F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ブリティッシュ・エアウェイズ

本当は違うネタをアップする予定で準備を続けていたのですが、思いの外時間がかかってしまいそうなので、こちらを先にやろうと思います。東京駅からポルトガルGPの行われるアルガルヴェ国際サーキットに行ってみよう!この企画は久し振りですね。ベトナムGPが健全に行われたら、その頃に復活かなと考えていたのに「不健全」になってしまって今回に至ります。ポルトガルであるのは周知の話ですが、アルガルヴェでのF1は初ですので、どの辺にアルンダヴェということも踏まえて進めていきましょう。

まずポルトガルの位置ですが、日本からめちゃ遠いです。スペインの西側にあり、地図に示すとこんな感じ。
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今までみたいに線で結ばれていないので分かり辛いですよね。結ばれていない理由はこの後出てきます。参考までに東京からポルトガルの首都リスボンまでは約11,150km離れています。地球の周長は約40,000kmですから日本の真裏、ではない。緯度はちょうど近いのでその周長も小さくなります。

話を戻して、ポルトガルにおけるアルガルヴェ国際サーキットの位置は以前にも使った地図でみていくと
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リスボンから300km程南方です。今までポルトガルGPが行われたエストリルサーキットはリスボン近郊でしたので、それに比べるとこちらはだいぶ南になります。

さて、ではここへはどうやって行くのか。まずサーキット近隣の空港探しです。
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このGoogleマップでは空港の位置までは表示されないので、別のアプリケーションを使って探してみると
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ちょうどポルチマンとあるところに空港があるではないか!!これはちょうどいいとポルティマオ空港の発着便数を調べてみると、、
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定期便が1日2便、それもポルトガル国内を結ぶ便では我々東洋人にとっては敷居が高過ぎます。他は少し離れますが東側にファロ空港がありますね。こちらはどうか?!
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便数も多いしブリティッシュエアウェイズが就航していて、こちらなら安心できそう。ファロ空港を目指して日本を発つことにしましょう!

この企画お決まりの「東京駅から成田か羽田のどちらを使うか」ですが、冒頭の地図にあったように残念ながら日本からファロ空港への直行便はありません。ファロ空港だけではなく、ポルトガル自体に直行便が存在しないようです。歴史の教科書に載っている「1543年の鉄砲伝来」「1549年のフランシスコ・ザビエルによるキリスト教布教」と昔からポルトガルと日本は貿易など繋がりの多い国ではありますが、現代はどこかを必ず経由する必要があります。ただ乗り継ぎ回数や所要時間を優先しても、成田も羽田のどちらからも乗り継ぎ1回でこのファロ空港には到達できそうです。
どちらかといえば羽田空港の方が早くて便利なので、そちらから最短ルートをみてみます。
羽田空港を13:15発のブリティッシュエアウェイズで12時間半かけてイギリスのヒースロー空港を経由します。そこで12時間の滞在し8:50発の同じブリティッシュエアウェイズに搭乗してファロ空港に11:35に到着します。13時に日本を発って、11時半に降り立つ。何時間かかるの?!乗り継ぎ方にもよりますが、トータルで31時間20分かかります。脅威の1日超え。ポルトガルは遠いですね。ザビエルさんは本当に苦労して遥々日本まで布教活動をされていたわけか。頭が下がります。

東京駅〜鉄道〜東京国際空港(HND)
・京浜急行空港線使用:19.3km  28分  470円
・東京モノレール使用:17.1km  56分  660円
東京駅〜バス〜東京国際空港(HND)
・リムジンバス            :21.0km  45分  950円

この企画をルーティンでやっていた2年前と比べて、実は大きな変化がありました。消費税が10%になったこのご時世、京浜急行線は値上げならぬ「値下げ」を行ったんです。打倒、東京モノレール!
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JRの傘下である東京モノレールは揺るがず強気な料金設定(笑)

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東京国際空港(HND)〜ヒースロー空港(LHR)
・ブリティッシュエアウェイズ:約9,600km 約12時間30分
ヒースロー空港(LHR)〜ファロ空港(FAO)
・ブリティッシュエアウェイズ:約1,700km 約2時間45分

