F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ファイナルラップ

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こらっ!ソレが欲しいんだろう、よそ見なんてするなー!このレースを前でフィニッシュしたものが「年間の勝者」となります。2021年シーズンをギュッと凝縮したようで実に単純明快。どちらかが笑い、どちらかが泣く。観戦する我々まで緊張が走ります。
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スタート直前のルーティン、スタートタイヤの確認です。予選をご覧になった方なら既にご承知の通り、ポールポジションで「ランキング同点トップ」のフェルスタッペンはソフト、一方2番手「ランキング同点2位」のハミルトンは定石のミディアムスタートです。フェルスタッペンとしては、スタートから逃げに逃げてオーバーカットを避けなければなりません。ちなみに予選20番手に終わったハースのマゼピンは予選後にCOVID-19陽性が発覚。決勝は欠場となり、代走は無しとなります。来シーズンのシートはしっかり用意されているから大丈夫(笑)  

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スタート肝心よー、ソフトの優位性を活かせよー。
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うわ、フェルスタッペン鈍っ。
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ターン1でハミルトンにあっさり抜かれる。オワタ?!いや、まだまだ。抜き難いヤス・マリーナの貴重なパッシングポイントであるターン6でインを無理矢理こじ開ける
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この光景、今シーズン何度見たことか。両者おとがめ無しでハミルトンのトップは変わらず。スタートダッシュで形勢逆転されたフェルスタッペンはこの先どうリカバーするのか。
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当然ながらソフトタイヤでライフが短いフェルスタッペンは14周目にハードに履き替え。ミディアムでファステストラップを連発するハミルトンに対して、アンダーカットは期待できないか。
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と思った矢先、翌周にハミルトンもミディアムを捨ててハードを履き、フェルスタッペンに合わせ込む。ポジションは是が非でも前を譲らない。前を走るドライバーの特権ですね。フェルスタッペンは自力で何とかする方法が無くなりました。こうなったら、頼むよチェコ!
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フェルスタッペンと同様にソフトタイヤでスタートしたペレスの活躍は見ものでしたね。タイヤはとっくに終わっているはずで、ハードとはいえフレッシュなタイヤを履くハミルトンに詰め寄られるも
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粘る!1本目のストレートでやられても2本目で
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差し返す。みるみるうちにフェルスタッペンが追い付いてきて
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20周目は5秒も縮める。フェルスタッペンがハミルトンに近付いてバトルになると、イヤな予感しかしませんが、ペレスは行き場がないと思われた今シーズンに拾ってもらった「チームへの最大の恩返し」ができたのではないのでしょうか。
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22周目にペレスはようやくピットへ。よく粘りました。レースを盛り上げてくれてありがとう。

ありがとうといえば、アルファロメオの二人は揃ってこのレースが本当の最後ですね。F1で19シーズン、歴代最多の352戦(決勝出走は349戦)出走したライコネンは
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25周目にリタイヤ。相方ジョビナッツィも
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35周目にリタイヤと揃って残念なラストランとなりました。二人ともお疲れ様でした。
ジョビナッツィのストップと処理のために出されたバーチャルセーフティカーの間に
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フェルスタッペンは再度新品のハードタイヤに履き替え、些細な望みにかける。失うものは無し。狙うは優勝以外のナニモノでもない。やれることは全てやる!
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ただファステストラップこそ出すものの、ハミルトンとのギャップは思いの外縮まりません。やっぱりスタートでミスったのが全て、いやそれ以前に予選でミディアムタイヤをダメにしたところで勝負アリだったか。。

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ん?!ラティフィ?何しとん、横向いてバラバラやん。
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58周レースの53周目。まさかのセーフティカー発動。これでハミルトンが築いたギャップも水の泡。
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フェルスタッペンはまたもやその間を使って最後の頼みの綱である新品ソフトタイヤにスイッチ。ハミルトンは順位を優先してステイ。これは一か八か。
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ん?Lapped cars will “not” be allowed to overtake(周回遅れの車は追い抜きが許「されません」)なの?!普通は許されますよね?!何だ、これじゃあハミルトンとフェルスタッペンの間には周回遅れのマシンによる「壁」があるってこと?!残りの周回数を考えても、直接対決はナシってことか。。何だこのルール、フェルスタッペン完全終了じゃん。でもその直後「not」が何故だか撤回。ハードタイヤをハードに使ってきたハミルトンと剥き立てホヤホヤのソフトを履くフェルスタッペンの直接対決と相なりました。
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例え残り1周だろうが、この状態でどうなるかはある程度想像できます。IMG_3468
フェルスタッペンは改良された鋭角ターン5で思い切り突っ込み、ハミルトンをパス。スタートとフィニッシュのそれぞれ「一瞬だけトップ」のフェルスタッペンが優勝、つまりチャンピオン獲得。うーん、喜ばしいような、何だか正直複雑な気分。。清々しくは喜び難い。
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《決勝結果》
 1 フェルスタッペン(レッドブル・H)
 2 ハミルトン   (メルセデス・M)
 3 サインツ    (フェラーリ・F)

