F1 えきぞーすとのーと

よくあるニュースネタやこ難しいテクニカルな話ではなく、メインは予選や決勝のTV観戦したそのものを個人的観点から綴るF1ブログです。  また、懐かしのマシンやレースを振り返ったり、記録やデータからF1を分析。その他ミニカーやグッズ集めも好きなので、それらを絡めつつ広く深くアツくF1の面白さやすごさを発信し、楽しんでもらえたらいいなと思っています。

タグ:ドライバー

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前々回は2020年の開催GPカレンダー、前回は2019年終盤7戦のデータまとめ、そして今回はまた来シーズン2020年のドライバーラインナップについてです。諸用の意図と準備の関係でこんな感じになっています。行ったり来たりで頭が混乱してしまいますね。すみません。。
2019年は過去最大級ともいえる移籍ラッシュがありましたが、2020年は逆にあまり変化のないラインナップに決まりました。復帰参戦の者もいれば全くの新規参戦もいますので、一応確認しておきましょう。

 ◯は新規参戦、◉は復帰参戦、●はシート喪失

《F1ドライバー移籍状況》
 ◉ オコン → ルノー → ヒュルケンベルグ ●
 ◯ ラティフィ → ウィリアムズ → クビカ ●

2人出て2人入る。ニコラスが出て新ニコラスが入る。以上。とてもシンプルで小規模なもので落ち着きましたね。さらに先の話、2021年はマシンレギュレーションの大幅変更に加え、ドライバーの契約もガッサリ切れるため、こちらもシャッフルが予想されていますよね。それを見据えて、この辺の変更がおとなしめであることは仕方がないことかもしれません。オコンは皆さんご存知のオコンで、ピンクから元鞘の黄色に変わります。唯一の新参者ラティフィにとってはガチの同期がいないってのも何だか可哀想ですね。年齢はともかく、周りはみんな先輩なわけですから。一年先輩はみんな優秀だし、プレッシャーも大きいだろうなぁ。今のウィリアムズならば「おっかないおじいちゃん」は隠居しているから、ある程度の戦績は許される?!(笑)

《2020年新規、復帰ドライバー》
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 ◯ ニコラス・ラティフィ(カナダ)
  1995年6月29日生まれ
  2019年F2ランキング2位
  ウィリアムズテストドライバー

ラティフィは14歳となる2009年にカードデビューと近年のドライバーに比べれば遅めのスタートです。F3やフォーミュラ・ルノーなど下位カテゴリーを経験し、2014年からGP2(現 F2)にステップアップして、今シーズンはF2のドライバーズランキング2位を獲得。スーパーライセンス発給条件を満たしてF1の門を叩きます。F1はルノー、フォース・インディア、ウィリアムズで走行経験があります。ルクレール、ラッセル、ノリス、アルボンなどF2を上位で終えた若手となれば、F1での活躍も充分期待できますね。

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 ◉ エステバン・オコン(フランス)
  1996年9月17日生まれ
  2018年F1ランキング12位
  メルセデステストドライバー

多く語らずも皆さんよくご存知のオコンですね。一年の浪人を経てルノーから復帰となっても皆さん怒んないであげてくださいね(笑)「あの事件」以降、批判の対象にしかならないオコンですが、miyabikunはそう気にはしていません。少々ひいき目に、期待していたドライバーで2017年まで続いたデビューからの連続完走記録もすごかったし、降格による浮上や雨の波乱があったとはいえ予選3番手は大したもの。アルボンですらまだ到達していない位置です。もちろんやった行為は浅はかだったし、その効果たるやとても大きかった。しかしレースにはアクシデントや一瞬の過ちはつきものです。復帰がメルセデスからとはいかず、またもや中団「色んな意味で渦中」のルノーとなりますが、リカルドに負けない走りで汚名返上と信頼回復してほしいと願っています。
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《2020年ドライバーラインナップ》
まだシャシー名は定かではありませんが、それっぽい感じのものを仮に充ててみました。確定したらその名前に修正しようと思います。またコンストラクター順は2020年版に変えてあります。今シーズンとどこの順番が変わったかわかりますか?!

 メルセデス F1 W11 EQ Performance
  44 ルイス・ハミルトン(イギリス)
  77 ヴァルテリ・ボッタス(フィンランド)

 フェラーリ SF1000
    5 セバスチャン・ベッテル(ドイツ)
  16 シャルル・ルクレール(モナコ)

 レッドブル・ホンダ RB16
  33 マックス・フェルスタッペン(オランダ)
  23 アレクサンダー・アルボン(タイ)

 マクラーレン・ルノー MCL35
  55 カルロス・サインツ(スペイン)
    4 ランド・ノリス(イギリス)

 ルノー R.S.20
    3 ダニエル・リカルド(オーストラリア)
  31 エステバン・オコン(フランス)◉

 アルファタウリ・ホンダ(旧 トロ・ロッソ)AT01
  26 ダニール・クビアト(ロシア)
  10 ピエール・ガスリー(フランス)

 レーシングポイント・メルセデス RP20
  11 セルジオ・ペレス(メキシコ)
  18 ランス・ストロール(カナダ)

 アルファロメオ・フェラーリ C39
    7 キミ・ライコネン(フィンランド)
  99 アントニオ・ジョビナッツィ(イタリア)

 ハース・フェラーリ VF-20
    8 ロマン・グロージャン(フランス)
  20 ケビン・マグヌッセン(デンマーク)

 ウィリアムズ・メルセデス FW43
  63 ジョージ・ラッセル(イギリス)
    6 ニコラス・ラティフィ(カナダ)◯

事前の報道によりご存知の方がほとんどかと思いますが、トロ・ロッソは来シーズンから「スクーデリア・アルファタウリ」に改称されます。母体は変わらずレッドブル傘下であり、エンジンもドライバーもチーム代表も変わりません。アルファタウリはレッドブルの扱うアパレルブランドのようですね。イメージカラーは白黒なのかな。
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ラティフィはカーナンバー6に決まりました(間違えていたので修正します)

《2020年ドライバーキャリアバー》
ただドライバーを並べて終わっては普通過ぎる!ということで今回も来シーズンドライバー20人の「生年とF1キャリア」を横棒で表現しました。白抜きはF1ドライバーではない時期(シミュレーターやサードドライバー期を除く)とし、黒がF1ドライバーシーズン、赤がF1チャンピオンシーズン、水色が来るべき2020年シーズンを表します。今回はさらに改良を加え「スポットドライバーシーズン」(離脱したり代走を伴うもの)を白でも黒でもないグレーで表現しました。
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見た目最年長、キャリア2番目の古さのクビカやニコニコノッポなヒュルケンベルグが抜けたことで、40歳ライコネンのおっちゃん率がまたまた際立つほか、日本式でいうところの「昭和生まれ」ドライバーが20人中4人にまで減ってしまいました。
ラティフィのF1キャリアは新人ですが、年齢でいくと中間よりやや若いあたりに位置します。1995年生まれで中間よりやや若いって、F1はますます若くなっていきますね。ちなみに最年少は来シーズンも変わらずノリス君です。

miyabikunはいわゆる松坂世代。まだライコネンが辛うじてF1界のお兄さんとしていてくれているけど、たぶん来シーズン限りでF1から離れるんだろうなぁ。ドライバー皆が歳下になる日も近いです。松坂大輔も来シーズンは古巣の埼玉西武ライオンズ復帰で骨を埋める覚悟だろうし、miyabikunもまだまだ頑張らなきゃな!

