F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ハース

なにナニ、親分が失脚しただと?!イジりやすいチーム代表がいなくなっちゃったではないかー。チーム創設時から代表を担っていたギュンター・シュタイナーに代わり、今シーズンから日本人の小松礼雄がチーム代表に昇格しました。気合いのチームから、利口な戦略とマシン作りに向いてくれるかの期待が寄せられます。ハースVery First-24になります。

《設計》
 アンドレア・デ・ゾルド
(シモーネ・レスタ)

《外見》
ハースのカラーリングは毎年赤、黒、白の3色を基本色とし、少しずつ変化しています。今シーズンはどんな遣い分けになるか。
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おーなるほど。今シーズンは黒ベースですな。ハースらしいものでカッコはいいが、ちょっとガチャガチャしていて重たいかな。miyabikunはVF-23の方が好みです。
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サイドポンツーン開口など、ザックリ見る限り先日のフェラーリSF-24に似ています。が、サイドポンツーンの高さや張り出し具合、天端の窪みなどが無いことなど、大柄でシンプルな造形に見えます。
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アンダーカットに白いラインが入っているのが有難い。
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上から。黒のシェアが多いですね。今シーズンのチームカラーは引き続き黒でよさそうだな。
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ハースは他よりもカット多めにお送りしています。珍しい真後ろからのカットになります。とはいえ、エキゾースト周りやディフューザーは真っ黒過ぎて何が何だかわかりませんが。見た目だけなら速そうなんだけどなぁ。

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《シャシー》
 VF-24
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

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《エンジン》
 フェラーリ 066/12
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:シェル

《ドライバー》
 No.27 ニコラス・ヒュルケンベルグ(ドイツ)
 No.20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

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ラインナップは変わらず、ヒュルケンベルグとマグヌッセンの渋々ベテランコンビです。ちゃんと調べていないけど、平均年齢は最年長チームなのかな。表記の順列は昨シーズンの獲得ポイントの上位を優先し、ヒュルケンベルグを上にしています。年齢もキャリアも身長もヒュルケンベルグの方が高いもんね(笑)

スーパーサブとして重宝され、昨シーズンから久々のレギュラードライバーに昇格したわけですが、ハースのマシンに乗っても予選一発の速さは錆びついておらず、さすがの一言でした。陸上競技でいう完全なスプリンター、短距離選手です。miyabikunも学生時代6年間は陸上競技部で短距離をやっていたのでよく分かりますが、短距離選手は中距離はともかく、長距離がてんでダメでした。ヒュルケンベルグも同じく長距離(決勝レース)がイマイチ。走れば走るほど息が上がっちゃって乳酸が溜まるかのごとくズルズル後退してしまうんですよね。生身の身体で走るわけでも無く、マシンを介しているのにね。ただヒュルケンベルグはご存知の通り、過去にはル・マン24時間レースで優勝を挙げた経歴があります。よく分かりません(笑)あ、トラック競技の10,000mは苦手だけど、駅伝は得意ということかな。相方マグヌッセンはアドバイスの必要も要らないようなベテランではありますので、アロンソやボッタスのような「教育担当」のような役割でもありませんが、チームより参戦数が多いキャリア(チームはこの開幕戦で参戦167戦目、ヒュルケンベルグは207戦目)で「チームやマシンにいいフィードバックをしながら、自身がまだ達成していない「表彰台登壇」をハースで達成できたらカッコいいですね。

マグヌッセン、舎弟もいないし親分いなくなったけど大丈夫か?!(笑)こちらも参戦数は開幕戦を迎えて165戦目ですから、大ベテランです。F1二世。衝撃的な「デビュー戦2位表彰台」さらには102戦目での初ポール獲得とアベコベな戦績を持っています。昨年はやや落ち着いていましたが、1周目からガツガツ攻めるモンだから、せっかくそこそこいいグリッドを獲得しても、接触やらマシン損傷してしまい、順位を落としてしまいがち。昔よくいた荒手の攻めをドライバーをする者が減った今、観ていて面白いのですが、ハラハラも多いです。ヒュルケンベルグと同様に、伊達に多くのレースに出ていたわけではないので、当然マシンで競争力を与えてあげれば、マシン+αくらい引き上げてくれることも期待できますが、フェラーリ系のマシンは似たような特性でタイヤに厳しいものが続いています。

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ドライバーは(荒れ散らかさない限り)心配無し。あとはマシンをまず整えてあげて下さい。日本人チーム代表だから、というわけではありませんが、このチームはどこか憎めない。個人的にいつも気になります。最下位、脱出しようぜ!

