F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ブラジルGP

今シーズンも残すところ2レースとなりました。この企画も残り少なくなってきたということ。今回はブラジルGPの舞台として長く定着したホセ・カルロス・パーチェサーキット(インテルラゴス)です。一周は短く、1分そこそこで駆け抜けてしまうのであっという間です。ハンガロリンク、レッドブルリンク共に練習では度々使わせて頂きました。セクター1のストレート以外は息つく暇が無いサーキットです。

《サーキットの基本情報》
 ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)
  全長   :4.309km×71周=計305.939km
  コーナー数:15箇所
  高低差       :43.0m
  DRS区間数:2箇所

《ゲーム上のサーキット眺望》
今では珍しくなくなった「元祖反時計回り(左回り)」かつ「高地」なサーキットです。ターン1の入りは特徴的ですよね。
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今はなきトルコのイスタンブールパークも似た構成でした。左に傾き、あかたも吸い込まれるように進入していきます。単独で走るなら自由気ままの綺麗なライン採りができますが、スタート直後やライバルとのバトル中は度々交錯します。今までもやらかしが多々ありましたね。
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この先のうねりはすごい!右に切り返すターン2「エス・ド・セナ」で走行ラインはさらに絞られ
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左のターン3「クルヴァ・ド・ソル」もロス無く抜けないと、このサーキットで希少なストレートの加速が鈍ります。
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DRSボタンをポチッと、ここで一休み。

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外周を終えてインフィールドセクションとなるセクター2は忙しくなります。右に
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左に
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登ったり
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降りたり。
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F1にコ・ドライバーという役割があったらこれを71回、うーさすがのmiyabikunも酔ってしまいそうだ。。このセクターをいかにロスしないでキビキビと処理できるかがこのサーキット攻略のキーポイントですね。

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そして最終セクター3は「しならせた弓」の如くセクター2のインフィールドで溜めたモヤモヤを
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ここで一気に開放、射抜く!
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ギリギリギリ、、ビュン!みたいな。ニュアンス、伝わりました?!(笑)進むにつれてRが変化し、バンクのついた複合の左コーナーを無我夢中で踏み込んでいきます。
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雨が降れば確かに危険。過去にこのセクターでくるくるがっしゃんしたり、エンジンが根を上げ白煙を吹くシーンも見かけました。ゲームでは雨も降らないし空気も薄くありませんから、ご安心を。
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どうかご安心を!

《2018年のポールポジション》
 2018年 ハミルトン(メルセデス)
    1分07秒281

《ポールポジションレコードタイム》
 2018年 ハミルトン(メルセデス)
    1分07秒281(一周4.309km)

《miyabikun現時点のゲーム上ファステスト》
 2019年 miyabikun(えきぞーすとのーと)
    1分06秒136

 3年ほど前までは1分10秒付近だった予選レコードタイムは2017年に2秒以上飛躍し、昨年はさらに1秒縮めて1分07秒台前半となりました。ロズベルグもビックリでしょうね。当のmiyabikunの持ちタイムはキングを1.1秒上回っています。1年先をいくmiyabikun、一足先に2021年に行っちゃおうかな。

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《miyabikun今回の走行タイム》
 2019年 miyabikun(えきぞーすとのーと)
 1分06秒200   S1:16秒88 S2:31秒71 S3:17秒47

うわー調子に乗っていたら、いつかの自分に僅差負けだ。1分06秒が限界点か?!ストレート以外は息をつかず、息を止めて流れるように頑張ったつもりだったんだけど。今年のポールに抜かれないことを祈ります。


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「うーん。そうだなぁ。私からアドバイスするならば『信じるはチームでも相方でもない、自分自身』ということだよ」
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言ったか言っていないかはさておき、ココが地元の大先輩から激励を受けるルクレール。予選の走りはまた評価を上げるものでしたね。このレースはもちろんのこと、来シーズンの活躍も楽しみです。

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三強のうちメルセデスとレッドブルはスーパーソフトタイヤ、フェラーリはソフトタイヤとスタートタイヤが異なります。偶数のイン側フェラーリ2台は揃って1つずつ順位を落としています。こうなるとタイヤを大事に保たせる走りでいくことになるのか。

