様に少数派のプッシュロッドを採用。終端で跳ね上げるディフューザーに干渉しないように配置されています。

IMG_4068
《シャシー》
 C42
 全長:5,500mm
 全幅:2,000mm
 全高:   970mm
 最低車体重量:795kg!
 最大燃料搭載量: - kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

車体重量は今シーズンのマシンで初めて「!」と強調してみました。というのも、噂では795kgをクリアしたのは10台中このC42のみのようですね。当たり前のことではありますがエラい!規定満足ポイントとして10ポイント付与してあげたいです(笑)

《エンジン》
 フェラーリ 066/7
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力(非公開)
 燃料・潤滑油:
 
FullSizeRender
《ドライバー》
 No.77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)
 No.24 周冠宇(中国)

えーっと、写真中央がチーム代表、右はテクニカルディレクターで左側は広報担当。いやいや、みんな現役のドライバーです(笑)見た目年齢が高めのチームですなぁ。今シーズン唯一レギュラードライバー2人が総入れ替えとなったチームです。
昨年までの「サブ扱い」から突如エースを仰せつかったボッタスがチームとして何よりの頼みの綱。これまでの戦績、一発の速さ、そしてチームへの忠誠心はピカイチ。あとは「私がエースドライバー」となった時に、しっかりチームを引っ張り、さらには的確なフィードバックができるか否かにかかっています。母国の先輩のシートを受け継いだ形となりましたが、歴代の先輩と比較してしまうとまだ「フライングフィン」にはなりきれていない感じ。フィンには違いないから「フライ、、フィン」あたりか(笑)ボッタスにかかる期待は大きいですし、責任は重大下位チームだからと肩の力を抜いて過ごせません。今からプレッシャーをかけるだけかけて、潰れてしまうようではもうこの先F1で戦い抜くことはできませんから、悔しかったら下位から抜け出し、せめて中団グループに混ざって戦うくらいの結果がほしいですね。
FullSizeRender
今シーズン唯一のルーキー周くんは見た目こそ落ち着いているものの、まだ今現在22歳で現役で三番目の若さです。髪型のせいか「某府知事」にどことなく似ている(笑)アジアの大国である中国から初のF1ドライバーということで、どちらかといえばチームより母国から多くの期待が寄せられていることと思います。今シーズンは残念ながら中国GPは開催されませんが、今後も継続参戦ができるよう一戦一戦を大事に走って経験を積みたいですね。

私事ですが、たまに息抜きでやっているスマートフォンのゲームアプリ「F1 MobileRacing」では、No.4が使えなくなって以降、miyabikunはNo.24を使用していました。周くんが誕生したことでまた使えなくなったらどうしよう。。14や44は既に使われているし、あまり大きな数を使いたくないのだけど、そうなると34か54とかになるのかな。54ならまだしも34は、、縁ないなぁ。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

IMG_2792
金曜(土曜朝)からレースを観ていると、これが日曜決勝なんじゃないかという錯覚が起きますね。これはまだ土曜(日曜朝)のスプリント予選でした。日曜夜(月曜早朝)まであると思うと、なかなかのボリュームです。これがまた日本から遠いブラジルとなると、、来シーズンはせめてヨーロッパエリア内でやってくれないかしら(笑)

IMG_2788
金曜予選の後「パルクフェルメでの2つの出来事」に気付かず、観戦記に反映できていませんでした。ハミルトンのマシンにおける「DRS作動時の開きの規定違反」とフェルスタッペンの「ハミルトンのマシンに触れたこと」です。前者は金曜予選の結果除外として最後尾に降格。後者は罰金5万ユーロ(日本円にして約650万円)との裁定となりました。事もあろうか目下チャンピオン争いをする二人の出来事に驚きました。ハミルトンはこの件と別に決勝で5グリッド降格がありますから、このスプリント予選がチャンピオン防衛に大きく響きます。フェルスタッペンとして戦いが少し楽になったかもしれませんが、ライバルのマシンに触れることは決して誉められたことではなく、当然注意しなければなりません。
IMG_2790

金曜予選の「ソフトタイヤ一択」とは打って変わって、スプリント予選のタイヤチョイスは自由です。
FullSizeRender
ソフトが9人、ミディアムが11人と分かれました。2番手に浮上したメルセデスのボッタスはスタートでフェルスタッペンを捕まえんばかりの蹴り出しよいソフトをチョイス。一方最後尾となったハミルトンはミディアムでも充分浮上できるだろうとの考えでしょうか。ハミルトンが果たしてどこまでリカバリーできるのか。
IMG_2794