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攻撃的だが後輩のクラッシュも気にかけるアツき兄貴肌、一方で大人しめだけど笑顔が素敵な長身お兄さん、あなたが選ぶならどっち?!若手を選ばず経験豊かないぶし銀2人を揃えたフェラーリ仕込みのアメリカチーム、ハース。Very First-23で中団上位を目指します。

《設計》
 シモーネ・レスタ

《外見》
基本的に白、黒、赤の三色をベースに構成されるハースのカラーリングですが、今回はどうなのか。
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フロントウィングは赤、ノーズは白という塗り分けは昨シーズンと大きく変わらないものの、リヤウィングも赤となり、やや赤が多く占めています。太いノースはややスリムとなり洗練されたかな。ドライバー上方のエアインテークも小さな三角形。これで吸気できちゃうのか。
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そんなことより、この背景の模様は何なのさ。鯨幕といって、日本では宗派にもよるけどよくお葬式で使われるものなんだけど。。まあお祝い事で使ってもいいらしいんだが、、そちらが気になってしまって(笑)
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うーん気になる(笑)
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あ、消えた。消したら消したでフォルムが分かり辛い。正面からは白や赤が目立ったVF-23は横から見ると黒主体になっています。横から見る限りはサイドポンツーン天端の流れもスムーズで、どことなく懐かしさを感じます。シャークフィンがやや大型化したかな。
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上から見ると、サイドポンツーンがフェラーリやアルピーヌのような窪みがあり、外側が立ち上がっているようですね。白と赤の縁取りがそれをさらに助長しています。撫でたら気持ちよさそ。
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この色の組み合わせは個人的には好きです。正面からの印象と横からの印象の違いが二面性を感じます。今シーズンの「各種グラフのイメージカラー」何にしようかな。。ハースといえば、やっぱり、、!

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《シャシー》
 VF-23
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:798kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ
 
《エンジン》
 フェラーリ 066/10
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1.6ℓ
 ICE最高回転数:15,000rpm
 MGU-K最大回転数:50,000rpm
 MGU-H最大回転数:125,000rpm
 最大出力: - 馬力+120kW(非公開)
 燃料・潤滑油:シェル
 
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《ドライバー》
 No.20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)
 No.27 ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)

マグヌッセンは参戦142戦、ポールポジション1回、表彰台1回の現在30歳。ヒュルケンベルグは参戦184戦、ポールポジション1回、表彰台0回の35歳とどちらも100戦超えのベテランながら、戦績という意味ではやや物足りなさを感じます。

ハースで長いマグヌッセンの特徴は誰にも負けることのない「デビュー戦で表彰台登壇」の記録の持ち主です。F1二世ドライバーでマクラーレンからのの鮮烈デビューでしたから、その期待値は高いものでした。しかしそれ以降の141戦では、なかなか表彰台にたどり着くことができていません。また今から2戦前の昨年2022年のサンパウロGPでは歴代で3番目に遅い141戦目にしてようやくポールポジションを獲得と、こちらもやはり尖った記録です。マグヌッセンは中団下位のスタートから力尽くで前をもぎ取るガッツがあります。時としてそれが仇となり、自身のみならずライバルまでを巻き込む形でマシンを壊してしまうことも多々あるというのが玉に瑕。中団や下位スタートでなければ、それを多少なりともそのリスクを減らせるのににね(笑)今シーズンから年齢的には若い側になりますが、引き続きアツいアニキのガッツあるパッシングでチームのさらなる浮上に貢献してほしいもの。
ヒュルケンベルグもまた特異なタイプのF1戦績です。初ポールポジションは先日「過去のレース」で振り返ったウィリアムズ時代のデビュー18戦目ブラジルGPでの獲得はなかなかの若キャリア記録。現役ではハミルトン(6戦目)に次ぐ2番目の早さ(ちなみにアロンソも18戦目)であり、これは現予選王のルクレール(23戦目)や三連覇の期待かかるフェルスタッペン(93戦目)よりも早い記録になります。以降も予選はそこそこ上位に来るものの、それが決勝になると途端にピリッとしなくなってしまいます。184戦で未だに表彰台登壇が無いドライバーもいません(歴代最遅記録は昨シーズン登壇したサインツの101戦目)中団、下位チームはお世辞にも資金に余裕があるわけではありません。ガッツはあるが定期的にマシンを壊すマグヌッセンに比べれば、ヒュルケンベルグれぶつけにいくような壊し方はしないドライバー。タイプの異なるプロセスでデータ収集、完走率を上げ、たとえ棚ボタでも毎戦入賞を果たせれば、コンストラクターズランキングで優位に立てます。