そんなフェラーリに対してメキシコを制したばかりのイケイケBoyは序盤から魅せてくれましたね。4周目にベッテルをかわして3位へ。
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10周目にボッタスも攻略とテンポよく2位まで浮上してハミルトンに宣戦布告する権利を得ています。
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19周目にボッタス、20周目にハミルトンがミディアムタイヤに履き替えて周囲がクリアになれば、タイヤに優しいボクらのチャンスなのだ。何をしなければならないかちゃんとわかっています。退屈にみえる近年のF1を盛り上げてくれる本当に面白いヤツだ。

ベッテルのコースオフの隙にライコネンが前に出て順位が入れ替わったソフトなフェラーリは28周目にベッテル、32周目にライコネンを呼び寄せてミディアムに履き替えさせる。ライコネンがピットアウトすると
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ベッテルが前でチーム間アンダーカットする形となっています。メキシコGP前に必要としていたプランですね。ただ今チームが必要なのは「メルセデスのタイトル阻止」です。アリバベーネからの指示は
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ライコネンを前に。ベッテルびいきのチーム体制の時期は終わったって?!

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同じタイヤのメルセデスよりも、一段階硬いタイヤを履くフェラーリなんかよりも粘りに粘らせたフェルスタッペンはレース半分の36周目にソフトへ。さっきのファステストラップの甲斐なくハミルトンの後ろで復帰しますが、今日のフェルスタッペンの勢いはそんな事では屈さない。
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タイヤに泣くキングなんて、へっちゃらだい!
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いいねー!2戦連続ハミルトン狩り!モタつかずに短期で仕留めちゃうのが何とも気持ちいい。モタつくおっちゃんとはキレが違う。若いって、いいな。

誉めていたのもつかの間。
「ちょっと、何してくれるんだよ!ピーピー!」
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速度なら勝る周回遅れのオコンが果敢にフェルスタッペンに仕掛けたりしたのが大失敗!普段なら際どい動きをするフェルスタッペンもいつもとは逆、ココまでの積み重ねが一瞬で台無しにされて、とてもじゃないけど心中穏やかになんていられない。オコンには10秒ピットストップペナルティが問答無用に下るわけですが、そんなのではとても埋め合わせになりません。オコンよ、周回復帰は悪いことではなく権利としては当然ある。ただ今回は動きをみてもとてもじゃないけどmiyabikunフォローできんぞ。
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この出来事によりポールスタートでタイヤに難があるハミルトンは定位置に難無く戻る。フェルスタッペンにとって幸いだったのは反転停止したにも関わらず、モタモタ3位のライコネンとのギャップがあったこと。せっかく替えたのに早くもズタボロになったタイヤでどうにかハミルトンを追い詰めていきますが、時間足らず。ハミルトンの優勝によりメルセデスが最終戦を前にコンストラクターズチャンピオンも獲得しています。
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《決勝結果》
   1 ハミルトン           (メルセデス・M)
   2 フェルスタッペン(レッドブル・TAG)
   3 ライコネン          (フェラーリ・F)

 11 ハートレイ           (トロ・ロッソ・H)
 13 ガスリー              (トロ・ロッソ・H)

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《ドライバーズランキング》
   1 ハミルトン            383 ★
   - - - - - - - - - - -
   3 ライコネン            251
   4 ボッタス                237
   5 フェルスタッペン 234
   - - - - - - - - - - -
   8 ペレス                     58
   9 マグヌッセン          55
 10 アロンソ                 50
 11 オコン                     49
 12 サインツ                 45
 13 グロージャン          35
 14 ルクレール             33
 15 ガスリー                 29

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《コンストラクターズランキング》
   1 メルセデス・M                  620 ★
   2 フェラーリ・F                   553
   - - - - - - - - - - -
   7 フォース・インディア・M   48
   8 ザウバー・F                         42
   9 トロ・ロッソ・H                 33

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《第20戦ブラジルGPのポイント》
・幻の優勝となった順調快調フェルスタッペン
・オコン、あれはアカン。期待下げの要らぬ攻め
・ヘタレタイヤでも結果的に救われたキング
・キレが悪い赤。あの走りでは2位納得

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心配された雨もなく、終盤にタイヤを入れて猛然と飛ばしたリカルドなど、予選も含め終始面白い内容のレースになりましたが、44周目の出来事が衝撃過ぎて、全てが吹き飛んでしまった感じでした。いよいよ残すは最終戦アブダビGPです。あとはチャンピオン以外のランキング争い、個人記録、F1を去る者達の勇姿などしかと見届けていきましょう。最後にメルセデス、チャンピオン獲得おめでとう!

