F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ペレス

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開幕戦のノーパワーリタイヤの時点で何となく察しがつきましたが、フェラーリのルクレールは早くも2戦目にしてパワーユニット交換によるグリッド降格が決定しています。まだジェッダ市街地サーキットは追い抜きも可能なレイアウトではあるものの、予選、決勝ともそつなく速いレッドブルとの位置が離れた状態でのリカバーはなかなか困難。チームメイトのサインツや好調アストンマーティンに上手く食らいついていてもらうしかないか。

《Q1》
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その気になるルクレールの1本目はハースのヒュルケンベルグに次ぐ2番手。タイム的には平凡なのでまだまだ向上は可能か。
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先にヒュルケンベルグを上回ったのはフェルスタッペンでなくペレスでした。0.6秒も上回る1分29秒台前半で圧倒。
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メルセデスのラッセルはヒュルケンベルグこそ上回りませんが、ルクレールの前となる暫定3番手へ。まだセッション始まったばかりではあるものの、マグヌッセンの1本目を考えればヒュルケンベルグも健闘はしています。さすが元予選王子。
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残り11分のところでフェルスタッペン登場。ペレスのタイムをドンと上回る1分28秒761で頭一つ突出。レッドブル以外に1秒以上の差を付ける。
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まだ本調子といえないマクラーレンのノリスは左フロントタイヤをウォールにヒットさせ、ガレージに戻るハメに。
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セッション残り2分、それでこの状態だから、、間に合わんだろ。。新人ピアストリに期待するしかない。
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時間いっぱいでアルファタウリの角田がギリギリの15番手。後を走るドライバーから考えれば、これでどうにか突破するのでは、、
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ピアストリが上回る。ボッタスに0.01秒及ばず、角田くんはQ1敗退。
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Q1では角田くんほか、チームメイトのデ・フリース、修復に間に合わなかったノリスとウィリアムズ2台が敗退となります。

《Q2》
Q2に入り、仕上がっているアロンソがトップタイムをマークすると、この方がまさかの
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マシントラブルでスローダウン。ほぼほぼポールポジションと思われたフェルスタッペンの離脱でこれからのポールポジション争い激化間違い無し。面白くなってきたぞ!
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俄然やる気が出てきたぞ!2年連続ペレスが獲るか?!
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うーむ、アロンソに0.117秒届かず。本番はあくまでQ3だけど、今回の仕上がっているアロンソは無敵か。
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ルクレールの分はサインツに是非とも頑張ってほしいのですが、
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イマイチピリッとしない。ルクレールのグリッドには悪影響を及ぼしたくないけど、まだシーズン序盤だし「俺がフェラーリを引っ張るんだ」という威勢のよさが感じられない。
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Q2はその後ペレスがアロンソを上回り、アストンマーティンのストロールがじわりじわりと上位をうかがうようになってきました。そして驚くなかれ、ピアストリが何と9番時計でQ3進出ではありませんか!偉い!
力を失ったフェルスタッペンほか、ハースとアルファロメオ2人がここで脱落。予選のヒュルケンベルグ、ボッタスとはいきませんでした。

《Q3》
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さあアロンソ、久々にポールポジション獲って気持ちよい日曜日を迎えられるか?!
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ひとまず1分28秒台には入れて、若人達をうけて立つ。
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しょっぱめなサインツはさておき、ルクレールがトップタイム。それにラッセルも続いて、アロンソは少しずつ後ろに追いやられています。
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エースに代わってペレスがドーンとルクレールを大きく上回って暫定ポールへ。レッドブルの底力ってやつか。やはりココでも相変わらずポテンシャルが高い。
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miyabikun今回はペレスやアロンソよりも君の走りに注目しているぞ!才能を開花させ、度肝を抜いてくれ!
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アロンソの2回目はタイムを削るもペレスには届かず。何気にストロールがいい感じで来てはいるけど結果は6番手止まり。
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ルクレールも同様にペレスには届かない。ということでペレスが晴れて2年連続のポールポジション獲得となりました。
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《予選結果》
P.P. ペレス  (レッドブル・HRB)    1分28秒265
 2.ルクレール(フェラーリ・F)     1分28秒420
 3.アロンソ (アストンマーティン・M)1分28秒730

フェルスタッペンが早期脱落となったレッドブルはペレスがその分奮起し「レッドブル最速」を堅持しました。一方でポールポジションが期待されたアロンソは3番手で予選は終えるも、2番手ルクレールのグリッド降格によりフロントロウスタートとなります。
Q2進出が見えかけたアルファタウリの角田くんはセッション終了直前のボッタスに引き摺り下ろされ、惜しくもQ1落ち。ただチームメイトのデ・フリースの前で終えられたことは朗報か。

《先日の予選予想との答え合わせ》
3番手アロンソ、5番手サインツ、11番手ヒュルケンベルグ、14番手ボッタスという4人が正解でした。
オコンとストロールが逆、ガスリーとハミルトンがまるで逆になってしまいました。惜しかったー。今回の予選予想はフェルスタッペンにまさかのマシントラブルと、ノリスには珍しいマシンのコントロールミスによる敗退などにやや狂わされた感があります。その分ピアストリはよく頑張りました。

《Q3トップのペレスと各チームの差》
 フェラーリ(ルクレール)が0.155秒落ち
 アストンマーティン(アロンソ)は0.465秒落ち
 レッドブル(フェルスタッペン)は0.496秒落ち※
 メルセデス(ラッセル)が0.592秒落ち
 アルピーヌ(オコン)が0.813秒落ち
 マクラーレン(ピアストリ)は0.978秒落ち
 ハース(ヒュルケンベルグ)は1.186秒落ち※
 アルファロメオ(周)は1.195秒落ち※
 アルファタウリ(角田)が1.674秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)が1.729秒落ち※
 ※はQ1,Q2最速タイムから算出