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ハミルトン6回目のチャンピオン決定からブラジルGPを挟んでの「チャンピオン企画」続きです。今回は「チャンピオンのシーズン勝利数」にまつわるデータをまとめてみました。

《チャンピオンの勝利数と決定レース数》
 50 J・ファリーナ            3勝   7戦目 / 全7戦
 51 J・M・ファンジオ ① 3勝   8戦目 / 全8戦
 52 A・アスカリ ①           6勝   6戦目 / 全8戦
 53 A・アスカリ ②           5勝   7戦目 / 全9戦
 54 J・M・ファンジオ ② 6勝   7戦目 / 全9戦
 55 J・M・ファンジオ ③ 4勝   6戦目 / 全7戦
 56 J・M・ファンジオ ④ 3勝   8戦目 / 全8戦
 57 J・M・ファンジオ ⑤ 4勝   6戦目 / 全8戦
 58 M・ホーソーン           1勝 11戦目 / 全11戦
 59 J・ブラバム ①           2勝   9戦目 / 全9戦
 60 J・ブラバム ②           5勝   9戦目 / 全10戦
 61 P・ヒル                      2勝   7戦目 / 全8戦
 62 G・ヒル ①                 4勝   9戦目 / 全9戦
 63 J・クラーク ①           7勝   7戦目 / 全10戦
 64 J・サーティース         2勝 10戦目 / 全10戦
 65 J・クラーク ②           6勝   7戦目 / 全10戦
 66 J・ブラバム ③           4勝   7戦目 / 全9戦
 67 D・ハルム                  2勝 11戦目 / 全11戦
 68 G・ヒル ②                 3勝 12戦目 / 全12戦
 69 J・スチュワート ①    6勝   8戦目 / 全11戦
 70 J・リント                   5勝 12戦目 / 全13戦 ※
 71 J・スチュワート ②    6勝   8戦目 / 全11戦
 72 E・フィッティパルディ① 5勝10戦目/全12戦
 73 J・スチュワート ③    5勝 13戦目 / 全15戦
 74 E・フィッティパルディ② 3勝15戦目/全15戦
 75 N・ラウダ ①              5勝 13戦目 / 全14戦
 76 J・ハント                   6勝 16戦目 / 全16戦
 77 N・ラウダ ②              3勝 15戦目 / 全17戦
 78 M・アンドレッティ    6勝 14戦目 / 全16戦
 79 J・シェクター            3勝 13戦目 / 全15戦
 80 A・ジョーンズ            5勝 13戦目 / 全14戦
 81 N・ピケ ①                  3勝 15戦目 / 全15戦
 82 K・ロズベルグ            1勝 16戦目 / 全16戦
 83 N・ピケ ②                  3勝 15戦目 / 全15戦
 84 N・ラウダ ③              5勝 16戦目 / 全16戦
 85 A・プロスト ①           5勝 14戦目 / 全16戦
 86 A・プロスト ②           4勝 16戦目 / 全16戦
 87 N・ピケ ③                  3勝 15戦目 / 全16戦
 88 A・セナ ①                  8勝 15戦目 / 全16戦
 89 A・プロスト ③           4勝 15戦目 / 全16戦
 90 A・セナ ②                  6勝 15戦目 / 全16戦
 91 A・セナ ③                  7勝 15戦目 / 全16戦
 92 N・マンセル               9勝 11戦目 / 全16戦
 93 A・プロスト ④           7勝 14戦目 / 全16戦
 94 M・シューマッハ ①   8勝 16戦目 / 全16戦
 95 M・シューマッハ ②   9勝 15戦目 / 全17戦
 96 D・ヒル                      8勝 16戦目 / 全16戦
 97 J・ヴィルヌーブ         7勝 17戦目 / 全17戦
 98 M・ハッキネン ①      8勝 16戦目 / 全16戦
 99 M・ハッキネン ②      5勝 16戦目 / 全16戦
 00 M・シューマッハ ③   9勝 16戦目 / 全17戦
 01 M・シューマッハ ④   9勝 13戦目 / 全17戦
 02 M・シューマッハ ⑤ 11勝 11戦目 / 全17戦
 03 M・シューマッハ ⑥   6勝 16戦目 / 全16戦
 04 M・シューマッハ ⑦ 13勝 14戦目 / 全18戦
 05 F・アロンソ ①           7勝 17戦目 / 全19戦
 06 F・アロンソ ②           7勝 18戦目 / 全18戦
 07 K・ライコネン            6勝 17戦目 / 全17戦
 08 L・ハミルトン ①        5勝 18戦目 / 全18戦
 09 J・バトン                    6勝 16戦目 / 全17戦
 10 S・ベッテル ①           5勝 19戦目 / 全19戦
 11 S・ベッテル ②          11勝 15戦目 / 全19戦
 12 S・ベッテル ③           5勝 20戦目 / 全20戦
 13 S・ベッテル ④         13勝 16戦目 / 全19戦
 14 L・ハミルトン ②      11勝 19戦目 / 全19戦
 15 L・ハミルトン ③      10勝 16戦目 / 全19戦
 16 N・ロズベルグ            9勝 21戦目 / 全21戦
 17 L・ハミルトン ④        9勝 18戦目 / 全20戦
 18 L・ハミルトン ⑤      11勝 19戦目 / 全21戦
 19 L・ハミルトン ⑥      10勝 19戦目 / 全21戦
 ※70年のリントは第10戦までの参戦

前回と同様にF1の歴代ドライバーズチャンピオンのシーズン勝利数、チャンピオン決定までに要したレース数の一覧になります。勝利数についてはチャンピオン決定までの勝利数ではなく、あくまで「シーズン全戦の勝利数」としています。シーズンによってはこれらチャンピオンと同数の勝利を挙げた者、さらにはチャンピオンよりも多く勝ちつつもチャンピオンを逃した者もいますので、必ずしも「チャンピオン=シーズン最多勝」とはなりません。
1970年の最多勝を獲得したリントは第10戦イタリアGPの予選アタック中に最終コーナー「パラボリカ」でクラッシュにより死亡。第12戦アメリカGP終了時点でようやくチャンピオンが確定したため、自身がチャンピオンになったことを知りません。

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これからこの70年分のチャンピオンを以下の項目で細分化していきます。

《シーズン最多勝利数ベスト15》
 1 13勝 / 全18戦 M・シューマッハ(04)
    13勝 / 全19戦 S・ベッテル        (13)
 3 11勝 / 全17戦 M・シューマッハ(02)
    11勝 / 全19戦 S・ベッテル        (11)
    11勝 / 全19戦 L・ハミルトン     (14)
    11勝 / 全21戦 L・ハミルトン     (18)
 7 10勝 / 全19戦 L・ハミルトン     (15)
    10勝 / 全21戦 L・ハミルトン     (16)●
    10勝 / 全21戦 L・ハミルトン     (19)※
  10   9勝 / 全16戦 N・マンセル       (92)
         9勝 / 全17戦 M・シューマッハ(95)
         9勝 / 全17戦 M・シューマッハ(00)
         9勝 / 全17戦 M・シューマッハ(01)
         9勝 / 全21戦 N・ロズベルグ    (16)
         9勝 / 全20戦 L・ハミルトン    (17)
 ●の16年チャンピオンはN・ロズベルグの9勝
 ※は第20戦ブラジルGP終了時点