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ブラジルGPは雨になると大クラッシュが起きるなど危険な荒れ方をしてきました。この予選前も遠くは霞んで怪しげな空模様となっています。

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Q1開始当初は辛うじてドライ環境を保てていますが、レーダーにはしっかり映し出されています。路面が濡れてしまう前にタイムを記録しておきたいですね。
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インテルラゴスも厳しいんだろうなと思っていたウィリアムズのシロトキンが13番手へ飛躍的にタイムを縮めてQ1突破ラインに入ってきました。まだ来シーズンのシートも決まっていないし、やるときはやりますね!こうなると下位に甘んじるトロ・ロッソ勢は負けてはいられません。
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ハートレイは辛うじて15番手タイム。それを相方ガスリーが即座に上回って12番手に飛躍。
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ハートレイ、もう一丁!どうだ?!
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ダメ。当落線のオコンに0.016秒及ばず。うーん毎回惜しいんだけど、同じマシンに乗るガスリーはしっかりタイム出しますからね。miyabikun正直者なので正直に言います。ハートレイは本当にキビしい。
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画面からは路面の濡れは見て取れませんが、進行を考慮してかQ2開始を前に渋滞列ができています。まだウルトラソフトタイヤで挑むマシンが大半を占める中、
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フェラーリは2台ともソフトタイヤに切り替えています。また奇抜な戦略にしたりして大丈夫?!
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7が大好きフィンランド人のボッタスがウルトラソフトで記録した1分07秒727に対してライコネンは0.3秒落ち、ベッテルは0.05秒落ちまで詰められたら、まずまずなのかな。
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ならばとメルセデス2台もソフトに履き替えていますが、ちょっと遅かった。両者のスタートタイヤがカッキリ別れる形となりました。

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それはそうと、Q2終了間際のこの人には驚かされましたよね。セクター1はターゲットのマグヌッセンに対して0.2秒落ち
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セクター2では0.04秒差まで迫り
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コントロールラインでドカンと0.3秒上回って8番手タイムでマグヌッセンを蹴落とし、エリクソをも一気に上回る!さすがよい子、フェラーリドライバーだ。
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ME「ふん、いいのいいの、勝負はQ3。それに僕の来シーズンはアドバイザー。ライコネンとジョビナッツィにアドバイスする立場なんだから」

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Q2と打って変わってQ3は出足が鈍目です。 2分以上待って残り10分あたりからようやく最終決戦に動き出しました。ベッテルが1本目に1分07秒台前半に到達すると、ハミルトンは1本目、2本目とも凌駕していきます。
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肩の荷は降りたはずのベッテル、2本目で残念ながら0.1秒足らず。
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《予選結果》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)1分07秒281
   2 ベッテル   (フェラーリ・F)1分07秒374
   3 ボッタス   (メルセデス・M)1分07秒441

《予想との答え合わせ》
2番手ベッテル、8番手ルクレール、17番手ハートレイの3人が正解。Q1当初はいい線いったかななんて希望があったのですが、今回も1つ違いが多いしズタボロでした。エリクソンとシロトキンは健闘したと思います。シロトキンはもしかしたらもう少しイケたかもしれないし、ザウバーはもっと高めの読みをしてよかったわけか。侮れないな。

《Q3トップのハミルトンとの差》 
    フェラーリ(ベッテル)が0.1秒落ち
    メルセデス(ボッタス)も0.1秒落ち
    レッドブル(フェルスタッペン)が0.5秒落ち
    ハース(グロージャン)は0.9秒落ち※
    ザウバー(エリクソン)が1.0秒落ち
    トロ・ロッソ(ガスリー)が1.3秒落ち※
    フォース・インディア(ペレス)は1.4秒落ち
    ルノー(ヒュルケンベルグ)は1.5秒落ち
    ウィリアムズ(シロトキン)は2.0秒落ち※
    マクラーレン(アロンソ)は2.1秒落ち
    ※は最速タイムより算出

例年ブラジルGPは距離が短いところからも前者の差は縮まり傾向です。その上にちょい濡れ路面の難しい環境だったにもかかわらず、昨年よりさらに接近した形になりました。

《決勝の表彰台予想!》
   1 ハミルトン(メルセデス・M)
   2 ボッタス   (メルセデス・M)
   3 ベッテル   (フェラーリ・F)