今回も好位置を確保し、幸先いい予選となったアストンマーティン勢とアロンソですが、一発の速さとなればレッドブルからは0.465秒離され、間にはフェラーリ(ルクレール)に割って入られています。ルクレールのグリッドは降格となり、アロンソはフェラーリ両ドライバーの前からスタートできるものの、決勝のレースペースはどうなのか注目です。
またシーズンで不調の滑り出しを強いられるマクラーレンはこのサウジアラビアにおいてはピアストリがペレスの約1秒落ちに止めました。サーキットの特性によるものかもしれませんが、これが本来の位置であれば、今後のまた中団で戦えると思いたいです。
マシンの不調によりQ2落ちに終わったフェルスタッペンはタイム的にはQ1でマークしたタイムが最速で、それをQ3に充てがうとアロンソの後ろとなる4番時計となります。中継中の解説陣も話していましたが、もしフェルスタッペンがQ1タイムから0.979秒飛躍させたペレスのように「引き出し」を隠し持っているとしたら、1分27秒782なんて異次元のタイムでぶっち切りのポールポジションを獲得していたかもしれません。恐ろし。

《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ピアストリ(マクラーレン・M)

もし、アロンソが久々々のポールポジションを獲得していたのならば、否応無く選出していたのでしょうが、残念ながらノーポールでフィニッシュということになりましたので、miyabikunはF1で2戦目にして見事にQ3に進出し、ビリでは無い9番手を獲得したピアストリに票を投じることとしました(ここまでが一文、長ーい!)
当然比較対象は若いながら実力者であるチームメイトのノリスになるわけですが、珍しくマシンコントロールにミスがあり、マシンを傷めてしまいました。ただでさえ戦闘力不足と言われるマクラーレンをドライブし、フリー走行3回目ではノリスに続く8番時計を記録。予選もそのままの勢いを維持して強者の先輩達に混ざり、今年デビューの3人の中で最も早くQ3の舞台を経験しました。下位カテゴリーでは素晴らしい成績をおさめ、F1にステップアップしたピアストリですが、下位カテゴリーをあまり知らないmiyabikunの中での第一印象は「ワークスチームを蹴って意見を覆すとはなかなかな、、」というものでした。しかしやはりピアストリの実力はなかなか高い位置にあるということを今回知らしめられたように思いました。一F1ファンの勝手な思い込みは大いに覆していただいて結構。ノリスもそうだったようにピアストリもどんどん実力を開花させ、先輩達に食い入る走りをみせてほしいと、新しい風を吹き込んでもらえたかのようで嬉しく感じました。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 
 該当無し

高速かつウォールで囲まれて危険度の高いジェッダ市街地サーキットながら、今回の予選も赤旗など不用意な遅延や大々的な赤っ恥シーンはみられなかったと思いますので、こちらは該当無しとしました。
しかーし、結果的に5番手(スターティンググリッドは4番手)は獲得したものの、チームメイトとの比較、タイム差を考えると、サインツの予選にはやや物足りなさを感じました。手負いのルクレールは被害を最小限に止めるべくペレスの背後まで詰め寄りました。またフェルスタッペンを失ったペレスやノリスの分まで健闘したピアストリをみればやはり物足りない。細かなセッティングの差はあれど、同じマシンに乗るルクレールから0.5秒以上の差では、速さでルクレールを上回ることができません。決勝レースはルクレールは中団に埋もれることとなりますし、後方からフェルスタッペンが猛追してくるでしょう。是非ともフェラーリ代表としてアロンソ先輩やラッセルを早めに捕らえてほしいと期待しています。

《決勝の表彰台予想!》
 1 ペレス     (レッドブル・HRB)
 2 アロンソ    (アストンマーティン・M)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・HRB)

ペレスよ、わかってんだろーな、ぜってー勝てよ!小うるさい爺さんをアッと言わせようぜ!(小学生みたいなwarubikun)
でも冗談抜きでペレスには期待しています。昨シーズンは結果的にチームメイトのフェルスタッペンが勝ったものの、初ポールからフェラーリ2台に翻弄されて、表彰台から陥落してしまいました。幸いにも今回はフェルスタッペンは下位に沈んでいます。必ずや優勝を狙ってくると思いますが、卓越したレースペースト持ち前のタイヤ温存でアロンソ様に抑えてもらって逃げちゃいましょう。チャンスですぞ!
アロンソの久々々優勝も気になるところですが、レッドブルのレースペースにはなかなかついていけないはず。アロンソはむしろ後方から飛んでくるもう一台のレッドブルに警戒しないといけなくなりそうです。そのくらい、今シーズンのレッドブルは速い。
さっきはサインツに叱咤激励を送ったmiyabikun。持ち上げておいて下げちゃう形になっちゃいますが、現実的な話となるとルクレール、メルセデス2台、そしてサインツを早々と捌いてきそうなレッドブルのもう一台の浮上の可能性の方がありそう。本音はピアストリと同様にそんな想像は覆してサインツが3位となる方が嬉しいし、今シーズンの今後を考えたらとても重要です。

予選観戦も実は睡魔と戦っていました。昨夜は寒かったから、部屋を変に暖かくしたのがよくなかったのかも。。決してF1が退屈だったわけではありません(笑)

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ようやく「新車をみる」も最後の1台。やっぱりチャンピオンチームだから最後にした?いや、あまり深い意味はありません(笑)ただ意識的にパワーユニット別に上手くバラけさせてみました。昨シーズンは圧倒的な強さで久々のダブルチャンピオンを獲得したレッドブルのRB19でこの企画を締めくくりましょう。今シーズンも圧勝なのかなぁ、、接戦の末ならともかく、単にそうなったらつまらないなぁ。