まずは「チャンピオンのシーズン最多勝ランキング」です。ちょっと切れが悪いですが9勝を挙げた上位15人を抽出しています。ご存知の通り年間のレース数が年々増加傾向にあり、今シーズン2019年は年間最少の50年や54年といったシーズンの3倍にあたる全21戦になりました。
ドライバーをみていくと、近代のシューマッハ、ハミルトン、ベッテルが複数のノミネートをしてきます。やはりこの手のランキングは近年が有利です。最多は04年のシューマッハ、13年のベッテルによる13勝タイです。数だけでいうとこれよりも年間レース数の少ない年がいくつかありますね。ベッテルはシューマッハ引退後に台頭したドイツ出身ドライバーということもあり「次世代のM・シューマッハ」なんてもてはやされたともありました。ところがどっこい、近年は勝利数も減り、接触によるクラッシュや取りこぼしが続き「ハミルトンはいつシューマッハを超えられるか」という話題に完全に切り替わっています。ノリに乗ってちゃんとやればまだまだ速いのに、非常にもったいない流れになっていますね。
上位15年分にノミネートされた最多はハミルトンの6年、次いでシューマッハの5年です。ハミルトンは16年にチャンピオンこそチームメイトのN・ロズベルグに奪われてしまいましたが、年間勝利数は最多の10勝を挙げました。またこちらのデータは今シーズン第20戦ブラジルGP終了時であるため、最終戦アブダビGPで優勝するようなことがあれば年間11勝となり、自身最多の14年と18年のタイ記録になります。今シーズンは、、もういいでしょう、ハミルトン(笑)

《シーズン勝率》
先程書いたように、歴代のシーズンでは年間レース数にバラツキがあり、一概に勝利数だけで「シーズン支配率」は判断できません。そこで勝利数をレース数で割った「勝率」で判定してみます。今までもデータ系のネタではちょこちょこ登場してきましたね。グラフは先日の「年数、年齢編」で登場した5人のみイメージカラーを引き継ぎ表現しました。またその下に勝率上位と下位の5つをピックアップします。
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 1 75.0% A・アスカリ            6勝 / 全8戦  (52)
 2 72.2% M・シューマッハ  13勝 / 全18戦(04)
 3 70.0% J・クラーク            7勝 / 全10戦(63)
 4 68.4% S・ベッテル         13勝 / 全19戦(13)
 5 66.7% J・M・ファンジオ  6勝 / 全9戦  (54)
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  66 18.8% N・ピケ                  3勝 / 全16戦(87)
  67 18.2% D・ハルム              2勝 / 全11戦 (67)
  68 17.6% N・ラウダ              3勝 / 全17戦 (77)
  69   9.1% M・ホーソーン      1勝 / 全11戦  (58)
  70   6.3% K・ロズベルグ       1勝 / 全16戦 (82)

勝率最上位は勝ちに勝ちまくったシューマッハではなく、miyabikunも目にしていない52年のアスカリによる75.0%となりました。ファリーナやファンジオなど絶対的ベテランがいる中で8戦6勝、まさにシーズンを完全掌握した自身初戴冠、そして親チームのアルファロメオの撤退のチャンスを弟分フェラーリがモノにし、フェラーリとしても初戴冠となりました。そして50年の時を経て、シューマッハが再びフェラーリに最強時代をもたらしました。00年から04年までの5年間、中でも最終年04年は全18戦で13勝を挙げて勝率72.2%を記録し、7回目の戴冠を締めくくりました。
一方で勝率下位をみてみると、82年の全16戦のうちわずか1勝でチャンピオンを獲得したパパベルグことK・ロズベルグの6.3%が最も低い結果となりました。今ではとても想像できない数値ですよね。K・ロズベルグが弱いチャンピオンということではなく、この年は実に多くの優勝者を生み、最多勝はルノーの若手プロストが挙げた2勝でした。しかしK・ロズベルグは地味ながら着実に表彰台を獲得し、優勝は第14戦のスイスGPまで待つこととなりました。F1でいち早くターボエンジンを搭載し、速いが信頼性に乏しいルノーがもたつく間にポイントを積み重ねた「底力」がK・ロズベルグにチャンピオンもたらしたわけです。K・ロズベルグと同様にシーズン1勝でチャンピオンをなし得たのが今から60年前となる58年のホーソーンです。この年の最多勝はクーパーで4勝を挙げた「無冠の帝王」モスでした。4勝のモスがいるにも関わらず、チャンピオンが第6戦フランスGPで1勝のみのホーソーンというのも不思議ですよね。こちらも82年に似ており、最多のモスは優勝以外、2位1回で他5戦でリタイヤとなりました。しかしホーソーンは2位5回、3位1回と表彰台登壇でポイントを積み重ねていたわけです。こちらも現代のポイント制ではなかなか通用する戦術ではありませんが「優勝はできなくてもリタイヤせず表彰台(入賞)を積み重ねる大切さ」を教えてくれるいい見本となりますね。
勝率の平均値は40.7%となっています。今シーズンは全21戦で行われますので、それに倣うとシーズン8.5勝は必要であるという計算になります。

《シーズン消化率》
今回の最後はチャンピオン決定時点の「シーズン消化率」になります。シーズン中のどの時点でチャンピオンを決定させたか。消化率が高ければいわゆる「消化試合がなく、シーズンをフルに使って戦った」ということになりますし、消化率が低ければ、チャンピオン決定が早く「消化試合が多い」ということを示します。平均値はグラフに波線でも入れた90.8%でした。
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我々観戦者が最終戦までハラハラドキドキできる「シーズン消化率100%」は70年中4割ちょっとの29年でした。それを多いとみるか少ないとみるかは皆さんのお考えや「F1に期待すること」によるかと思います。近年では16年のハミロズのチーム内対決、12年はベッテルVSアロンソ、08年はハミルトンとまさかのマッサ、07年は三つ巴などが記憶に新しいと思います。消化率100%は沢山あるので割愛し、早々に決めて消化試合が多かった「消化率の低い順」5選を抽出しました。

 1 64.7% M・シューマッハ 11戦目 / 全17戦(02)
 2 68.8% N・マンセル         11戦目 / 全16戦(92)
 3 70.0% J・クラーク            7戦目 / 全10戦(63)
    70.0% J・クラーク            7戦目 / 全10戦(65)
 5 72.7% J・スチュワート     8戦目 / 全11戦(69)
    72.7% J・スチュワート     8戦目 / 全11戦(71)

消化率最下位、つまりシーズン最短でチャンピオンが決まってしまったのはまだ記憶にも新しい02年のシューマッハ&フェラーリ最強時代のど真ん中です。全17戦において第11戦フランスGPで決めてしまいました。前にも書きましたが、フランスGPの決勝は夏休み前の7/21が決勝であったことを考えると、シーズン後半戦は何を楽しみにしていいか悩んでしまいますよね(笑)ちなみに最終戦日本GPは10/13でした。まだシーズンは 3ヶ月残っています。これを考えたら、秋までは続く近年のメルセデス天下が可愛らしくみえてしまいます。
ウィリアムズのマンセルによる2位の92年も同じく第11戦ハンガリーGPでの決定でした。こちらの決勝は夏休み明け初戦の8/16でした。miyabikunは当時小学生だっため、細かな記憶は定かではありませんが、02年よりはマシだった、かな?!とはいえ、マンセルの開幕5連勝を見せつけられた時点で、この年はマクラーレンではなく、間違いなくマンセルが来るだろうなというのは幼いながらも察しは付きました。

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ひとえにドライバーズチャンオンとはいっても、70年にもなれば実に様々なシーズンとチャンピオンへの道があります。まだバックデータが控えていますので、この続きはまた次回に。

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先日のブラジルGPは荒れ狂ったドイツGPを上回るかのようなレース展開から2人の初表彰台登壇者を生みましたね。両チャンピオン争いが終結を迎えてマッタリしてしまいがちなレース観戦に「新鮮な空気」を取り入れてくれたことを嬉しく思います。本来はデータはデータでも「他の内容」を準備していたのですが(それってどうせこの前の続きとやらでしょう)内容を急遽切り替えて「祝 初表彰台!」と題して、現役ドライバーと歴代のそうそうたる面々の初表彰台のタイミングを整理してみました。

《目指す「節目」を獲得した人数》
今回は「表彰台初登壇」に焦点をあてていくわけですが、F1はいつの時代においても表彰台登壇以外に段階的に目指していく様々な「節目」があります。レース入賞からチャンピオン獲得までの人数の集計をしてみました。