《トロ・ロッソの決勝順位予想!》
   9 ガスリー    (トロ・ロッソ・H)
 14 ハートレイ(トロ・ロッソ・H)

何人か交換降格ペナルティがありますが、前で関係してくるのはリカルドとオコン。あと、今シーズンのチャンピオンを争っていた2人の裁定はどうなることやら(記事アップ時は懲罰未定)
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Q2の1本目を果敢にソフトタイヤでアタックするライコネンの眼前にチラつくハミルトン。
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あわや接触かという危険な退避。シロトキンはマシンをトラック外に押しやってしまいました。こちらもハミルトン。タイムは清々しかったが、やはり緊張の糸が解けたか、チームからの喚起が足りなかったか。これはまだしも、同じくQ2でピットアウトした時に問題となったコレ
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一度車検場に入るや否やコーンを吹き飛ばし、ドケ!
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ワタワタ避けさせてさらに前を通せんぼされても
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やらんやらん。邪魔や、ドケドケ!
抜き打ち中間車検は義務なのはこのクラスのベテランなら知らないわけもないだろうに、この行為には興醒め。今年のチャンピオンには改めて相応しくない行為でした。何度となく気を付けろー、そういう行為するなーと、このブログで書いてきたのに、こんなのじゃ当然ながら届くわけがないわな。

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今回は距離はあれど前2戦に比べれば少しは時間が早め。予選は観るけど、決勝はどうしようかな、観ようかな?寝ようかな?!日本の我々には辛い時差3連戦ですが、ドライバーやチームにとっては、まだ消化試合というわけにはいかない、大事なシーズン終盤です。伝統ブラジルGPまで無くなったら、寂しいですもんね。シーズン終了までしっかり楽しみましょう!
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《ブラジルGPの基本情報》
   ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス)
      全長           :4.309km×71周=計305.939km
      コーナー数:15箇所
      高低差       :43.0m
      DRS区間数:2箇所

《ブラジルGPの個人的印象》
   ・最終戦が多かったことから、ドラマが多い
   ・縦横カーブが多く、ストレートが少ない
   ・雨が降ると危険な荒れ方をする
   ・とうとう母国ドライバー不在に

長らく続いたブラジル人ドライバーがマッサのF1引退をもって途絶えることとなりました。度々聴けたブラジル国歌も今シーズンは開会式のみということです。時代は変わりましたね。
ブラジルは治安があまりよろしくありません。昨年もF1関連で被害に遭った方がいたようですが、今年は気をつけてほしいですね。あと襲う側の方々、今のF1は昔ほど華やかでお金持ちの集まりというわけではありません。少しでもケチケチ、いや倹約してやりくりしているチームもいくつかあるのでどうか襲わないであげて下さい。あと、ゴミはちゃんと持ち帰るかゴミ箱に捨てましょうね!世界中に自国の「質」伝わってしまいますから。
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《過去5年のポールポジション》
   2017年 ボッタス    (メルセデス)   
               1分08秒322
   2016年 ハミルトン(メルセデス)   
               1分10秒736
   2015年 ロズベルグ(メルセデス)   
               1分11秒282
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)
               1分10秒023
   2013年 ベッテル   (レッドブル)
               1分26秒479

《ポールポジションファステストタイム》
   2017年 ボッタス    (メルセデス)   
               1分08秒322(一周4.309km)

《現役ポールポジション獲得者と回数》
(★はその年のチャンピオン)
   2回 ベッテル             (2011★,13★)
         ハミルトン          (2012,16)
   1回 アロンソ              (2005)
         ヒュルケンベルグ(2010)
         ボッタス              (2017)

思い出してみると、予選王子はココでポールを獲得していましたね。今のF1は予選とスタートダッシュが大きな決め手になるんだから決勝も頑張ってほしいなぁ。実力はあるんだろうから、あとは信頼性と競争力のあるマシンに乗った姿も見てみたいです。あとつい最近なのに忘れてしまいがちなボッタスも獲っています。もう好きにやっていいはずだからね!