皆さんレース内容はどう捉えたでしょうか。最近のmiyabikunの直近にはそう多くのF1ファンがいないので感覚的なものにはなりますが、おそらく日本、いや全世界的にフェルスタッペンがチャンピオンを獲得したことに喜ぶファンの方が多いように思っています。ただレース内容を良しと捉えるか悪しとするかは「ハミルトンとフェルスタッペンのどちらを応援するか」によって変わってくるものです。繰り返し、今シーズンのmiyabikunは特別ファンというわけではないけどフェルスタッペンに獲ってほしいという気持ちがありました。しかしこの決まり方、勝ち方は心底喜べるものではありませんでした。スポーツやバトルに必ずしも「綺麗事」ばかりではないのも理解しています。今までの歴代のF1における「チャンピオン決定の瞬間」も全てが綺麗であったわけでなかったのも知っていますが、今シーズンは最後の最後までこのような形で勝敗が決まるのがどこか残念というのが第一印象でした。
最後の最後、本当に最後になってバタつき、正直3位が誰なんだかもちゃんと追えませんでした(笑)3位はフェラーリのサインツが獲得。何だかんだで表彰台登壇数もポイントでもルクレールを上回った移籍初年となりましたね。来シーズンはいよいよ優勝に手が届くか?!

《ファステストラップ》
 フェルスタッペン(レッドブル・H) 1分26秒103
《ドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ライコネン   (アルファロメオ・F)

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《miyabikunの選ぶドライバー・オブ・ザ・デイ》
 ハミルトン   (メルセデス・M)

チャンピオンはフェルスタッペンに獲ってほしいという願いはあったものの、結果が出た後にこういう言い方は失礼かもしれませんが、今回のレースはほぼほぼハミルトンの手中にあったと思います。ファイナルラップの巡り合わせには心底同情してしまいました(皮肉でも何でもなく、素直に)
ポールポジションを取り損ねても、しっかりスタートダッシュを決め、途中思惑通りにペレスに引っかかりはしたものの、レースの99%近くを制していたのも事実。自らの手でチャンピオン獲得を手繰り寄せたにも関わらず、何かのあやが予想不能の急展開をもたらし、ハミルトンの「8回チャンピオン」をお預けにしたことは、ハミルトンをはじめとしたドライバー、スタッフ、そして我々ファンも「最後の最後まで何が起こる変わらない」として改めて知らしめられる出来事になったと思います。それと同時に、ハミルトンはまだまだF1界のトップの実力と速さを持ち合わせていることが明らかになったシーズンでした。来シーズンはマシンが大幅に変更されますが、この先もハミルトン中心でチャンピオン争いが展開されるであろうと予測できます。まだまだ勢いが止まることはなさそうです。
次点の候補は二人います。自らの順位やタイヤの状態よりも、チームメイトの勝利のため「身体」を張ったペレス。そして最終戦にようやく予選、決勝ともチームメイトを上回り、自身最高位の4位フィニッシュを果たした角田くんです。二人ともこのレースにおいては「主役」ではありませんでしたが、自分の置かれた状況で出来る最大限をこなしていました。ペレスはレッドブル2年目、角田くんもアルファタウリ2年目に入り、更なる飛躍を期待したいです。

《miyabikunの選ぶ「ザ・ワースト」》
 該当なし

とはしたものの、レースディレクターの判断はシーズン最後まで首を傾げてしまう、何処か釈然としない内容を「演出」してしまったように感じます。
あくまでレースを一回通しで観た状態であり、今後もしかしたら具体的なやり取りや考え方が明らかになるのでしょうが、最終盤の「セーフティカーにまつわる判断」はレースを最後まで分からぬ状態にしたのと同時に「操作」してしまったとも言えます。確かにラティフィのクラッシュはレース最終盤であり、デブリが散乱し、マシンでトラックの一部を塞ぐ大きな障害でした。レースを進行しながらの事故処理はマーシャルの活躍の賜物ではありますが「周回遅れは追い抜きが許可されない」と表示されてからの「追い抜き可」はレース結果に多大な差を生みました。裁定に一貫性も無く、また判断が遅い。この判断は非常にデリケートで、前者のままであれば規定周回数未達でハミルトンに傾きますし、後者はフレッシュなソフトタイヤを履くフェルスタッペンが俄然有利。結果的に「後者を選んだ=フェルスタッペンに有利に働いた」形となりました。エンターテイメントとしては評価できても、スポーツとしてみた場合は不公平にもみえます。今回に始まったことではないこの問題。有利の裏側には不利もつきもの。永遠に最適解というものは見つからないものなのでしょうか。余談ですが、ボッタスの「ラストラン」は存在感無かったですねー。空気でしたねー(笑)ノリス相手にだいぶご苦労されていたし、来シーズンは貴重な一年生が入ってくるってのに、エースを任せて大丈夫なのだろうか。