もう一パターンである成田空港の場合も調べてみました。成田の場合はドイツのフランクフルト空港が最短で出てきました。成田〜フランクフルトは便数も多いし不安はありませんね。成田11時発の日本航空で12時間15分かけて、フランクフルトに15:15に到着します。ただここでまた乗り継ぎが18時間あります。ドイツGP決勝を余裕で観戦できちゃうくらいの時間調整ですね。一夜を過ごして、翌朝9:20にルフトハンザ・ドイツ航空を使ってファロ空港に11時半に到着。トータルは33時間半とこちらも1日以上の旅となります。

東京駅〜鉄道〜成田国際空港(NRT)
・成田エクスプレス    :79.2km  57分  3,070円
・京成スカイライナー:67.8km  63分  2,680円
東京駅〜バス〜成田国際空港(NRT)
・リムジンバス            :71.8km  87分  1,000円
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成田国際空港(NRT)〜フランクフルト空港(FRA)
・日本航空     :約9,400km 約12時間15分
フランクフルト空港(FRA)〜ファロ空港(FAO)
・ルフトハンザ・ドイツ航空:約2,000km 約3時間10分

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羽田からイギリス経由、そして成田からドイツ経由でポルトガル国内に無事降り立ちました。問題は空港からサーキットまでのアクセスですね。直近のポルティマオ空港であれば目と鼻の先といった感じですが、ファロ空港からはまだまだ距離があります。Googleさんに頼って公共交通機関を調べてみても、、残念ながら鉄道が繋がっていません。在来線の乗り換えも探してみたのですが、ハイウェイはあってもアルガルヴェサーキット近くに鉄道駅が無い!
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サーキット周辺を見渡す限り、なかなかな田舎、いや「のどかな」場所のようですね。image
これではしがない東洋人が一人でサーキット入りするのは至難の業だ。車に頼るしかなさそうです。ハイウェイで83kmを52分、一般道だと79kmを1時間13分と出ました。image

ファロ空港(FAO)〜アルガルヴェサーキット
・車                             :約80km 50分

東京駅〜羽田空港〜ファロ空港〜サーキット
● 鉄道〜飛行機〜車   :約32時間20分
(チェックインや乗り換え時間を除く)

最後が残念な感じに終わりました。乗り継ぎも半日以上待つことになるし、ポルトガルってつくづく日本から遠いところなんだなと知らしめられました。ひょんなことからポルトガルGPが久々の復活開催となったわけですが、これも今シーズン限りになるのでしょうか。miyabikun一生行く機会が無さそうだ。


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先日仕事で成田に行ったので、帰りは上野まで久々にこれに乗りました。image
空港に用のある仕事ではなかったけど、たまにはこんな楽しみもないとね。在来線を155km/hでぶっ放して、あースッキリ!

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今年も半年が終わり、7月に入りましたね。F1も第10戦と前半戦終了が近付いてきました。この3連戦が終われば少しの間日本でゆっくりできますぞ!今回のイギリスは日本と同じ島国だから島から島への移動になります。めちゃくちゃ離れて海の名前すら違いますが、海を介して繋がっている、と超遠回しに言えなくもないかな。
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シルバーストンはイギリス本土の南側、サッカーでも有名なマンチェスターやリバプール、そしてロンドンの中間あたりに位置します。この地図には地名が載っていませんが、本土東南端あたりの環状道路があるあたりがロンドンです。周辺の空港はこんな感じ。
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この地図でいう中央付近に位置するミルトンキーンズの「トン」の字の北あたりがサーキットの位置となり、いくつかある空港の中でサーキットに比較的近いのはロンドン・ルートン空港(LTN)になります。国際線の取り扱いもありますが、近距離のLCC(格安航空会社)がメインで空港自体も小規模ため日本からの直行便がなく、ここまでは2回以上の乗り継ぎを必要とします。
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となると南に位置するイギリスのみならず世界を代表する大空港であるロンドン・ヒースロー空港(LHR)を使って陸路を移動した方が良さそうです。ヒースロー空港は名前を聞いたことがある方も多いと思います。ブリティッシュ・エアウェイズやヴァージン・アトランティック航空の拠点として4つのターミナルからなるこの空港は、利用客数が世界最大規模の空港に数えられます。写真を見ても大きいですよね。ただ滑走路は東西に3,900mと3,600mの2本でまかなっているため非常に混雑します。こちらであれば日本とイギリスの拠点として、多くの直行便が設定されています。
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羽田空港からだと日本航空の深夜1時55分発、ヒースロー空港6時25分着。ブリティッシュ・エアウェイズ8時50分発で13時10分着。日本航空11時20分発の15時50分着。全日空11時35分発で16時10分着の4便で12時間半のフライトとなります。
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また成田空港の場合はブリティッシュ・エアウェイズ12時55分発の便で17時20分着の所要時間12時間25分となります。参考までに空港の縮尺を揃えてみました。デカさは日本の2つも負けていません。最近成田発が続いていたので今回は羽田発を選ぶことにします。