 入賞      :343人(現役は19人)
 表彰台登壇   :211人(現役は15人)
 ポール獲得   :100人(現役は9人)
 優勝      :108人(現役は8人)
 チャンピオン獲得:  33人(現役は3人)

「F1に参戦する」また「レースを完走する」という目標、節目はさておき、上から順に下に向かうにつれて難易度が上がり、それらを獲得するには狭き門となっていきます。
参戦者数は以前よりもだいぶ減り、10チーム20人となりました。しかし相対して入賞は上位10人までとなりましたので全員完走しても半数の50%は獲得できます。現役では新人ラッセルを除く19人が最終戦前までに果たしました。
そして今回2人の新入りを呼んだ初表彰台は初入賞経験者の61.5%にあたる歴代で211人、現役は20人中15人となりました。割合にして78.9%、これは年間レース数も増え、参戦者は減ったことにより、獲得の可能性を高めています。昔に比べると「いい時代」になりましたよね。
表彰台を獲得すれば次なる目標「優勝」は表彰台登壇者の51.2%となる108人、現役は15人中8人経験していますので53.3%。そして誰もがこれを目指して参戦している「チャンピオン」となると優勝経験者の3割にあたる33人が選ばれ、現役も近似値37.5%の3人まで絞られています。チャンピオンに関しては同じドライバーが複数回獲得(現役の場合、8年分は新たなチャンピオンを生み出せていない)することもあるので、かなり狭き門であり「数を重ねられる者、全く取れそうにない者とその時代」という現象も起きています。
ポールポジションは以前に祝フェルスタッペンとして話題に挙げましたが、優勝経験者とは数が揃わない100人ちょうど。現役20人中、経験者8人でその割合は4割となっています。

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次に2019年の現役ドライバー15人の「初表彰台のタイミングとそのレースの順位、表彰台の内訳」についてまとめてみました。間には全員は載せられませんが、主要著名の先輩ドライバーのタイミングを挟みましたので、参考にしてみて下さい。

《表彰台登壇までに要したレース数》
 1戦目 K・マグヌッセン
  14年開幕戦オーストラリアGP 予選4位 決勝2位
  1回 / 102戦 優勝0回 2位1回 3位0回

 1戦目 L・ハミルトン ★
  07年開幕戦オーストラリアGP 予選4位 決勝3位
  150回 / 249戦 優勝83回 2位39回 3位28回

(1戦目 J・ヴィルヌーブ ★)
(2戦目 J・スチュワート ★)

 3戦目 R・クビカ
  06年第15戦イタリアGP 予選6位 決勝3位
  12回 / 96戦 優勝1回 2位5回 3位6回

(3戦目 R・シューマッハ)
(4戦目 J・ハント ★)
(5戦目 J・クラーク ★)
(5戦目 J・P・モントーヤ)
(6戦目 A・セナ ★)
(6戦目 J・フェルスタッペン)
(7戦目 N・マンセル ★)

 8戦目 L・ストロール
  17年第8戦アゼルバイジャンGP 予選8位 決勝3位
  1回 / 61戦 優勝0回 2位0回 3位1回

(8戦目 M・シューマッハ★)
(8戦目 D・クルサード)
(9戦目 J・アレジ)
(10戦目 N・ピケ 子)
(10戦目 D・ヒル ★)

 11戦目 R・グロージャン
  12年第4戦バーレーンGP 予選7位 決勝3位
  10回 / 165戦 優勝0回 2位2回  3位8回

(11戦目 S・モス)
(12戦目 R・ピーターソン)
(13戦目 J・リント ★)
(14戦目 J・ブラバム ★)
(15戦目 G・フィジケラ)
(15戦目 G・ヴィルヌーブ)
(16戦目 鈴木亜久里)
(16戦目 A・プロスト ★)

 18戦目 K・ライコネン ★
  02年開幕戦オーストラリアGP 予選5位 決勝3位
  103回 / 314戦 優勝21回 2位37回 3位45回

(18戦目 R・バリチェロ)
(19戦目 K・ロズベルグ ★)
(19戦目 F・アロンソ ★)

 20戦目 S・ペレス
  12年第2戦マレーシアGP 予選10位 決勝2位
  8回 / 177戦 優勝0回 2位2回 3位6回

(20戦目 N・ハイドフェルド)
(21戦目 N・ピケ 父 ★)
(21戦目 E・アーバイン)

 22戦目 S・ベッテル ★
  08年第14戦イタリアGP 予選P.P. 決勝優勝
  120回 / 240戦 優勝53回 2位35回 3位32回

 23戦目 C・ルクレール
  19年第2戦バーレーンGP 予選P.P. 決勝3位
  9回 / 41戦 優勝2回 2位2回 3位5回

(23戦目 G・ベルガー)

 24戦目 M・フェルスタッペン
  16年第5戦スペインGP 予選4位 決勝優勝
  30回 / 101戦 優勝8回 2位10回 3位12回

(24戦目 P・マルドナド)

 27戦目 V・ボッタス
  14年第8戦オーストリアGP 予選2位 決勝3位
  45回 / 139戦 優勝7回 2位22回 3位16回

(27戦目 佐藤琢磨)

 29戦目 D・クビアト
  15年第10戦ハンガリーGP 予選7位 決勝2位
  3回 / 94戦 優勝0回 2位1回 3位2回

(29戦目 N・ラウダ ★)
(34戦目 M・ハッキネン ★)
(36戦目 N・ロズベルグ ★)
(44戦目 J・トゥルーリ)

 46戦目 P・ガスリー
  19年第20戦ブラジルGP 予選7位 決勝2位
  1回 / 46戦 優勝0回 2位1回 3位0回

 55戦目 D・リカルド
  04年第5戦スペインGP 予選3位 決勝3位
  29回 / 170戦 優勝7回 2位6回 3位16回

(55戦目 小林可夢偉)
(57戦目 M・ウェバー)
(58戦目 F・マッサ)
(68戦目 J・バトン ★)チャンピオン最遅
(70戦目 J・ハーバート)
(96戦目 M・ブランドル)ブラジルGP前最遅

 101戦目 C・サインツ
  19年第20戦ブラジルGP 予選20位 決勝3位
  1回 / 101戦 優勝0回 2位0回 3位1回

以上、現役15人の表彰台にまつわる現時点でのデータになります。現役の最短登壇はデビュー1戦目に獲得したマグヌッセンとハミルトンのいずれもマクラーレン時代のものです。時期はハミルトンの方が先の獲得ですが、ハミルトンがいつも1位ではつまらないので「決勝順位の高い」マグヌッセンをテッペンにしています。1戦目ってすごいですよね。マグヌッセンは予選で4番手につけ、決勝は3位フィニッシュとなりましたがレッドブルのリカルドが車両規定違反により繰り上げ2位を獲得しています。今のところ「デビュー戦がF1キャリア最上位」というところが面白いですね。
OBドライバー含め、★マークの付くチャンピオン獲得者をみるとやはり早い段階で表彰台や優勝を挙げている様子が伺えます。意外なのは現役3人のチャンピオンのうち、今だいくつかの最年少記録を持つベッテルが表彰台登壇に時間を要しています。ハミルトンやライコネンに比べると、トップチームの昇格がなかったのが影響しています(ベッテルの初登壇、初ポール、初優勝はトロ・ロッソ時代のものであり、当時のレッドブルはまだトップチームとは言えなかった)
前戦ブラジルGPで初表彰台登壇に成功したガスリーは参戦46戦目で予選7番手(スタート6番手)からハミルトンのペナルティ降格とアルボンの陥落が助けになり2位フィニッシュでしたね。まだまだF1若手のガスリーも46戦目という数だけみると、決して早い方ではありません。年間のレース数が増えると、年数はさほど経っていなくても、このような「イメージよりも遅い実際の数字」になってきます。同じくレース中の表彰式には参加できずも初登壇となったサインツは、先程のマグヌッセンが2014年開幕戦のデビュー戦2位繰り上げ以来となる久々の「名門マクラーレンの登壇」でした。また1992年第8戦フランスGPでベネトンのブランドルが記録した登壇最遅96戦を5戦更新した101戦目となりました。サインツについては今シーズンのマクラーレン復調に大きく貢献し「エースドライバー」の地位を確立しました。20番手スタートから3位ですよ、予想だにしませんでしたね。遅くはなったけど短期間での移籍など紆余曲折を経て、腐らず続けてよかったと思います。それにしてもアルボンは残念でした。近い将来報われる日が来ることでしょう。