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《最終戦アブダビGPのポイント》
・熾烈なシーズンも何だか釈然としない幕切れ
・フェルスタッペン、チャンピオン獲得おめでとう
・ホンダ、F1での多くの感動をありがとう
・ライコネン、ジョビナッツィお疲れ様でした

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《2021年ドライバーズランキング》
   1 フェルスタッペン 395.5 ★
   2 ハミルトン            387.5     (-8)
   3 ボッタス                226    (-161.5)
   4 ペレス                   190       (-36)
   5 サインツ               164.5    (-25.5)
   6 ノリス                   160         (-4.5)
   7 ルクレール            159         (-1)
   8 リカルド                115       (-44)
   9 ガスリー                110         (-5)
 10 アロンソ                  81       (-19)
 11 オコン                      74         (-7)
 12 ベッテル                  43       (-31)
 13 ストロール              34         (-9)
 14 角田裕毅                  32         (-2)
 15 ラッセル                  16       (-16)
 16 ライコネン              10         (-6)
 17 ラティフィ                7         (-3)
 18 ジョビナッツィ         3         (-4)
  -  シューマッハ             0         (-3)
  -  クビカ                        0         (-3)
  -  マゼピン                    0         (-3)

《2021年コンストラクターズランキング》
   1 メルセデス・M               613.5 ★
   2 レッドブル・H                585.5 (-28)
   3 フェラーリ・F                323.5(-262)
   4 マクラーレン・M            275     (-48.5)
   5 アルピーヌ・R                155   (-120)
   6 アルファタウリ・H         142     (-13)
   7 アストンマーティン・M   77     (-65)
   8 ウィリアムズ・M              23     (-54)
   9 アルファロメオ・F           13     (-10)
 10 ハース・F                           0     (-13)

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新たなチャンピオン、新たな優勝者、新たなサーキットをまじえた2021年シーズンは近年稀にみる激動と波乱で閉幕しました。来シーズンからは新たなレギュレーションが適用されます。勢力図のシャッフルや新たなスター、ドラマを生むのでしょうか。それまでの束の間のひとときを過ごし、来るシーズンを楽しみに待ちたいと思います。ドライバー、チームスタッフ、様々な形でF1に関わった方々、そしてファンの皆さん、一年間お疲れ様でした。

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1991年シーズンは開幕から4戦を終えてマクラーレン・ホンダの4連続ポールポジションからの4連勝と、非常に偏りのある内容となっています。ただし一時代を築いた頃に比べると、不安要素がないわけでもなく、何より「新たな勢力」がちらほらし出します。今から28年前となる91年を振り返ること5戦目、第5戦カナダGPです。
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今週末行われるカナダGPの舞台と同じモントリオールにあるジル・ヴィルヌーブサーキットには違いありませんが、実は少しだけレイアウトは異なります。ターン6、7のシケインが今より奥に位置し、画像にある終盤のストレートも一部屈曲していました(レイアウトは2017年「カナダGPの歴史と地理」で触れていますので参照下さい)

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先日特集を組んだ「開幕連続ポールポジション記録」の個人編としてはこの89年にセナが記録した6戦連続というものがあります(この後93年にウィリアムズのプロストが7回連続で更新)自身の記録を塗り替えるべく、このレースでは5戦連続獲得の期待がかかりますが、どうもこのカナダは振るいません。ウィリアムズのマンセルのみならず、フェラーリの若手アレジにまで先行を許しています。セナの連続記録に待ったをかけるのは上昇気流に乗ったマンセルかなと思いきや、予選2回目でそれを上回ったのは「ホワイト6」のパトレーゼでした。
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これまで第2戦ブラジルGPの2位1回のみとランキングトップのセナよりだいぶ見劣りはあるものの、まだまだシーズン序盤ですから、臆することなくチャンピオンを狙う権利はパトレーゼも持っています。また、日本人ドライバーの2人。ティレル・ホンダの中嶋悟は12番手、ラルースの鈴木亜久里は22番手で終えています。