派手さは無くともさすがベテランコンビといえる走りを積み重ねる。若手を諦め、ベテランで固めるという安全パイを選んだハースはF1のアメリカ人気をさらに加速できるか?!

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「2022新車をみる」もようやく残すところ最後の一台となりました。昨シーズンは新人二人を構えて、マシンも最下位覚悟の「ほぼ据え置き」状態で耐え抜きました。カラーリングこそ早い段階で公開されたのに、このブログでのアップは最終回にさせていただきました。昨年圧倒的なビリだったからではなく、皆さんもご存知の「不透明な点」が拭えなかったため、ギリギリいっぱいまで引っ張った次第です。2022シーズンの新車、ラストを飾るのは「ハースVF-22」です。

《設計》
 シモーネ・レスタ

《外見》
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当初は昨年とほぼ同じカラーリングである白を基調に青と赤の「ある国の国旗のような」カラーリングで登場しました。ところが昨今の騒動によりこのカラーリングを使用できなくなり、先日のカタロニア合同テストの終盤で白一色の非常にシンプルなものに変更されています。このカラーリングが正なのか、今後手を加えられるのかは今の時点では明らかになっていません。シンプルではあるけど、これはこれで悪くないなというのがmiyabikunの印象です。特に最近は青系を基調としたマシンが増えたこともあり、白一色に赤の文字もなかなか目立ちます。「身は潔白である」と知らしめているかのよう。
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ノーズコーンは太く、角張っています。先日見てきたアルファロメオC42と似たような形で先端部で折れ曲がり、短めのスパンでフロントウィング三段目に取り付いています。最下段はノーズと独立しているしゃくれ型です。
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フロントサスペンションはプッシュロッド式でフェラーリから購入したものを装備。サイドポンツーン開口もフェラーリにも似た横長な楕円形状ではあるものの、フェラーリよりも開口はやや大きく、後退は小さく見えます。
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白って綺麗でシンプルだけど、造形を判断するにはいささか苦労します。わかり辛いですね。おまけにスポンサーロゴもほぼありませんから、文字や線の歪みから察することもできない。カモフラージュよりもこちらの方が効果的な気がする。サイドポンツーンは大きめでアンダーカットはライバルに比べて少ないように見えます。ドライバーのすぐ横のエンジンカバー付近に黒で塗られた領域があります。ココにリヤエンドに向けて排出するルーバーが設けられています。

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《シャシー》
 VF-22
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:795kg?
 最大燃料搭載量: - kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク、パット:
 サスペンション フロント:プッシュロッド
          リヤ :プルロッド
 ホイール:BBS
 タイヤ:ピレリ

 《エンジン》
 フェラーリ 066/7
  V型6気筒・バンク角90° シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力(非公開)
 燃料・潤滑油:シェル
 
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《ドライバー》
 No.47 ミック・シューマッハ(ドイツ)
 No.20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