《初登壇までのレース数とその人数》
こちらはデビューからの初登壇までのレース数とその時の人数を積み上げグラフにしてみました。正直小さくて、ポールリカール並みに目がチカチカしてしまうと思うので分布を雰囲気で読んでみて下さい。
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現役ドライバーを含んでいるものは黒帯にしています。実は初登壇最多は参戦1戦目で21人もいます。ちょっと意外でした。確かに現役でも2人含まれていますし、すごいことではあるけど少しだけ納得。次点は2戦目の20人、続いて3戦目18人、4戦目14人と参戦4戦目までに全体の3割にあたる73人が経験している結果となりました。以下はレース数が増す度にその可能性を下げていく傾向がみられます。さすがに「参戦直後に早いところ登っちゃえ」なんて言えませんが、もたつけばもたつく程、次なる優秀な若手に獲られ「表彰台からは縁遠くなる」または「F1のシートを失う」方向に仕向けられてしまいます。えっ?誰の事かなんて言いませんよ(笑)

《表彰台登壇が待たれるドライバー》
 A・アルボン                0回 / 20戦
 G・ラッセル               0回 / 20戦
 L・ノリス      0回 / 20戦
 A・ジョビナッツィ     0回 / 22戦
 N・ヒュルケンベルグ 0回 / 178戦

最後はまだ初登壇の可能性を秘めている5人の現役ドライバーをみておきます。たまたまになってしまいましたが、2019年デビューの新人3人と今年からフル参戦となったジョビナッツィが残っています。若手4人はマシンもさることながらまだキャリアも浅いし、2020年も同じマシンに継続してドライブすることが決まっているため、可能性を秘めてはいます。が、問題はこの方。
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言うまでもなくルノーのヒュルケンベルグは2010年からF1をドライブし、次戦アブダビGPで179戦を数えるベテランです。参戦数が一人だけ振り切れちゃっています。他カテゴリーでは優秀な成績をおさめ、ポールポジションは経験があるなど予選の速さはありますが、どうも決勝で結果を出すには至らずきてしまいました。マシンの違いはあれど同い年の同郷ベッテルと比較すると雲泥の差がつき、比較対象にされがちで長らく優勝に手が届かなかったこちらも同郷のハイドフェルドとも表彰台登壇においては差が明らかです。ナイスガイなのでシートを失うのは惜しい話ですが、F1のシート数に限りがあり「実力社会」であることも明らかです。なかなか表彰台の手の届く位置にマシンを持っていくのは大変かと思いますが、あと1戦のチャンスがありますので「有終の美」に期待したいですね。
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F1制定70回目の2019年シーズンはハミルトンが3年連続6回目のチャンピオンを獲得しました。今まで色んな角度からデータ整理してF1にまつわる「あらゆる数字」を取り上げてきましたが、実は全時代を通した「チャンピオン」について取り扱ってきていませんでした。そこてハミルトンが「歴代最多」の偉業に並ぶ前、70回という節目のこの機会でチャンピオンの数字を様々な角度からみてみたいと思い、取り上げることにしました。今回はチャンピオンの「年数、年齢」に的を絞っていくつかの項目でまとめてみました。

《ドライバーズチャンピオン獲得の年数と年齢》
 50 J・ファリーナ             1年目 43歳
 51 J・M・ファンジオ ①  2年目 40歳(最年少)
 52 A・アスカリ ①            3年目 34歳(最年少)
 53 A・アスカリ ②            4年目 35歳
 54 J・M・ファンジオ ②  4年目 43歳
 55 J・M・ファンジオ ③  5年目 44歳
 56 J・M・ファンジオ ④  6年目 45歳
 57 J・M・ファンジオ ⑤  7年目 46歳
 58 M・ホーソーン            7年目 29歳(最年少)
 59 J・ブラバム ①            5年目 33歳
 60 J・ブラバム ②            6年目 34歳
 61 P・ヒル                       4年目 34歳
 62 G・ヒル ①                  5年目 33歳
 63 J・クラーク ①            4年目 27歳(最年少)
 64 J・サーティース          5年目 30歳
 65 J・クラーク ②            6年目 29歳
 66 J・ブラバム ③          12年目 40歳
 67 D・ハルム                   3年目 31歳
 68 G・ヒル ②                11年目 39歳
 69 J・スチュワート ①    5年目 30歳
 70 J・リント                   7年目 28歳
 71 J・スチュワート ②    7年目 32歳
 72 E・フィッティパルディ①3年目25歳(最年少)
 73 J・スチュワート ③    9年目 34歳
 74 E・フィッティパルディ②5年目27歳
 75 N・ラウダ ①              5年目 26歳
 76 J・ハント                   4年目 29歳
 77 N・ラウダ ②              7年目 28歳
 78 M・アンドレッティ  10年目 38歳
 79 J・シェクター            8年目 29歳
 80 A・ジョーンズ            6年目 33歳
 81 N・ピケ ①                  4年目 29歳
 82 K・ロズベルグ            5年目 33歳
 83 N・ピケ ②                  6年目 31歳
 84 N・ラウダ ③            12年目 35歳
 85 A・プロスト ①           6年目 30歳
 86 A・プロスト ②           7年目 31歳
 87 N・ピケ ③                10年目 35歳
 88 A・セナ ①                  5年目 28歳
 89 A・プロスト ③         10年目 34歳
 90 A・セナ ②                  7年目 30歳
 91 A・セナ ③                  8年目 31歳
 92 N・マンセル             13年目 39歳
 93 A・プロスト ④         13年目 38歳
 94 M・シューマッハ ①   4年目 25歳
 95 M・シューマッハ ②   5年目 26歳
 96 D・ヒル                      5年目 36歳
 97 J・ヴィルヌーブ         2年目 26歳
 98 M・ハッキネン ①      8年目 30歳
 99 M・ハッキネン ②      9年目 31歳
 00 M・シューマッハ ③ 10年目 31歳
 01 M・シューマッハ ④ 11年目 32歳
 02 M・シューマッハ ⑤ 12年目 33歳
 03 M・シューマッハ ⑥ 13年目 34歳
 04 M・シューマッハ ⑦ 14年目 35歳
 05 F・アロンソ ①           4年目 24歳(最年少)
 06 F・アロンソ ②           5年目 25歳
 07 K・ライコネン            7年目 28歳
 08 L・ハミルトン ①        2年目 23歳(最年少)
 09 J・バトン                  10年目 29歳
 10 S・ベッテル ①           4年目 23歳(最年少)
 11 S・ベッテル ②           5年目 24歳
 12 S・ベッテル ③           6年目 25歳
 13 S・ベッテル ④           7年目 26歳
 14 L・ハミルトン ②        8年目 29歳
 15 L・ハミルトン ③        9年目 30歳
 16 N・ロズベルグ           11年目 31歳
 17 L・ハミルトン ④       11年目 32歳
 18 L・ハミルトン ⑤       12年目 33歳
 19 L・ハミルトン ⑥       13年目 34歳