IMG_2805
スタートはイン側偶数のボッタスが直進しフェルスタッペンと並んでターン1までにトップに立ちます。また4番スタートとなったアルファタウリのガスリーはモタつき、アウト側からサインツ、ルクレール、ノリスにまでかわされて一気に7位まで後退。
IMG_2796
逆に5番手サインツのスタートは冴えていましたね。するするっと中央突破。
IMG_2797
ターン3〜4間のストレートでフェルスタッペンに並んで
FullSizeRender
ターン4で存在感を誇示。そういえばこの二人は2015年のトロ・ロッソ時代にチームメイトだったんですよね。サインツにとってはチャンピオン争いなんぞ関係無い。2位に浮上しています。
IMG_2799
2周目の順位変動はこうなりました。13位のライコネン以外は多かれ少なかれ順位が入れ替わっています。注目のハミルトンはハース、ウィリアムズをかわして16位浮上。1周で4人抜き。このペースで抜けたら、トップ復帰も夢じゃない?!そう甘くはないか。

IMG_2800
2周目のエス・ド・セナでライコネンがはみ出しています。原因はこちら
FullSizeRender
11位走行のアロンソを両側からアルファロメオが抜きにかかる。アロンソ視点からだと、2000年のベルギーGPを彷彿とさせるダブルパッシングですね。2台抜きを狙ったライコネンはターン1でアウト側からジョビナッツィを捉えますが、
IMG_2802
ジョビナッツィの右フロントとライコネンの左リヤが接触という同士討ちという結果になりました。裁定はおとがめ無しで下るも、先日のチームオーダー無視もあり、いよいよお友達関係も解消か?!

IMG_2807
4周目にフェルスタッペンにかわされたサインツですが、やはりレースペースに物足りなさがありフェルスタッペンからは徐々に離され、その相方ペレスにお尻を突かれる状態に陥ります。いいスタートが切れたので、このまま踏ん張ってほしいですが。
IMG_2809
4位のペレスはややロングライフの黄色いミディアム履き。一方サインツはマシンカラーとお揃いの赤いソフトを履いています。ノンストップのスプリント予選でタイヤが苦しそう。耐えろ!

IMG_2810
トップ2台は3位と17秒離したままフィニッシュ。気になる3位争いは?!
FullSizeRender
おーサインツ耐え抜いた!4位ペレスは結局攻略なりませんでした。ペレスの後ろには黒光りの影が。ハミルトンはマクラーレンのノリスまで捉えた5位でフィニッシュ。つまり15台抜きという結果に。決勝レースは10番グリッドからのスタートとなります。

《スプリント予選結果》
 P.P.ボッタス    (メルセデス・M)
    2 フェルスタッペン(レッドブル・H)
    3 サインツ    (フェラーリ・F)

思惑通り、フェルスタッペンの鼻っぱしらを抑えたボッタスがそのままの順位で逃げ切った形となりました。前回イタリアでのスプリント予選もこうだったせいか、いつもこんな構図を見ている気がします。ボッタスって速いんだけど勝ち方が地味で退屈なのよね(笑)

《先日の予想との答え合わせ》
答え合わせですが、ハミルトンが最後尾に移ったこともあって、そのまま順位がスライド、さらにはサインツの健闘で正解は無しです。さすがに昨日のタイミングでハミルトンの裁定がどうなるかまでは盛り込めませんでした。

《金曜予選からの順位昇降表》
 1 ボッタス     -1
 2 フェルスタッペン +1
 3 サインツ    -2
 4 ペレス     +1
 5 ハミルトン   -15
 6 ノリス     -1
 7 ルクレール   +1
 8 ガスリー      +4
 9 オコン     -1
  10 ベッテル    -1
  11 リカルド    +3
  12 アロンソ    +3
  13 ジョビナッツィ -1
  14 ストロール   -1
  15 角田裕毅    +3
  16 ラティフィ   ±0
  17 ラッセル    ±0
  18 ライコネン   +5
  19 シューマッハ  +1
  20 マゼピン    +1
  トータル      ±0
  ※ハミルトンは決勝でパワーユニット交換による
   ペナルティ降格が決定しています