カタロニア合同テストは昨年同様のシューマッハ、マゼピンの2年目二人が担いました。当然ながら今シーズンもこの二人によるVery Fast再建に向かうはずでした。しかし今世界中で騒動となっている「ロシアによるウクライナ侵略」のため、ロシアは世界からの社会的制裁を受け、来たる9/25に決勝が予定されていた第17戦ロシアGPが中止(以降当面ロシアでF1も行われないことも決定)となりました。ロシアに対する制裁となると、政府とも関わりの大きかった企業であり、ハースの大口スポンサーであるウラルカリも影響があります。さらにウラルカリのバックアップを強みとしてF1昇格を果たしたマゼピンにも当然しわ寄せが来て、急遽契約解除となりました。開幕戦を直前に控えたバーレーン合同テストを前に、F1界にも騒動の余波が訪れる事態にまで発展しましたね。先日の冬季オリンピックでもとある件で大騒ぎしましたが、今年に入り特に「ロシアネタ」が世間をずっと賑わしています。
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生き残りつつも全く被害がないとも言えないシューマッハは辛い状況下2年目を迎えます。一年経てば「シューマッハと言えばミック」がだいぶ定着したのではないでしょうか。昨シーズンはチームメイトより常に上回り、予選でQ1突破を2回果たしました。上位を狙うというよりかは「ドライビングのし難いマシンを懸命に制御する」という作業に精一杯だったと思います。ただそんな中でも時としてその制御も限界に達してド派手なスピンやクラッシュも見受けられました。1年目だから仕方ないで片付けてあげたいところだけど、チームも「限りある予算」の中で参戦していますから、伸び伸びとドライブできないというのも、彼のF1キャリアの足かせになったと思います。2年目の今シーズンも引き続きチームの懐事情も気にしながら残す参戦となりますが、それで萎縮してもつまらないですから思い切っていってほしいですね。毎度ながら、見る人は見ています。大丈夫!
で、そのシューマッハのチームメイトですが、つい先日まではリザーブのフィッティパルディが最有力候補と目されていたものの、実際に決まったのはこの方となりました。
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まさかのマグヌッセン。驚きました。一昨年にシートを喪失し、渡米。F1のシートに未練無しと答えていたのも知っていましたが、ココにきて再戦と相なりました。最終回まで引っ張った甲斐がありました(笑)この決定は賢明だと思います。図らずも「F1二世ドライバーコンビ」爆誕です。年齢的にもまだ若い(29歳)し、F1での戦績はともかく、表彰台登壇歴もある経験者です。ドライバーにおいては誰でもそうですが、速いマシンを与えればそれなりに速く走れると思いますし、経験豊かであること、またチームスタッフとの付き合いを考えてもベストな人選です(ただ最近毎回思うのは「リザーブドライバー」の存在意義って、何?)マグヌッセンの持ち味はややリスキーではあるけど思い切りのいい攻撃のできる点。過去にはチームメイトとバチバチ殴り合うこともしばしば見受けられましたが、歳の離れたシューマッハとはケンカにならないカナ?!「親の仇〜!」みたいなのは止めようね(笑)

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「あーF1に乗り続けたかったな。サヨナラ。。」
悔しいよね。マゼピン自身には悪気は無い。ただ、母国が起こす騒動、それからF1に乗るに至ったのは少なからず母国の後援もあったはず。恨むなら「母国のボス」になりそう。

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3/1から超駆け足で全10チーム10台の2022年型マシンを見てきました。フォルムが今までとだいぶ変わることにより、どのように仕立て上げられるのか注目したわけですが、チーム毎に個性や考え方は大小異なる形であることがわかりましたね。もう既に開幕戦の地バーレーンで合同テスト2回目も始まっていますので、そこでの改良点や出来栄えも気になるところですね!
あー久々に飛ばして疲れた。。でも2月にたっぷり休んじゃったし、まだmiyabikunは休めません。。

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今シーズン最後の新車になります。カラーリングは早々に公開されましたが、マシンは何だかはっきりしませんでしたよね。経験豊かな荒くれ者2人を手離し、新人2人を起用するという思い切ったハースのVF-21を見ていきましょう。

《設計》
 ロブ・テイラー
 ベン・アガサンジェロ
(シモーネ・レスタ)