《過去5年の優勝者》
   2017年 ベッテル    (フェラーリ)
   2016年 ハミルトン(メルセデス)
   2015年 ロズベルグ(メルセデス)
   2014年 ロズベルグ(メルセデス)
   2013年 ベッテル    (レッドブル)

《現役歴代優勝者 回数》
   3回 ベッテル   (2010★,13★,17)
   1回 ライコネン(2007★)
          ハミルトン(2016)

母国マッサがいなくなれば、頭一つ出てくるのはベッテル。あなたも今や好きにやっていい立場。肩の荷も降りたし心機一転で奮起してもらいましょう。

《使用されるタイヤコンパウンド》
   スーパーソフトタイヤ(SS)
   ソフトタイヤ               (S)
   ミディアムタイヤ        (M)

キングは毎年恒例の「程々モード」に入るはず。このチャンスを狙ってくるドライバー、多くいるはずです。こういうのを確実にモノにすることが重要!

《ブラジルGPの個人的予選予想》
〜Q1〜
 20.ストロール          (ウィリアムズ)
 19.シロトキン          (ウィリアムズ)
 18.バンドーン          (マクラーレン)
 17.ハートレイ           (トロ・ロッソ)
 16.アロンソ              (マクラーレン)
〜Q2〜
 15.ガスリー              (トロ・ロッソ)
 14.サインツ              (ルノー)
 13.ヒュルケンベルグ(ルノー)
 12.エリクソン           (ザウバー)
 11.ペレス                  (フォース・インディア)
〜Q3〜
 10.オコン                  (フォース・インディア)
   9.マグヌッセン       (ハース)
   8.ルクレール          (ザウバー)
   7.グロージャン       (ハース)
   6.ライコネン          (フェラーリ)
   5.リカルド              (レッドブル)
   4.フェルスタッペン(レッドブル)
   3.ハミルトン          (メルセデス)
   2.ベッテル              (フェラーリ)
P.P.ボッタス              (メルセデス)

ヘタれるであろうハミルトンの隙は見返したい人達が是が非でも前に出る!それに続くは誰が前だろうと勝つことしか考えない人、心は既に明後日の方向を向いている人、そして誰が何位だろうと自分が楽しめたらいいおっちゃんの順かなと予想。レッドブルがメキシコの勢いそのままにクルクルのブラジルも来てくれたら面白いんだろうけど、最終セクションは辛そう。
中団はフェラーリエンジン勢がなかなかよさそうですね。ハースはルノーを、ザウバーはフォーティセブンポイント・フォース・インディアを捕まえたいところ。あと残る2戦で最終形を載せてきたトロ・ロッソ、クルクルでクネクネのブラジルでの出来や如何に?!

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水曜だけど、もう次へ向かうの?ちょっと早くない?!実は意図してこのタイミングに入れました。勘のいい方ならわかるかもしれません。この答えは後ほどわかります。
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どこが東京でどこがインテルラゴスなんだ?!地図で示すのがだんだんキツくなってきて、これでも同時に表記されるタイミングを探すのに苦労しました。なぜなら「地球は丸いから」です。次は日本の真反対といわれるブラジルですね。この地図はこれを始めた頃と同じメルカトル図法のままでよかったのになぁ。

ホセ・カルロス・パーチェサーキット(インテルラゴス)はブラジルのみならず南半球の大都市の中で最も人口の多いサンパウロ市にあります。日本から遠いことは言うまでもないので、彷徨わないようサンパウロの空港のアタリをつけておきましょう。サーキットはサントアンドレの「サ」の左側、池と池の間あたりに位置しています。
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巨大都市サンパウロ近郊には3つの空港があり、中心部に一番近いのはコンゴーニャス空港(CGH)です。
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空港の南側に「サムアップ」しているような形をしたサーキットが既に見えていますね。なかなか近そうです。ただこちらは2,000m程度の滑走路を使って高頻度運用しているようですが国内線に特化しており、国際便の扱いがありません。残念ながら今回は使えない。

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続いて北東に位置するこちら。グアルーリョス国際空港(GRU)ではどうか。先程のコンゴーニャス空港と縮尺は異なりますが、国際空港というだけあって大きいです。3,000mと3,700mの2本の滑走路で構成されています。