《設計》
 エイドリアン・ニューウェイ
 ピエール・ワシェ
 ロブ・マーシャル
 クレイグ・スキナー
 エンリコ・バルボ

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《外見》
後出しになった理由(言い訳)は一応ちょこっとだけあります。どのチームももちろん初公開の時から2023年型マシンを明らかにしていたわけではありませんが、レッドブルはあくまでカラーリングと「フォードとのジョイントお披露目会」になっており、正直この画像はアテになりません。くぅーレッドブルいじわる!というか当たり前ちゃ当たり前か。昔はベールに包まれて、発表会でドライバー2人がそれを剥がして「うぉーニューマシン!」みたいなのが当たり前だったのに、時代は変わりましたね。合同テストを直で見られないmiyabikunは本やネットの画像や動画が頼りだってのに。実車をようやく見られる日本GPはシーズン終盤だし、それも間近でなく離れた位置を高速通過するだけなんだから。愚痴言っても仕方ないですね。まあ「雰囲気だけ」でも。
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まずはフロントからの「色味だけ」でも。
色遣いは近年大きく変わりません。黄色いノーズコーンの両側に赤の雄牛を並べて、車体全体は濃紺に染まり、各所に赤のラインが入るというもの。カラーリングの話になると、miyabikun色盲(色弱)の気があるので毎度自信が無いのですが、フロントウィングやリヤウィングってボディの濃紺でなく、カーボン地の色の黒になっています。今更ながら、いつの間に?!前からそうでしたっけ?(笑)
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フロントウィングは昨シーズンのRB18あたりから?!フロントウィングの取り付け部は最下段ではなく、二段目のエレメントとなっています。ココは昨シーズンと変わらずですね。ノーズの形状も変わってなさそう。
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今やトレンドとなっている後方に向かって緩やかに下がっていくサイドポンツーン天端。そして前作RB18でも同様だった筋骨隆々なフォルム。ORACLEのロゴの「AやC」のあたりがモリッとなって複雑な造形であることがよくわかります。ココを真似するチームやマシンはありませんね。マクラーレンMCL60が似た仕上がりのものをテストで取り入れていた気がしますが、弟くんのアルファタウリには無かった。見て真似るレベルの話では片付かない領域なんでしょう。シャクレ気味なサイドポンツーン開口も特徴的。ココについてはアストンマーティンAMR23が今シーズンはシャクレ気味でしたね。
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「空力神」擁するレッドブルは今回さらに深くアンダーカットを入れ込んできました。このあたりはテストでもフロービズで入念に確認していました。このカラーリングでしたから、蛍光緑のフロービズが映えていました。
隆起したエンジンカバー後端には昨年と変わらず白でHONDAのロゴが入ります。アルファタウリも同様に、今シーズンから「Honda Red Bull Power Trains」になったんでしょう。どうせならロゴマークもノーズにちっちゃく「HRC」でなく、ケツからアタマの方にドーンと移設してもよかったのヨ?

え、もう終わり?!miyabikunラストで息切れした?!時間が無いから焦ってるんでしょう?!(笑)すんません。所詮、メカ素人なもんで。。

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《シャシー》
 RB19
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プルロッド
          リヤ :プッシュロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ
 
《エンジン》
 ホンダ・レッドブル・パワートレインズRBPTH001
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1.6ℓ
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:エクソンモービル
 
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《ドライバー》
 No.1   マックス・フェルスタッペン(オランダ)
 No.11 セルジオ・ペレス・メンドーサ(メキシコ)

うっかり八兵衛ならぬ、ちゃっかりリカルド(笑)F1をよく知らない人がこの写真を見れば、風貌から真ん中にいる人が当然エースで、その右側との2人がレギュラードライバー、左側の1人若そうな人がテストドライバーに見えちゃうかもしれません。でも実際は違う。全然違う。左側の若いのがれっきとした2年連続チャンピオンなんですよね。今シーズンもレギュラードライバーは変わらずフェルスタッペンとペレスの2人。おそらく、シーズン終了までそれは変わらず。

フェルスタッペンについては特に言うまでもありません。一昨年2021年に僅差で初チャンピオンを獲得した後、昨年中盤からはまさに敵無し状態で勝ちを量産し、あっさり二連覇を果たしました。もしかしたらマシンのレギュレーション変更で勢力図に変化がみられるかも、、という面白い展開も淡く期待しましたが、変化どころかレッドブルが頭一つ突出してしまいました。少し前にアロンソがエンジンのレギュレーションを跨ぎながら二連覇を果たしたことがあったものの、その時よりも圧倒的に突き離して「チャンピオン不動」を示しました。フェルスタッペンは予選はそこそこに、決勝レースで逆転するという勝ち方が続きました。レースを観戦する上では盛り上がりますが、こうも毎回同じシナリオだと慣れっこになってしまい「予選は何だっだ感」が募ります(これについてはフェルスタッペンよりも「予選有利で易々と抜かれたライバル」の罪が重い)今シーズンは三連覇なるでしょうか。三連覇したケースって歴代で4人だけで、古くはアスカリやJ・ブラバム、プロストやセナ、ハッキネンやアロンソなど、なし得なかったケースも多くあります。一番近い位置にいるのは間違いありませんが、できればライバルと競り合って、最終戦あたりで決めてネ(笑)
他チームがまるで太刀打ちできないのなら、せめて同じマシンに乗るペレスには踏ん張ってほしいです。ペレス本人は重々その気でも、チームが許さないかもしれませんが。ペレスはベテランながらチームの意図をしっかり汲み取り、ライバルに対して巧みな「壁」を設けられるドライバーです。本音ではそんな役割は喜ばしいわけないと思いますが、対フェルスタッペンでは実力差があり、またそれを前提にチームに拾ってもらった恩義がついて回ります。キャリア終盤で獲得したトップチームのシート。仮に契約の2024年やそを待たずしてこのシートを失っても、ベテランかつ護衛役で欲しがるチームがあるかもしれませんし、ただ年齢はだいぶ重ねました。隣にいるちゃっかりリカルドの存在や若手の台頭とチャンピオン獲得とは別問題でペレスの動きや今後の方向性も気になっています。

メカニカルな部分には全く触れられていませんが、だいぶ駆け足で10チーム10台と20人のドライバーについて思ったことを書いてきました。いよいよ開幕戦を迎えますね!ある程度想像できそうなこと、未知数なこと、様々ありつつも2023シーズンを楽しんでいきましょう!