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《外見》
チームは多少のカラーリング変更はあれど、概ね「イメージカラー」的なものがあります。フェラーリは赤(紅)、メルセデスは銀(近年は黒か)、レッドブルは歴代で濃紺を使ってきますし、ルノーはこれまで黄色や黒を多く採用してきました。ただハースはビビットな色遣いで毎年ちょこちょこ色を変えてきます。今シーズンは白を基調に赤と青、黒を使って籍を置くアメリカを表現したとのことですが、、これってロシアじゃないの?!ロシアといえば、今シーズンから加入したマゼピンの母国であると同時に「組織的なドーピング問題」のため、国旗の提示や国歌斉唱が2年間できないことで話題となったばかりです。それを踏まえた上で「アメリカ国旗を模した」というこのカラーリングは問題になりそうですね。だって、誰が見たってアメリカというよりロシアだもん(笑)まあチームに潤沢な資金を投じたマゼピンの父の「ウラルカリ」のスポンサーカラーと言われたらそれまでだけど、あからさまな気がします。ちなみに国旗や国歌についてはマゼピンに限った話ではなく、今シーズンからアルピーヌの控えドライバーに就いたクビアトが代走してもし優勝した際も当然適用されます。
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カラーはそのくらいにして、ディテールの方はと。
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うーん、今シーズンもフロア面積のカットなどマシンレギュレーションが同じというわけではなく、細かには変えてきているんだろうけど、、どこか変わった?!最後だから手を抜いて見ているというわけではないんですが、ぱっと見、前作VF-20とそんな差はないような。。
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ハースは早々に「来シーズン(2022年)を見つめている」なんて発言をしており、今シーズンは仕方無く参戦(生き残ること重視)しているんでしょうか。またフェラーリから出向するレスタはどうこのマシンを改良していくんでしょう。「フェラーリイズム」が正常に伝承されることをみる役割なのかな(笑)結局目の入ったところはカラーリングというところでmiyabikun大したコメントもできず、、。

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《シャシー》
VF-21
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:752kg
 最大燃料搭載量:110kg
 ブレーキキャリパー: - 
 ブレーキディスク・パッド: - 
 サスペンション:フロント プッシュロッド
          リヤ  プルロッド
 ホイール:OZ
 タイヤ:ピレリ

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《エンジン》
 フェラーリ 065/6
  V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力
 燃料・潤滑油:シェル
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《ドライバー》
 No.9   ニキータ・マゼピン(ロシア)でいい?!
 No.47 ミック・シューマッハ(ドイツ)

ドライバー2人が入れ替わりです。それも他チームの経験者同士でなく完全なる「F1一年生」大丈夫でしょうか。いくら下位カテゴリーで輝かしい成績を残したり、金なら困らないくらいあるとはいえ、ドライビングのいろはやわからないことをどう教わるのでしょうか。シミュレーターやレースエンジニアからのアドバイスでF1は乗りこなせるものなのでしょうか。「下手な経験より客寄せとブツがほしい」ハース、本当に困っているんだろうなぁ。
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走る前から話題性抜群のマゼピンです。クビアト先輩と同じ国からの参戦となりますが、諸事情のため国旗を掲げての参戦ができなくなってしまいました(これはマゼピンのせいではない)前にも話したように、下位カテゴリーでは数々のヤンチャをしてきたようですが、miyabikunあまりよく知らないので、今からは叩きません。いざF1でデビューし、怪我人を出したりレースをめちゃくちゃにするようなら容赦しないけど(笑)いつも鉄仮面のような無骨な顔つきをしているイメージですが、この画像は穏やかで可愛らしく見える。F1ドライバーになる立場をわきまえたのかな。言ってもまだ22歳ですもんね。過去や経緯はどうであれ乗ったモン勝ちだし、結果を出せばイメージはいくらでも覆せます。
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もしかしたら、なんて幼い頃から見守っていた子が本当にF1に昇格してきましたね。父親の輪郭に母親似の顔立ち、お父さんよりは近代的で柔和でしょうか。今までやり易さとやり難さのどちらも経験してきたことと思います。初めてのレギュラードライブがハースということで、ルクレール先輩やラッセル先輩のように辛い下積みをする必要があります。見る目は厳しいかもしれないけど、助けになってくれる先輩や仲間も多いはず。ここまで上り詰めたら、お父さんの経歴は気にせず、自身の持ち味を活かして結果を出すだけです。
マゼピンにシューマッハ、どちらにせよ先入観やひいきは無く、プレーンな気持ちで頑張りや結果を評価したいです。昨シーズンまでは何かと「小ネタ」を差し込んでくれたハースですが、今シーズンは笑いどころの内容にならないことを祈りたいですね。

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お休みを挟みながら、ざっと2021年の新車を見てきました。今シーズンの合同テストはバーレーン国際サーキットとなり、たった3日間の非常に限られたタイミングで各チームは最終調整に入っていきます。昨年を上回る白熱したシーズンを迎えられるといいですね!