F1ドライバーズチャンピオン獲得者のキャリア年数、年齢、獲得回数の全てです。F1の70年歴史で初年1950年のファリーナにはじまり、先日6回目の獲得となったハミルトンまで、33人のチャンピオンを生み出しました。名前を並べれば、当時のF1を支配していたドライバーが自ずとみえてきます。ぱっと見、50年代に名を連ねるファンジオ、2000年代のシューマッハ、2010年代のベッテルとハミルトンに目がいってしまいます。それ以外の年も2年連続獲得や隔年獲得はみられるものの、それぞれ研鑽し、しのぎを削る時代もみられます。ひとえにチャンピオンといっても様々なキャリアや特徴をもっています。以下で今回は「キャリア、年齢」に照準を絞り、集積と整理しましたので掘り下げていきます。

まずは誰もが気になり、比較対象として最もポピュラーな「チャンピオン獲得回数」です。F1ドライバーになるにも大変。優勝するのはもっと大変だし、それら世界の強者のいる中で頂点に立つこと自体が偉業だっていうのに、それを何回もやってしまうんだからとんでもない人達です。33人のチャンピオン経験者を獲得回数でまとめると、こんなグラフになります。
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内訳は7回が1人、6回も1人、5回も1人で4回が2人。以下3回が5人、2回は6人、1回が残る17人で33人、合計70回となります。グラフの色からして、ああ、あの人ねって勘付くでしょう。全員取り上げたいのは山々なのですが、とてもスペースと知識もないため、上位5名を取り出してみました。

《チャンピオン獲得回数上位5人》
  1   7回 M・シューマッハ  (94,95,00,01,02,03,04)
  2   6回 L・ハミルトン       (08,14,15,17,18,19)◯
  3   5回 J・M・ファンジオ(51,54,55,56,57)
  4   4回 A・プロスト          (85,86,89,93)
       4回 S・ベッテル          (10,11,12,13)◯
  ◯は2019年現役で更新可能なもの(以下同様)
  (カッコ内)は西暦年

長らくファンジオが持っていた5回獲得に80年代から90年にかけてプロストが4回まで近付くも、4回目を獲得して引退。そのファンジオの「壁」に初めて到達し、突破したのはまだ記憶に新しいM・シューマッハでした。7回獲得のうちの後半5連続はまさに神がかりであり「F1=シューマッハ」の図式をほしいままにしたのと同時に「他はどうした?!またシューマッハ?!つまらない」なんて現象すらみられたものです。この70年の歴史において様々なドライバー、世代が相見える中で2人の現役ドライバーがトップオブトップに君臨していることは誇らしいことです。シューマッハと同郷ドイツからシューマッハと入れ替わる形で若いうちに台頭したベッテルがあっさりと4連覇。さらにはF1デビュー前、デビュー直後からトップドライバー顔負けの待遇とマシンを得てハミルトンは一時期そのベッテルに打ち負かされつつも、絶妙なタイミングと最適なマシンを得ることに成功。あっという間に憧れのセナ、同世代のベッテルを上回り、前人のみならず後人未到と思われた「シューマッハ超え」が可能な位置までいよいよ到達してきました。
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フル参戦、スポット参戦によらず、デビュー年を1年目とし、一時引退は含まず連続した形の「キャリアグラフ」を作成してみました。現役2人は今後も継続されますから実線、引退している3人は破線としてドライバー毎の勝手なイメージカラーで線を引いています。このスーパーな5人をもってしても、多少の成績の浮き沈みはみられます。デビュー直後は当然ながらもシューマッハの8年目、9年目は同世代のハッキネンと怪我による欠場を経験しています(7年目にあたる97年も1位ないし2位にランクインする権利がありましたが「ある不祥事」によりポイント剥奪されています)ただ以前他のドライバーでも度々このグラフをご覧になっているかと思いますが、この5人は悪くてもランキング5位以内に留まっている点がすごい。絶不調でも5位でシーズンを終えるということ。近年の2人でみたら、ベッテルが5位に沈んだのは8年目2014年の「メルセデスとリカルドに打ちのめされた」年と13年目「ルクレールと自分に打ちのめされた」今年です。ハミルトンは「ベッテル台頭マクラーレン空回り」の3年目2010年と「またベッテルが強いしマクラーレンはそろそろ飽きてきたかも」な5年目2011年でした。現在勢い止まない13年目のハミルトンに興味深い点がみられます。あと1つ獲ればシューマッハの7回と並ぶわけですが、実はそのシューマッハも13年目に6回目のチャンピオンを獲得しているのです。ということは、もしハミルトンが来シーズン14年目で7回目になったりすると、キャリアグラフはそのままシューマッハをトレースする形になるわけ。面白い偶然ですね。シューマッハは15年目2005年に年数が浅い若手のアロンソのみならず、ライコネンにまで打ち負かされ、わずか1勝のランキング3位に陥落して8回チャンピオンの道が立たれてしまいました。ハミルトンはハミルトンの方で15年目2021年シーズンは「レギュレーション大改革」が予定されています。ここでシャッフルをされて陥落するのか、またうまいこと引きのいいマシンを得られるのかは定かではありませんが、もしかしたら「超えられぬ7回の壁」なるものが存在するのかもしれません。
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年数でなく年齢の観点でも同様のグラフを作成しています。基本的には似た波形を示しますが、異なる点としてはベッテル、ハミルトン以外の3人には「空白(休養)期間がある」点です。それ以上に「デビュー時年齢」が大きく異なります。近年の現役2人は当時最年少を争う若年でキャリアスタートさせていますが、90年代シューマッハは22歳デビュー、80年代プロストは25歳デビューとこれでも充分若いのですが、近年に比べると遅くなります。1人だけとんでもない位置からスタートしていますね。50年代のファンジオです。F1デビューは38歳で1950年シーズン終了時に39歳でした。今でいうライコネンあたりがデビューイヤーというわけで乗っけから既におっちゃんです(笑)ようやく2回目を獲得する4年目の43歳は「もう充分でしょう」のシューマッハ2度目の引退の頃と重なります。そこから46歳まで4連覇してしまうのだから、年齢でみると正直言って他と比較対象になりません。miyabikunも当然ながら現役を知らず、書物と映像に頼るしかないのですが、予選をも上回る決勝ラップの追い上げやトラブルに巻き込まれない見事なステアリングさばきが卓越していたと言われています。
先程の「ハミルトン、13年目、6回目」と同様に来シーズンの7回目は「シューマッハ、35歳、7回目」と重なります。系譜は異なれどまさしく同じ境遇を突き進んでいます。

ここまで複数獲得上位だけを見つめるのは普通過ぎてつまらない。数にはよらない様々なキャリアを持つチャンピオンも多くいますので、他の年数、年齢の視点で整理しています。
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これらは全33人、70回の全チャンピオンの年数と年齢からチャンピオン獲得タイミングをグラフにしたものです。年数は5年目が12人と最も多く、次いで7年目の10人、4年目と6年目に8人ずつとなっています。1年目に獲得したのはただ1人、また16年目以降もチャンピオン経験者として参戦はしていましたが、19年目まで獲得には至らなかったものです。年齢はチャンピオン獲得者最年少デビューとなる20歳から最年長引退年の47歳までを対象とし、最多は29歳と31歳の7人、30歳と33歳、34歳が6人ずつでした。それら統計から上位(下位)5人を引き抜き、名前を挙げてみてみます。

《チャンピオン初獲得までに要した年数》
  1   1年目 G・ファリーナ             (50)
  2   2年目 J・M・ファンジオ       (51)
       2年目 J・ヴィルヌーブ           (97)
       2年目 L・ハミルトン              (08)
  5   3年目 A・アスカリ                 (52)
       3年目 D・ハルム                    (67)
       3年目 E・フィッティパルディ(72)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
28   8年目 M・ハッキネン             (98)
  8年目 J・シェクター              (79)
30 10年目 J・バトン                     (09)
  10年目 M・アンドレッティ      (78)
32 11年目 N・ロズベルグ              (16)
33 13年目 N・マンセル                 (92)
   平均5.36年