数字だけみると、ハミルトンの浮上は圧巻ですね。最下位からマクラーレンとフェラーリを食う位置までリカバリーしてくるのはさすが。当初は1番グリッドからのスタートだったと考えると、逃げ切りポールも可能であったろうし、それが決勝で5番手分降格になって、5番手スタートが堅かったでしょう。そう考えれば、決勝10番グリッドからと被害(金曜予選の裁定結果)は最小限に食い止められたと言っていいと思います。
逆に順位を下げた方のドライバーをみると、チームメイトであるジョビナッツィと接触、5位分順位を下げたライコネンはレーシングインシデントとしておとがめ無しの18番手。金曜予選でマクラーレン、フェラーリら中団トップを一人上回ったアルファタウリのガスリーは4位分下げ、8番手で終えています。赤いソフトタイヤをスタートタイヤで選んだにもかかわらず、肝心のスタートが冴えませんでしたね。金曜予選の頑張りも水の泡となり、非常にもったいない。悲報にはなりますが、ホンダのパワーユニットを搭載する4人全員が順位を落とすこととなりました。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 サインツ(フェラーリ・F)

見事なリカバリーを果たしたハミルトンは疑う余地無く、さすがチャンピオンという走りでした。驚異であり脅威です。ただそれよりも、ソフトタイヤの優位性を活かして見事なスタートダッシュを決め、レース終盤もブロックしてみせたサインツの走りが光っていました。
5番手スタートから同期で同胞のフェルスタッペン相手に一瞬でも上回り、2位走行したわけですから立派です。レース序盤で上位を走ることは度々ありましたが、今までのサインツはそこからズルズルと順位を落としたものです。ただ今回は違った。同じくレッドブルのペレス相手にしっかりと応戦し、順位を戻すことはしませんでした。チームを渡り合うことが多く心配した時期はあったものの、だいぶ成長しましたね。この先、仮にポールポジションでなくても優勝は狙えるんじゃないかという希望を持てる走りでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 ガスリー(アルファタウリ・H)

サインツが好調とくれば、相対して順位を落とした者もいます。ワーストという言い方だと角が立つけど、ガスリーの落ち込みが残念でした。せっかく金曜予選でマクラーレン、フェラーリを上回ったのに、スプリント予選を行うことでその頑張りも「無かったこと」となってしまいました。ガスリーだけの問題ではなく、マシンやチーム戦略にも言えることですが、ガスリーは「ほぼ一人でチームを担っている」と考えておいた方がいいドライバーです(もちろん角田くんも頑張っており、日に日に成長はしていますが、まだルーキーであり、好成績やチーム貢献を期待するより今は「F1への鍛錬」が最優先)ガスリーは予選で安定した好位置を獲れるようになったので、あとはスタートダッシュとレースペースをしっかりと改善していかないと、現在同点で並ぶアルピーヌに勝つことが難しくなります。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ボッタス    (メルセデス・M)
 2 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 3 ハミルトン   (メルセデス・M)

サインツを誉めたにも関わらず、決勝表彰台はこのように予想しました。金曜予選、スプリント予選を観ての感想は「レッドブルよりメルセデスの方が速さがある」と感じました。もちろん決勝セッティングによりその流れを断ち切ることに期待したいのですが、ボッタスの自信を持ったスタートでの加速、ハミルトンの脅威的なリカバリーをみても、ハミルトンの表彰台登壇が現実的な気がします。あとはハミルトンがさらに上位フィニッシュできるか。それはポールポジションのボッタスがカギを握っています。前戦メキシコシティGPのような甘々スタートとならないか、リズミカルにセクター2をこなしてセクター3でフェルスタッペンからの攻撃を耐え抜きながらレースを支配してハミルトンを待つ。ハミルトンからすれば「ヴァルテリ、よろしく頼むよ」といったところでしょうね。

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

土曜夜は日付が変わる前に寝て1時に起き、まだ早いと二度寝して4時起き。そこで起きればよかったのに、結局予選を観始めたのは7時前と平日とそんなに変わらない時間からの始動となってしまったdamebikunです。また寝たら忘れてしまいそうなので、何とか日曜のうちに書き記しておきます。予選結果が月曜日って、いくら何でも遅過ぎますもんね(笑)IMG_2643
カムバックのメキシコGP改め「メキシコシティGP」はあの可愛らしくカラフルな「MEXICO」ロゴがこんな風になっちゃったんですね。