《予選結果》
   1 R・パトレーゼ(ウィリアムズ・R・GY)
   2 N・マンセル   (ウィリアムズ・R・GY)
   3 A・セナ          (マクラーレン・H・GY)
   ※GYはグッドイヤータイヤ

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お、レースクイーンだ。今は見かけなくなった貴重な風景です。予備予選までやって振るいにかけられて残った26人分の傘が連ねて入場してきます。今スターティンググリッドに就くのは20人ですからとても多く見えますね。
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揉みくちゃに絡まりがちなスタートでは肝心なパトレーゼがいとも簡単に2番手マンセルにトップを差し出しています。それじゃあダメだよ!華がないなぁ。。マンセルはライバルとの間にその「信頼できる」従順な相方を挟んで着実に逃げ態勢を作っていきます。
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スタートだけで終わらないのがカナダGPの面白いところ(笑)パンピーでスリッピー、燃費にも厳しいし、壁も近いし、ストレートも長い。平穏に終わる年がありません。レース開始直後の4周目に鈴木亜久里が燃えています。
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「あーいいや、消火器貸して!」
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自ら消火にあたります。大切なマシンですからね、被害は最小限に食い止めましょう。見ての通りリタイヤです。今回は「燃料系」
ではもう1人の日本人はどうか。
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カナダ名物の「ミニ四駆走り」に陥る。一応ピットインして状況確認。ウォールに跳ね返されていたけど、どうやら平気らしい。結果的に10位完走でした。
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荒れるカナダはじわりじわりと猛威を振るう。ベルガーがエンジン不調で早々とリタイヤすると、
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25周目にセナがお手上げ。ピットを真横に帰還できず。まずはマクラーレンが序盤で店じまい。
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続いては順位を若手アレジと入れ替えた後も、セミオートマトランスミッションの不調でズルズル遅れるプロストがカーナンバーと同じ27周目に止まる。
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さらにはアレジもお手上げ。マシンからは白煙が上がっています。これでフェラーリも終了。ひどい、、健全なのは独走態勢のウィリアムズだけ?!
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いやいやそんな事はない。カナダはそんなに甘くない。せっかくを2番手に甘んじる「元祖2番手」は周回遅れの処理にミスって右リヤをパンクさせています。全く要らぬピットイン。
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そのチャンスを落とすはずはないと、ライバルのミスをしっかりモノにするのがチャンピオン経験者。周りが勝手に潰れて、労せず2位浮上。ここまででだいぶ動きがあったので45周目に一度順位を整理します。
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トップは後ろの出来事なんぞ全く知らないマンセル、2位がオンナとレースを口説く術を知るピケ、3位はなな何と中嶋悟の相方モデナ、4位が「偽フェラーリ」ダラーラのレート、5位でようやく「2番手」パトレーゼというオーダーです。マクラーレンとフェラーリが消えると、普段は見ない化学反応が起きますね。こういう日がないと、面白くない。

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マンセルは追い付いてきたパトレーゼを先にやっています。大丈夫、今日のマンセルからしたらラップダウンだし痛くもかゆくもありません。
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ところが1番手にせっかくチャンスを戴き3位走行の「2番手」は格下のカーナンバー4に突かれ始める(このイジリ方は訳わからなくなりますな(笑))
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何もマクラーレンばかりではない、ティレルだってホンダ。やる時はやる!
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「くそ!Youはもういい!ナイジェルに託す!」
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65周目にファステストラップを記録したマンセルはファイナルラップのヘヤピンで全く加速しなくなり、ステアリングを叩いて悔しがる。スタートから完全試合で突き進むマンセルまでもがまさかマシントラブルに見舞われとは。
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ちーん。

《決勝結果》
   1 N・ピケ           (ベネトン・Fo・PI)
   2 S・モデナ       (ティレル・H・PI)
   3 R・パトレーゼ(ウィリアムズ・R・GY)
   ※Foはフォードエンジン、PIはピレリタイヤ

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マンセルはチェッカーフラッグを受けられずもレースのほぼ99.3%近く走行して6位入賞扱いになりました。あれだけの盤石逃げ切り態勢でたったの1ポイントに終わるとは、、。本当にレースは「チェッカーフラッグを受けるまで」何があるかわかりません。ちなみにピケがトップに立ったのは69周のうちのたった半周弱、最後の半周弱を獲ったので紛れもない優勝です。そして四天王の一角を担った三回王者のこれが最後を締めくくる23勝目でした。
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このレースのエントリーは34台。予備予選で4台、予選で4台ふるい落として、決勝レース出走は26台。相次ぐトラブルで16台がリタイヤ、10台完走という劇的な内容でした。これくらい荒れてくれるなら、大幅時差カナダも心して挑めるのですがー。

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