さて日本からの行き方は、昔々はブラジルへの直行便があったこともあるようですが、今は
無いため、必ずどこかを経由しなければならなくなりました。最終空港をグアルーリョス空港とする場合の経由地は様々あります。
羽田19時20分発のアメリカン航空(日本航空コードシェア便)でアメリカのロサンゼルス国際空港(LAX)を経由、乗り継ぎ2時間15分でグアルーリョス空港に8時40分に着く24時間20分の行き方。羽田を15時20分のルフトハンザ・ドイツ航空で一度ドイツのフランクフルト空港(FRA)を経由し、2時間45分の乗り継ぎを経てグアルーリョス空港に6時55分に着く26時間35分の行き方などとなります。ブラジルに行くのに一度ドイツを経由することになるとは思いませんでした。
成田の場合は羽田と同じく日本航空でロサンゼルス空港を経由して同じ8時40分に着く26時間35分の行き方。17時30分発のデルタ航空(大韓航空コードシェア便)でアメリカのハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ空港(ATL)を経由、3時間50分の乗り継ぎののち25時間50分かかる行き方などになります。1日は24時間だから、乗り継ぎ時間を含めるといずれの行き方も1日以上かかるということ。さすが日本の真反対、まだアブダビGPには行っていないけど、間違いなく日本から一番遠いGPでしょう。

それはそうと、どういう経由を選ぼうかな。一番早そうなのは羽田からロサンゼルスを経由する行き方。ロサンゼルスは先日のアメリカGPで経由しちゃったしアメリカン航空も選んだ。ルフトハンザは友達がいるけどドイツGPの時にフランクフルトを経由したし、ブラジルへ行くのにドイツに寄るのはちょっと損した気分。というわけでブラジルへは初デルタ航空で初アトランタを経由してみましょうか。

東京駅〜鉄道〜成田国際空港(NRT)
・成田エクスプレス    :79.2km  57分  3,020円
・京成スカイライナー:67.8km  56分  2,630円
東京駅〜バス〜成田国際空港(NRT)
・リムジンバス            :71.8km  87分  1,000円

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成田国際空港(NRT)〜ハーツフィールド・ジャクソン空港(ATL)
・デルタ航空               :約11,000km 約12時間30分

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デルタ航空は1929年に端を発し、アトランタを拠点とするアメリカで最古参の航空会社です。2005年に一度破産宣告していますが、2008年にノースウエスト航空と合併して、現在はアメリカン航空に次ぐ世界第2位の旅客輸送数を誇ります。トレードマークにもなっているデルタ航空の「デルタ」とは、アメリカを代表する河川「ミシシッピ川」のデルタ地帯(三角州)から採られています。数式やF1中継でよく耳にする「微小な変化」を示す記号「Δ」も三角形でトレードマークと同じですね。

到着までまだまだ時間がありそうなのでもう一つ(笑)今回経由地に選んだハーツフィールド・ジャクソン空港も世界各国に点在する人名空港の一つです。元々はキャンドラーフィールドと呼ばれる空港だったそうです。1971年より昔のアトランタ市長であるウィリアム・ベリー・ハーツフィールド・アトランタ空港となり、2003年に没した市長メイナード・ジャクソンの名前も合わせて現名前に改称されました。
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5本の滑走路からなるこの空港で年間95万回の離発着(1日換算2,600回)、年間1億人の利用客(1日換算27万4,000人)でいずれも世界最多を誇ります。キングオブエアポートなり!
以上、F1に全く関係無い「寄り道」終了!

ハーツフィールド・ジャクソン空港(ATL)〜グアルーリョス空港(GRU)
・デルタ航空               :約7,500km 約9時間40分

いつも頭を抱える空港からサーキットまでの道のりです。先ほど見たように空港はサンパウロ中心の北東、サーキットは南側に位置しているため、街を貫通しなければなりません。サンパウロには地下鉄やサンパウロ都市鉄道(CPTM)が発達して、空港やサーキット近傍に駅はあるものの接続があまりよくないため乗り換えが非常に多いです。
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バス路線だと乗り換え2回で2時間半弱で結んでいます。グアルーリョス空港とコンゴーニャス空港はバスで乗り換えができる仕組みを採っているようです。使えなかったコンゴーニャス空港で乗り換えってのも悔しい。
ちなみに空港から車だと1時間ほどです。
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グアルーリョス空港〜インテルラゴスサーキット
・バス                          :約45km 2時間30分

東京駅〜成田空港〜グアルーリョス空港〜サーキット
● 鉄道〜飛行機〜バス:約29時間30分
(チェックインや乗り換え時間を除く)

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成田を17時半に発ってサンパウロに8時半に着く。移動で1日がかり、というわけで余裕を持たせたわけです。それも夕方から朝に移動するので機内でしっかり休んでおきたいですね。テレビ観戦よりハードな生観戦になりそう。

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