《Q1》
アルファタウリの角田くんをはじめ、このメキシコGPもパワーユニット交換による降格ペナルティが多く決まっています。Q1序盤にまずこの方がIMG_2645
ちゃま、ド派手にいったな。最後尾の最後尾になっちゃうよ。
IMG_2646
マシ氏自ら補修のお手伝いですか(笑)みんなからやいのやいの言われるし、やることはちゃんとやってるだけマシだろって?!
FullSizeRender
タイムが出てないドライバーにとっては貴重な残り11分間です。さあ並んで並んでー。
IMG_2648
ハミルトンに続いて、金曜フリー走行の2回でハミルトンを上回ってみせたボッタスがQ1も僅差で前に出ます。今回のボッタスもやる気満々。
FullSizeRender
レッドブルも負けじとペレス、フェルスタッペンの順でメルセデスを凌駕してきました。このフェルスタッペンは地元パワーを背負うペレスに対して0.66秒上回ってきたのはすごい。
IMG_2650
Q1終盤は路面が一気に向上、慌ただしく順位が入れ替わり、トップ通過は再びボッタスへ。結果、いつもの3人の下に派手にやったストロール、そして遅めにタイムアタックしたアロンソ様の計5人が脱落となりました。ストロール以外でパワーユニット交換ペナルティのあるドライバー(角田、ノリス、ラッセル、オコン)はひとまずタイムを出してくれました。ありがとう!

《Q2》
IMG_2653
チャンピオン争い以外で注目の集まるペレスはQ2で黄色いミディアムタイヤをチョイスしています。ほか多数もミディアムを中心でタイムアタックに臨んでいますが、ジョビナッツィやオコン、角田くんは赤いソフトをチョイス。
IMG_2654
ミディアムタイヤを履くフェルスタッペンはQ1でソフトタイヤのボッタスを0.24秒上回り、メキシコでも充分戦闘力があることを証明。
IMG_2655
miyabikun勝手ながら先日行った「順位予想」が当たるか否かは、降格ペナルティ組がQ2をどう出るかで結果がかなり変わります。オコンはちなみに少し高めの「9番手」、角田くんは「15番手」と予想しましたが果たして、、
FullSizeRender
オコンは暫定の13番手は微妙。。おー角田くん、ボッタス超えの3番手!ソフトタイヤとはいえすごい!
IMG_2657
Q2結果です。トップはボッタスに代わっていよいよキングのお出まし。フェルスタッペンが極めて僅差の2番手通過となっています。アルファロメオのライコネンとそのお友達2人に加え、ラッセルとオコンがここまで。ということは、ペナルティ降格があるにも関わらずノリスと角田くんはガチでQ2に取り組んでくれたということ。Q3での役割は先輩チームメイトの「引っ張り役」でしかないのかもしれないけど、年少2人が頑張っているというのが嬉しいですね。

《Q3》
IMG_2658
間隔は様々ですが、10人5チームが綺麗に整列しています。見事なまでのスリップストリーム大作戦です。標高が高く、例え空気は薄くても長いストレートではあるに越したことはありませんね。
IMG_2659
どの程度効果が得られたかは定かではありませんが、まずはフェルスタッペンが今日イチのタイムで先制攻撃。
IMG_2660
続いたメルセデスはボッタス、ハミルトンの順でもボッタスの方がタイムがよく、1分15秒台に入れてきました。
IMG_2661
今日の主役はハミルトンでなくボッタスか?!前半のパワーセクター2つでフェルスタッペンを引き離しています。2本目のラストアタックでどうなるか。
IMG_2662
フェルスタッペンの前を行くペレスのさらに前に一台コースオフするマシンが。
IMG_2667
道を譲ったつもりと話す角田くんの動きにペレスは驚き、釣られてコースオフ。
IMG_2663
後ろのフェルスタッペンはさらにそれに釣られる。
FullSizeRender
全然ダメ。最近は「ホンダ総出」でメルセデスを錯乱し続けていたのに、今回はミスマッチでした。
IMG_2665
今回はハミルトンの存在感があまり無かったですね。ボッタス様々です。
IMG_2668

《予選結果》
 1 ボッタス    (メルセデス・M)1分15秒875
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)1分16秒020
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)1分16秒225

《先日の予選予想との答え合わせ》
ペナルティ降格者があっただけでなく、Q1の終了時点で、今回の答え合わせはヤバいと思いました。正解は4番手ペレスたった一人。ちーん。
メキシコは凄惨な結果になると予想したマクラーレンはノリスの降格が決まりつつも揃ってQ3に進出と健闘し、まあまあいつもとそう変わらない位置につけました。一方でフリー走行でそこそこイケるのではないかと予想したアルピーヌがよくなかったですね。ノリスとベッテルは逆だったし、ガスリーはフェラーリをも上回る予選と、凄惨だったのはmiyabikunの予想だったというわけで、、(笑)いつもながら、トップとケツを外すと、大量失点になってしまいます。