初戴冠までに要した年数の最上位と最下位です。毎度ながらこの手では必ず起きる「ファリーナ1位」は仕方のない現象です。ファリーナやファンジオ、アスカリはF1制定前から世界のトップドライバーに君臨しており、1年目や2年目とするのは反則ちゃ反則。でも「F1くくり」とすればこうなるのは仕方ありません。それらを除かせて頂いた場合、上位となるのは2年目のJ・ヴィルヌーブとハミルトンの2人が強烈インパクトでした。前にも書いたことがありますが、ヴィルヌーブは今でこそ「色んな意味で散らかって」しまっていますが、デビューレースとなる1996年開幕戦オーストラリアGPは予選でいきなりのポールポジションを獲得し、決勝は2位表彰台でした。ハミルトンのデビューは予選4番手、決勝3位表彰台でしたから、そのすごさはわかると思います。今「単なる老害」で片付けるにはちょっと可哀想(笑)
一方、初戴冠まで時間がたっぷりかかった上位は13年目のやんちゃ坊主マンセル、まだ記憶に新しい11年目のお坊ちゃまN・ロズベルグです。今回は割愛しますが、マンセルはそれまでもチャンスもあったし惜しいシーズンがありました。しかしウィリアムズの「秘密兵器」を手にするまで実に前途多難なキャリアを歩んでいます。ロズベルグもいいマシンを手にしてようやく、バトンも2009年の10年目にいいマシンを手にして序盤のうちに逃げ切り、ハッキネンは不遇や怪我から再起し8年目1998年にいいマシンでようやく、と戴冠に達したのは腕もさることながら「抜群に冴えたマシン」に助けられた点も少なからずあります。
余談ですが、現役の非チャンピオンの中で最も獲得に近いと評されているM・フェルスタッペンは22歳なったばかりの5年目です。早熟とはいえ、歴代チャンピオンと比べると若干の遅れています。しかし全く焦ることはない。最年少更新が「最終到達点」ではないし、何事もなければあと10年以上はF1ドライブできるはず。

《チャンピオン初獲得時の年齢》
  1
   23歳 S・ベッテル                 (10)
  2   23歳 L・ハミルトン              (08)
  3   24歳 F・アロンソ                 (05)
  4   25歳 E・フィッティパルディ(72)
  5   25歳 M・シューマッハ         (94)
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
29   36歳 D・ヒル                        (96)
30   38歳 M・アンドレッティ     (78)
31   39歳 N・マンセル                (92)
32   40歳 J・M・ファンジオ       (51)
33   43歳 J・ファリーナ              (50)
       平均30.48歳

1972年のE・フィッティパルディがブラジル人初、25歳という若さで獲得して以来、長らく更新はありませんでしたが、2005年にシューマッハを引きずり下ろしたアロンソを皮切りに若年記録が度々更新されました。近年はチャンピオン以外のジャンルにおいてもこの記録更新がバシバシ行われていますよね。現レッドブルのM・フェルスタッペンの登場によりひとまず「歯止め」は設けられましたが、優秀な若手もコンスタントに入ってきていますので、更新される可能性は大いにあります。ちなみに現時点での最年少は23歳134日のベッテルであり、2020年シーズン中盤で決められればフェルスタッペンとルクレールにチャンスがあります。ほか可能性があるのはラッセル、ストロール、ノリスの3人となります。
最年長初戴冠でみると、あれ、またファリーナが1位だ。初代チャンピオンが最高齢チャンピオンと、まさに要所を掴んでいます。最高齢は今後更新される可能性を秘めていますが、初代はどうやっても上回ることができない記録です。初を獲るってすごく大変なことだし不安も多いけど、獲ってしまえば永久に名を残しておける絶好な位置ですね。まるでオセロの「角」みたい。そんな軽いモンじゃないって?!

《チャンピオンを最後に獲得した年齢》
  1   46歳 J・M・ファンジオ       (57)5回目
  2   43歳 J・ファリーナ              (50)1回目
  3   40歳 J・ブラバム                  (66)3回目
  4   39歳 N・マンセル                 (92)1回目
  5   39歳 G・ヒル                        (96)2回目
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
29   28歳 K・ライコネン              (07)1回目 ◯
30   27歳 E・フィッティパルディ(74)2回目
31   26歳 S・ベッテル                  (13)4回目 ◯
32   26歳 J・ヴィルヌーブ            (97)1回目
33   25歳 F・アロンソ                  (06)2回目
       平均32.90歳

こちらはチャンピオン最終獲得の年齢を「高齢」の方から並べました。先程触れたファンジオの5回目46歳が堂々の1位です。こうやってみると、初戴冠28歳から12年の歳月を経て40歳を迎えたライコネンまだまだ若くみえますね。miyabikunも実はまだF1イケるかなぁ、クビカの後任に使ってもらおうかな(笑)
驚くのは最年少ベッテルが26歳までに4回を獲得して、現時点の最終獲得となっている点。26歳なんて、まだまだこれからじゃん!26歳以降にチャンピオンを獲得したドライバーの方がむしろ多いくらい。今が32歳でしょう、そうだなぁ30歳と31歳の年はチャンスだったんじゃないかなぁ。よく思い出してくれ、色々やったよね、もったいないこと。来年33歳が正念場になりそうだよ、頑張ってね!

《複数回チャンピオンに要した空白期間》
  1   6年間 N・ラウダ           (78〜83)※
  2   5年間 J・ブラバム        (61〜65)
       5年間 G・ヒル              (63〜67)
       5年間 L・ハミルトン    (09〜13)
  5   4年間 M・シューマッハ(96〜99)
  ※F1を一時引退した期間を含む

最後は「ブランクのあるチャンピオン獲得期間」について整理しました。引退し復活した者はキャリア年でなく年齢から割り出しています。こちらも上位5人まで。最長ブランクは78年から一度航空会社経営に特化するために引退し、また呼び声かかりマクラーレンから復活して84年のチャンピオンとなったラウダの6年です。チームやマシンはガラリと変わっても、名うてのドライバーがステアリングを握れば獲れるものなんですね。当時成長真っ盛りの若手チームメイトのプロストを0.5ポイント抑えて12年目となる35歳で3回目を獲得しています。J・ブラバムはクーパーの一員で2回、その後5年の時を経て自らのチームで1回獲りました。近年は絶対的地位を確保し続けるハミルトンも2009年から13年までは優勝は必ず獲りつつもマシン適応とチャンスを伺う時期は経験して「弱点の少ないドライバー」となって帰ってきています。キャリアを積むということは、酸いも甘いも知っているということ。先程触れた「チャンピオン経験者」にも冷静さと頭を使ってチャンスをうかがってほしいものですね。

長くなりましたが、今回は歴代チャンピオンを「年数、年齢」の観点からみてきました。今後他の目線からこれらチャンピオンを解く予定ですので、準備が整い次第アップします。


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前半戦のF1、皆さんはどう感じましたか?!またオフシーズンはいかがお過ごしでしたでしょうか?!シーズン後半戦に入る前に、毎年恒例の独断と偏見の総評と今後期待したいことを書きなぐります。数字のヤツはシーズン2/3を過ぎたイタリアGP明けを予定しています。アジアラウンドに移る間、仕事上がりの夜な夜なレース結果をまとめなきゃ。将来のF1が何レースに増えても、夏休みでシーズン折り返しになってくれるだけでmiyabikunだいぶ助かるのですがー。