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ひっそりとした中に電飾が煌々と光っています。これがレース後の静けさではなく、まさかこの後レースが行われる環境にはまるで見えません。予選に引き続き、いや予選よりも酷い土砂降りで決勝を迎えました。ただでさえリスク満載の市街地なのに、濡れた路面となれば穏便にレースが進むことは無さそうです。

1時間の遅延で雨がおさまり、レース開始。マシン不調により予選を失敗したメルセデスのラッセルはピットレーンスタート。他は当然ながら全車インターミディエイトタイヤを装着してグリッドに就きます。
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スタートはポールのルクレールの伸びが無く、 2番手のペレスがターン1を先に通過。
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予選を失敗し、8番スタートとなったフェルスタッペンはハースのマグヌッセンとバトルしています。今回はどんなペースで浮上してくるのか。マグヌッセンの左フロントウィングレットがやや外側に傾いている気がするんだけど、早くもやったのか?
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一度フェルスタッペンに並ばれますが、なんとか前を死守。
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ほらやっぱりやってる。マグヌッセンはコレがあるからダメなんだよ!せっかくいい位置からスタートを切れたのに、これじゃ取り換えに戻れと言われてまた順位を落とすじゃん。。まったく。。
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1周目終わりの順位昇降格はこのようになっています。上位は偶数列スタートが順位を上げました。またシンガポールGP最多勝者ベッテルは5つ順位を上げて入賞圏内に、中団スタートのフェルスタッペンはマシン損傷を避けるべくバトルから身を引きプラス4の12位まで順位を下げています。アルファロメオの周も濡れた市街地にビビったか4つ順位を下げてしまいました。せっかく予選でボッタスに勝ったのにもったいない。

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今回も気になるフェルスタッペンの浮上具合ですが、 2周目にマグヌッセンとストロールを
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3周目に角田くんに「ごめん、先行くわ」とかわし、9位まで復帰。8位を奪われたシンガポールマイスターのベッテルを捕らえに向かいます。ベッテル討伐は11周目となり、やや苦戦したか。
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トップ争いはルクレールがペレスに1秒前後のギャップで追従するも、なかなか抜くには至らず。スタートの出遅れが仇となっていますね。ルクレールはともかく、3位のサインツはそのルクレールにもついていくことができず、4周目にして5秒近く離されてしまっています。タイヤの性能劣化を懸念しペースコントロール中?!サインツの課題はコレだよな、結果的に安パイには終えるけど、ルクレールと比べて走りにメリハリや攻撃性も無いんですよね。

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8周目の周に黒い何者かにウォールに追いやられてクラッシュ、黒い者と共にレースを終えています。黒く見えたのは18位走行のウィリアムズのラティフィでした。故意では無くおそらく周の存在を知らずラインを閉めた感じにみえます。周の来シーズンは見えても、ラティフィの来シーズンは未だ見えず。これがバーチャルセーフティカーを招いています。やっぱりラティフィ。

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ガスリーをさばき7位に浮上したフェルスタッペンはベッテルに続いてアロンソに引っかかることとなっています。フェルスタッペンも最早チャンピオンクラスのドライバーに成り上がりましたが、先輩チャンピオンクラスには手を焼きます。グループチームのようには容易くいかない。
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そんな「動く壁」をなしたアロンソも自身より先にパワーユニットが根を上げる。せっかくF1歴代最多参戦単独1位を更新したばかりなのに、、。またもバーチャルセーフティカー。
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今回はレースの1/3に達したため、後方でくすぶっていたラッセルがタイヤ交換。選んだタイヤは何とドライのミディアム!実に面白い。一か八かの賭けに出たな?!
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ただアウトラップでお尻フリフリ。温まるまでの我慢ですね。

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その後も市街地濡れ路面が猛威を振るう。26周目にウィリアムズのアルボンはウォールにズドン。
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28周目のオコンもマシンが止まり、これでアルピーヌは閉店。マシン撤去のため三度バーチャルセーフティカー発令。これ、レースになってるのか?!
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あらら際どい!いくらサインツがピリリとしなくても、抜いちゃダメよ。
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注目は左側の順位表のワイプ。6位のフェルスタッペンが5位のノリスに接近。
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あ、ノリスが消えた!フェルスタッペン抜いた?!あまり議論にならなかったけど、まだバーチャルセーフティカー中よ?!チャンピオン級にはお咎め無しなのかな(笑)
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33周目に痺れを切らしたか、キングがとうとうドッカンやってしまったー。珍しい。
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何とかレースには復帰できましたが、戻ったのはよりによってノリスとフェルスタッペンの間。フェルスタッペンの前にまたチャンピオン。今日のフェルスタッペンはいつものようにバカスカいけない。
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「ハミルトンのウィングレット折れてまっせ」
フェルスタッペンにチクられる。

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ペレスに追従していたルクレールも次第に2秒、3秒と離れ、とうとう35周目にツルツルにすり減ったインターミディエイトを脱ぎ捨て、ミディアムに履き替えています。そして早々とミディアムチャレンジに挑んでいたラッセルがファステストラップを築き始めました。やはりレッドブルのマシンよりタイヤに厳しいか。頼みの綱のシンガポールでも勝てない雰囲気。
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ラッセルのタイム向上をみて、ハミルトンをはじめ翌36周目にフェルスタッペンら多くがドライに乗り換え。そんな矢先、、
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おいおい、TSUは行き過ぎだよ。来週はSUZUKAだよ!(このギャグの詳細は日本地図を参照下さい)角田くんがミディアムに履き替えた途端にウォールに突き刺さる。こんなシーン、どこかで観た記憶が、、今回はバーチャルでなく、ガチのセーフティカーが発動。
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このタイミングを待っていた!先程までフェルスタッペンとやり合ったノリスはここでミディアムに。
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目立たぬ相方リカルドはノリスと同じ周回でも赤のソフトをチョイス。天敵アルピーヌは2台とも既にいないし、今日は「チームのため」に貢献できるかな。

ただでさえ中低速のシンガポールGPにおいて濡れ路面でラップタイムがいつもより遅く、これだけバーチャルやリアルセーフティカーが出れば次なる敵は「2時間ルール」の壁。残り周回数から残り時間に変わると、先程オイシい思いをしたノリスにフェルスタッペンが再び襲いかかる。
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うーん、タイヤスモーク、止まり切れない!今日のフェルスタッペンは冷静にも見えつつ苛立ちも見える。
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エスケープゾーンを上手く使い、ロス最小限で復帰しますが、セーフティカー明けで隊列も圧縮されているため、順位を大きく落とします。
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タイヤにフラットスポットを作ってしまったフェルスタッペンは残り30分と少々をソフトタイヤで追い上げるしかない。そんなレースがあっても、チャンピオンは目前だから大丈夫。