《Q3トップのボッタスと各チームの差》 
 メルセデス(ハミルトン)が0.1秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.4秒落ち
 アルファタウリ(ガスリー)は0.6秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.9秒落ち
 マクラーレン(リカルド)も0.9秒落ち
 アストンマーティン(ベッテル)は1.6秒落ち※
 アルファロメオ(ライコネン)が1.7秒落ち※
 ウィリアムズ(ラッセル)は2.1秒落ち※
 アルピーヌ(オコン)が2.3秒落ち※
 ハース(シューマッハ)は3.0秒落ち※
 ※は最速タイム(Q2,Q1)から算出

フリー走行の時点ではメルセデスよりレッドブルに分があるかと思いきや、予選が始まるとメルセデスがもう一段階速さをみせて、ワンツー体制を確立しました。特にボッタスは唯一の1分15秒台に入れるなど相変わらずの地味かつキレキレでしたね。Q3の最終アタックで2台揃ってつまずいたレッドブルですが「あのインシデント」が無かったとしても、ボッタスを上回ることはできなかったのではないかなと思います。
フェラーリ(サインツ)とマクラーレン(リカルド)は結果的に0.002秒という僅差でした。ポイントランキングを争う両者は本当に拮抗しており、いい相乗効果。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》 
 ボッタス(メルセデス・M)

たまには誉めなきゃ(笑)寡黙なボッタスは来シーズンの移籍を決めてから肩の力が抜けたのか、伸び伸びと取り組めているように思います。主役が自分でないことは承知の上だろうけど、ボッタスをはじめとしたフィンランド人ドライバーってキマった時は本当に速いですね。そのキマる時のレンジがもう少しワイドだったら、そしてもう少し早い段階であれば、、なんですよね。もったいない人だ(笑)あと同じフィンランド人の先輩ライコネンも中団ながらQ1、Q2と相方のジョビ氏を上回っていました。言葉少なめなフィンランド同士、アルファロメオを引き継ぐ2人で何か相通ずるものでもあるのかな。
Q1のちゃまはともかく、今回はパワーユニット交換によるグリッド降格者が多くいたものの「タイム無し」で終えなかったのはファンとして嬉しかったかなと思います。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当なし

寝たり起きたり朝日が顔を覗く中の観戦でボケボケしていたわけではありませんが、ざっとみた限りさほど酷いドライバーはいなかったと思うので該当者はナシとしました。母国ペレスのラストアタックで角田くんの動きにビビってしまったのはちょっとダサかったかな。決勝に期待!

IMG_2642
《決勝の表彰台予想!》
 1 ハミルトン   (メルセデス・M)
 2 ボッタス    (メルセデス・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・H)

miyabikunがこの結果を望むか望まないかは別として、毎度ながら「何事も無ければ」こうなるのが妥当であり、ドライバーズチャンピオン争いという意味では間違いなく盛り上がります。メルセデスとしてはこのラインナップを守らなければなりません。一方でレッドブルとしては最低限「フェルスタッペンのノーポイント」だけは避けなければなりませんね。最低3位、できれば順位を一つでも上げて、ハミルトンとのポイント差を最小限に食い止めること。やはり効いてくるのが「ペレスのペース」でしょうか。タイヤチョイスは同じですから、如何にしてメルセデスを錯乱できる位置にいられるか。ココで予選では物足りなかった「母国の強み」発揮してもらいましょう。合わせて注目したいのは「マクラーレンVSフェラーリ」ですね。マクラーレンはノリスが後方に下がるため1VS2でスタートします。今シーズンのフェラーリは粘り強いですし、前戦に引き続きサンドウィッチ状態です。リカルドの復調を証明すべく、ノリスの浮上を願って耐え抜いてほしいと思います。

ご飯も食べたし風呂も済ませてあとは寝るだけ。前戦アメリカGP決勝は30分寝坊、このメキシコGP予選は2時間遅れのスタートになってしまいましたので、あまり大きな「追いかけ観戦」にならないよう頑張ります!寝坊したら、夜までネット閲覧は禁止!(笑)

にほんブログ村 車ブログ F1へ
にほんブログ村
このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

↑このページのトップヘ