東京駅〜鉄道〜東京国際空港(HND)
・京浜急行空港線使用:19.3km  28分  580円
・東京モノレール使用:17.1km  28分  650円
東京駅〜バス〜東京国際空港(HND)
・リムジンバス            :21.0km  45分  930円

話は逸れますが、東京駅から成田空港までバスや車を除外した2つの鉄道アクセスと同様に、羽田空港までも京浜急行線と東京モノレール(JR東日本の子会社)と2つ存在します。実はこれ以外の「第3のアクセス」として「JR羽田アクセス線」というルートを具体的に進めると昨日7/3に公表されました。
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地図の緑のライン、東海道貨物線の一部を利用して、上野東京ラインをなす東北線(宇都宮線)や高崎線、常磐線、さらには埼京線やりんかい線(京葉線)など3方向から乗り換えなしで羽田空港地下にアプローチする予定となっており、2028年開業を目標にするとのこと。できれば2020年の東京オリンピックまでにどうにか形になればよかったのですが、中央リニア新幹線と同様にまだしばらく先ですね。そうなると乗り入れに適さない子会社の東京モノレールの扱いに不安もあります。以上、F1ブログの余談でした。

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東京国際空港(HND)〜ヒースロー空港(LHR)
・航空各社:約9,600km 約12時間30分

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公共交通機関を使用する場合、ヒースロー空港からサーキットまでは何回か乗り換えが必要そうです。当然ながら航空会社によって到着ターミナルが異なり、全日空だと第2ターミナル、日本航空が第3ターミナル、ブリティッシュ・エアウェイズが第5ターミナルの取り扱いと分かれています。第5ターミナルからRA1レディング中央行きのバスに乗り45分、レディング駅からバンベリー駅までクロスカントリー社の鉄道で40分、バンベリーからまたバスに乗り換えて50分かけて降りるバス停はなんと「Copse Coner」まんま名物コーナーの名前ですね。
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本当に目の前に着きます。それにしてもバス路線の軌跡が雑過ぎ。これじゃサーキットを横断しちゃってるじゃないか、無料地図だけど、できればちゃんと道路をなぞってくれい!
ちなみに車の方が近く格段に早いです。ダイヤや途中停車駅も無いし、渋滞さえ逃れられれば早くなりますよね。観光なので自家用車やレンタカーの選択肢はありませんが、参考までに載せておきます。
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ヒースロー空港〜シルバーストンサーキット
・バスと鉄道と徒歩:約160km 3時間20分
・車                         :約110km  1時間15分

東京駅〜羽田空港〜ヒースロー空港〜サーキット
● 鉄道〜飛行機〜バス〜鉄道:約16時間30分
(チェックインや乗り換え時間を除く)

シルバーストンでのF1も鈴鹿同様に毎年危ういGPと取りあげられます。F1の聖地、いつかいつかと言っていると、ロンドン市街地に取って代わられる日も近いかも。


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