こちらもややイラついていたか。意を決して真っ先にドライタイヤを導入するも、ようやく見つけたクロスオーバーをライバル達に見定められ、ずっと後方を強いられたラッセル。
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シューマッハに八つ当たりか(笑)まだ行き先決まってないんだから、そっとしておいて。

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さあルクレールがファステストラップでペレスを追い立てているぞ!DRS使用可能になっても、そもそも速いレッドブルのマシン。なかなか並べない。
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その後ろではやっぱり置いていかれるサインツとそのお友達が急接近。今シーズンのマクラーレンはまるで戦えないマシンになってしまったけど、そのままマクラーレンに居続けたらどんな走りをしていたのだろう。逆にノリスがフェラーリに乗っていたら、どこまで化けたのだろう。とっくに初優勝は挙げているでしょうね。
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この中団は何とも豪華。緑のレジェンドVS銀のレジェンドVS紺の新入りチャンピオン揃い踏み。本当はこんな位置でバトルしている3人ではないはずですが、今日の主役は完全にペレス。最後の最後でキングが牙を剥くか?!そこはライン外だぞー。
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止まり切れなーい!
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今日は表彰台登壇かはたまた優勝もあったんじゃないかというキングにとっても空回りなレース。フェルスタッペン同様に、こんな日もあるさ。

《決勝結果》
 1 ペレス  (レッドブル・RBH)
 2 ルクレール(フェラーリ・F)
 3 サインツ (フェラーリ・F)

長ーい! 2時間ルールでこのボリューム。結局、スタートで見事トップに躍り出たペレスがトップを一度も譲ること無く今シーズン2勝目。サマーブレイク明けはピリッとしていませんでしたが、ペレスらしい根気強さを感じました。 2位はただついていくことしかできなかったルクレール、3位はついていくことすら出来なかったサインツと「フェラーリのツースリーフィニッシュ」ではあったものの、優勢と思われるサーキットにおいて、せっかくフェルスタッペンが中団に埋もれている絶好のチャンスでのこの結果は「完全敗北」と言えるでしょう。はははららココで勝てなきゃ今シーズンのこの先勝てるレースは無いよ。

《ファステストラップとそのタイミング》
 ラッセル  (メルセデス・M) 1分46秒458
 54周目/59周(2時間ルールによる)
 入賞圏外フィニッシュのためポイント付与無し
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ペレス  (レッドブル・RBH)
《完走(扱い)台数と規定周回走破台数》
 完走台数:14台(14台フィニッシュ)
 規定周回:12台(61周から59周に減周)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ペレス  (レッドブル・RBH)

後半のセーフティカーランでペナルティを食らってしまったペレスでしたが、スタートで前に立ち、フェルスタッペンが苦戦する中のトップチェッカーは立派です。某チームでは決してなせない業。ペレスって市街地や濡れた路面が得意なんですね。タイヤの使い方が特異なサーキット、環境を得意とするという「ペレスらしさ」を存分に感じました。他のよかったドライバー、、みんなもちろん頑張ってドライブはしていましたが、みんな大なり小なりやらかして、今回はあまり光るものは感じなかったでしょうか。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当無し

こちらも細かくはたくさんありますが、トップのペレスですらペナルティを食らっているわけで、挙げたらキリがありませんのでナシとしました。平凡なレースだったなら、初っ端に案の定かましたウィングレット王マグヌッセンやライバルはおろかチームメイトにすらついていけなかったゴーゴーサインツが目立ったかもしれません。
ところで、フェルスタッペンのこの件
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何ともなかったのかな?!ノリスがいいのならいいんだけど(笑)

《ドライバーズポイントランキング》
   1 → フェルスタッペン 341pts
   2 → ルクレール    237pts(-104pts)
   3 → ペレス      235pts    (-2pts)
   4 → ラッセル     203pts  (-32pts)
   5 → サインツ     202pts    (-1pt)
   6 → ハミルトン    170pts   (-32pts)
   7 → ノリス      100pts   (-70pts)
   8 → オコン        66pts   (-34pts)
   9 → アロンソ       59pts     (-7pts)
 10 → ボッタス       46pts   (-13pts)

 17  ↓ 角田裕毅       11pts      (-1pt)

《コンストラクターズポイントランキング》
   1 → レッドブル      576pts
   2 → フェラーリ      439pts(-137pts)
   3 → メルセデス      373pts  (-66pts)
   4  ↑  マクラーレン    129pts (-244pts)
   5  ↓  アルピーヌ     125pts     (-4pts)
   6 → アルファロメオ   52pts   (-73pts)
   7  ↑  アストンマーティン 37pts   (-15pts)
   8  ↓  ハース       34pts     (-3pts)
   9  ↓  アルファタウリ   34pts      (0pts)
 10 → ウィリアムズ      6pts   (-28pts)

このレースから各種ポイントランキングも載せていきます。ドライバーズの方は次回に早々と★マークが付くことになると思いますが、まだレースは5戦残されていますし、チャンピオン争い以外は続きます。
今回ルクレールは2位の18ポイントを得て、フェルスタッペンは7位6ポイントですから、12ポイント縮めました。が、フェルスタッペン有利には変わりありません。
コンストラクターズはマクラーレンの大量22ポイントが効き、ランキング4位が入れ替わりました。またアストンマーティンにとって超大量ポイントに値する12ポイントを得て7位に浮上しました。順位差で同点の9位に落ちてしまったアルファタウリが悲しい。。濡れた路面のアウトラップ、もう少し慎重にね。

《第17戦シンガポールGPのポイント》
・スタートから一歩も隙をみせない市街地マスター
・予選屋フェラーリは靴底の減りが早い短期集中型
・全車に向けてタイヤの実験台を担ったラッセル
・シンガポール戦略はセーフティカーありき

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ドライバー、チーム関係者、そして海外から観戦に来るファンの方々、日本はまだマスクの国です。気を付けておいでね!