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正式発表を待ち切れず、発表前にカラーリングをチラ見せなんぞ、とんだハースだ(笑)F1界のマル暴ならぬマルH。スポンサーロゴやチームメイト、ライバルとも、今年こそは揉めません!そろそろ落ち着いた「真の速さ」をみてみたい。フェラーリ系の第三弾、ハースVeryFirst-20です。

《設計》
 ロブ・テイラー
 ベン・アガサンジェロ

《外見》
昨シーズンはスポンサーの兼ね合いもあり黒地に金のエレガントなカラーでしたが、このVF-20は白、赤、黒のお馴染みに原点回帰。いいじゃないですか、この色使いこそがハース。miyabikunが暇な時にやっている「F1 Mobile Racing」のカラーリングにちょっと似てきたのが気に食わないが(笑)あれはハースのオマージュではありませんからね!
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ノーズはフェラーリ系チームと同様に太めのままです。特にハースはフェラーリに近い形を採ってきました。ノーズコーン先端の形状含め、フェラーリ次第なところがあるのかな。側面からマシンをみればフェラーリが強めのレーキ角を採ればハースもそうなりますね。右へ倣え!
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マシン下部が黒なのでディフレクターやポッドウィングなど、画像では非常に見にくい。
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サイドポンツーン後方は撫で肩になりつつも、ライバルにあるタイプの断面とは若干異なり、まだまだ大柄にみえます。エアインテークはアルファロメオもやっていたフェラーリ型の三角型。
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総じていえば、各所が相変わらずフェラーリと似ていて、今の最新鋭というよりかは古臭い感じが漂います。

《シャシー》
VF-20
 全長: - mm
 全幅: - mm
 全高: - mm
 最低車体重量:746kg(ドライバー含む)
 最大燃料重量:110kg
 ブレーキキャリパー:
 ブレーキディスク・パッド:
 ホイール:OZ
 サスペンション:フロント プッシュロッド
          リヤ     プルロッド

《エンジン》
フェラーリ Tipo065
 V型6気筒・バンク角90度 シングルターボ
 排気量:1,600cc
 最高回転数:15,000rpm(制限)
 最大馬力: - 馬力
 燃料・潤滑油:

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《ドライバー》
 No.8   ロマン・グロージャン(フランス)
 No.20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

仲がいいのか悪いのか。なかなかな空回り、いずれもF1でベテランの領域に入りつつあるこの組み合わせも早4年目。クラッシュのリプレイなんかをみると、スローでこのリヤウィングのロゴ「JACK & JONES」を見る確率が高い気がします。ああまたコイツら絡みなのかと笑ってしまうようになりました。
グロージャンは何だか心底ツイていないし、裏目裏目に出ている気がして、miyabikunは悪く言うことができません(笑)何度も言っていますが、今や大所帯になったフランス人を一人で担った時代もあるし、本当は速いのもわかっています。でもずっと不調、ずっと不安定。グロージャンはまずシーズン序盤からよくないんですよね。「エンジンのかかり」が遅過ぎます。マシンのバランスや出来がよくないと言われつつも、マグヌッセンは荒いながら走れているし、成績以外の他で評価があるのだろうから生き残れていますが、イキのいい若手が来たらそろそろ本格的にヤバい。もう一度輝くところがみてみたいです。
マグヌッセンも争うはチームメイトでなくライバル達ですね。争うといっても力業やダーティーなやり方でなく、スマートに。グロージャンと同様に参戦当初に好成績を残したこともあって、ポテンシャルは高いことがわかります。力ある若手がどんどん輩出されていく中、マグヌッセンにとっても結果が伴わないとシート存続が危うくなってきます。

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荒くれ軍団、笑いのネタのようにみてしまいがちですが、F1はトップもいればハースの2人のような中堅の経験者も重要な位置をなしています。若手に押されずF1の中間層を支える堅実な走りが彼ら2人に求められる命題であり、それを行えば好位置フィニッシュは決して難しい話でもありません。

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