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《飛躍したチーム、ドライバー》
チャンピオン連覇に向けて堅実にポイントを積み重ねるハミルトンが成績的に最も安定しているのはもちろんのこと、日々成長を続けているフェルスタッペンには目が離せませんね。毎年同じことを言っています。荒削りで速かった今までとはまるで違う落ち着きと賢さを身に付けて、チャンピオン獲得の資質をしっかりと見せつけてくれています。いつ獲れるのか長らく期待させたポールポジションも第12戦ハンガリーGPで手にし、シーズン目標5勝を掲げている中、現在2勝を1人で挙げました。持ち味はなんといっても抜き難いと言われる現代のF1でも果敢にアタックするガッツ。観ていて毎回爽快です。危なげない走りはだいぶ減りましたしね!F1が無くならない限り、彼のカラダが無事な限りは早かれ遅かれチャンピオンになると確信します。
チームの方は、少し意外に感じたマクラーレンの飛躍でした。サインツは中堅に入るドライバー、毎年のようにチームが変わり腰を据えたキャリアを重ねられていませんでした。ところが今シーズンからのマクラーレンでは予選より決勝を粘り強く入賞まで持っていける走りができています。サインツは名門マクラーレンの「本当の復活」を預かるエースに成長しました。合わせて最年少新人のノリスの期待以上の速さと安定感も明るい話題です。サインツと対等、もしくは半歩前にいく予選。そして先輩にも物怖じなく肩を並べる堂々とした決勝と、今の時点の新人賞最有力候補で間違いなし!
上記のドライバー、チームに関連しているのは「ホンダとルノーのスイッチ」ですね。今シーズンの注目される点の一つでもあったわけですが、いずれも出力不足や不安定な信頼性となかなか結果を出せずにいた2エンジンが入れ替わり、何ともうまい具合にいきました。レッドブルはホンダとの相性もよく、心配されたトップチームとのタッグも様になってきました。またマクラーレンはエンジンそのものというよりも、ドライバーとシャシーの出来で不満なく、むしろ清々しく前半戦を終えられたことでしょう。F1界の「雑音」が2つも一遍に解消されてよかった(笑)

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《期待ハズレ》
悪い方の話も毎回同じ気がします。言わず
と知れた「ヤツら」です。F1随一の名門で、本来ならこんなに独走させなかったであろうフェラーリが近年の「A級戦犯」と定着してしまっています。名門でなく「迷門」と呼ぼうかな(笑)シーズン前テストを鵜呑みにするわけではないけど、速さを晒すよりも冷静さと賢い戦略を立てましょうよ、いい加減に。毎年のお決まりになっちゃってますし、見掛け倒し感が半端じゃない。チーム代表やドライバーにも問題がないとは言わないけど、個を責める前にチーム全般が良くない。あらゆる面で失敗。この調子ではシーズン終了時点で3番手チームになる可能性も見えてきました。それも「フェルスタッペン1人に負ける」という、実に無様な内容で。ベッテルの苛立ちは分からなくもないが、それを個人的に拍車をかける必要も全く無い。速さはまだまだ充分にあるし「前だけ見て」走りゃあいい(もちろんドライブ中は横も見てね)ルクレールも満を持す「前に」トップチーム昇格は喜ばしい出来事ではありましたが、やっぱりお利口さんもまだ若い、地元モナコGPの散らかりは「鍛錬の必要さ」を晒した一面でした。ベッテルはともかく、ルクレールには時間も充分あります。悔しさややり切れなさはレースを続けていれば頻繁に遭遇します。賢いんだからグッと堪えて次なる方策を導いていってほしいと思います。次の初優勝は恐らく君だから。
後半戦を前に、予想通りガスリーが「弟クラス戻り」となりました。ファンの方には申し訳ないのですが、当然の采配としか言えません。何せチームは「コンストラクター3位」を抜け出し、早くメルセデスを捕まえにいきたいのです。フェルスタッペン比がどうという前に、トロ・ロッソやマクラーレンに手を焼き、ミスをしているようではレッドブルのシートは務まりません。最低でも6位は絶対堅持、マシンに慣れてきてフェルスタッペン食いやフェラーリの1台を打ち負かす走りが要求されます。一発の速さがあろうが、チームメイトが怪物だろうが、前が離れていて手が届かなかろうが関係ない。ガスリーは「トップチームのプロドライバー」なのだから。トロ・ロッソ戻りになっただけ有難いと思い、悔しさはクビアト先輩やアルボンを確実に上回ることで発揮してほしいですね。
ウィリアムズ、特にクビカにもガッカリです。miyabikunあれだけシーズン前から持ち上げて、ラッセルの規範になるような走りを願ったのですが、その想い儚くあの「前照灯」で後方乱気流として追いやられてしまった模様。

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《今後予想されそうな、期待したい展開》
重ね重ねになりますが、この流れで続けば恐らくチャンピオンはメルセデスから輩出され、あわよくばフェルスタッペンが1人で食らいつく構図になるでしょう。誰でもいいんです、誰かが「政権交代」してくれれば。ただこれがなかなかキングも乱れない。何だかいつも風向きも自分の方に持っていけてしまう。実力もさることながら「引きよせるトリック」を持ち合わせているかのようですね。運も実力のうちです。
まずレッドブルの公約通り「シーズン5勝」を果たしてもらいましょう。どこならイケるかな、シンガポール、日本、メキシコ、あとブラジルやアブダビが有力でしょうか。ただ今シーズン勝ってきたのがオーストリアとドイツという、比較的高速寄りのサーキットなんですよね。日本はこれから涼しくなる季節だけど、F1ウィークは灼熱になってもらえればより有利に傾くでしょうか。その前にエンジンがイッちゃうのも恐い。
フェラーリは少なくとも2勝はもぎ取りましょう!最悪な事態は避けましょう!ベッテルとルクレールの一つずつでいい、ベルギーとイタリアを逃したら、あとは、、ほぼ無い。マクラーレンも4番手確定を目指して頑張ってほしいですね!もしかしたら、来シーズンあたりは迷門を食うかもしれない?!アルファロメオでゆるりと入賞をさらうおっちゃんには贅沢は言いません、入賞マスターで機嫌良くいてもらえれば。
ハースの2人には懲りるまで思う存分にバチバチやってもらい、コース脇で82年ドイツGPのピケ張りの殴り合いで笑わせてもらって、ピットに帰還して2人ともボスにぶん殴られるくらいの「見どころ」をお願いしましょうか。もはや、期待はF1ではない、K1かM1の方(笑)

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《チームやドライバー毎に思うことを一言で》
メルセデス
・夏のヨーロッパを過ぎれば、あとは余裕
・頭を抱えるは来季のラインナップか
フェラーリ
・とりあえず、1人1勝はしましょ
・マシンコンセプトをはじめ、ほとんどが失敗
レッドブル
・ホンダで勝てる、フェルスタッペンで勝てる
・昇格アルボンの適応力は如何に?!
ルノー
・「口だけ番長」感が強い
・若手のサプライヤーにも勝てないワークス
ハース
・何位を走れど、存在感は抜群
・やれやれー、もっとやれー!(笑)
マクラーレン
・膿を抜き、4番手チーム復帰まであと少し!
・将来的に楽しみなドライバーラインナップ
レーシングポイント
・色は目立つが、レースはほとんど目立たず
・お得意市街地、残るはあとたったの1箇所
アルファロメオ
・ゆるゆるおっちゃん、やることはやる!
・ジョビナッツィはとにかく下手くそ
トロ・ロッソ
・降格組のガチンコ対決は楽しみ
・ガスリーはココでダメなら、アウトー
ウィリアムズ
・クビカ、クビか?
・ラッセルを活かせるチームを大募集!

miyabikunの8月はブログも休み休み、ダラダラしてしまいました。内容もズルいネタばかりが続きました、すみません。。暑いのは辛いけど、やっぱり夏は暑く過ごしたかったです。盆休みも終わったし、F1の夏休みも終わります。そろそろ後半戦に備えて、気合い入れなきゃ!

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