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確か昨年にサーキットレイアウトを書き換えたはずなのですが、今シーズンのオープニングを観たらまた違っている気がします。セクター3は間違い様がありませんが、どうもセクター1や2がやや長く、細いんじゃないかと思えてしまいました。通りをまた一つ間違えているのかなぁ。全長は6.003km固定で、毎年使う通りを少しずつ変えたりしていないよね?(笑)時間のある時に今一度確認して修正したいと思います。

《Q1》
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バクーはエスケープゾーンやランオフエリアが限られており、壁ドンした瞬間に黄旗赤旗でセッションが止められてしまいますよね。タイムは出せる時に出しておきたいところ。ピットレーンオープンを前に我先と列をなしています。バクー名物。
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フェラーリ様は独自の間合いで。タイム無しのチョンボだけは止めてね。
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ポールや優勝で二強を形成する片割れ、レッドブルはペレス、フェルスタッペンの順でタイムアッグに入り、 1分42秒938でトップタイムを記録。
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一方遅れて入場したフェラーリはサインツ、ルクレールの順でタイムアタックするも、ルクレールはフェルスタッペンの0.287秒落ちの1分43秒225でフェルスタッペンはおろかペレスも上回れず。バクーはやはりレッドブル向きか?!
タイヤに優しいバクーでは各車タイヤ交換を行わず継続的に準備ラップとアタックラップを交互に入れていきます。
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2本目にタイヤが仕上がってきたか、ルクレールはフェルスタッペンの1本目を僅差に上回りトップへ。
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しかし即座にペレス、フェルスタッペンが立て続けにルクレールを上回り、フェラーリにアタマを許さず。
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おーアルファロメオの周が暫定5番手だって?!エースのボッタスは遥か後方に追いやるこの順位は素晴らしい。ただ4番手のサインツとのギャップは1秒以上開いていることをみると、如何に二強が抜け出ているかもわかりますね。
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残り4分と少々。最近めっきり存在感の無いアストンマーティンのストロールがウォールに刺さり黄旗登場。こんなタイミングの黄旗は厄介だぞ。当たり方がよかったのか、目立った損傷は無くトラックに戻ったかと思えば
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やっぱり赤旗?!またストロールか。IMG_5113
右側のレノボの広告に切創痕とフロントウィングが脱落しています。これはさすがに復帰できず。残り時間は2分半で止まりました。
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タイムを出したい下位にとってはとんだ迷惑。1周が約1分40秒としても、アウトラップはあまりモタモタしていられません。
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残り43秒!急げー。
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残り10秒!今画面で捉えているドライバー達は何とか計測に入れるか?!
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画面には入っていないけど、角田くんはラッセル超えの6番手、残ったー!
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ただやはりあの渋滞と忙しさでは間合いやマシンも整わなかったか。何台かは計測を諦め、ハースの2台、ウィリアムズの2台とそれらに迷惑をかけたストロールの5人がここまで。

《Q2》
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マシンが15台に減ったとはいえ、黄旗赤旗は混乱や番狂わせを呼びます。ペレスを先頭に信号待ち。ペレス、フェルスタッペン、サインツの順番で最速タイムを更新して、最後のルクレールは
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サインツにやや足らず。ココにきてフェラーリがワンツーに名乗りを上げてきました。
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今度はアストンマーティンのベッテルがストロールと同様にウォールに直交する形でヒット。うまくステアリングを操作してこの角度に合わせた感じだったけど、確かに真正面からの荷重には強そう。それにしてもアストンマーティンのマシンはフロントタイヤなんだかフロントブレーキなのか、温まりに苦戦していそうですね。
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最近絶好調のペレスがフェラーリの壁を先に破る。今回はいっちゃうんじゃないの?!いいと思います。フェルスタッペンに臆することはない。
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Q2はマクラーレン2台とアルファロメオの2台に加え、アルピーヌのオコンが脱落。角田くんは何とか踏み留まりQ3へ。
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右を軽く擦ってるー。限界まで攻めた走りをしていると同時に、この程度の当たり方で済んでいるのはF1ドライバーの腕ということか。

《Q3》
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今回のフェルスタッペンもあまり脅威さを感じませんが、ペレスがキレキレです。フェラーリは先日までの流れをこのアゼルバイジャンGPで止めたいですよね。
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まずサインツがようやく1分42秒台を突破して暫定のトップに居座る。
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セクター1が最速のルクレールはサインツに0.05秒及ばす。ペレスとフェルスタッペンもダメ。
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「はて困りましたね。カルロスが前ですよ」
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今回こそ初ポールを!二強で唯一のポール無し(おまけに優勝無し)をいじられなくて済むぞ。
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あーまたレノボ!大丈夫か?!ヒヤヒヤものだよ。
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そんなこと言っている間にルクレールが0.445秒も削って、1分41秒359ですと?!何じゃこの速さ。このタイムにはさすがのレッドブル勢も太刀打ちできずサインツ超えまで。
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《予選結果》
P.P.ルクレール   (フェラーリ・F)   1分41秒359
 2.ペレス     (レッドブル・RBH)1分41秒641
 3.フェルスタッペン(レッドブル・RBH)1分41秒706

本当にこの方は速いです。ここに至るまではいいタイムこそ記録していても、ミスやステアリング修正があった上でのタイム。最後の最後でみせましたね。令和のポール屋さん。ただしチームメイトのサインツはレッドブル勢を間に挟んだ4番手ですから、ルクレールの決勝は「とにかく逃げる」のお得意戦法でいくしかないのか?!日本で期待のアルファタウリの角田くんはベッテル、アロンソといった曲者強者を後方に追いやる8番手となりました。決勝はまたこの方達相手に立ち振る舞わなければならなくなりました。鍛錬鍛錬。

《先日の予選予想との答え合わせ》
初っ端(アタマもケツも)間違えているので答え合わせもゲンナリしてしまいますがー、3番手フェルスタッペン、4番手サインツ、5番手ラッセル、16番手マグヌッセンということで、4つ。
ポールポジションをいつも通り「ルクレール縛り」を突き通せばよかったのかー。悔しい。だってロングストレート言えばレッドブルでしょう。ルクレール速かった。。一緒に走ったわけではないけど、miyabikun完敗っす。ハミルトンよりラッセルが前ってのは予想通りも、間に予選屋ガスリー復活とは。角田くんは予想-1となる8番手は立派。思いの外アルピーヌ勢、マクラーレン勢に元気がなかったですね。アストンマーティンはチームでだいぶ差が付きました。言い訳と負け惜しみはこのくらいで、、。

《Q3トップのルクレールと各チームの差》
 レッドブル(ペレス)は0.3秒落ち
 フェラーリ(サインツ)が0.5秒落ち
 メルセデス(ラッセル)は1.4秒落ち
 アルファタウリ(ガスリー)が1.5秒落ち
 アストンマーティン(ベッテル)は1.7秒落ち
 アルピーヌ(アロンソ)が1.8秒落ち
 マクラーレン(ノリス)は2.0秒落ち※
 アルファロメオ(周)が2.4秒落ち※
 ハース(マグヌッセン)は3.3秒落ち※
 ウィリアムズ(アルボン)が3.4秒落ち※
 ※は最速タイム(Q1,Q2)から算出

いつもながら、いやいつも以上に二強と 3番手チーム(メルセデス)との差が大きく表れました。本来はマクラーレン(ノリス)がいるであろう順位にアルファタウリが食い込み、今まではエースただ一人で飛躍し続けたアルファロメオやハースは揃って低迷しています。ちなみにアルファロメオの周くんの最速タイムはQ1で9番手であった1分44秒777でした。Q2突破まではだいぶ差がありつつも、今回は初めてベテランのスピード自慢ボッタスに打ち勝てたのが何より印象的でした。

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ
 ルクレール(フェラーリ・F)

今回はてっきりレッドブル有利。フェラーリは僅差の2番手チームだろうなんて面持ちで観戦に臨んだわけですが、各セッションでステアリング修正を重ねつつ、最後の最後にドカンと快速ラップを一発。あれは痺れました。レッドブル2人とサインツはまあまあ僅差なのに、サインツを引き合いに出すのは可哀想だけど、ルクレールはそれら3人より一段階高い位置を走っていました。ルクレールは一発の速さに長けています。ドライバーがこのように頑張っているのですから、チームもその頑張りを無下にしない戦略を企ててほしいものです。
そんなルクレールの飛び抜けた一発が出るまでの候補にはガスリー超えはならなかったものの、Q3進出を果たした角田くん。残念ながらQ2突破はできなかったもののQ1は一時5番時計、Q2はボッタス超えをした周くん。とっ散らかって大騒ぎしたチームメイトに対して、Q3進出9番手のベッテルでした。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》 
 該当無し

2度マシンをぶつけて、ドタバタの赤旗中断を招いたストロールは「とんだ人騒がせ」ということで(笑)今回は該当無しとしました。相変わらず、サインツは惜しいんだよなぁ。顔は濃く声は硬いのに、本番は緊張するタイプなのかな?!

《決勝の表彰台予想!》
 1 ペレス     (レッドブル・RBH)
 2 ルクレール   (フェラーリ・F)
 3 フェルスタッペン(レッドブル・RBH)

決勝はルクレールが勝ち、レッドブルに向いている流れを再び自身に引き寄せてほしいという気持ちはあります。ただ現実を考えるとモナコGPの件もあって、ペレス逆転の想像がついてしまいます。しかし今回のフェルスタッペンもペレスほどの勢いや流れは感じ難く、ルクレールを上回るほどには無いような気もします。サインツがルクレールのそばにいてくれたら、1対2、2対2でレッドブルの作戦にうまく邪魔できるのですが、残念ながらそれには及ばなさそう。何せ黄旗赤旗、セーフティカーの出番が多くみられるバクーですから、言わば「いつも通り」の柵にハマってしまうと、こうなるのかなと予想しました。
バクーは抜けます。触れます。荒れます。怪我しない程度に荒れて「予想順位関係無し」の大シャッフルもあり得ますので「楽しめる市街地レース」になること間違い無しです。

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低速市街地モナコから一転、こちらは高速市街地のバクーですね。得意と思われたスペイン、モナコを落としたフェラーリはこれからレッドブル寄りのGPとサーキットが続きます。その差はさらに拡がるのか、逆境をバネに思わぬ健闘をみせるのか。
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《アゼルバイジャンGPの基本情報》
 バクー市街地サーキット
  全長           :6.003km×51周=計306.153km
  開催回数 :6回目
  コーナー数:20箇所
  高低差       :26.8m
  DRS区間数:2箇所
  母国レース :無し

《サーキットの個人的印象》
 ・街並みは起伏少なめの高速モナコ?!

 ・ただ平穏では終わらない。大抵何かある。
 ・速い!狭い!燃費は悪いがタイヤは保つ
 ・コーナーで抜くな、直線で抜け!

サーキット特性や過去の戦績はともかく、そもそも今シーズンここでレースできるのか。そればかりが気掛かりでした。確かに今はソビエト連邦ではありませんし、地理的にも黒海を隔てて多少離れてはいます。miyabikun恥ずかしながら政治や軍事には疎いため間違った解釈をしているかもしれませんが、NATO(北大西洋条約機構)の協力関係にあったり、変に火の粉が降りかかったり「ウチはできないのによくもまあのこのことF1なんてやっているな」なんて逆恨みは無いのだろうか。アゼルバイジャンは全く関係無いよ、ということならばごめんなさい。心配ご無用ですね。

《過去5年のポールポジション》
 2021年 ルクレール(フェラーリ)
    1分41秒218
 2019年 ボッタス (メルセデス)
    1分40秒495

 2018年 ベッテル (フェラーリ)
    1分41秒498
 2017年 ハミルトン(メルセデス)
    1分40秒593
 2016年 ロズベルグ(メルセデス)
    1分42秒758

《ポールポジションレコードタイム》
 2019年 ボッタス (メルセデス)
    1分40秒495

《現役ポールポジション獲得者と回数》
 ★はその年のチャンピオン
 1回 ハミルトン(2017★)
   ベッテル (2018)
   ボッタス (2019)
   ルクレール(2021)

昨年のポールシッターをうっかり忘れていましたが、フェラーリのルクレールが「捨て身のモナコ」に引き続き二戦連続で獲得していたんですよね。この後出てくる「決勝の出来事」が衝撃的過ぎて、スカーンと抜けておりました(笑)昨年には無かったポーポシング云々はありつつも、一発の速さだけはあるフェラーリにもチャンスはあるということ。肝心なのは予選一発より決勝なのは言うまでもありません。
今のところ過去5回(それが開催した全て)メルセデスとフェラーリがポールポジションを獲得してきました。もしかしたら今シーズンの予選はそこに新たな色が加わるかもしれません。おそらくは紅か紺のどちらかであり、銀の可能性は極めて少ないでしょうが。

《過去5年の優勝者》
 2021年 ペレス  (レッドブル)
 2019年 ボッタス (メルセデス)
 2018年 ハミルトン(メルセデス)
 2017年 リカルド (レッドブル)
 2016年 ロズベルグ(メルセデス)

《現役歴代優勝者と回数》
 1回 リカルド (2017)
   ハミルトン
(2018★)
   ボッタス (2019)
   ペレス  (2021)

昨年のバクーといえば、トップ快走中のフェルスタッペンのバーストが思い出されます。あれば悔しかったでしょう。過去にもココでバーストにより悔しい思いをしたドライバーがいたように、ただストレートが長く、追い抜きが可能とはいえ「何が起こるかわからない」という不確定要素を秘めているGPでもあります。ポールポジションからの逃げ、スタートダッシュやストレートで挽回してもとんだチャチャが入る可能性は大いにアリ。またもやペレスが?!まさかのサインツ、ラッセル?!あるかもしれません。
ちなみに、ですが先程のポールポジション、優勝、そしてこの後出てくるファステストラップの全てにおいて、今のところ複数回獲得している者はいません。みんな平等に一回ずつという変なジンクスのあるGPというのも面白い。

《過去5年のファステストラップ獲得者》
 2021年 フェルスタッペン(レッドブル)
 
2019年 ルクレール   (フェラーリ)
 2018年 ボッタス    (メルセデス)
 2017年 ベッテル    (フェラーリ)
 2016年 ロズベルグ   (メルセデス)

《現役ファステストラップ獲得者と回数》
 1回 ベッテル    (2017)
   ボッタス    (2018)

   ルクレール   (2019)
   フェルスタッペン(2021★)

ボッタスは今でも可能性ゼロとは言えないものの、ベッテルの名が懐かしく感じます。今でも現役ですが、昔は速かった時代もあるんですよね。今ではポールや優勝はおろか、ファステストラップなんてワードも出せない状況下にいます。昨年のライコネンのように「こんなチャンピオンを見ているのも辛い」ととるか「遅かろうが苦悩していようが、F1をドライブしていることに感謝」ととるか。ライコネンと違うのは、ベッテルは34歳と「まだ若い」という点が異なりますね(もう34歳とも言えるが)アロンソやハミルトンが頑張ってる以上、あと2、3年は頑張ってほしいけど、、。
あ、全然ファステストラップについての話題ではありませんでしたね(笑)必ずと言っていいほど名を連ねるハミルトンの名が珍しく見当たりません。さっきのジンクスでいけば当てはまる?!

《使用されるタイヤコンパウンド》
 赤:ソフト  (C5)
 黄:ミディアム(C4)
 白:ハード  (C3)

ココの予選はもちろんのこと、決勝が思わぬ展開を招くため、予想は困難を極めます。外れてもいいので果敢に予想だけは立ててみます。

《アゼルバイジャンGPの個人的予選予想》
 〜Q1〜
   20.ラティフィ   (ウィリアムズ)
   19.シューマッハ  (ハース)
   18.アルボン    (ウィリアムズ)
   17.周冠宇     (アルファロメオ)
   16.マグヌッセン  (ハース)
 〜Q2〜
   15.ストロール   (アストンマーティン)
   14.ベッテル    (アストンマーティン)
   13.リカルド    (マクラーレン)
   12.ボッタス    (アルファロメオ)
   11.オコン     (アルピーヌ)
 〜Q3〜
   10.ガスリー    (アルファタウリ)
  9.角田裕毅    (アルファタウリ)
  8.ノリス     (マクラーレン)
  7.アロンソ    (アルピーヌ)
  6.ハミルトン   (メルセデス)
  5.ラッセル    (メルセデス)
  4.サインツ    (フェラーリ)
  3.フェルスタッペン(レッドブル)
  2.ルクレール   (フェラーリ)
  PP.ペレス     (レッドブル)

最近はレッドブルの中でもフェルスタッペンよりペレスの方が乗れているように感じます。予選一発のルクレールと迷った結果、今回はペレスをアタマにする賭けに出てみます。これでも一応上記のジンクス通り(決勝はまたどうなるかわかりません)フェルスタッペンはフェラーリとサンドウィッチし、メルセデスはラッセルが前。そしてスピード自慢のアルピーヌ様のアロンソ様にも一人奮闘していただきます。
miyabikunは前にも話したように「日本人ドライバーが、、」「ホンダが、、」と騒いだりひいきするのがあまり好きではないのですが(もちろん応援はしているのですが、そうでなかった時のショックが大きいから)今回はアルファタウリを2台ともQ3進出、さらに角田くんを前に置いてみました。予選が好調だと決勝でスベる、そのまた逆も然りとなかなか読み通り難いイタリアンチームは今回健闘するであろうとしました。miyabikunが変に期待したから、予選や決勝でしくじったじゃないか!のクレームや因縁はお受けできません(笑)下位は、、わかりません。最近ややガタが見えてきたハースが急に戻るかもしれませんし、ダメだダメだとあおり続けてきたリカルドが急に覚醒するかもしれません。ただラティフィだけは信じています。

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